JPH051768A - 油圧サーボユニツトの作動制御装置 - Google Patents

油圧サーボユニツトの作動制御装置

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JPH051768A
JPH051768A JP3178803A JP17880391A JPH051768A JP H051768 A JPH051768 A JP H051768A JP 3178803 A JP3178803 A JP 3178803A JP 17880391 A JP17880391 A JP 17880391A JP H051768 A JPH051768 A JP H051768A
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hydraulic
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side cylinder
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義和 石川
Koji Yamaguchi
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/38Control of exclusively fluid gearing
    • F16H61/40Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
    • F16H61/42Control of exclusively fluid gearing hydrostatic involving adjustment of a pump or motor with adjustable output or capacity
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 油圧サーボユニットの作動、特に低速作動を
正確かつ安定して行なわせることができるようにした油
圧サーボユニットの作動制御装置を提供する。 【構成】 作動制御装置では、デューティ比開閉制御さ
れる第1ソレノイドバルブ151と第2ソレノイドバル
ブ152の双方を同時に駆動する。そして、各ソレノイ
ドバルブ151,152におけるデューティ比を制御し
て、それら両ソレノイドバルブ151,152のデュー
ティ比に差を設けるとともにそのデューティ比の差を変
化させることによって、第2油圧供給路104を通じて
ヘッド側シリンダ室51aに流入し又はヘッド側シリン
ダ室51aから流出する作動油の流量を増減制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無段変速機において、変
速比制御等を行うために用いられる油圧サーボユニット
の作動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、入力回転を無段階に変速して
出力することができる無段変速機が車両用等として種々
提案されている。例えば、特開昭56−95722号公
報には、定吐出量型油圧ポンプおよび可変容量型油圧モ
ータにより閉回路を構成してなる無段変速機を車両用と
して用いたものが開示されている。
【0003】また、このような無段変速機において、車
両の走行中における変速比の制御は、スロットル開度、
車速等に基づいて制御される油圧サーボユニットの作動
により行われる。そして、この油圧サーボユニットの作
動制御装置としては、例えば、特開平1−108466
号公報において本出願人が提案するものがある。この作
動制御装置は、油圧サーボユニットたるシリンダのロッ
ド側シリンダ室に所定油圧の作動油を供給するための第
1油圧供給路を接続し、そのシリンダのヘッド側シリン
ダ室に第2油圧供給路を接続してなる。ここで、第2油
圧供給路は、デューティ比開閉制御(パルス信号のデュ
ーティ比に基づく励磁・非励磁制御)される第1ソレノ
イドバルブを介して第1油圧供給路に接続される。ま
た、第2油圧供給路はデューティ比開閉制御される第2
ソレノイドバルブを介してドレン回路に接続される。
【0004】この作動制御装置では、変速比を小さくし
たいときには、ヘッド側シリンダ室に作動油を流入させ
るよう第1ソレノイドバルブを駆動するとともに第2ソ
レノイドバルブを閉状態としておく。逆に、変速比を大
きくしたいときはヘッド側シリンダ室から作動油を流出
させるよう第2ソレノイドバルブを駆動するとともに第
1ソレノイドバルブを閉状態としておく。なお、上記両
ソレノイドバルブは、デューティ比が一定の範囲(例え
ば、20〜80%の範囲:以下、リニアリティ制御範囲
という)内にあるときは、デューティ比の増減に比例し
て作動油流量を増減させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デュー
ティ比が上記リニアリティ制御範囲よりも小さくなった
場合には、ソレノイドバルブは、バルブ内の流路が完全
な開状態(流路面積が最大)に達しないうちに閉作動が
開始されるというような不完全作動状態になる。このた
め、作動油流量の増減がデューティ比に比例しなくな
り、油圧サーボユニットの低速作動ないし微小作動をデ
ューティ比の制御を通じて正確に行なわせることは難し
いという問題がある。また、作動油の温度(以下、油温
という)が低いときと高いときとでは、同じデューティ
比による駆動であっても作動油流量が変動する。このた
め、油圧サーボユニットの低速作動を常時安定して行わ
せることは難しいという問題がある。ところが、車両の
走行性能の向上のために、無段変速機の変速比制御につ
いては、例えば車両がほぼ定常走行状態にあるような場
合でも、刻々と変化する走行条件に対して緻密に行なわ
れることが要求され、油圧サーボユニットの正確かつ安
定した作動、特に、ごく低速での作動が必要になる。こ
のため、ソレノイドバルブをリニアリティ制御範囲より
も小さなデューティ比でも駆動しなければならず、油温
の影響の問題と併せて、変速比制御はきわめて困難であ
るといえる。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、油圧サーボユニットの作動、特に低速作
動を正確かつ安定して行なわせることができるようにし
た油圧サーボユニットの作動制御装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の作動制御装置では、第1ソレノイドバル
ブと第2ソレノイドバルブの双方を同時に駆動する。そ
して、各ソレノイドバルブにおけるデューティ比を制御
して、それら両ソレノイドバルブのデューティ比に差を
設けるとともにそのデューティ比の差を変化させること
によって、第2油圧供給路を通じてヘッド側シリンダ室
に流入し又はヘッド側シリンダ室から流出する作動油の
流量を増減制御するようにしている。
【0008】なお、ヘッド側シリンダ室に流入する作動
油の流量を増減させるときには、第2ソレノイドバルブ
のデューティ比をリニアリティ制御範囲における所定デ
ューティ比に維持したまま第1ソレノイドバルブのデュ
ーティ比をリニアリティ制御範囲において連続的に変化
させることにより、上記デューティ比の差を変化させて
も良い。また、ヘッド側シリンダ室から流出する作動油
の流量を増減させるときは、第1ソレノイドバルブのデ
ューティ比をリニアリティ制御範囲における所定デュー
ティ比に維持したまま第2ソレノイドバルブのデューテ
ィ比をリニアリティ制御範囲において変化させることに
より、デューティ比の差を変化させても良い。
【0009】
【作用】このような作動制御装置では、同時に駆動され
る両ソレノイドバルブのデューティ比に差を設けること
により、第1ソレノイドバルブを介して第1油圧供給路
から第2油圧供給路に供給される作動油の流量(供給流
量)と、第2ソレノイドバルブを介して第2油圧供給路
からドレンされる作動油の流量(排出流量)とに差を生
じさせ、その流量差に相当する流量の作動油をヘッド側
シリンダ室に流入させ又はそこから流出させる。そし
て、その流入出量はデューティ比の差を拡縮変化させる
ことによって増減させることができる。このため、例え
ば、デューティ比の差を小さくするように各ソレノイド
バルブのデューティ比をリニアリティ制御範囲内で適宜
設定して、上記供給作動油流量および排出作動油流量を
それぞれ正確に制御することにより、油圧サーボユニッ
トに低速作動を行なわせるのに必要な微少流量の作動油
を正確に油圧サーボユニットに対して流入出させること
ができる。
【0010】また、上記のように両ソレノイドバルブを
同時に駆動することにより、油温が変化して上記供給流
量が変動しても上記排出流量も変動することになり、そ
れらの流量差であるヘッド側シリンダ室に対する流入出
量の変動を抑えることが可能である。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いて、本発明の好ましい実施
例について説明する。第1図は本発明に係るサーボユニ
ット制御装置を備えた無段変速機の油圧回路を示してい
る。無段変速機Tは、入力軸1を介してエンジンEによ
り駆動される定吐出量型油圧ポンプPと、車輪Wを駆動
するための出力軸2を有する可変容量型油圧モータMと
を有している。これら油圧ポンプPおよび油圧モータM
は、ポンプPの吐出口およびモータMの吸入口を連通さ
せる第1油路LaとポンプPの吸入口およびモータMの
吐出口を連通させる第2油路Lbとの2本の油路により
油圧閉回路を構成して連結されている。このため、エン
ジンEにより油圧ポンプPを駆動すると、油圧ポンプP
からの油圧により油圧モータMが回転駆動され、この回
転が出力軸2および前後進切換ユニット8を介して車輪
Wに伝達され、車輪Wの駆動がなされる。
【0012】なお、エンジンEにより駆動されるチャー
ジポンプ10の吐出口が、チェックバルブ11を有する
チャージ油路Lhおよび一対のチェックバルブ3,3を
有する第3油路Lcを介して上記閉回路に接続されてい
る。チャージポンプ10によりオイルサンプ15から汲
み上げられチャージ圧リリーフバルブ12により調圧さ
れた作動油はチェックバルブ3,3の作用により上記2
本の油路La,Lbのうちの低圧側の油路に供給され
る。さらに、低圧リリーフバルブ6を有してオイルサン
プ15に繋がる第5油路Leが接続されたシャトルバル
ブ4を有する第4油路Ldが上記閉回路に接続されてい
る。このシャトルバルブ4は、3位置切換弁であり、第
1および第2油路La,Lbの油圧差に応じて作動し
て、第1および第2油路La,Lbのうち低圧側の油路
を第5油路Leに連通させる。これにより低圧側の油路
のリリーフ油圧は低圧リリーフバルブ6により調圧され
るとともに、チェックバルブ3を介して供給される油量
に対応する量の作動油がこの第5油路Leを介してオイ
ルサンプ15に排出される。また、これと同時に、第1
および第2油路La,Lbのうち高圧側の油路は第6油
路Lfに連通させる。
【0013】ところで、油圧モータMは、斜板式アキシ
ャルピストンモータであり、その斜板の角度を大小制御
することにより、その油圧モータMの容量が増減され、
変速機Tの変速比が無段階に大小変化される。そして、
その斜板の角度制御は、第1および第2変速用油圧サー
ボユニット30,50により行われる。
【0014】第1変速用油圧サーボユニット30は、無
段変速機Tの閉回路からシャトルバルブ4を介して第6
油路Lfに導かれた高圧作動油を、その第6油路Lfに
つながる高圧ライン120を介して導入し、この高圧の
作動油の油圧力を利用して油圧モータMの斜板角を直接
制御する。即ち、このサーボユニット30に設けられた
スプール31が図における左右に移動されることによ
り、上記高圧作動油が同じくこのサーボユニット30に
内蔵されたシリンダ32に供給され、そのシリンダ32
はスプール31の移動に追従して作動し、油圧モータM
の斜板を駆動する。なお、この第1変速用油圧サーボユ
ニット30の構造の詳しい説明は省略する。第2変速用
サーボユニット50は、連結リンク機構45を介して第
1変速用サーボユニット30のスプール31に連結さ
れ、このスプール31の移動制御を行う。この第2変速
用サーボユニット50は、図2に概略的に示すように、
ハウジング51と、このハウジング51内に図中上下に
滑動自在に嵌挿されたスプール部材54とからなる。ス
プール部材54は、ピストン部54aと、ピストン部5
4aの上方にこれと同芯に延びたロッド部54bとから
なる。ピストン部54aは、ハウジング51内に上下に
延びて形成されたシリンダ室51c内に嵌挿されて、そ
のシリンダ室51cを、ピストン部54aの上方に位置
しロッド部54bが貫通するロッド側シリンダ室52お
よびピストン部54aの下方に位置するヘッド側シリン
ダ室53に分割している。
【0015】また、上記ピストン部54aにより2分割
されて形成されたロッド側およびヘッド側シリンダ室5
2および53にはそれぞれ、第1油圧ライン102およ
び第2油圧ライン104がポート51a,51bを介し
て接続されている。両油圧ライン102,104を介し
て供給される作動油の油圧および両シリンダ室52,5
3内においてピストン部54aが油圧を受ける受圧面積
とにより定まるピストン部54aへの油圧力の大小に応
じて、スプール部材54が上下動される。このスプール
部材54の上下動はリンク機構45を介して第1変速用
サーボユニット30のスプール31に伝達されこれを駆
動する。このため、上記油圧ライン102,104を介
して供給される低圧作動油の油圧を制御することにより
油圧モータMの斜板角の制御つまりは変速機Tの変速比
を制御を行うことができる。具体的には、第2変速用サ
ーボバルブ50のスプール部材54を上動させることに
より、第1変速用サーボユニット30の作動を介して油
圧モータMの斜板角を小さく(変速比を小さく)させる
ことができ、逆に、スプール部材54を下動させること
により、斜板角を大きく(変速比を大きく)させること
ができる。
【0016】なお、第1油圧ライン102は、図1に示
すように、チャージ油路Lhにおけるチャージ圧リリー
フバルブ12の下流から油圧ライン101を介してつな
がっている。また、第2油圧ライン104は、第1油圧
ライン102から分岐した油圧ライン103を介してつ
ながっている。さらに、第2油圧ライン104にはドレ
ン油路105がつながっている。そして、油圧ライン1
03から第2油圧ライン104への作動油の流量(供給
量)は、第1ソレノイドバルブ151により制御され、
第2油圧ライン104からドレン油路105への作動油
の流量(排出量)は、第2ソレノイドバルブ152によ
り制御される。
【0017】このため、第1油圧ライン102を介して
ロッド側シリンダ室52にはチャージ圧リリーフバルブ
12により調圧されたチャージ圧が作用するのである
が、油圧ライン104からは上記第1および第2ソレノ
イドバルブ151,152の作動により、チャージ圧よ
りも低い圧がヘッド側シリンダ室53に供給される。こ
こで、ロッド側シリンダ室52の受圧面積はヘッド側シ
リンダ室53の受圧面積よりも小さい。このため、両シ
リンダ室52,53内の油圧によりスプール部材54が
受ける力は、ロッド側シリンダ室52内の油圧Puに対
して、ヘッド側シリンダ室53内の油圧がこれより低い
所定の値Pa(Pu>Pa)のときに釣り合う。したが
って、例えば、第1ソレノイドバルブ151の開作動及
び第2ソレノイドバルブ152の閉作動により、油圧ラ
イン104からヘッド側シリンダ室53に供給してそこ
の油圧を上記所定の値Paより大きくすれば、スプール
部材54を上動させることができる。また、第1ソレノ
イドバルブ151の閉作動及び第2ソレノイドバルブ1
52の開作動によりヘッド側シリンダ室53から流出さ
せそこの油圧をPaより小さくすれば、スプール部材5
4を下動させることができる。
【0018】ところで、上記各ソレノイドバルブ15
1,152は、インジェクタタイプのニードルバルブか
らなり、コントローラ100から出力されるパルス信号
のデューテイ比(ここではオフタイムのデューティ比)
に基づいて開閉制御(パルス信号がオフのときに開状
態、オンのときに閉状態となる)される。以下、これら
ソレノイドバルブ151,152の構造(両ソレノイド
バルブとも共通)について図3を用いて説明する。
【0019】このソレノイドバルブは、中空構造の円柱
状ボディ(以下、ボディという)161と、このボディ
161内に軸方向(上下方向)に移動自在に内装された
スプール162と、ボディ161の外周上に取り付けら
れたソレノイド163とから構成されている。ボディ1
61の上端部内側には、ストローク調整ネジ164が、
ボディ161に対して上下方向に位置調節できるように
取り付けられている。また、ストローク調整ネジ164
の内側には、荷重調整ネジ165が、ストローク調整ネ
ジ164に対して上下方向に位置調節できるように、そ
のストローク調整ネジ164を貫通するようにして取り
付けられている。さらに、ボディ161の下端部中央に
は、作動油の流入ポート166が形成され、その若干上
方の両側面には、作動油の流出ポート167,167が
形成されている。なお、流入ポート166と流出ポート
167,167はボディ161の内部に形成された連通
孔173を介して連通している。
【0020】スプール162は、上動位置に位置したと
きは上記連通孔173を開通させ、下動位置に位置した
ときはそれを閉塞する。このスプール162の上部に
は、プランジャ162aが一体的に取り付けられてい
る。このプランジャ162aの下面と、スプール162
の外周を囲むようにしてボディ161の中間部内側に取
り付けられた軸受ブシュ168の上端部間には、プラン
ジャ162aとともにスプール162を上動位置方向に
付勢するリターンスプリング169が取り付けられてい
る。なお、このリターンスプリング169に円筒スプリ
ングを用いると、その下端部が軸受ブシュ168とスプ
ール162との隙間に挟み込まれてスプール162の動
きを邪魔するおそれがある。そこで、リターンスプリン
グ169には、下側に向かって広がる円すいスプリング
が用いられ、上記挟み込みを防止するとともに、その上
端部内周についてはスプール162に対してガタが生じ
ないようにスプール162の外周に当接させている。
【0021】また、リターンスプリング169によって
上方に付勢されたプランジャ162aは、その上端面が
前述のストローク調整ネジ164の下端面に当接するこ
とにより上動位置に保持される。その上動位置(つまり
は、上動位置から下動位置までのストローク)は、スト
ローク調整ネジ164のボディ161に対する上下位置
を調節することにより適宜調整することができる。一
方、スプール162の上端部と荷重調整ネジ165の下
端面間には、下動力調節スプリング171が取り付けら
れている。
【0022】ソレノイド163は、パルス信号が入力
(オン)されたときに励磁状態になってその励磁力によ
りプランジャ162aおよびスプール162を、リター
ンスプリング169の付勢力に抗して下動させる。下動
位置に位置したスプール162の下端部は、連通孔17
3の上端開口部を閉塞して流入ポート166と流出ポー
ト167,167間を遮閉する。その閉塞力は、下動力
調節スプリング171の付勢力によって増強される。な
お、下動力調節スプリング171の付勢力は、荷重調整
ネジ165のストローク調整ネジ164(つまりはボデ
ィ161)に対する上下位置を調節することにより適宜
調整することができる。
【0023】このような構造のソレノイドバルブ15
1,152では、流入ポート166に流入した作動油
を、ソレノイド163が非励磁状態になってスプール1
62を上動(開作動)させたときにのみ流出ポート16
7,167から流出させる。このため、単位時間(基本
パルス周期)に対するスプール162の開作動時間(オ
フタイム)の比、即ち、デューティ比を制御することに
よって、流出ポート167,167から流出する作動油
の流量を制御することができる。なお、本ソレノイドバ
ルブ151,152におけるスプール162のストロー
クは、作動油中に混在するゴミ等がスプール162と連
通孔173が形成されている弁座との間に挟まらないよ
うに、十分な大きさ(例えば、0.6mm程度)として
いる。
【0024】ただし、このようにスプール162のスト
ロークを大きくしたことによって、各ソレノイドバルブ
151,152のリニアリティ制御範囲(デューティ比
の増加に比例して作動油の流量を増加させる範囲)は、
図4に示すように、ストロークが小さなものに比べて狭
くなり、デューティ比が約20〜80%の範囲となる。
このため、各ソレノイドバルブ151,152の単独作
動では、作動油の微少流量(20%に満たないようなデ
ューティ比に対応する流量)を正確に得ることは困難で
ある。
【0025】そこで、本作動制御装置においては、両ソ
レノイドバルブ151,152を同時に駆動するととも
に、両ソレノイドバルブ151,152のデューティ比
に差を設けるようにしている。これにより、油圧ライン
103から第2油圧ライン104への作動油の供給量
(以下、供給流量)と第2油圧ライン104からドレン
油路105への作動油の排出量(以下、排出流量)に差
を生じさせることができ、その差に相当する流量をヘッ
ド側シリンダ室53に流入させ、又はヘッド側シリンダ
室53から流出させることができる。さらに、各ソレノ
イドバルブ151,152のデューティ比の制御を通じ
て両デューティ比の差を拡大・縮小させることにより、
ヘッド側シリンダ室53に対する作動油の流入出量を増
減させることができる。
【0026】ここで、デューティ比の差を拡大・縮小
は、上記リニアリティ制御範囲内で、一方のソレノイド
バルブのデューティ比を一定に維持するとともに他方の
デューティ比を変化させることにより行う。即ち、ヘッ
ド側シリンダ室53に流入する作動油の流量を増減させ
る(変速比を小さくする速さを増減させる)ときは、図
5におけるa領域(ただし、デューティ比が80%以下
の領域)に示すように、第2ソレノイドバルブ152の
デューティ比を上記リニアリティ制御範囲における所定
の小さなデューティ比(ここでは、20%:以下、第2
バルブ側固定デューティ比という)に維持したまま第1
ソレノイドバルブ151のデューティ比を増減させる。
一方、ヘッド側シリンダ室53から流出する作動油の流
量を増減させる(変速比を大きくする方向への変速速さ
を増減させる)ときは、図5におけるc領域(ただし、
デューティ比が80%以下の領域)に示すように、第1
ソレノイドバルブ151のデューティ比を上記リニアリ
ティ制御範囲における所定の小さなデューティ比(ここ
では、20%:以下、第1バルブ側固定デューティ比と
いう)に維持したまま第2ソレノイドバルブ152のデ
ューティ比を増減させる。
【0027】このようにリニアリティ制御範囲内でのデ
ューティ比設定を行うことにより、上記供給流量と上記
排出流量のそれぞれを正確に制御することができ、結果
としてヘッド側シリンダ室53に対する流入出量を正確
に制御することができる。このため、特に、ヘッド側シ
リンダ室53に対する微少流量の作動油の流入出を正確
に制御することができる。
【0028】また、そのように微少な流量での流量制御
が可能となった分、従来のようなソレノイドバルブの単
独駆動による流量制御に比べて、最小制御流量に対する
最大流量(この最大流量については後述する)の倍率
(ゲイン)を大きくすることができる。具体的な実験結
果によれば、単独駆動によっては最小10l/h(ただ
し、デューテイ比を10%に設定した場合)から最大9
0l/h(デューテイ比を100%に設定した場合)ま
での流量(ゲインは9)しか得られないが、本実施例に
おいて説明しているソレノイドバルブ151,152の
同時駆動によっては最小0.6l/hから最大90l/
h(ただし、一方のデューティ比を100%に、他方を
0%に設定した場合)までの流量(ゲインは150)を
得ることができる。このため、第2油圧サーボユニット
50の作動速度、つまりは変速機Tの変速速さを、微速
度域から広い範囲で選択することができる。
【0029】さらに、このように両ソレノイドバルブ1
51,152を同時に駆動するようにしたことにより、
上記単独駆動による流量制御に比べて、ヘッド側シリン
ダ53に対する流入出量の油温による変動を少なくする
ことができる。即ち、油温による粘性の大小変化に伴っ
て上記供給流量が増減したときは、上記排出流量も同様
に増減するため、結果として両者の流量差である上記流
入出量に大きな変動は生じないのである。このため、第
2油圧サーボユニット50の作動、つまりは変速機Tの
変速比制御を常時安定して行わせることができる。
【0030】ただし、ヘッド側シリンダ室53に対する
作動油の流入出量を最大流量に近付けて、変速機Tにお
ける変速速さ(第1変速用油圧サーボユニット30の作
動速さ)を最高速にしたいとき、例えば、変速比をでき
るだけはやく小さくしたいときは、図5においてa領域
におけるデューティ比が80%を超える領域およびb領
域に示したように、デューティ比がリニアリティ制御範
囲外になるにもかかわらず、第1ソレノイドバルブ15
1のデューティ比を100%に近付けるとともに、第2
ソレノイドバルブ152のデューティ比を0%に近付け
るようにする。一方、変速比をできるだけ大きくしたい
ときは、図5においてc領域におけるデューティ比が8
0%を超える領域およびd領域に示したように、第2ソ
レノイドバルブ152のデューティ比を100%に近付
けるとともに、第1ソレノイドバルブ152のデューテ
ィ比を0%に近付ける。これにより大流量(デューティ
比100%での単独駆動時に相当する流量)の作動油を
ヘッド側シリンダ室53に対して流入出させ、変速比を
かなり速く小さくまたは大きくすることができる。
【0031】なお、各ソレノイドバルブ151,152
のデューティ比の設定制御は、図6に示すフローチャー
トに従って行われる。このフローチャートにおけるステ
ップS1では、所望の変速速さを得るためにヘッド側シ
リンダ室53に対して流入出させるべき作動油の流量に
対応するデューティ比の差と、その作動油のヘッド側シ
リンダ室53に対する流入出方向(変速比の大小方向)
に対応する変速指令信号値Tslを読み込む。さらに、
ステップS1では、各ソレノイドバルブ151,152
の最大デューティ比(100%)に対応する最大デュー
ティ信号値Tfと、それぞれ前述の第1バルブ側固定デ
ューティ比および第2バルブ側固定デューティ比に対応
する第1固定信号値Ttおよび第2固定信号値Tlとを
読み込む。ステップS2では、変速指令信号値Tslが
変速比を小さくする方向に対応しているか否かを判断す
る。変速比を小さくする方向(TOP側)に対応してい
るときにはステップS3に進み、変速比を大きくする方
向(LOW側)に対応しているときにはステップS4に
進む。
【0032】ステップS3では、最大デューティ信号値
Tfから第2固定信号値Tlを差し引いた信号値ΔT2
を算出する。ステップS4では、最大デューティ信号値
Tfから第1固定信号値Ttを差し引いた信号値ΔT1
を算出する。ステップS5では、変速指令信号値Tsl
が上記信号値ΔT2以下か否か(図5におけるa領域に
属するかb領域に属するか)を判断する。信号値ΔT2
以下の(a領域に属する)ときはステップS11,S1
2に進み、信号値ΔT2より大きい(b領域に属する)
ときはステップS21,S22に進む。ステップS6で
は、変速指令信号値Tslが上記信号値ΔT1以下か否
か(図5におけるc領域に属するかd領域に属するか)
を判断する。信号値ΔT1以下の(c領域に属する)と
きはステップS31,S32に進み、信号値ΔT1より
大きい(d領域に属する)ときはステップS41,S4
2に進む。
【0033】ステップS11に進んだ場合には、第1ソ
レノイドバルブ151(SOL1)のデューティ比は
(Tt+Tsl)に対応して、即ち、20〜100%の
範囲のデューティ比に設定される。この場合、ステップ
S12において、第2ソレノイドバルブ152(SOL
2)のデューティ比は(Tl)に対応して、即ち、第2
バルブ側固定デューティ比に設定される。ステップS2
1に進んだ場合には、第1ソレノイドバルブ151(S
OL1)のデューティ比は(Tf)に対応して、即ち、
100%に設定される。この場合、ステップS22にお
いて、第2ソレノイドバルブ152(SOL2)のデュ
ーティ比は(Tf−Tsl)に対応して、即ち、20〜
0%の範囲のデューティ比に設定される。ステップS3
1に進んだ場合には、第2ソレノイドバルブ152(S
OL2)のデューティ比は(Tl+Tsl)に対応し
て、即ち、20〜100%の範囲のデューティ比に設定
される。この場合、ステップS32において、第1ソレ
ノイドバルブ151(SOL1)のデューティ比は(T
t)に対応して、即ち、第1バルブ側固定デューティ比
に設定される。ステップS41に進んだ場合には、第2
ソレノイドバルブ152(SOL2)のデューティ比は
(Tf)に対応して、即ち、100%に設定される。こ
の場合、ステップS42において、第1ソレノイドバル
ブ151(SOL1)のデューティ比は(Tf−Ts
l)に対応して、即ち、20〜0%の範囲のデューティ
比設定される。
【0034】なお、ステップS22及びステップS42
において設定されるデューティ比は、現実のデューティ
比と流量との関係(図7参照)を考慮して適宜補正を加
えるのが望ましい。
【0035】このフローチャートに従って算出設定され
たデューティ比によって各ソレノイドバルブ151,1
52が同時に駆動されることにより、図6に示すグラフ
のように、少なくとも微少流量から大流量近くまでの間
では、作動油流量は、デューティ比の差の拡縮に比例し
て増減される。このため、特に、各油圧サーボユニット
50,30を微速度で作動させるために要求される作動
油の微少流量域での流量制御を正確に行うことができ、
ひいては変速機Tの変速比制御を緻密かつスムーズに行
うことができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明の作動制御装置で
は、同時に駆動される第1ソレノイドバルブと第2ソレ
ノイドバルブのデューティ比に差を設けることにより、
第1油圧供給路から第2油圧供給路に供給される作動油
量と、第2供給油路からドレンされる作動油量に差を生
じさせ、その差分の流量の作動油を油圧サーボユニット
のヘッド側シリンダ室に流入させ、又はそこから流出さ
せるようにしている。そして、この作動油の流入出量
は、デューティ比の差を変化させることにより増減され
る。このため、上記デューティ比の差を小さくすれば、
各ソレノイドバルブにおいて作動油の流量制御が不安定
となるような小さなデューティ比で各ソレノイドバルブ
を駆動することなく、ヘッド側シリンダ室に対する微少
流量の作動油の流入出制御をも正確に行うことができ
る。また、両ソレノイドバルブを同時に駆動することに
よって、従来のように各ソレノイドバルブを単独駆動し
た場合に比べて、ヘッド側シリンダ室に対する流入出量
の油温による影響を小さくすることができる。したがっ
て、油圧サーボユニットのごく低速での作動を正確かつ
安定に行わせることができ、ひいては無段変速機の変速
比制御を緻密かつスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作動制御装置を備えた油圧サーボ
ユニット及びこの油圧サーボユニットにより駆動される
無段変速機を示す油圧回路図である。
【図2】上記油圧サーボユニット及び上記作動制御装置
を概略的に示した油圧回路図である。
【図3】上記作動制御装置に用いられる各ソレノイドバ
ルブの側面断面図である。
【図4】上記各ソレノイドバルブにおけるデューティ比
に対する流量変化を示すグラフ図である。
【図5】上記各ソレノイドバルブの変速指令信号に対す
るデューティ比の設定値を示すグラフ図である。
【図6】上記デューティ比を設定するためのフローチャ
ートである。
【図7】上記作動制御装置による油圧サーボユニットへ
の流入出量と第1,第2ソレノイドバルブのデューティ
比の差との関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
30 第1変速用油圧サーボユニット 50 第2変速用油圧サーボユニット 52 ロッド側シリンダ室 53 ヘッド側シリンダ室 102 第1油圧ライン 104 第2油圧ライン 105 ドレン油路 151 第1ソレノンドバルブ 152 第2ソレノンドバルブ 100 コントローラ T 無段変速機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力を無段階に変速可能な無段変速機に
    おける変速比制御用の油圧サーボユニットの作動制御装
    置であって、前記油圧サーボユニットは、シリンダとこ
    のシリンダ内に形成されたシリンダ室内に滑動自在に嵌
    入されたピストンとからなり、前記シリンダ室は前記ピ
    ストンによって、ピストンロッドが通されるロッド側シ
    リンダ室と、ピストンヘッド面が対向したヘッド側シリ
    ンダ室とに分割されており、前記ロッド側シリンダ室に
    は所定油圧の作動油が供給される第1油圧供給路が接続
    され、前記ヘッド側シリンダ室にはデューティ比開閉制
    御される第1ソレノイドバルブを介して前記第1油圧供
    給路に接続される第2油圧供給路が接続され、この第2
    油圧供給路にはデューティ比開閉制御される第2ソレノ
    イドバルブを介してドレン回路が接続されており、前記
    第1ソレノイドバルブと前記第2ソレノイドバルブの双
    方を同時に駆動しながら前記各ソレノイドバルブにおけ
    るデューティ比を制御して、それら両ソレノイドバルブ
    のデューティ比に差を設けるとともにそのデューティ比
    の差を変化させることにより、前記第2油圧供給路を通
    じて前記ヘッド側シリンダ室に流入し又は前記ヘッド側
    シリンダ室から流出する作動油の流量を増減制御するよ
    うにしたことを特徴とする油圧サーボユニットの作動制
    御装置。
  2. 【請求項2】前記第1ソレノイドバルブおよび第2ソレ
    ノイドバルブが、デューティ比の連続的な変化に対して
    作動油の流量を直線的に増減させるリニアリティ制御範
    囲を有する場合に、前記第2油圧供給路を通じて前記ヘ
    ッド側シリンダ室に流入する作動油の流量を増減させる
    ときは、前記第2ソレノイドバルブのデューティ比を前
    記リニアリティ制御範囲における所定デューティ比に維
    持したまま前記第1ソレノイドバルブのデューティ比を
    前記リニアリティ制御範囲内で変化させることにより前
    記デューティ比の差を変化させ、一方、前記第2油圧供
    給路を通じて前記ヘッド側シリンダ室から流出する作動
    油の流量を増減させるときは、前記第1ソレノイドバル
    ブのデューティ比を前記リニアリティ制御範囲内におけ
    る所定デューティ比に維持したまま前記第2ソレノイド
    バルブのデューティ比を前記リニアリティ制御範囲内で
    変化させることにより前記デューティ比の差を変化させ
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の油圧サ
    ーボユニットの作動制御装置。
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