JPH05169651A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JPH05169651A
JPH05169651A JP34534191A JP34534191A JPH05169651A JP H05169651 A JPH05169651 A JP H05169651A JP 34534191 A JP34534191 A JP 34534191A JP 34534191 A JP34534191 A JP 34534191A JP H05169651 A JPH05169651 A JP H05169651A
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富士男 赤羽
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修 中村
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧電素子22の変位を忠実かつ効率良くイン
ク室5に伝え、安定してインク滴を吐出させることと、
弾性板8と圧電素子22を電気的に絶縁することによ
り、インク51に電界が加わることを防止すると共に、
隣接する圧電素子22をも絶縁して電気配線の自由度を
増すことを目的とする。 【構成】 インク室5の一部を形成する弾性板8を圧電
素子22により変位させ、インク室5内のインク圧力を
高め、ノズル2からインク滴を吐出させるインクジェッ
トヘッドにおいて、前記弾性板8を金属薄板6と絶縁部
材7との積層構造で形成し、金属薄板6面をインク51
に接し、絶縁部材7面を圧電素子22と接合した構成か
らなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字信号に応じてイン
ク滴を吐出して、記録紙等の記録媒体上にインク像を形
成するオンデマンド型インクジェットプリンタの記録ヘ
ッドに関する。
【0002】
【従来の技術】印字信号に応じてインク滴を飛翔させ
る、いわゆるオンデマンド型インクジェットプリンタの
記録ヘッドは、大きく分けて3種類の形式のものがあ
る。その第1の形式のものは、インクを瞬間的に気化さ
せるヒータをノズルの先端に設け、インク気化時の膨張
圧力によりインク滴を生成、飛翔させる、いわゆるバブ
ルジェット型である。また、第2の形式のものは、イン
ク室を形成する容器の一部を電圧印加で変形する圧電素
子により構成し、圧電素子の変形で生じた容器内の圧力
によりインクを液滴として飛翔させるものである。さら
に第3の形式のものは、ノズルを備えたインク室に圧電
素子を設け、圧電素子の伸縮によりインク室のインク圧
を変化させてノズルからインクを液滴として飛翔させる
ものである。
【0003】上記第3の形式のオンデマンド型インクジ
ェットヘッドは、特公平2−45985号や特公平2−
52625号に示されたように、一端が基台に固定され
た圧電素子の他端を、インク室を形成する容器の弾性壁
に、脚部を介して弾接させて構成される。前記同公報に
よると、予め弾性壁をインク室側にたわませている。こ
の状態から圧電素子を収縮させて弾性壁のたわみを戻
し、再び圧電素子を伸長させることでインク室のインク
をノズルから液滴として吐出している。この、予め弾性
壁をたわませる手段としては、脚部と弾性壁の間に粘弾
性部材を押し込む、脚部もしくは弾性壁に突起部分を設
けることが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】記録ヘッドの小型化、
高密度化を実現するには、圧電素子やインク室は小さく
せざるをえない。よって、圧電素子の変位量も小さくな
り、より効率良く圧電素子の変位をインク室に伝えねば
ならないことになる。そのために、弾性壁はヤング率が
小さいか、その厚さが薄い程好ましい。しかも、インク
室のインクがしみ出ない材質でなければならない。これ
らの条件を満たす材料としては金属性の薄板が適し、前
記公報でも一例としてステンレス鋼を挙げている。しか
し、前記公報の構成では、粘弾性部材や、突起部分の周
囲の弾性壁が少なからず圧力を吸収してしまう。その結
果、吐出されるインク滴の速度低下や、インク滴体積の
減少や、吐出応答周波数の低下を招く。更に前記公報で
開示されている構成は、脚部を軸受け部に線接触させて
支持する構造をとるため、ここでの損失も起こりうる。
また、弾性壁を予めたわませる構造は、特に複数のイン
ク室と圧電素子を並列する場合、たわみ量がバラつくこ
とによりインク滴の吐出特性が不安定になる可能性もあ
る。
【0005】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、インク圧力損失の少
ない、インク滴の吐出が安定したヘッドを簡素な構成で
実現することにある。
【0006】本発明の他の目的は、弾性壁と圧電素子を
電気的に絶縁することにより、インクに電界が加わるこ
とを防止すると共に、隣接する圧電素子をも絶縁して電
気配線の自由度を増すことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
ヘッドは、インク室の一部を形成する弾性壁を圧電素子
により変位させ、インク室内のインク圧力を高め、ノズ
ルからインク滴を吐出させるインクジェットヘッドにお
いて、前記弾性壁を金属薄板と絶縁部材との積層構造か
らなる弾性板で形成したことを特徴とする。また、同弾
性板の金属薄板面をインクに接して、絶縁部材面を圧電
素子と接合したことを特徴とする。
【0008】
【実施例】図1は本発明の実施例の構成を示す斜視図で
あり、図2は実施例をより詳細に描いた部分断面図、図
3は実施例を下方より見た部分斜視図、図4は実施例を
真上より見た部分平面図である。尚、図4は構成部品を
上から順次剥いだ状態を示す。
【0009】図1において、1は複数のノズル2が設け
られたノズル基板である。3はキャビティであり、ノズ
ル基板1と、金属薄板6と絶縁部材7とからなる積層構
造の弾性壁となる弾性板8とで挟まれて、リザーバ4と
インク室5を形成する。弾性板8、キャビティ3、ノズ
ル基板1はヘッドフレーム11上に順次密着接合されて
いる。
【0010】インク滴吐出の駆動源となる圧電素子22
は、その長手方向の約半分の一面をを固定台21に固着
され、固着されない半分の先端は弾性板8と接合してい
る。固定台21には配線パターン24が施され、リード
フレーム25を介して、制御基板13により制御された
電界を圧電素子22に与える。12はヘッドフレーム1
1内を貫通する取り付け穴で、圧電素子22のX,Y方
向の位置決め(図1のXYZ座標参照)をするべく固定
台21を支持する。尚、圧電素子22のZ方向は、ヘッ
ドフレーム11に弾性板8を接合した後、圧電素子22
の先端を弾性板8の絶縁部材7に当接して位置決めす
る。
【0011】31は図示せぬインク溜部からインク51
を供給するインク供給管であり、ヘッドフレーム11に
圧入接着されている。インク流路は、ヘッドフレーム1
1にあるインク接続口32と弾性板8にあるインク連絡
口33を経て、キャビティ3のリザーバ4、更にインク
室5と連通している。以上が概略構成である。
【0012】更に図2に従って、構造について詳しく述
べる。圧電素子22には正電極41と負電極42が対向
してもうけられ、正電極41は固定台21上の配線パタ
ーン24に接合と同時に電気接続され、負電極42は、
共通板23により固定台21上の配線パターン24と電
気接続している。配線パターン24と制御基板13とは
リードフレーム25で結ばれ、それぞれ接続箇所を半田
で固着している。尚、固定板21は、圧電素子22が弾
性板8の絶縁部材7に当接した状態でヘッドフレーム1
1に接着固定されている。
【0013】一方、インク51が充填されるインク室5
及びリザーバ4は、キャビティ3とノズル基板1と弾性
板8とで形成される。キャビティ3は、ガラスのエッチ
ング加工、金属薄板の積層、感光性樹脂の露光形成、樹
脂の射出成形等で作ることができるが、本実施例では、
コスト的に安価な感光性樹脂を用いている。キャビティ
3の上面を覆うノズル基板1は、プレス加工によって、
複数のインク室5にそれぞれ一つずつノズル2が開けら
れた、0.1mm程のステンレス鋼板からなる。 ま
た、キャビティ3の下面を覆う弾性板8は、ニッケルの
電鋳加工法で5ミクロン以下の厚さに形成した金属薄板
6に、絶縁部材7として感光性樹脂を被覆した積層構造
をなす。圧電素子22の伸縮をインク室5に効率良く伝
えるためには、この金属薄板6は、薄いほど好ましい。
【0014】ここで金属薄板6を使用した理由は、フィ
ルム等の樹脂で代替しようとすると、5ミクロン程度の
厚さではインク51がしみ出してしまい、インク51が
導電性を呈する場合には、圧電素子22の正電極41と
負電極42や制御基板13にインク51が付着して、電
気的にショートしてしまうからである。また機械的強度
も不足する故からである。上記理由から、金属薄板6を
フィルム等の樹脂で代替することができない。
【0015】絶縁部材7は、正電極41が金属薄板6と
接触し隣接する圧電素子が短絡することを防止する。ま
た、金属薄板6を通しインク51に電界が加わり、イン
ク51が経時的にイオン化して、信頼性の劣化を招くこ
とを防ぐ役割をしている。更に絶縁部材7は、以下に述
べる別の大きな役割を持つ。
【0016】図4に示すように、圧電素子22の断面形
状とインク室5の断面形状は、コスト面及び製造上の理
由から異なり、圧電素子22がインク室5を加減圧する
際、X方向に変位できる弾性板8の長さ(イ)が短すぎ
ては、弾性板8を充分にたわませることができず、逆に
Y方向に変位できる弾性板8の長さ(ロ)が長すぎては
弾性板8が発生する圧力を吸収してしまう。よって、圧
電素子22の変位を効率良くインク室5に圧力伝達する
ために、長さ(イ)(ロ)を適切に確保できる中間部材
が必要となる。その役割を絶縁部材7がするわけであ
る。
【0017】絶縁部材7は、金属薄板6にラミネートし
た後、紫外線を用いた露光成形により、図3に示す形に
作られ、絶縁部材7の島状部7aに圧電素子22の先端
が接合されている。島状部7aは、図4に示すように、
インク室5の投影面より一回り小さく設計されており、
前記2つの役割をする。
【0018】次にインク滴吐出動作について図2をもと
に説明する。印字信号に応じて制御基板13からリード
フレーム25、配線パターン24を通じて圧電素子22
の正電極41と負電極42とに電界を印加すると、電界
を印加された圧電素子22は長手方向(同図上下方向)
に収縮しようとする。この時、圧電素子22の下半分
は、ヘッドフレーム11に保持されている固定台21に
固着されており、収縮変位できない。一方、圧電素子2
2の上半分は、他の拘束を受けることなく収縮変位し
て、その収縮力により弾性板8を引張る。圧電素子22
に引張られた弾性板8の金属薄板6が下方へたわみ、そ
の結果インク室5の体積が膨張する。インク室5が膨張
すると、リザーバ4からインク供給口3aを通じてイン
ク51が流入する。次いで、圧電素子22の電界を解除
すると、圧電素子22は元の長さに伸長してインク室5
を圧縮する。この圧力でノズル2からインク滴を吐出す
る。圧電素子22の変位をインク室5に伝える弾性板8
の島状部7aは前述したように、インク室5の投影面よ
り一回り小さいため、金属薄板6のたわみ部を残しつつ
インク室5をまんべんなく加減圧する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、インクの染みだし
を防ぎつつその厚さを極めて薄くした金属薄板と、これ
と積層した絶縁部材とからなる弾性板により、圧電素子
の変位を忠実且つ効率良くインク室に伝えることができ
る。圧電素子の変位を効率良くインク室に伝えること
は、インク滴の吐出特性が安定するばかりでなく、記録
ヘッドの小型化、高密度化をも可能にする。また、絶縁
部材により弾性板と圧電素子とを電気的に絶縁すること
により、インクに電界が加わることを防止すると共に、
隣接する圧電素子をも絶縁するため電気配線の自由度が
増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】同上実施例の部分断面図である。
【図3】同上実施例を下方より見た部分斜視図である。
【図4】同上実施例を真上より見た平面図である。
【符号の説明】
1 ノズル基板 3 キャビティ 5 インク室 6 金属薄板 7 絶縁部材 8 弾性板 11 ヘッドフレーム 21 固定板 22 圧電素子 51 インク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子によってインク室の一部を形成
    する弾性壁を変位させ、インク室内のインク圧力を高
    め、ノズルからインク滴を吐出させるインクジェットヘ
    ッドにおいて、前記弾性壁を金属薄板と絶縁部材との積
    層構造からなる弾性板で形成したことを特徴とするイン
    クジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 前記弾性板は、金属薄板面をインクに接
    し、絶縁部材面を圧電素子と接合したことを特徴とする
    請求項1記載のインクジェットヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0652108A3 (en) * 1993-11-05 1998-04-01 Seiko Epson Corporation Ink jet print head and a method of manufacturing the same
US5896149A (en) * 1995-06-12 1999-04-20 Seiko Epson Corporation Ink jet type recording head having a flow passage substrate with a stepped configuration and recesses formed in a surface thereof
JP2023043014A (ja) * 2021-09-15 2023-03-28 東芝テック株式会社 液体吐出ヘッド

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