JPH05175157A - チタン系化合物の成膜方法 - Google Patents

チタン系化合物の成膜方法

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JPH05175157A
JPH05175157A JP3355544A JP35554491A JPH05175157A JP H05175157 A JPH05175157 A JP H05175157A JP 3355544 A JP3355544 A JP 3355544A JP 35554491 A JP35554491 A JP 35554491A JP H05175157 A JPH05175157 A JP H05175157A
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JP
Japan
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gas
heating
deposition
film
sputtering
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JP3355544A
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Shinji Minegishi
慎治 峰岸
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】成膜枚数の少ない時点から一定の抵抗率を有す
るチタン系薄膜を成膜することが可能なチタン系化合物
の成膜方法を提供する。 【構成】チタン系化合物の成膜方法を実施するためのス
パッタ装置1は防着板30を備えている。そして、防着
板30を加熱するための防着板加熱手段32が設けられ
ており、防着板を一定温度に加熱しながらチタン系化合
物の反応性スパッタリングを行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防着板を備えたスパッ
タ装置でチタン系化合物を成膜する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの高集積化に伴い、電極配線は微
細化する傾向にある。電極配線材料としてはアルミニウ
ム(Al)が通常使用されているが、アルミニウムとシ
リコン基板とを直接コンタクトさせた場合、Al及びS
iの相互拡散によって、次のような問題が生じる。即
ち、拡散層部分へのAlの進入、突き抜けによってショ
ートが発生したり、あるいはSiがコンタクト部でエピ
タキシャル成長することによってコンタクトホール部が
閉塞されて抵抗が増加し、接合破壊が生じるという問題
である。
【0003】これらの問題に対処するために、Al中に
Siを予め固溶限以上の割合、例えば1〜2%添加する
ことにより相互拡散を抑止する方法、あるいは、相互拡
散を抑止するためのTiN、TiW等から成る拡散防止
層(バリアメタル)をシリコン基板表面に形成する方法
等が、一般に採用されている。
【0004】TiNは、ArあるいはN2ガス中でTi
ターゲットを反応性スパッタリングすることにより形成
することができる。そして、30〜50nm程度の膜厚
でバリア効果が得られる。TiWは、焼結体ターゲット
を使用するためパーティクル発生の懸念があり、しかも
膜厚を約200nmと厚くしなければバリア効果を得る
ことができない。従ってTiWと比較してTiNは大き
な利点を有し、バリアメタルとして主流になりつつあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、TiN
は次のような問題点を有している。即ち、第1の問題点
は、TiN膜中に酸素を添加しないと、十分な拡散防止
効果を得ることができないことにある。これについて
は、本発明者らが1990年春、集積回路シンポジウム
にて発表した、「Al/TiOXNY積層配線」pp. 13-1
8 を参照のこと。
【0006】第2の問題点は、O2ガスをAr、N2ガス
と同時に導入し、反応性スパッタリングによってTiO
N膜を形成する場合、成膜枚数が少ない時点においては
成膜されたTiONの抵抗が低く、成膜枚数が増えるに
従い成膜されたTiONの抵抗が増加することにある。
この現象を図4に示す。尚、図4に示すデータは、DC
マグネトロンスパッタ装置を使用し、パワーを3kW、
N2/O2ガス=47/3sccm、圧力0.45Pa、
基板温度150゜C、成膜速度70nm/分、TiON
膜厚100nmの条件にて成膜したTiON膜の抵抗率
の測定結果である。この現象のために、所望の抵抗率を
有するTiON膜を再現性良く得ることができない。
【0007】この抵抗率が増加する原因は、スパッタ装
置内に設けられた防着板に付着したTiON膜にスパッ
タガスであるO2がゲッタリングされることにあると考
えられる。図5にTi系化合物の標準生成自由エネルギ
ーの値を示す。TiNと比較してTiO2、TiOは標
準生成自由エネルギーは大きなマイナスの値を有してお
り、安定である。また、標準生成自由エネルギーは、温
度が高くなるに従い、その絶対値が小さくなる。図5か
ら明らかなように、全ての温度領域において酸化物の方
が安定である。即ち、Tiは酸素が存在すれば酸化され
る。
【0008】従って、防着板に付着したTiON膜によ
るO2ゲッタリング効果は、TiON膜の成膜枚数が少
なく防着板の温度が上昇する前の段階において大きく、
温度が上昇するにつれて小さくなる。それ故、TiON
膜の成膜枚数が少なく防着板の温度が上昇する前の段階
においては、実質的にスパッタガス中のO2ガスの量に
減少が生じ、基板上に形成されるTiON膜はO2の欠
乏に起因して低抵抗率となる。TiON膜の成膜枚数が
増えるに従い、防着板はプラズマに曝され、防着板の温
度も上昇するため、O2ゲッタリング効果が小さくな
り、基板上に形成されるTiON膜の抵抗率は次第に増
加する。そして、防着板の温度が一定になり、O2ゲッ
タリング効果が平衡状態となった時点で、TiON膜の
抵抗率も一定となる。
【0009】一方、TiN膜でバリア効果を得るために
は、ArあるいはN2ガス中で反応性スパッタリングに
よりTiN膜を形成した後、アルミニウム配線層を形成
する前に、一旦基板をスパッタ装置から取り出し、RT
A(Rapid Thermal Annealing)法やファーネスアニー
リング法にて約600゜Cの加熱処理を施しTiN膜の
表面を酸化させる。次いで、スパッタ装置を使用してア
ルミニウム層を形成する。それ故、アニール工程及び1
回分余分なスパッタリング工程を必要とし、プロセスス
テップの面で不利である。
【0010】従って、本発明の目的は、成膜枚数の少な
い時点から一定の抵抗率を有するチタン系薄膜を成膜す
ることが可能なチタン系化合物の成膜方法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のチタン系化合物
の成膜方法を実施するためのスパッタ装置は防着板を備
えている。そして、防着板を加熱するための防着板加熱
手段が設けられており、防着板を一定温度に加熱しなが
らチタン系化合物の反応性スパッタリングを行うことを
特徴とする。
【0012】防着板加熱手段は、例えば赤外線ランプヒ
ータ、電熱材料線材若しくはパネルヒータ、あるいはガ
ス加熱手段とすることができる。
【0013】
【作用】本発明の方法においては、防着板は一定温度に
加熱されているので、防着板に付着したTiON膜への
O2ガスのゲッタリング量の変動を防止することができ
る。それ故、TiON膜の成膜枚数が少ない時点でも、
O2ガスのゲッタリング効果によるスパッタガス中のO2
量の減少を防止することができ、その結果、基板上に形
成されるTiON膜の抵抗率の変動を防止することがで
きる。
【0014】防着板は、スパッタリング開始前に、スパ
ッタリングによって上昇し平衡となる温度以上に加熱す
ればよい。防着板の温度上昇によってTiO、TiO2
の標準生成自由エネルギーを増加させ、これによってO
2ガスのゲッタリング量を低減させると同時に、防着板
の温度を一定に維持することによって、O2ガスのゲッ
タリング量の変動を防止することができる。スパッタリ
ングによる防着板の温度上昇は、通常約100乃至20
0゜Cなので、防着板を200乃至500゜C程度に加
熱すればよい。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明のチタン系化
合物の成膜方法を実施例に基づき説明する。
【0016】図1は、本発明の方法の実施に適したスパ
ッタ装置の概略図であり、かかるスパッタ装置の断面図
を示した図である。DCマグネトロン方式のスパッタ装
置1は成膜チャンバ10を具備する。そして、成膜チャ
ンバ10内にチタンから成るターゲット12が配置され
ている。また、ターゲットと対向して基板14が配置さ
れている。基板14のターゲットとは反対側の面には、
ガス導入口18を具備した基板加熱用ガス加熱手段16
が設けられており、ガス導入口18から導入されたAr
ガスを基板加熱用ガス加熱手段16で加熱し、かかるA
rガスを基板14に吹き付けることによって、基板14
を加熱することができる。スパッタ装置1には、Ar、
N2、O2ガス等から成るスパッタガスを成膜チャンバ1
0に導入するための、スパッタガス導入口20が設けら
れている。尚、図1には、カソード機構、ガス排気系の
図示を省略してある。
【0017】ターゲット12と基板14の間には防着板
30が配置されている。ターゲットとは反対側の防着板
30の面を加熱するために、赤外線ランプヒータから成
る防着板加熱手段32が設けられている。尚、成膜チャ
ンバ内に赤外線ランプヒータを設けたスパッタ装置とし
て、例えば日電アネルバ社製ILC−1051、AMA
T社製ENDURA−5500が知られている。しかし
ながら、これらの装置においては、赤外線ランプヒータ
は、成膜チャンバ内に存在する水分をベークアウトする
ことを目的として設けられている。スパッタプロセスに
使用する目的で設けられたもでのではなく、勿論、防着
板の加熱を目的として設けられたものでもない。
【0018】上記のスパッタ装置を使用して、以下の条
件でTiON膜を基板上に形成した。 パワー 6kW ガス流量 Ar/N2/O2=30/70/10s
ccm(この内、基板加熱用としてAr20sccm) 圧力 0.5Pa 基板加熱温度 ガス加熱、約150゜C 防着板加熱温度 約300゜C 成膜速度 60nm/分
【0019】上記の条件により、抵抗率4〜5mΩcm
のTiON膜を、抵抗率の変動なく、即ち組成の変動な
く連続的に形成することができた。
【0020】図2に、図1に示したスパッタ装置の変形
を示す。図1に示すスパッタ装置においては、防着板3
0を加熱するための防着板加熱手段32として赤外線ラ
ンプヒータを採用したが、図2に示すスパッタ装置にお
いては、ターゲットと反対側の防着板30の面32A
に、電熱材料から成る線材若しくはパネルヒータが貼り
付けられている。電熱材料として、一般に用いられてい
るNi−Cr系、Fe−Cr−Al系を用いることがで
きる。これらの電熱材料は1000゜C程度まで加熱可
能である。電熱材料線材若しくはパネルヒータを使用す
ることによって、防着板30を200〜500゜Cに加
熱することができる。尚、図2に示したスパッタ装置
の、防着板加熱手段32以外の構成部品は、図1に示し
たスパッタ装置と同様である。
【0021】図3に示すスパッタ装置の例では、防着板
30を加熱するための防着板加熱手段32は、基板14
を加熱するために使用される基板加熱用ガス加熱手段1
6と同様のガス加熱手段34から成る。基板加熱用のガ
スとして通常Arガスを使用するが、防着板30を加熱
するためのガス加熱手段34においては防着板加熱用の
ガスとしてN2ガスを使用することが望ましい。防着板
加熱用ガス導入口36から導入されたN2ガスをガス加
熱手段34によって加熱し、防着板30に吹き付ける。
この方式は、ガス加熱方式であり熱伝導性が良好であ
る。それ故、防着板加熱の効果は、図1あるいは図2に
示した防着板加熱手段32よりも優れている。
【0022】図3に示すスパッタ装置を使用してTiO
N膜を、以下の条件で基板上に形成した。尚、図3に示
したスパッタ装置の、防着板加熱手段32以外の構成部
品は、図1に示したスパッタ装置と同様である。 パワー 6kW ガス流量 Ar/N2/O2=30/70/10s
ccm(この内、基板加熱用としてAr20sccm、
また、防着板加熱用としてN215sccm) 圧力 0.5Pa 基板加熱温度 ガス加熱、約150゜C 防着板加熱温度 約400゜C 成膜速度 60nm/分
【0023】上記の条件により、抵抗率4〜5mΩcm
のTiON膜が、抵抗率の変動なく、即ち組成の変動な
く連続的に形成することができた。
【0024】DCマグネトロン方式のマルチチャンバ型
のスパッタ装置を用いることによって、上述のTiON
膜を基板上に形成した後、連続してその上にアルミニウ
ム膜形成することができる。アルミニウム膜を、例えば
以下のような条件で形成することができる。 ターゲット Al パワー 9kW ガス流量 Ar=40sccm 圧力 0.4Pa 基板加熱温度 約500゜C 成膜速度 1μm/分
【0025】
【発明の効果】本発明のチタン系化合物の成膜方法によ
れば、防着板を成膜開始前から成膜終了まで一定温度に
加熱しておくことによって、防着板の温度変化によるス
パッタガス中のO2ガスのゲッタリング量の変動を防止
することができる。従って、常に一定量のO2ガスが基
板上のTiON膜の成膜に寄与するので、TiON膜の
抵抗率を、成膜開始時から終了時まで一定にすることが
できる。それ故、製造された半導体装置の特性のばらつ
きを押さえることができる。また、バリア性に優れしか
も膜質の再現性の良いTiON膜を上層のアルミニウム
膜を含めて1台のスパッタ装置で形成することが可能と
なり、TiN膜形成後他の装置でTiN膜をアニール処
理し次いでアルミニウム膜を形成するといった従来のプ
ロセスよりも、製造時間、製造コストの面でも有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の実施に適したスパッタ装置の例
を示す図である。
【図2】図1に示すスパッタ装置の変形を示す図であ
る。
【図3】本発明の方法の実施に更に適したスパッタ装置
の例を示す図である。
【図4】基板枚数とTiONの抵抗率の関係を示す図で
ある。
【図5】Ti系化合物の標準生成自由エネルギーの値を
示す図である。
【符号の説明】
1 スパッタ装置 10 成膜チャンバ 12 ターゲット 14 基板 16 基板加熱用ガス加熱手段 18 ガス導入口 20 スパッタガス導入口 30 防着板 32 防着板加熱手段 34 ガス加熱手段 36 防着板加熱用ガス導入口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防着板を備えたスパッタ装置において、該
    防着板を加熱する防着板加熱手段を設け、該防着板を一
    定温度に加熱しながらチタン系化合物の反応性スパッタ
    リングを行うことを特徴とするチタン系化合物の成膜方
    法。
JP3355544A 1991-12-24 1991-12-24 チタン系化合物の成膜方法 Pending JPH05175157A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10310861A (ja) * 1997-03-17 1998-11-24 Applied Komatsu Technol Inc 加熱及び冷却真空チャンバシールド
KR100620194B1 (ko) * 2002-12-30 2006-09-01 동부일렉트로닉스 주식회사 스퍼터링 장치의 공정 챔버
JP2008136892A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Tokyo Electron Ltd デバイス製造装置およびデバイス製造方法
US8974648B2 (en) 2009-12-26 2015-03-10 Canon Anelva Corporation Reactive sputtering method and reactive sputtering apparatus
JP2018050009A (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 東芝メモリ株式会社 半導体装置およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100620194B1 (ko) * 2002-12-30 2006-09-01 동부일렉트로닉스 주식회사 스퍼터링 장치의 공정 챔버
JP2008136892A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Tokyo Electron Ltd デバイス製造装置およびデバイス製造方法
US8974648B2 (en) 2009-12-26 2015-03-10 Canon Anelva Corporation Reactive sputtering method and reactive sputtering apparatus
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