JPH051794B2 - - Google Patents
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- JPH051794B2 JPH051794B2 JP60295172A JP29517285A JPH051794B2 JP H051794 B2 JPH051794 B2 JP H051794B2 JP 60295172 A JP60295172 A JP 60295172A JP 29517285 A JP29517285 A JP 29517285A JP H051794 B2 JPH051794 B2 JP H051794B2
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明はプロテインキナーゼC(以下C−キナ
ーゼと記載する)を阻害し、種々な薬理作用を有
する新規化合物及びその製法に関する。 従来の技術 C−キナーゼはフオスフオリピドおよびカルシ
ウムに依存して活性化されるタンパク質リン酸化
酵素であり、広く生体内の組織や臓器に分布して
いる。近年、本酵素は多くのホルモンや神経伝達
物質などの細胞膜受容伝達機構において、極めて
重要な役割を果たしていることが知られるように
なつた。そのようなC−キナーゼが関与する情報
伝達機構により惹起される生理的反応の例とし
て、血小板におけるセロトニン放出、リソゾーム
酵素遊離および凝集反応、好中球のスーパーオキ
シド生成やリンゾーム酵素の遊離、副腎髄質から
のエピネフリン遊離、腎糸球体からのアルドステ
ロン分泌、ランゲルハンス島からのインシユリン
分泌、マスト細胞からのヒスタミン遊離、回腸か
らのアセチルコリン遊離、血管平滑筋の収縮等が
報告されている。さらに、C−キナーゼは細胞増
殖や発ガン機構にも関与していると考えられてい
る〔参考文献:Y.Nishizuka,Science,225,
1365(1984);H.Rasmussen et al.,Advance in
Cyclic Nucleotide and Protein
Phosphorylation Research,Vol.18,P159,
edited by P.Greengard and G.A.Robison,
Raven Press,New York,1984〕。このように
本酵素は生体内の多くの重要な生理反応や各種病
態に係わることが明らかになつてきた。従つて、
C−キナーゼ活性をその特異的阻害剤等を用いる
ことにより人為的に抑制することができれば、広
く循環器系の疾病や、炎症、アレルギー、腫瘍な
どの予防、治療が可能になると考えられる。 一方、トリフルオペラジン、クロロプロマジン
等の抗精神病薬剤、局所麻酔薬として知られるジ
ベナミンやテトラカイン、あるいはカルモジユリ
ン阻害剤W−7〔N−(6−aminohexyl)−5−
chloro−1−maphthalenesulfonamide〕等の薬
剤にC−キナーゼの抑制活性があることが見出さ
れているが、いずれもそのC−キナーゼ抑制作用
は各薬剤の主作用ではなく特異性は低く、また抑
制活性も低い〔Y.Nishizuka et al.,J.Biol.
Chem.,255,8378(1980);R.C.Schatzman et
al.,Biochem.Biophys.Res.Commun.,98,669
(1981);B.C.Wise et al.,J.Biol.Chem.,257,
8489(1982)〕。 一方、次式で表されるK−252,KT−5556に
ついての出願があり、K−252についての出願は
すでに公開されている(特開昭60−41489,特開
昭60−17531)。 K−252:RA=CH3,RB=H KT−5556:RA=H,RB=H 特開昭60−41489にはK−252が抗ヒスタミン遊
離作用、抗アレルギー作用を有することが記載さ
れている。最近、K−252,KT−5556と同一化
合物と推定される化合物が抗菌物質として報告さ
れた〔M.Senzaki et al.,J.Antibiotics,38
(10),1437(1985)〕。この文献には上式でRA=
CH3,RB=ACNO化合物も開示されている。 さらにK−252の構造に比較的近い構造を有す
る化合物として以下の構造を有し、抗菌作用を有
するStaurosporineが知られている〔S.Omura et
al.,J.Antibiotics,30(4),275(1977),A.
Furusaki et al.,J.Chem.Soc.Chem.Commun.,
800(1978)〕。 発明が解決しようとする問題点 K−252,KT−5556もC−キナーゼ抑制活性
を有するが、より優れたC−キナーゼ抑制活性を
有する化合物を探索するべく、K−252誘導体を
創成した。 問題点を解決するための手段 本発明は式〔〕 {式中、Rは水素、低級アルキル、アラルキ
ル、またはアシルである。YはOR1(式中R1は水
素、低級アルキルおよびアラルキルより選ばれ
る。ただし、Rが水素のときはR1は水素および
メチルではなく、RがアセチルのときはR1はメ
チルではない。)、または
ーゼと記載する)を阻害し、種々な薬理作用を有
する新規化合物及びその製法に関する。 従来の技術 C−キナーゼはフオスフオリピドおよびカルシ
ウムに依存して活性化されるタンパク質リン酸化
酵素であり、広く生体内の組織や臓器に分布して
いる。近年、本酵素は多くのホルモンや神経伝達
物質などの細胞膜受容伝達機構において、極めて
重要な役割を果たしていることが知られるように
なつた。そのようなC−キナーゼが関与する情報
伝達機構により惹起される生理的反応の例とし
て、血小板におけるセロトニン放出、リソゾーム
酵素遊離および凝集反応、好中球のスーパーオキ
シド生成やリンゾーム酵素の遊離、副腎髄質から
のエピネフリン遊離、腎糸球体からのアルドステ
ロン分泌、ランゲルハンス島からのインシユリン
分泌、マスト細胞からのヒスタミン遊離、回腸か
らのアセチルコリン遊離、血管平滑筋の収縮等が
報告されている。さらに、C−キナーゼは細胞増
殖や発ガン機構にも関与していると考えられてい
る〔参考文献:Y.Nishizuka,Science,225,
1365(1984);H.Rasmussen et al.,Advance in
Cyclic Nucleotide and Protein
Phosphorylation Research,Vol.18,P159,
edited by P.Greengard and G.A.Robison,
Raven Press,New York,1984〕。このように
本酵素は生体内の多くの重要な生理反応や各種病
態に係わることが明らかになつてきた。従つて、
C−キナーゼ活性をその特異的阻害剤等を用いる
ことにより人為的に抑制することができれば、広
く循環器系の疾病や、炎症、アレルギー、腫瘍な
どの予防、治療が可能になると考えられる。 一方、トリフルオペラジン、クロロプロマジン
等の抗精神病薬剤、局所麻酔薬として知られるジ
ベナミンやテトラカイン、あるいはカルモジユリ
ン阻害剤W−7〔N−(6−aminohexyl)−5−
chloro−1−maphthalenesulfonamide〕等の薬
剤にC−キナーゼの抑制活性があることが見出さ
れているが、いずれもそのC−キナーゼ抑制作用
は各薬剤の主作用ではなく特異性は低く、また抑
制活性も低い〔Y.Nishizuka et al.,J.Biol.
Chem.,255,8378(1980);R.C.Schatzman et
al.,Biochem.Biophys.Res.Commun.,98,669
(1981);B.C.Wise et al.,J.Biol.Chem.,257,
8489(1982)〕。 一方、次式で表されるK−252,KT−5556に
ついての出願があり、K−252についての出願は
すでに公開されている(特開昭60−41489,特開
昭60−17531)。 K−252:RA=CH3,RB=H KT−5556:RA=H,RB=H 特開昭60−41489にはK−252が抗ヒスタミン遊
離作用、抗アレルギー作用を有することが記載さ
れている。最近、K−252,KT−5556と同一化
合物と推定される化合物が抗菌物質として報告さ
れた〔M.Senzaki et al.,J.Antibiotics,38
(10),1437(1985)〕。この文献には上式でRA=
CH3,RB=ACNO化合物も開示されている。 さらにK−252の構造に比較的近い構造を有す
る化合物として以下の構造を有し、抗菌作用を有
するStaurosporineが知られている〔S.Omura et
al.,J.Antibiotics,30(4),275(1977),A.
Furusaki et al.,J.Chem.Soc.Chem.Commun.,
800(1978)〕。 発明が解決しようとする問題点 K−252,KT−5556もC−キナーゼ抑制活性
を有するが、より優れたC−キナーゼ抑制活性を
有する化合物を探索するべく、K−252誘導体を
創成した。 問題点を解決するための手段 本発明は式〔〕 {式中、Rは水素、低級アルキル、アラルキ
ル、またはアシルである。YはOR1(式中R1は水
素、低級アルキルおよびアラルキルより選ばれ
る。ただし、Rが水素のときはR1は水素および
メチルではなく、RがアセチルのときはR1はメ
チルではない。)、または
式〔〕においてRが水素である化合物〔1A〕
とRaXで表されるハライドとを不活性溶媒中、
塩基の存在下反応させることにより化合物(1)を得
ることができる。 ハライドは反応性に富むヨウ化物または臭化物
が好ましく、化合物〔1A〕に対し通常1〜2当
量用いる。塩基は水素化ナトリウム、カリウムt
−ブトキシド等を包含し、副反応を抑えるために
化合物〔1A」に対し1当量以内、特に0.9〜1当
量用いるのが好ましい。ただし、置換基Yに活性
水素が含まれる場合には、それと対応する量の塩
基を追加することが必要である。不活性溶媒とし
てはN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、テ
トラヒドロフラン(THF)等が用いられる。 反応は通常0℃〜室温の範囲内で行われ、数時
間〜1日で終了する。 なお、化合物〔1A〕は既知物質(例えばK−
252)であるが、又は後記工程3,4,6の工程
によつて製造される。 以下の工程でも同様であるが、生成物の単離・
精製は通常の有機合成で用いられる方法、たとえ
ば抽出、結晶化、クロマトグラフイー等を組み合
わせることにより行うことができる。 式()において、Rがアシルである化合物(2)
は、次の工程により合成される。 (式中、RbCOはアシル、Yは前記と同義であ
る) 〔工程2〕 化合物〔A〕と(RbCO)2Oで表される酸無
水物またはRbCOClで表される酸クロリドのよう
なアシル化試薬とを適当な溶媒中塩基存在下で反
応させることにより、目的化合物(2)を得ることが
できる。塩基としては、ピリジン、N,N−ジメ
チルアミノピリジン、トリエチルアミン等が用い
られる。アシル化試薬、塩基は化合物〔A〕に
対し、通常1.1〜2当量用いられる。反応溶媒と
して、クロロホルム、ジクロルメタン等が用いら
れる。反応は通常0℃〜室温の範囲内で行われ、
15分〜数時間で終了する。化合物〔IA〕の置換
基Yに反応性官能基(たとえば水酸基、アミノ基
等)を含む場合には、反応に先だちこれらの基を
適当な保護基(たとえばベンジル基、ベンジルオ
キシカルボニル基等)で保護してからアシル化を
行い、ついで保護基を除去(接触還元等)するこ
とが好ましい。 式〔〕において、Rが低級アルキル、アラル
キル又はアシルでYの定義中R1が水素の化合物
(3)は、次の工程により合成される。 (式中、RcはRaもしくはRbCOである) 〔工程3〕 K−252をアルカリ加水分解することにより、
カルボキシル体〔B〕を得る。反応は、メタノ
ール、エタノールのようなアルコール類または
DMFに水を加えた混合溶媒中で、水酸化ナトリ
ウムあるいは水酸化カリウムをK−252に対し1
〜1.5当量用いて行われる。反応は通常室温で行
われ、数時間〜1日で終了する。化合物〔B〕
から化合物(3)への変換は、前述した工程1または
2に準じて行われる。 式〔〕において、Rが水素でYの定義中R1
が低級アルキルまたはアラルキルである化合物(4)
は、次の工程により合成される。 〔工程4〕 エステル体(4)は、化合物〔B〕にアルコール
RdOHおよび過剰の塩化チオニルを加え、加熱還
流することにより得ることができる。塩化チオニ
ルは、溶媒をかねて用いるアルコールの10分の1
程度(体積比)の量が通常用いられる。反応は80
〜100℃の範囲内で行われ、数時間〜1日でほぼ
終了する。 式〔〕において、Rが低級アルキル、アラル
キル又はアシルでYが
とRaXで表されるハライドとを不活性溶媒中、
塩基の存在下反応させることにより化合物(1)を得
ることができる。 ハライドは反応性に富むヨウ化物または臭化物
が好ましく、化合物〔1A〕に対し通常1〜2当
量用いる。塩基は水素化ナトリウム、カリウムt
−ブトキシド等を包含し、副反応を抑えるために
化合物〔1A」に対し1当量以内、特に0.9〜1当
量用いるのが好ましい。ただし、置換基Yに活性
水素が含まれる場合には、それと対応する量の塩
基を追加することが必要である。不活性溶媒とし
てはN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、テ
トラヒドロフラン(THF)等が用いられる。 反応は通常0℃〜室温の範囲内で行われ、数時
間〜1日で終了する。 なお、化合物〔1A〕は既知物質(例えばK−
252)であるが、又は後記工程3,4,6の工程
によつて製造される。 以下の工程でも同様であるが、生成物の単離・
精製は通常の有機合成で用いられる方法、たとえ
ば抽出、結晶化、クロマトグラフイー等を組み合
わせることにより行うことができる。 式()において、Rがアシルである化合物(2)
は、次の工程により合成される。 (式中、RbCOはアシル、Yは前記と同義であ
る) 〔工程2〕 化合物〔A〕と(RbCO)2Oで表される酸無
水物またはRbCOClで表される酸クロリドのよう
なアシル化試薬とを適当な溶媒中塩基存在下で反
応させることにより、目的化合物(2)を得ることが
できる。塩基としては、ピリジン、N,N−ジメ
チルアミノピリジン、トリエチルアミン等が用い
られる。アシル化試薬、塩基は化合物〔A〕に
対し、通常1.1〜2当量用いられる。反応溶媒と
して、クロロホルム、ジクロルメタン等が用いら
れる。反応は通常0℃〜室温の範囲内で行われ、
15分〜数時間で終了する。化合物〔IA〕の置換
基Yに反応性官能基(たとえば水酸基、アミノ基
等)を含む場合には、反応に先だちこれらの基を
適当な保護基(たとえばベンジル基、ベンジルオ
キシカルボニル基等)で保護してからアシル化を
行い、ついで保護基を除去(接触還元等)するこ
とが好ましい。 式〔〕において、Rが低級アルキル、アラル
キル又はアシルでYの定義中R1が水素の化合物
(3)は、次の工程により合成される。 (式中、RcはRaもしくはRbCOである) 〔工程3〕 K−252をアルカリ加水分解することにより、
カルボキシル体〔B〕を得る。反応は、メタノ
ール、エタノールのようなアルコール類または
DMFに水を加えた混合溶媒中で、水酸化ナトリ
ウムあるいは水酸化カリウムをK−252に対し1
〜1.5当量用いて行われる。反応は通常室温で行
われ、数時間〜1日で終了する。化合物〔B〕
から化合物(3)への変換は、前述した工程1または
2に準じて行われる。 式〔〕において、Rが水素でYの定義中R1
が低級アルキルまたはアラルキルである化合物(4)
は、次の工程により合成される。 〔工程4〕 エステル体(4)は、化合物〔B〕にアルコール
RdOHおよび過剰の塩化チオニルを加え、加熱還
流することにより得ることができる。塩化チオニ
ルは、溶媒をかねて用いるアルコールの10分の1
程度(体積比)の量が通常用いられる。反応は80
〜100℃の範囲内で行われ、数時間〜1日でほぼ
終了する。 式〔〕において、Rが低級アルキル、アラル
キル又はアシルでYが
【式】(R2およびR3
は前記と同義である)である化合物(6)は、次の工
程により合成される。 〔工程5〕 化合物(3)を塩化チオニル中加熱還流して、酸ク
ロリド(5)を得ることができる(工程5−1)。つ
いで化合物(5)をアミン
程により合成される。 〔工程5〕 化合物(3)を塩化チオニル中加熱還流して、酸ク
ロリド(5)を得ることができる(工程5−1)。つ
いで化合物(5)をアミン
【式】と反応させる
ことにより、アミド体(6)を得ることができる(工
程5−2)。工程5−2において、アミン成分は
通常、化合物(5)に対し等量〜過剰、通常1〜5等
量用い、反応溶媒として無水クロロホルム、ジク
ロルメタン等が用いられる。反応は通常室温で行
われ、数時間で終了する。 式〔〕において、Rが水素でYが
程5−2)。工程5−2において、アミン成分は
通常、化合物(5)に対し等量〜過剰、通常1〜5等
量用い、反応溶媒として無水クロロホルム、ジク
ロルメタン等が用いられる。反応は通常室温で行
われ、数時間で終了する。 式〔〕において、Rが水素でYが
【式】
(R2およびR3は前記と同義である)である化合物
(7)は次の工程により合成される。 〔工程6〕 Rがアシルである化合物(6)(6−1)をアルカ
リ加水分解することにより、化合物(7)を得ること
ができる。反応はメタノール、エタノールのよう
なアルコール類に水を加えた混合溶媒中で、水酸
化ナトリウムあるいは水酸化カリウムを化合物
(6−1)に対し、1.5〜3当量用いて行われる。
反応は通常室温で行われ、数時間で終了する。 実施例 以下に本発明の実施例、実験例を示す。 実施例 1 O−メチル−メチルエステル体(1a) K−252,184mg(0.4mmol)のDMF(2ml)溶
液を氷冷し、50%油性水素化ナトリウム19.2mg
(0.4mmol)を加えた。20分後、ヨウ化メチル
25μl(0.4mmol)を加え、さらに1時間攪拌した。
反応混合物にクロロホルム20mlを加え、この溶液
を水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒
を減圧下に除去して得られた残渣を、シリカゲル
カラムクロマトグラフイー(クロロホルム)によ
り精製して、淡黄色粉末状の1a 65mg(34%)を
得た。 ○融点 250〜252℃(CH2Cl2−CH3OHより再結
晶) ○1H−NMR(CDCl3)δ9.42(d,1H,J=8
Hz),8.1〜7.85(m,2H),7.7〜7.2(m,5H),
7.03(dd,1H,J=5,7Hz),5.08(s,2H),
4.05(s,3H),3.37(dd,1H,J=7,14Hz),
3.13(s,3H),2.21(s,3H),ca.2.20(dd,
1H) ○ MS m/z481(M+) 実施例 2 O−n−プロピル−メチルエステル体(1b) 実施例1と同様の方法で、K−252およびヨウ
化n−プロピルより、白色結晶状の一bを得た。 ○融点 244〜246℃(CH2Cl2〜CH3OH) ○1H−NMR(CDCl3)δ9,47(d,1H,J=8
Hz),8.1〜7.9(m,2H),7.7〜7.3(m,5H),
7.08(dd,1H,J=5,7Hz),5.11(s,2H),
4.04(s,3H),3.55〜3.25(m3H),2.26(s,
3H),2.22(dd,1H,J=5,14Hz),1.26(m,
2H),0.44(t.3H,J=7Hz) ○MS m/z509(M+) 実施例 3 O−ベンジル−メチルエステル体(1c) 実施例1と同様の方法で、K−252および臭化
ベンジルより、淡黄色粉末状の1cを得た。 ○融点 176〜178℃(CH2Cl2−CH3OH) ○1H−NMR(CDCl3)δ9.42(d,1H,J=8
Hz),8.1〜7.8(m,2H),7.7〜6.6(m,11Hz),
5.09(s,2H),4.57(d,1H,J=12Hz),
4.16(d,1H,J=12Hz),4.06(s,3H),
3.44(dd,1H,J=7,14Hz),2.31(s,3H),
2.27(dd,1H,J=5,14Hz) ○MS m/z 558(M++1) 実施例 4 O−アセチル−カルボン酸(3a) K−252,11.69g(25mmol)のDMF(40ml)
溶液に、3N水酸化ナトリウム水溶液10mlを加え、
室温で一晩攪拌した。反応混合物中の溶媒を減圧
下に除去し、残渣に1N塩酸50mlを加え攪拌した。
不溶物を取し、1N塩酸水、ついでメタノール
で洗浄した。減圧下に乾燥して、淡黄色粉末状の
カルボキシル体〔1B〕9.83g(87%)を得た。 化合物〔1B〕4.53g(10mmol)の無水ピリジ
ン(50ml)溶液に、無水酢酸1.42ml(15mmol)
を加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物中の
溶媒を減圧下に除去し、残渣に1N塩酸50mlを加
え攪拌した、不溶物を取し、1N塩酸、ついで
水で洗浄した。減圧下に乾燥して、淡黄色粉末状
の3a 4.79g(97%)を得た。 ○融点 267〜270℃ ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.36(d,
1H,J=8Hz),8.2〜7.7(m,3H),7.7〜7.25
(m,4H),7.27(dd,1H,J=5,7Hz),
5.07(s,2H),3.98(dd,1H,J=7,14Hz),
2.35(s,3H),2.12(dd,1H,J=5,14Hz),
1.72(s,3H) ○IR(KBr)3430,1750,1680,1640,1590,
1460,1235,745cm-1 実施例 5 エチルエステル体(4a) 化合物〔1B〕227mg(0.5mmol)のエタノール
(20ml)懸濁溶液に塩化チオニル1mlを加え、加
熱還流した。2時間および4時間後、さらに塩化
チオニルを1mlずつ加え、のべ8時間加熱還流し
た。反応混合物中の揮発性物質を減圧下に除去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー
(クロロホルム−メタノール)により精製し、淡
黄色粉末状の4a〜160mg(66%)を得た。 ○融点 193〜195℃(アセトン−CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6)δ9.22(d,1H,J=
7.6Hz),8.1〜7.85(m,3H),7.55〜7.25(m,
4Hz),7.11(dd,1H,J=4.9,7.3Hz),5.04
(d,1H,J=17.7Hz),4.98(d,1H,J=
17,7Hz),4.40(m,2H),3.38(dd,1H,J
=7.3,13.9Hz),2.17(s,3H),2.02(dd,1H,
J=4.9,13.9Hz),1.43(t,3H,J=7.1Hz) ○MS m/z 481(M+) ○IR(KBr)3430,1730,1675,1635,1590,
1460,745cm-1 実施例 6 n−プロピルエステル体(4b) 実施例5と同様の方法で、化合物〔1B〕およ
び1−プロパノールより、淡黄色粉末状の4b138
mg(56%)を得た。 ○融点 173〜178℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6)δ9.22(d,1H,7.9
Hz),8.1〜7.85(m,3H),7.55〜7.25(m,
4H),7.09(dd,1H,J=4.9,7.3Hz),5.04
(d,1H,J=17.7Hz),4.98(d,1H,J=
17.7Hz),4.30(t,2H,J=6.6Hz),3.39(dd,
1H,J=7.3,13.9Hz),2.17(s,3H),2.04
(dd,1H,J=4.9,13.9Hz),1.84(m,2H)
1.07(t.3H,J=7.4Hz) ○MS m/z 495(M+) 実施例 7 i−プロピルエステル体(4c) 実施例5と同様の方法で、化合物〔1B〕およ
び2−プロパノールより、淡黄色粉末状の4c30mg
(12%)を得た。 ○融点 186〜190℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6)δ9.22(d,1H,J=
7.6Hz),8.1〜7.85(m,3H),7.55〜7.25(m,
4H),7.08(dd,1H,J=4.9,7.3Hz),5.19
(septet,1H,J=6.3Hz),5.04(d,1H,J
=17,2Hz),4.98(d,1H,J=17.2Hz),
2.18(s,3H),2.01(dd,1H,J=4.9,13.9
Hz),1.45(d,3H,J=6.2Hz),1.41(d.3H,
J=6.2Hz) ○MS m/z 495(M+) 実施例 8 n−ブチルエステル体(4d) 実施例5と同様の方法で、化合物〔1B〕およ
び1−ブタノールより、淡黄色粉末状の4d 152
mg(60%)を得た。 ○融点 159〜163℃(アセトン−CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6)δ9.22(d,1H,J=
7.9Hz),8.1〜7.85(m,3H),7.55〜7.25(m,
4H),7.08(dd,1H,J=4.9,7.3Hz),5.04
(d,1H,J=17.8Hz),4.98(d,1H,J=
17,8Hz),4.34(t,2H,J=6.5Hz),3.38
(dd,1H,J=7.3,14.0Hz),2.16(s,3H),
2.03(dd,1H,J=4.9,14.0Hz),1.81
(m.2H),1.51(m,2H),1.01(t,3H,J=
7.4Hz) ○MS m/z 509(M+) 実施例 9 n−ヘキシルエステル体(4e) 実施例5と同様の方法で、化合物〔1B〕およ
び1−ヘキサノールより、淡黄色粉末状の4e 179
mg(67%)を得た。 ○融点 145〜147.5℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6)δ9.23(d,1H,J=
7.7Hz),8.1〜7.85(m,3H),7.55〜7.25(m,
4H),7.08(dd,1H,J=4.9,7.3Hz),5.04
(d,1H,J=17.7Hz),4.98(d,1H,17,7
Hz),4.33(m,2H),3.38(dd,1H,J=7.3,
13.9Hz),2.16(s,3H),2.04(dd,1H,J=
4.9,13.9Hz),1.81(m.2H),1.50(m,2H),
1.45〜1.3(m,4H),0.92(m,3H) 実施例 10 ベンジルエステル体(4f) 実施例5と同様の方法で、化合物〔1B〕およ
びベンジルアルコールより、淡黄色粉末状の4f58
mg(21%)を得た。 ○融点 255〜257℃ ○1H−NMR(DMSO−d6)δ9.22(d,1H,J=
7.9Hz),8.1〜7.8(m,3H),7.65〜7.25(m,
9H),7.11(dd,1H,J=4.9,7.3Hz),5.44
(d,1H,J=12.2Hz),5.40(d,1H,J=
12,2Hz),5.03(d,1H,J=17.8Hz),4.97
(d,1H,J=17.8Hz),3.42(dd,1H,J=
7.3,13.9Hz),2.07(s,3H),ca.2.06(dd.1H) ○MS m/z 544(M++1) 実施例 11 O−アセチル−イソブチルアミド体(6a) 化合物5a 128mg(0.25mmol)の無水(P2O5)
クロロホルム(5ml)溶液に、イソブチルアミン
0.10ml(1.0mmol)を加え、室温で4時間攪拌し
た。反応混合物にTHF40mlを加えて得られた溶
液を1N塩酸、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に除去した残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(クロ
ロホルム−メタノール)で精製して、淡黄色粉末
状の6a〜56mg(41%)を得た。 ○融点 215〜217℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.35(d,
1H,J=8Hz),8.65〜7.95(m,3H),7.8〜
7.3(m,4H),7.14(dd,1H,J=5.7Hz),5.06
(s,2H),4.01(dd,1H,J=7,14Hz),3.6
〜2.85(m,2H),2.30(s,3H)2.13(dd,
1H,J=5.14Hz)ca.1.95(m,1H),1.77(s,
3H),1.00(d,6H,J=7Hz) ○MS m/z 551(M++1) 実施例 12 O−アセチル−アミド体(6b) 実施例11と同様の方法で、化合物5aおよび28
%アンモニア水より、淡黄色粉末状の6b 50mg
(40%)を得た。 ○融点 266〜268℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.36(d,
1H,J=8Hz),8.5〜7.9(m,3H),7.9〜7.3
(m,4H),7.18(dd,1H,J=5.7Hz),5.07
(s,2H),4.03(dd,1H,J=7,14Hz),
2.38(s,3H)2.14(dd,1H,J=5.14Hz)1.77
(s,3H ○MS m/z 495(M++1) 実施例 13 O−アセチル−アニリド体(6c) 実施例11と同様の方法で、化合物5aおよびア
ニリンより、淡黄色粉末状の6c 78mg(55%)を
得た。 ○融点 252〜255℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.35(d,
1H,J=8Hz),8.52(m,1H),8.05(m,
1H),7.8〜7.1(m,11H),5.07(s,2H),
4.07(dd,1H,J=7,14Hz),2.39(s,3H)
2.19(dd,1H,J=5,14Hz)1.85(s,3H) ○MS m/z 571(M++1) 実施例 14 O−アセチル−ピペリジド体(6d) 実施例11と同様の方法で、化合物5aおよびピ
ペリジンより、淡黄色粉末状の6d 71mg(50%)
を得た。 ○融点 235〜238℃(CH3OH−Et2O) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.37(d,
1H,J=8Hz),8.15〜7.2(m,7H),7.08
(dd,1H,J=5.7Hz),5.07(s,2H),4.24
(dd,1H,J=7,14Hz),4.1〜3.6(m,4H)
2.34(s,3H),2.10(dd,1H,J=5,14Hz),
1.95〜1.5(m,6H),1.65(s,3H) ○MS m/z 563(M++1) 実施例 15 メチルアミド体(7a) 化合物(3a)2.5gの塩化チオニル(60ml)溶
液を2時間加熱還流した。反応溶液中の塩化チオ
ニルを減圧下に除去し、固体残渣にエチルエーテ
ル40mlを加え攪拌した。不溶物を取し、エチル
エーテルで洗浄後、減圧下に乾燥して、淡黄色粉
末状のO−アセチル−酸クロリド(5a) 2.29g
(88%)を得た。 化合物(5a)206mg(0.4mmol)の無水(P2
O5)クロロホルム(5ml)溶液に、30%メチル
アミン/メタノール0.51mlを加え、室温で3時間
攪拌した後、1N水酸化ナトリウム水溶液1mlお
よびメタノール5mlを加え、さらに1時間攪拌し
た。反応混合物にTHF 70mlを加えて得られた溶
液を1N塩酸、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に除去した残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(クロ
ロホルム−メタノール)で精製して、淡黄色粉末
状の(6a)109mg(58%)を得た。 ○融点 261〜263℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6)δ9.22(d,1H,J=
7.9Hz),8.1〜7.8(m,3H),7.55〜7.25(m,
4H),7.04(dd,1H,J=4.7,7.5Hz),5.04
(d,1H,J=17.5Hz),,4.97(d,1H,J=
17.5Hz),3.26(dd,1H,J=7.5,13.6Hz)2.81
(d,3H,J=4.7Hz)2.12(s,3H),2.04
(dd,1H,J=4.7,13.6Hz) ○MS m/z 466(M+) ○IR(KBr)3440,1670,1590,1535,1460,
745cm-1 実施例 16 エチルアミド体(7b) 実施例15と同様の方法で、化合物5aおよびエ
チルアミン(エチルアミン塩酸塩、トリエチルア
ミン)より、淡黄色粉末状の7b 119mg(62%)
を得た。 ○融点 238〜240℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.27(d,
1H,J=8Hz),8.1〜7.9(m,2H),7.8〜7.2
(m,5H),7.05(dd,1H,J=5.7Hz),5.06
(d,1H,J=17Hz),4.86(d,1H,J=17
Hz),3.7〜3.15(m,3H),2.32(dd,1H,J=
5,14Hz),2.23(s,3H)1.32(t,3H,J=
7Hz) ○MS m/z 481(M++1) 実施例 17 n−プロピルアミド体(7c) 実施例15と同様の方法で、化合物5aおよびn
−プロピルアミンより、淡黄色粉末状の7c 115mg
(58%)を得た。 ○融点 226〜228℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.11(d,
1H,J=8Hz),8.1〜7.9(m,2H),7.75〜7.1
(m,5H),7.00(dd,1H,J=5.7Hz),4.98
(d,1H,J=17Hz),4.71(d,1H,J=17
Hz),3.65〜3.15(m,3H),2.58(dd,1H,J
=7,14Hz),2.20(s,3H)1.73(m,2H),
1.07(t,3H,J=7Hz) ○MS m/z 495(M++1) 実施例 18 2−ヒドロキシエチルアミド体(7d) 実施例15と同様の方法で、化合物5aおよびエ
タノールアミンより、淡黄色粉末状の7d 118mg
(59%)を得た。 ○融点 237〜239℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.29(d,
1H,J=8Hz),8.2〜7.8(m,3H),7.7〜7.15
(m,4H),7.04(dd,1H,J=5,7Hz),
4.98(br,s,2H),3.9〜3.45(m,4H),3.31
(dd,1H,J=7,14Hz),2.29(dd,1H,J
=5,14Hz),2.23(s,3H) ○MS m/z 497(M++1) 実施例 19 アニリド体(7e) 実施例15と同様の方法で、化合物5aおよびア
ニリンより、淡黄色粉末状の7e 115mg(54%)を
得た。 ○融点 282〜283℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.27(d,
1H,J=8Hz),8.2〜7.2(m,12H),7.11
(dd,1H,J=5,7Hz),5.05(d,1H,J
=17Hz),4.83(d,1H,J=17Hz),3.41(dd,
1H,J=7,14Hz),2.50(dd,1H,J=5,
14Hz),2.31(s,3H) ○MS m/z 529(M++1) 実施例 20 アミド体(7f) 実施例15と同様の方法で、化合物5aおよび28
%アンモニア水より、淡黄色粉末状の7f 93mg
(51%)を得た。 ○融点 262〜265℃(CH2Cl2−CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.30(d,
1H,J=8Hz),8.15〜7.1(m,7H),7.05
(dd,1H,J=5,7Hz),4.99(br s,2H),
3.33(dd,1H,J=7,14Hz),2.39(dd,1H,
J=5,14Hz),2.29(s,3H) ○MS m/z 453(M++1) 実施例 21 N−ヒドロキシアミド体(7g) 実施例15と同様の方法で、化合物5aおよびヒ
ドロキシルアミンより、淡黄色粉末状の7g 91mg
(49%)を得た。 ○融点 259〜263℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.28(d,
1H,J=8Hz),8.15〜7.8(m,2H),7.7〜
7.15(m,5H),7.06(dd,1H,J=5,7Hz),
5.06(d,1H,J=17Hz),4.86(d,1H,J=
17Hz),3.36(dd,1H,J=7,14Hz),2.33
(dd,1H,J=5,14Hz),2.26(s,3H) ○MS m/z 469(M++1) 実施例 22 ジメチルアミド体(7h) 実施例15と同様の方法で、化合物5aおよびジ
メチルアミンより、淡黄色粉末状の7h 92mg(48
%)を得た。 ○融点 235〜236℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.16(d,
1H,J=8Hz),8.1〜7.8(m,2H),7.7〜7.1
(m,5H),6.95(dd,1H,J=5,7Hz),
3.74(br s,3H),3.63(dd,1H,J=7,14
Hz),3.16(br s,3H),2.50(dd,1H,J=
5,14Hz),2.23(s,3H) ○MS m/z 481(M++1) 実施例 23 モルホリド体(7i) 実施例15と同様の方法で、化合物5aおよびモ
ルホリンより、淡黄色粉末状の7i 97mg(46%)
を得た。 ○融点 248〜243℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.18(d,
1H,J=8Hz),8.05〜7.75(m,2H),7.7〜
7.1(m,5H),6.96(dd,1H,J=5,7Hz),
4.84(br s,2H),4.25〜3.7(m,8H),3.66
(dd,1H,J=7,14Hz),2.54(dd,1H,J
=5,14Hz),2.25(s,3H) ○MS m/z 523(M++1) 実験例 1 本発明により得られた化合物のC−キナーゼ阻
害活性を、Y.Nishizuka et al.の方法〔J.Biol.
Chem.,257,13341(1982)〕に準じて測定した。
試験化合物の濃度を変え、酵素活性を50%阻害す
る化合物濃度(IC50)を求めた。結果を第1表に
示す。 第 1 表 合成化合物のC−キナーゼ阻害活性 化合物 IC50,ng/ml 1a 50 3a 13 4a 50 6a 4.4 6a 5.0 実験例 2 本発明により得られた化合物のヒスタミン遊離
抑制作用を以下のようにして調べた。 体重150〜180gのラツトを乾エーテル麻酔下に
放血致死せしめ、Sullivanらの方法〔J.Immunol.
114 1473.(1975)〕に準じて作成した肥満細胞用
培液(mast cell medium)(MCMと略記、組
成:150mM NaCl,3.7mM KCl,3mM Na2
HPO4,3.5mM KH2PO4,1mM CaCl2,5.6mM
グルコース、0.1%牛血清アルブミン、10U/ml
ヘパリン)、6ml/animalを腹腔内に注入した。
腹部を2分間マツサージした後、開腹し腹腔内浸
出液を採取した。6匹より集めた浸出液を4℃、
100×gで5分間遠心分離後、沈渣に適量の水冷
MCMを加えて3回洗浄し、最終的には肥満細胞
数が約3×104cells/mlとなるように細胞浮遊液
(peritoneal exudate cells PECと略記)を調製
した。なお、肥満細胞の同定は0.05%トルイジン
ブルーで細胞内顆粒を染色することにより行つ
た。このようにして得たPEC1mlを37℃、10分間
プレインキユベートした後、種々の濃度の被検薬
液0.1mlを加えて10分間インキユベートし、フオ
スフアチジル−L−セリン100μg/ml及びコン
カナバリンA1000μg/mlそれぞれ0.1mlを加えて
さらに15分間インキユベートした。氷冷した生理
食塩水3mlを加えて反応を停止後、4℃,1100×
gで10分間遠心分離して上清と沈渣を得た。上清
及び沈渣のヒスタミン量は小松の方法〔アレルギ
ー 27,67(1978)〕に従い蛍光法で測定した。ヒ
スタミン遊離率は細胞の総ヒスタミン量に対する
上清のヒスタミン量の百分率として表した。また
次式により被検薬液のヒスタミン遊離抑制率を算
出した。 遊離抑制率(%)=(1−薬物存在下のヒスタミ
ン遊離−自発遊離/薬物不存在下のヒスタミン遊離−自
発遊離)×100 試験化合物の濃度を変え、ヒスタミン遊離を50
%抑制する化合物濃度(IC50)を求めた。 結果を第2表に示す。 第 2 表 合成化合物のヒスタミン遊離抑制作用 化合物 IC50,ng/ml 4b 290 6f 76 発明の効果 化合物〔〕およびその塩は、C−キナーゼ阻
害作用を有し、広く循環器系の疾病や炎症、アレ
ルギー、腫瘍などの予防、治療に用いられる可能
性を有する。
(7)は次の工程により合成される。 〔工程6〕 Rがアシルである化合物(6)(6−1)をアルカ
リ加水分解することにより、化合物(7)を得ること
ができる。反応はメタノール、エタノールのよう
なアルコール類に水を加えた混合溶媒中で、水酸
化ナトリウムあるいは水酸化カリウムを化合物
(6−1)に対し、1.5〜3当量用いて行われる。
反応は通常室温で行われ、数時間で終了する。 実施例 以下に本発明の実施例、実験例を示す。 実施例 1 O−メチル−メチルエステル体(1a) K−252,184mg(0.4mmol)のDMF(2ml)溶
液を氷冷し、50%油性水素化ナトリウム19.2mg
(0.4mmol)を加えた。20分後、ヨウ化メチル
25μl(0.4mmol)を加え、さらに1時間攪拌した。
反応混合物にクロロホルム20mlを加え、この溶液
を水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒
を減圧下に除去して得られた残渣を、シリカゲル
カラムクロマトグラフイー(クロロホルム)によ
り精製して、淡黄色粉末状の1a 65mg(34%)を
得た。 ○融点 250〜252℃(CH2Cl2−CH3OHより再結
晶) ○1H−NMR(CDCl3)δ9.42(d,1H,J=8
Hz),8.1〜7.85(m,2H),7.7〜7.2(m,5H),
7.03(dd,1H,J=5,7Hz),5.08(s,2H),
4.05(s,3H),3.37(dd,1H,J=7,14Hz),
3.13(s,3H),2.21(s,3H),ca.2.20(dd,
1H) ○ MS m/z481(M+) 実施例 2 O−n−プロピル−メチルエステル体(1b) 実施例1と同様の方法で、K−252およびヨウ
化n−プロピルより、白色結晶状の一bを得た。 ○融点 244〜246℃(CH2Cl2〜CH3OH) ○1H−NMR(CDCl3)δ9,47(d,1H,J=8
Hz),8.1〜7.9(m,2H),7.7〜7.3(m,5H),
7.08(dd,1H,J=5,7Hz),5.11(s,2H),
4.04(s,3H),3.55〜3.25(m3H),2.26(s,
3H),2.22(dd,1H,J=5,14Hz),1.26(m,
2H),0.44(t.3H,J=7Hz) ○MS m/z509(M+) 実施例 3 O−ベンジル−メチルエステル体(1c) 実施例1と同様の方法で、K−252および臭化
ベンジルより、淡黄色粉末状の1cを得た。 ○融点 176〜178℃(CH2Cl2−CH3OH) ○1H−NMR(CDCl3)δ9.42(d,1H,J=8
Hz),8.1〜7.8(m,2H),7.7〜6.6(m,11Hz),
5.09(s,2H),4.57(d,1H,J=12Hz),
4.16(d,1H,J=12Hz),4.06(s,3H),
3.44(dd,1H,J=7,14Hz),2.31(s,3H),
2.27(dd,1H,J=5,14Hz) ○MS m/z 558(M++1) 実施例 4 O−アセチル−カルボン酸(3a) K−252,11.69g(25mmol)のDMF(40ml)
溶液に、3N水酸化ナトリウム水溶液10mlを加え、
室温で一晩攪拌した。反応混合物中の溶媒を減圧
下に除去し、残渣に1N塩酸50mlを加え攪拌した。
不溶物を取し、1N塩酸水、ついでメタノール
で洗浄した。減圧下に乾燥して、淡黄色粉末状の
カルボキシル体〔1B〕9.83g(87%)を得た。 化合物〔1B〕4.53g(10mmol)の無水ピリジ
ン(50ml)溶液に、無水酢酸1.42ml(15mmol)
を加え、室温で1時間攪拌した。反応混合物中の
溶媒を減圧下に除去し、残渣に1N塩酸50mlを加
え攪拌した、不溶物を取し、1N塩酸、ついで
水で洗浄した。減圧下に乾燥して、淡黄色粉末状
の3a 4.79g(97%)を得た。 ○融点 267〜270℃ ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.36(d,
1H,J=8Hz),8.2〜7.7(m,3H),7.7〜7.25
(m,4H),7.27(dd,1H,J=5,7Hz),
5.07(s,2H),3.98(dd,1H,J=7,14Hz),
2.35(s,3H),2.12(dd,1H,J=5,14Hz),
1.72(s,3H) ○IR(KBr)3430,1750,1680,1640,1590,
1460,1235,745cm-1 実施例 5 エチルエステル体(4a) 化合物〔1B〕227mg(0.5mmol)のエタノール
(20ml)懸濁溶液に塩化チオニル1mlを加え、加
熱還流した。2時間および4時間後、さらに塩化
チオニルを1mlずつ加え、のべ8時間加熱還流し
た。反応混合物中の揮発性物質を減圧下に除去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー
(クロロホルム−メタノール)により精製し、淡
黄色粉末状の4a〜160mg(66%)を得た。 ○融点 193〜195℃(アセトン−CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6)δ9.22(d,1H,J=
7.6Hz),8.1〜7.85(m,3H),7.55〜7.25(m,
4Hz),7.11(dd,1H,J=4.9,7.3Hz),5.04
(d,1H,J=17.7Hz),4.98(d,1H,J=
17,7Hz),4.40(m,2H),3.38(dd,1H,J
=7.3,13.9Hz),2.17(s,3H),2.02(dd,1H,
J=4.9,13.9Hz),1.43(t,3H,J=7.1Hz) ○MS m/z 481(M+) ○IR(KBr)3430,1730,1675,1635,1590,
1460,745cm-1 実施例 6 n−プロピルエステル体(4b) 実施例5と同様の方法で、化合物〔1B〕およ
び1−プロパノールより、淡黄色粉末状の4b138
mg(56%)を得た。 ○融点 173〜178℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6)δ9.22(d,1H,7.9
Hz),8.1〜7.85(m,3H),7.55〜7.25(m,
4H),7.09(dd,1H,J=4.9,7.3Hz),5.04
(d,1H,J=17.7Hz),4.98(d,1H,J=
17.7Hz),4.30(t,2H,J=6.6Hz),3.39(dd,
1H,J=7.3,13.9Hz),2.17(s,3H),2.04
(dd,1H,J=4.9,13.9Hz),1.84(m,2H)
1.07(t.3H,J=7.4Hz) ○MS m/z 495(M+) 実施例 7 i−プロピルエステル体(4c) 実施例5と同様の方法で、化合物〔1B〕およ
び2−プロパノールより、淡黄色粉末状の4c30mg
(12%)を得た。 ○融点 186〜190℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6)δ9.22(d,1H,J=
7.6Hz),8.1〜7.85(m,3H),7.55〜7.25(m,
4H),7.08(dd,1H,J=4.9,7.3Hz),5.19
(septet,1H,J=6.3Hz),5.04(d,1H,J
=17,2Hz),4.98(d,1H,J=17.2Hz),
2.18(s,3H),2.01(dd,1H,J=4.9,13.9
Hz),1.45(d,3H,J=6.2Hz),1.41(d.3H,
J=6.2Hz) ○MS m/z 495(M+) 実施例 8 n−ブチルエステル体(4d) 実施例5と同様の方法で、化合物〔1B〕およ
び1−ブタノールより、淡黄色粉末状の4d 152
mg(60%)を得た。 ○融点 159〜163℃(アセトン−CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6)δ9.22(d,1H,J=
7.9Hz),8.1〜7.85(m,3H),7.55〜7.25(m,
4H),7.08(dd,1H,J=4.9,7.3Hz),5.04
(d,1H,J=17.8Hz),4.98(d,1H,J=
17,8Hz),4.34(t,2H,J=6.5Hz),3.38
(dd,1H,J=7.3,14.0Hz),2.16(s,3H),
2.03(dd,1H,J=4.9,14.0Hz),1.81
(m.2H),1.51(m,2H),1.01(t,3H,J=
7.4Hz) ○MS m/z 509(M+) 実施例 9 n−ヘキシルエステル体(4e) 実施例5と同様の方法で、化合物〔1B〕およ
び1−ヘキサノールより、淡黄色粉末状の4e 179
mg(67%)を得た。 ○融点 145〜147.5℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6)δ9.23(d,1H,J=
7.7Hz),8.1〜7.85(m,3H),7.55〜7.25(m,
4H),7.08(dd,1H,J=4.9,7.3Hz),5.04
(d,1H,J=17.7Hz),4.98(d,1H,17,7
Hz),4.33(m,2H),3.38(dd,1H,J=7.3,
13.9Hz),2.16(s,3H),2.04(dd,1H,J=
4.9,13.9Hz),1.81(m.2H),1.50(m,2H),
1.45〜1.3(m,4H),0.92(m,3H) 実施例 10 ベンジルエステル体(4f) 実施例5と同様の方法で、化合物〔1B〕およ
びベンジルアルコールより、淡黄色粉末状の4f58
mg(21%)を得た。 ○融点 255〜257℃ ○1H−NMR(DMSO−d6)δ9.22(d,1H,J=
7.9Hz),8.1〜7.8(m,3H),7.65〜7.25(m,
9H),7.11(dd,1H,J=4.9,7.3Hz),5.44
(d,1H,J=12.2Hz),5.40(d,1H,J=
12,2Hz),5.03(d,1H,J=17.8Hz),4.97
(d,1H,J=17.8Hz),3.42(dd,1H,J=
7.3,13.9Hz),2.07(s,3H),ca.2.06(dd.1H) ○MS m/z 544(M++1) 実施例 11 O−アセチル−イソブチルアミド体(6a) 化合物5a 128mg(0.25mmol)の無水(P2O5)
クロロホルム(5ml)溶液に、イソブチルアミン
0.10ml(1.0mmol)を加え、室温で4時間攪拌し
た。反応混合物にTHF40mlを加えて得られた溶
液を1N塩酸、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に除去した残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(クロ
ロホルム−メタノール)で精製して、淡黄色粉末
状の6a〜56mg(41%)を得た。 ○融点 215〜217℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.35(d,
1H,J=8Hz),8.65〜7.95(m,3H),7.8〜
7.3(m,4H),7.14(dd,1H,J=5.7Hz),5.06
(s,2H),4.01(dd,1H,J=7,14Hz),3.6
〜2.85(m,2H),2.30(s,3H)2.13(dd,
1H,J=5.14Hz)ca.1.95(m,1H),1.77(s,
3H),1.00(d,6H,J=7Hz) ○MS m/z 551(M++1) 実施例 12 O−アセチル−アミド体(6b) 実施例11と同様の方法で、化合物5aおよび28
%アンモニア水より、淡黄色粉末状の6b 50mg
(40%)を得た。 ○融点 266〜268℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.36(d,
1H,J=8Hz),8.5〜7.9(m,3H),7.9〜7.3
(m,4H),7.18(dd,1H,J=5.7Hz),5.07
(s,2H),4.03(dd,1H,J=7,14Hz),
2.38(s,3H)2.14(dd,1H,J=5.14Hz)1.77
(s,3H ○MS m/z 495(M++1) 実施例 13 O−アセチル−アニリド体(6c) 実施例11と同様の方法で、化合物5aおよびア
ニリンより、淡黄色粉末状の6c 78mg(55%)を
得た。 ○融点 252〜255℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.35(d,
1H,J=8Hz),8.52(m,1H),8.05(m,
1H),7.8〜7.1(m,11H),5.07(s,2H),
4.07(dd,1H,J=7,14Hz),2.39(s,3H)
2.19(dd,1H,J=5,14Hz)1.85(s,3H) ○MS m/z 571(M++1) 実施例 14 O−アセチル−ピペリジド体(6d) 実施例11と同様の方法で、化合物5aおよびピ
ペリジンより、淡黄色粉末状の6d 71mg(50%)
を得た。 ○融点 235〜238℃(CH3OH−Et2O) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.37(d,
1H,J=8Hz),8.15〜7.2(m,7H),7.08
(dd,1H,J=5.7Hz),5.07(s,2H),4.24
(dd,1H,J=7,14Hz),4.1〜3.6(m,4H)
2.34(s,3H),2.10(dd,1H,J=5,14Hz),
1.95〜1.5(m,6H),1.65(s,3H) ○MS m/z 563(M++1) 実施例 15 メチルアミド体(7a) 化合物(3a)2.5gの塩化チオニル(60ml)溶
液を2時間加熱還流した。反応溶液中の塩化チオ
ニルを減圧下に除去し、固体残渣にエチルエーテ
ル40mlを加え攪拌した。不溶物を取し、エチル
エーテルで洗浄後、減圧下に乾燥して、淡黄色粉
末状のO−アセチル−酸クロリド(5a) 2.29g
(88%)を得た。 化合物(5a)206mg(0.4mmol)の無水(P2
O5)クロロホルム(5ml)溶液に、30%メチル
アミン/メタノール0.51mlを加え、室温で3時間
攪拌した後、1N水酸化ナトリウム水溶液1mlお
よびメタノール5mlを加え、さらに1時間攪拌し
た。反応混合物にTHF 70mlを加えて得られた溶
液を1N塩酸、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に除去した残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(クロ
ロホルム−メタノール)で精製して、淡黄色粉末
状の(6a)109mg(58%)を得た。 ○融点 261〜263℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6)δ9.22(d,1H,J=
7.9Hz),8.1〜7.8(m,3H),7.55〜7.25(m,
4H),7.04(dd,1H,J=4.7,7.5Hz),5.04
(d,1H,J=17.5Hz),,4.97(d,1H,J=
17.5Hz),3.26(dd,1H,J=7.5,13.6Hz)2.81
(d,3H,J=4.7Hz)2.12(s,3H),2.04
(dd,1H,J=4.7,13.6Hz) ○MS m/z 466(M+) ○IR(KBr)3440,1670,1590,1535,1460,
745cm-1 実施例 16 エチルアミド体(7b) 実施例15と同様の方法で、化合物5aおよびエ
チルアミン(エチルアミン塩酸塩、トリエチルア
ミン)より、淡黄色粉末状の7b 119mg(62%)
を得た。 ○融点 238〜240℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.27(d,
1H,J=8Hz),8.1〜7.9(m,2H),7.8〜7.2
(m,5H),7.05(dd,1H,J=5.7Hz),5.06
(d,1H,J=17Hz),4.86(d,1H,J=17
Hz),3.7〜3.15(m,3H),2.32(dd,1H,J=
5,14Hz),2.23(s,3H)1.32(t,3H,J=
7Hz) ○MS m/z 481(M++1) 実施例 17 n−プロピルアミド体(7c) 実施例15と同様の方法で、化合物5aおよびn
−プロピルアミンより、淡黄色粉末状の7c 115mg
(58%)を得た。 ○融点 226〜228℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.11(d,
1H,J=8Hz),8.1〜7.9(m,2H),7.75〜7.1
(m,5H),7.00(dd,1H,J=5.7Hz),4.98
(d,1H,J=17Hz),4.71(d,1H,J=17
Hz),3.65〜3.15(m,3H),2.58(dd,1H,J
=7,14Hz),2.20(s,3H)1.73(m,2H),
1.07(t,3H,J=7Hz) ○MS m/z 495(M++1) 実施例 18 2−ヒドロキシエチルアミド体(7d) 実施例15と同様の方法で、化合物5aおよびエ
タノールアミンより、淡黄色粉末状の7d 118mg
(59%)を得た。 ○融点 237〜239℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.29(d,
1H,J=8Hz),8.2〜7.8(m,3H),7.7〜7.15
(m,4H),7.04(dd,1H,J=5,7Hz),
4.98(br,s,2H),3.9〜3.45(m,4H),3.31
(dd,1H,J=7,14Hz),2.29(dd,1H,J
=5,14Hz),2.23(s,3H) ○MS m/z 497(M++1) 実施例 19 アニリド体(7e) 実施例15と同様の方法で、化合物5aおよびア
ニリンより、淡黄色粉末状の7e 115mg(54%)を
得た。 ○融点 282〜283℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.27(d,
1H,J=8Hz),8.2〜7.2(m,12H),7.11
(dd,1H,J=5,7Hz),5.05(d,1H,J
=17Hz),4.83(d,1H,J=17Hz),3.41(dd,
1H,J=7,14Hz),2.50(dd,1H,J=5,
14Hz),2.31(s,3H) ○MS m/z 529(M++1) 実施例 20 アミド体(7f) 実施例15と同様の方法で、化合物5aおよび28
%アンモニア水より、淡黄色粉末状の7f 93mg
(51%)を得た。 ○融点 262〜265℃(CH2Cl2−CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.30(d,
1H,J=8Hz),8.15〜7.1(m,7H),7.05
(dd,1H,J=5,7Hz),4.99(br s,2H),
3.33(dd,1H,J=7,14Hz),2.39(dd,1H,
J=5,14Hz),2.29(s,3H) ○MS m/z 453(M++1) 実施例 21 N−ヒドロキシアミド体(7g) 実施例15と同様の方法で、化合物5aおよびヒ
ドロキシルアミンより、淡黄色粉末状の7g 91mg
(49%)を得た。 ○融点 259〜263℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.28(d,
1H,J=8Hz),8.15〜7.8(m,2H),7.7〜
7.15(m,5H),7.06(dd,1H,J=5,7Hz),
5.06(d,1H,J=17Hz),4.86(d,1H,J=
17Hz),3.36(dd,1H,J=7,14Hz),2.33
(dd,1H,J=5,14Hz),2.26(s,3H) ○MS m/z 469(M++1) 実施例 22 ジメチルアミド体(7h) 実施例15と同様の方法で、化合物5aおよびジ
メチルアミンより、淡黄色粉末状の7h 92mg(48
%)を得た。 ○融点 235〜236℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.16(d,
1H,J=8Hz),8.1〜7.8(m,2H),7.7〜7.1
(m,5H),6.95(dd,1H,J=5,7Hz),
3.74(br s,3H),3.63(dd,1H,J=7,14
Hz),3.16(br s,3H),2.50(dd,1H,J=
5,14Hz),2.23(s,3H) ○MS m/z 481(M++1) 実施例 23 モルホリド体(7i) 実施例15と同様の方法で、化合物5aおよびモ
ルホリンより、淡黄色粉末状の7i 97mg(46%)
を得た。 ○融点 248〜243℃(CH3OH) ○1H−NMR(DMSO−d6+CDCl3)δ9.18(d,
1H,J=8Hz),8.05〜7.75(m,2H),7.7〜
7.1(m,5H),6.96(dd,1H,J=5,7Hz),
4.84(br s,2H),4.25〜3.7(m,8H),3.66
(dd,1H,J=7,14Hz),2.54(dd,1H,J
=5,14Hz),2.25(s,3H) ○MS m/z 523(M++1) 実験例 1 本発明により得られた化合物のC−キナーゼ阻
害活性を、Y.Nishizuka et al.の方法〔J.Biol.
Chem.,257,13341(1982)〕に準じて測定した。
試験化合物の濃度を変え、酵素活性を50%阻害す
る化合物濃度(IC50)を求めた。結果を第1表に
示す。 第 1 表 合成化合物のC−キナーゼ阻害活性 化合物 IC50,ng/ml 1a 50 3a 13 4a 50 6a 4.4 6a 5.0 実験例 2 本発明により得られた化合物のヒスタミン遊離
抑制作用を以下のようにして調べた。 体重150〜180gのラツトを乾エーテル麻酔下に
放血致死せしめ、Sullivanらの方法〔J.Immunol.
114 1473.(1975)〕に準じて作成した肥満細胞用
培液(mast cell medium)(MCMと略記、組
成:150mM NaCl,3.7mM KCl,3mM Na2
HPO4,3.5mM KH2PO4,1mM CaCl2,5.6mM
グルコース、0.1%牛血清アルブミン、10U/ml
ヘパリン)、6ml/animalを腹腔内に注入した。
腹部を2分間マツサージした後、開腹し腹腔内浸
出液を採取した。6匹より集めた浸出液を4℃、
100×gで5分間遠心分離後、沈渣に適量の水冷
MCMを加えて3回洗浄し、最終的には肥満細胞
数が約3×104cells/mlとなるように細胞浮遊液
(peritoneal exudate cells PECと略記)を調製
した。なお、肥満細胞の同定は0.05%トルイジン
ブルーで細胞内顆粒を染色することにより行つ
た。このようにして得たPEC1mlを37℃、10分間
プレインキユベートした後、種々の濃度の被検薬
液0.1mlを加えて10分間インキユベートし、フオ
スフアチジル−L−セリン100μg/ml及びコン
カナバリンA1000μg/mlそれぞれ0.1mlを加えて
さらに15分間インキユベートした。氷冷した生理
食塩水3mlを加えて反応を停止後、4℃,1100×
gで10分間遠心分離して上清と沈渣を得た。上清
及び沈渣のヒスタミン量は小松の方法〔アレルギ
ー 27,67(1978)〕に従い蛍光法で測定した。ヒ
スタミン遊離率は細胞の総ヒスタミン量に対する
上清のヒスタミン量の百分率として表した。また
次式により被検薬液のヒスタミン遊離抑制率を算
出した。 遊離抑制率(%)=(1−薬物存在下のヒスタミ
ン遊離−自発遊離/薬物不存在下のヒスタミン遊離−自
発遊離)×100 試験化合物の濃度を変え、ヒスタミン遊離を50
%抑制する化合物濃度(IC50)を求めた。 結果を第2表に示す。 第 2 表 合成化合物のヒスタミン遊離抑制作用 化合物 IC50,ng/ml 4b 290 6f 76 発明の効果 化合物〔〕およびその塩は、C−キナーゼ阻
害作用を有し、広く循環器系の疾病や炎症、アレ
ルギー、腫瘍などの予防、治療に用いられる可能
性を有する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 {式中、Rは水素、低級アルキル、アラルキ
ル、またはアシルである。YはOR1(式中R1は水
素、低級アルキルおよびアラルキルより選ばれ
る。ただし、Rが水素のときはR1は水素および
メチルではなく、RがアセチルのときはR1はメ
チルではない。)、または【式】〔式中、R2, R3は同一もしくは異なつて水素、低級アルキル、
ヒドロキシ置換低級アルキルまたは非置換もしく
は置換フエニル(置換基はアミノ、ヒドロキシ
ル、低級アルキル、低級アルコキシ、カルボキシ
ル、ハロゲンおよびシアノより選ばれる)である
か、R2が水素でR3がヒドロキシルである。また
はR2,R3は一体となつて−(CH2)o−(式中、n
は4,5もしくは6である)または −CH2CH2OCH2CH2−を表す。〕である。} で表されるK−252誘導体およびその塩。
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|---|---|---|---|
| JP29517285A JPS62155284A (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | 生理活性物質k−252の誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP29517285A JPS62155284A (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | 生理活性物質k−252の誘導体 |
Publications (2)
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| JPS62155284A JPS62155284A (ja) | 1987-07-10 |
| JPH051794B2 true JPH051794B2 (ja) | 1993-01-11 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP29517285A Granted JPS62155284A (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | 生理活性物質k−252の誘導体 |
Country Status (1)
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Family Cites Families (1)
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|---|---|---|---|---|
| JPS6041489A (ja) * | 1983-08-12 | 1985-03-05 | Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd | 新規生理活性物質k―252 |
-
1985
- 1985-12-27 JP JP29517285A patent/JPS62155284A/ja active Granted
Also Published As
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|---|---|
| JPS62155284A (ja) | 1987-07-10 |
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