JPH05156043A - 樹脂複合体から成形されたシートまたはフィルム - Google Patents

樹脂複合体から成形されたシートまたはフィルム

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JPH05156043A
JPH05156043A JP35078891A JP35078891A JPH05156043A JP H05156043 A JPH05156043 A JP H05156043A JP 35078891 A JP35078891 A JP 35078891A JP 35078891 A JP35078891 A JP 35078891A JP H05156043 A JPH05156043 A JP H05156043A
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Mitsuru Nozaki
充 野崎
Yutaka Kawahara
裕 河原
Sachiro Ban
祐郎 伴
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形性に優れ、製造工程が短く、機械物性も
充分な樹脂複合体から成形されたシートまたはフィルム
を得る。 【構成】 熱可塑性樹脂(A)とポリウレタン樹脂
(B)が分散剤(C)の存在下で複合化された樹脂複合
体から成形されており、該樹脂複合体中の(A)対
(B)の重量比A/Bが1/99〜40/60であり、
(C)が(A)と(B)の合計重量に対し、1〜40重
量%である樹脂複合体から成形されたシ−トまたはフィ
ルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性樹脂とポリウレ
タン樹脂との樹脂複合体から成形されたシートまたはフ
ィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタン樹脂は、優れた物理的性
質、例えば高い引張強さを示す。しかし、シートまたは
フィルムの成形性はかなり劣り、通常用いる慣用の装置
(例えば、インフレーション成形機、Tダイ成形機)で
加工するのが極めて難しいことから、成形性改良のため
内部離型剤としてフィラー等を混入する方法や、外部離
型剤をパウダリングする方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら成形性改
良のための内部離型剤であるフィラー等はかなり高コス
トな割にその効果は小さい(例えば、空冷式インフレー
ション成形機では成形困難)、外部離型剤は効果が持続
しない、という問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ポリウレ
タン樹脂の優れた物理的性質をそのままに、シートまた
はフィルムの成形性に優れ(低コストで効果が大きく、
永久的に効果が持続する離型性が付与された)、製造工
程が短く、引張強度などの機械物性も十分な樹脂複合体
から成形されたシートまたはフィルムを得るべく鋭意検
討した結果、本発明に到達した。すなわち本発明は、下
記熱可塑性樹脂(A)とポリウレタン樹脂(B)が分散
剤(C)の存在下で複合化された樹脂複合体から成形さ
れており、該樹脂複合体中の(A)と(B)の重量比
(A/B)が1/99〜40/60であり、(C)が
(A)と(B)の合計重量に対し、1〜40重量%であ
る樹脂複合体から成形されたシートまたはフィルムであ
る。 熱可塑性樹脂(A):ポリエチレン、ポリプロピレン、
芳香族ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、
ポリフェニレンオキシド、ポリスチレン、アクリロニト
リル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン共重合体、メタクリル樹脂およびメチル
(メタ)アクリレート−スチレン共重合体からなる群よ
り選ばれる熱可塑性樹脂。
【0005】本発明における熱可塑性樹脂(A)のなか
で、芳香族ポリエステルとしては、芳香族ジカルボン酸
エステル類の重合体(ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート、ビスフェノールAとテレフ
タル酸および/またはイソフタル酸との重縮合物など)
およびパラオキシ安息香酸の重縮合物などが挙げられ
る。
【0006】ポリアミドとしては、6−ナイロン、6,
6−ナイロン、6,10−ナイロン、11−ナイロン、
12−ナイロン、4,6−ナイロン等およびこれらの2
種以上の共アミド化物やこれら重合体を構成する化合物
と芳香族ポリエステルもしくはポリカーボネートもしく
はアルキレンオキシド(ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコールなど)との共重縮合物などが挙げ
られる。
【0007】熱可塑性樹脂(A)の重量平均分子量は通
常10,000〜3,000,000である。
【0008】この熱可塑性樹脂(A)のうち好ましいも
のは、重量平均分子量10,000〜3,000,00
0、さらに好ましくは10,000〜1,000,00
0のポリエチレンおよび/またはポリプロピレン、重量
平均分子量10,000〜1,000,000、さらに
好ましくは10,000〜700,000のポリスチレ
ン、および重量平均分子量10,000〜200,00
0、さらに好ましくは10,000〜80,000のポ
リアミドである。
【0009】また、これらのうち最も好ましいものは重
量平均分子量10,000〜1,000,000のポリ
エチレンおよび/またはポリプロピレンである。
【0010】本発明において、2個以上の活性水素を有
する化合物(b1)としては例えば、炭素数2〜30の
低分子量ジオール(エチレングリコール、プロピレング
リコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオールなど);数平均分子量400〜50,000の
ポリエーテルジオール[上記に例示した低分子量ジオー
ルのアルキレンオキシド(エチレンオキシド、プロピレ
ンオキシド、ブチレンオキシドなど)付加物(付加モル
数2〜100)、アルキレンオキシドの開環重合物(ポ
リテトラメチレングリコールなど)];数平均分子量4
00〜50,000のポリエステルジオール[脂肪族ジ
カルボン酸(アジピン酸、マレイン酸、二量化リノレイ
ン酸など)または芳香族ジカルボン酸(フタル酸、テレ
フタル酸など)と上記に例示した低分子量ジオールとの
縮合ポリエステルジオール、ε−カプロラクトンの開環
重合によるポリラクトンジオールなど];炭素数2〜5
0のジアミン類(イソホロンジアミン、4,4’−ジア
ミノ−3,3’−ジメチルジシクロヘキシルメタン、ポ
リエーテルジアミンなど);炭素数2〜50の3価以上
のアルコール類(トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール、ソルビトールなど);炭素数2〜50の3
価以上のアミン類(ジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミンなど);炭素数2〜50のアミノアルコー
ル(トリエタノールアミンなど);および上記活性水素
含有化合物と下記ポリイソシアネートとの反応によって
得られる活性水素含有ウレタンプレポリマー、が挙げら
れる。
【0011】本発明において、ポリイソシアネート(b
2)としては例えば、芳香族ジイソシアネート(トリレ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ナ
フチレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシ
アネートなど)、脂環式ジイソシアネート(イソホロン
ジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシア
ネート、シクロヘキシレンジイソシアネート、ジイソシ
アネートメチルシクロヘキサンなど)、脂肪族ジイソシ
アネート(ヘキサメチレンジイソシアネートなど)、3
官能以上のポリイソシアネート[トリフェニルメタント
リイソシアネート、トリス(イソシアネートフェニル)
チオフォスフェート、ヘキサメチレンジイソシアネート
の環状3量体など]、およびこれらと前記活性水素含有
化合物との反応によって得られるイソシアネート基含有
ウレタンプレポリマー、が挙げられる。
【0012】これら2個以上の活性水素を有する化合物
(b1)およびポリイソシアネート(b2)は、それぞれ
2種以上を併用することもできる。
【0013】分散剤(C)は、熱可塑性樹脂(A)中で
の、ポリウレタン樹脂(B)の分散、または(B)中で
の(A)の分散を助け、均一で微細な海島構造を形成さ
せる目的で使用するものである。このため、(C)は
(A)と相溶性もしくは反応性を有し、かつ(B)と相
溶性もしくは反応性を有する分散剤である必要がある。
【0014】つまり、熱可塑性樹脂(A)がポリエチレ
ンおよび/またはポリプロピレンであれば、分散剤
(C)は変性ポリオレフィン系分散剤および/またはポ
リオレフィン−ポリウレタン樹脂系分散剤である。
【0015】また、熱可塑性樹脂(A)がポリスチレン
であれば、分散剤(C)は変性ポリスチレン系分散剤お
よび/またはポリスチレン−ポリウレタン樹脂系分散剤
である。
【0016】熱可塑性樹脂(A)がポリアミドであれ
ば、分散剤(C)は変性ポリアミド系分散剤および/ま
たはポリアミド−ポリウレタン樹脂系分散剤である。
【0017】これら熱可塑性樹脂(A)、活性水素を少
なくとも2個有する化合物(b1)およびポリイソシア
ネート(b2)と分散剤(C)との関係をさらに具体的
に例示すると、例えば(A)がポリプロピレン、活性水
素含有化合物(b1)がポリカプロラクトンジオール
(数平均分子量2,000)、ポリイソシアネート(b
2)がジフェニルメタンジイソシアネートのとき、好ま
しい分散剤(C)としては例えば、無水マレイン酸変性
ポリプロピレン、無水マレイン酸変性ポリプロピレンと
活性水素含有ウレタンプレポリマー[ポリカプロラクト
ンジオール(数平均分子量2,000)とジフェニルメ
タンジイソシアネートとの重付加物]とをジフェニルメ
タンジイソシアネートで連結させたブロック共重合体、
および無水マレイン酸変性ポリプロピレンとポリカプロ
ラクトンジオールとをイソホロンジイソシアネートで連
結させたブロック共重合体、が挙げられる。
【0018】また、(A)がポリスチレン、(b1)が
ポリエチレンアジペートジオール(数平均分子量2,0
00)、(b2)がイソホロンジイソシアネートの場
合、好ましい(C)としては例えば、片末端ヒドロキシ
スチレンオリゴマー、片末端ヒドロキシスチレンオリゴ
マーと活性水素含有ウレタンプレポリマー[ポリエチレ
ンアジペートジオール(数平均分子量2,000)とイ
ソホロジイソシアネートとの重付加物]とをイソホロン
ジイソシアネートまたはヘキサメチレンジイソシアネー
トなどで連結させたもの、が挙げられる。
【0019】(A)がナイロン−6、(b1)がポリテ
トラメチレングリコール(数平均分子量1,000)、
(b2)がジフェニルメタンジイソシアネートの場合、
好ましい(C)としては例えば、ポリアミドオリゴマー
(ナイロン−6タイプ)の片末端エタノールアミン反応
物と活性水素含有ウレタンプレポリマー[ポリテトラメ
チレングリコール(数平均分子量1,000)とジフェ
ニルメタンジイソシアネートとの重付加物]とをジフェ
ニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネー
トなどで連結せたもの、が挙げられる。
【0020】(A)がポリエチレンテレフタレート、
(b1)がポリカプロラクトンジオール(数平均分子量
1,000)、(b2)がヘキサメチレンジイソシアネ
ートの場合、好ましい(C)としては例えば、ポリエチ
レンテレフタレートと活性水素含有ウレタンプレポリマ
ー[ポリカプロラクトジオール(数平均分子量1,00
0)とヘキサメチレンジイソシアネートとの重付加物]
とをイソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネートなどで連結させたもの、が挙げられる。
【0021】(C)の重量平均分子量は通常800〜
3,000,000、好ましくは1,000〜1,00
0,000である。
【0022】(C)の製造法の一例を挙げると、スチレ
ンモノマーのブチルリチウムによる通常のアニオンリビ
ング重合で、スチレンモノマーの重合が実質的に終了し
た後エチレンオキサイドを付加させて、片末端ヒドロキ
シポリスチレンを合成する。この片末端ヒドロキシポリ
スチレンを、大過剰のジフェニルメタンジイソシアネー
トと通常の条件で反応させて、片末端イソシアネートポ
リスチレンを得る。別に、ポリカプロラクトンジオール
(数平均分子量2,000)とジフェニルメタンジイソ
シアネートから、通常の方法によって両末端ヒドロキシ
ウレタンプレポリマーを合成する。得られた片末端イソ
シアネートポリスチレンと両末端ヒドロキシウレタンプ
レポリマーとを、モル比2対1で通常の条件で反応させ
て、ポリスチレン−ポリウレタン−ポリスチレンブロッ
ク共重合体(C)を得ることができる。
【0023】本発明において、(b1)と(b2)との使
用比率は、(b1)の活性水素基と(b2)のイソシアネ
ート基との当量比(H/NCO)が、通常1/(0.8
〜1.3)、好ましくは1/(0.9〜1.1)となる
ような比率である。
【0024】本発明の方法で用いる各成分の割合として
は、熱可塑性樹脂(A)とポリウレタン樹脂(B)の重
量比(A/B)が1/99〜40/60、好ましくは5
/95〜30/70であり、分散剤(C)が(A)と
(B)の合計重量に対し1〜40重量%、好ましくは3
〜20重量%である。
【0025】本発明の方法によって樹脂複合体を製造す
る温度範囲は、(A)が溶融する下限の温度以上で、
(A)が熱分解をおこす温度以下である。この温度域は
通常50〜350℃の範囲内であり、(A)の種類によ
って異なる。
【0026】反応圧力は特に制限はないが工業的生産を
考えたとき通常減圧(0.1mmHg)〜20気圧、好
ましくは減圧(0.1mmHg)〜10気圧である。
【0027】反応時間は、重合中の各成分の熱劣化が起
こらないよう、できるだけ短時間で行うとよく、通常
0.5〜60分、好ましくは1〜30分である。
【0028】また、この反応時、必要により触媒を用い
ることもできる。用いる場合の触媒としては、ウレタン
化反応の触媒として公知のものでよく例えば、ジブチル
スズジラウレート、ジオクチルスズジラウレートなどの
有機金属化合物や、トリエチルアミン、ジアザビシクロ
ウンデセンなどのアミン類、が挙げられる。
【0029】(A)、(B)および(C)の投入順序は
特に制限はなく、(A)、(B)および(C)を同時に
溶融混合する方法、(A)を溶融した中に(B)および
(C)を投入する方法、(A)と(C)とを溶融混合し
た中に(B)を投入する方法などいずれの方法をも取る
ことができる。
【0030】また、(A)、(C)、(b1)および
(b2)の投入順序にも特に制限はなく、(A)、
(C)、(b1)および(b2)を同時に溶融混合する方
法、(A)を溶融した中に(C)、(b1)および
(b2)を投入する方法、(A)と(C)とを溶融混合
した中に(b1)および(b2)を投入する方法、(C)
と(b1)を予め混合した後に、溶融した(A)中に
(C)と(b1)の混合物および(b2)を投入する方
法、(C)と(b2)を予め混合した後に、溶融した
(A)中に(b1)、および(C)と(b2)の混合物を
投入する方法、(A)と(b1)とを溶融混合した中に
(C)および(b2)を投入する方法、(A)と(b2
とを溶融混合した中に(C)および(b1)を投入する
方法、(A)、(C)および(b1)を溶融混合した中
に(b2)を投入する方法、(A)、(C)および
(b2)を溶融混合した中に(b1)を投入する方法など
いずれの方法をも取ることができる。
【0031】反応容器としては公知の各種混合機、例え
ば押出機、ニーダー、バンバリーミキサーなどが挙げら
れる。
【0032】本発明による樹脂複合体をシートまたはフ
ィルムに成形する温度範囲は、樹脂複合体が溶融する下
限の温度以上で、樹脂複合体が熱分解をおこす温度以下
である。この温度域は通常100〜350℃の範囲内で
あり、樹脂複合体の種類によって異なる。
【0033】成形時の溶融時間は、各成分の熱劣化が起
こらないよう、できるだけ短時間で行うとよく、通常
0.1〜20分、好ましくは0.5〜10分である。
【0034】成形容器としては通常用いる慣用のシート
またはフィルム成形装置、例えば、インフレーション成
形機、Tダイ成形機などが挙げられる。
【0035】本発明の樹脂複合体から成形されたシート
またはフィルムは、自動車シート用バッキング材など現
行のポリウレタン樹脂シートまたはフィルム用途にその
まま使用できる他、高級包装紙などの新規用途にも有用
である。
【0036】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下の記
載において部は重量部を表す。実施例および比較例に記
載する100%引張応力、引張強さ、伸び、引裂強さ、
成形性、および分散粒径の測定方法は次の通りである。 (1)100%引張応力 JIS−K7311に準じて測定した。 単位:kgf・cm2 (2)引張強さ JIS−K7311に準じて測定した。 単位:kgf/cm2 (3)伸び JIS−K7311に準じて測定した。 単位:% (4)引裂強さ JIS−K7311に準じて測定した。 単位:kgf/cm (5)成形性 試験片成形時の状態を見た。なお試験片の成形には空冷
式インフレーションフィルム成形装置{(株)東洋精機
製作所製、40mm二軸押出混練機+インフレー ショ
ンフィルム引取装置}を用いた。 ○…(空冷式インフレーションフィルム成形装置で)成
形可能 ×…(空冷式インフレーションフィルム成形装置で)成
形困難 (6)分散粒径 試験片の表面を走査型電子顕微鏡で観察して分散粒径を
測定した。 単位:μm
【0037】実施例1 ポリプロピレン[宇部興産(株)製UBE−ポリプロF
109K、以下PPと略記;熱可塑性樹脂(A)にあた
る]10部、末端ヒドロキシポリエチレンブチレンアジ
ペート[数平均分子量2,500、以下PEBAと略
記;2個以上の活性水素有する化合物(b1)にあた
る]58.1部、1,4−ブタンジオール[以下BGと
略記;2個以上の活性水素有する化合物(b1)にあた
る]6.9部、ジフェニルメタンジイソシアネート[以
下MDIと略記;ポリイソシアネート(b2)にあた
る]25部、および無水マレイン酸変性ポリプロピレン
[結合マレイン酸量5%、数平均分子量5,000、以
下PP−MAと略記;分散剤(C)にあたる]10部を
二軸押出機[(株)東洋精機製作所製、20mmφ]を
用いて、シリンダー温度190℃で8分間、同時に溶融
混練した。得られた樹脂複合体を、空冷式インフレーシ
ョンフィルム成形装置を用いて、供給部160℃、圧縮
部200℃、メータリング部190℃、ダイ190℃、
吐出速度25rpm、引取速度30rpm、巻取速度4
0rpm、ダイ径0.7mmの成形条件で、本発明のシ
ートまたはフィルムの試験片を作成した。この試験片の
100%引張応力、引張強さ、伸び、引裂強さ、成形
性、および分散粒径を評価した。その特性評価結果を表
1に示す。
【0038】実施例2 PEBA 58.1部、BG 6.9部、およびMDI
25部とを実施例1と同じ二軸押出機を用いてシリン
ダー温度190℃で4分間、同時に溶融混練してポリウ
レタン樹脂(以下PU−1と略記)を得た。PP 10
部、PU−1 90部およびPP−MA 10部を実施
例1と同じ二軸押出機を用いて同条件で、同時に溶融混
練した。得られた樹脂複合体を、実施例1と同じフィル
ム成形装置を用いて同条件で、本発明のシートまたはフ
ィルムの試験片を作成した。この試験片の特性を実施例
1と同様に評価した。その特性評価結果を表1に示す。
【0039】比較例1 PU−1を、実施例1と同じフィルム成形装置を用いて
同条件で、シートまたはフィルムの試験片を作成した。
この試験片の特性を実施例1と同様に評価した。その特
性評価結果を表1に示す。
【0040】比較例2 PP 10部、PEBA 58.1部、BG 6.9
部、およびMDI 25部を、実施例1と同じ二軸押出
機を用いて同条件で、同時に溶融混練した。得られた組
成物を、実施例1と同じフィルム成形装置を用いて同条
件で、シートまたはフィルムの試験片を作成した。この
試験片の特性を実施例1と同様に評価した。その特性評
価結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】実施例3 ポリエチレン[宇部興産(株)製UBE−ポリエチHF
019、以下PEと略記;熱可塑性樹脂(A)にあた
る]10部、PEBA 58.1部、BG 6.9部、M
DI 25部、および無水マレイン酸変性ポリエチレン
[結合マレイン酸量5%、数平均分子量5,000、以
下PE−MAと略記;分散剤(C)にあたる]10部を
実施例1と同じ二軸押出機を用いて、同条件で溶融混練
した。得られた樹脂複合体を、実施例1と同じフィルム
成形装置を用いて同条件で、本発明のシートまたはフィ
ルムの試験片を作成した。この試験片の特性を実施例1
と同様に評価した。その特性評価結果を表2に示す。
【0043】実施例4 PE 10部、PU−1 90部およびPE−MA 1
0部を実施例1と同じ二軸押出機を用いて同条件で、同
時に溶融混練した。得られた樹脂複合体を、実施例1と
同じフィルム成形装置を用いて同条件で、本発明のシー
トまたはフィルムの試験片を作成した。この試験片の特
性を実施例1と同様に評価した。その特性評価結果を表
2に示す。
【0044】比較例3 PE 10部、PEBA 58.1部、BG 6.9
部、およびMDI 25部を、実施例1と同じ二軸押出
機を用いて同条件で、同時に溶融混練した。得られた組
成物を、実施例1と同じフィルム成形装置を用いて同条
件で、シートまたはフィルムの試験片を作成した。この
試験片の特性を実施例1と同様に評価した。その特性評
価結果を表2に示す。
【0045】
【表2】
【0046】実施例5 PP 10部、ポリエチレングリコール[数平均分子量
2,000、以下PEGと略記;2個以上の活性水素有
する化合物(b1)にあたる]51部、トリメチロール
プロパンにエチレンオキサイドを24モル付加した化合
物[以下TMP−EOと略記;2個以上の活性水素有す
る化合物(b1)にあたる]7.4部、BG 6部、M
DI 25.6部、およびPP−MA 10部を実施例
1と同じ二軸押出機を用いて、同条件で、同時に溶融混
練した。得られた樹脂複合体を、実施例1と同じフィル
ム成形装置を用いて同条件で、本発明のシートまたはフ
ィルムの試験片を作成した。この試験片の特性を実施例
1と同様に評価した。その特性評価結果を表3に示す。
【0047】実施例6 PEG 51部、TMP−EO 7.4部、BG 6
部、およびMDI25.6部とを実施例1と同じ二軸押
出機を用いてシリンダー温度190℃で4分間、同時に
溶融混練してポリウレタン樹脂(以下PU−2と略記)
を得た。PP 10部、PU−2 90部およびPP−
MA 10部を実施例3と同じ二軸押出機を用いて同条
件で、同時に溶融混練した。得られた樹脂複合体を、実
施例1と同じフィルム成形装置を用いて同条件で、本発
明のシートまたはフィルムの試験片を作成した。この試
験片の特性を実施例1と同様に評価した。その特性評価
結果を表3に示す。
【0048】比較例4 PU−2を、実施例1と同じフィルム成形装置を用いて
同条件で、シートまたはフィルムの試験片を作成した。
この試験片の特性を実施例1と同様に評価した。その特
性評価結果を表3に示す。
【0049】比較例5 PP 10部、PEG 51部、TMP−EO 7.4
部、BG 6部、およびMDI 25.6部を、実施例
1と同じ二軸押出機を用いて同条件で、同時に溶融混練
した。得られた組成物を、実施例1と同じフィルム成形
装置を用いて同条件で、シートまたはフィルムの試験片
を作成した。この試験片の特性を実施例1と同様に評価
した。その特性評価結果を表3に示す。
【0050】
【表3】
【0051】
【発明の効果】本発明の樹脂複合体から成形されたシ−
トまたはフィルムは以下の効果を奏する。 1.本発明のシ−トまたはフィルムは、ポリウレタン樹
脂の優れた物理的性質をそのままに、成形性、特にシー
トまたはフィルムの成形性に優れた(低コストで効果が
大きく、永久的に効果が持続する離型性が付与され
た)、製造工程が短く、分散状態が良好であり、引張強
度などの機械物性も十分なものである。 2.本発明のシートまたはフィルムは、自動車シート用
バッキング材など現行のポリウレタン樹脂シートまたは
フィルム用途にそのまま使用できる他、高級包装紙など
の新規用途にも有用である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記熱可塑性樹脂(A)とポリウレタン
    樹脂(B)が分散剤(C)の存在下で複合化された樹脂
    複合体から成形されており、該樹脂複合体中の(A)と
    (B)の重量比(A/B)が1/99〜40/60であ
    り、(C)が(A)と(B)の合計重量に対し、1〜4
    0重量%である樹脂複合体から成形されたシ−トまたは
    フィルム。 熱可塑性樹脂(A):ポリエチレン、ポリプロピレン、
    芳香族ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、
    ポリフェニレンオキシド、ポリスチレン、アクリロニト
    リル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエ
    ン−スチレン共重合体、メタクリル樹脂およびメチル
    (メタ)アクリレート−スチレン共重合体からなる群よ
    り選ばれる熱可塑性樹脂。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂(A)が、重量平均分子量
    10,000〜3,000,000のポリエチレンおよ
    び/またはポリプロピレンであり、分散剤(C)が変性
    ポリオレフィン系分散剤および/またはポリオレフィン
    −ポリウレタン樹脂系分散剤である請求項1記載のシー
    トまたはフィルム。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂(A)が、重量平均分子量
    10,000〜1,000,000のポリスチレンであ
    り、分散剤(C)が変性ポリスチレン系分散剤および/
    またはポリスチレン−ポリウレタン樹脂系分散剤である
    請求項1記載のシートまたはフィルム。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂(A)が、重量平均分子量
    10,000〜200,000のポリアミドであり、分
    散剤(C)が変性ポリアミド系分散剤および/またはポ
    リアミド−ポリウレタン樹脂系分散剤である請求項1記
    載のシートまたはフィルム。
  5. 【請求項5】 該樹脂複合体が、溶融した、熱可塑性樹
    脂(A)および分散剤(C)の存在下で、2個以上の活
    性水素を有する化合物(b1)とポリイソシアネート
    (b2)とを重合させることにより得られる樹脂複合体
    である請求項1〜4のいずれかに記載のシートまたはフ
    ィルム。
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