JPH0516622A - ラジアルタイヤ及びその製造方法 - Google Patents

ラジアルタイヤ及びその製造方法

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JPH0516622A
JPH0516622A JP3171013A JP17101391A JPH0516622A JP H0516622 A JPH0516622 A JP H0516622A JP 3171013 A JP3171013 A JP 3171013A JP 17101391 A JP17101391 A JP 17101391A JP H0516622 A JPH0516622 A JP H0516622A
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tire
carcass ply
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bead
carcass
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Yujiro Yoshida
雄次郎 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイヤの重量増大等の不都合を伴うことな
く、効果的にタイヤ横剛性やコーナリングパワーを向上
させる。 【構成】 カーカスプライ10の両側部16がビード部
のビードコア18を支点としてタイヤ内側から外側に巻
き上げられるラジアルタイヤにおいて、カーカスコード
よりも弾性係数の小さいコードからなる補強層22をビ
ードエーペックス20の内側に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビード部に補強層が配
設されるラジアルタイヤ及びその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図2に、従来のラジアルタイヤの構造の
一例を示す。図において10は多数本のコ―ドで構成さ
れたタイヤファブリックよりなるカーカスプライであ
り、その外側にトレッド12やサイドウォール14が貼
付けられ、トレッド12内にベルト15が配設されてい
る。カーカスプライ10の両側部16はビードエーペッ
クス20を備えたビード部のビードコア18を支点に巻
上げられており、図例では上記両側部16がタイヤの内
側(図の左側)から外側(図の右側)に向けて巻上げら
れている。そして、この巻上げが行われた後に両側部1
6の外側から補強層22が貼付けられており、この補強
層22によってビード部の補強がなされている。
【0003】ところで近年、上記ラジアルタイヤにおい
て、構造の簡略化を図るため、カーカスのモノプライ
化、すなわち1枚のカーカスプライ10でカーカスを構
成することが行われている。このようなモノプライ化を
実現するには、これに伴う強度低下を補うための補強、
特にタイヤの横剛性やコーナリングパワーの低下を防ぐ
ための措置が必要である。ここで従来は、上記補強の手
段として、ビードエーペックス20を大型化し、あるい
は、カーカスプライ10の巻上げ高さ(すなわちビード
ベースラインBLからカーカスプライ端部16までの距
離)PHを増加させるといったことが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような手段は、
ともに、タイヤ全体の重量増大を招くとともに、この重
量増大に起因して走行中のタイヤ発熱量が増大すること
による耐久性の低下を伴うおそれがある。また、これら
の手段では補強効果に限界があり、それ以上の補強を行
うにはスチール製の補強層を配するしかなく、これによ
ってタイヤの重量増大はより深刻化する。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み、タイヤ
の重量増大等の不都合を伴うことなく、効果的にタイヤ
横剛性やコーナリングパワーを向上させることができる
ラジアルタイヤ及びその製造方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、タイヤファブ
リックで構成された1枚のカーカスプライを備え、この
カーカスプライの両側部が、ビードエーペックスを有す
るビード部のビードコアを支点にタイヤの内側から外側
に巻上げられたラジアルタイヤにおいて、上記ビードエ
ーペックスのタイヤ軸方向内側にタイヤファブリックで
形成された補強層を配設し、上記カーカスプライのコ―
ドの弾性係数を補強層のコ―ドの弾性係数よりも大きく
設定したものである(請求項1)。
【0007】また本発明は、上記ラジアルタイヤの製造
方法であって、カーカスプライの外側面に補強層を貼付
け、その後にカーカスプライの巻上げを行うものである
(請求項2)。
【0008】
【作用】上記構成によれば、いわゆるモノプライ構造で
あるにもかかわらず、後述の実験データから明らかなよ
うに、タイヤの重量増大を伴うことなく、十分な横剛性
やコーナリングパワーが確保される。また、カーカスプ
ライを構成するコ―ドの弾性係数が補強層を構成するコ
―ドの弾性係数よりも大きいため、その分、走行時に作
用する荷重に対するカーカスプライの歪量が抑えられ、
従ってこのカーカスプライに補強層が直接貼付られてい
ても補強層に生じる応力は僅かに抑えられる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例におけるラジアル
タイヤの内部構造を示したものである。
【0010】図において、10は多数本のコ―ドで構成
されたタイヤファブリックよりなるカーカスプライであ
り、このラジアルタイヤでは1枚のみのカーカスプライ
10でタイヤカーカスが構成されている。このカーカス
プライ10の半径方向外側にはトレッド12やサイドウ
ォール14が貼付けられ、トレッド12内側にはカーカ
スの半径方向外側に隣接してベルト15が配設されてい
る。カーカスプライ10の両側部16は断面3角形状の
ビードエーペックス20を備えたビード部のビードコア
18を支点に巻上げられており、しかも、上記両側部1
6はタイヤの内側(図の左側)から外側(図の右側)に
向けて巻上げられている。
【0011】そして、このタイヤの特徴として、上記ビ
ードエーペックス20の内側におけるカーカスプライ1
0の外側面に補強層22が貼付られており、この補強層
22によってビード部の補強がなされている。この補強
層22は、複数本のコ―ドで構成されたタイヤファブリ
ックの単数枚あるいは複数枚のプライで構成されてお
り、上記コ―ドの材質としては、カーカスコ―ドの材質
よりも弾性係数の低い材質が用いられている。
【0012】このラジアルタイヤの製造方法としては、
従来のようにカーカスプライ10の巻上げを行ってから
補強層22を貼付けるのではなく、予めカーカスプライ
10の外側面に補強層22を貼付けておき、その後にカ
ーカスプライ10の巻上げを行うようにすればよい。
【0013】このような構造によれば、カーカスプライ
10についてモノプライ化を行ったにもかかわらず、後
述の実験データから明らかなように、十分な横剛性及び
コーナリングパワーを確保することができる。しかも、
カーカスコ―ドの弾性係数が補強層22の弾性係数より
も大きく設定され、タイヤに作用する圧縮荷重等に対応
して発生するカーカスプライ10の歪量が抑えられてい
るので、上記のようにカーカスプライ10に直接補強層
22を貼付けても、この補強層22に発生する応力は微
小に抑えられ、補強層22の劣化が抑制される。
【0014】※実験データ 下の表1に示すデータは、複数枚のカーカスプライをも
つ標準仕様の従来品、モノプライ構造の従来品、及び二
種類の本発明品についてタイヤ横弾性係数及びコーナリ
ングパワーを測定した結果を示したものであり、これら
のタイヤ横弾性係数及びコーナリングパワーについては
標準仕様従来品のそれを100としたときの相対指数で
表している。また、同表においてTH、FH、PH、B
Hはそれぞれ図1に示すビードベースラインBLからの
タイヤ断面高さ、補強層先端高さ、ビードエーペックス
先端高さ、カーカスプライ先端高さ(プライ巻上げ高
さ)を示しており、各品はいずれもビード部のビードコ
アを支点としてカーカスプライを内側から外側に巻き上
げたものを使用している。
【0015】
【表1】
【0016】このデータから下記の考察を行うことがで
きる。
【0017】(a) 2枚のカーカスプライを備えた標準仕
様の従来品に対し、単にモノプライ化するだけでは、タ
イヤ横弾性係数及びコーナリングパワーともに減少し、
よって走行安定性が低下する。
【0018】(b) モノプライ化を行っても、本発明のよ
うに補強層22をビードエーペックス20の内側に配す
れば、標準仕様と比べてビードエーペックス20を大型
化させることなく(エーペックス高さBH参照)、しか
も、補強層22のラジアル方向に対する角度を抑制しな
がら、タイヤ横弾性係数及びコーナリングパワーを標準
仕様と同等に確保し、あるいはそれ以上に高めることが
できる。
【0019】(c) さらに、カーカスコードの材質をポリ
エチレンよりも剛性の高い芳香族ポリアミド繊維とすれ
ば、コードの撚り本数(すなわち各コードを構成するフ
ィラメントの本数)を標準仕様と同様の2本とし、さら
に、カーカスプライ10の巻上げ高さPHを補強層22
の高さFHより低くしても、タイヤ横弾性係数及びコー
ナリングパワーについては飛躍的に向上させることがで
きる。
【0020】以上の事項をまとめると、本発明によれ
ば、特にタイヤの重量増大を招くことなく、カーカスの
モノプライ化を行いながらもタイヤ横弾性係数やコーナ
リングパワーを効果的に向上させることが可能であると
いえる。また、補強層22の高さFHは、小さすぎると
十分な補強効果が得られず、大きすぎると補強層22の
先端がタイヤの変形で撓んで剥離を起こしやすくなるの
で、タイヤ断面高さTHの40〜60%に設定すること
が望ましい。また、補強層22のラジアル方向に対する
角度は、小さすぎるとタイヤの剛性が下がるため、一般
には15〜45%に設定することが望ましい。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明は、カーカスコード
よりも弾性係数の小さいコードからなる補強層をビード
エーペックスの内側に配設したものであるので、タイヤ
の重量増大を招くことなく、カーカスのモノプライ化を
果たしながら、タイヤ横弾性係数及びコーナリングパワ
ーを効果的に向上させることができ、また補強層の劣化
を抑制することができる。さらに、予めカーカスプライ
に補強層を貼付けた状態でカーカスプライを巻き上げる
ことにより製造できるので、従来のように巻上げ後の段
階で補強層を配設するものに比べ、組立作業性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるラジアルタイヤの断
面図である。
【図2】従来のラジアルタイヤの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 カーカスプライ 16 カーカスプライの両側部 18 ビードコア 20 ビードエーペックス 22 補強層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤファブリックで構成された1枚の
    カーカスプライを備え、このカーカスプライの両側部
    が、ビードエーペックスを有するビード部のビードコア
    を支点にタイヤの内側から外側に巻上げられたラジアル
    タイヤにおいて、上記ビードエーペックスのタイヤ軸方
    向内側にタイヤファブリックで形成された補強層を配設
    し、上記カーカスプライのコードの弾性係数を補強層の
    コ―ドの弾性係数よりも大きく設定したことを特徴とす
    るラジアルタイヤ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のラジアルタイヤの製造方
    法であって、カーカスプライの外側面に補強層を貼付
    け、その後にカーカスプライの巻上げを行うことを特徴
    とするラジアルタイヤの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN119682442A (zh) * 2024-12-30 2025-03-25 哈尔滨工业大学 一种具有多层连续编织胎体帘布层结构的轮胎

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60154903A (ja) * 1984-01-20 1985-08-14 Sumitomo Rubber Ind Ltd 重荷重用ラジアルタイヤのビ−ド部補強構造
JPS6234806A (ja) * 1985-08-06 1987-02-14 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りラジアルタイヤ

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