JPH05153681A - スピーカ用キヤビネツトおよびその製造方法 - Google Patents
スピーカ用キヤビネツトおよびその製造方法Info
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- JPH05153681A JPH05153681A JP33563691A JP33563691A JPH05153681A JP H05153681 A JPH05153681 A JP H05153681A JP 33563691 A JP33563691 A JP 33563691A JP 33563691 A JP33563691 A JP 33563691A JP H05153681 A JPH05153681 A JP H05153681A
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Landscapes
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 コーナー部の外観が美麗なアール状を呈する
と共に、加工が容易でしかも均一な品質のスピーカ用キ
ャビネットとその製造方法を提供する。 【構成】 コーナー部を形成せんとする基材2の表面に
対向面が同一の曲率を有するR溝4を形成する。つい
で、該基材2の表面にR溝4を覆ってシート部材5を積
層接着する。シート部材5を固定した基材2の裏面に、
先端面が前記R溝4内の中心線上に位置する状態で角度
90度のV溝を切削加工し、断面が逆杯状の折り曲げ部
8を形成し、該折り曲げ部8を内側に折り曲げ、内側が
直角で外側が所定のアール状を呈するスピーカ用キャビ
ネットとする。
と共に、加工が容易でしかも均一な品質のスピーカ用キ
ャビネットとその製造方法を提供する。 【構成】 コーナー部を形成せんとする基材2の表面に
対向面が同一の曲率を有するR溝4を形成する。つい
で、該基材2の表面にR溝4を覆ってシート部材5を積
層接着する。シート部材5を固定した基材2の裏面に、
先端面が前記R溝4内の中心線上に位置する状態で角度
90度のV溝を切削加工し、断面が逆杯状の折り曲げ部
8を形成し、該折り曲げ部8を内側に折り曲げ、内側が
直角で外側が所定のアール状を呈するスピーカ用キャビ
ネットとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外観が直方体状をな
すスピーカ用キャビネットと、該キャビネットを製造す
るための方法に関するものである。
すスピーカ用キャビネットと、該キャビネットを製造す
るための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スピーカシステムの主流を占めるブック
・シェルフ型とよばれる外観が直方体状の4面仕上げの
キャビネットは、一般的に合板やパーティクル・ボード
からなる基材の表面に天然木からなる肉薄の突板を接着
剤で貼り付けた単板オーバーレイ合板製の基板や、前記
と同じ基材の表面に木目模様を印刷した塩化ビニル化粧
合板を貼った合成樹脂オーバーレイ合板製の基板で形成
されている。
・シェルフ型とよばれる外観が直方体状の4面仕上げの
キャビネットは、一般的に合板やパーティクル・ボード
からなる基材の表面に天然木からなる肉薄の突板を接着
剤で貼り付けた単板オーバーレイ合板製の基板や、前記
と同じ基材の表面に木目模様を印刷した塩化ビニル化粧
合板を貼った合成樹脂オーバーレイ合板製の基板で形成
されている。
【0003】かゝる基板を使用したキャビネットは、基
本的には図9に示すように折り曲げんとする部位の基材
20の裏面に、先端部が基材20の表面に貼られた突板
などのシート部材21に達するよう角度90度のV溝2
2を形成し、該V溝22部を内側に折り曲げて45度の
角度で切断された接合面23,24を接着剤で固着して
直角なコーナー部を形成し、もって左右側板と天板およ
び底板からなる直方体状のキャビネットとしている。し
かしながら、得られたキャビネットは製造がきわめて簡
単で安価であるという利点を有する反面、キャビネット
は各コーナー部がいずれも直角であるため、鋭角部で人
や他の物品を損なう危険性を有していると共に、キャビ
ネット設計におけるデザイン上の自由度がきわめて少な
いという欠点を有していた。
本的には図9に示すように折り曲げんとする部位の基材
20の裏面に、先端部が基材20の表面に貼られた突板
などのシート部材21に達するよう角度90度のV溝2
2を形成し、該V溝22部を内側に折り曲げて45度の
角度で切断された接合面23,24を接着剤で固着して
直角なコーナー部を形成し、もって左右側板と天板およ
び底板からなる直方体状のキャビネットとしている。し
かしながら、得られたキャビネットは製造がきわめて簡
単で安価であるという利点を有する反面、キャビネット
は各コーナー部がいずれも直角であるため、鋭角部で人
や他の物品を損なう危険性を有していると共に、キャビ
ネット設計におけるデザイン上の自由度がきわめて少な
いという欠点を有していた。
【0004】そこで、キャビネットのコーナー部を直角
でなくアール状とするため、図10に示すように表面に
シート部材25を貼着した基材26のコーナー部に相当
する部位の裏面に所定の間隔を存して平行する櫛歯状の
切欠27を形成し、該切欠27部を内側に折り曲げるこ
とによってコーナー部をアール状に形成する方法が開発
され、実用化されている。
でなくアール状とするため、図10に示すように表面に
シート部材25を貼着した基材26のコーナー部に相当
する部位の裏面に所定の間隔を存して平行する櫛歯状の
切欠27を形成し、該切欠27部を内側に折り曲げるこ
とによってコーナー部をアール状に形成する方法が開発
され、実用化されている。
【0005】また、図11に示すように表面にシート部
材28を貼着した基材29のコーナー部に相当する部位
の裏面に円弧の一部が前記シート部材28とほヾ接する
ようにして円弧状の切欠30を形成し、該円弧状の切欠
30内に外周部が前記切欠の内周面とほヾ接する外径を
有する丸棒31を嵌合したのち、当該切欠30部を内側
に折り曲げることによってコーナー部をアール状に形成
する方法も実用化されている。
材28を貼着した基材29のコーナー部に相当する部位
の裏面に円弧の一部が前記シート部材28とほヾ接する
ようにして円弧状の切欠30を形成し、該円弧状の切欠
30内に外周部が前記切欠の内周面とほヾ接する外径を
有する丸棒31を嵌合したのち、当該切欠30部を内側
に折り曲げることによってコーナー部をアール状に形成
する方法も実用化されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記キャビネットのコ
ーナー部をアール状に形成する公知の手段において、基
材の裏面部に櫛歯状の切欠を設ける方法は、櫛歯状の溝
の成形がコーナー部のアールにきわめて重要な条件とな
るため、櫛歯状の切欠に熟練した技術を要すると共に、
曲げ加工の工程においても熟練した技術を必要とし、こ
れらの工程にミスがあるとコーナーのアールがきれいな
ものとならず、表面に貼着したシート部材にしわが生じ
るなど、加工技術が要求され、廉価なスピーカシステム
用のキャビネットには向かないという欠点がある。
ーナー部をアール状に形成する公知の手段において、基
材の裏面部に櫛歯状の切欠を設ける方法は、櫛歯状の溝
の成形がコーナー部のアールにきわめて重要な条件とな
るため、櫛歯状の切欠に熟練した技術を要すると共に、
曲げ加工の工程においても熟練した技術を必要とし、こ
れらの工程にミスがあるとコーナーのアールがきれいな
ものとならず、表面に貼着したシート部材にしわが生じ
るなど、加工技術が要求され、廉価なスピーカシステム
用のキャビネットには向かないという欠点がある。
【0007】他方、基材のコーナー部に該当する部位に
円弧状の切欠を形成し、該切欠に丸棒を介在させて内側
に折り曲げてアール状に形成する方法は、コーナー部の
表面が比較的美麗に仕上がるが、丸棒という別のピース
を必要とするためコストアップに繋がると共に、円弧状
の切欠の内周面と丸棒の外周面との接着性を確実に行わ
ないと強度の点において問題を生ずるため、生産性にお
いて解決すべき問題があった。
円弧状の切欠を形成し、該切欠に丸棒を介在させて内側
に折り曲げてアール状に形成する方法は、コーナー部の
表面が比較的美麗に仕上がるが、丸棒という別のピース
を必要とするためコストアップに繋がると共に、円弧状
の切欠の内周面と丸棒の外周面との接着性を確実に行わ
ないと強度の点において問題を生ずるため、生産性にお
いて解決すべき問題があった。
【0008】この発明はかゝる現状に鑑み、コーナー部
の外観がきわめて美麗なアール状を呈すると共に、加工
が容易でしかも均一な製品を得ることのできるスピーカ
用キャビネットおよびその製法を提供することを目的と
するものである。
の外観がきわめて美麗なアール状を呈すると共に、加工
が容易でしかも均一な製品を得ることのできるスピーカ
用キャビネットおよびその製法を提供することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明のスピーカ用キャビネットは、折り曲げ部
に沿って対向面が同じ円弧となるよう所定深さのR溝を
形成すると共に、該R溝を覆ってシート部材を貼着した
基材の裏面から先端面が前記R溝内の中心線上に位置す
る状態で角度90度のV溝を形成し、V溝の切除面の先
端が前記円弧状の対向面の先端部と連続する断面逆杯状
の切欠部からなる折り曲げ部を形成し、該折り曲げ部を
内側に折り曲げて接合面を接着剤で一体的に接合したこ
とを特徴とするものである。
め、この発明のスピーカ用キャビネットは、折り曲げ部
に沿って対向面が同じ円弧となるよう所定深さのR溝を
形成すると共に、該R溝を覆ってシート部材を貼着した
基材の裏面から先端面が前記R溝内の中心線上に位置す
る状態で角度90度のV溝を形成し、V溝の切除面の先
端が前記円弧状の対向面の先端部と連続する断面逆杯状
の切欠部からなる折り曲げ部を形成し、該折り曲げ部を
内側に折り曲げて接合面を接着剤で一体的に接合したこ
とを特徴とするものである。
【0010】また、この発明のスピーカ用キャビネット
の製造方法は、 コーナー部を形成せんとする基材の表面に、対向面
がおなじ曲率の円弧となるよう所定の深さのR溝を形成
する工程。 前記基材の表面にR溝を覆って肉薄のシート部材を
積層接着して一体化させる工程。 前記シート部材を一体化させた基材の裏面に、角度
90度のV溝をその先端面が前記R溝内の中心線上に位
置する状態で切削加工し、該V溝の切除面の先端が前記
円弧状の対向面の先端部と連続する断面逆杯状の切欠部
からなる折り曲げ部を形成する工程。 前記断面逆杯状の切欠部からなる折り曲げ部に接着
剤を塗布したのち、これを内側に折り曲げて接合面を接
着固定して内側が直角で、外側がアール状を有するキャ
ビネットとする工程。 からなることを特徴とするものである。
の製造方法は、 コーナー部を形成せんとする基材の表面に、対向面
がおなじ曲率の円弧となるよう所定の深さのR溝を形成
する工程。 前記基材の表面にR溝を覆って肉薄のシート部材を
積層接着して一体化させる工程。 前記シート部材を一体化させた基材の裏面に、角度
90度のV溝をその先端面が前記R溝内の中心線上に位
置する状態で切削加工し、該V溝の切除面の先端が前記
円弧状の対向面の先端部と連続する断面逆杯状の切欠部
からなる折り曲げ部を形成する工程。 前記断面逆杯状の切欠部からなる折り曲げ部に接着
剤を塗布したのち、これを内側に折り曲げて接合面を接
着固定して内側が直角で、外側がアール状を有するキャ
ビネットとする工程。 からなることを特徴とするものである。
【0011】この発明において、スピーカ用キャビネッ
トを構成する基材は、遮蔽効果を有し、重く硬いもの
で、かつ板自身の減衰振動特性のよいものであれば、特
に限定されるものではないが、加工性および経済性の面
からは、繊維質の密度の高いベニア・コア合板、ランバ
ー・コア合板、パーティクル・ボードなどを好ましく使
用することができる。特に、所定の肉厚を有するパーテ
ィクル・ボードの表面に緻密性を有するファイバー・ボ
ードを積層接着したものが好ましい。複合材でなく1枚
の基材を使用する場合、繊維密度の緻密なものでないと
きは、R溝の切削加工に際して円弧状の対向面に荒れが
生じやすく、この荒れが折り曲げ加工に際して薄いシー
ト部材と接し、美麗にアール状を呈しないので、R溝を
加工する部材は、単板または複合板を問わず繊維密度が
緻密なものが好ましい。
トを構成する基材は、遮蔽効果を有し、重く硬いもの
で、かつ板自身の減衰振動特性のよいものであれば、特
に限定されるものではないが、加工性および経済性の面
からは、繊維質の密度の高いベニア・コア合板、ランバ
ー・コア合板、パーティクル・ボードなどを好ましく使
用することができる。特に、所定の肉厚を有するパーテ
ィクル・ボードの表面に緻密性を有するファイバー・ボ
ードを積層接着したものが好ましい。複合材でなく1枚
の基材を使用する場合、繊維密度の緻密なものでないと
きは、R溝の切削加工に際して円弧状の対向面に荒れが
生じやすく、この荒れが折り曲げ加工に際して薄いシー
ト部材と接し、美麗にアール状を呈しないので、R溝を
加工する部材は、単板または複合板を問わず繊維密度が
緻密なものが好ましい。
【0012】基材の表面に切削加工によって形成するR
溝は、得んとするキャビネットのコーナー部に形成した
いアール状の円弧の大きさによって深さを調節するもの
で、深さが浅いほどアール状の部分の面積は少なくな
る。
溝は、得んとするキャビネットのコーナー部に形成した
いアール状の円弧の大きさによって深さを調節するもの
で、深さが浅いほどアール状の部分の面積は少なくな
る。
【0013】基板の表面にR溝を覆って貼着するシート
部材は、基材を折り曲げるために形成する切欠部を形成
しても、基材が分離しないようにすると共に、基材の表
面を保護するためのもので、ポリ塩化ビニルや天然の木
材を突いて削り出した薄い単板(突板)、さらには人工
皮革や紙などを適宜選択して使用する。シート部材の肉
厚には特別な制限はないが、0.3〜1.0mm程度の
ものが好ましく、突板以外の材質からなるシート部材に
あっては、表面に木目などの印刷を施してもよい。
部材は、基材を折り曲げるために形成する切欠部を形成
しても、基材が分離しないようにすると共に、基材の表
面を保護するためのもので、ポリ塩化ビニルや天然の木
材を突いて削り出した薄い単板(突板)、さらには人工
皮革や紙などを適宜選択して使用する。シート部材の肉
厚には特別な制限はないが、0.3〜1.0mm程度の
ものが好ましく、突板以外の材質からなるシート部材に
あっては、表面に木目などの印刷を施してもよい。
【0014】直方体状のキャビネットを得るため、この
発明は基材の裏面に角度90度のV溝を形成するもので
あるが、このV溝の形成に際しては、V溝の先端面を少
なくとも基材に形成した前記R溝の内側の中心線上に位
置させた状態で切除し、円弧状の対向面の先端部も同時
に切除し、形成されたV溝の切除面の先端がそれぞれ円
弧状の対向面の先端部と連続する断面逆杯状の切欠部か
らなる折り曲げ部を形成する。
発明は基材の裏面に角度90度のV溝を形成するもので
あるが、このV溝の形成に際しては、V溝の先端面を少
なくとも基材に形成した前記R溝の内側の中心線上に位
置させた状態で切除し、円弧状の対向面の先端部も同時
に切除し、形成されたV溝の切除面の先端がそれぞれ円
弧状の対向面の先端部と連続する断面逆杯状の切欠部か
らなる折り曲げ部を形成する。
【0015】なお、この発明においては、直方体状のキ
ャビネットを得るために、前記のように基材の裏面に角
度90度のV溝を形成しているが、形成するV溝の角度
を90度以上とした場合には、折り曲げ部を内側に折り
曲げた際、コーナー部は鈍角状となるため、全体を円筒
状に近い多角形状とすることができる。また、角度を9
0度以下とした場合にはコーナー部は鋭角状となるた
め、全体を三角形もしくは五角形状のものとすることが
できる。
ャビネットを得るために、前記のように基材の裏面に角
度90度のV溝を形成しているが、形成するV溝の角度
を90度以上とした場合には、折り曲げ部を内側に折り
曲げた際、コーナー部は鈍角状となるため、全体を円筒
状に近い多角形状とすることができる。また、角度を9
0度以下とした場合にはコーナー部は鋭角状となるた
め、全体を三角形もしくは五角形状のものとすることが
できる。
【0016】
【作用】この発明のスピーカ用キャビネットは、得られ
た直方体状のコーナー部は、アール状を呈しているた
め、このアール状の曲率を変更させることによって自由
度の高いスピーカ用キャビネットの設計ができ、外観上
きわめて体裁のよいものとなる。また、スピーカ用キャ
ビネットの製造方法は、基材の形成やR溝の加工、シー
トの貼着、さらには基材の裏面へのV溝の切削加工など
を機械を使用することによって連続して実施することが
できるので、質のよいスピーカ用キャビネットを量産す
ることができる。
た直方体状のコーナー部は、アール状を呈しているた
め、このアール状の曲率を変更させることによって自由
度の高いスピーカ用キャビネットの設計ができ、外観上
きわめて体裁のよいものとなる。また、スピーカ用キャ
ビネットの製造方法は、基材の形成やR溝の加工、シー
トの貼着、さらには基材の裏面へのV溝の切削加工など
を機械を使用することによって連続して実施することが
できるので、質のよいスピーカ用キャビネットを量産す
ることができる。
【0017】
【実施例】以下、この発明のスピーカ用キャビネットお
よびその製法の実施例を添付の図面に基づいて詳細に説
明する。
よびその製法の実施例を添付の図面に基づいて詳細に説
明する。
【0018】図1はこの発明のスピーカ用キャビネット
1を構成する基材2の一例を示すもので、基材2は12
mm程度の肉厚を有する単層ボードからなるパーティク
ル・ボード2aの表面に、厚さ3mm程度の緻密性のフ
ァイバー・ボート2bを積層接着して一体化させたもの
で、その長さは少なくとも製造せんとするスピーカ用キ
ャビネット1の天板と底板および左右の側板の長さを合
わせたものとする。
1を構成する基材2の一例を示すもので、基材2は12
mm程度の肉厚を有する単層ボードからなるパーティク
ル・ボード2aの表面に、厚さ3mm程度の緻密性のフ
ァイバー・ボート2bを積層接着して一体化させたもの
で、その長さは少なくとも製造せんとするスピーカ用キ
ャビネット1の天板と底板および左右の側板の長さを合
わせたものとする。
【0019】ついで、図2に示すように基材2のコーナ
ー部に該当する4箇所の表面に幅方向に沿って切削加工
によって、対向面3,3が同じ曲率の円弧となるように
所定の深さでR溝4を形成したのち、基材2の表面に接
着剤を全面的に塗布し、図3に示すように前記塗布面に
木目などの印刷を表面に施したポリ塩化ビニル(PV
C)からなる厚さ0.5mmのシート部材5を貼着して
一体化させる。
ー部に該当する4箇所の表面に幅方向に沿って切削加工
によって、対向面3,3が同じ曲率の円弧となるように
所定の深さでR溝4を形成したのち、基材2の表面に接
着剤を全面的に塗布し、図3に示すように前記塗布面に
木目などの印刷を表面に施したポリ塩化ビニル(PV
C)からなる厚さ0.5mmのシート部材5を貼着して
一体化させる。
【0020】基材2のコーナー部に該当する部位にR溝
4を形成し、該R溝4を覆ってシート部材5を積層接着
した基材2は、ついでR溝4を形成した基材2の裏面か
ら図4の点線で示すように切削加工によって角度90度
のV溝6を形成して基材2の一部を切除し、図5に示す
ように切除面7がそれぞれ45度の角度を有する折り曲
げ部8を形成するものである。
4を形成し、該R溝4を覆ってシート部材5を積層接着
した基材2は、ついでR溝4を形成した基材2の裏面か
ら図4の点線で示すように切削加工によって角度90度
のV溝6を形成して基材2の一部を切除し、図5に示す
ように切除面7がそれぞれ45度の角度を有する折り曲
げ部8を形成するものである。
【0021】このV溝6の形成に際しては、V溝6の先
端面を少なくともパーティクル・ボード2bの表面に形
成した前記R溝3の内側の中心線P上に位置させた状態
で切除して円弧状の対向面3,3の先端部も同時に切除
し、形成されたV溝6の切除面7,7の先端がそれぞれ
円弧状の対向面3の先端部と連続する断面逆杯状の切欠
部からなる折り曲げ部8を形成するものである。
端面を少なくともパーティクル・ボード2bの表面に形
成した前記R溝3の内側の中心線P上に位置させた状態
で切除して円弧状の対向面3,3の先端部も同時に切除
し、形成されたV溝6の切除面7,7の先端がそれぞれ
円弧状の対向面3の先端部と連続する断面逆杯状の切欠
部からなる折り曲げ部8を形成するものである。
【0022】ついで、折り曲げ部8を形成する前記対向
面3,3および切除面7,7にそれぞれ接着剤を塗布し
て内側に折り曲げて切除面7,7を接合すると、図6に
示すように基材2の外側は円弧状の対向面3,3は綺麗
な連続するアール状となる共に、45度の傾斜角度を有
する切除面7,7が接合するため内側は直角を形成する
もので、該直角のコーナー部には断面が三角形状のすみ
木9を接着剤によって接着固定し、コーナー部の強度を
向上させている。
面3,3および切除面7,7にそれぞれ接着剤を塗布し
て内側に折り曲げて切除面7,7を接合すると、図6に
示すように基材2の外側は円弧状の対向面3,3は綺麗
な連続するアール状となる共に、45度の傾斜角度を有
する切除面7,7が接合するため内側は直角を形成する
もので、該直角のコーナー部には断面が三角形状のすみ
木9を接着剤によって接着固定し、コーナー部の強度を
向上させている。
【0023】かくして得たスピーカ用キャビネット1
は、図7に示すような全体が直方体状で、しかも各コー
ナー部がアール状を有するものである。なお、図7にお
いて10はバッフル板12に取付けられた低音用のスピ
ーカ、11は高音用のスピーカである。
は、図7に示すような全体が直方体状で、しかも各コー
ナー部がアール状を有するものである。なお、図7にお
いて10はバッフル板12に取付けられた低音用のスピ
ーカ、11は高音用のスピーカである。
【0024】また、図8はスピーカ用キャビネット7を
構成する基材2を緻密性を有する厚さ15mmの1枚の
パーティクル・ボードで形成したもので、所定の長さを
有する基材2のコーナー部に該当する4箇所の表面に幅
方向に沿って切削加工によって対向面3,3が同じ曲率
の円弧となるように所定の深さでR溝4を形成したの
ち、基材2の表面に接着剤を全面的に塗布し、該塗布面
に木目などの印刷を表面に施したポリ塩化ビニル(PV
C)からなる厚さ0.5mmのシート部材5を貼着して
一体化させたもので、爾後の製法は前記実施例と同様に
行う。
構成する基材2を緻密性を有する厚さ15mmの1枚の
パーティクル・ボードで形成したもので、所定の長さを
有する基材2のコーナー部に該当する4箇所の表面に幅
方向に沿って切削加工によって対向面3,3が同じ曲率
の円弧となるように所定の深さでR溝4を形成したの
ち、基材2の表面に接着剤を全面的に塗布し、該塗布面
に木目などの印刷を表面に施したポリ塩化ビニル(PV
C)からなる厚さ0.5mmのシート部材5を貼着して
一体化させたもので、爾後の製法は前記実施例と同様に
行う。
【0025】
【発明の効果】この発明のスピーカ用キャビネットは、
基材のコーナー部とする部位の表面に切削加工によって
同じ曲率の円弧からなる対向面を有するR溝を形成し、
該R溝を覆って基材の表面にシート部材を貼着固定し、
前記R溝内の中心線上に角度90度のV溝の先端が位置
するようにして基材の裏面から切削加工によってV溝を
形成し、V溝の切除面の先端がそれぞれ前記円弧状の対
向面の先端部と連続する逆杯状の切欠部を形成している
ので、該切欠部を内側に折り曲げることによって内側が
直角で、外側が所定の曲率を有するしわなどのない美麗
なアール状の直方体状とすることができる。
基材のコーナー部とする部位の表面に切削加工によって
同じ曲率の円弧からなる対向面を有するR溝を形成し、
該R溝を覆って基材の表面にシート部材を貼着固定し、
前記R溝内の中心線上に角度90度のV溝の先端が位置
するようにして基材の裏面から切削加工によってV溝を
形成し、V溝の切除面の先端がそれぞれ前記円弧状の対
向面の先端部と連続する逆杯状の切欠部を形成している
ので、該切欠部を内側に折り曲げることによって内側が
直角で、外側が所定の曲率を有するしわなどのない美麗
なアール状の直方体状とすることができる。
【0026】特に、基材に事前に形成するR溝の深さを
適宜選択することによって所望の曲率を有するアール状
とすることができるため、キャビネットの設計の自由度
が大幅に向上する。また、このR溝の切削加工によって
形成された円弧状の対向面は、基材を内側に折り曲げた
際、綺麗な円弧となるため、該R溝を覆うシート部材に
はしわなどが生ぜず、品質の安定したスピーカ用キャビ
ネットとすることができる。
適宜選択することによって所望の曲率を有するアール状
とすることができるため、キャビネットの設計の自由度
が大幅に向上する。また、このR溝の切削加工によって
形成された円弧状の対向面は、基材を内側に折り曲げた
際、綺麗な円弧となるため、該R溝を覆うシート部材に
はしわなどが生ぜず、品質の安定したスピーカ用キャビ
ネットとすることができる。
【0027】一方、この発明のスピーカ用キャビネット
の製造方法は、基材の表面に切削加工するR溝、該R溝
を覆って基材の表面へのシート部材の貼着、基材の裏面
から前記R溝に向けての角度90度のV溝加工による断
面逆杯状の切欠部の形成などをすべて機械化することが
できるため、品質の一定なスピーカ用キャビネットを大
量にしかも安価に製造することができる。また、この発
明の方法によって得られたスピーカ用キャビネットは、
基材に形成したR溝の作用によって外観の美麗にアール
状となるため、キャビネットによる人や他の物品への損
傷のおそれがないなどの利点を有する。
の製造方法は、基材の表面に切削加工するR溝、該R溝
を覆って基材の表面へのシート部材の貼着、基材の裏面
から前記R溝に向けての角度90度のV溝加工による断
面逆杯状の切欠部の形成などをすべて機械化することが
できるため、品質の一定なスピーカ用キャビネットを大
量にしかも安価に製造することができる。また、この発
明の方法によって得られたスピーカ用キャビネットは、
基材に形成したR溝の作用によって外観の美麗にアール
状となるため、キャビネットによる人や他の物品への損
傷のおそれがないなどの利点を有する。
【図1】スピーカ用キャビネットを構成する基材の一例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図2】基材にR溝を切削加工した状態を示す側面図で
ある。
ある。
【図3】基材の表面にシート部材を貼着した状態を示す
側面図である。
側面図である。
【図4】基材にV溝加工を施すための説明図である。
【図5】基材にV溝加工を施した状態を示す側面図であ
る。
る。
【図6】V溝加工された基材を折り曲げた状態を示す側
面図である。
面図である。
【図7】この発明のスピーカ用キャビネットの一例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図8】基材の他の実施例を示す側面図である。
【図9】従来のスピーカ用キャビネットのコーナー部の
加工方法の一例を示す説明図である。
加工方法の一例を示す説明図である。
【図10】従来のスピーカ用キャビネットのコーナー部
の加工方法の他の例を示す説明図である。
の加工方法の他の例を示す説明図である。
【図11】従来のスピーカ用キャビネットのコーナー部
の加工方法のさらに他の例を示す説明図である。
の加工方法のさらに他の例を示す説明図である。
1 スピーカ用キャビネット 2 基材 2a パーティクル・ボード 2b ファイバー・ボード 3 対向面 4 R溝 5 シート部材 6 V溝 7 切除面 8 折り曲げ部
Claims (3)
- 【請求項1】 折り曲げ部に沿って対向面が同じ円弧と
なるよう所定深さのR溝を形成すると共に、該R溝を覆
ってシート部材を貼着した基材の裏面から先端面が前記
R溝内の中心線上に位置する状態で角度90度のV溝を
形成し、V溝の切除面の先端が前記円弧状の対向面の先
端部と連続する断面逆杯状の切欠部からなる折り曲げ部
を形成し、該折り曲げ部を内側に折り曲げて接合面を接
着剤で一体的に接合したことを特徴とするスピーカ用キ
ャビネット。 - 【請求項2】 前記基材は、所定の肉厚を有するパーテ
ィクル・ボードの表面に緻密性を有するファイバー・ボ
ードを積層接着したものであることを特徴とする請求項
1記載のスピーカ用キャビネット。 - 【請求項3】 下記〜の工程を有することを特徴と
するスピーカ用キャビネットの製造方法。 コーナー部を形成せんとする基材の表面に、対向面
がおなじ曲率の円弧となるよう所定の深さのR溝を形成
する工程。 前記基材の表面にR溝を覆って肉薄のシート部材を
積層接着して一体化させる工程。 前記シート部材を一体化させた基材の裏面に、角度
90度のV溝をその先端面が前記R溝内の中心線上に位
置する状態で切削加工し、該V溝の切除面の先端が前記
円弧状の対向面の先端部と連続する断面逆杯状の切欠部
からなる折り曲げ部を形成する工程。 前記断面逆杯状の切欠部からなる折り曲げ部に接着
剤を塗布したのち、これを内側に折り曲げて接合面を接
着固定して内側が直角で、外側がアール状を有するキャ
ビネットとする工程。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33563691A JPH05153681A (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | スピーカ用キヤビネツトおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33563691A JPH05153681A (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | スピーカ用キヤビネツトおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05153681A true JPH05153681A (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=18290817
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33563691A Pending JPH05153681A (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | スピーカ用キヤビネツトおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05153681A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7013020B2 (en) | 2003-05-29 | 2006-03-14 | Yamaha Corporation | Speaker cabinet |
| JP2007124005A (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-17 | Kenwood Corp | 木質パネル |
| US7245729B2 (en) * | 2001-04-05 | 2007-07-17 | New Transducers Limited | Loudspeaker |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03235600A (ja) * | 1990-02-13 | 1991-10-21 | Mitsubishi Electric Corp | スピーカエンクロージヤーの製造方法 |
-
1991
- 1991-11-25 JP JP33563691A patent/JPH05153681A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03235600A (ja) * | 1990-02-13 | 1991-10-21 | Mitsubishi Electric Corp | スピーカエンクロージヤーの製造方法 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7245729B2 (en) * | 2001-04-05 | 2007-07-17 | New Transducers Limited | Loudspeaker |
| US7013020B2 (en) | 2003-05-29 | 2006-03-14 | Yamaha Corporation | Speaker cabinet |
| JP2007124005A (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-17 | Kenwood Corp | 木質パネル |
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