JPH05148420A - ポリフエニレンサルフアイド樹脂組成物 - Google Patents
ポリフエニレンサルフアイド樹脂組成物Info
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- JPH05148420A JPH05148420A JP31467691A JP31467691A JPH05148420A JP H05148420 A JPH05148420 A JP H05148420A JP 31467691 A JP31467691 A JP 31467691A JP 31467691 A JP31467691 A JP 31467691A JP H05148420 A JPH05148420 A JP H05148420A
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- polyphenylene sulfide
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Abstract
(57)【要約】
【目的】高度の機械的性質を保持した上で、耐水性及び
絶縁材料として用いられる場合の多湿下での絶縁特性を
低下させることなく、特に成形加工時の金属腐蝕やその
成形品を用いた組立部品の金属部の腐蝕、さらにはイン
サ−ト金属部品の腐蝕の大幅に減じられたポリフェニレ
ンサルファイド樹脂組成物を得る。 【構成】ポリフェニレンサルファイド樹脂100重量部
に対して、アジピン酸金属塩例えばアジピン酸亜鉛を
0.01〜10重量部添加することを特徴とするポリフ
ェニレンサルファイド樹脂組成物。
絶縁材料として用いられる場合の多湿下での絶縁特性を
低下させることなく、特に成形加工時の金属腐蝕やその
成形品を用いた組立部品の金属部の腐蝕、さらにはイン
サ−ト金属部品の腐蝕の大幅に減じられたポリフェニレ
ンサルファイド樹脂組成物を得る。 【構成】ポリフェニレンサルファイド樹脂100重量部
に対して、アジピン酸金属塩例えばアジピン酸亜鉛を
0.01〜10重量部添加することを特徴とするポリフ
ェニレンサルファイド樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形加工時における金
型の腐蝕やその成形品を用いた組立部品の金属部の腐蝕
を減じたポリフェニレンサルファイド(以下、PPSと
略す。)樹脂組成物に関するものである。
型の腐蝕やその成形品を用いた組立部品の金属部の腐蝕
を減じたポリフェニレンサルファイド(以下、PPSと
略す。)樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PPS樹脂は、極めて高度の耐熱性、対
薬品性、電気的性質、耐燃焼性を有し、更に強化充填材
等を用いて強化することにより優れた機械的強度、剛
性、寸法安定性を示すことが知られており、電気・電子
部品、自動車部品さらには機械部品等の各種成形用途に
広く用いられている。
薬品性、電気的性質、耐燃焼性を有し、更に強化充填材
等を用いて強化することにより優れた機械的強度、剛
性、寸法安定性を示すことが知られており、電気・電子
部品、自動車部品さらには機械部品等の各種成形用途に
広く用いられている。
【0003】しかしながら、PPS樹脂は、高温下及び
溶融時において金属腐蝕性ガスを発生するために成形時
に金型や成形機を腐蝕させたり、成形品を100℃以
上、融点未満でエ−ジング処理する場合において、その
成形品を用いた組立部品の金属部を腐蝕させるもしくは
インサ−ト金属部品が腐蝕する等の問題点が生じてい
る。
溶融時において金属腐蝕性ガスを発生するために成形時
に金型や成形機を腐蝕させたり、成形品を100℃以
上、融点未満でエ−ジング処理する場合において、その
成形品を用いた組立部品の金属部を腐蝕させるもしくは
インサ−ト金属部品が腐蝕する等の問題点が生じてい
る。
【0004】例えば、PPS樹脂をリレ−ベ−スに使用
した場合、リレ−の金属接点が腐蝕して接点不良が発生
したり、またインサ−ト金属部におけるハンダ接着性が
腐蝕により低下するなどのトラブルが発生している。
した場合、リレ−の金属接点が腐蝕して接点不良が発生
したり、またインサ−ト金属部におけるハンダ接着性が
腐蝕により低下するなどのトラブルが発生している。
【0005】これらの問題点に関し、金属腐蝕性ガスを
低減する方法としては、従来よりアルカリ金属の水酸化
物または炭酸塩を添加する方法(米国特許401745
0号)や周期律表IIa族金属の水酸化物、酸化物、芳
香族カルボン酸塩を添加する方法(特開昭62−109
850号)等が知られている。しかしながら、いずれの
場合も十分な効果が得られず、特にPPS樹脂を100
℃以上融点未満でエ−ジングした場合の例えば銀腐蝕防
止においては、全く効果がないと言ってよい。
低減する方法としては、従来よりアルカリ金属の水酸化
物または炭酸塩を添加する方法(米国特許401745
0号)や周期律表IIa族金属の水酸化物、酸化物、芳
香族カルボン酸塩を添加する方法(特開昭62−109
850号)等が知られている。しかしながら、いずれの
場合も十分な効果が得られず、特にPPS樹脂を100
℃以上融点未満でエ−ジングした場合の例えば銀腐蝕防
止においては、全く効果がないと言ってよい。
【0006】更にいずれの場合も添加物自体が水溶性で
ある、もしくは水溶性でなくとも吸湿性を有するが故
に、上記のような化合物の添加により耐水性が低下し、
さらにガラス繊維等で強化したような絶縁材料用として
用いられる場合多湿下での絶縁特性を大幅に低下させる
原因となっているのが現状である。
ある、もしくは水溶性でなくとも吸湿性を有するが故
に、上記のような化合物の添加により耐水性が低下し、
さらにガラス繊維等で強化したような絶縁材料用として
用いられる場合多湿下での絶縁特性を大幅に低下させる
原因となっているのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高度
の機械的性質を保持した上で、耐水性及び絶縁材料とし
て用いられる場合の多湿下での絶縁特性を低下させる事
なく、特に成形加工時の金属腐蝕やその成形品を用いた
組立部品の金属部の腐蝕、さらにはインサ−ト金属部品
の腐蝕の大幅に減じられたポリフェニレンサルファイド
樹脂組成物を提供することにある。
の機械的性質を保持した上で、耐水性及び絶縁材料とし
て用いられる場合の多湿下での絶縁特性を低下させる事
なく、特に成形加工時の金属腐蝕やその成形品を用いた
組立部品の金属部の腐蝕、さらにはインサ−ト金属部品
の腐蝕の大幅に減じられたポリフェニレンサルファイド
樹脂組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意検討を実施した結果、PPS樹脂に対
してアジピン酸金属塩を添加することにより、高度の機
械的性質を保持した上で、耐水性及び絶縁材料として用
いられる場合の多湿下での絶縁特性を低下させる事な
く、特に成形加工時の金属腐蝕やその成形品を用いた組
立部品の金属部の腐蝕、さらにはインサ−ト金属部品の
腐蝕の大幅に減じられることを見い出し、本発明を完成
するに至った。
を達成すべく鋭意検討を実施した結果、PPS樹脂に対
してアジピン酸金属塩を添加することにより、高度の機
械的性質を保持した上で、耐水性及び絶縁材料として用
いられる場合の多湿下での絶縁特性を低下させる事な
く、特に成形加工時の金属腐蝕やその成形品を用いた組
立部品の金属部の腐蝕、さらにはインサ−ト金属部品の
腐蝕の大幅に減じられることを見い出し、本発明を完成
するに至った。
【0009】即ち本発明は、PPS樹脂にアジピン酸金
属塩を添加することを特徴とするPPS樹脂組成物を提
供するものである。
属塩を添加することを特徴とするPPS樹脂組成物を提
供するものである。
【0010】
【構成】本発明の組成物の特徴は、高度の機械的性質を
保持した上で、成形用金型及びその成形品を用いた組立
部品の金属部に対する腐蝕性が著しく低減され、さらに
は特に良好なる耐水性及び絶縁材料として用いられる場
合にも多湿下において優れた絶縁特性を有することにあ
る。
保持した上で、成形用金型及びその成形品を用いた組立
部品の金属部に対する腐蝕性が著しく低減され、さらに
は特に良好なる耐水性及び絶縁材料として用いられる場
合にも多湿下において優れた絶縁特性を有することにあ
る。
【0011】前述のように、周期律表IA族の水酸化
物、炭酸塩は水に易溶性のものが多く、又周期律表II
A族の水酸化物、酸化物等も吸湿性のものが多い。加え
て、従来の方法では融点未満でPPS樹脂組成物及びそ
の成形品を加熱エ−ジングした場合、金属(特に銀)腐
蝕性に対し全く効果が見られなかった。
物、炭酸塩は水に易溶性のものが多く、又周期律表II
A族の水酸化物、酸化物等も吸湿性のものが多い。加え
て、従来の方法では融点未満でPPS樹脂組成物及びそ
の成形品を加熱エ−ジングした場合、金属(特に銀)腐
蝕性に対し全く効果が見られなかった。
【0012】これに対し、本発明において添加せるアジ
ピン酸金属塩は、水に対して難溶性であり、PPS樹脂
よりの金属腐蝕性ガスの捕獲能力も極めて高い。更に本
発明において添加するアジピン酸金属塩は、溶融時の金
型等の腐蝕防止に加え、融点未満加熱エ−ジング時の金
属(特に銀)腐蝕防止に対し卓越した効果を有する。
ピン酸金属塩は、水に対して難溶性であり、PPS樹脂
よりの金属腐蝕性ガスの捕獲能力も極めて高い。更に本
発明において添加するアジピン酸金属塩は、溶融時の金
型等の腐蝕防止に加え、融点未満加熱エ−ジング時の金
属(特に銀)腐蝕防止に対し卓越した効果を有する。
【0013】それ故に、本発明の組成物は、PPS樹脂
より発生する金属腐蝕性ガスを大幅に低減し、且つ著し
く改良された耐水性を有し、さらには絶縁材料用として
用いられる場合には長期にわたる多湿下での体積固有抵
抗保持能に代表されるような絶縁特性にきわめて優れる
と考えられる。
より発生する金属腐蝕性ガスを大幅に低減し、且つ著し
く改良された耐水性を有し、さらには絶縁材料用として
用いられる場合には長期にわたる多湿下での体積固有抵
抗保持能に代表されるような絶縁特性にきわめて優れる
と考えられる。
【0014】本発明に使用するPPS樹脂は、一般式
(−φ−S−)(但し、−φ−は、p−フェニレン基を
示し、以下も同様とする。)で示される構成単位を70
モル%以上含むものが好ましく、その量が70モル%未
満では優れた特性の組成物は得難い。
(−φ−S−)(但し、−φ−は、p−フェニレン基を
示し、以下も同様とする。)で示される構成単位を70
モル%以上含むものが好ましく、その量が70モル%未
満では優れた特性の組成物は得難い。
【0015】このポリマ−の重合方法としては、P −ジ
クロルベンゼンを硫黄と炭酸ソ−ダの存在下で重合させ
る方法、極性溶媒中で硫化ナトリウムあるいは水硫化ナ
トリウムと水酸化ナトリウムまたは硫化水素と水酸化ナ
トリウムの存在下で重合させる方法、P −クロルチオフ
ェノ−ルの自己縮合などが挙げられるが、N −メチルピ
ロリドン、ジメチルアセトアミドなどのアミド系溶媒や
スルホラン等のスルホン系溶媒中で硫化ナトリウムとP
−ジクロルベンゼンを反応させる方法が適当である。こ
の際に重合度を調節するためにカルボン酸やスルホン酸
のアルカリ金属塩を添加したり、水酸化アルカリを添加
することは好ましい方法である。
クロルベンゼンを硫黄と炭酸ソ−ダの存在下で重合させ
る方法、極性溶媒中で硫化ナトリウムあるいは水硫化ナ
トリウムと水酸化ナトリウムまたは硫化水素と水酸化ナ
トリウムの存在下で重合させる方法、P −クロルチオフ
ェノ−ルの自己縮合などが挙げられるが、N −メチルピ
ロリドン、ジメチルアセトアミドなどのアミド系溶媒や
スルホラン等のスルホン系溶媒中で硫化ナトリウムとP
−ジクロルベンゼンを反応させる方法が適当である。こ
の際に重合度を調節するためにカルボン酸やスルホン酸
のアルカリ金属塩を添加したり、水酸化アルカリを添加
することは好ましい方法である。
【0016】共重合成分として30モル%未満であれ
ば、メタ結合〔−(m-フェニレン)−S−〕、エ−テ
ル結合(−φ−O−φ−S−)、スルホン結合(−φ−
SO2−φ−S−)、スルフィドケトン結合(−φ−C
O−φ−S−)、ビフェニル結合(−φ−φ−S−)
や、以下に示す置換フェニルスルフィド結合(化1)、
3官能フェニルスルフィド結合(化2)、ナフチル結合
(化3)等を含有していても結晶性に大きく影響しない
範囲でかまわないが、好ましくは共重合成分は10モル
%以下がよい。
ば、メタ結合〔−(m-フェニレン)−S−〕、エ−テ
ル結合(−φ−O−φ−S−)、スルホン結合(−φ−
SO2−φ−S−)、スルフィドケトン結合(−φ−C
O−φ−S−)、ビフェニル結合(−φ−φ−S−)
や、以下に示す置換フェニルスルフィド結合(化1)、
3官能フェニルスルフィド結合(化2)、ナフチル結合
(化3)等を含有していても結晶性に大きく影響しない
範囲でかまわないが、好ましくは共重合成分は10モル
%以下がよい。
【0017】
【化1】
【0018】
【化2】
【0019】
【化3】
【0020】特に3官能性以上のフェニル、ビフェニ
ル、ナフチルスルフィド結合等を共重合成分に選ぶ場合
には3モル%以下、更に好ましくは1モル%以下がよ
い。
ル、ナフチルスルフィド結合等を共重合成分に選ぶ場合
には3モル%以下、更に好ましくは1モル%以下がよ
い。
【0021】かかるPPS樹脂は一般的な製造法、例え
ば(1)ハロゲン置換芳香族化合物と硫化アルカリとの
反応(米国特許2513188号、特公昭44−276
71号および特公昭45−3368号参照)、(2)チ
オフェノ−ル類のアルカリ触媒または銅塩等の共存下に
おける縮合反応(米国特許第3274165号、英国特
許第1160660号参照)、(3)芳香族化合物を塩
化硫黄とのルイス酸触媒存在下における縮合反応(特公
昭46−27255号、ベルギ−特許第29437号参
照)等により合成されるものであり、目的に応じ任意に
選択し得る。
ば(1)ハロゲン置換芳香族化合物と硫化アルカリとの
反応(米国特許2513188号、特公昭44−276
71号および特公昭45−3368号参照)、(2)チ
オフェノ−ル類のアルカリ触媒または銅塩等の共存下に
おける縮合反応(米国特許第3274165号、英国特
許第1160660号参照)、(3)芳香族化合物を塩
化硫黄とのルイス酸触媒存在下における縮合反応(特公
昭46−27255号、ベルギ−特許第29437号参
照)等により合成されるものであり、目的に応じ任意に
選択し得る。
【0022】本発明において添加せるアジピン酸金属塩
の例としては、好ましくはアジピン酸ナトリウム、アジ
ピン酸カルシウム、アジピン酸亜鉛を挙げることができ
る。特に好ましくはアジピン酸亜鉛を挙げることができ
る。
の例としては、好ましくはアジピン酸ナトリウム、アジ
ピン酸カルシウム、アジピン酸亜鉛を挙げることができ
る。特に好ましくはアジピン酸亜鉛を挙げることができ
る。
【0023】さらに本発明におけるアジピン酸金属塩の
添加量は、PPS樹脂100重量部に対し0.01〜1
0重量部であり、添加量がその範囲であれば金属腐蝕性
ガス低減効果が大きく、又組成物の溶融流動性も良好
で、高度な機械的性質を有する。
添加量は、PPS樹脂100重量部に対し0.01〜1
0重量部であり、添加量がその範囲であれば金属腐蝕性
ガス低減効果が大きく、又組成物の溶融流動性も良好
で、高度な機械的性質を有する。
【0024】本発明の組成物には、機械的特性の向上を
図る上で各種の強化材、充填剤を添加することが出来
る。本発明で用いることが出来る強化材、充填材として
は、ガラス繊維、炭素繊維、チタン酸カルシウム、チタ
ン酸カリウム、炭化珪素、アラミド繊維、セラミック繊
維、金属繊維、窒化珪素、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、カオリン、クレ−、ベントナイト、セリサイト、ゼ
オライト、マイカ、雲母、タルク、ウオ ラストナイト、
PMF,フェライト、珪酸カルシウム、炭酸カルシウ
ム、ドロマイト、三酸化アンチモン、酸化チタン、酸化
鉄、ミルドガラス、ガラスビ−ズ、ガラスバル−ン等が
ある。
図る上で各種の強化材、充填剤を添加することが出来
る。本発明で用いることが出来る強化材、充填材として
は、ガラス繊維、炭素繊維、チタン酸カルシウム、チタ
ン酸カリウム、炭化珪素、アラミド繊維、セラミック繊
維、金属繊維、窒化珪素、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、カオリン、クレ−、ベントナイト、セリサイト、ゼ
オライト、マイカ、雲母、タルク、ウオ ラストナイト、
PMF,フェライト、珪酸カルシウム、炭酸カルシウ
ム、ドロマイト、三酸化アンチモン、酸化チタン、酸化
鉄、ミルドガラス、ガラスビ−ズ、ガラスバル−ン等が
ある。
【0025】さらに本発明の組成物には、黒鉛、二硫化
モリブデン、ポリテトラフルオロエチレン等の潤滑剤及
びその安定化剤を含むことが出来る。
モリブデン、ポリテトラフルオロエチレン等の潤滑剤及
びその安定化剤を含むことが出来る。
【0026】又、本発明の組成物は、本発明の目的を損
なわない範囲で、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収
剤、滑剤、結晶核剤、着色剤、シランカップリング剤等
を添加することによって制約を受けない。
なわない範囲で、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収
剤、滑剤、結晶核剤、着色剤、シランカップリング剤等
を添加することによって制約を受けない。
【0027】さらに本発明の組成物には、本発明の目的
を損なわない範囲で熱硬化性樹脂、及び他の熱可塑性樹
脂、例えばエポキシ樹脂、シリコ−ン樹脂、ポリイミ
ド、ポリフェニレンエ−テル、ポリアミド、ポリカ−ボ
ネ−ト、ポリサルフォン、ポリエ−テルサルフォン、ポ
リアリレ−ト、ポリアセタ−ル、ポリエ−テルケトン、
ポリエ−テルエ−テルケトン、ポリブチレンテレフタレ
−ト、ポリエチレンテレフタレ−ト、液晶ポリマ−、ポ
リアミドイミド、ポリエ−テルイミド、などを1種類以
上ブレンドする事が出来る。
を損なわない範囲で熱硬化性樹脂、及び他の熱可塑性樹
脂、例えばエポキシ樹脂、シリコ−ン樹脂、ポリイミ
ド、ポリフェニレンエ−テル、ポリアミド、ポリカ−ボ
ネ−ト、ポリサルフォン、ポリエ−テルサルフォン、ポ
リアリレ−ト、ポリアセタ−ル、ポリエ−テルケトン、
ポリエ−テルエ−テルケトン、ポリブチレンテレフタレ
−ト、ポリエチレンテレフタレ−ト、液晶ポリマ−、ポ
リアミドイミド、ポリエ−テルイミド、などを1種類以
上ブレンドする事が出来る。
【0028】本発明の組成物は、種々の公知の方法で調
製することが出来る。例えば、PPS樹脂と本発明にお
いて添加せるアジピン酸金属塩をあらかじめヘンシェル
ミキサ−またはタンブラ−等で混合の後、1軸または2
軸押出混練機などに供給して、260〜360℃で溶融
混練し、造粒する事により得ることが出来る。また、混
合に際し必要に応じて他の強化材、充填剤や各種添加剤
を添加してもよい。
製することが出来る。例えば、PPS樹脂と本発明にお
いて添加せるアジピン酸金属塩をあらかじめヘンシェル
ミキサ−またはタンブラ−等で混合の後、1軸または2
軸押出混練機などに供給して、260〜360℃で溶融
混練し、造粒する事により得ることが出来る。また、混
合に際し必要に応じて他の強化材、充填剤や各種添加剤
を添加してもよい。
【0029】本発明の組成物は、電気・電子部品、機械
部品、自動車部品などの各種用途に適用されるものであ
るが、特に絶縁材料用として用いられる場合には、スイ
ッチ部品、リレ−部品、コネクタ等の工業材料として有
用である。
部品、自動車部品などの各種用途に適用されるものであ
るが、特に絶縁材料用として用いられる場合には、スイ
ッチ部品、リレ−部品、コネクタ等の工業材料として有
用である。
【0030】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に説明す
る。
る。
【0031】本実施例中に示す各特性の試験値は、次記
の方法・規格によるものである。
の方法・規格によるものである。
【0032】<機械的性質:曲げ強度>造粒後ペレット
により、3mm厚曲げ試験用試片を作成し、曲げ強度
(ASTM D−790に準拠)を測定した。
により、3mm厚曲げ試験用試片を作成し、曲げ強度
(ASTM D−790に準拠)を測定した。
【0033】<金属腐蝕性(融点未満加熱エ−ジング時
の銀腐蝕性)>第1図に示す如く、120℃/3時間乾
燥済みの造粒後ペレット(1)各50gをガラス製耐圧
びん(2)に入れ、その中に銀メッキ板(3)(メッキ
厚み:7μm,重さ:20g)を完全に埋没させて、金
属製固定用治具(4)にて密閉状態とし、180℃下5
0時間加熱する。加熱処理後、銀メッキ板(3)の腐蝕
状態を観察する。
の銀腐蝕性)>第1図に示す如く、120℃/3時間乾
燥済みの造粒後ペレット(1)各50gをガラス製耐圧
びん(2)に入れ、その中に銀メッキ板(3)(メッキ
厚み:7μm,重さ:20g)を完全に埋没させて、金
属製固定用治具(4)にて密閉状態とし、180℃下5
0時間加熱する。加熱処理後、銀メッキ板(3)の腐蝕
状態を観察する。
【0034】<耐湿絶縁特性(絶縁材料用として用いら
れた場合の耐水性)>造粒したペレットより 1.6m
m厚のASTM D−257用円板を成形し、該試片を
120℃、2kgf/cm2の条件下で30時間プレッ
シャ−クッカ−処理した後(PCT後)、体積固有抵抗
値を測定して初期値と比較した。(尚、体積固有抵抗値
測定は、ASTM D−257に準拠)
れた場合の耐水性)>造粒したペレットより 1.6m
m厚のASTM D−257用円板を成形し、該試片を
120℃、2kgf/cm2の条件下で30時間プレッ
シャ−クッカ−処理した後(PCT後)、体積固有抵抗
値を測定して初期値と比較した。(尚、体積固有抵抗値
測定は、ASTM D−257に準拠)
【0035】参考例1 (PPS樹脂の合成) 50スケ−ルのオ−トクレ−ブにN−メチルピロリドン
をモル比で70、硫化ナトリウム9水塩を0.99、安
息香酸ナトリウムを0.60、水酸化ナトリウムを0.
15のモル比で仕込み(50モルスケ−ル)、窒素気流
中で210℃昇温し脱水率110%まで脱水を行った。
系を160℃まで冷却後、P−ジクロルベンゼンをモル
比1.0で仕込み封をした後、窒素で内圧を2.5kg
/cm2まで加圧した。重合による発熱を考慮しなが
ら、温度コントロ−ルを行って、270℃まで昇温し、
5時間攪拌下に重合を行った。内圧は、17kg/cm
2に上昇していた。
をモル比で70、硫化ナトリウム9水塩を0.99、安
息香酸ナトリウムを0.60、水酸化ナトリウムを0.
15のモル比で仕込み(50モルスケ−ル)、窒素気流
中で210℃昇温し脱水率110%まで脱水を行った。
系を160℃まで冷却後、P−ジクロルベンゼンをモル
比1.0で仕込み封をした後、窒素で内圧を2.5kg
/cm2まで加圧した。重合による発熱を考慮しなが
ら、温度コントロ−ルを行って、270℃まで昇温し、
5時間攪拌下に重合を行った。内圧は、17kg/cm
2に上昇していた。
【0036】次に系を冷却後放圧し、内容物を大量の水
中へ注ぎ、フレ−ク状のポリマ−を回収した。ポリマ−
は熱水とアセトンによる洗浄を繰り返して、最終的に7
0%の収率で白色フレ−ク状であった。このPPS樹脂
パウダ−をリボンブレンダ−に投入し、270℃で空気
を吹き込みながら攪拌し、パウダ−状態でPPSを一部
架橋せしめて最終的に固有粘度が0.3になるまで加熱
処理した。
中へ注ぎ、フレ−ク状のポリマ−を回収した。ポリマ−
は熱水とアセトンによる洗浄を繰り返して、最終的に7
0%の収率で白色フレ−ク状であった。このPPS樹脂
パウダ−をリボンブレンダ−に投入し、270℃で空気
を吹き込みながら攪拌し、パウダ−状態でPPSを一部
架橋せしめて最終的に固有粘度が0.3になるまで加熱
処理した。
【0037】実施例1〜5及び比較例1〜6 参考例1で合成したPPS樹脂を用い、第1表に示す原
料を表中の割合で均一に混合した後、35mmφの二軸
押出機にて、320℃で溶融混練しペレットを得た。
料を表中の割合で均一に混合した後、35mmφの二軸
押出機にて、320℃で溶融混練しペレットを得た。
【0038】このペレットを用いて、金属腐蝕性を評価
した。また、このペレットを用いインラインスクリュ−
式の射出成形機により、シリンダ−温度320℃、金型
温度150℃、射出圧力1000kgf/cm2、射出
スピ−ド中速にて、曲げ強度、耐湿絶縁特性評価用各試
験片を成形し、両特性を評価した。この結果を表1に示
す。
した。また、このペレットを用いインラインスクリュ−
式の射出成形機により、シリンダ−温度320℃、金型
温度150℃、射出圧力1000kgf/cm2、射出
スピ−ド中速にて、曲げ強度、耐湿絶縁特性評価用各試
験片を成形し、両特性を評価した。この結果を表1に示
す。
【0039】
【表1】
【0040】
【本発明の効果】本発明の組成物は、PPS樹脂より発
生する金属腐蝕性ガスを大幅に低減し、且つ著しく改良
された耐水性を有し、更には長期にわたる多湿下での体
積固有抵抗保持能に代表されるような絶縁特性にもきわ
めて優れる。
生する金属腐蝕性ガスを大幅に低減し、且つ著しく改良
された耐水性を有し、更には長期にわたる多湿下での体
積固有抵抗保持能に代表されるような絶縁特性にもきわ
めて優れる。
【図1】本発明の実施例及び比較例の各ペレット状の組
成物についての融点未満加熱エ−ジングの銀腐蝕性を試
験する状態の断面図を示す。
成物についての融点未満加熱エ−ジングの銀腐蝕性を試
験する状態の断面図を示す。
(1) …ペレット状の樹脂組成物 (2) …ガラス製耐圧び
ん (3) …銀メッキ板 (4)…固定用治具
ん (3) …銀メッキ板 (4)…固定用治具
Claims (4)
- 【請求項1】ポリフェニレンサルファイド樹脂に、アジ
ピン酸金属塩を添加することを特徴とするポリフェニレ
ンサルファイド樹脂組成物。 - 【請求項2】アジピン酸金属塩が、アジピン酸ナトリウ
ム、アジピン酸カルシウム、アジピン酸亜鉛から選ばれ
る少なくとも1種である請求項1記載のポリフェニレン
サルファイド樹脂組成物。 - 【請求項3】アジピン酸金属塩が、アジピン酸亜鉛であ
る請求項1記載のポリフェニレンサルファイド樹脂組成
物。 - 【請求項4】ポリフェニレンサルファイド樹脂100重
量部に対して、アジピン酸金属塩を0.01〜10重量
部添加する請求項1〜3のいずれか1つに記載のポリフ
ェニレンサルファイド樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31467691A JPH05148420A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | ポリフエニレンサルフアイド樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31467691A JPH05148420A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | ポリフエニレンサルフアイド樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05148420A true JPH05148420A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18056210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31467691A Pending JPH05148420A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | ポリフエニレンサルフアイド樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05148420A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009155419A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Polyplastics Co | ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物 |
-
1991
- 1991-11-28 JP JP31467691A patent/JPH05148420A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009155419A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Polyplastics Co | ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物 |
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