JPH0515547B2 - - Google Patents

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JPH0515547B2
JPH0515547B2 JP59017541A JP1754184A JPH0515547B2 JP H0515547 B2 JPH0515547 B2 JP H0515547B2 JP 59017541 A JP59017541 A JP 59017541A JP 1754184 A JP1754184 A JP 1754184A JP H0515547 B2 JPH0515547 B2 JP H0515547B2
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fabric
laminate
sail
adhesive layer
pet
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JP59017541A
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Takashi Mimura
Kenji Yabe
Takashi Sumya
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕 本発明はセール(帆)用基材の改良に関し、さ
らに詳しくは、シランカツプリング剤によつて処
理された布帛がポリエステル2軸延伸フイルムの
少なくとも片面に接着層を介して積層されたセー
ル用積層体に関するものである。 〔従来技術〕 ヨツトやウインドサーフインなどのセールクロ
スとして従来の布帛に樹脂含浸したものに代り、
近年、プラスチツクフイルムとの積層体が出現し
ている(例えば特開昭58−51147号公報)。これら
はプラスチツクフイルムのタテ、ヨコ、バイアス
の強力バランスの良いことを利用したものであ
り、布帛の引裂の強さと両方を兼備したものであ
る。従来これらプラスチツクフイルムと布帛を積
層するためには粘着剤やホツトメルト接着剤、架
橋型の接着剤などが使用されている。 しかし、従来のように、粘着剤やホツトメルト
型の接着剤、あるいは熱硬化型接着剤によつてフ
イルムと布帛が一体化されている場合には次のよ
うな欠点を有している。 (1) 帆走時:フアツシヨン性を重視するための鮮
明な色が好まれるが、帆が水に漬ると色が黒ず
んでしまいフアツシヨン性が損われる。また帆
が重くなりハンドリング性が悪い。特にウイン
ドサーフインの帆走開始時に帆を水面から引起
す際に重くて大きな力を要する。 (2) 碇泊中:耐もみ性が悪いのでセールを巻いた
り折りただんで収納したり、また再度使用時に
ポールに取付ける時、もまれるため、帆に多く
のしわが入り、その箇所が白化し外観が極めて
悪化し、走行性にも悪影響を与える。 (3) 製造時:染色あるいはプリントされた布帛を
使用すると積層体の耐もみ性が低下するし、フ
イルムと布帛とを熱圧着ロールで貼合せる時に
染料や顔料が熱圧着ロールへ転写し、色むら、
ロール汚れを起こす。 〔発明の目的〕 本発明の目的は上記欠点のないもの、すなわち
風合いや引裂き強度を低下させずに、浸水時の色
調の変化をなくし、かつセールが引起しやすく、
耐もみ性に優れたセール用積層体を提供するもの
である。更にその製造過程において、染料や顔料
によるロールの転写汚れがなく、色むらが起らな
いセール用積層体を提供するものである。 〔発明の構成〕 本発明は上記目的を達成するため、次の構成、
すなわち厚み15−125μのポリエステル2軸延伸
フイルムの少なくとも片面に厚み5〜100μの接
着層を介して、単糸繊度0.5〜20デニールの短繊
維または長繊維からなる目付量20〜200g/m2
布帛が積層された積層体に於いて、該布帛がエポ
キシ系シランカツプリング剤、アミノ系シランカ
ツプリング剤から選ばれた1種以上のシランカツ
プリング剤によりSi2P/C1S相対積分強度比が0.01
〜0.1に処理されていることを特徴とするセール
用積層体である。 本発明でいうポリエステル2軸延伸フイルムと
は、ポリエチレンテレフタレート(以下PETと
略称する)、ポリエチレンナフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、およびこれらの共重合体
を主原料として作つた2軸延伸フイルム(以下、
2軸延伸フイルムをBOフイルムと略称する)で
ある。特にPETおよびPET成分が90モル%以上
の共重合体からなるBOフイルムが好ましい。 以下PET−BOフイルムの場合を例に挙げて説
明する。PET−BOフイルムの厚みは15〜125μ、
好ましくは20〜100μであり、接着層面は放電処
理、マツト化処理、図柄の印刷、着色、プライマ
ー処理が実施されたPET−BOフイルムでもよ
い。また耐候剤、着色剤、マツト化剤などの添加
剤を分散配合したPET−BOフイルムでもよい。 本発明の接着層とは、PET−BOフイルムと布
帛とを接着せしめる周知の接着剤からなるもの
で、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂を使用すること
ができる。具体的には共重合ポリエステル、ポリ
エステルエーテル、ポリアクリレート、ポリメタ
クリレート、ポリウレタン、エポキシ系接着性樹
脂、アミド系接着性樹脂、グリシジルメタクリレ
ート共重合体などである。特に好ましい例として
は共重合ポリエステルおよびグリシジルメタクリ
レート共重合体である。共重合ポリエステルにエ
ポキシ系樹脂あるいはアミド系樹脂、ポリオレフ
インをブレンドしたものも使用できる。 接着層の厚みは5〜100μ、好ましくは10〜
50μ、さらに好ましくは10〜40μである。また、
接着層に用いる樹脂には耐候剤、耐熱剤、着色剤
などを分散配合しても良い。 なお接着層の厚みとは、セール用積層体の厚み
方向の断面写真を撮影し、その写真から次の方法
で厚みを算出する。すなわち、接着層と接着して
いる布帛を構成する繊維とBOフイルムとの最短
距離をA、最長距離をBとした時に(A+B)/
2を接着層の厚みとする。このようにして測定さ
れた接着層の厚みは布帛を積層する前のBOフイ
ルムに接着層樹脂を溶融押出しあるいは塗布後、
乾燥した際の接着層の厚みにほぼ等しい。 本発明でいう布帛とは、単糸繊度が0.5〜20デ
ニール(以下デニールをDと略称する)、好まし
くは1〜10Dである短繊維または長繊維からなる
目付20〜200g/m2、好ましくは30〜150g/m2
織物、編物、不織布である。布帛を構成する繊維
はポリエステル、ポリアミドのような合成繊維、
あるいは天然繊維である。特にPETおよびPET
成分が90モル%以上の共重合体繊維からなる布帛
が好ましい。 また染色、柔軟処理、コロナ放電処理を施した
布帛を用いてもよい。布帛を構成する繊維は耐候
剤、着色剤、耐熱剤、無機微粒子などの添加剤を
分散配合した繊維でもよい。 BOフイルムの厚みが15μ、接着層の厚みが5μ、
布帛の単糸繊度が0.5D、目付が20g/m2にそれ
ぞれ満たない場合にはセール用積層体のバイアス
方向の引張強度、接着力、引裂き強力が弱いとい
う欠点を生じる。BOフイルムの厚みが125μを越
え、接着層の厚みが100μ、布帛の単糸繊度が
20D、目付が200g/m2をそれぞれ越える場合に
はセール用積層体が硬くなり風合いが劣り縫製作
業性、取扱性が悪くなる。 本発明でいうエポキシ系シランカツプリング
剤、アミノ系シランカツプリング剤とは下記の一
般式(イ)〜(ホ)で示されるものである。 〔ただし、m=0または1,n=1〜10の整
数、R′=炭素数1〜10のアルキル基、フエニル
基、シクロヘキシル基から選ばれた炭化水素残
基、R″=炭素数1〜10のアルキル基から選ばれ
た炭化水素残基を示す〕。 エポキシ系シランカツプリング剤の代表的な例
を挙げれば、γ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチ
ルジエトキシシラン、β(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシランなどがあ
る。特に一般式(イ)のシランカツプリング剤が好ま
しく、更にγ−グリシドキシプロピルトリエトキ
シシランの使用が好ましい。 またアミノシランの代表的な例を挙げれば、γ
−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメト
キシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプ
ロピルトリエトキシシラン、γ−(2−アミノエ
チル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン、
γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチル
ジエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメト
キシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ランなどがある。特に一般式(ニ)のシランカツプリ
ング剤が好ましく、更にγ−(2−アミノエチル)
アミノプロピルトリエトキシシランの使用が好ま
しい。 これらシランカツプリング剤はそれぞれ単独で
使用してもよいし、どちらか一方を主成分として
他のシランカツプリング剤を少量(例えば全シラ
ンカツプリング剤の10wt%以下)加えてもよい。
シランカツプリング剤を限定した理由は通常のビ
ニルシラン、メルカプトシラン、メチル系シラ
ン、クロル系シランなどを使用した場合には効果
が得られないためである。 本発明で云うSi2P/C1S相対積分強度比とは、
シランカツプリング剤処理した布帛をESCA(光
電子分光装置)で測定し、得られたC1S,Si2P
ピーク面積から算出した値で(詳細後述)、シラ
ンカツプリング剤の処理の程度を示すパラメータ
ーである。Si2P/C1Sは0.01〜0.1、好ましくは0.02
〜0.07、更に好ましくは0.03〜0.05である。Si2P
C1Sが0.01未満の場合には浸水時の色調やセール
の引起し性、耐もみ性が改良されない。また
Si2P/C1Sが0.1を越える場合には積層体の引裂強
力が低下し、裂けやすくなつたり、硬くなり風合
が低下する。 シランカツプリング剤処理は布帛に行なうこと
が必須であつて、接着層に処理を行なつても本発
明の目的は達せられない。また処理は積層前の布
帛単体であつても、また2軸延伸ポリエステルと
積層後の布帛面に処理してもよい。 シランカツプリング剤による布帛の処理の一例
を次に示す。シランカツプリング剤を水やメタノ
ール、エタノール、ブタノールなどのアルコール
類、脂肪族炭化水素系溶媒、芳香族炭化水素系溶
媒等に所定量溶かし、所望のSi2P/C1S強度比に
なるよう予め作成された検量線に従つてシランカ
ツプリング剤の濃度を調整し、加水分解を行な
う。 次いでこの処理液に布帛あるいは布帛とポリエ
ステルBOフイルムの積層体を浸漬した後、布帛
を引き上げ余分な処理液をプレスロールで絞り、
乾燥する。Si2P/C1S強度比は布帛の浸漬条件、
絞り方によつて左右されるので一概には決められ
ないが、通常の0.5〜5分程度の浸漬では処理液
濃度は0.1〜40wt%、好ましくは0.5〜10wt%であ
る。乾燥温度は通常80〜200℃、好ましくは100〜
170℃、乾燥時間は布帛の変色がない範囲内で通
常0.5〜10分、好ましくは1〜5分である。 次に、本発明のセール用積層体の製造方法につ
いてPET−BOフイルムを例にとつて説明する。
ただし、本発明はこれらの製造方法に限定される
ものではない。 (1) 2基の巻出機を有する溶融押出ラミネーター
の一方の巻出機からシランカツプリング剤処理
をした布帛(以下シラン処理布帛と略称す)
を、他の巻出機からPET−BOフイルムをそれ
ぞれ送り出す。一方、押出機から接着層樹脂を
両者の間に溶融押出し、プレスロールで圧着一
体化して〔PET−BO接着層シラン処理布
帛〕の構成を有する積層体(積層体A)を得
る。 次いで必要に応じて接着力を調整するために
熱圧着ロールを通した後、一定温度に保ちアフ
ターキユアを行ない〔PET−BO接着層シ
ラン処理布帛〕のセール用積層体を得る。 (2) 上記(1)の方法により得られた積層体(A)を上記
(1)の溶融押出ラミネーターのPET−BOフイル
ムの巻出機にセツトし、(1)と同様にして積層体
(A)のPET−BOフイルム面に接着層樹脂を溶融
押出し、シラン処理布帛と圧着一体化する。次
いで必要に応じて熱圧着ロールを通した後、ア
フターキユアを行ない〔シラン処理布帛接着
層PET−BO接着層シラン処理布帛〕の
両面布帛タイプのセール用積層体を得る。 (3) PET−BOフイルム上に接着層樹脂を溶融押
出し〔PET−BO接着層〕の複合フイルムを
作り、シラン処理した布帛と重ね合せ熱圧着ロ
ールを通して一体化し〔PET−BO接着層
シラン処理布帛〕のセール用積層体を得る。 (4) PET−BOフイルムの片面にグラビアコータ
ー、リバースコーター、バーコーターなどを用
いて有機溶媒あるいは水に溶解あるいは分散さ
せた接着層樹脂を塗布し溶媒を揮散させた後、
プレスロールでシラン処理した布帛と熱圧着し
一体化する(積層体B)。次いで必要に応じて
アフターキユアを行ない〔PET−BO接着層
シラン処理布帛〕のセール用積層体を得る。 (5) 上記(4)で得れた積層体BのPET−BO面に上
記(4)と同様に接着層を塗布する。次いでプレス
ロールでシラン処理布帛を熱圧着し両面布帛の
セール用積層体を得る。 (6) 上記(1)の溶融押出ラミネーターにPET−BO
と未処理の布帛を供給し接着層を介して一体化
し〔PET−BO接着層布帛〕の積層体を得
る。必要に応じて熱圧着ロールを通した後、シ
ランカツプリング剤溶液中に浸漬し、プレスロ
ールで絞り乾燥機で乾燥後、一定温度に保ちア
フターキユアを行ない〔PET−BO接着層
シラン処理布帛〕のセール用積層体を得る。 上記各製造方法で云うアフターキユア条件とは
PET−BO及び布帛の熱収縮、熱劣化などにより
限定されるが通常雰囲気温度60〜200℃、好まし
くは80〜150℃において0.1〜24時間行なうのが望
ましい。 本発明は上記のごときセール用積層体を特徴と
するものであるが積層体の布帛面に帯電防止処
理、防シワ処理など布帛にとつて公知の加工処理
を施すことができる。またフイルム面には帯電防
止処理、表面硬度化処理などのフイルムにとつて
公知の加工処理を施すことができる。また布帛面
やフイルム面に図柄、文字などを印刷や貼付けフ
アツシヨン性を増すこともできる。 〔発明の効果〕 本発明は特定のシランカツプリング剤で処理さ
れた布帛とポリエステル2軸延伸フイルムとを接
着層を介して積層しセール用積層体としたことに
より、積層体の引裂き強力、風合いを低下させる
ことなく、次のごとき優れた効果を奏する。 (1) 積層体(セール)の浸水時の色調の変化をな
くし、かつ浸水時のセールを引起しやすくし
た。 (2) 耐もみ性が優れているためセールの保管性が
良い。 (3) セール用積層体の製造に当り、フイルムと染
色あるいはプリントされた布帛とを熱圧着ロー
ルで貼合せ、ないしはフイルムと布帛との積層
体の接着力を調整するるために熱圧着ロールを
通す時に染料や顔料が熱圧着ロールへ転写する
ことがないので色むらやロール汚れがない。 なお、本発明の効果は次の基準により評価した
ものである。 (1) 布帛のSi2P/C1S相対積分強度比 シラン処理した布帛を3枚重ね合せ測定装置の
試料台の影響をなくす状態でESCA〔光電子分光
装置(国際電気社製)〕を使用し、励起X線とし
てAl Ka線(1486.6eV)を使いX線出力10kV、
20mAで測定する。得られたC1S(炭素濃度を示す
ピーク面積)とSi2P(シリカ濃度を示すピーク面
積)とから、炭素に対するシリカの濃度比である
Si2P/C1S相対積分強度比を算出する。 (2) 耐もみ性 通常セールで行なわれる手もみによるテストを
行なつた。20cm角の試験片を縦方向、横方向に各
20回手で強くもんで試験片の剥離状態を次の基準
で目視判定する。 ◎:しわの部分に、フイルムと布帛との間に全く
剥離が認めれない。 ○:しわの部分がわずかに白化する。 △:しわの部分に白化が認められる。 ×:しわの部分より剥離が発生する。 (3) 浸水時の色調変化 室温の水に試験片を浸漬し、1分後に取り出し
色調の変化を肉眼で観察し次の基準で判定した。 ◎:色調の変化がまつたく認められない。 ○:わずかに色調の変化が認められる。 △:色調の変化がかなり認められる。 ×:色調の変化が著しい。 (4) 引裂き強力 JIS−P 8116に準じ、幅63mm、長さ76mmの試
験片に20mmの切れ目を入れてエレメンドルフ引裂
き試験機で測定する。経糸、緯糸方向の測定値を
平均して引裂き強度とした。 (5) 風合い JIS L−1096曲げ反発性A法(ガーレ法)に準
じ積層体の両面について布帛の経糸、緯糸方向の
剛軟度を測定し、その平均値をとつた。値が大き
くなると硬く、風合いが悪くなる。 〔実施例〕 以下、実施例に基づいて本発明の実施態様を説
明する。 実施例 1〜4 布帛としてPET繊維からなり、経糸〔単糸繊
2.8D、18フイラメント〕と緯糸〔単糸繊度2.1D、
36フイラメント〕を織密度、経糸112/緯糸87
(本/インチ)に織つた目付量57g/m2のタフタ
を用意し、これを赤色分散染料により染色し、ソ
ーピング、水洗を行なつた。 エポキシ系シランカツプリング剤としてγ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン〔トーレ
シリコーンSH6040(トーレシリコーン(株)製)〕を
用い、触媒としてN/10・塩酸を使いPH3の水溶
液を調整し、10℃で加水分解した。表1に示す濃
度の各水溶液を作成した。 この水溶液中に上記タフタを約1分間浸漬しロ
ールで余分な水溶液を絞り、ピツクアツプ率50%
とした(ピツクアツプ率=(W1−W0)/W0
W0:処理前の布帛の重量、W1:浸漬後の布帛の
重量)。次いでこの布帛を170℃で熱風乾燥機を使
い2分間乾燥した。 ポリエステル2軸延伸フイルムとして固有粘度
(IV)0.62のPETを縦3.3倍×横3.5倍に2軸延伸
し、熱固定した厚さ38μのPET−BOフイルムを
用いた。 接着層樹脂としてコポリエステル〔テレフタル
酸/イソフタル酸(56/44)・エチレングリコー
ル/ブタジエングリコール(32/68)(共重合モ
ル比)、分子量23000、融点111℃〕80wt%とポリ
エチレン〔密度0.923、メルトインデツクス4.0
g/10分〕20wt%のブレンド物を用いた。 接着層樹脂を幅360mmの口金を有する口径40mm
の溶融押出ラミネータに供給し、240℃で溶融押
出し、ニツプロールで上記タフタとPET−BOフ
イルムとを接着層(厚さ20μ)を介して圧着し
た。得られた〔PET−BO接着層布帛〕の構
成の積層体を、150℃、線圧10Kg/cmの熱圧着ロ
ールを通した後、ロール状に巻取り100℃に保た
れた熱処理機に保管し16時間アフターキユアを行
ない〔PET−BO接着層シラン処理布帛〕の
セール用積層体を得た。 このセール用積層体のシラン処理布帛のSi2P
C1S相対積分強度比および評価結果を表1に示し
た。このセール用積層体は引裂き強力、風合いを
低下させることなく耐もみ性が良好であつた(後
述の比較例1との比較)。また浸水時の色調の変
化もなく良好であつた。この積層体を用いてウイ
ンドサーフインのセールを作り帆走したところ、
水中からのセールの引起しが従来品(後述の比較
例1)よりも簡単で、楽に行なえた。また一シー
ズン、帆走と折り畳んで保管を繰返した後のセー
ルを点検したところ、PET−BOと布帛の剥離も
なく保管性が良好であつた。 比較例 1〜4 エポキシ系シランカツプリング剤処理布帛の
Si2P/C1S相対積分強度比を変えた以外は実施例
1〜4と同様の方法で〔PET−BO接着層シ
ラン処理布帛〕のセール用積層体を得た。 このセール用積層体の評価結果を表1に示し
た。シランカツプリング剤処理をしない比較例
1、Si2P/C1S相対積分強度比の小さい比較例2
は耐もみ性がなく、かつ、浸水時の色調変化が大
きいのでセールとしては低品質のものであつた。
またSi2P/C1S相対積分強度比が0.1を越えた比較
例3,4は、耐もみ性はよいが、色がシラン処理
前よりも、くすんだ赤色となつてしまい鮮かさが
失われてしまつた。また引裂き強力が低下し裂け
やすく、その上、ガーレ剛軟度値が大きく硬く、
風合いが悪かつた。 ウインドサーフインのセールを作り使用したと
ころ、ゴワゴワして硬く取扱いしにくかつた。ま
た一シーズン使用後のセールを点検したところ折
目部分より剥離が起つていた。 実施例 5〜8 布帛として実施例1〜4に用いたタフタを用い
アミノ系シランカツプリング剤としてγ−(2−
アミノエチル)アミノプロミルトリメトキシシラ
ン〔トーレシリコーンSH6020(トーレシリコーン
(株)製)〕を用いた。カツプリング剤を8℃の水に
滴下し加水分解を行ない表1に示す濃度の異なる
水溶液を調製し、実施例1〜4と同様にしてタフ
タをシラン処理した。 接着層樹脂としてコポリエステル〔テレフタル
酸/アジピン酸(75/25)。エチレングリコー
ル/ブタンジオール(40/60)(共重合モル比)、
分子量20000、融点140℃〕80wt%とエチレン・
アクリル酸共重合体(アクリル酸含量8wt%、メ
ルトインデツクス2.0g/10分)20wt%のブレン
ド体を用いた。 実施例1〜4と同様にして溶融押出ラミネータ
を用いて〔PET−BO接着層シラン処理布
帛〕の構成の積層体を作り、熱圧着ロールを通
し、ロール状でアフターキユアを行なつてセール
用積層体を得た。評価結果を表1に示す。得られ
た積層体は引裂き強力、風合いを低下させること
なく良好な耐もみ性を示し、浸水時の色調の変化
もなかつた。この積層体から作つたウインドサー
フインのセールは水面からのセールの引起しも軽
かつたし、一シーズン使用後の保管性も良好であ
つた。 比較例 5〜8 実施例5〜8のシランカツプリング剤の濃度を
変えた以外は同様にして〔PET−BO接着層
シラン処理布帛〕の構成のセール用積層体を作
つた。評価結果を表1に示す。シラン処理しない
布帛を用いた比較例5、Si2P/C1S相対積分強度
比の小さい比較例6は耐もみ性が悪く、かつ浸水
時の色調の変化が大きいのでセール用としては低
品位のものであつた。相対積分強度比が0.1を越
えた比較例7,8は色がシラン処理前よりもくす
んだ赤色となり鮮かさが失われてしまつた。また
引裂き強力が低下し、風合いも悪かつた。またセ
ールとして一シーズン使用したところ折目より剥
離が起つていた。 実施例9〜10、比較例9 実施例1で使用した染色前のタフタにアクリル
系バインダを用いた顔料インクで青色にプリント
印刷した。実施例1〜4で用いたエポキシ系シラ
ンカツプリング剤水溶液(濃度10g/)と実施
例5〜8で用いたアミノ系シランカツプリング剤
水溶液(濃度10g/)とを98部:2部(実施例
9)、2部:98部(実施例10)の割合に混合し、
実施例1と同様にして〔PET−BO接着層シ
ラン処理布帛〕のセール用積層体を作つた。また
比較のためにシラン処理をしない布帛を用いた積
層体を作つた(比較例9)。これらの評価結果を
表1に示した。 熱圧着ロール工程でシラン処理した布帛を用い
た実施例9,10はロール汚れがなかつたが、処理
しない布帛を用いた比較例9は顔料が熱ロールに
転写されロール汚れがひどく、積層体の色むらと
なつた。実施例9,10は耐もみ性が良好で、浸水
時の色調の変化もなかつた。この積層体から作つ
たウインドサーフインのセールは水中からのセー
ルの引起しも簡単で、取扱いやすかつた。 一シーズン使用後のセールは保管性が良かつ
た。一方、比較例9は耐もみ性に劣り、水浸時に
黒ずんでしまつた。またセールの引起しも重く、
一シーズン使用後では剥離が起つていて極めて低
品位のものであつた。 比較例 10 シランカツプリング剤としてγ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン〔トーレシリコー
ンSH6030(トーレシリコーン(株)製)〕を用いN/
10。塩酸により加水分解しベンゾイルパーオキサ
イドをシランに対して0.1wt%添加して実施例2
と同様の濃度の水溶液を作成した。 実施例2と同様にして上記水溶液で処理した布
帛を用いて〔PET−BO接着層シラン処理布
帛〕のセール用積層体を得た。このセール用積層
体の評価結果を表1に示した。このセール用積層
体は耐もみ性が悪く実用性のないものであつた。 実施例 11 布帛としてPET繊維からなり、経糸〔単糸繊
度3.1D、24フイラメント〕と緯糸〔単糸繊度
2.1D、36フイラメント〕を織密度、経糸106緯糸
93(本/インチ)に織つた、目付量70g/m2の精
練済白色タフタを用いた以外は実施例2と同様の
方法で〔PET−BO接着層シラン処理布帛)
のセール用積層体を得た。このセール用積層体の
評価結果を表1に示した。得られたセール用積層
体は引裂き強力、風合いを低下させることなく耐
もみ性が良好で、かつ浸水時の色調の変化もなか
つた。この積層体を用いてウインドサーフインの
セールを作り帆走したところ水中からのセールの
引起こしも楽であつた。一シーズン帆走と折たた
み保管を繰返した後のセールは剥離がなく良好な
保管性を有していた。 実施例 12 比較例1と同様にして作成した〔PET−BO
接着層未処理布帛)の積層体を実施例2と同
様のエポキシ系シランカツプリング剤水溶液中に
約2分間浸漬しロールで余分な水溶液を絞り、ピ
ツクアツプ率50%とし、160℃の熱風乾燥機で2
分間乾燥した。この積層体を100℃に保たれた熱
処理機に保管し16時間アフターキユアを行ない
〔PET−BO接着層シラン処理布帛〕のセー
ル用積層体を得た。 このセール用積層体の評価結果を表1に示し
た。この積層体は引裂き強力、風合いを低下させ
ることなく耐もみ性が良好で浸水時の色調変化も
なかつた。この積層体より作つたウインドサーフ
インのセールは水中からの引起しも簡単であつ
た。一シーズン使用後の保管性も良好であつた。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 厚み15〜125μのポリエステル2軸延伸フイ
    ルムの少なくとも片面に厚み5〜100μの接着層
    を介して、単糸繊度0.5〜20デニールの短繊維ま
    たは長繊維からなる目付量20〜200g/m2の布帛
    が積層された積層体において、該布帛がエポキシ
    系シランカツプリング剤、アミノ系シランカツプ
    リング剤から選ばれた1種以上のシランカツプリ
    ング剤によりSi2P/C1S相対積分強度比が0.01〜
    0.1に処理されていることを特徴とするセール用
    積層体。
JP59017541A 1984-02-02 1984-02-02 セ−ル用積層体 Granted JPS60162644A (ja)

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