JPH0517210U - Ppo樹脂基材におけるクリツプ取付座の取付構造 - Google Patents
Ppo樹脂基材におけるクリツプ取付座の取付構造Info
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- JPH0517210U JPH0517210U JP6532691U JP6532691U JPH0517210U JP H0517210 U JPH0517210 U JP H0517210U JP 6532691 U JP6532691 U JP 6532691U JP 6532691 U JP6532691 U JP 6532691U JP H0517210 U JPH0517210 U JP H0517210U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】PPO樹脂基材にクリップ取付座を固着するに
当たり、従来のサンドプラスト処理を廃止して、取付作
業の簡素化を図るとともに、PPO樹脂基材に対してク
リップ取付座の取付強度を安定化させることを目的とす
る。 【構成】PPO樹脂基材20のクリップ取付座60取付
部分にホットメルト付不織布70をPPO樹脂基材20
のコールドプレス成形時に一体化することにより、PP
O樹脂基材20とクリップ取付座60との間に接着媒体
としての不織布71を介在させる。
当たり、従来のサンドプラスト処理を廃止して、取付作
業の簡素化を図るとともに、PPO樹脂基材に対してク
リップ取付座の取付強度を安定化させることを目的とす
る。 【構成】PPO樹脂基材20のクリップ取付座60取付
部分にホットメルト付不織布70をPPO樹脂基材20
のコールドプレス成形時に一体化することにより、PP
O樹脂基材20とクリップ取付座60との間に接着媒体
としての不織布71を介在させる。
Description
【0001】
この考案は、PPO樹脂発泡層とPPO樹脂スキン層とからなるPPO樹脂基 材に対して簡単かつ確実にクリップ取付座を取付けるPPO樹脂基材におけるク リップ取付座の取付構造に関する。
【0002】
近年開発されたPPO(ポリフェニレンオキシドの略)樹脂発泡体は非常に軽 量であり、かつ、優れた剛性,耐熱性を備えていることから、自動車用ルーフト リム,自動車用ドアトリム等の自動車用内装部品の基材として注目されている。
【0003】 図4はPPO樹脂基材を使用した自動車用ルーフトリムの構成を示すもので、 ルーフトリム1は、PPO樹脂基材2の表面側にクロス,パッド材を積層させた 表皮材3を貼着した構成である。
【0004】 そして、ルーフトリム1は通常表面側に現われないクリップを介してルーフパ ネル4に固定されており、図示するように、PPO樹脂基材2の裏面側に固着さ れたクリップ取付座5に装着されたクリップ6をルーフパネル4の取付孔4a内 に圧入嵌合させることにより、ルーフトリム1をルーフパネル4に対して取付け るようにしている。
【0005】
しかしながら、PPO樹脂基材2は他の部材との接着性が極めて悪く、クリッ プ取付座5を取付けるためには、図5に示すように、PPO樹脂基材2の取付箇 所に剛性を付与するため圧縮加工した後、取付面にサンドプラスト処理を行ない 、その後、瞬間接着剤を塗布した後、クリップ取付座5を接着固定しているのが 実情である。
【0006】 このように、従来のクリップ取付座5の取付構造によれば、クリップ取付座5 の取付面にサンドペーパーによるサンドプラスト処理および瞬間接着剤の塗布作 業が必要となり、作業工数が多大なものとなり、コストアップを招来するととも に、特に、サンドプラストする際ゴミが製品表面に付きやすく、後処理工数もか かり、またサンドプラスト処理のバラツキが大きくなり、クリップ取付座5の取 付強度が安定しないという不具合が指摘されている。
【0007】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とすると ころは、PPO樹脂基材に取付けるクリップ取付座の取付構造において、簡単な 作業でかつ取付強度が安定し、しかも多岐に渡る取付形態が可能となるPPO樹 脂基材におけるクリップ取付座の取付構造を提供することにある。
【0008】
上記目的を達成するために、本考案は、PPO樹脂発泡層の表裏面にPPO樹 脂スキン層を形成してなるPPO樹脂基材の裏面所定箇所に車体パネルに嵌着す るクリップを装着するクリップ取付座を取付けるPPO樹脂基材におけるクリッ プ取付座の取付構造において、 前記PPO樹脂基材のプレス成形時、クリップ取付座装着箇所を薄肉状に圧縮 するとともに、この圧縮部分に、ホットメルト付不織布が貼着され、この不織布 をPPO樹脂基材とクリップ取付座との間の接着媒体としたことを特徴とする。
【0009】
以上の構成から明らかなように、PPO樹脂基材のプレス成形時、クリップ装 着箇所にはホットメルト付不織布が貼着一体化されているため、この不織布がP PO樹脂基材とクリップ取付座との間の接着媒体として作用し、PPO樹脂基材 に対してクリップ取付座を簡単かつ確実に接着固定できる。
【0010】 さらに、不織布を接着媒体としているため、特殊な接着剤に限定されることな く、また廉価なPP樹脂製クリップ取付座の使用も可能となり、かつ超音波接合 も可能となる。
【0011】
以下、本考案によるPPO樹脂基材におけるクリップ取付座の取付構造の実施 例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。 図1は本考案を適用した自動車用ルーフトリムを室内側から見た斜視図、図2 は同自動車用ルーフトリムをルーフパネルに取付けた状態を示す縦断面図、図3 は本考案によるクリップ取付座の取付構造を説明する断面図である。
【0012】 図1,図2において、この自動車用ルーフトリム10は、PPO樹脂基材20 と、このPPO樹脂基材20の表面側に一体貼着されている表皮材30とから大 略構成されている。
【0013】 さらに、上記PPO樹脂基材20は、PPO樹脂発泡層21の表裏面側にPP O樹脂スキン層22が形成された構成であり、本実施例中のPPO樹脂は純真な PPOではなく、コスト等を考慮して、ポリスチレンを加え変性させたものを使 用している。
【0014】 なお、PPO樹脂基材20は、PPO樹脂発泡層21の目付け量500〜60 0g/m 2、PPO樹脂スキン層22の厚み0.15mmであり、PPO樹脂基材 20のトータル厚み3.5mm(原反状態)のものを使用し、130〜140℃に 加熱軟化させて、PPO樹脂基材20のトータル厚みを6〜8mmに膨化させた後 、所要形状にコールドプレス成形することにより、PPO樹脂基材20のトータ ル厚みが5mmになるようにプレス成形される。
【0015】 一方、表皮材30は、クロス31の裏面側にポリウレタンフォーム等のパッド 材32を貼着したものを使用し、パッド材32の裏面にはさらにホットメルトフ ィルム33がラミネートされている。 したがって、コールドプレス成形する際、PPO樹脂基材20の表面側にホッ トメルトフィルム33を介して表皮材30が強固に一体化される。
【0016】 そして、ルーフトリム10はルーフパネル40に対して、クリップ50を介し て取付けられるが、この樹脂クリップ50を保持するクリップ取付座60をPP O樹脂基材20に対して簡単かつ確実に取付ける構成が本考案の特徴である。
【0017】 すなわち、図3に示すように、PPO樹脂基材20のコールドプレス成形時、 ホットメルト付不織布70がクリップ取付座60の取付箇所に貼着一体化されて いる。
【0018】 このホットメルト付不織布70の一体化については、PPO樹脂基材20をコ ールドプレス成形する際、コールドプレス成形用金型(図示せず)に加熱軟化状 態のPPO樹脂基材20をセットした後、このPPO樹脂基材20の所定箇所に ホットメルト付不織布70をセットすれば、PPO樹脂基材20のプレス成形時 に容易に一体化が可能である。
【0019】 このホットメルト付不織布70としては、本実施例では、ポリエステル製不織 布71の一面にオレフィン系あるいはウレタン系ホットメルトフィルム72がラ ミネートされたものを使用している。
【0020】 このように本考案によるクリップ取付座60の取付構造によれば、PPO樹脂 基材20のクリップ取付部20aが圧縮されて剛性が強化されているとともに、 この部分の取付面にホットメルト付不織布70が一体化されているため、この不 織布71の接着性を有効に利用でき、特殊な接着剤を使用することなく、汎用の 廉価な接着剤を使用してクリップ取付座60を簡単かつ確実に固定することが可 能である。 したがって、従来のサンドプラスト作業が廃止でき、工数が短縮化できるとと もに、サンドプラスト作業のバラツキがないため、取付強度も安定する。
【0021】 さらに、不織布71の良好な接着性が利用できるため、接着性に劣るPP樹脂 製クリップ取付座等の廉価なクリップ取付座の使用も可能となり、またアンカー 効果を期待すれば、クリップ取付座60を超音波溶着によりPPO樹脂基材20 に取付けることもでき、取付形態に種々のバリエーションを施すことができ、実 用価値が極めて高いものとなる。
【0022】
以上説明した通り、本考案によるPPO樹脂基材におけるクリップ取付座の取 付構造によれば、以下に記載する格別の作用効果を有する。
【0023】 (1)本考案によれば、PPO樹脂基材のクリップ取付座取付部分にホットメル ト付不織布を一体化して、PPO樹脂基材とクリップ取付座との間に接着媒体と して不織布を介在させる構成であるため、従来のサンドプラスト処理が廃止でき 、さらに、取付工数が大幅に低減できることから、大幅なコストダウンを招来す るという効果を有する。
【0024】 (2)本考案によれば、PPO樹脂基材とクリップ取付座との間にホットメルト 付不織布を介在させるというものであるから、サンドプラスト作業の廃止により 、サンドプラスト作業のバラツキがないため、クリップ取付座の安定した取付強 度が得られるという効果を有する。
【0025】 (3)本考案によれば、PPO樹脂基材とクリップ取付座との間に接着媒体とし ての不織布を介在させることにより、特殊な接着剤でなくても汎用の接着剤の使 用が可能になるとともに、接着性に劣る廉価なPP樹脂製クリップ取付座の使用 も可能となり、また、超音波溶着によりクリップ取付座をPPO樹脂基材に接合 一体化することも可能になるなど、使用材料、取付形態に種々のバリエーション を付与できるという効果を有する。
【図1】本考案を適用した自動車用ルーフトリムを室内
側から見た斜視図。
側から見た斜視図。
【図2】図1に示すルーフトリムをルーフパネルに取付
けた状態を示す断面図。
けた状態を示す断面図。
【図3】本考案によるクリップ取付座をルーフトリムに
取付ける状態を示す説明図。
取付ける状態を示す説明図。
【図4】ルーフトリムにおける従来のクリップ取付座の
取付構造を示す断面図。
取付構造を示す断面図。
【図5】従来のクリップ取付座の取付状態を示す断面
図。
図。
10 自動車用ルーフトリム 20 PPO樹脂基材 21 PPO樹脂発泡層 22 PPO樹脂スキン層 30 表皮材 31 クロス 32 パッド材 33 ホットメルトフィルム 40 ルーフパネル 41 取付孔 50 クリップ 60 クリップ取付座 70 ホットメルト付不織布 71 不織布 72 ホットメルトフィルム
Claims (1)
- 【請求項1】PPO樹脂発泡層(21)の表裏面にPP
O樹脂スキン層(22)を形成してなるPPO樹脂基材
(20)の裏面所定箇所に車体パネル(40)に嵌着す
るクリップ(50)を装着するクリップ取付座(60)
を取付けるPPO樹脂基材におけるクリップ取付座の取
付構造において、 前記PPO樹脂基材(20)のプレス成形時、クリップ
取付座(60)装着箇所を薄肉状に圧縮するとともに、
この圧縮部分に、ホットメルト付不織布(70)が貼着
され、この不織布(70)をPPO樹脂基材(20)と
クリップ取付座(60)との間の接着媒体としたことを
特徴とするPPO樹脂基材におけるクリップ取付座の取
付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6532691U JPH0517210U (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | Ppo樹脂基材におけるクリツプ取付座の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6532691U JPH0517210U (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | Ppo樹脂基材におけるクリツプ取付座の取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0517210U true JPH0517210U (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=13283683
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6532691U Withdrawn JPH0517210U (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | Ppo樹脂基材におけるクリツプ取付座の取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0517210U (ja) |
-
1991
- 1991-08-19 JP JP6532691U patent/JPH0517210U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19951102 |