JPH0515707B2 - - Google Patents

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JPH0515707B2
JPH0515707B2 JP27987286A JP27987286A JPH0515707B2 JP H0515707 B2 JPH0515707 B2 JP H0515707B2 JP 27987286 A JP27987286 A JP 27987286A JP 27987286 A JP27987286 A JP 27987286A JP H0515707 B2 JPH0515707 B2 JP H0515707B2
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JP
Japan
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group
pyrazine
lower alkyl
bis
hydrogen atom
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JP27987286A
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JPS6310768A (ja
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Toshio Wakabayashi
Hirokazu Hasegawa
Akihiro Oota
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Publication of JPS6310768A publication Critical patent/JPS6310768A/ja
Publication of JPH0515707B2 publication Critical patent/JPH0515707B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 本発明は新規なピラジン誘導体およびこれを含
有する血小板凝集抑制剤に関する。 本発明のピラジン誘導体は強力な血小板凝集抑
制作用を有するので、血小板凝集に起因する疾患
即ち血栓症等の予防に有効である。また、一般に
シクロオキシゲナーゼ阻害作用を有する化合物
は、抗炎症作用を有することが知られており、本
発明のピラジン誘導体は上記阻害作用を有するの
で、抗炎症剤としての使用も期待される。 先行技術 抗血小板凝集作用を有する物質は種々知られて
いるが、作用が弱いものであり、より改善された
薬剤の出現が望まれている。また、心筋梗塞や脳
血栓といつた血栓症は、近年成人病の中で大きな
割合を占めるに至つており、これを有効に予防す
る抗血栓症剤の出現が強く望まれている。 従来種々のピラジン誘導体が知られており、例
えばジヤーナル・オブ・ヘテロサイクリツク・ケ
ミストリー、第21巻、第103〜106頁には2,3−
ジフエニルピラジンが記載されている。しかしな
がらこれらのピラジン誘導体が抗血小板凝集抑制
作用を有することはこれまで知られていない。 発明の目的 本発明者等は多くの新規なピラジン誘導体を合
成し、それらの薬理活性を鋭意研究した結果、特
定のピラジン誘導体が優れた血小板凝集抑制作用
を有することを見い出し、本発明を完成させた。 したがつて本発明は血小板凝集抑制剤として有
用な新規なピラジン誘導体を提供することを目的
とする。 さらに本発明は有効成分としてピラジン誘導体
を含有する血小板凝集抑制剤を提供することを目
的とする。 かかる目的を達成するため本発明は下記の構成
を有する。 1 式 〔式中Xは水素原子、ハロゲン原子、低級ア
ルキル基、低級アルコキシ基またはジ低級アル
キルアミノ基を示し、R1は水素原子または低
級アルキル基を示し、R2は低級アルキル基、
ベンジル基、置換分として低級アルキル基、低
級アルコキシ基またはメチレンジオキシ基を有
する置換ベンジル基、チエニルメチル基または
置換分として低級アルキル基、低級アルコキシ
基またはメチレンジオキシ基を有する置換チエ
ニルメチル基を示す。但しR1が水素原子を示
し、R2がメチル基を示す場合を除く。〕 を有するピラジン誘導体。 2 Xが水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基または低級アルコキシ基を示し、R1が水素
原子または低級アルキル基を示し、そしてR2
が低級アルキル基、ベンジル基、置換分として
低級アルコキシ基を有する置換ベンジル基また
はチエニルメチル基を示す化合物(但しR1が
水素原子を示し、R2がメチル基を示す場合を
除く。)である第1項記載のピラジン誘導体。 3 前記一般式()を有するピラジン誘導体を
含有する血小板凝集抑制剤。 発明の具体的説明 本発明によれば前記式()を有する新規なピ
ラジン誘導体が提供される。 前記式()においてXは水素原子、ハロゲン
原子(例えば塩素、臭素、弗素原子)、低級アル
キル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル)、低級アルコキ
シ基(例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、
イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ)また
はジ低級アルキルアミノ基(例えばジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、メチルエチルアミノ、メチ
ルプロピルアミノ、エチルプロピルアミノ、ジプ
ロピルアミノ)を示す。R1は水素原子または低
級アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル)を示す。R2は低級
アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル)、ベンジル
基、置換分として低級アルキル基、低級アルコキ
シ基もしくはメチレンジオキシ基を有する置換ベ
ンジル基(例えば3−または4−メチルベンジ
ル、3−または4−エチルベンジル、3−または
4−メトキシベンジル、3−または4−エトキシ
ベンジル、3−または4−プロポキシベンジル、
3,4−メチレンジオキシベンジル)、チエニル
メチル基(例えば2−または3−チエニルメチ
ル)、または置換分として低級アルキル基、低級
アルコキシ基またはメチレンジオキシ基を有する
置換チエニルメチル基(例えば4−または5−メ
チル−2−または3−チエニルメチル)を示す。 前記式()を有するピラジン誘導体の好適な
化合物の例としては次のものがあげられる。 2,3−ジフエニル−5−エチル(またはn−
プロピル)ピラジン、 2,3−ビス(p−クロロフエニル)−5−エ
チル(またはイソプロピル)ピラジン、 2,3−ビス(p−ブロモフエニル)−5−エ
チル(またはn−ブチル)ピラジン、 2,3−ビス(p−メチルフエニル)−5−エ
チル(またはn−プロピル)ピラジン、 2,3−ビス(p−メトキシフエニル)−5−
エチル(またはn−ブチル)ピラジン、 2,3−ビス(p−ジメチルアミノフエニル)
−5−エチル(またはイソブチル)ピラジン、 2,3−ジフエニル−5−ベンジルピラジン、 2,3−ジフエニル−5−(p−メチルベンジ
ル)ピラジン、 2,3−ジフエニル−5−(p−メトキシベン
ジル)ピラジン、 2,3−ジフエニル−5−(m−メトキシベン
ジル)ピラジン、 2,3−ビス(p−メトキシフエニル)−5−
ベンジルピラジン、 2,3−ビス(p−クロロフエニル)−5−ベ
ンジルピラジン、 2,3−ビス(p−メトキシフエニル)−5,
6−ジエチル(またはイソプロピル)ピラジン、 2,3−ビス(p−メトキシフエニル)−5,
6−ジ−n−ブチルピラジン、 2,3−ビス(p−メトキシフエニル)−5−
(2−チエニルメチル)ピラジン、 2,3−ジフエニル−5−(2−チエニルメチ
ル)ピラジン、 2,3−ビス(p−クロロフエニル)−5−(2
−チエニルメチル)ピラジン、 2,3−ビス(パラクロロフエニル)−5−(4
−メチル−2−チエニルメチル)ピラジン、 ピラジン誘導体()は式 〔式中Xは前述したものと同一意義を有する〕 を有するベンジル誘導体と式 〔式中R1およびR2は前述したものと同一意義
を有する〕 を有する1,2−ジアミン誘導体を適当な有機溶
媒(例えばエタノール)中で加熱して式 〔式中X,R1およびR2は前述したものと同一
意義を有する〕 を有するジヒドロピラジンを製造し、ついでこれ
を硫黄とともに100〜180℃で加熱することによつ
て製造される。 ピラジン誘導体()においてR1が水素原子
であり、R2がベンジル、置換ベンジルまたはチ
エニルメチル基である化合物は、前記ベンジル誘
導体()と、1,2−ジアミノエタンとを反応
させ、得られるシヒドロピラジン誘導体にベンツ
アルデヒド置換ベンツアルデヒド、チオフエンア
ルデヒドまたは置換チオフエンアルデヒドを反応
させて製造することもできる。上記製法において
該アルデヒドの代りにジアルキルケトンをジヒド
ロピラジン誘導体と反応させるとR2が分枝鎖状
アルキル基であるピラジン誘導体()を得るこ
とができる。 さらに、前記式()においてR1が水素原子、
またはR1およびR2が低級アルキル基であるピラ
ジン誘導体は、2,3−ジフエニルピラジン誘導
体を過マレイン酸(permaleic acid)で酸化し
てモノ−またはジーN−オキサイド体を得、つい
でこれをオキシ塩化燐で塩素化して2,3−ジフ
エニル−4(または4,5−)クロロピラジン誘
導体とし、これをトリアルキル硼素と反応させる
ことによつて製造することもできる。 本発明のピラジン誘導体()は、血小板の凝
集を阻害する作用を有するので、血小板凝集抑制
剤として脳血栓等の予防に有効に使用される。さ
らに本発明のピラジン誘導体()はシクロオキ
シゲナーゼ阻害作用を有し、抗炎症剤としても使
用されうる。投与量は一般に成人1日量約30〜
600mgであり、必要により1〜3回に分けて投与
するのがよい。投与方法は投与に適した任意の形
態をとることができ、特に経口投与が望ましい
が、静注も可能である。 本発明の化合物は単独または通常の方法で製剤
担体あるいは賦形剤と混合され、錠剤、散剤、カ
プセル剤、顆粒剤に製剤化される。担体あるいは
賦形剤の例として炭酸カルシウム、リン酸カルシ
ウム、でんぷん、しょ糖、乳糖、タルク、ステア
リン酸マグネシウム等があげられる。本発明の化
合物は、上記の固形剤の他に油性懸濁剤、シロツ
プのような液剤とすることもできる。 本発明の化合物をサイクロデキストリンで包接
して安定化することもできる。 次に実施例および薬理試験例を示して本発明を
さらに具体的に説明する。 実施例 1 2,3−ジフエニル−5,6−ジヒドロピラジ
ン2.570g、ベンツアルデヒド1.060g、水酸化カ
リウム0.672gをメタノール20mlに溶解し、加熱
還流下に1時間反応させた。該反応混液よりメタ
ノールを減圧留去し残渣に水50mlを加えこれより
酢酸エチルにて3回抽出を行なつた。抽出有機層
を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を減
圧留去した。得られた抽出残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフイーに付し、ヘキサン、酢酸エ
チル8対1溶出画分より粗生成物を得た。該粗生
成物をヘキサンより再結晶し、無色プリズム晶と
して2,3ジフエニル−5−ベンジルピラジン
2.940gを得た。融点118〜119℃。本品の物性デ
ータは下記式()の構造を支持する。 元素分析値(C23H18N2) 計算値:C,85.68%;H,5.63%;N,8.69
% 実測値:C,85.68%;H,5.53%;N,8.67
% MASS(m/e):322(分子イオンピーク) 1H−NMR(CDCl3)δ(ppm): 4.27(2H,s),8.47(1H,s) 実施例 2 2,3−ジフエニル−5,6−ジヒドロピラジ
ンとp−アニスアルデヒドを用い、実施例1と同
様の操作により融点102〜103℃(メタノール・水
より再結晶)の無色プリズム晶として2,3−ジ
フエニル−5−(p−メトキシベンジル)ピラジ
ンを得た。本品の物性データは下記式()の構
造を支持する。 元素分析値(C24H20N2O) 計算値:C,81.79%;H,5.72%;N,7.95
% 実測値:C,81.89%;H,5.70%;N,8.01
% MASS(m/e):352(分子イオンピーク) 1H−NMR(CDCl3)δ(ppm): 3.73(3H,s ),4.17(2H,s),
6.83(2H,d,J=9Hz),8.37(1H,s) 実施例 3 2,3−ジフエニル−5,6−ジヒドロピラジ
ンとm−アニスアルデヒドを用い、実施例1と同
様の操作により融点65〜66℃(メタノール・水よ
り再結晶)の無色プリズム晶として2,3−ジフ
エニル−5−(m−メトキシベンジル)ピラジン
を得た。本品の物性データは下記式()の構造
を支持する。 元素分析値(C24H20N2O) 計算値:C,81.79%;H,5.72%;N,7.95
% 実測値:C,82.02%;H,5.74%;N,7.77
% MASS(m/e):352(分子イオンピーク) 1H−NMR(CDCl3)δ(ppm): 3.73(3H,s),4.18(2H,s),8.38(1H,
s) 実施例 4 2,3−ビス(p−メトキシフエニル)−5,
6−ジヒドロピラジンとベンツアルデヒドを用い
実施例1と同様の操作により融点107〜109℃(メ
タノール・水より再結晶)の無色プリズム晶とし
て2,3−ビス(p−メトキシフエニル)−5−
ベンジルピラジンを得た。本品の物性データは下
記式()の構造を支持する。 元素分析値(C25H22N2O2) 計算値:C,78.51%;H,5.80%;N,7.33
% 実測値:C,78.48%;H,5.77%;N,7.29
% MASS(m/e):382(分子イオンピーク) 1H−NMR(CDCl3)δ(ppm): 3.77(6H,s),4.22(2H,s),6.80(2H,
d,J=9Hz),6.82(2H,d,J=9Hz),
8.33(1H,s) 実施例 5 2,3−ビス(p−メトキシフエニル)−5,
6−ジヒドロピラジンとアセトンを用い、実施例
1と同様の操作により沸点211℃(0.15Torr)の
油状物質として2,3−ビス(p−メトキシフエ
ニル)−5−イソプロピルピラジンを得た。本品
の物性データは下記式()の構造を支持する。 元素分析値(C21H22N2O2) 計算値:C,75.42%;H,6.63%;N,8.38
% 実測値:C,76.19%;H,6.76%;N,8.48
% MASS(m/e):334(分子イオンピーク) 1H−NMR(CDCl3)δ(ppm): 1.37(6H,d,J=7Hz),3.75(6H,s),
6.78(4H,d,J=9Hz),7.35(2H,d,J
=9Hz),7.41(2H,d,J=9Hz),8.37
(1H,s) 実施例 6 2,3−ビス(p−メトキシフエニル)ピラジ
ン 1−オキシド3.918gをオキシ塩化リン20ml
中に混和し、加熱還流下に30分間反応させた。放
冷後該反応混液を氷水中に注ぎ、つづいて炭酸カ
リウムにて塩基性とすると生成物が析出し、これ
を取して2,3ビス(p−メトキシフエニル)
−5−クロロピラジン2.823gを得た。アルゴン
雰囲気下該化合物653mg、無水炭酸カリウム414mg
及びテトラキス(トリフエニルホスフイン)パラ
ジウム116mgを、乾燥N,N−ジメチルホルムア
ミド10mlに懸濁しトリエチルボラン・ヘキサン溶
液(15%)2mlを添加した。該反応混液を加熱還
流下に2時間反応させた後、溶媒を減圧留去し
た。得られた残渣に水を加えこれより塩化メチレ
ンにて3回抽出を行なつた。抽出有機層を水洗し
無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を減圧留去し抽
出残渣850mgを得た。該残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフイーに付しヘキサン塩化メチレン
1対1溶出画分より2,3−ビス(p−メトキシ
フエニル)−5−エチルピラジン555mgを得た。融
点76.5〜78℃(無色針状晶、エタノールより再結
晶)本品の物性データは下記式()の構造を支
持する。 元素分析値(C20H20N2O2) 計算値:C,74.98%;H,6.29%;N,8.74
% 実測値:C,75.02%;H,6.41%;N,8.73
% MASS(m/e):320(分子イオンピーク) 1H−NMR(CDCl3)δ(ppm): 1.37(3H,t,J=7Hz),2.87(2H,q,J
=7Hz),3.77(6H,s),6.77(4H,d,J
=7.5Hz),7.33(2H,d,J=7.5Hz),7.37
(2H,d,J=7.5Hz),8.33(1H,s) 実施例 7 2,3−ビス(p−メトキシフエニル)−5,
6−ジヒドロピラジンと2−チオフエンアルデヒ
ドを用い実施例1と同様の操作により融点89℃
(メタノールより再結晶)の無色プリズム晶とし
て2,3−ビス(p−メトキシフエニル)−5−
(2−チエニルメチル)ピラジンを得た。本品の
物性データは下記式()の構造を支持する。 元素分析値(C23H20N2O2) 計算値:C,71.11%;H,5.19%;N,7.21
% 実測値:C,71.19%;H,5.25%;N,7.22
% MASS(m/e):388(分子イオンピーク) 1H−NMR(CDCl3)δ(ppm): 3.77(6H,s),4.40(2H,s),6.80(2H,
q,J=9Hz),6.92(2H,d,J=9Hz),
7.37(2H,d,J=9Hz),7.43(2H,d,J
=9Hz),8.40(1H,s) 実施例 8 2,3−ビス(p−メトキシフエニル)ピラジ
ン 1,4−ジオキシド1.800gをオキシ塩化リ
ン20ml中に混和し加熱還流下に1時間反応させ
た。該反応混液を放冷後氷水中に注ぎつづいて炭
酸カリウムで塩基性としこれより塩化メチレンで
3回抽出を行なつた。抽出有機層を水洗し無水硫
酸ナトリウムで乾燥後溶媒を減圧留去し抽出残渣
を得た。該残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フイーに付し2,3−ビス(p−メトキシフエニ
ル)−5,6−ジクロロピラジン1.504gを得た。 アルゴン雰囲気下、該化合物903mgとテトラキ
ス(トリフエニルホスフイン)パラジウム289mg
を乾燥テトラヒドロフラン10mlに溶解し、さらに
トリメチルアルミニウム・ヘキサン溶液(15%)
1.7mlを添加した。つづいて加熱還流下に4時間
反応させ、放冷後水1mlを加えてから溶媒を減圧
留去した。得られた残渣に再び水1mlを加えこれ
より塩化メチレンで3回抽出を行なつた。抽出有
機層を水洗し無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒
を減圧留去し抽出残渣1.30gを得た。該残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフイーに付し塩化メ
チレン溶出画分より2,3−ビス(p−メトキシ
フエニル)−5,6−ジメチルピラジン694mggを
得た。融点106.5〜108℃(無色針状晶、エタノー
ルより再結晶)本品の物性データは下記式(
)の構造を支持する。 元素分析値(C20H20N2O2) 計算値:C,74.98%;H,6.29%;N,8.74
% 実測値:C,74.89%;H,6.25%;N,8.90
% MASS(m/e):320(分子イオンピーク) 1H−NMR(CDCl3)δ(ppm): 2.57(6H,s),3.77(6H,s),6.78(4H,
α,J=7.5Hz),7.37(4H,d,J=7.5Hz) 実施例 9 2,3−ビス(p−メトキシフエニル)−5,
6−ジクロロピラジン(1.08g、3mモル)、無水
炭酸カリウム(1.24g、9mモル)及びテトラキ
ス−(トリフエニルホスフイン)パラジウム(348
mg、0.3mモル)の無水DMF(15ml)溶液に15%
ET3B−ヘキサン溶液*(6ml、6mモル)を室温
下少量ずつ加えた後、アルゴン気流下12時間加熱
還流する。減圧下溶媒を留去し、水(20ml)を加
え、塩化メチレンで抽出し、溶媒を留去すると淡
黄色粘着物質を得る。これを中圧シリカゲルカラ
ムクロマトグラフイー**(カラム:Kieselgel
60、230〜400メツシユ、メルク社製、20mm×200
mm、溶媒:CH2Cl2−ヘキサン=2:3)に付し、
第一番目の溶出物質として2,3−ビス(p−メ
トキシフエニル)−5,6−ジエチルピラジン
(734mg、70%)を無色透明な液体として得た。
bp188〜194°/0.075mmHg MASS(m/z):348(m+) NMR(CDCl3)δ(ppm): 1.25(6H,t,J=7.5Hz,2×CH2CH 3),
2.80(4H,q,J=7.5Hz,2×CH 2CH3),
3.65(6H,s,2×OCH3),6.70(4H,d,
J=9Hz、ベンゼンH),7.32(4H,d,J
=9Hz、ベンゼンH) * 関東化学株式会社の溶液をそのまま用い
た。 **UVILOG.ALPC−100(応用分光機器株式
会社) 実施例 10 2,3−ビス(p−メトキシフエニル)−5,
6−ジクロロピラジン(1.08g、3mモル)、無水
炭酸カリウム(1.24g、9mモル)及びテトラキ
ス−(トリフエニルホスフイン)パラジウム(348
mg、0.3mモル)の無水DMF溶液にBu4Sn(2.4ml、
6mモル)を加えた後、アルゴン気流下12時間加
熱還流する。減圧下溶媒を留去し、水(20ml)を
加え、塩化メチレンで抽出し、溶媒を留去すると
淡黄色粘着物質を得る。これを中圧シリカゲルカ
ラムクロマトグラフイー*(カラム:
Kieselgel60、230〜400メツシユ、メルク社製、
20mm×200mm、溶媒:ヘキサン−AcOET=6:
1)に付し、第一番目の溶出物質として2,3−
ビス(p−メトキシフエニル)−5,6−ジブチ
ルピラジン(360mg、30%)を第二番目溶出物質
として2,3−ビス(p−メトキシフエニル)−
5−ブチルピラジン(553mg、53%)を得た。 *UVILOG.ALPC−100(応用分光機器株式会
社) 2,3−ビス(p−メトキシフエニル)−5,
6−ジブチルピラジン 淡黄色透明な液体bp195〜200°/0.06mmHg MASS m/z:404(m+) NMR(CDCl3)δ(ppm): 0.93(6H,t,J=7.5Hz,2×CH2CH2CH2
CH 3),1.43(4H,m,2×CH2CH2CH 2
CH3),1.77(4H,m,2×CH2CH 2CH2
CH3),2.83(4H,t,J=7.5Hz,2×CH 2
CH2CH2CH3),3.70(6H,s,2×OCH3),
6.73(4H,d,J=9Hz、ベンゼンH),7.35
(4H,d,J=9Hz、ベンゼンH) 2,3−ビス(p−メトキシフエニル)−5−
ブチルピラジン 淡黄色透明液体bp175〜180°/0.06mmHg MASS m/z:348(m+) NMR(CDCl3)δ(ppm): 0.93(3H,t,J=7.5Hz,CH2CH2CH2CH
3),1.38(2H,m,CH2CH2CH 2CH3),1.78
(2H,m,CH2CH 2CH2CH3),2.85(2H,
t,J=7.5Hz,CH 2CH2CH2CH3),3.75
(6H,s,2×OCH3),6.82(4H,d,J=
9Hz、ベンゼンH),7.42(4H,dd,J=2
Hz and J=9Hz、ベンゼンH),8.38(1H,
s、ピラジンH) 薬理試験例 1 血小板凝集抑制作用 3.8%クエン酸ナトリウム溶液(1容)を入れ
た注射器を用いてウサギ頸動脈より9容の血液を
採取する。該血液を遠心分離し、血小板に富む血
漿(PRP:7×105個/μ)を得る。 該PRP268μをキユベツトに入れ、37℃恒温
槽で2分間加温し、試験するピラジン誘導体のエ
タノール溶液2μを加え3分間インキユベート
した後、血小板の凝集惹起剤であるアラキドン酸
溶液あるいはコラーゲン溶液を加え血小板凝集を
ボーン(Born)の比濁法〔たとえばジヤーナ
ル・オブ・フイジオロジー(J.Physiol.第168巻、
第178頁、1968年発行)に記載されている〕で測
定した。アラキドン酸(50マイクロモル)または
コラーゲン(10μg/ml)によつて惹起される血
小板凝集に対する50%抑制濃度を表1に示す。ア
セチルサリチル酸を比較例として用いた。 表1に示す如く本発明のピラジン誘導体は顕著
な抗血小板凝集活性を見出した。また、表1に示
さない本発明に係るピラジン誘導体についても同
様な抗血小板凝集活性を有することが確認され
た。尚、表中50%阻害濃度とは本発明に係るピラ
ジン誘導体を導入しない場合の血小板の凝集能を
100%とした場合、該ピラジン誘導体の導入によ
り前記血小板の凝集能を50%まで抑制する為に要
したピラジン誘導体溶液濃度を意味する。
【表】
【表】 試験例 2 シクロオキシゲナーゼ阻害作用 3.8%クエン酸ナトリウム溶液(1容)を入れ
た注射器を用いてウサギ腹部大動脈より9容の血
液を採取する。遠心分離により多血小板血漿を得
る。多血小板血漿にその1/10容の77mM EDTA
溶液を加えよく混合後、室温にて2500回転/分、
10分間遠心分離操作を行う。上清を捨て洗浄液
(塩化ナトリウム134mM、トリスアミノメタン
15mM EDTA 1mM D−グルコース5mMを蒸
留水に溶解し、1規定塩化水素でPH7.4に調整し
たもの)約3mlで血小板を再懸濁し、室温にて
2000回転/分、10分間遠心分離する。上清を捨て
沈澱している血小板をPH8.0リン酸緩衝液で再懸
濁し、血小板数を1×106個/μに調整する。 こうして得られた洗浄血小板をシクロオキシゲ
ナーゼ酵素源とする。 アラキドン酸3μg、14C標識アラキドン酸0.2μCi
(1μg)を共栓付試験官に入れ、プロピレングリ
コール/エタノール混合液(1:3容)を1滴加
え窒素ガス下でエタノールを蒸発させる。ここに
検体溶液を50μ加え、さらに洗浄血小板を450μ
加え、37℃で3分間反応させる。 氷冷しながら1規定塩素水素1滴を加えPHを2
〜3にする。酢酸エチル2mlを加え10分間振とう
抽出を行い4℃で2500回転/分、10分間遠心分離
を行う。 上清をフラスコに移し濃縮後、残渣を100μ
エタノールに溶解しシリカゲル薄層板(メルク社
製60F254)に全量スポツトする。 展開溶媒(クロロホルム/メタノール/酢酸/
水=70:8:1:0.8)で約18cm展開後、ラジオ
クロマトスキヤナーでプロスタグランジンF2〓、
トロンボキサンB2、プロスタグランジンE2〓、プ
ロスタグランジンD2及びHHTの放射活性の和を
測定し、阻害活性をみた。結果を表2に示す。
【表】 急性毒性 ICR系雄性マウス(5週令)を用いて、経口投
与による急性毒性試験を行つた。本発明のピラジ
ン誘導体のLD50値はいずれも300mg/Kg以上であ
り、高い安全性が確認された。 発明の効果 本発明によれば新規なピラジン誘導体およびこ
れを含有する血小板凝集抑制剤が提供される。 本発明の上記化合物はアラキドン酸あるいはコ
ラーゲンによつて誘起される血小板凝集作用を顕
著に抑制するので、血小板凝集に起因する疾患、
特に心筋梗塞、脳出血後の虚血性発作、脳梗塞等
血小板凝集の関与する血栓症の予防剤として使用
することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() 〔式中Xは水素原子、ハロゲン原子、低級アル
    キル基、低級アルコキシ基またはジ低級アルキル
    アミノ基を示し、R1は水素原子または低級アル
    キル基を示し、R2は低級アルキル基、ベンジル
    基、置換分として低級アルキル基、低級アルコキ
    シ基またはメチレンジオキシ基を有する置換ベン
    ジル基、チエニルメチル基または置換分として低
    級アルキル基、低級アルコキシ基またはメチレン
    ジオキシ基を有する置換チエニルメチル基を示
    す。但し、R1が水素原子を示し、R2がメチル基
    を示す場合を除く。〕 を有するピラジン誘導体。 2 Xが水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
    基または低級アルコキシ基を示し、R1が水素原
    子または低級アルキル基を示し、そしてR2が低
    級アルキル基、ベンジル基、置換分として低級ア
    ルコキシ基を有する置換ベンジル基またはチエニ
    ルメチル基を示す化合物(但し、R1が水素原子
    を示し、R2がメチル基を示す場合を除く)であ
    る特許請求の範囲第1項記載のピラジン誘導体。 3 一般式() 〔式中Xは水素原子、ハロゲン原子、低級アル
    キル基、低級アルコキシ基またはジ低級アルキル
    アミノ基を示し、R1は水素原子または低級アル
    キル基を示し、R2は低級アルキル基、ベンジル
    基、置換分として低級アルキル基、低級アルコキ
    シ基またはメチレンジオキシ基を有する置換ベン
    ジル基、チエニルメチル基または置換分として低
    級アルキル基、低級アルコキシ基またはメチレン
    ジオキシ基を有する置換チエニルメチル基を示
    す。但しR1が水素原子を示し、R2がメチル基を
    示す場合を除く。〕 を有するピラジン誘導体を含有する血小板凝集抑
    制剤。
JP27987286A 1986-03-07 1986-11-26 ピラジン誘導体およびこれを含有する血小板凝集抑制剤 Granted JPS6310768A (ja)

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