JPH0517407A - 光学活性化合物および表示素子 - Google Patents
光学活性化合物および表示素子Info
- Publication number
- JPH0517407A JPH0517407A JP3040700A JP4070091A JPH0517407A JP H0517407 A JPH0517407 A JP H0517407A JP 3040700 A JP3040700 A JP 3040700A JP 4070091 A JP4070091 A JP 4070091A JP H0517407 A JPH0517407 A JP H0517407A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- optically active
- active compound
- display device
- carboxylic acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Liquid Crystal Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】下記一般式で示される光学活性化合物。
[R1は、炭素数4〜16のアルキル基を表し、R2は
炭素数4〜12のアルキル基を表し、*は光学活性を表
す。]具体的には、例えば(R)−4’−デシルオキシ
ビフェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロ
メチルヘプチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニ
ルエステルおよびその類似物からなる光学活性化合物、
並びにそれを用いる液晶表示素子。 【効果】該化合物は、カイラルスメチックCA相を示
し、大面積で安定な分子配向が得られ、反強誘電性液晶
材料および表示素子として有用である。
炭素数4〜12のアルキル基を表し、*は光学活性を表
す。]具体的には、例えば(R)−4’−デシルオキシ
ビフェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロ
メチルヘプチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニ
ルエステルおよびその類似物からなる光学活性化合物、
並びにそれを用いる液晶表示素子。 【効果】該化合物は、カイラルスメチックCA相を示
し、大面積で安定な分子配向が得られ、反強誘電性液晶
材料および表示素子として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学活性化合物及びこ
れを用いた表示素子に関する。さらに詳しくは、本発明
の化合物は液晶性化合物としての用途が期待できるもの
で、カイラルスメクチックC相を示す強誘電性液晶材
料、三安定状態を有するカイラルスメクチックCA相を
示す反強誘電性液晶材料および、これを用いた液晶表示
素子に関するものである。
れを用いた表示素子に関する。さらに詳しくは、本発明
の化合物は液晶性化合物としての用途が期待できるもの
で、カイラルスメクチックC相を示す強誘電性液晶材
料、三安定状態を有するカイラルスメクチックCA相を
示す反強誘電性液晶材料および、これを用いた液晶表示
素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、液晶表示素子は、その低電圧駆動
性、低電力消費性及び小型、薄型化の観点から、各種の
表示素子として広く利用されている。最近、高速応答液
晶素子として、強誘電性スメクチック液晶を用いるもの
が、精力的に研究されている。強誘電性スメクチック液
晶は自発分極を有するため、電界との相互作用において
大きな駆動力を持ち、電界の変化に対して高速の応答性
を示すことが知られている。この高速応答性を利用し
て、液晶テレビなどのディスプレイ用素子や、光プリン
タ、ライトバルブなどのオプトエクレトロニクス用素子
の研究が進められている。
性、低電力消費性及び小型、薄型化の観点から、各種の
表示素子として広く利用されている。最近、高速応答液
晶素子として、強誘電性スメクチック液晶を用いるもの
が、精力的に研究されている。強誘電性スメクチック液
晶は自発分極を有するため、電界との相互作用において
大きな駆動力を持ち、電界の変化に対して高速の応答性
を示すことが知られている。この高速応答性を利用し
て、液晶テレビなどのディスプレイ用素子や、光プリン
タ、ライトバルブなどのオプトエクレトロニクス用素子
の研究が進められている。
【0003】現在、これらの素子に用いられようとして
いる強誘電性液晶相は、ほとんどがカイラルスメクチッ
クC相であり、表面安定型強誘電性液晶モードにより表
示を行おうとするもので、分子がとりうる二つの安定な
状態を用いるものである。しかしながら、この表面安定
型強誘電性液晶モードにおいては、モノドメイン状態と
いう理想的な分子配向状態を大面積で得ることが困難で
あり、欠陥を生じたり、ツイストといわれる分子配向の
乱れを生じたりするという問題点がある。
いる強誘電性液晶相は、ほとんどがカイラルスメクチッ
クC相であり、表面安定型強誘電性液晶モードにより表
示を行おうとするもので、分子がとりうる二つの安定な
状態を用いるものである。しかしながら、この表面安定
型強誘電性液晶モードにおいては、モノドメイン状態と
いう理想的な分子配向状態を大面積で得ることが困難で
あり、欠陥を生じたり、ツイストといわれる分子配向の
乱れを生じたりするという問題点がある。
【0004】一方、カイラルスメクチックCA相を示す
ため三安定状態を有する反強誘電性液晶化合物は、表面
安定型モードにより表示を行うが、大面積で安定な分子
配向が得られることが知られている。例えば、特開平2-
160748号公報では、反強誘電性液晶化合物として、4’
−オクチルオキシビフェニル−4−カルボン酸−4−
〔1−(トリフルオロメチル)ヘプチルオキシカルボニ
ル〕フェニルエステルが開示されている。しかしなが
ら、この化合物の、結晶相からカイラルスメクチックC
A相への相転位温度は80℃であり、室温程度への低温
化が望まれていた。
ため三安定状態を有する反強誘電性液晶化合物は、表面
安定型モードにより表示を行うが、大面積で安定な分子
配向が得られることが知られている。例えば、特開平2-
160748号公報では、反強誘電性液晶化合物として、4’
−オクチルオキシビフェニル−4−カルボン酸−4−
〔1−(トリフルオロメチル)ヘプチルオキシカルボニ
ル〕フェニルエステルが開示されている。しかしなが
ら、この化合物の、結晶相からカイラルスメクチックC
A相への相転位温度は80℃であり、室温程度への低温
化が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の強誘
電性スメクチック液晶では困難な、大面積で安定な分子
配向を得ることが可能な三安定状態を有する反強誘電性
液晶化合物であって、従来知られている反強誘電性液晶
化合物とは化学構造を異にし且つ相転位温度の低温化さ
れた液晶化合物およびそれを用いた液晶表示素子を提供
するものである。
電性スメクチック液晶では困難な、大面積で安定な分子
配向を得ることが可能な三安定状態を有する反強誘電性
液晶化合物であって、従来知られている反強誘電性液晶
化合物とは化学構造を異にし且つ相転位温度の低温化さ
れた液晶化合物およびそれを用いた液晶表示素子を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意検討を行った結果、本発明を完成す
るに至った。即ち、本発明は、下記の一般式(1)
を達成するため鋭意検討を行った結果、本発明を完成す
るに至った。即ち、本発明は、下記の一般式(1)
【0007】
【化3】
【0008】[但し、上記一般式(1)中R1は、炭素数4
〜16のアルキル基を表し、R2は、炭素数4〜12の
アルキル基を表し、*は光学活性を表す。]で示される
光学活性化合物および、それを用いることを特徴とする
表示素子である。
〜16のアルキル基を表し、R2は、炭素数4〜12の
アルキル基を表し、*は光学活性を表す。]で示される
光学活性化合物および、それを用いることを特徴とする
表示素子である。
【0009】本発明の光学活性化合物は、カイラルスメ
クチックC相を示す強誘電性液晶材料および、三安定状
態を有するカイラルスメクチックCA相を示す反強誘電
性液晶材料として有用な化合物である。
クチックC相を示す強誘電性液晶材料および、三安定状
態を有するカイラルスメクチックCA相を示す反強誘電
性液晶材料として有用な化合物である。
【0010】上記一般式(1)に於いて、R1の炭素数4〜
16のアルキル基としては、ブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル
基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラ
デシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基等の直鎖状
または、分岐状アルキル基が例示できる。
16のアルキル基としては、ブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル
基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラ
デシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基等の直鎖状
または、分岐状アルキル基が例示できる。
【0011】一方、R2の炭素数4〜12のアルキル基
としては、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチ
ル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル
基、ドデシル基等の直鎖状または、分岐状アルキル基が
例示できる。
としては、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチ
ル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル
基、ドデシル基等の直鎖状または、分岐状アルキル基が
例示できる。
【0012】[本発明化合物の一般的製造法]本発明の
一般式(1)で示される化合物は、以下に示す方法により
製造することができる。以下反応式で例示するが、式中
R1、R2は一般式(1)で定義したものと同一であり、式
中の( )番号は上段の化合物を表す。反応式 :
一般式(1)で示される化合物は、以下に示す方法により
製造することができる。以下反応式で例示するが、式中
R1、R2は一般式(1)で定義したものと同一であり、式
中の( )番号は上段の化合物を表す。反応式 :
【0013】
【化4】
【0014】反応工程Iは、触媒として銅、β−シクロ
デキストリンを用い、水酸化ナトリウム存在下、四塩化
炭素を反応させることにより容易に実施できる。反応工
程IIは触媒として硫酸、ほう酸を用い、溶媒としてトル
エンを用い、還流下脱水することにより容易に実施でき
る。反応工程IIIは、脱水縮合剤としてジシクロヘキシ
ルカルボジイミド等を用い、触媒としてN,N−ジメチ
ル−4−アミノピリジン等の有機塩基を用い、溶媒とし
て塩化メチレン、クロロホルム等を用いることにより容
易に実施でき、容易に本発明の目的化合物である一般式
(1)の化合物に導くことができる。
デキストリンを用い、水酸化ナトリウム存在下、四塩化
炭素を反応させることにより容易に実施できる。反応工
程IIは触媒として硫酸、ほう酸を用い、溶媒としてトル
エンを用い、還流下脱水することにより容易に実施でき
る。反応工程IIIは、脱水縮合剤としてジシクロヘキシ
ルカルボジイミド等を用い、触媒としてN,N−ジメチ
ル−4−アミノピリジン等の有機塩基を用い、溶媒とし
て塩化メチレン、クロロホルム等を用いることにより容
易に実施でき、容易に本発明の目的化合物である一般式
(1)の化合物に導くことができる。
【0015】[本発明化合物の例示]本発明において用
いられる光学活性化合物としては、以下の化合物が例示
される。
いられる光学活性化合物としては、以下の化合物が例示
される。
【0016】No.1:(S)−4’−ヘキシルオキシビ
フェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメ
チルペンチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニル
エステル、
フェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメ
チルペンチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニル
エステル、
【0017】No.2:(S)−4’−オクチルオキシビ
フェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメ
チルペンチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニル
エステル、
フェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメ
チルペンチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニル
エステル、
【0018】No.3:(S)−4’−デシルオキシビフ
ェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメチ
ルペンチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニルエ
ステル、
ェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメチ
ルペンチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニルエ
ステル、
【0019】No.4:(S)−4’−ドデシルオキシビ
フェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメ
チルペンチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニル
エステル、
フェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメ
チルペンチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニル
エステル、
【0020】No.5:(S)−4’−テトラデシルオキ
シビフェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオ
ロメチルペンチルオキシカルボニル)−2−メチルフェ
ニルエステル、
シビフェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオ
ロメチルペンチルオキシカルボニル)−2−メチルフェ
ニルエステル、
【0021】No.6:(R)−4’−ヘキシルオキシビ
フェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメ
チルヘプチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニル
エステル、
フェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメ
チルヘプチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニル
エステル、
【0022】No.7:(R)−4’−オクチルオキシビ
フェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメ
チルヘプチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニル
エステル、
フェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメ
チルヘプチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニル
エステル、
【0023】No.8:(R)−4’−デシルオキシビフ
ェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメチ
ルヘプチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニルエ
ステル、
ェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメチ
ルヘプチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニルエ
ステル、
【0024】No.9:(R)−4’−ドデシルオキシビ
フェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメ
チルヘプチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニル
エステル、
フェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメ
チルヘプチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニル
エステル、
【0025】No.10:(R)−4’−テトラデシルオ
キシビフェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフル
オロメチルヘプチルオキシカルボニル)−2−メチルフ
ェニルエステル、
キシビフェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフル
オロメチルヘプチルオキシカルボニル)−2−メチルフ
ェニルエステル、
【0026】No.11:(S)−4’−ヘキシルオキシ
ビフェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロ
メチルノニルオキシカルボニル)−2−メチルフェニル
エステル、
ビフェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロ
メチルノニルオキシカルボニル)−2−メチルフェニル
エステル、
【0027】No.12:(S)−4’−オクチルオキシ
ビフェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロ
メチルノニルオキシカルボニル)−2−メチルフェニル
エステル、
ビフェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロ
メチルノニルオキシカルボニル)−2−メチルフェニル
エステル、
【0028】No.13:(S)−4’−デシルオキシビ
フェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメ
チルノニルオキシカルボニル)−2−メチルフェニルエ
ステル、
フェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメ
チルノニルオキシカルボニル)−2−メチルフェニルエ
ステル、
【0029】No.14:(S)−4’−ドデシルオキシ
ビフェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロ
メチルノニルオキシカルボニル)−2−メチルフェニル
エステル、
ビフェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロ
メチルノニルオキシカルボニル)−2−メチルフェニル
エステル、
【0030】No.15:(S)−4’−テトラデシルオ
キシビフェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフル
オロメチルノニルオキシカルボニル)−2−メチルフェ
ニルエステル、
キシビフェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフル
オロメチルノニルオキシカルボニル)−2−メチルフェ
ニルエステル、
【0031】[液晶表示素子]本発明の液晶表示素子の
作製は、透明電極を設け、表面を配向処理した2枚のガ
ラス基板をスペーサを挟んで張り合わせることにより得
られるセルに、液晶化合物を注入することにより実施で
きる。セルの作製は、従来のカイラルスメクチックC相
を有する液晶化合物を用いる液晶素子の作製技術が応用
できる。例えば、スペーサとしては、アルミナビーズ、
ガラスファイバー、ポリエステルフィルムなどを用いる
ことができる。また、配向処理材としては、PVA、P
I、SiO、SiO2などが例示できる。
作製は、透明電極を設け、表面を配向処理した2枚のガ
ラス基板をスペーサを挟んで張り合わせることにより得
られるセルに、液晶化合物を注入することにより実施で
きる。セルの作製は、従来のカイラルスメクチックC相
を有する液晶化合物を用いる液晶素子の作製技術が応用
できる。例えば、スペーサとしては、アルミナビーズ、
ガラスファイバー、ポリエステルフィルムなどを用いる
ことができる。また、配向処理材としては、PVA、P
I、SiO、SiO2などが例示できる。
【0032】
【発明の効果】本発明による光学活性な化合物は、カイ
ラルスメクチックC相を示す強誘電性液晶材料、および
三安定状態を有するカイラルスメクチックCA相を示す
反強誘電性液晶材料として有用な性能を有している。従
って、この光学活性な化合物を液晶材料として使用した
液晶表示素子は、大面積で安定な分子配向を得ることが
できる。また、三安定状態を利用して、中間調表示も可
能である。この様な特性は、本発明の液晶表示素子の、
従来品以上の利用態様に対する可能性を与えるものであ
る。
ラルスメクチックC相を示す強誘電性液晶材料、および
三安定状態を有するカイラルスメクチックCA相を示す
反強誘電性液晶材料として有用な性能を有している。従
って、この光学活性な化合物を液晶材料として使用した
液晶表示素子は、大面積で安定な分子配向を得ることが
できる。また、三安定状態を利用して、中間調表示も可
能である。この様な特性は、本発明の液晶表示素子の、
従来品以上の利用態様に対する可能性を与えるものであ
る。
【0033】
【実施例】以下実施例により本発明を更に具体的に説明
する。なお、実施例中の相転移温度の測定および、相の
同定はDSC測定並びに偏光顕微鏡観察により実施し
た。
する。なお、実施例中の相転移温度の測定および、相の
同定はDSC測定並びに偏光顕微鏡観察により実施し
た。
【0034】
【実施例1】(R)−4’−デシルオキシビフェニル−
4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメチルヘプチ
ルオキシカルボニル)−2−メチルフェニルエステル
4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメチルヘプチ
ルオキシカルボニル)−2−メチルフェニルエステル
【0035】(1) 3−メチル−4−ヒドロキシ安息香
酸の製造 オルトクレゾール2.16g(20mmol)を20%水酸
化ナトリウム水溶液25mlに溶解した後、銅粉末254
mg(4.0mmol)、β−シクロデキストリン1.86g
(1.6mmol)および四塩化炭素6.15g(40mmol)を
加え、80℃で24時間反応させた。反応終了後、反応
液を塩酸で酸性にした後、酢酸エチルで抽出し、有機層
を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を
濾別した後、酢酸エチルを留去し、粗目的物を得た。こ
のものをシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、
3−メチル−4−ヒドロキシ安息香酸1.63g(10.
7mmol)を得た。
酸の製造 オルトクレゾール2.16g(20mmol)を20%水酸
化ナトリウム水溶液25mlに溶解した後、銅粉末254
mg(4.0mmol)、β−シクロデキストリン1.86g
(1.6mmol)および四塩化炭素6.15g(40mmol)を
加え、80℃で24時間反応させた。反応終了後、反応
液を塩酸で酸性にした後、酢酸エチルで抽出し、有機層
を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を
濾別した後、酢酸エチルを留去し、粗目的物を得た。こ
のものをシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、
3−メチル−4−ヒドロキシ安息香酸1.63g(10.
7mmol)を得た。
【0036】(2) (R)−3−メチル−4−ヒドロキシ
安息香酸−1−トリフルオロメチルヘプチルエステルの
製造 上記(1)で得られた3−メチル−4−ヒドロキシ安息
香酸1.52g(10.0mmol)と(R)−1,1,1−トリフ
ルオロ−2−オクタノール1.84g(10.0mmol)を
トルエン30mlに溶解した後、硫酸51mg(0.50mmo
l)、ほう酸31mg(0.50mmol)を加え、還流下に1
時間反応させた。反応終了後、反応液をエーテルで抽出
し、エーテル層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
させた。乾燥剤を濾別した後、エーテルを留去し粗目的
物を得た。このものをシリカゲルクロマトグラフィーに
より精製し、油状の(R)−3−メチル−4−ヒドロキ
シ安息香酸−1−トリフルオロメチルヘプチルエステル
1.58g(4.95mmol)を得た。
安息香酸−1−トリフルオロメチルヘプチルエステルの
製造 上記(1)で得られた3−メチル−4−ヒドロキシ安息
香酸1.52g(10.0mmol)と(R)−1,1,1−トリフ
ルオロ−2−オクタノール1.84g(10.0mmol)を
トルエン30mlに溶解した後、硫酸51mg(0.50mmo
l)、ほう酸31mg(0.50mmol)を加え、還流下に1
時間反応させた。反応終了後、反応液をエーテルで抽出
し、エーテル層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
させた。乾燥剤を濾別した後、エーテルを留去し粗目的
物を得た。このものをシリカゲルクロマトグラフィーに
より精製し、油状の(R)−3−メチル−4−ヒドロキ
シ安息香酸−1−トリフルオロメチルヘプチルエステル
1.58g(4.95mmol)を得た。
【0037】(3) (R)−4’−デシルオキシビフェ
ニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメチル
ヘプチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニルエス
テルの製造 上記(2)で得られた(R)−3−メチル−4−ヒドロ
キシ安息香酸−1−トリフルオロメチルヘプチルエステ
ル318mg(1.00mmol)、4’−デシルオキシビフ
ェニル−4−カルボン酸390mg(1.10mmol)及び
N,N−ジメチル−4−アミノピリジン67mg(0.5
5mmol)を塩化メチレン10mlに室温にて溶解した後、
ジシクロヘキシルカルボジイミド268mg(1.30mmo
l)を加え、室温にて4時間反応させた。
ニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフルオロメチル
ヘプチルオキシカルボニル)−2−メチルフェニルエス
テルの製造 上記(2)で得られた(R)−3−メチル−4−ヒドロ
キシ安息香酸−1−トリフルオロメチルヘプチルエステ
ル318mg(1.00mmol)、4’−デシルオキシビフ
ェニル−4−カルボン酸390mg(1.10mmol)及び
N,N−ジメチル−4−アミノピリジン67mg(0.5
5mmol)を塩化メチレン10mlに室温にて溶解した後、
ジシクロヘキシルカルボジイミド268mg(1.30mmo
l)を加え、室温にて4時間反応させた。
【0038】反応終了後、析出した固形物を濾別し、水
洗、5%酢酸水溶液による洗浄、水洗を経た後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥させた。乾燥剤を濾別し後、塩化
メチレンを留去し、粗目的物を得た。このものをシリカ
ゲルクロマトグラフィーにより精製し、更にヘキサンに
より再結晶することにより目的の(R)−4’−デシル
オキシビフェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフ
ルオロメチルヘプチルオキシカルボニル)−2−メチル
フェニルエステル598mg(0.91mmol)を得た。
洗、5%酢酸水溶液による洗浄、水洗を経た後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥させた。乾燥剤を濾別し後、塩化
メチレンを留去し、粗目的物を得た。このものをシリカ
ゲルクロマトグラフィーにより精製し、更にヘキサンに
より再結晶することにより目的の(R)−4’−デシル
オキシビフェニル−4−カルボン酸−4−(1−トリフ
ルオロメチルヘプチルオキシカルボニル)−2−メチル
フェニルエステル598mg(0.91mmol)を得た。
【0039】 1H−NMRスペクトル(CDCl3,pp
m): 0.88(t,3H),0.89(t,3H),1.25-1.52(m,22H),1.78-1.9
2(m,4H),4.02(t,2H),5.56(m,1H),7.01(d,2H),7.28
(d,1H),7.60(d,2H),7.71(d,2H),7.99-8.03(m,2H),
8.25(d,2H)
m): 0.88(t,3H),0.89(t,3H),1.25-1.52(m,22H),1.78-1.9
2(m,4H),4.02(t,2H),5.56(m,1H),7.01(d,2H),7.28
(d,1H),7.60(d,2H),7.71(d,2H),7.99-8.03(m,2H),
8.25(d,2H)
【0040】lRスペクトル(KBrディスク,c
m-1): 2920,2850,1742,1734,1606,1500,1474,1280,12
60,1180,1166,1116,1075,824,764,758マススペクトル(FAB法、m/e(相対強度)) : 655(83,MH+),654(39,M+),337(100)相転移温度(DSC,偏光顕微鏡観察,℃) : なお、下式において、Cryは結晶相、SmCA*はカイラ
ルスメクチックC相、SmC*はカイラルスメクチック
C相、SmAはスメクチックA相、lsoは等方相を表
す。
m-1): 2920,2850,1742,1734,1606,1500,1474,1280,12
60,1180,1166,1116,1075,824,764,758マススペクトル(FAB法、m/e(相対強度)) : 655(83,MH+),654(39,M+),337(100)相転移温度(DSC,偏光顕微鏡観察,℃) : なお、下式において、Cryは結晶相、SmCA*はカイラ
ルスメクチックC相、SmC*はカイラルスメクチック
C相、SmAはスメクチックA相、lsoは等方相を表
す。
【0041】
【化5】
【0042】
【実施例2】2枚の透明電極がもうけられたガラス基板
にポリイミドを塗布した後、それぞれのラビング方向が
互いに平行となるように組み立てられたガラス基板間隔
2μmのセルに、実施例1で得られた化合物を注入し直
交する2枚の偏向板にはさみ液晶素子を作製した。この
ものに、40℃で±60Vの電圧印加にて光学的応答速
度を測定したところ30μsecと非常に速い応答時間が
得られた。
にポリイミドを塗布した後、それぞれのラビング方向が
互いに平行となるように組み立てられたガラス基板間隔
2μmのセルに、実施例1で得られた化合物を注入し直
交する2枚の偏向板にはさみ液晶素子を作製した。この
ものに、40℃で±60Vの電圧印加にて光学的応答速
度を測定したところ30μsecと非常に速い応答時間が
得られた。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 鈴木 剛
茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番1号
三菱油化株式会社筑波総合研究所内
(72)発明者 飯村 典子
茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番1号
三菱油化株式会社筑波総合研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 下記一般式(1)で示される光学活性化合
物。 【化1】 [但し、上記一般式(1)中R1は、炭素数4〜16のアル
キル基を表し、R2は、炭素数4〜12のアルキル基を
表し、*は光学活性を表す。] - 【請求項2】 下記一般式(1)で示される光学活性化合
物を用いることを特徴とする表示素子。 【化2】 [但し、上記一般式(1)中R1は、炭素数4〜16のアル
キル基を表し、R2は、炭素数4〜12のアルキル基を
表し、*は光学活性を表す。]
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3040700A JPH0517407A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 光学活性化合物および表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3040700A JPH0517407A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 光学活性化合物および表示素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0517407A true JPH0517407A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=12587851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3040700A Pending JPH0517407A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 光学活性化合物および表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0517407A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11231994B2 (en) | 2018-09-10 | 2022-01-25 | Toshiba Memory Corporation | Memory system and method of controlling nonvolatile memory |
-
1991
- 1991-02-14 JP JP3040700A patent/JPH0517407A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11231994B2 (en) | 2018-09-10 | 2022-01-25 | Toshiba Memory Corporation | Memory system and method of controlling nonvolatile memory |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0487093B1 (en) | Liquid crystal compound and liquid crystal display device | |
| JPH0517407A (ja) | 光学活性化合物および表示素子 | |
| JPH0517408A (ja) | 光学活性化合物および表示素子 | |
| JPH04282345A (ja) | 光学活性化合物 | |
| JPH051041A (ja) | 光学活性化合物および表示素子 | |
| JPH04266855A (ja) | 光学活性化合物および表示素子 | |
| JPH04282344A (ja) | 光学活性化合物および表示素子 | |
| US5433887A (en) | Liquid crystal compounds | |
| JPH05140119A (ja) | 光学活性化合物および表示素子 | |
| JPH04266854A (ja) | 光学活性化合物 | |
| JPH04312552A (ja) | 光学活性化合物および表示素子 | |
| JPH04342547A (ja) | 光学活性化合物および表示素子 | |
| JPH04360854A (ja) | 光学活性化合物および表示素子 | |
| JPH04327576A (ja) | 光学活性化合物および表示素子 | |
| JPH04244047A (ja) | 光学活性化合物および表示素子 | |
| JPH04342546A (ja) | 光学活性化合物および表示素子 | |
| JPH0429978A (ja) | 光学活性な化合物およびそれを液晶材料とする表示素子 | |
| JP2786513B2 (ja) | エステル化合物及びこれを含む液晶組成物 | |
| JPH04338362A (ja) | 光学活性化合物 | |
| JP3364624B2 (ja) | 反強誘電性液晶化合物及び反強誘電性液晶組成物 | |
| JPH04266853A (ja) | 光学活性化合物および表示素子 | |
| JPH0625100A (ja) | 反強誘電性液晶化合物 | |
| JPH04338361A (ja) | 光学活性化合物および表示素子 | |
| JPH0446158A (ja) | 光学活性化合物および該化合物を液晶材料とする表示素子 | |
| JPH03291270A (ja) | 光学活性化合物およびその利用 |