JPH05177499A - 加工機のカバー装置 - Google Patents

加工機のカバー装置

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JPH05177499A
JPH05177499A JP3359895A JP35989591A JPH05177499A JP H05177499 A JPH05177499 A JP H05177499A JP 3359895 A JP3359895 A JP 3359895A JP 35989591 A JP35989591 A JP 35989591A JP H05177499 A JPH05177499 A JP H05177499A
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Shigeteru Iwami
栄輝 岩見
Tetsuji Sasao
哲二 笹尾
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IHARA SEISAKUSHO KK
Nippei Toyama Corp
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IHARA SEISAKUSHO KK
Nippei Toyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークを切削加工などする際の切り粉やクー
ラントの飛散を防ぐ伸縮式のカバーをスムーズに動作さ
せるようにする。 【構成】 加工ヘッドのY方向の移動にしたがって伸縮
する複数のスライドカバー22A,23A,24A…
は、ローラ23E,24E…とガイドシュー23F,2
4F…により上部が支持されて移動する。また各スライ
ドカバー22A,23A,24A…の下部に設けられた
スライドシュー22J,23J,24J…は垂直に設け
られたガイド板を摺動する。スライドカバーは上部が支
持されて移動するため、動作がスムーズで、またスライ
ドカバーの下部をガイドする部分に切り粉などが溜まら
ない。またワイパー37が隣接するカバーの側面を摺動
することにより、カバーどうしの継ぎ目部分からクーラ
ントなどが洩れない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺ワークの被加工面
を長いストロークにて切削加工する加工機に係り、特に
被加工箇所からの切り粉やクーラントなどの飛散を防止
する伸縮式のカバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、長尺ワークを加工するミーリン
グ専用加工機を示す正面図、図9はその平面図(図8の
IX矢視平面図)である。図9において符号1は加工ヘ
ッドであり、この加工ヘッド1のスピンドルにミーリン
グ加工用の工具2が装着されている。また加工ヘッド1
の側方にはブラシヘッド3が設けられ、このブラシヘッ
ド3にブラシ4が装着されている。加工ヘッド1とブラ
シヘッド3が搭載されたサドル5は中間サドル6上にて
Z方向へ移動するように設置され、また中間サドル6は
加工機ベース7に対しY方向へ移動するように設けられ
ている。符号Myは前記中間サドル6をY方向へ駆動す
るサーボモータである。加工機ベース7のZ方向前方に
はワーク設置部8が設けられており、このワーク設置部
8にY方向に延びる長尺ワークが送り込まれて固定され
る。
【0003】ワーク設置部8の図9における図示上方位
置には、ワークを加工する際に切り粉やクーラントが後
方側へ飛散するのを防止する垂直状のスライドカバー装
置10が設けられている。このスライドカバー装置10
のセンターカバー11は前記中間サドル6と連結され
て、中間サドル6と共に水平方向のY方向へ移動する。
またワーク設置部8の左右端部には互いに対称形状のエ
ンドカバー16Aと16Bが設けられ、これらは固定さ
れている。そしてセンターカバー11の左右縁部にはス
ライドカバー12Aと12Bが固定され、スライドカバ
ー12Aとエンドカバー16Aとの間には互いに重なり
且つ広がるように相対移動するスライドカバー13A,
14A,15Aが設けられている。同様にスライドカバ
ー12Bとエンドカバー16Bとの間にはスライドカバ
ー13B,14B,15Bが設けられている。
【0004】センターカバー11が中間サドル6ととも
にY方向へ移動すると、移動方向前方に位置するスライ
ドカバーが重なるように縮められ、移動方向後方のスラ
イドカバーが広げられる。工具2ならびにブラシ4は、
センターカバー11の中央の加工窓11aからワーク設
置部8の方向へ突出し、このとき加工窓11aはサドル
5側に設けられたカバー(図示せず)により覆われ、工
具2によりワークの加工が行われ、ブラシ4にて加工箇
所がブラッシングされる。上記のスライドカバー装置1
0を設けることにより、ワーク加工の際の切り粉やクー
ラントが加工ヘッド1側へ飛散するのが防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスライドカ
バー装置では、スライドカバー12Aないし15Aおよ
び12Bないし15Bのそれぞれの下部に設けられたロ
ーラが、床面側に敷設されたレール上を転動し且つこの
レールにより規制されて動くようになっており、また各
スライドカバーの上部は天井側に設けられたガイドに挟
まれて摺動するようになっている。そのため従来のスラ
イドカバー装置10では以下に列記する問題が生じてい
る。
【0006】(1)各スライドカバーは、上下の高さ寸
法が大きくしかも下部に設けられたローラが床面側のレ
ールに乗った状態で移動するため、レールによる移動支
持部に対しスライドカバーの重心が高い位置にあるた
め、スライドカバーの移動がスムーズでなく、例えば図
8にて(イ)で示すようなローリング動作を生じやす
く、伸縮動作がぎこちないものになる。
【0007】(2)ワークを加工する際の切り粉が床面
側のレール上に溜り、ローラがレール上をスムーズに転
動できず、各スライドカバーの移動がさらに鈍くなる。
【0008】(3)各スライドカバーの継ぎ目部分例え
ばスライドカバー13Aの左縁とスライドカバー14A
との間にZ方向の隙間が生じるのを避けることができな
いため、加工に使用したクーラントが継ぎ目部分の隙間
から外部に洩れやすい。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、カバーがスムーズに移動できるようにし且つクー
ラントなどが外部へ洩れるのを有効に防止できるように
した加工機のカバー装置を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるカバー装置
は、長尺ワークが固定されるワーク設置部と、工具を保
持して長尺ワークの被加工部に沿って水平方向に移動す
る加工ヘッドとが設けられている加工機において、前記
加工ヘッドの水平移動範囲の前面域を覆うように設けら
れ、前記加工ヘッドが一方向へ移動するときに互いに広
がり且つ他方向へ移動するときに互いに重なり合うよう
に相対移動する複数の垂直状のカバーが設けられてお
り、前記各カバーはその上部が水平に設置されたレール
に移動自在に支持され、且つ各カバー間は下方に向って
開放されており、それぞれのカバーの下端部が下部に起
立設置された複数のガイド板により互いに分離されてガ
イドされていることを特徴とするものである。
【0011】また、上記手段に加えて、カバー板の縁部
に、相対移動する他のカバー板の表面を摺動するワイパ
ーが設けられているものである。
【0012】
【作用】上記手段では、加工ヘッドが長尺ワークの被加
工面に沿って水平に移動していくときに、加工ヘッドの
移動に追従して複数のカバーが広がりあるいは重なるよ
うに相対移動して、加工時の切り粉やクーラントの飛散
を防止する。各カバーはその上部がレールに支持された
状態で移動するため、カバーの重心がレールよりも下に
位置するようになってスムーズな移動ができるようにな
る。また各カバー間が下方に向って開放状態であるた
め、切り粉がカバー間に溜まることがなく、またそれぞ
れのカバーの下端部が下部に起立設置された各ガイド板
にガイドされているだけであるため、ガイド板の部分に
切り粉が溜まることがなく、切り粉によりカバーの移動
が阻害されることがない。しかも、まれにガイド板にの
った切り粉などは、カバーの摺動によりガイド板端部よ
り下方にかき落してしまうことができる。
【0013】さらにカバーの縁部にワイパーを設け、こ
のワイパーを隣接するカバーの表面に摺動させることに
より、カバーの継ぎ目からクーラントなどが外部へ洩れ
るのを防止できるようになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は加工機の一部とスライドカバー装置をワーク
設置部側から示す正面図、図2はその平面図、図3は図
1のIII−III線断面の拡大図、図4はスライドカ
バーの組み合わせ構造を示すカバー装置の部分斜視図、
図5は床面側に設けられたガイド板の構造を示す平面
図、図6は図4のVI矢視平面図、図7は図4のVII
矢視の断面図である。図1以下に示すスライドカバー装
置20は、図8と図9に示したミーリング専用加工機に
おいて従来の垂直状のスライドカバー装置10に代わる
ものとして設置される。
【0015】図3は図1のIII−III断面拡大図で
あるが、この図では加工ヘッド1およびその加工軸1a
に装着されたミーリング加工用の工具2が示されてい
る。加工ヘッド1ならびにブラシヘッド3が搭載された
サドル5は中間サドル6に対しZ方向で移動できるよう
に取り付けられており、中間サドル6は加工機ベース7
に対しY軸方向へ移動するように支持されている。スラ
イドカバー装置20の中央部分はセンターカバー21で
ある。図1に示すように、前記中間サドル6には搬送腕
6aが設けられ、センターカバー21はこの搬送腕6a
に対しボルト21cにより固定されている。そして中間
サドル6のY方向の移動の際に、センターカバー21が
一緒にY方向へ駆動されるようになっている。図1と図
3に示すように、センターカバー21には加工窓21a
が形成され、この加工窓21aの上縁および図1の左右
側縁には鍔21bが突出している。
【0016】サドル5と共に加工ヘッド1およびブラシ
ヘッド3がZ方向にてワーク設置部8の方向へ前進する
と、工具2とブラシ4がセンターカバー21の前記加工
窓21a内を経てワークWの方向へ突出する。サドル5
あるいは加工ヘッド1とブラシヘッド3にはヘッドカバ
ー41が固定されている。このヘッドカバー41の上縁
と左右側縁には鍔41aが形成されており、サドル5が
Z軸方向へ前進したときに、図1に示すように、ヘッド
カバー41の鍔41aがセンターカバー21の鍔21b
の内側に入り込み、このとき前述のように工具2とブラ
シ4がセンターカバー21の加工窓21a内からワーク
Wの方向へ突出する。
【0017】また図3に示すように、ワーク設置部8の
上方には固定カバー42が設けられている。この固定カ
バー42の上面には、前記スライドカバー装置20の上
部とワーク設置部側とを遮蔽する遮蔽板42aが設けら
れている。そして固定カバー42の上部後端部42b
が、天井側に設けられた支柱43に固定されている。さ
らにワーク設置部8の下部には、切り粉やクーラントを
落下させるための固定シュート44が設けられている。
【0018】前記スライドカバー装置20の図1におけ
る左右両端部に位置しているのはエンドカバー26Aと
26Bである。この両エンドカバー26Aと26Bは対
称形状であり、それぞれ図1に示す左右両側位置にて図
示しない支柱などに固定されている。中間サドル6に連
結されている前記センターカバー21と、左側のエンド
カバー26Aとの間に、スライドカバー22A,23
A,24A,25Aが設けられ、センターカバー21と
右側のエンドカバー26Bの間にスライドカバー22
B,23B,24B,25Bが設けられている。スライ
ドカバー22Aと22Bは互いに左右対称形状であり、
他のスライドカバー23A,24A,25Aと23B,
24B,25Bもそれぞれ互いに左右対称形状である。
これらにより、加工ヘッド1のY方向移動範囲の前面域
全体が覆われるようになる。
【0019】各スライドカバーのうち22Aで示すもの
はセンターカバー21の図示左縁部にボルト21dによ
り固定され、スライドカバー22Bはセンターカバー2
1の図示右縁部にボルト21dにより同様に固定されて
いる。図1と図2に示すように、中間サドル6に固定さ
れたセンターカバー21が図示右方向へ移動し、このセ
ンターカバー21に固定された左右のスライドカバー2
2Aと22Bが同方向へ移動すると、右側の各スライド
カバー23B,24B,25Bがスライドカバー22B
とエンドカバー26Bとの間に重なって縮められ、逆
に、左側の各スライドカバー22A,23A,24A,
25Aとエンドカバー26Aが広げられる。逆に中間サ
ドル6と共にセンターカバー21が図示左方向へ移動す
ると、左側のスライドカバー22A,23A,24A,
25Aとエンドカバー26Aが重なって縮められ、右側
のスライドカバー22B,23B,24B,25Bとエ
ンドカバー26Bが広げられる。
【0020】図4は各スライドカバーの上部の支持構造
を斜視図により示し、図6と図7はそれぞれ図4のVI
矢視とVII矢視を示している。これらの図では、スラ
イドカバー22Aと23Aと24Aの構造だけが示され
ているが、他のスライドカバーも同じ構造である。図1
に示すように、天井部には左側にガイドレール31A
が、右側にはガイドレール31Bが設けられており、こ
の各ガイドレール31Aと31Bは図3に示した複数の
支柱43にブラケット43aを介して支持されている。
【0021】上記のうちのひとつのスライドカバー23
Aの構造を説明する。スライドカバー23Aの端部には
支持板23Cが固定されており、この支持板23Cの上
部に軸23Dが取り付けられ、この軸23Dにローラ2
3Eが回転自在に支持されている。また支持板23Cに
は一対のガイドシュー23F,23Fが固定されてい
る。図7に示すように、ローラ23Eがガイドレール3
1Aの上面を転動し、ガイドシュー23F,23Fがガ
イドレール31Aの左右両側面を摺動することにより、
スライドカバー23Aの上部がガイドレール31Aに移
動自在に支持されている。
【0022】図4、図6に示すように隣接している上記
スライドカバー22Aはスライドカバー23Aよりも大
きく、スライドカバー22Aはスライドカバー23Aを
囲む形状となっている。スライドカバー22Aの上面縁
部には内側に曲がる掛止片22Hが設けられており、ス
ライドカバー22Aが図示右方向へ移動するときにはこ
の掛止片22Hが、支持板23Cの上縁部23Gに掛止
され、スライドカバー22Aの右方向への移動に引かれ
てスライドカバー23Aが同方向へ移動できるようにな
っている。隣接するスライドカバー22AのワークWに
面する側の左縁部にはワイパー37が固定されており、
このワイパー37がスライドカバー23Aの側面を摺動
するようになっている。またスライドカバー23Aの左
縁部にも同様のワイパー37が取り付けられている。
【0023】さらにスライドカバー23Aの下部はワー
ク設置部8から離れる方向に折り曲げられており、その
下端の垂直面23Iに一対のスライドシュー23J,2
3Jが固定されている。同様に隣接するスライドカバー
22Aの下部には1個のスライドシュー22Jが固定さ
れている。図示左側に隣接するスライドカバー24A
は、スライドカバー23Aの内側に入り込む大きさであ
るが、このスライドカバー24Aの構造はスライドカバ
ー23Aと同じである。すなわち支持板24Cの上部に
はローラ24Eとガイドシュー24Fが設けられ、支持
板24Cの上縁部24Gが、スライドカバー23Aの掛
止片23Hに掛止されて図示右方向ヘ引かれるようにな
っている。またスライドカバー24Aの左縁部にはワイ
パー37が取り付けられている。またスライドカバー2
4Aの下部は折り曲げられており、その垂直面24Iに
は一対のスライドシュー24J,24Jが固定されてい
る。
【0024】上記スライドカバー24Aの左側に隣接す
るスライドカバー25Aは、スライドカバー24A内に
入り込む大きさであり、その構造は上記スライドカバー
23Aおよび24Aと同じである。そしてエンドカバー
26Aはスライドカバー25A内に入り込める大きさと
なっている。エンドカバー26Aにはローラ、ガイドシ
ュー、スライドシューなどは設けられておらず、支柱な
どに固定されているだけである。またスライドカバー2
2Aにはローラ23Eとガイドシュー23F,23Fに
匹敵するものは設けられておらず、このスライドカバー
22Aの図示右端部は前記センターカバー21の左端部
に固定されているだけである。
【0025】これらの各スライドカバー22A,23
A,24A,25A,26Aの下端部は垂直状態となっ
ており、それぞれ隣接するスライドカバー間は下方に向
って開放状態となっている。さらに図示右側のスライド
カバー22B,23B,24B,25Bの構造は上記ス
ライドカバー22A,23A,24A,25Aと同じで
あり、且つ対称形状となっている。
【0026】図1ないし図3に示すように、床面側に
は、スライドカバーの下部を支持する支持機構が設けら
れている。図1に示すように、この支持機構にはガイド
固定梁32が左右全長に渡って設けられ、このガイド固
定梁32は支持部材32aによって固定されている。図
5に示すようにこのガイド固定梁32の左側の部分に
は、ワークWの設置部8側から順に長さの相違するガイ
ド板33A,34A,35A,36Aが固定されてい
る。これらのガイド板33A,34A,35A,36A
の長さは、後述の対応するスライドカバー22A,23
A,24A,25Aの摺動する範囲の長さに合わせて設
定されている。またこれらの各ガイド板33A,34
A,35A,36Aは垂直に起立されて、互いに並行に
設置されており、ステー38により互いに間隔が一定と
なるように前記ガイド固定梁32に固定されている。よ
って各ガイド板の間は、ステー38が設けられていない
部分にて上下に開放していることになる。
【0027】図3と図5に示すように、スライドカバー
25Aの下端に設けられた一対の前記スライドシュー2
5J,25Jはガイド板36Aに当って摺動し、スライ
ドカバー24Aの下端に設けられた一対のスライドシュ
ー24J,24Jはガイド板35Aに当って摺動する。
同様にスライドカバー23Aのスライドシュー23J,
23Jはガイド板34Aに当って摺動し、スライドカバ
ー22Aに設けられた1個のスライドシュー22J(図
4参照)は、ガイド板33Aに当って摺動する。この各
ガイド板とスライドシューとにより、それぞれのスライ
ドカバーの下端部の間隔が一定に保たれている。
【0028】図2に示すように、ガイド固定梁32の図
示右側部分には、ガイド板33B,34B,35B,3
6Bが、前記ガイド板33A,34A,35A,36A
と左右対称に設けられており、右側のスライドカバー2
2B,23B,24B,25Bの下部に設けられたスラ
イドシューそれぞれのガイド板33Bないし36Bに摺
動するようになっている
【0029】次ぎに上記実施例の動作を説明する。長尺
形状のワークWは、例えば図1の右方向から搬入されて
ワーク設置部8上に設置されて固定される。加工を開始
するときには、図3に示すサドル5がZ方向へ前進し、
このサドル5または加工ヘッド1とブラシヘッド34に
固定されているヘッドカバー41の鍔41aが、センタ
ーカバー21の加工窓21a内にて鍔21bの内側に入
り込む。このとき工具2とブラシ4がワークWの被加工
面に当る。そして、中間サドル6が加工機ベース7上を
Y方向へ移動し、回転する工具2によりワークWの被加
工面がフライス加工され、また回転するブラシ4により
ブラッシングが行われる。
【0030】このとき図1に示す搬送腕6aにより、セ
ンターカバー21が中間サドル6と共にY方向へ移動さ
せられ、センターカバー21の左右両縁部に固定された
スライドカバー22A,22Bが一緒にY方向へ移動す
る。このとき、スライドカバー22A,22Bとエンド
カバー26A,26Bの間に位置するスライドカバー2
3A,24A,25Aおよび23B,24B,25B
は、センターカバー21の移動方向にしたがって互いに
重なるように縮められ、あるいは広げられる。
【0031】各スライドカバーが縮められるときは、例
えば図4において左方向へ移動するスライドカバー22
Aの図示していない右奥部がスライドカバー23Aの支
持板23cを押し、またスライドカバー23Aの支持板
23cの図示していない突起部がスライドカバー24A
の支持板24cを押すことにより、順次スライドカバー
どうしが重ねられていく。また広がるときには、例えば
図4において右方向へ移動するスライドカバー22Aの
掛止片22Hがスライドカバー23Aの支持板23Cの
上縁部23Gに掛止され、スライドカバー23Aが右方
向へ引かれる。同様にして他のスライドカバーも引かれ
て互いに広がることになる。
【0032】各スライドカバー22Aないし25Aおよ
び22Bないし25BがY方向へ移動するときには、図
4にて23E,24Eなどで示すローラがガイドレール
31A,31B上を転動し、且つ23F,24Fなどで
示すガイドシューがガイドレール31A,31Bの側面
を摺動する。このように各スライドカバーは上部がガイ
ドレール31Aまたは31BにガイドされてY方向へ移
動する。すなわち、それぞれのスライドカバーの重心が
ガイドレール31A,31Bによる支持部よりも下に位
置することになり、また各スライドカバーの下部に設け
られた符号22J,23J,24Jなどで示すスライド
シューは、床面側に設けられたガイド板33A,34
A,34Aなどによりスライドカバーどうしの間隔を保
つようにガイドされているだけであるため、スライドカ
バーは安定して移動できるようになり、図8に示した従
来例のような(イ)方向のローリングなどが生じなくな
る。
【0033】さらに床面側のガイド板33A,34Aな
どは互いに間隔を開けて設けられているだけであり、ス
テー38の部分以外は上下に貫通する空間を介して設け
られているため、ガイド板33A,34Aなどの部分に
切り粉やクーラントが溜まらない。よって、スライドカ
バーが移動するときその下部の移動を阻止する抵抗力は
わずかである。また、ガイド板33A,34Aなどの長
さは、それぞれ対応するスライドカバー22A,23A
などの摺動範囲に設定してあるため、まれにガイド板に
のった切り粉などは、スライドカバーの摺動により、ガ
イド板端部より下方にかき落してしまうことができる。
【0034】さらにスライドカバーどうしが相対移動す
るときに図4に示すワイパー37が、隣接するスライド
カバーの側面を摺動し、この側面に付着した切り粉やク
ーラントが払い落とされる。よってスライドカバーの継
ぎ目から外部へクーラントなどが洩れるのを防止でき
る。なお、図の実施例では、スライドカバーの上部に
て、ガイドレールの上面をローラが転動しガイドレール
の側面をガイドシューが摺動しているが、ガイドレール
の上面と両側面をローラが転動するようになっていても
よい。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スライド
カバーが上部をガイドされて移動し、下部は開放状態で
ガイド板により間隔を保持するようにガイドされている
だけであるため、スライドカバーの動きがスムーズであ
る。また床面側のガイド板の部分或いはカバーに切り粉
などが溜まらない。また、まれに溜まった切り粉などは
スライドカバーの摺動により、下方にかき落とすことが
できる。
【0036】さらにスライドカバーの継ぎ目部にワイパ
ーを設ければ、この継ぎ目部からのクーラント洩れなど
も生じなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による加工機ならびにカバー装
置をワーク設置部側から示す正面図、
【図2】図1の平面図、
【図3】図1のIII−III断面の拡大図、
【図4】スライドカバーの組み合わせ構造を示す部分斜
視図、
【図5】床面側のガイド板を示す部分平面図、
【図6】図4のVI矢視平面図、
【図7】図4のVII矢視側面図、
【図8】従来のカバー装置をワーク設置部側から示す正
面図、
【図9】図8のIX矢視平面図、
【符号の説明】
1 加工ヘッド 2 工具 3 ブラシヘッド 4 ブラシ 5 サドル 6 中間サドル 7 加工機ベース 8 ワーク設置部 20 スライドカバー装置 21 センターカバー 22Aないし25A スライドカバー 22Bないし25B スライドカバー 26A,26B エンドカバー 23E,24E ローラ 31A,31B ガイドレール 32 ガイド固定梁 33Aないし36A ガイド板 33Bないし36A ガイド板 37 ワイパー W ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺ワークが固定されるワーク設置部
    と、工具を保持して長尺ワークの被加工部に沿って水平
    方向に移動する加工ヘッドとが設けられている加工機に
    おいて、前記加工ヘッドの水平移動範囲の前面域を覆う
    ように設けられ、前記加工ヘッドが一方向へ移動すると
    きに互いに広がり且つ他方向へ移動するときに互いに重
    なり合うように相対移動する複数の垂直状のカバーが設
    けられており、前記各カバーはその上部が水平に設置さ
    れたレールに移動自在に支持され、且つ各カバー間は下
    方に向って開放されており、それぞれのカバーの下端部
    が下部に起立設置された複数のガイド板により互いに分
    離されてガイドされていることを特徴とする加工機のカ
    バー装置。
  2. 【請求項2】 カバー板の縁部には、相対移動する他の
    カバー板の表面を摺動するワイパーが設けられている請
    求項1記載の加工機のカバー装置。
JP35989591A 1991-12-27 1991-12-27 加工機のカバー装置 Expired - Fee Related JP3303006B2 (ja)

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