JPH05168U - 消火用ホースカー - Google Patents

消火用ホースカー

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JPH05168U
JPH05168U JP5591991U JP5591991U JPH05168U JP H05168 U JPH05168 U JP H05168U JP 5591991 U JP5591991 U JP 5591991U JP 5591991 U JP5591991 U JP 5591991U JP H05168 U JPH05168 U JP H05168U
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▲吉▼雄 溝口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクト化され、消防車に多数備え付ける
ことができるとともに、短時間で消火準備ができ、か
つ、疲労度が少ない消火用ホースカーを提供する。 【構成】 消火用ホースカー1は基台2を備えており、
この基台2は、前脚支持ブラケット23と、一対の後脚支
持ブラケット24等で構成してある。このような基台2に
前脚40, 後脚41を開閉可能に設ける。前脚40, 後脚41に
は突出部40A,41Aを形成し、前脚40, 後脚41が開いた
時、この突出部40A,41A が地表面と係止する。基台2に
は、両端に消火用ホースと消火用ノズル8とを連結した
銃座本体6を角度調整自在に設ける。また、消火用ノズ
ル8の上部に把手93等でなる牽引機構9を設け、消火用
ホースカー1を移動自在としてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、火災の際に、例えば屋外の消火栓から給水される消防車に接続して 使用する消火用ホースカーに関する。
【0002】
【背景技術】
一般に、火災発生に際しては消防車が出動し、この消防車に火災発生現場に最 も近い消火栓から給水を行い、作業員が消防車から火災発生現場まで消火用ホー スを延ばして放水または泡の噴射による消火活動を行っている。 特に石油コンビナート等においては、主要道路沿いに略70メートル間隔に消火 栓が設置されており、消火にあたっては火災発生現場に最も近い消火栓が使用さ れている。 この際、ホースを延ばして放水するまでは、背負器による方法や、手びろめと いわれる方法、および、運搬車等による方法等で行われていることが知られてい る。
【0003】 すなわち、背負器による方法では、背負い式の器具に所定長さの消火用ホース が所定の本数だけ結合されて収納されており、消火作業員はこの背負い式の器具 を背負い、同時に消火用ホースに接続されるノズルと銃座とを手に持って運び、 ホースを延長している。そして、消火作業員はホース延長後、ホースとノズルと を接続し、これらを引き続き銃座に固定して消火作業を行っている。
【0004】 また、手びろめ方式では、消防車が停車した場所から、作業員が、まず、所定 長さの消火用ホースを所定の本数だけそれらを順次結合しながら延長して運搬す る。次いで、作業員はノズルと銃座とを再び所定の場所に運搬し、前記ホースに ノズルを結合させている。その後、消火作業員はこのノズルを銃座に固定して消 火作業を行っている。
【0005】 さらに、運搬車等による方法では、ホース等が収納された収納箱にノズルを取 り付け、これとは別個に銃座を支持する銃座支持板等を設け、これらを車輪付の 固定枠に連結させておいて、作業員が全体を所定の場所に運搬している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の背負器による方法では、消火作業員は複数の消 火用ホースが収納された器具を背負い、しかも手にはノズルと銃座とを持って火 災発生現場の近くまで行かなくてはならない。 一人の消火作業員がこのような 準備を行うには、ホース等は重く、その上運ぶ距離が長いと、疲労が激しいので 体力的に自信のない者は行えないという運搬上の問題がある。
【0007】 特に、火災を一刻も早く消火するためには放水準備を急がねばならず、消火作 業員は、いきおい、走るなり急ぎ足にならざるを得ない。この場合、疲労は一段 と激しいものとなる。その結果、消火作業の準備までに時間が掛かり、初期消火 活動の迅速化に支障を及ぼしている。
【0008】 そこで、ホース等をそれぞれ別の消火作業員が分担して運べば、それほどの疲 労はないが、そうすると、多くの作業員を必要とするという別の問題が生じてい る。
【0009】 また、前記手びろめ方法では、消防車が停車した場所から、作業員がまず所定 の本数の消火用ホースを繋ぎながら延長し、火災発生現場の近くまで運ばなけれ ばならない。作業者はホースを運んだ後、ノズルと銃座とを再び消防車から最後 のホースの位置まで運び、これらを結合しなければならない。 このように消火作業の準備が面倒で、時間が掛かり、前記背負器による方法と 同様初期消火活動の迅速化に支障を及ぼしている。また、大きな労力を必要とす るので、一段と疲労度が大きくなる。
【0010】 さらに、前記運搬車による方法では、収納箱や銃座支持板や固定枠等がそれぞ れ別個に設けられているので、装置全体が大きくなる。その結果、重量も重くな り運搬しずらく、また、消防車に多数備え付けることができないという問題があ る。
【0011】 ここに本考案の目的は、コンパクト化され、消防車に多数備え付けることがで きるとともに、短時間で消火準備ができ、かつ、疲労度の少ない消火用ホースカ ーを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、基台と、この基台に設けられた車輪と、前記基台に開閉自在に設け られ、閉じた時互いに枠組みを構成するとともに、開いた時地表面と係止可能と なる複数の銃座脚と、前記基台に起伏角度調整自在に設けられた銃座本体と、こ の銃座本体の先端側に着脱可能に連結される消火用ノズルと、前記銃座本体の後 端側に着脱可能に連結されるとともに消火栓に連結され、かつ、前記銃座脚の枠 組み内に収納される消火用ホースとを備えて消火用ホースカーを構成したもので ある。
【0013】
【作用】
このような本考案では、基台に設けた複数の銃座脚を閉じた時枠組みが構成さ れ、この枠組み内に消火用ホースを収納してある。 複数の銃座脚と銃座本体,消火用ノズル,消火用ホース等を設けた基台は、車 輪を備えてコンパクトな消火用ホースカーを構成しており、このようなホースカ ーを消火作業者が火災現場の近くまで引っ張って移動する。
【0014】 このように、銃座本体,消火用ノズル,消火用ホースは、予め結合されて基台 に取り付けられて消火用ホースカーを構成しているので、この消火用ホースカー はコンパクトなものとなり、従って、消防車に多数設置できる。 また、基台には車輪を設けてあり基台を引っ張るだけで移動できるので、消火 用ホース等の運搬が簡単に行える。また、所定の位置まで移動したら銃座脚を開 いて、銃座脚を地表面に係止させるだけで基台を固定できるので、操作が楽であ り、かつ、短時間で消火準備が可能となり、これらにより、前記目的が達成され る。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 本実施例の消火用ホースカーの全体正面図,全体側面図および全体平面図が示 された図1〜3において、消火用ホースカー1は、車輪3が取り付けられた基台 2と、この基台2に開閉自在に設けられた複数の銃座脚4と、基台2に設けられ るとともに、両端部に消火用ノズル8と消火用ホース7とが連結された銃座本体 6とを備えて構成されており、移動自在となっている。
【0016】 前記基台2は、2枚の縦長の板材20を、それらが平行になるようにその下側を 横板21で連結し、平面視略コ字形に形成したブラケット22を備えている。この縦 長の板材20の内の1枚の上部には、前方(ホースカー1の進行方向、図1の紙面 手前側)に突出する略三角形の突部20A が形成されている。 また、前記ブラケット22の前記横板21の前方には、2枚の板材からなる前脚支 持ブラケット23が、前記平行な縦長の板材20の内方に、互いに僅かの隙間を有し て取り付けられている。
【0017】 前記縦長の板材20の略中央部には、図4に示すように、逆ハ字形に延びる一対 の後脚支持ブラケット24が、略三角形のライナー25を介してそれぞれ水平方向に 固着されている。この後脚支持ブラケット24は、前記縦長の板材20に固着された 斜め板26と、この斜め板26を挟み込んだ一対の斜め板27とで構成されている。
【0018】 前記後脚支持ブラケット24には、その上部に取り付け板28,29を介して一対の ホース保持板30が設けられており、このホース保持板30は、長方形のプレートで 形成されている。この際、ホース保持板30は、その長手方向の2辺がホースカー 1の進行方向に対して直交する方向に位置して設けられる。
【0019】 ここにおいて、これら2枚の縦長の板材20,前脚支持ブラケット23,一対の後 脚支持ブラケット24および一対のホース保持板30等により、前記基台2が構成さ れる。
【0020】 前記縦長の板材20の下側には、板材20を水平方向に貫通するとともに、図略の 軸受等により回転自在に支持された車軸31を介して車輪3が取り付けられている 。この車輪3は、スポーク,チューブレス形式とされ、軽量とすることでホース カー1の移動が容易となるように構成されている。
【0021】 前記複数の銃座脚4は、前述のように基台2に設けられており、図3に示すよ うに、進行方向の最前列に設けられた1本の前脚40と、この前脚40の斜め後方に 設けられた2本の後脚41でなり、これら3本の脚を連結すると平面視略2等辺三 角形となるように構成されている。
【0022】 前記銃座脚4は、前脚40,後脚41とも略同一形状の丸棒で形成されており、そ れぞれの脚40,41の下部には、図2に示すようにストッパ42,43が取り付けられ ている。このストッパ42,43は略同一形状の略扇形に形成され、かつ、扇形の1 辺に切り欠き部42A,43A が形成されている。そして、このストッパ42,43の扇形 の1辺がそれぞれの脚40,41の軸線と平行になるように取り付けられる。
【0023】 前記前脚40に取り付けられたストッパ42は、図2に示すように、前記前脚支持 ブラケット23の2枚の板材に挟み込まれてボルト44等で回動自在に支持されてい る。また、ストッパ42が回動して前脚40が開かれた時、ストッパ42の前記切り欠 き部42A が前脚支持ブラケット23に設けられた前脚固定ピン45に係合して前脚40 が固定されるようになっている。この固定ピン45は、ばね付勢により出没自在に 構成されている。
【0024】 また、前記後脚41に取り付けられたストッパ43は、前記一対の後脚支持ブラケ ット24の2枚の斜め板27に挟み込まれてボルト46等で回動自在に支持されている 。この後脚41も、前述した前脚40同様ストッパ43が回動して後脚41が開かれた時 、ストッパ43の前記切り欠き部43A が、一対の後脚支持ブラケット24に設けられ た後脚固定ピン47に係合して後脚41が固定されるようになっている。 そして、この後脚41と前脚40とが固定された際、この前脚40等の固定と同時に 車輪3が基台2から僅かに浮き上がり、基台2等が確実に固定されるようになっ ている。
【0025】 前記前脚40,後脚41の上部には、図2,3に示すように、例えば角錐や円錐等 の係止部である突出部40A,41A が形成されている。この突出部40A,41A は、前脚 40,後脚41が開かれた時、それらと地表面とが係止されて固定されるものであり 、前脚40と後脚41の突出部40A,41A は、前脚40,後脚41等が組み合わされている 時は、互いに背中合わせの状態になるように形成されている。
【0026】 前脚40の両側面には、図1〜3に示すように、前脚40から後脚41に向かう複数 個の斜めの枠材49が、水平にかつ、均等間隔に取り付けられている。この枠材49 の他端には、これらを上下に結ぶ枠棒50が結合されており、枠材49と枠棒50とで 補強枠51が構成されている。
【0027】 また、後脚41の1側面には、図3に示すように、平面内で略90度に折り曲げら れた複数のプレート52が水平にかつ、均等間隔に取り付けられており、このプレ ート52間には、これらを上下に結ぶホース押さえ53が結合されている。
【0028】 このような前脚40,後脚41は、ホースカー1を火災現場に固定して消火活動に 使用する時以外互いに連結されている。 すなわち、図3および図7にも示すように、前脚40に設けられている前記枠棒 50の上端部には、脚連結棒54が設けられている。この脚連結棒54は、前脚40に設 けられた回動ピン55を介して垂直面内で回動自在であるとともに、後脚41に至る 水平部を有し、かつ、その先端は水平部から下方に折り曲げ形成されている。
【0029】 これに対して、後脚41の上端部には、半径方向に拡開可能なスプリング56が埋 め込まれた係合穴41B が形成されており、前記脚連結棒54の先端折り曲げ部が係 合するようになっている。
【0030】 前記基台2の略中央部には、図1,2に示すように、銃座本体6が回動可能に 設けられている。この銃座本体6は、図5,6に示すように、配管設備等に使用 されるエルボに類似した略L字形状とされており、ホースカー1を組み立てた時 下側となる一端部には、消火栓に接続された消火用ホース7が着脱可能に接続さ れる。 また、組み立てた時上側となる他端部には、消火用ノズル8が着脱可能に接続 される。
【0031】 銃座本体6のL字の略交点P位置には、図1,2におよび図5,6に示すよう に、その1側面に取り付け台60が固着され、反対側面には角度調整部材61の一部 が固着されている。この取り付け台60内および角度調整部材61には、銃座本体6 の軸線に直交する係合穴が明けられており、係合穴は、前記縦長の板材20に螺合 された取り付けボルト57の先端係合部に係合し、銃座本体6は回動可能となって いる。
【0032】 前記角度調整部材61は略扇形に形成されており、この角度調整部材61の前記交 点P位置を基準とした円弧上には複数の係合穴61A が明けられている。 この複数の係合穴61A は、前記縦長の板材20の略三角形の突部20A に設けられ たロックピン58と係合可能となっている。 このような銃座本体6は、ホースカー1の組み立て時でも車軸31位置より上に 位置するように設けられることが好ましい。
【0033】 前記消火用ノズル8および消火用ホース7は、一般に使用される放水用あるい は泡放射用のものが使用され、前述のように、それぞれが前記銃座本体6に着脱 自在に取り付けられる。
【0034】 このようなホースカー1の移動は、図1〜3に示すような牽引機構9により行 われる。 すなわち、これらの図において、前記牽引機構9は、消火用ノズル8の上部の 胴周囲に巻き付けられボルト90等で固定されるバンド部91と、このバンド部91に 、水平方向に平行に延設された一対の水平板92と、この水平板92の端部を連結す る把手93とで構成されている。
【0035】 前記バンド部91の一方の板の先端部には、前脚係止部94が形成されており、こ の係止部94には前脚保持ピン95が上下方向にスライド自在に差し込まれている。 そして、この前脚保持ピン95が前脚40の上端部に明けられた係合穴に係合可能と なっている。
【0036】 次に、本実施例の作用を説明する。 本実施例の消火用ホースカー1は、全体概略を示す図8のように、予め消火用 ホース7や消火用ノズル8を銃座本体6に組み込み、前脚40,後脚41等で構成し た枠組み内に消火用ホース7を収納してある。 このような、消火用ホースカー1を消防車の両サイドステップや後部ステップ に複数個設置しておく。この際、消火用ホース7は消防車の吐出口にそれぞれ接 続しておく。
【0037】 火災の発生で消防車が出動し、消防車が火災現場に到着すると、消火にあたる 複数の作業員は、主要道路沿いに設けられた消火栓の内で、火災現場に最も近い ものに消防車の接続部を接続し、その消火栓からタンクに給水を行う。 次に、作業員は、それぞれ消火用ホースカー1を消防車から降ろし、把手93を 手に持って引っ張っり、消火用ホースカー1を火災現場まで移動する。
【0038】 作業員が消火用ホースカー1を火災現場まで引っ張って移動させると、消火用 ホース7は順次ホースカー1の枠組み内から引き出される。 消火用ホース7が全部引き出されたら、作業員は、消火用ノズル8の放水口あ るいは放射口が火災の発生部に向いた状態にホースカー1の位置を決める。その 状態で、後脚41の係合穴41B 内に係止されている脚連結棒54を引っ張っり上げて 、前脚40と後脚41との連結を解除する。
【0039】 すると、2本の後脚41,41は、斜め板27の取り付けボルト46を支点にして回動 して倒れる。そして、後脚41,41は、その先端の突出部41A が地表面に突き刺さ ることにより固定される。
【0040】 前脚40と後脚41との連結の解除に続いて、牽引機構9の前脚係止部94に差し込 まれた前脚保持ピン95を引き上げて、前脚40の固定を解除する。 この前脚40も前記後脚41の動きと同様に、前脚支持ブラケット23の取り付けボ ルト44を支点にして回動して倒れる。そして、前脚40は、その先端の突出部40A が地表面に突き刺さることにより固定される。
【0041】 この時、後脚41に取り付けられているストッパ43の切り欠き部43A は、ストッ パ43が回動することにより、ばね付勢された後脚固定ピン47が、切り欠き部43A に係合し、前脚40に取り付けられているストッパ42の切り欠き部42A も前脚固定 ピン45にそれぞれ係合する。この切り欠き部 42A,43Aと固定ピン45,47 との係合 によって、車輪3を地表面から僅かに浮き上がらせ、ホースカー1全体を確実に 固定する(図9参照)。
【0042】 次に、作業員は銃座本体6のロックピン58を引っ張り、銃座本体6の角度を、 ノズル8からの放水あるいは放射が最適になるように調整し、その位置でロック ピン58を離すと、ばね付勢されたロックピン58が銃座本体6側の係合穴61A に係 合して銃座本体6が固定される(図9参照)。
【0043】 その後、別の作業員は消防車側で給水を開始し、作業員は銃座本体6の角度を 適宜調整しながら、常に最適な放水あるいは放射が行われるようにする。
【0044】 前述のような本実施例によれば、次のような効果がある。 すなわち、消火用ホース7は予め銃座本体6に組み込まれており、しかも、ホ ース押さえ53により支持されながら保持板30上に積み重ねられているので、ホー スカー1全体がコンパクトになっている。従って、消防車に多くのホースカー1 を積載することができ、これら多くのホースカー1を使用すれば消火がはかどる ので、消火活動に有用な消火用ホースカーを提供することができる。
【0045】 また、3本からなる銃座脚4は、互いに閉じている際は消火用ホース7を収納 可能とし、開いた時は地表面に係止可能となる簡単な構造であるが、ホース7を コンパクトに収納できる他、消火用ノズル8や基台2等を安定して固定すること ができるので、スムーズな消火活動が行えるという効果がある。
【0046】 さらに、消火用ノズル8は、その取り付け角度が自在に調整でき、火災の発生 場所に対して適宜最適の放水等ができるので、消火がはかどる。
【0047】 また、本実施例の消火用ホースカーを使用した場合と、従来の消火方法による 場合で実験し、消火準備完了までの操作時間等を調べて見た。その比較結果を表 1に示す。 この際、石油コンビナートの道路沿いの消火栓から消防車に給水しておいて、 消防車から予め想定した火災発生場所まで消火用ホースを延長し、放水あるいは 泡の放射が可能となるまでの操作であり、消防車から火災発生場所までの距離は 、80メートルとした。また、消火用ホースは1本20メートルのものを3本使用す るという条件で行われた。 なお、実験を行った作業員は、その年代の平均的な体力を有する者であり、同 一条件の下に、それぞれの方法による消火準備完了までの作業を行った。
【0048】
【表1】
【0049】 表1に示すように、本実施例の消火用ホースカーを使用した場合、操作時間は 、各年代とも従来の各方式に比べて1/3 〜1/4 で消火準備完了となり、疲労度が 大きくあるいは非常に大きな従来の各方式に比べて、本実施例では疲労度はほと んどないという大きな差が生じていることがわかる。 このように、本実施例の消火用ホースカーでは、短時間で消火準備が行えるの で、初期消火活動の迅速化が図れるという効果がある。
【0050】 なお、本考案は前述の実施例に限定されるものではなく、次に示すような変形 等を含むものである。 すなわち、前記実施例では後脚41を前脚40に連結固定する場合、脚連結棒54を 後脚41の上端部の係合穴に係合させたが、これに限らず、例えば互いの側面で連 結するようにしてもよく、要するに、後脚41等を開閉自在に取り付けることがで きるものであればよい。
【0051】 また、前記実施例では車輪3をスポーク,チューブレスタイプのものとしたが 、どのようなタイプの車輪でもよい。要するに、消火用ホースカーを移動できれ ぎよい。
【0052】 さらに、前記実施例では消火用ホースカーを消防車に積載しておいて、火災発 生の現場でそこから降ろしてホースを延ばして使用しているが、これに限らず、 例えば消火栓の近傍に常時設置しておいて使用してもよい。このようにすれば、 このホースカーのホースが延びる範囲の火災に対して、消防車の出動に先立ち消 火作業を行えるので、初期消火活動が可能になるという効果がある。
【0053】 その他、本考案の実施の際の具体的な構造および形状等は、本考案の目的を達 成できる範囲であれば他の構造等でもよい。
【0054】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案の消火用ホースカーによれば、コンパクト化さ れ、消防車に多数備え付けることができるとともに、短時間で消火準備ができ、 かつ、疲労度が少ないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る消火用ホースカーの一実施例を示
す全体正面図である。
【図2】同全体側面図である。
【図3】同全体平面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】銃座本体の側面図である。
【図6】同銃座本体の正面図である。
【図7】銃座脚の連結部の詳細図である。
【図8】本実施例の消火用ホースカーの全体斜視図であ
る。
【図9】同消火用ホースカーの消火作業時の固定状態図
である。
【符号の説明】
1 消火用ホースカー 2 基台 3 車輪 4 銃座脚 6 銃座本体 7 消火用ホース 8 消火用ノズル 9 牽引機構

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 基台と、この基台に設けられた車輪と、
    前記基台に開閉自在に設けられ、閉じた時互いに枠組み
    を構成するとともに、開いた時地表面と係止可能となる
    複数の銃座脚と、前記基台に起伏角度調整自在に設けら
    れた銃座本体と、この銃座本体の先端側に着脱可能に連
    結される消火用ノズルと、前記銃座本体の後端側に着脱
    可能に連結されるとともに消火栓に連結され、かつ、前
    記銃座脚の枠組み内に収納される消火用ホースとを備え
    て構成されたことを特徴とする消火用ホースカー
JP1991055919U 1991-06-21 1991-06-21 消火用ホースカー Expired - Lifetime JP2544980Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018102562A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 株式会社立売堀製作所 消防ホース運搬台車

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