JPH0515443Y2 - - Google Patents

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JPH0515443Y2
JPH0515443Y2 JP11069387U JP11069387U JPH0515443Y2 JP H0515443 Y2 JPH0515443 Y2 JP H0515443Y2 JP 11069387 U JP11069387 U JP 11069387U JP 11069387 U JP11069387 U JP 11069387U JP H0515443 Y2 JPH0515443 Y2 JP H0515443Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は汚物等の投入廃棄に際し蓋の開閉が容
易で、しかも蓋板の自立性を確保することによつ
て、開口部位の汚損が避けられ、衛生的であるよ
う配慮した汚物処理用紙箱である。
〔従来の技術〕
従来、一般公衆の出入りする公共的な建物、企
業体などのビル建物でのトイレや調理場をはじめ
として、一般家庭でのトイレ、洗面所等では、通
常、プラスチツク製、琺瑯引鉄板製、陶器製のご
とき容器類が汚物等の処理用として使用されて来
ている。
一般家庭での使用例をみると、今日では実用性
一点張りではなく、インテリアとしての見地から
意匠を凝らした高級品が使用されており、生活水
準の豊かさを反映している。
ところで、前記材質の汚物処理容器の場合、投
入廃棄される物が、異臭を放ちがちなもの、ある
いは出来るだけはた目を避け、こまめに片付ける
ことが望ましいものであることが多いのが実情で
ある。
従つて、短期間内での怠りのない清掃が必要と
なり、その結果、取扱者にはそれに要する時間と
わずらわしい手間が求められ、それら汚物等の取
出し、清掃消毒時に生じる不快感に耐えなければ
ならなかつた。
こうしたことから、無公害、清掃不要、使い捨
てができ、衛生的であつて、蓋は自動開閉型であ
る等の利点を有するものとして、例えば、実公
昭60−38561号公報(紙製屑箱)、実公昭61−
13441号公報(紙函)、実開昭60−69201号公報
(組立式メンス処理物用ボードケース)にみられ
るような種々の提案がなされている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、依然として、前記自動開閉型蓋
の機能面および衛生面の点で解決するに至らない
問題が残されているのである。
すなわち、前記、の紙製屑箱にみられるよ
うに、開閉蓋部を外方から押圧しつつ屑を放り込
み、紙の反発力を利用して開閉蓋部を再閉鎖する
タイプのものは、始めのうちの数回は意図したと
おり確実な自動開閉が約束されるものの、余程、
可撓性に富む紙質のものでない限り、それが、使
用頻度の多い屑箱として提供されると、水平板と
開閉蓋部間の横折線がヒンジとしての機能を全う
することができなくなり、意図した位置まで該蓋
部が復原しないことは、容易に考えられる。ま
た、開閉蓋部表面を汚染せずに汚物を投入するの
は、困難である。
さらに、前記の紙函については、前記と同
様、紙製であるが故に、無公害、清掃不要、低廉
性の点では、前記プラスチツク製等の汚物用容器
と比較した場合に大きな利点が認められるもの
の、機構上、方形大フラツプの先の方を下方に押
すことにより、その先縁が下降して開口するタイ
プであるため、前記と同様、常に、開口部に接
触することなく汚物等を投入することは至難であ
り、また閉鎖の点を重視した構成で投入開口部が
狭いため、開閉フラツプのみならず周囲の他のフ
ラツプまでも汚染してしまい、不快さを与え、非
衛生的でもあつた。
また前記のケースの開口部は組立て式であつ
て、蓋の両側が固定され蓋板の先端を引上げて開
閉する構造であるため、汚物投入に際しては、蓋
板の弾性復原に対抗して、指で蓋体先端を保持し
ておく必要があり、汚物投入に神経を集中させる
ことができず、簡便性に欠けるものであつた。
しかも、蓋体の開口部が狭く、前記、と同
様の汚染の問題も内在しており、蓋自体の開口部
維持、または自動開閉は期待できないものであつ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、摺動蓋板に折目を設けることにより
縦断面がV字形に折曲され、しかも該摺動蓋板の
両側縁に形成した係合突起が、各側蓋片のL字形
状のガイド部に挿入係合されることによつて、該
ガイド部に従い、該摺動蓋板が開閉するものであ
り、かように構成した結果、上記従来の問題点を
解決し、蓋板の自動開閉および自立性を確実にも
たらし、使用上の便宜性、衛生面での問題を克服
する等、後述するとおりの効果が得られる汚物処
理用紙箱であつて、具体的手段としては、内袋を
装備できる箱主体の前面壁部の上縁に、谷折りの
屈曲軸となる折目を境として覆装部と押圧部とに
二分され、しかも前記折目と近接する覆装部の下
方両側に係合突起を突設してなる摺動蓋板が折目
を介して連設された外箱において;前記前面壁部
の左右に折目を介して連設された左,右側壁部の
各上縁に、前記係合突起が挿入係合されるL字形
状のスリツト又は溝孔のガイド部を設けた側蓋片
が折目を介して連設され、前記係合突起が前記L
字形状のガイド部を往復することにより、前記摺
動蓋板が開閉蓋されることを特徴とする点にあ
る。
〔実施例〕
本考案の一実施例を図面に従い説明すると、第
1図および第2図において、Aは係合突起を有す
る摺動蓋板、ガイド部を形成した側蓋片および補
強片により蓋板の自動開閉および自立性を発揮す
る厚紙の角筒状に組成される外箱である。
また投入廃棄される汚物等のうち、滲出液を帯
びることの多い厨芥類とか異臭を放つような、あ
るいははた目を憚るような汚物については、それ
に適合した包袋を必要とする場合があり、Bは第
4図および第5図に示すように、外箱A内部に装
着されている内袋である。
外箱Aは、第3図に示されるような展開構成で
あり、1は折目17aを経て貼着部10を有する
後面壁部であり、該後面壁部1と横並びに折目1
7b,17c,17dを介して順次左側壁部2
a、前面壁部3、右側壁部2bをそれぞれ連設し
てある。なお、前面、後面、左側、右側は単に相
対位置関係を示すもので、任意変更できる。
4は摺動蓋板であり、前面壁部3上縁の折目1
8cを経て形成され、その全長は後面壁部1、
左、右側面壁部2a,2bを折込み角筒状に組立
てた場合における上面の略全体を覆蓋する大きさ
となしてあり、また屈曲軸となる折目11により
覆装部5と押圧部6とに二分され、しかも覆装部
5は逆台形状に、押圧部6は台形状にそれぞれ形
成すること、すなわち、全体的には屈曲軸の折目
11に向けてそれぞれ傾斜し、いわば鼓状を呈す
ることが好ましく、それは後述する摺動動作を円
滑に行わしめるに当り、好ましい形状である。ま
た、覆装部5の下方両側には、蓋板4の開閉摺動
の基軸となる係合突起7a,7bを折目17c,
17d延長線上まで突設している。
9a,9bは折目18b,18dを経て左、右
側壁部2a,2b上縁に連設する変形四角形状の
側蓋片であり、前記係合突起の誘導を図るガイド
部12を設けるため、押圧部6寄りの面を広幅と
している。この各側蓋片9a,9bの広幅面には
L字形状のスリツトにて前記係合突起7a,7b
と対応するガイド部12を設けている。
ガイド部12を形成するL字形状のスリツト
は、折目18b,18dに平行な底辺スリツト部
分12a,鈍角に傾斜する斜辺スリツト部分12
b及びL字両端の鉤状スリツト12cから構成さ
れ、スリツト部12a,12bを曲線スリツトで
連結している。
特に斜辺スリツト12bは、摺動蓋板4の開口
角度を決定し、また鉤状スリツト12cは、L字
形状のスリツト内側に弾性を付与し、蓋板4の摺
動を円滑にし、摺動動作に伴う衝撃を緩和する。
該ガイド部12については、後述するように摺
動蓋板4の摺動開閉動作を促す案内機能を有する
ならば、例えば、図示を省略したが、くの字状の
溝孔としてもよい。
8は補強片であり、後面壁部1上縁に折目18
aを経て形成され、箱体としての強度性を助長
し、且つ覆装部5前端と当接して閉蓋性に寄与す
るものである。
さらに、閉蓋時における覆縁片として機能す
る。
10は前述した後面壁部1に連設した貼着部で
あつて、右側壁部2b側縁沿いに固着される。
13a,13bは左,右側壁部2a,2b下縁
にそれぞれ折目19b,19dを経て連設する底
面部であり、それらには一対のスリツト14,1
4を設けてある。
15は前、後面壁部3,1下縁に折目19c,
19aを経て連設する抑止片であり、該抑止片1
5,15は逆台形状に形成されて、その略中央部
位左右両側縁に係止突片16を付設し、前記スリ
ツト14,14に嵌合される。
なお、上記底部構成は、図示例に限定されるも
のではなく、係止解除可能な周知慣用の構成を採
用してもよい。
第4図,第5図に描出した内袋Bは、プラスチ
ツクフイルムであり、通常ポリエチレンフイルム
で構成されるが、用途いかんにより更に防水、防
湿性、対内容物性などの見地から考慮の上、アル
ミニウムその他をラミネートするなど、収容され
る内容物によつて適宜選択される。
第4図において、二点鎖線で描出した部分は、
内袋Bの外箱Aの前、後面壁部1,3内面への固
着個所Sの例示である。
従つて、内袋Bの開口縁は外箱A開口縁内面
に、また内袋Bの底部はゆとりをもつて外箱A下
辺部位にまとめられ、外箱Aを組立てると自動的
に内袋の開口部が拡開するようになつている。ま
た、内袋開口縁が外箱の各壁部1,2a,3,2
bの上方内面に正確に固着されなくても、各壁部
の上縁に連設した摺動蓋板、側蓋片、補強片が内
側に折込まれるため、内袋開口が十分に拡張維持
され、内袋への汚物投入が手際よく実施できる。
上記のとおりの構成を有する本考案は、以下の
組成要領によるものであり、後に述べる効果をも
たらすものである。
すなわち、本考案の組立てを実施する場合にお
ける一態様としては、予め第4図示例のとおり、
内袋Bを前、後面壁部1,3内側に固着する。そ
の組立ては、折目17a,17b,17c,17
dに従つて折り、貼着部10を右側壁部2b裏面
に固着し、角筒状に形成する。
次いで内折した底面部13a,13bを覆うよ
う抑止片15,15を折り、係止突片16,16
を底面部13a,13bの各スリツト14に挿入
嵌合する。
かくしてから、まず補強片8を内折し、側蓋片
9a,9bを対向するように折り込んでから、折
目18cを経て摺動蓋板4を前記補強部8、側蓋
片9a,9b上面に覆装する。
この覆装の際、各係合突起7a,7bはそれと
対応する前記側蓋片9a,9bの各ガイド部12
に挿入係合することによつて、閉蓋が保たれ、組
立てが完了する(第1図)。
汚物等を投入する使用時には、押圧部6を軽く
手指で下方に向けて押せば、摺動蓋板4は屈曲軸
の折目11を境に谷折りされて、覆装部5と押圧
部6に二分されるごとく、断面V字状に変化する
(第2図)。
前記V字状へと変化する過程は、本考案の汚物
処理用紙箱の使用材料が紙製であることもあつ
て、押圧部6の押圧に伴い、前記各係合突起7
a,7bがスリツト始端→12a→12bと係合
しながらガイド部12に沿つて移行し案内され、
その終端に至り鋭角に変化し屈曲した摺動蓋板4
は、該終端個所においてそのまま自立状態を維持
することになる。ガイド部12がL字形状を呈す
る線状であつても、可撓性を有する紙製であるの
で、係合突起7a,7bは、ガイド部12のスリ
ツト又は溝孔に挿入されている間、挟持され、始
終、該スリツト又は溝孔の内側を押圧し撓ませな
がらガイド部12に沿つて移行し案内されること
になり、その移行は支障なく軽快に行われ、また
短溝部分12cの傾斜角度で摺動蓋板4を自立さ
せる。
汚物の投入終了後、閉蓋を望む場合、摺動蓋板
4の先端、すなわち覆装部5側端をつまんで上方
に引き上げれば、直ちに係合突起7a,7bは傾
斜スリツト12bとの係合が解かれ、それに伴つ
て徐々に前記V字状態から水平状態の形状へと復
原し、再閉蓋される。閉蓋のときにも、該係合突
起の上下面が、スリツト開口端面により挟持され
ているため、不用意に開蓋することはない。
また、側蓋片9a,9bは弾性復原により起立
する傾向にあるため、前記係合突起7a,7bと
ガイド部12とが極めて緊密に係合する。
前記汚物投入後、適宜時期に、そのまま廃棄処
理が実行される。
〔効果〕
上記のとおりの構成並びに組成要領に従う本考
案は、 第1に、押圧部6を単に押し下げるという軽快
な一動作をもつて、摺動蓋板4は自立状態を保つ
て開蓋し、広い開口面を顕出することになるの
で、投入する汚物類は、特別の慎重さも要求され
ずに、開口縁部分や蓋板内面に接触することなく
納められるものであり、外形上の見栄えは保たれ
るとともに、以後手指が前記開口縁部分などに触
れても不快な思いをせずにすみ、非衛生的になる
こともないものである。
第2に、係合突片を側蓋片のガイド部に挿入係
合させるという簡単な構成により、摺動蓋板は自
立状態を保持解除できるものであるから取扱いが
簡便である。
第3に、まことに簡易な構成であるので、組立
ては誰にでも実施でき、特別の指導も要せずに気
軽に使用できるものであり、またコスト面でも低
価格に供給可能なものである。
第4に、汚物が確実に収納され、外部から見え
ないので、不快感も抱かずに使用後回収して廃棄
でき、それは無公害にして、特別の清掃消毒も必
要がないため、実用性に富むものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例を示し、第1図は組
立完了図、第2図は摺動蓋板が開蓋した自立状態
を示す説明図、第3図は外箱の表面展開図、第4
図は折畳んだ状態の外箱内面に内袋を固着する部
位を示した説明図、第5図は組立完了直前の状態
を示す説明図である。 A……外箱、B……内袋、S……内袋の外箱内
面への固着個所、1……後面壁部、2a……左側
壁部、2b……右側壁部、3……前面壁部、4…
…摺動蓋板、5……覆装部、6……押圧部、7
a,7b……係合突起、8……補強片、9a,9
b……側蓋片、10……貼着部、11……屈曲軸
の折目、12……ガイド部、12a……底辺スリ
ツト、12b……斜辺スリツト、12c……鉤状
スリツト、13a,13b……底面部、14……
スリツト、15……抑止片、16……係止突片、
17a,17b,17c,17d,18a,18
b,18c,18d,19a,19b,19c,
19d……折目。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内袋を装備できる箱主体の前面壁部の上縁
    に、谷折りの屈曲軸となる折目を境として覆装
    部と押圧部とに二分され、しかも前記折目と近
    接する覆装部の下方両側に係合突起を突設して
    なる摺動蓋板が折目を介して連設された外箱に
    おいて; 前記前面壁部の左右に折目を介して連設され
    た左、右側壁部の各上縁に、前記係合突起が挿
    入係合されるL字形状のスリツト又は溝孔のガ
    イド部を設けた側蓋片が折目を介して連設さ
    れ、前記係合突起が前記L字形状のガイド部を
    往復することにより、前記摺動蓋板が開閉蓋さ
    れることを特徴とする汚物処理用紙箱。 (2) 前記ガイド部のL字形状スリツト(又は溝
    孔)が底辺スリツト及び斜辺スリツトにより構
    成され、両端に鉤状スリツトを設けてなる実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の汚物処理用紙
    箱。 (3) 前記内袋が外箱の前、後面壁部内面に固着さ
    れており、外箱の組み立てに伴なつて該内袋も
    拡開することを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の汚物処理用紙箱。
JP11069387U 1987-07-21 1987-07-21 Expired - Lifetime JPH0515443Y2 (ja)

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