JPH05152160A - 積層フイルムコンデンサの製造方法 - Google Patents

積層フイルムコンデンサの製造方法

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JPH05152160A
JPH05152160A JP3355401A JP35540191A JPH05152160A JP H05152160 A JPH05152160 A JP H05152160A JP 3355401 A JP3355401 A JP 3355401A JP 35540191 A JP35540191 A JP 35540191A JP H05152160 A JPH05152160 A JP H05152160A
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Yukishige Ikeda
幸重 池田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】1枚巻方式において、複数のマージンを狭間隔
で途中跡切れることなく効率よく連続して形成し、小形
の積層フィルムコンデンサの製造に有効な技術を提供す
ること。 【構成】連続した1枚の片面金属化フィルム上の蒸着金
属層に電気または光エネルギーの照射手段にて非蒸着部
分を形成し、この金属化フィルムを巻取手段にて重ね合
わせてマージン部が反対側に交互にくるようにした積層
フィルムコンデンサの製造方法であって、前記照射手段
は金属化フィルム上に沿って複数個を所定の間隔をあけ
て斜めに配設し、照射時には金属化フィルムの進む向き
に対して手前側の先頭照射手段から照射開始し、この照
射によって形成された非蒸着部分が次照射手段の位置ま
で到達すると前記次照射手段も照射開始して順次非蒸着
部分を形成すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層フィルムコンデン
サの製造方法、特に小形のコンデンサ母素子の製造技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、フィルムコンデンサにお
いては、電子機器の小形・薄形化が進む中で、他の電子
部品と同様により小形化が望まれ、その為、益々高度な
製造技術が必要になってきている。
【0003】このような状況の中で、積層形フィルムコ
ンデンサの母素子を製造する場合の巻取方法について
は、内部電極として使用する金属化フィルムを、マージ
ン(非蒸着部)の位置が反対側になるように2枚重ねで
巻芯に巻回積層する方式と、1枚の金属化フィルムを用
いて丁度上記の2枚重ねと同様のマージン位置になるよ
うに金属化フィルムを一旦加工して巻回積層する、所謂
1枚巻き方式とがある。
【0004】ところで、小形の積層形フィルムコンデン
サを製造するには、金属化フィルム幅もそれに合せて細
いものを使用しなければならず、この為、小形の2枚重
ね方式は、巻芯に巻回する際にずれやすかったり、重ね
合せの設定が難しいなどといった点から、昨今では1枚
巻き方式が注目されだしてきている。
【0005】一般的に、1枚巻き方式での積層フィルム
コンデンサの製造方法には、例えば、図8に示す方法が
ある。これは、1枚の片面金属化フィルムAを円筒状ま
たは平板状の巻芯aに積層巻回する際、図9に示すよう
に、1ターンごとにマージンの位置が上記フィルムAの
幅方向反対側に交互にくるように、レーザ光b等にて非
蒸着部cを形成する。なお、図8のように、非蒸着部c
を複数本同時に形成する場合は、巻芯aに巻回する前ま
たは後工程において、複数条に切離する。そして、図1
0に示すように、巻回して出来上ったフィルム積層体d
の両側部にメタリコンを施こして外部電極を配設するこ
とによって、母素子を形成する。その後、前記母素子を
細かく切断することによって、図11に示すような単位
コンデンサが形成できる。
【0006】上記のように、レーザ光bにて非蒸着部c
を形成する場合、複数本の非蒸着部cを一度に同時に形
成できるため、従来では図8に示すように、帯状の金属
化フィルムA上にレーザ光bの照射手段gを金属化フィ
ルムAの幅方向に対し平行に複数個を配列し、照射する
に際しては同時に開始し、また同時に停止させる方法が
一般に行なわれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、照射手
段gを、金属化フィルムAの幅方向と平行になるように
配列するには、フィルム幅が照射手段gの占める横幅よ
りも十分広い場合には確かに可能である。ところが最近
のように、素子の小形化に対応するためにはフィルム幅
は極めて細いものでなければならなくなってきている。
しかし、現状では照射手段g、特にフィルムに近接する
集光レンズを小さくできず、集光レンズ群を横に並べる
と、フィルム幅以上にスペースを必要とするため、金属
化フィルムA上に狭間隔で複数本の非蒸着部cを形成す
ることが極めて困難であった。
【0008】
【発明の目的】そこで本発明は、上記問題点に鑑みなさ
れたもので、複数のマージンを狭間隔で途中跡切れるこ
となく効率よく連続して形成し、小形の積層フィルムコ
ンデンサの製造に有効な技術を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は連続した1枚の片面金属化フィルム上の蒸
着金属層に電気または光エネルギーの照射手段にて非蒸
着部分を形成し、この金属化フィルムを巻取手段にて重
ね合わせてマージン部が反対側に交互にくるようにした
積層フィルムコンデンサの製造方法であって、前記照射
手段は金属化フィルム上に沿って複数個を所定の間隔を
あけて斜めに配設し、各照射手段は横方向に移動が可能
に設定した。
【0010】
【作用】照射手段を動作させる場合、金属化フィルムを
移動させる向きに対して手前側の先頭照射手段から照射
開始し、この照射によって形成された非蒸着部分が次照
射手段の位置まで到達すると、その次照射手段も照射開
始して順次非蒸着部分を形成していく。
【0011】そして、先頭照射手段から最後尾照射手段
まで各照射手段にて非蒸着部分を形成した後、先頭照射
手段から横または斜めの方向に移動させ、前記各工程を
再度繰り返すようにする。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0013】<実施例1>図1は本発明の製造方法に使
用される素子形成システムの一例の概略を示している。
この素子形成システム1は、マージン形成装置2と巻取
装置3及びマージンピッチ計測装置4とから構成されて
いる。
【0014】前記マージン形成装置2は、金属化フィル
ムAを連続的に掛合させて巻取装置3側に送る回転ドラ
ム5と、その回転ドラム5の外周に沿って、レーザ集光
レンズ群(以下、集光レンズ群という)6が配設される
レーザ光照射装置とからなっている。このレーザ光照射
装置は、図示しないレーザ発振器及び前記集光レンズ群
(照射手段)6などからなり、YAGレーザを照射でき
るように構成されている。
【0015】集光レンズ群6は、図2に示すように、金
属化フィルムA上の長手方向に沿って、マージン形成に
必要な個数の集光レンズを所定の間隔をあけて斜めに配
設してある。なお、この集光レンズ群6とフィルム面と
の間隔はレンズの焦点距離によって調整される。また、
この集光レンズ群6は、フィルム面の幅方向にシフトす
る機構になっており、その動作は巻芯8の回転角度に一
致、例えば、1回転分の長さに合せ非蒸着部9を形成す
る毎に横に移動する。このように、移動のタイミングは
巻芯8の回転角度と同期を取ることによって、フィルム
両側部分にマージンが交互に反対側にくるように形成で
きる。
【0016】巻取装置3には、平板状の巻芯8が設けら
れており、これによって、マージン形成装置2及びマー
ジンピッチ計測装置4を通過してきた金属化フィルムA
を連続的に巻回積層することができる。
【0017】マージンピッチ計測装置4は、マージン形
成装置2と巻取装置3との間に設置されている。そし
て、集光レンズ群6によって形成された非蒸着部9の各
ピッチ寸法、すなわち、フィルムの基準面(一方の端
部)から各非蒸着部9の縁までの寸法を常時読取り、設
定された光学的基線に各非蒸着部9の縁が一致するまで
集光レンズを微動、調整できる。また、このマージンピ
ッチ計測装置4は、各非蒸着部9の長さを調整できるよ
うに構成されている。
【0018】このように構成される素子形成シスチム1
におけるマージン形成装置2の動作を図3〜図7に基づ
いて説明する。
【0019】まず、母素子を形成する前工程において、
片面金属化フィルムAを順次回転ドラム5上を通過させ
ると、集光レンズ群6(ここでは説明しやすくなるため
3機にしてある)は、フィルムAの進む向きに対して手
前側の集光レンズ(先頭照射手段)10からレーザ光1
3を照射開始する。その間、他の集光レンズ11,12
からは照射せずにおく。そして、図3に示すように、最
初の照射によって形成された非蒸着部9が次の集光レン
ズ11の位置まで到達すると、直ちに前記集光レンズ1
1からレーザ光13を照射する。更に、順次非蒸着部9
を形成し、図4に示すように、最後尾の集光レンズ12
まで照射していく。最後尾の集光レンズ12が照射開始
すると同時または略同時に先頭の集光レンズ10は横方
向または斜めにシフトする(図中、破線で示してあ
る)。その間、他の集光レンズ11,12は引き続き同
じ状態で照射作動しており、その後、他の集光レンズも
順次同じように横方向にシフトする(図5〜7参照)。
【0020】このようにして、非蒸着部9が形成された
金属化フィルムAは図1に示すように、連続的に次工程
の巻取装置3の巻芯8にて巻取られ、1ターン毎にマー
ジンが交互にくるようにフィルム積層体7が形成でき
る。そして、このフィルム積層体7の巻回側部にメタリ
コンを施こすことによって、母素子が形成でき、この母
素子を細かく切断すれば、基本的には積層形の単位コン
デンサが出来上がる。
【0021】<実施例2>上記実施例1においては、先
頭集光レンズ10を横に移動させる場合、最後尾の集光
レンズ12が照射開始と同時に移動するように説明した
が、集光レンズ群6の照射範囲よりも長さ寸法が長い巻
芯8を使用する場合、例えば、2倍の長さの巻芯8を使
用すると、最後尾の集光レンズ12が照射開始しても、
先頭集光レンズ10は直ちに移動せず、巻芯8の長さと
略同じ長さに達した時に移動が開始される。このように
設定すれば、集光レンズ群6の照射範囲に対して巻芯8
の長さがいくら長くても対応できる。なお、上記実施例
においては、集光レンズ群6を、回転ドラム5上で金属
化フィルムAにレーザ光13を照射させるように配設し
たが、平面上に金属化フィルムAを載置し、その上から
集光レンズ群6よりレーザ光13を照射するようにして
もよい。また、レーザ光13に限らず照射手段は、電気
的エネルギーによってもよく、特許請求の範囲に記載の
技術的思想の範囲内において種々設計的な変更が可能で
ある。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明の積層フィルムコ
ンデンサの製造方法は、電気または光エネルギーの照射
手段を、連続した1枚の片面金属化フィルム上に複数個
斜めに配設し、照射時には金属化フィルムの進む向きに
対して手前側の先頭照射手段から照射し、これによって
形成された非蒸着部が次照射手段に達すると、その次照
射手段も照射開始し、順々に照射させると共に、巻芯の
回転角度に合わせて照射手段を横にシフトするように設
定したものであるから、たとえ、集光レンズ群の大きさ
に対し、フィルム幅が細いものであっても、非蒸着部分
を形成できる。また、集光レンズ群を斜めに配置してい
るから、非蒸着部間の間隔をいくらでも狭くすることが
できる。更に、非蒸着部分の位置を変えるのに連続的に
順々に集光レンズ群を横にシフトさせることによって、
金属化フィルムを巻取手段にて重ね合わせてマージン部
が反対側に交互にくるようにしたものであるから、従っ
て、あたかも2枚巻きしたのと同じようなフィルム積層
体ができ、途中跡切れることなく効率よく連続して小形
の積層フィルムコンデンサを製造できるといった利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法に使用される素子形成システ
ムの一例を示す概略図。
【図2】同片面金属化フィルム上に、照射手段によって
非蒸着部を形成している状態を示す平面図。
【図3】同照射手段の動作に伴なって、非蒸着部ができ
る過程を示す拡大斜視図。
【図4】同照射手段の動作に伴なって、非蒸着部ができ
る過程を示す拡大斜視図。
【図5】同照射手段の動作に伴なって、非蒸着部ができ
る過程を示す拡大斜視図。
【図6】同照射手段の動作に伴なって、非蒸着部ができ
る過程を示す拡大斜視図。
【図7】同照射手段の動作に伴なって、非蒸着部ができ
る過程を示す拡大斜視図。
【図8】従来の1枚巻方式により積層フィルムコンデン
サを製造する方法を示す斜視図。
【図9】金属化フィルム両側部に交互に非蒸着部が形成
された状態を示す一部切欠斜視図。
【図10】巻芯上に、1枚巻方式で金属化フィルムを巻
回積層してフィルム積層体を形成した状態を示す側面
図。
【図11】積層形フィルムコンデンサの外観形状を示す
斜視図。
【符号の説明】
1………素子形成システム 2………マージン形成装置 3………巻取装置 4………マージンピッチ計測装置 5………回転ドラム 6………レーザ集光レンズ群 7………フィルム積層体 8………巻芯 9………非蒸着部 10……先頭集光レンズ 11……次集光レンズ 12……最後尾集光レンズ 13……レーザ光

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続した1枚の片面金属化フィルム上の蒸
    着金属層に電気または光エネルギー等の照射手段にて非
    蒸着部分を形成し、この金属化フィルムを巻取手段にて
    重ね合わせてマージン部が反対側に交互にくるようにし
    た積層フィルムコンデンサの製造方法であって、前記照
    射手段は金属化フィルム上に沿って複数個を所定の間隔
    をあけて斜めに配設し、照射時には金属化フィルムの進
    む向きに対して手前側の先頭照射手段から照射開始し、
    この照射によって形成された非蒸着部分が次照射手段の
    位置まで到達すると前記次照射手段も照射開始して順次
    非蒸着部分を形成することを特徴とする積層フィルムコ
    ンデンサの製造方法。
  2. 【請求項2】前記先頭照射手段から最後尾照射手段まで
    の各照射手段にて非蒸着部分を形成した後、先頭照射手
    段から横または斜めの方向に移動させ、前記各工程を再
    度繰り返すように構成したことを特徴とする積層フィル
    ムコンデンサの製造方法。
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