JPH0515735B2 - - Google Patents
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- JPH0515735B2 JPH0515735B2 JP63264140A JP26414088A JPH0515735B2 JP H0515735 B2 JPH0515735 B2 JP H0515735B2 JP 63264140 A JP63264140 A JP 63264140A JP 26414088 A JP26414088 A JP 26414088A JP H0515735 B2 JPH0515735 B2 JP H0515735B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- flame
- amount
- mixture
- retardant
- Prior art date
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この発明は、難燃性スチレン系樹脂板状発泡体
の製造方法に関するものである。 (従来の技術及び解決しようとする課題) 一般に、難燃性樹脂は合成樹脂に難燃化剤を混
合して作られる。難燃化剤は、種々のものが知ら
れている。難燃化剤には、無機化合物と有機化合
物とがあり、無機化合物としては、酸化アンチモ
ン、燐酸塩等が用いられ、有機化合物としては専
ら種々のハロゲン化合物が用いられた。 スチレン系樹脂を難燃性のものとし、これを非
発泡のものとして用いる場合には格別の困難がな
い。それは、非発泡のものとする場合には、スチ
レン系樹脂に上記の難燃化剤を単に混合すれば足
りるからである。ところが、難燃性スチレン系樹
脂を発泡体にしようとするときは、非発泡の場合
のように簡単に片付かない。難燃化剤の樹脂の発
泡性を阻害することが起るからである。そのた
め、難燃化剤を特別に選択して使用したり、使用
方法を格別に考慮したりすることが必要となるか
らである。とりわけ、有機性の難燃化剤は分解し
やすいので、これに安定剤を配合する必要が生
じ、従つて安定剤が又発泡剤の働きに影響すると
いう新たな問題を生ずるからである。 今までは、スチレン系樹脂の発泡剤として脂肪
族炭化水素、例えばプロパン、ブタンが多く用い
られた。脂肪族炭化水素は一般に反応性に乏しい
から、これを用いている限りでは、発泡剤と難燃
化剤並びに安定剤との関係がさほど大きな問題に
はならない。しかし、脂肪族炭化水素は燃えやす
く、従つて、これを用いると火災の危険性があ
り、又気泡そのものの調整も困難となるから、脂
肪族炭化水素を用いる方法が優れているとは云え
ない。そこで発泡剤としては、ハロゲン化された
脂肪族炭化水素が用いられるようになつた。 しかし、安全に良好な発泡体を得るために用い
られるハロゲン化脂肪族炭化水素のうち、ペルク
ロロフロオロカーボン類(例えばジクロロジフル
オロメタン、トリクロロモノフルオロメタン)は
成層圏にあり有害な紫外線−B(波長範囲290〜
320nm)を吸収して地表への到達を防ぐと共に
大気温度の維持を行なつているオゾン層を破壊す
ることが知られ、その使用が規制される。 本発明者は、ペルフルオロカーボン類に替わる
発泡剤として、テトラフルオロエタン(以下、
134aという)を用い、又特公昭60−29743号公報
に記載されている難燃化剤であるヘキサブロモシ
クロドデカンと2,2′−ビス−(4−アリロキシ
−3,5−ジブロモフエニル)プロパンとの混合
物を用いて押出を行なつたところ難燃性の優れた
発泡体を得ることに成功した。しかし、従来の方
法により得られる発泡体に較べ気泡が粗く、板状
発泡体として期待される断熱性を有するものでは
なかつた。 そこで、本発明者は、上記の点を改良するため
に、発泡剤としてF134aと他のハロゲン化脂肪族
炭化水素との混合物を用い、且つ難燃化剤として
ハロゲン元素含有の多員環状化合物やフエニルア
リルエーテル誘導体を用い、更に、安定剤及び気
泡調整剤としてトリフエニルフオスフアイトを用
い、これらをスチレン系樹脂に含有させて発泡さ
せたところ、難燃性が優れ、且つ気泡サイズを小
さく、断熱性に優れた難燃性スチレン系樹脂板状
発泡体を得ることを見出し、本発明を完成するに
至つたもので、本発明の目的は、オゾン破壊を起
こす危険性が少ないF134aと他のハロゲン化脂肪
族炭化水素との混合物を発泡剤として用いて難燃
性スチレン系樹脂発泡体を製造する方法を提供す
るにある。 (課題を解決するための手段) 本発明の要旨は、発泡剤として、スチレン系樹
脂1Kgに対して0.2ないし1.6モルのテトラフルオ
ロエタンと0.2ないし2.0モルのハロゲン化脂肪族
炭化水素の混合物をスチレン系樹脂に対して5な
いし20重量%用い、難燃化剤としてヘキサブロモ
シクロドデカン及び2,2′−ビス−(4−アリロ
キシ−3,5−ジブロモフエニル)−プロパン及
び/又は2,4,6−トリブロモフエニルアリル
エーテルの混合物をスチレン系樹脂に対して0.5
ないし10重量%用い、安定剤としてトリフエニル
フオスフアイトを難燃化剤に対して1.0〜30重量
%用いることを特徴とする難燃性スチレン系樹脂
板状発泡体の製造方法である。 すなわち、本発明においては、F134aとハロゲ
ン化脂肪族炭化水素との混合物を発泡剤とし、ハ
ロゲン元素含有の多員環状アルカン及びフエニル
アリルエーテル誘導体の混合物を難燃化剤として
発泡体を得ようとする場合に、トリフエニルフオ
スフアイトを添加することによつて難燃性が優
れ、且つ気泡サイズを小さくすることによつて断
熱性の優れた発泡体が得られるという知見に基づ
いてなされたものである。 本発明について、更に詳細に説明する。 本発明方法で用いることのできるスチレン系樹
脂は、スチレン系単独重合体に限らず、共重合体
を含んいる。スチレン系単量体は、スチレンの
他、メチルスチレン、エチルスチレンとのスチレ
ン誘導体を含んでいる。又、共重合体はスチレン
系単量体を50重量%以上含み、その余が他の単量
体からなるものを含んでいる。他の単量体として
は、メチルメタクリレート、アクリロニトリル、
無水マレイン酸等を挙げることができる。そのほ
か、スチレン系樹脂は、それら単独重合体又は共
重合体に、他の樹脂を混合して得られたブレンド
物をも含んでいる。他の樹脂としては、ポリエチ
レン、合成ゴム等を挙げることができる。ブレン
ド物は、その中でスチレンが50重量%以上を占め
ている。 発泡剤としては前述のように、テトラフルオロ
エタン(F134a)と他のハロゲン化脂肪族炭化水
素との混合物を用いる。F134aの添加量はスチレ
ン系樹脂1Kgに対して0.2ないし1.6モルが必要で
ある。F134aの添加量が0.2モル以下では、断熱性
が劣り、又1.6モル以上では、成型不良となる。
混合する他のハロゲン化脂肪族炭化水素として
は、メチルクロライド、エチルクロライド、メチ
レンクロライド、モノクロロジフルオロメタン
(F22)、ジクロロモノフルオロメタン(F21)、モ
ノクロロジフルオロエタン(F142b)、ジフルオ
ロエタン(F152a)、ジクロロトリフルオロエタ
ン(F123)、モノクロロテトラフルオロエタン
(F124)及びオゾン破壊能が大きいと云われては
いるが、スチレン系樹脂発泡体の発泡剤としての
特性が良いため、規制範囲内での使用にかぎりジ
クロロオロメタン(F12)の中から選ばれた少な
くとも1種又は2種以上の混合物を用いる。その
混合物の添加量はスチレン系樹脂1Kgに対して、
0.2ないし2.0モルが必要である。この混合物の添
加量が0.2モル以下では、期待される成型性が得
られず、又2.0モル以上では断熱性が劣る。そし
て、用いられる発泡剤の総量はスチレン系樹脂に
対して5ないし20重量%である。その理由は、5
重量%以下では高倍率に発泡させることができ
ず、逆に20重量%以上になると、発泡剤が樹脂か
ら突沸し、均一な発泡が困難となり、成型性が悪
くなるためである。 これら混合発泡剤は、別々に樹脂に加えても良
く、また樹脂に加える前に予め混合してもよい。
またその添加は、押出成型機の中で加えても良
く、あるいは押出成型機に入れる以前に樹脂に加
えておいてもよい。 本発明では、難燃化剤としてヘキサブロモシク
ロドデカン又は2,2′−ビス−(4−アリロキシ
−3,5−ジブロモフエニル)−プロパン及び/
又は2,4,6−トリブロモフエニルアリルエー
テルとの混合物を用いる。これら難燃化剤の添加
量は、スチレン系樹脂に対して0.5ないし10重量
%とする。その理由は、0.5重量%以下では、難
燃化剤の効果が充分発揮されないからであり、逆
に10重量%以上にすると、増加分だけの効果が現
われないだけでなく、押出安定性と発泡性が悪く
なるからである。 本発明では、安定剤としてトリフエニルフオス
フアイトを用いる。トリフエニルフオスフアイト
は安定化効果と共に気泡微細化効果をも有する。
トリフエニルフオスフアイトの添加量は、難燃剤
に対して1.0ないし30重量%用いる。その理由は、
1.0重量%以下では難燃化剤、発泡剤に対する安
定化効果及び気泡微細化効果は見られず、30重量
%以上ではコストの上昇に見合つた効果は得られ
ず、逆に押出安定性を著しく低下させるためであ
る。 発泡剤、難燃化剤、安定剤をスチレン系樹脂に
加える順序は特に限定されていない。しかし、望
ましいのは、難燃化剤、安定剤をスチレン系樹脂
にドライブレンドしておき、この混合物を押出機
に入れ、押出機中で発泡剤を圧入する方法であ
る。 又、この発明方法では上記化合物のほかに、従
来からの気泡調整剤であるタルクや顔料染料のよ
うな着色剤ノニオン系界面活性剤のような界面活
性剤を加えることができる。 以下に、実施例と比較例とを述べて、この発明
方法を具体的に説明する。実施例及び比較例にお
いて、単に部というのは、重量部を表す。 実施例1〜8及び比較例1〜4 ポリスチレン(新日鉄化学〓エスチレンG−
10)100部に対して、気泡調整剤として微粉末タ
ルク0.7部、難燃化剤及び安定剤を表の割合で混
合したものを、口径40mmと口径50mmのものを連結
した押出機へ約15Kg/hの割合で供給した。 発泡剤としては、テトラフルオロエタン
(F134a)と他のハロゲン化脂肪族炭化水素とを
表の割合で混合したものを口径40mmの押出機の先
端付近から樹脂中に圧入混合した。口金として
は、先端に厚さ0.6mm、幅60mm、長さ5mmの矩形
の樹脂排出口を備えたものを使用し、口金の先端
には入口寸法が実質的に樹脂排出口寸法に等し
く、出口寸法が厚さ12mm、幅120mmであり、入口
付近から出口に向かつて緩やかに拡大された長さ
50mmの樹脂通路を備えた樹脂通路壁に弗素樹脂を
被膜した成形具を使用した。 口径40mmの押出機に供給された樹脂は、220℃
に加熱し、溶融混練され、続く口径50mmの押出機
で樹脂温度を110℃〜130℃に調整し、口金に供給
した。口金から排出された樹脂は大きく発泡し、
厚さ15〜23mm、幅150〜200mmに整えられ押出安定
性、成形性も良好であつた。
の製造方法に関するものである。 (従来の技術及び解決しようとする課題) 一般に、難燃性樹脂は合成樹脂に難燃化剤を混
合して作られる。難燃化剤は、種々のものが知ら
れている。難燃化剤には、無機化合物と有機化合
物とがあり、無機化合物としては、酸化アンチモ
ン、燐酸塩等が用いられ、有機化合物としては専
ら種々のハロゲン化合物が用いられた。 スチレン系樹脂を難燃性のものとし、これを非
発泡のものとして用いる場合には格別の困難がな
い。それは、非発泡のものとする場合には、スチ
レン系樹脂に上記の難燃化剤を単に混合すれば足
りるからである。ところが、難燃性スチレン系樹
脂を発泡体にしようとするときは、非発泡の場合
のように簡単に片付かない。難燃化剤の樹脂の発
泡性を阻害することが起るからである。そのた
め、難燃化剤を特別に選択して使用したり、使用
方法を格別に考慮したりすることが必要となるか
らである。とりわけ、有機性の難燃化剤は分解し
やすいので、これに安定剤を配合する必要が生
じ、従つて安定剤が又発泡剤の働きに影響すると
いう新たな問題を生ずるからである。 今までは、スチレン系樹脂の発泡剤として脂肪
族炭化水素、例えばプロパン、ブタンが多く用い
られた。脂肪族炭化水素は一般に反応性に乏しい
から、これを用いている限りでは、発泡剤と難燃
化剤並びに安定剤との関係がさほど大きな問題に
はならない。しかし、脂肪族炭化水素は燃えやす
く、従つて、これを用いると火災の危険性があ
り、又気泡そのものの調整も困難となるから、脂
肪族炭化水素を用いる方法が優れているとは云え
ない。そこで発泡剤としては、ハロゲン化された
脂肪族炭化水素が用いられるようになつた。 しかし、安全に良好な発泡体を得るために用い
られるハロゲン化脂肪族炭化水素のうち、ペルク
ロロフロオロカーボン類(例えばジクロロジフル
オロメタン、トリクロロモノフルオロメタン)は
成層圏にあり有害な紫外線−B(波長範囲290〜
320nm)を吸収して地表への到達を防ぐと共に
大気温度の維持を行なつているオゾン層を破壊す
ることが知られ、その使用が規制される。 本発明者は、ペルフルオロカーボン類に替わる
発泡剤として、テトラフルオロエタン(以下、
134aという)を用い、又特公昭60−29743号公報
に記載されている難燃化剤であるヘキサブロモシ
クロドデカンと2,2′−ビス−(4−アリロキシ
−3,5−ジブロモフエニル)プロパンとの混合
物を用いて押出を行なつたところ難燃性の優れた
発泡体を得ることに成功した。しかし、従来の方
法により得られる発泡体に較べ気泡が粗く、板状
発泡体として期待される断熱性を有するものでは
なかつた。 そこで、本発明者は、上記の点を改良するため
に、発泡剤としてF134aと他のハロゲン化脂肪族
炭化水素との混合物を用い、且つ難燃化剤として
ハロゲン元素含有の多員環状化合物やフエニルア
リルエーテル誘導体を用い、更に、安定剤及び気
泡調整剤としてトリフエニルフオスフアイトを用
い、これらをスチレン系樹脂に含有させて発泡さ
せたところ、難燃性が優れ、且つ気泡サイズを小
さく、断熱性に優れた難燃性スチレン系樹脂板状
発泡体を得ることを見出し、本発明を完成するに
至つたもので、本発明の目的は、オゾン破壊を起
こす危険性が少ないF134aと他のハロゲン化脂肪
族炭化水素との混合物を発泡剤として用いて難燃
性スチレン系樹脂発泡体を製造する方法を提供す
るにある。 (課題を解決するための手段) 本発明の要旨は、発泡剤として、スチレン系樹
脂1Kgに対して0.2ないし1.6モルのテトラフルオ
ロエタンと0.2ないし2.0モルのハロゲン化脂肪族
炭化水素の混合物をスチレン系樹脂に対して5な
いし20重量%用い、難燃化剤としてヘキサブロモ
シクロドデカン及び2,2′−ビス−(4−アリロ
キシ−3,5−ジブロモフエニル)−プロパン及
び/又は2,4,6−トリブロモフエニルアリル
エーテルの混合物をスチレン系樹脂に対して0.5
ないし10重量%用い、安定剤としてトリフエニル
フオスフアイトを難燃化剤に対して1.0〜30重量
%用いることを特徴とする難燃性スチレン系樹脂
板状発泡体の製造方法である。 すなわち、本発明においては、F134aとハロゲ
ン化脂肪族炭化水素との混合物を発泡剤とし、ハ
ロゲン元素含有の多員環状アルカン及びフエニル
アリルエーテル誘導体の混合物を難燃化剤として
発泡体を得ようとする場合に、トリフエニルフオ
スフアイトを添加することによつて難燃性が優
れ、且つ気泡サイズを小さくすることによつて断
熱性の優れた発泡体が得られるという知見に基づ
いてなされたものである。 本発明について、更に詳細に説明する。 本発明方法で用いることのできるスチレン系樹
脂は、スチレン系単独重合体に限らず、共重合体
を含んいる。スチレン系単量体は、スチレンの
他、メチルスチレン、エチルスチレンとのスチレ
ン誘導体を含んでいる。又、共重合体はスチレン
系単量体を50重量%以上含み、その余が他の単量
体からなるものを含んでいる。他の単量体として
は、メチルメタクリレート、アクリロニトリル、
無水マレイン酸等を挙げることができる。そのほ
か、スチレン系樹脂は、それら単独重合体又は共
重合体に、他の樹脂を混合して得られたブレンド
物をも含んでいる。他の樹脂としては、ポリエチ
レン、合成ゴム等を挙げることができる。ブレン
ド物は、その中でスチレンが50重量%以上を占め
ている。 発泡剤としては前述のように、テトラフルオロ
エタン(F134a)と他のハロゲン化脂肪族炭化水
素との混合物を用いる。F134aの添加量はスチレ
ン系樹脂1Kgに対して0.2ないし1.6モルが必要で
ある。F134aの添加量が0.2モル以下では、断熱性
が劣り、又1.6モル以上では、成型不良となる。
混合する他のハロゲン化脂肪族炭化水素として
は、メチルクロライド、エチルクロライド、メチ
レンクロライド、モノクロロジフルオロメタン
(F22)、ジクロロモノフルオロメタン(F21)、モ
ノクロロジフルオロエタン(F142b)、ジフルオ
ロエタン(F152a)、ジクロロトリフルオロエタ
ン(F123)、モノクロロテトラフルオロエタン
(F124)及びオゾン破壊能が大きいと云われては
いるが、スチレン系樹脂発泡体の発泡剤としての
特性が良いため、規制範囲内での使用にかぎりジ
クロロオロメタン(F12)の中から選ばれた少な
くとも1種又は2種以上の混合物を用いる。その
混合物の添加量はスチレン系樹脂1Kgに対して、
0.2ないし2.0モルが必要である。この混合物の添
加量が0.2モル以下では、期待される成型性が得
られず、又2.0モル以上では断熱性が劣る。そし
て、用いられる発泡剤の総量はスチレン系樹脂に
対して5ないし20重量%である。その理由は、5
重量%以下では高倍率に発泡させることができ
ず、逆に20重量%以上になると、発泡剤が樹脂か
ら突沸し、均一な発泡が困難となり、成型性が悪
くなるためである。 これら混合発泡剤は、別々に樹脂に加えても良
く、また樹脂に加える前に予め混合してもよい。
またその添加は、押出成型機の中で加えても良
く、あるいは押出成型機に入れる以前に樹脂に加
えておいてもよい。 本発明では、難燃化剤としてヘキサブロモシク
ロドデカン又は2,2′−ビス−(4−アリロキシ
−3,5−ジブロモフエニル)−プロパン及び/
又は2,4,6−トリブロモフエニルアリルエー
テルとの混合物を用いる。これら難燃化剤の添加
量は、スチレン系樹脂に対して0.5ないし10重量
%とする。その理由は、0.5重量%以下では、難
燃化剤の効果が充分発揮されないからであり、逆
に10重量%以上にすると、増加分だけの効果が現
われないだけでなく、押出安定性と発泡性が悪く
なるからである。 本発明では、安定剤としてトリフエニルフオス
フアイトを用いる。トリフエニルフオスフアイト
は安定化効果と共に気泡微細化効果をも有する。
トリフエニルフオスフアイトの添加量は、難燃剤
に対して1.0ないし30重量%用いる。その理由は、
1.0重量%以下では難燃化剤、発泡剤に対する安
定化効果及び気泡微細化効果は見られず、30重量
%以上ではコストの上昇に見合つた効果は得られ
ず、逆に押出安定性を著しく低下させるためであ
る。 発泡剤、難燃化剤、安定剤をスチレン系樹脂に
加える順序は特に限定されていない。しかし、望
ましいのは、難燃化剤、安定剤をスチレン系樹脂
にドライブレンドしておき、この混合物を押出機
に入れ、押出機中で発泡剤を圧入する方法であ
る。 又、この発明方法では上記化合物のほかに、従
来からの気泡調整剤であるタルクや顔料染料のよ
うな着色剤ノニオン系界面活性剤のような界面活
性剤を加えることができる。 以下に、実施例と比較例とを述べて、この発明
方法を具体的に説明する。実施例及び比較例にお
いて、単に部というのは、重量部を表す。 実施例1〜8及び比較例1〜4 ポリスチレン(新日鉄化学〓エスチレンG−
10)100部に対して、気泡調整剤として微粉末タ
ルク0.7部、難燃化剤及び安定剤を表の割合で混
合したものを、口径40mmと口径50mmのものを連結
した押出機へ約15Kg/hの割合で供給した。 発泡剤としては、テトラフルオロエタン
(F134a)と他のハロゲン化脂肪族炭化水素とを
表の割合で混合したものを口径40mmの押出機の先
端付近から樹脂中に圧入混合した。口金として
は、先端に厚さ0.6mm、幅60mm、長さ5mmの矩形
の樹脂排出口を備えたものを使用し、口金の先端
には入口寸法が実質的に樹脂排出口寸法に等し
く、出口寸法が厚さ12mm、幅120mmであり、入口
付近から出口に向かつて緩やかに拡大された長さ
50mmの樹脂通路を備えた樹脂通路壁に弗素樹脂を
被膜した成形具を使用した。 口径40mmの押出機に供給された樹脂は、220℃
に加熱し、溶融混練され、続く口径50mmの押出機
で樹脂温度を110℃〜130℃に調整し、口金に供給
した。口金から排出された樹脂は大きく発泡し、
厚さ15〜23mm、幅150〜200mmに整えられ押出安定
性、成形性も良好であつた。
【表】
(発明の効果)
既に詳述したように、本発明方法によれば、発
泡剤としてF134aと他のハロゲン化脂肪族炭化水
素を用いるから、発泡剤が脂肪族炭化水素である
場合に較べて、発泡剤が火災を起こす危険性が少
なくなり、又ペルクロロフルオロカーボン類であ
る場合に較べてオゾン破壊を起こす危険性が少な
くなる。又、難燃化剤として8員以上からなる多
員環状アルカンのハロゲン置換物又は、ハロゲン
置換フエニルアリルエーテル誘導体を用いるか
ら、これが固状有機物であつて、スチレン系樹脂
に均一によく溶解するので、難燃性の大きいスチ
レン系樹脂を得ることが出来る。 さらに、安定剤として用いるトリフエニルフオ
スフアイトが安定化効果と共に、気泡調整剤とし
ての効果を有するために難燃化剤の分解を防ぎ、
難燃性の向上をはかることができ、さらに、断熱
性の向上をも導き、従つて良好な難熱性スチレン
系樹脂板状発泡体を得ることが出来る。
泡剤としてF134aと他のハロゲン化脂肪族炭化水
素を用いるから、発泡剤が脂肪族炭化水素である
場合に較べて、発泡剤が火災を起こす危険性が少
なくなり、又ペルクロロフルオロカーボン類であ
る場合に較べてオゾン破壊を起こす危険性が少な
くなる。又、難燃化剤として8員以上からなる多
員環状アルカンのハロゲン置換物又は、ハロゲン
置換フエニルアリルエーテル誘導体を用いるか
ら、これが固状有機物であつて、スチレン系樹脂
に均一によく溶解するので、難燃性の大きいスチ
レン系樹脂を得ることが出来る。 さらに、安定剤として用いるトリフエニルフオ
スフアイトが安定化効果と共に、気泡調整剤とし
ての効果を有するために難燃化剤の分解を防ぎ、
難燃性の向上をはかることができ、さらに、断熱
性の向上をも導き、従つて良好な難熱性スチレン
系樹脂板状発泡体を得ることが出来る。
Claims (1)
- 1 発泡剤として、スチレン系樹脂1Kgに対して
0.2ないし1.6モルのテトラフルオロエタンと0.2な
いし2.0モルのハロゲン化脂肪族炭化水素の混合
物をスチレン系樹脂に対して5ないし20重量%用
い、難燃化剤としてヘキサブロモシクロドデカン
及び2,2′−ビス−(4−アリロキシ−3,5−
ジブロモフエニル)−プロパン及び/又は2,4,
6−トリブロモフエニルアリルエーテルの混合物
をスチレン系樹脂に対して0.5ないし10重量%用
い、安定剤としてトリフエニルフオスフアイトを
難燃化剤に対して1.0〜30重量%用いることを特
徴とする難燃性スチレン系樹脂板状発泡体の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26414088A JPH02113037A (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | 難燃性スチレン系樹脂板状発泡体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26414088A JPH02113037A (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | 難燃性スチレン系樹脂板状発泡体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02113037A JPH02113037A (ja) | 1990-04-25 |
| JPH0515735B2 true JPH0515735B2 (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=17399016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26414088A Granted JPH02113037A (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | 難燃性スチレン系樹脂板状発泡体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02113037A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1988
- 1988-10-21 JP JP26414088A patent/JPH02113037A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02113037A (ja) | 1990-04-25 |
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