JPH05169805A - 感熱記録紙 - Google Patents

感熱記録紙

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JPH05169805A
JPH05169805A JP3345004A JP34500491A JPH05169805A JP H05169805 A JPH05169805 A JP H05169805A JP 3345004 A JP3345004 A JP 3345004A JP 34500491 A JP34500491 A JP 34500491A JP H05169805 A JPH05169805 A JP H05169805A
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JP
Japan
Prior art keywords
recording paper
acrylamide
meth
thermal recording
paper
Prior art date
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Application number
JP3345004A
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English (en)
Inventor
Mikio Nakamura
幹夫 中村
Hiroyuki Fujii
博行 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd filed Critical Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】記録濃度、画質に優れた感熱記録紙を提供す
る。 【構成】平均分子量が200万以上のカチオン性ポリ
(メタ)アクリルアミド含有液を塗布若しくは含浸した
原紙、並びに塩基性染料とその呈色剤を含む感熱記録層
を有する感熱記録紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録紙に関し、特に
記録画質に優れ、しかも記録感度の高い感熱記録紙に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、発色剤と該発色剤と接触して呈色
する呈色剤を、熱により接触せしめて発色像を得るよう
にした感熱記録紙はよく知られている。かかる感熱記録
紙は比較的安価であり、又、記録機器がコンパクトで、
かつその保守も比較的容易であるため、ファクシミリや
各種計算機等の記録媒体としてのみならず、幅広い分野
において使用されている。
【0003】そして記録機器の高速化に伴い、動的記録
感度に優れた感熱記録紙に対する要求が高まっている。
又、用途の多様化に伴い、低濃度から高濃度に到るいず
れの領域においても高画質の記録像が得られる感熱記録
紙への要望も高まりつつある。一般に感熱記録紙に使用
される原紙の表面には凹凸があるため、その上に形成さ
れる感熱記録層は平滑化処理後も表面には微細な凹凸が
残っている。そのため、記録表面と記録機器のサーマル
ヘッドは完全には密着しておらず、その結果記録画質や
記録感度の優れた記録紙を得ることを困難にしている。
【0004】このために原紙の平滑性を高める方法(特
開昭56−165264号,特開昭57−142113
号)や、原紙と記録層の間に中間層を設ける方法(特開
昭59−155097号,特開昭61−44683号)
等が提案されているが、原紙や中間層の表面の平滑性や
均一性は未だ不充分であり、結果として記録画質や記録
感度の優れた記録紙が得られていないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決し、低濃度から高濃度に到るいずれの領域におい
ても高画質の記録像が得られ、しかも記録感度の高い感
熱記録紙を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、平均分子量が
200万以上のカチオン変性ポリ(メタ)アクリルアミ
ド含有液を塗布若しくは含浸した原紙、並びに無色ない
し淡色の塩基性染料及び該染料と熱時接触して呈色し得
る呈色剤を含有する感熱記録層を有する感熱記録紙であ
る。
【0007】本発明は、カチオン変性ポリ(メタ)アク
リルアミドの平均分子量が200万〜1000万である
上記感熱記録紙を開示する。本発明は、カチオン変性ポ
リ(メタ)アクリルアミドが〔化1〕に示す各モノマー
を有する上記感熱記録紙を開示する。
【0008】
【化1】
【0009】〔R1 はH又はCH3 、R2 はアルキレン
基、R3 はC1 〜C4 のアルキル基を表わす。pは2ま
たは3を示す。n,mはそれぞれ1以上の整数を表わ
す。〕ただし、ポリ(メタ)アクリルアミドは、ポリア
クリルアミド又はポリメタクリルアミドを示し、後者の
場合は例えば〔化1〕のアクリルアミドモノマーをメタ
クリルアミドモノマーに置き換えたものを例示できる。
【0010】
【作用】本発明の感熱記録紙は、平均分子量が200万
以上のカチオン変性ポリアクリルアミドを塗布した原紙
を用いるところに特徴を有するものであるが、感熱記録
層のみを設ける場合だけでなく、原紙と感熱記録層の間
に中間層(下塗層)を設ける場合も包含するものであ
る。
【0011】平均分子量が200万以上のカチオン変性
ポリアクリルアミドがかかる効果を発現する作用機構は
必ずしも明らかではないが、着色した水の原紙への浸透
を調べると非常に均一に浸透することが判るので、感熱
記録層ないしは中間層の塗液が原紙上に均一に塗布され
ることにより、コート層表面が平滑となり、結果として
高画質でしかも記録感度の高い感熱記録紙が得られるも
のと考えられる。
【0012】かかるカチオン変性ポリアクリルアミドと
しては、既知の方法によって得られるものを用いること
ができる。例えば、ポリ(メタ)アクリルアミドのホフ
マン分解物、或いはポリ(メタ)アクリルアミドとマン
ニッヒ反応物、又は(メタ)アクリルアミドとカチオン
性モノマーとの共重合体が挙げられる。カチオン性モノ
マーとしては第3級アミノ基あるいは第4級アンモニウ
ム基を含む各種の(メタ)アクリレート系モノマー、
(メタ)アクリルアミド系モノマー、ジアリルジアルキ
ルアンモニウム塩等があり、単独でも、また2種以上を
組み合わせてもよい。カチオン変性ポリアクリルアミド
としては、前記〔化1〕のものが例示できる。
【0013】R2 のアルキレン基は、炭素数は例えば1
〜5程度である。pが2のときは3級アミンを、pが3
のときは4級アミンを示し、例えば塩素イオン等が対イ
オンとなる。R3 のアルキル基としてはメチル基が好ま
しい。より具体的には、〔化2〕,〔化3〕を例示でき
る。
【0014】
【化2】
【0015】
【化3】
【0016】カチオン変性ポリアクリルアミドの平均分
子量は重要な要件で、200万〜1000万であること
が望ましく、平均分子量が200万未満のカチオン変性
ポリアクリルアミドでは充分な効果は得られない。紙力
増強剤として利用されるポリアクリルアミドは分子量が
200万未満であり、本願発明の効果は得られない。1
000万を越える場合は水溶液の粘度が高く、原紙への
塗布が困難な場合もある。n,mは1以上の整数である
が、分子量が1000万のとき略15万を越えない。
【0017】カチオン化率は特に限定するものではない
が5モル%以上が望ましく、例えば10〜40モル%程
度である。カチオン化率は、〔化1〕の場合nとmの合
計に対するmの百分率で表わすことができる。カチオン
変性ポリアクリルアミドの原紙への塗布若しくは含浸量
は特に限定されないが、乾燥重量で0.03〜0.5g
/m2 程度の範囲が好ましい。
【0018】本発明では、カチオン変性ポリアクリルア
ミドを水に溶解させた後、原紙に塗布若しくは含浸させ
て、乾燥させる。かかる塗布若しくは含浸方法について
は特に限定されるものではなく、従来から周知慣用の技
術が適用でき、例えばバーコーティング、ロールコータ
ーコーティング、ロッドブレードコーティング、ブレー
ドコーティング、カーテンコーティング、サイズプレス
等が適宜選択して使用される。なかでも抄紙途中のサイ
ズプレスで塗布するのは効率的であり好ましい塗布方法
である。
【0019】また、塗布若しくは含浸、乾燥後にはキャ
レンダーないしスーパーキャレンダー等の平滑化処理が
施される。かくして得られた原紙に感熱記録層を直接設
けるか、又は原紙と感熱記録層の間に中間層を設けて感
熱記録紙を得るが、本発明において感熱記録層を構成す
る無色ないし淡色の塩基性染料としては、公知の各種染
料ができ、例えば下記が例示される。3,3−ビス(p
−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタ
リド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フ
タリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−
(1,2−ジメチルインドール−3−イル)フタリド、
3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−メチ
ルインドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス
(1,2−ジメチルインドール−3−イル)−5−ジメ
チルアミノフタリド、3,3−ビス(1,2−ジメチル
インドール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリ
ド、3,3−ビス(9−エチルカルバゾール−3−イ
ル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2
−フェニルインドール−3−イル)−6−ジメチルアミ
ノフタリド、3−p−ジメチルアミノフェニル−3−
(1−メチルピロール−3−イル)−6−ジメチルアミ
ノフタリド等のトリアリールメタン系染料、4,4′−
ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベンジルエーテ
ル、N−ハロフェニル−ロイコオーラミン、N−2,
4,5−トリクロロフェニルロイコオーラミン等のジフ
ェニルメタン系染料、ベンゾイルロイコメチレンブル
ー、p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブルー等のチ
アジン系染料、3−メチル−スピロ−ジナフトピラン、
3−エチル−スピロ−ジナフトピラン、3−フェニル−
スピロ−ジナフトピラン、3−ベンジル−スピロ−ジナ
フトピラン、3−メチル−ナフト(6′−メトキシベン
ゾ)スピロピラン、3−プロピル−スピロ−ジベンゾピ
ラン等のスピロ系染料、ローダミン−B−アニリノラク
タム、ローダミン(p−ニトロアニリノ)ラクタム、ロ
ーダミン(o−クロロアニリノ)ラクタム等のラクタム
系染料、3−ジメチルアミノ−7−メトキシフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メトキシフルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジエチル
アミノ−6,7−ジメチルフルオラン、3−(N−エチ
ル−p−トルイジノ)−7−メチルフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7−(N−アセチル−N−メチルアミ
ノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−メチル
アミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジ
ルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(N−
メチル−N−ベンジルアミノ)フルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−(N−クロロエチル−N−メチルアミ
ノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジエチルア
ミノフルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)
−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−
(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−
(p−トルイジノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−
6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジ−
n−ブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフ
ルオラン、3−ジ−n−ペンチルアミノ−6−メチル−
7−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−(2−カルボメトキシ−フェニルアミノ)フルオラ
ン、3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−シ
クロヘキシル−N−メチルアミノ)−6−メチル−7−
フェニルアミノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチ
ル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ピペリジノ−
6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−6−メチル−7−キシリジノフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロフェニルアミ
ノ)フルオラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−7−(o
−クロロフェニルアミノ)フルオラン、3−ピロリジノ
−6−メチル−7−p−ブチルフェニルアミノフルオラ
ン等のフルオラン系染料等。
【0020】勿論、これらの染料に限定されるものでは
なく、また二種以上の併用も可能である。これらの染料
の中でも、3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7
−フェニルアミノフルオラン、3−ジ−n−ブチルアミ
ノ−7−(o−クロロフェニルアミノ)フルオランは白
色度の高い感熱記録紙が得られる為好ましい。また塩基
性染料と組み合わせて使用される呈色剤も各種のものが
公知であり、例えば、活性白土、酸性白土、アタパルジ
ャイト、ベントナイト、コロイダルシリカ、珪酸アルミ
ニウム等の無機酸性物質、4−tert−ブチルフェノー
ル、4−ヒドロキシジフェノキシド、α−ナフトール、
β−ナフトール、4−ヒドロキシアセトフェノン、4−
tert−オクチルカテコール、2,2′−ジヒドロキシジ
フェノール、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6
−tert−イソブチルフェノール)、4,4′−イソプロ
ピリデンビス(2−tert−ブチルフェノール)、4,
4′−sec −ブチリデンジフェノール、4−フェニルフ
ェノール、4,4′−イソプロピリデンジフェノール
(ビスフェノールA)、4−ヒドロキシフェニル−4′
−イソプロポキシフェニルスルホン、2,2′−メチレ
ンビス(4−クロルフェノール)、ハイドロキノン、
4,4′−シクロヘキシリデンジフェノール、4−ヒド
ロキシ安息香酸ベンジル、4−ヒドロキシフタル酸ジメ
チル、ヒドロキノンモノベンジルエーテル、ノボラック
型フェノール樹脂、フェノール重合体等のフェノール性
化合物、安息香酸、p−tert−ブチル安息香酸、トリク
ロル安息香酸、テレフタル酸、3−sec −ブチル−4−
ヒドロキシ安息香酸、3−シクロヘキシル−4−ヒドロ
キシ安息香酸、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ安息
香酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル酸、3−
tert−ブチルサリチル酸、3−ベンジルサリチル酸、3
−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−クロル−5
−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−te
rt−ブチルサリチル酸、3−フェニル−5−(α,α−
ジメチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−α−メチ
ルベンジルサリチル酸等の芳香族カルボン酸、およびこ
れらフェノール性化合物、芳香族カルボン酸と例えば亜
鉛、マグネシウム、アルミニウム、カルシウム、チタ
ン、マンガン、スズ、ニッケル等の多価金属との塩、さ
らにはチオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体等の有機酸
性物質等が例示される。
【0021】本発明の感熱記録紙において、記録層中の
塩基性染料と呈色剤の使用比率については特に限定する
ものではないが、一般に塩基性染料1重量部に対して1
〜50重量部、好ましくは1〜10重量部程度の呈色剤
が使用される。更に、記録層中には必要に応じて増感剤
を添加することもできる。かかる増感剤の具体例として
は例えば、カプロン酸アミド、カプリン酸アミド、パル
ミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミ
ド、エルシン酸アミド、リノール酸アミド、リノレン酸
アミド、N−メチルステアリン酸アミド、ステアリン酸
アニリド、N−メチルオレイン酸アミド、ベンズアニリ
ド、リノール酸アニリド、N−エチルカプリン酸アミ
ド、N−ブチルラウリン酸アミド、N−オクタデシルア
セトアミド、N−オレインアセトアミド、N−オレイル
ベンズアミド、N−ステアリルシクロヘキシルアミド、
ポリエチレングリコール、1−ベンジルオキシナフタレ
ン、2−ベンジルオキシナフタレン、1−ヒドロキシナ
フトエ酸フェニルエステル、1,2−ジフェノキシエタ
ン、1,4−ジフェノキシブタン、1,2−ビス(3−
メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビス(4−メトキ
シフェノキシ)エタン、1−フェノキシ−2−(4−ク
ロロフェノキシ)エタン、1−フェノキシ−2−(4−
メトキシフェノキシ)エタン、1−(2−メチルフェノ
キシ)−2−(4−メトキシフェノキシ)エタン、テレ
フタル酸ジベンジルエステル、シュウ酸ジベンジルエス
テル、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)エステル、p
−ベンジルオキシ安息香酸ベンジルエステル、p−ベン
ジルビフェニル、1,5−ビス(p−メトキシフェノキ
シ)−3−オキサ−ペンタン、1,4−ビス(2−ビニ
ルオキシエトキシ)ベンゼン、p−ビフェニル−p−ト
リルエーテル、ベンジル−p−メチルチオフェニルエー
テル等の化合物が例示される。これらの増感剤のうち、
1,2−ジフェノキシエタン、1,2−ビス(3−メチ
ルフェノキシ)エタン、1−(2−メチルフェノキシ)
−2−(4−メトキシフェノキシ)エタン、シュウ酸ジ
ベンジルエステル、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)
エステルは、記録濃度の点で優れるのみならず、高白色
度で画像安定性にも優れた感熱記録体が得られる為、よ
り好ましく用いられる。増感剤の使用量は特に限定され
ないが、一般に呈色剤100重量部に対して400重量
部以下程度の範囲で調節するのが望ましい。
【0022】これらの物質を含む記録層用塗布液の調製
は、一般に水を分散媒体とし、ボールミル、アトライタ
ー、サンドミル等の攪拌・粉砕機により塩基性染料と呈
色剤、さらには必要に応じて添加される増感剤とを一緒
に又は別々に分散し、塗液として調製される。なお、塩
基性染料や呈色剤等の平均粒子径を1.2μm以下、好
ましくは0.9μm以下に粉砕して用いると特に高感度
な感熱記録紙が得られるので好ましい。
【0023】かかる塗液中には、通常バインダーとして
テンプン類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼ
イン、アラビアガム、ポリビニルアルコール、カルボキ
シ基変性ポリビニルアルコール、スルホン基変性ポリビ
ニルアルコール、アセトアセチル基変性ポリビニルアル
コール、シリコン変性ポリビニルアルコール等の各種変
性ポリビニルアルコール、スチレン・無水マレイン酸共
重合体塩、スチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン
・ブタジエン共重合体エマルジョン等が全固形分の2〜
40重量%、好ましくは5〜25重量%程度配合され
る。勿論、これらのバインダー類は2種類以上を併用す
ることも可能である。
【0024】かかる塗液中には各種の助剤を添加するこ
とができ、例えば、ジオクチルスルフォコハク酸ナトリ
ウム塩、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム塩、
ラウリルアルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、アル
ギン酸塩、脂肪酸金属塩等の分散剤、ベンゾフェノン
系、トリアゾール系等の紫外線吸収剤、その他消泡剤、
螢光染料、着色染料等が挙げられる。更に、必要に応じ
てステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ポリエ
チレンワックス、カルナバロウ、パラフィンワックス、
エステルワックス等の滑剤や各種顔料、例えばカオリ
ン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、焼成クレー、酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水シ
リカ、活性白土、水酸化アルミニウム等の無機顔料やス
チレンマイクロボール、ナイロンパウダー、尿素・ホル
マリン樹脂フィラー、生澱粉粒等の有機顔料等を適宜添
加することもできる。
【0025】かくして調製された記録層用塗液は、前記
の原紙に塗布されるか、前記原紙に下塗層(中間層)を
形成した後に塗布後、乾燥されて記録層として形成され
るが、かかる塗布方法については特に限定されるもので
はなく、従来から周知慣用の技術が適用でき、例えばバ
ーコーティング、エアーナイフコーティング、ロッドブ
レードコーティング、ピュアーブレードコーティング、
ショートドゥエルコーティング、カーテンコーティン
グ、ダイコーティング等が適宜選択して使用される。
【0026】感熱記録層塗液の塗布量については特に限
定するものではないが、通常、乾燥重量で0.5〜15
g/m2 、好ましくは1.5〜10g/m2 程度の範囲
で調節される。本発明の感熱記録紙は原紙と記録層の間
に下塗層(中間層)を設ける場合も包含するものであ
る。下塗層は、顔料とバインダーを主成分とするが、感
熱記録層に含有させるものとして例示した顔料や、バイ
ンダー類を使用することができる。下塗層を設けると一
層画質、記録濃度に優れた感熱記録紙が得られる。下塗
層(中間層)中に焼成クレーやシリカ等の嵩高い顔料を
含有せしめると、下塗層(中間層)による断熱効果が期
待でき、感熱ヘッドからの熱エネルギーを効率良く発色
に利用することによって感熱記録紙をより高感度化する
ことができるため好ましい。
【0027】本発明の感熱記録紙では記録面のコスレや
各種溶剤等の接触による発色を防止するため、感熱記録
層上に保護層を設けることもできる。また必要に応じて
感熱記録層塗工後や、保護層塗工後にスーパーキャレン
ダー処理を施し、画質、記録濃度を向上させることもで
き、記録紙裏面に粘着剤処理を施し、粘着ラベルに加工
する等、感熱記録紙製造分野における各種の公知技術が
必要に応じて付加し得るものである。
【0028】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明をより具体的に
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。
又、特に断らない限り、例中の部及び%はそれぞれ重量
部及び重量%を示す。
【0029】実施例1 原紙の処理 カチオン変性ポリアクリルアミド(商品名:スミフロッ
クFC−202,住友化学社製,分子量は300万,カ
チオン部分は第3級のアミノ基を含有するメタアクリレ
ート系,〔化3〕においてR1 がCH3 ,カチオン化率
は略30%)6部と水994部を混合・攪拌してカチオ
ン変性ポリアクリルアミドの水溶液を調製した。
【0030】得られた水溶液を48g/m2 の上質紙
に、乾燥後の塗布量が0.12g/m 2 となるように抄
紙途中のサイズプレスにて塗布・乾燥した後、キャレン
ダー処理を施し、感熱記録紙用の原紙を得た。 下塗層(中間層)の形成 焼成クレー(商品名:アンシレックス,EMC社製)1
00部、スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス(固
形分50%)20部、10%ポリビニルアルコール水溶
液(商品名:PVA−110,クラレ社製)30部、及
び水200部を混合・攪拌して中間層用塗液を調製し
た。
【0031】得られた塗液をで得られた原紙に、乾燥
後の塗布量が7g/m2 となるようにロッドブレードコ
ーターで塗布・乾燥して下塗層(中間層)を形成した。
【0032】 A液調製 3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−フェニル
アミノフルオラン:10部、1,2−ビス(3−メチル
フェノキシ)エタン:30部、メチルセルロースの5%
水溶液:15部、及び水:40部を横型サンドミルで平
均粒子径が0.8μmとなるまで粉砕した。 B液調製 4,4′−イソプロピリデンジフェノール:20部、メ
チルセルロースの5%水溶液:15部、及び水:15部
を横型サンドミルで平均粒子径が1.0μmとなるまで
粉砕した。 記録層の形成 A液95部、B液50部、10%ポリビニルアルコール
水溶液(商品名:PVA−110,クラレ社製)100
部、軽質炭酸カルシウム(商品名:カルライトKT,白
石工業社製)20部、及び30%ステアリン酸亜鉛液3
0部を混合・攪拌し、塗液とした。
【0033】得られた塗液を前記下塗層(中間層)上に
乾燥後の塗布量が5g/m2 となるようにロッドブレー
ドコーターで塗布・乾燥し、感熱記録層を形成した。そ
の後スーパーキャレンダー処理を施し、感熱記録紙を得
た。
【0034】実施例2 実施例1の原紙の処理において、スミフロックFC−2
02の代わりに、カチオン性ポリアクリルアミド(商品
名:スミフロックFC−200,住友化学社製,分子量
は400万、カチオン部分は第4級アンモニウム塩を含
有するメタアクリレート系,〔化2〕において、R1
CH3 ,カチオン化率は略30%)を用いた以外は、実
施例1と同様にして感熱記録紙を得た。
【0035】実施例3 実施例1の原紙の処理において、スミフロックFC−2
02の代わりに、カチオン性ポリアクリルアミド(商品
名:スミフロックFC−150W,住友化学社製,分子
量は700万,カチオン部分は第4級アンモニウム塩を
含有するメタアクリレート系,〔化2〕においてR1
CH3 ,カチオン化率は略30%)を用いた以外は、実
施例1と同様にして感熱記録紙を得た。
【0036】実施例4 実施例1の原紙の処理において、スミフロックFC−2
02の代わりに、カチオン性ポリアクリルアミド(分子
量は400万、カチオン部分は第4級アンモニウム塩を
含有するアクリレート系,〔化2〕において、R1
H,カチオン化率は略20%)を用いた以外は、実施例
1と同様にして感熱記録紙を得た。
【0037】実施例5 実施例1において下塗層(中間層)を設けなかった以外
同様にして感熱記録紙を得た。
【0038】比較例1 実施例1の原紙の処理において、上質紙にサイズプレス
による塗布と乾燥処理を施さなかった以外は実施例1と
同様にして感熱記録紙を得た。
【0039】比較例2 実施例1の原紙の処理において、スミフロックFC−2
02の代わりに水をサイズプレスした以外は、実施例1
と同様にして感熱記録紙を得た。
【0040】比較例3 実施例1の原紙の処理において、スミフロックFC−2
02の代わりに、モノマー成分がアクリルアミドだけで
あるノニオン性ポリアクリルアミド(商品名:スミフロ
ックFN−10L,住友化学社製,分子量は900万)
を用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記録紙を得
た。
【0041】比較例4 実施例1の原紙の処理において、スミフロックFC−2
02の代わりに、分子量が200万未満であるカチオン
性ポリアクリルアミド(商品名;スミフロックFC−8
0,住友化学社製,カチオン部分は第4級アンモニウム
塩を含有するメタクリレート系,分子量は120万)を
用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記録紙を得
た。
【0042】比較例5 実施例1において、スミフロックFC−202の代わり
に、アクリル酸ソーダをモノマー成分として含むアニオ
ン性ポリアクリルアミド(商品名:スミフロックFA−
70,住友化学社製,分子量は1000万)を用いた以
外は、実施例1と同様にして感熱記録紙を得た。
【0043】比較例6 実施例1において、スミフロックFC−202の代わり
に、合成サイズ剤であるアルキルケテンダイマー(商品
名:サイズパインK−902,荒川化学工業社製)を用
いた以外は、実施例1と同様にして感熱記録紙を得た。
【0044】比較例7 実施例5において、スミフロックFC−202の代わり
に、ノニオン性ポリアクリルアミド(商品名:スミフロ
ックFN−10L,住友化学社製,分子量は900万)
を用いた以外は、実施例5と同様にして感熱記録紙を得
た。かくして得られた各種類の感熱記録紙を試験用感熱
記録プリンター(大倉シュミレーター,印加電圧24
V、パルス周期5ms)を使用して、パルス幅1.6m
sで印字し、その発色濃度をマクベス反射濃度計(RD
−914型,マクベス社製)にて測定した。
【0045】さらに記録画質を評価し、その結果も表
1,表2に記載した。記録画質は記録画像を目視により
評価し、その評価基準は以下の通りとした。ただし、表
1は下塗層を有する構成であり、下塗層のないもの(表
2)より画質が優れており、同じレベルで比較できな
い。 A…極めて優れた画質であり、ムラが全く認められな
い。 B…下塗層を設けたわりに画質が劣る。 a…下塗層を設けなくてもBに近いレベルまで優れた画
質が得られており、実用的なレベルであり、商品価値も
高い。 b…画質が劣り、濃度にムラが認められる。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【発明の効果】表1,表2の結果から明らかなように、
本発明の感熱記録紙は特に記録画質が優れ、しかも記録
感度の高い感熱記録紙であった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 〔R1 はH又はCH3 、R2 はアルキレン基、R3 はC
1 〜C4 のアルキル基を表わす。pは2または3を示
す。n,mはそれぞれ1以上の整数を表わす。〕
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【化1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【化2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【化3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平均分子量が200万以上のカチオン変性
    ポリ(メタ)アクリルアミド含有液を塗布若しくは含浸
    した原紙、並びに無色ないし淡色の塩基性染料及び該染
    料と熱時接触して呈色し得る呈色剤を含有する感熱記録
    層を有する感熱記録紙。
  2. 【請求項2】カチオン変性ポリ(メタ)アクリルアミド
    の平均分子量が200万〜1000万である請求項1記
    載の感熱記録紙。
  3. 【請求項3】カチオン変性ポリ(メタ)アクリルアミド
    が〔化1〕に示す各モノマーを有する請求項1又は請求
    項2記載の感熱記録紙。 【化1】 〔R1 はH又はCH3 、R2 はアルキレン基、R3 はC
    1 〜C4 のアルキル基を表わす。pは2または3を示
    す。n,mはそれぞれ1以上の整数を表わす。〕
JP3345004A 1991-12-26 1991-12-26 感熱記録紙 Pending JPH05169805A (ja)

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