JPH051784B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH051784B2 JPH051784B2 JP18862784A JP18862784A JPH051784B2 JP H051784 B2 JPH051784 B2 JP H051784B2 JP 18862784 A JP18862784 A JP 18862784A JP 18862784 A JP18862784 A JP 18862784A JP H051784 B2 JPH051784 B2 JP H051784B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- methanol
- present
- compound
- added
- azobis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Polymerization Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
本発明は、文献未載の新規アゾグアニル化合物
に関する。即ち、一般式 (式中Aは低級アルキレンを表わす)で示され
る2,2′−アゾビス(2−メチル−N1−ヒドロ
キシ低級アルキルアルカンアミジン)、又はその
重合化学的に許容される塩に係る。 これら本発明化合物は、水並びにメタノール及
びエタノールなどの低級アルコールに易溶乃至可
溶であり、そのような媒体に於ける、例えばアク
リルアミド、アクリル酸又はその塩、メタアクリ
ル酸又はその塩、ビニルピロリドン、アミノアル
キルアクリレート又は同メタアクリレート、アリ
ルアミン及び酢酸ビニルなどの重合又は共重合
に、熱分解等してラジカルを発生する機構を以
て、重合開始剤として極めて有用である。 従来ラジカル重合開始剤として、アゾ系化合物
と有機過酸化物とが知られている。後者は熱や衝
撃に対し一般に不安定であり、火災、爆発の危険
性が問題とされているが、前者は高活性であり乍
ら、物理的、科学的に比較的安定であり、一般の
過酸化物に見られる自己誘導分解を起こさず、正
確に一次反応で分解するから、コントロールが容
易であるという特徴を有し、広く用いられてい
る。 代表的な水溶性アゾ重合開始剤として、2,
2′−アゾビス(2−メチルプロパンアミジン)二
塩酸塩とか、2,2′−アゾビス(2−メチル−
N,N′−ジメチレンプロパンアミジン)二塩酸
塩などが多用されているが、それらは重合系の液
性がアルカリ側では遊離になると共に活性が低下
する上に、それら塩の形でも、更に高活性のもの
をという希求には、応えられていない。 本発明者らは、水及び低級アルコールに溶け、
高活性を示す、アゾ系ラジカル重合開始剤を求め
て設計を進め、鋭意研究の結果本発明を完成し
た。 本発明化合物は一般式 (式中Aは前記の通り)なるアゾグアニル化合
物、又はそれらの重合化学的に許容される塩であ
つて、Aで表わされる低級アルキレンとしては、
エチレン基、プロピレン基があり、これらは枝分
れしていてもよい。又塩を成す酸は、特に制限が
あるわけではないが、実用的には塩酸、硫酸、酢
酸、トルエンスルホン酸など入手し易いものが多
用される。 本発明化合物は既にAIBNという略称で入手容
易な2,2′−アゾビスイソブチロニトリルを、常
法でイミノエーテル化し、得られたイミノエーテ
ル体に、相当するアミノアルコール、例えば2−
アミノエタノールとか3−アミノプロパノールな
どを反応させ、容易に合成することができる。 (Rは低級アルキル基、Aは前記の通り) 得られた本発明化合物は、遊離の形でも驚くべ
きことに水にも低級アルコールにも溶け、塩にし
ても同様であり、且つ重合開始に高活性を示し、
従来のものに比べて著しく優れる。 表1に本発明化合物のメタノール溶液につき、
それぞれの紫外部極大吸収波長(No.1,2では
λmax375nm、No.3ではλmax368nm)に於ける
吸光度変化を経時的に追つて得た、50℃及び60℃
の分解速度定数を示す。
に関する。即ち、一般式 (式中Aは低級アルキレンを表わす)で示され
る2,2′−アゾビス(2−メチル−N1−ヒドロ
キシ低級アルキルアルカンアミジン)、又はその
重合化学的に許容される塩に係る。 これら本発明化合物は、水並びにメタノール及
びエタノールなどの低級アルコールに易溶乃至可
溶であり、そのような媒体に於ける、例えばアク
リルアミド、アクリル酸又はその塩、メタアクリ
ル酸又はその塩、ビニルピロリドン、アミノアル
キルアクリレート又は同メタアクリレート、アリ
ルアミン及び酢酸ビニルなどの重合又は共重合
に、熱分解等してラジカルを発生する機構を以
て、重合開始剤として極めて有用である。 従来ラジカル重合開始剤として、アゾ系化合物
と有機過酸化物とが知られている。後者は熱や衝
撃に対し一般に不安定であり、火災、爆発の危険
性が問題とされているが、前者は高活性であり乍
ら、物理的、科学的に比較的安定であり、一般の
過酸化物に見られる自己誘導分解を起こさず、正
確に一次反応で分解するから、コントロールが容
易であるという特徴を有し、広く用いられてい
る。 代表的な水溶性アゾ重合開始剤として、2,
2′−アゾビス(2−メチルプロパンアミジン)二
塩酸塩とか、2,2′−アゾビス(2−メチル−
N,N′−ジメチレンプロパンアミジン)二塩酸
塩などが多用されているが、それらは重合系の液
性がアルカリ側では遊離になると共に活性が低下
する上に、それら塩の形でも、更に高活性のもの
をという希求には、応えられていない。 本発明者らは、水及び低級アルコールに溶け、
高活性を示す、アゾ系ラジカル重合開始剤を求め
て設計を進め、鋭意研究の結果本発明を完成し
た。 本発明化合物は一般式 (式中Aは前記の通り)なるアゾグアニル化合
物、又はそれらの重合化学的に許容される塩であ
つて、Aで表わされる低級アルキレンとしては、
エチレン基、プロピレン基があり、これらは枝分
れしていてもよい。又塩を成す酸は、特に制限が
あるわけではないが、実用的には塩酸、硫酸、酢
酸、トルエンスルホン酸など入手し易いものが多
用される。 本発明化合物は既にAIBNという略称で入手容
易な2,2′−アゾビスイソブチロニトリルを、常
法でイミノエーテル化し、得られたイミノエーテ
ル体に、相当するアミノアルコール、例えば2−
アミノエタノールとか3−アミノプロパノールな
どを反応させ、容易に合成することができる。 (Rは低級アルキル基、Aは前記の通り) 得られた本発明化合物は、遊離の形でも驚くべ
きことに水にも低級アルコールにも溶け、塩にし
ても同様であり、且つ重合開始に高活性を示し、
従来のものに比べて著しく優れる。 表1に本発明化合物のメタノール溶液につき、
それぞれの紫外部極大吸収波長(No.1,2では
λmax375nm、No.3ではλmax368nm)に於ける
吸光度変化を経時的に追つて得た、50℃及び60℃
の分解速度定数を示す。
【表】
又既に述べた通り、本発明化合物は優れたアゾ
系ラジカル重合開始剤であるが、その化学構造か
ら、本発明化合物を用いて重合した重合体末端
に、効果的に水酸基が導入され、これに因つて、
得られた重合体は反応性高分子として利用できる
分野が期待される。又水酸基を導入した別の効果
として、重合体の親水性、接着性、印刷適性、非
帯電性などの向上も期待できる分野がある。 即ち本発明化合物は、その有する独自の特徴的
構造に基づき、重合活性高く、機能性を有し、水
及び低級アルコールに溶けるなどの性質を提供
し、斯業に貢献する処大きいものである。 実施例 1 2,2′−アゾビス{2−メチル−N1−(2−ヒ
ドロキシエチル)プロパンアミジン}の合成 2,2′−アゾビスイソブチロニトリル
(AIBN)82.1gにメタノール38.4gを加え、トル
エン溶媒中で攪拌、冷却下塩化水素ガス43.8gを
導入し、室温で5時間攪拌した。次いで反応液を
中和し、無機塩を濾去後、これに2−エタノール
アミン67.1gを加え、メタノールを注入し、室温
で反応、一夜放置後、常法に従い後処理して、白
色結晶性粉末55gを得た。m.p.126.7℃〜128.6℃。
UV吸収:λmax375nm,ε=35.2(メタノール)。
IR:3300cm-1(OH),1600(C=N−)。1H−
NMR(MeOH−d4):δ(ppm)=1.33(s,−CH3,
6H),3.23(t,−CH2 CH2 OH,2H),3.67(t,−
CH2 CH2 OH,2H)。 実施例 2 2,2′−アゾビス{2−メチル−N1−(3−ヒ
ドロキシプロピル)プロパンアミジン}の合成 AIBN82.1gにメタノール38.4gを加え、トル
エン溶媒中で攪拌し、冷却下塩化水素ガス43.3g
を導入し、室温で5時間攪拌した。次いで反応液
を中和し、無機塩を濾去後、これに3−プロパノ
ールアミン82.5gを加え、メタノールを注入し、
室温で反応、一夜放置後常法に従い後処理して、
白色結晶性粉末53gを得た。m・p・141.1℃〜
141.5℃。UV吸収:λmax375nm,ε=35.7(メタ
ノール)。IR:3300cm-1(OH),1600cm-1(C
=N−)。1H−NMR(MeOH−d4):δ(ppm)=
1.32(s,−CH3,6H),1.73(m,−CH2 CH2 CH2
OH,2H),3.23(t,−CH2 CH2CH2OH,2H),
3.60(t,−CH2CH2 CH2 OH,2H)。 実施例 3 2,2′−アゾビス{2−メチル−N1−(2−ヒ
ドロキシプロピル)プロパンアミジン}の合成 AIBN82.1gにメタノール38.4gを加えトルエ
ン溶媒中で攪拌、冷却下塩化水素ガス43.5gを導
入し、室温で5時間攪拌した。次いで反応液を中
和し、無機塩を濾去後、これに2−プロパノール
アミン82.5gを加え、メタノールを注入し、10〜
20℃で13日間反応後、常法に従い後処理して、白
色結晶性粉末46gを得た。m.p.157〜158.2℃
(dec.)。UV吸収:λmax368nm,ε=24.1(メタ
ノール)。
系ラジカル重合開始剤であるが、その化学構造か
ら、本発明化合物を用いて重合した重合体末端
に、効果的に水酸基が導入され、これに因つて、
得られた重合体は反応性高分子として利用できる
分野が期待される。又水酸基を導入した別の効果
として、重合体の親水性、接着性、印刷適性、非
帯電性などの向上も期待できる分野がある。 即ち本発明化合物は、その有する独自の特徴的
構造に基づき、重合活性高く、機能性を有し、水
及び低級アルコールに溶けるなどの性質を提供
し、斯業に貢献する処大きいものである。 実施例 1 2,2′−アゾビス{2−メチル−N1−(2−ヒ
ドロキシエチル)プロパンアミジン}の合成 2,2′−アゾビスイソブチロニトリル
(AIBN)82.1gにメタノール38.4gを加え、トル
エン溶媒中で攪拌、冷却下塩化水素ガス43.8gを
導入し、室温で5時間攪拌した。次いで反応液を
中和し、無機塩を濾去後、これに2−エタノール
アミン67.1gを加え、メタノールを注入し、室温
で反応、一夜放置後、常法に従い後処理して、白
色結晶性粉末55gを得た。m.p.126.7℃〜128.6℃。
UV吸収:λmax375nm,ε=35.2(メタノール)。
IR:3300cm-1(OH),1600(C=N−)。1H−
NMR(MeOH−d4):δ(ppm)=1.33(s,−CH3,
6H),3.23(t,−CH2 CH2 OH,2H),3.67(t,−
CH2 CH2 OH,2H)。 実施例 2 2,2′−アゾビス{2−メチル−N1−(3−ヒ
ドロキシプロピル)プロパンアミジン}の合成 AIBN82.1gにメタノール38.4gを加え、トル
エン溶媒中で攪拌し、冷却下塩化水素ガス43.3g
を導入し、室温で5時間攪拌した。次いで反応液
を中和し、無機塩を濾去後、これに3−プロパノ
ールアミン82.5gを加え、メタノールを注入し、
室温で反応、一夜放置後常法に従い後処理して、
白色結晶性粉末53gを得た。m・p・141.1℃〜
141.5℃。UV吸収:λmax375nm,ε=35.7(メタ
ノール)。IR:3300cm-1(OH),1600cm-1(C
=N−)。1H−NMR(MeOH−d4):δ(ppm)=
1.32(s,−CH3,6H),1.73(m,−CH2 CH2 CH2
OH,2H),3.23(t,−CH2 CH2CH2OH,2H),
3.60(t,−CH2CH2 CH2 OH,2H)。 実施例 3 2,2′−アゾビス{2−メチル−N1−(2−ヒ
ドロキシプロピル)プロパンアミジン}の合成 AIBN82.1gにメタノール38.4gを加えトルエ
ン溶媒中で攪拌、冷却下塩化水素ガス43.5gを導
入し、室温で5時間攪拌した。次いで反応液を中
和し、無機塩を濾去後、これに2−プロパノール
アミン82.5gを加え、メタノールを注入し、10〜
20℃で13日間反応後、常法に従い後処理して、白
色結晶性粉末46gを得た。m.p.157〜158.2℃
(dec.)。UV吸収:λmax368nm,ε=24.1(メタ
ノール)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中Aは低級アルキレンを表わす)で示され
るアゾグアニル化合物、又はその重合化学的に許
容される塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18862784A JPS6165858A (ja) | 1984-09-08 | 1984-09-08 | 新規なアゾグアニル化合物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18862784A JPS6165858A (ja) | 1984-09-08 | 1984-09-08 | 新規なアゾグアニル化合物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6165858A JPS6165858A (ja) | 1986-04-04 |
| JPH051784B2 true JPH051784B2 (ja) | 1993-01-11 |
Family
ID=16226999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18862784A Granted JPS6165858A (ja) | 1984-09-08 | 1984-09-08 | 新規なアゾグアニル化合物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6165858A (ja) |
-
1984
- 1984-09-08 JP JP18862784A patent/JPS6165858A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6165858A (ja) | 1986-04-04 |
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