JPH051801Y2 - - Google Patents

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JPH051801Y2
JPH051801Y2 JP1986132337U JP13233786U JPH051801Y2 JP H051801 Y2 JPH051801 Y2 JP H051801Y2 JP 1986132337 U JP1986132337 U JP 1986132337U JP 13233786 U JP13233786 U JP 13233786U JP H051801 Y2 JPH051801 Y2 JP H051801Y2
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、秤の荷重検出手段等として用いら
れる荷重検出用振動子に関するものである。
「従来の技術とその問題点」 一般に、一端が基台に取り付けられた棒状の振
動体の他端に、この振動体の長手方向に沿つて作
用する圧縮力(または、引つ張り力)を加えた場
合、この圧縮力(または、引つ張り力)と振動体
の固有振動数との間には所定の関係が存在するこ
とが知られている。したがつて、前記振動体に、
振動体を共振させる励振手段と、振動体の振動周
波数を検出する検出手段を設けることにより、振
動体に作用する荷重を検出する荷重検出手段を構
成することができる。
この場合、前述したような荷重検出手段におい
て、高精度の測定を実現するためには、振動体の
Q値を高くしなければならないことが知られてい
る。
ところで、上記の音叉振動子は、第7図に示す
ように、薄板状の弦1a,1aを中心軸Sに対し
て左右対称、かつ平行に設けた振動体1と、前記
弦1a,1aの各端部同士を結合する結合部2,
2とからなる振動子本体3を、フレクシヤ4,4
を介在させて固定部5,5に連結し、更に、前記
一方の弦1aに該弦1aを振動させる励振手段6
を設け、他方の弦1aに共振した弦1aの振動周
波数を検出する検出手段を設けたものである。
また、上記のような音叉振動子においては、振
動体1の弦1a,1aが中心軸Sに対して理想的
に対称となつている場合には、前記弦1a,1a
が互いに相反する方向で等しく振動して、これら
弦1a,1aの各固有振動数が全く同等になり、
これによつて、前記結合部2,2のそれぞれに生
ずる反力R,R…および曲げモーメントM,M…
が同等かつ方向が逆となつて互いに打ち消し合
い、該弦1a,1aの振動エネルギーを外部に流
出させないようになつている。このため、振動体
1の弦1a,1aが中心軸Sに対して理想的に対
称となつている場合に、該振動体1のQを高め振
動用周波数を安定させるようになつている。
また、前記振動体1の弦1a,1aが中心軸S
に対して理想的に対称でない場合に、結合部2,
2のそれぞれに生じる反力R,R…および曲げモ
ーメントM,M…が同等でなくなり外力が生ず
る。そして、この外力は振動子全体が振動してQ
値を低下させ、振動体1の出力周波数を不安定に
させる要因となる。
しかしながら、前記音叉振動子の弦1a,1a
を中心軸Sに対して完全に左右対称に配置するこ
とは、実際問題として困難であり、そのため、特
公昭58−56422号公報では、結合部に4個のアイ
シヨレーシヨンマスを設け、特開昭59−61728号
公報では、結合部の位置に支持質量体を設けて、
前記振動体1の結合部2,2のそれぞれに生ずる
外力による振動体1全体の揺動を無に近付けるこ
とが行なわれている。
ところが、上記の公報に示した音叉振動子にお
いては、アイシヨレーシヨンマスおよび支持質量
体が、結合部2,2と固定部5,5との間に配置
されているため、例えば、前記アイシヨレーシヨ
ンマスおよび支持質量体の大きさの大きいものを
必要とする場合に、前記振動子の固定部5,5の
間隔を大きくしなくてはならず、これによつて、
新たに音叉振動子自体を設計、製作し直さなけれ
ばならないとともに、秤の取付部を変更しなくて
はならないという問題があつた。
「問題点を解決するための手段」 この考案は、上記の事情に鑑みてなされたもの
であつて、バランサーウエイト(アイシヨレーシ
ヨンマス、支持質量体)の大きさの増減を図るこ
とによつて、振動子本体の揺動を有効に防止して
Q値の高い安定した荷重検出用振動子を得ること
を目的とし、この目的を達成するために、一対の
固定部に掛かる荷重を該固定部間に配設された振
動子本体の振動により検出するようにした荷重検
出用振動子において、 前記振動子本体を、前記固定部にそれぞれ連結
された一対の結合部と、該結合部間に設けられた
2本の平行な薄板の弦からなる振動体と、前記結
合部にそれぞれ設けられた一対のバランサーウエ
イトとから構成し、 前記バランサーウエイトを、前記結合部と一体
に設けるとともに、前記振動体間に形成された空
間部内に配置するようにしている。
「作用」 この考案によれば、2つの弦の固有振動数が異
なる場合に、空間部内に位置するバランサーウエ
イトの質量を調節するだけで、振動子本体におけ
る振動の対称性が確保され、かつ揺動が防止され
て、高いQ値を得ることができる。
また、本考案のバランサーウエイトは、結合部
と一体に設けられるとともに、振動体間に形成さ
れた空間部内に配置されているものであるので、
振動体のアンバランスにより生じる該振動体の振
動エネルギーが、該バランサーウエイトで吸収さ
れて、結合部に漏れることも防止される。
「実施例」 第1図はこの考案の音叉振動子Aの構成を示す
斜視図である。
なお、以下、実施例では、従来の技術に示した
音叉振動子と構成を共通にする部分に同一符号を
付し説明を簡略化する。
この図において、振動体1を構成する薄板状の
各弦1a,1aの両端部は結合部2,2によつて
結合され、これにより振動子本体3が構成されて
いる。振動子本体3は、結合部2,2から延びた
薄板状のフレクシヤ4,4によつて支持されてい
る。一方、5,5は、後述する秤機構部に各々取
り付けられる固定部であり、各固定部5,5には
弦1a,1aの板面及びフレクシヤ4,4の板面
と平行な長穴状の貫通孔5a,5aが各々形成さ
れている。これにより薄肉部5b,5bが設けら
れ、これら薄肉部5b,5bを介して固定部5,
5とフレクシヤ4,4が各々連結されている。そ
して、前記フレクシヤ4,4と薄肉部5b,5b
とは、偏荷重による秤機構部(後述する)の傾き
や、振動子本体3の取付面の誤差による振動子本
体3の曲げ応力の発生を妨げて、Q値の低下を防
止するようになつている。(特願昭60−143648号
公報参照)。
また、固定部5,5には、貫通孔5a,5aと
平行に取付用の取付孔5c,5cが各々形成され
ている。この取付孔5c,5cは、ボルト(後述
する)が挿通されて、該固定部5,5を後述する
秤機構部Bに取り付けるために設けられたもので
ある。
一方、前記結合部2,2と振動体1との間に
は、第1図中上下方向に長尺な空間部10が形成
され、該空間部10に長さ方向に突出するよう
に、前記結合部2,2のそれぞれには、バランサ
ーウエイト11,11が設けられている。前記バ
ランサーウエイト11,11は、前記振動体1の
中心線Sに沿つて形成されたものであつて、その
大きさを調節することにより、弦1a,1aの固
有振動数の相違による外力を吸収し、振動子本体
3の揺動を無に近付けるようにしている。すなわ
ち、前記バランサーウエイト11,11は、振動
体1が中心線Sに対して左右対称でなく、弦1
a,1aの固有振動数が互いに異なる場合、ある
いは結合部2,2におけるフレクシヤ4,4の位
置がずれている場合に、その質量を増減すること
により、振動子本体3の揺動を防止して、弦1
a,1aの振動エネルギーの流出を防ぎ、振動周
波数のQ値を高め出力を安定させるものである。
そして、前記バランサーウエイト11,11は、
中心軸Sに対して左右対称に配置されているため
に、その質量を増減しても、左右のバランスが崩
れることがない。
なお、前記バランサーウエイト11,11を減
ずる場合はヤスリで削り、増す場合は接着剤によ
りチツプを接着するようにすると良い。
次に、第3図を参照して前記音叉振動子Aが取
り付けられる秤機構部Bについて説明すると、符
号15は脚16,16によつて水平に支持された
基台であり、この基台15の下面には固定部材1
7が取り付けられ、この固定部材17には上述し
た第1実施例による振動子Aの下側の固定部5が
ボルト21,21によつて締め付け固定されてい
る。また基台15の下面には薄板状の一対の板金
刃25a,25aを介してT字状の下側リンク2
4の基端側両端部が各々取り付けられており、こ
れにより下側リンク24の先端側端部が上下方向
へ揺動自在となつている。
一方、基台15の上面には、この上面と平行に
板体26が螺子部材27,27及びナツト28,
28によつて固定されている。この板体26には
前記下側リンク24と同一形状のT字状の上側リ
ンク29の基端側両端部が一対の板金刃25b,
25bを介して各々取り付けれられており、これ
により上側リンク29の先端側端部が上下方向へ
揺動自在となつている。下側リンク24及び上側
リンク29の揺動自在な各先端側端部には主金3
0の下端部及び上端部が板金刃25c及び板金刃
25dを介して各々取り付けられており、主金3
0の上端部には取付金具37を介して計量皿31
が取り付けられている。また基台15の上面と前
記板体26の間にはレバー32が配置され、この
レバー32は一対の板金刃25e,25eを介し
て基台15に取り付けられ、板金刃25e,25
eを支点として揺動自在となつている。レバー3
2の一端部は主金30に形成された開口部30a
から突出し、薄板状のリボン33を介して主金3
0と連結されている一方、レバー32の他端部に
は音叉振動子Aの上側の固定部5がボルト34,
34によつて締め付け固定されている。なお、図
において符号35は防振材である。
上記の秤機構部Bにおいては、板金刃25a〜
25dによつて相互に連結された基台15(図示
略)、下側リンク24、上側リンク29及び主金
30によつてロバーバル機構が構成されている。
そして、前記計量皿31は被計量物が載置される
と、主金30が下方へ移動すると共に、リボン3
3が下方へ移動し、これに伴つて、レバー32が
その支点となる板金刃25eを中心として回動
し、つまりレバー32の一端部が引き下げられる
と共に、レバー32の他端部が引き上げられ、こ
れにより音叉振動子Aに対して、前記被計量物の
重量に対応した引つ張り力が作用する。
この場合、音叉振動子Aには、該音叉振動子A
を共振させる励振手段6(第1図)と、音叉振動
子Aの振動周波数を検出する検出手段(図示略)
が設けられており、これにより、被計量物の重量
が測定されるようになつている。
上記のように構成された荷重検出用振動子にお
いては、振動体1が中心線Sに対して左右対称で
なく、弦1a,1aの固有振動数が互いに異なる
場合に、前記バランサーウエイト11,11の質
量を増減させても、振動子本体3の固定部5,5
に対する取付間隔は常に一定であり、該バランサ
ーウエイト11,11の増減により新たな音叉振
動子を再設計する必要がない。
また、上記の荷重検出用振動子にあつては、バ
ランサーウエイト11,11を振動子本体3の中
心線Sに沿つて設けることにより、質量の集中化
が図られて、前記振動体1が安定した発振を行う
ことができる。更に、前記バランサーウエイト1
1,11は、長尺に形成された空間部10の長さ
方向に沿つて配置されるようになつているので、
従来、結合部2,2と固定部5,5との間に配置
されたものと比較して、質量の大きいものを設け
ることができ、これによつて、振動体1の弦1
a,1aの固有振動数が大きく相違する場合であ
つても、充分に対応することができる。
なお、上記バランサーウエイト11に代えて第
4図〜第6図に示すようなバランサーウエイト4
0〜42を用いても良い。これらバランサーウエ
イト40〜42は、前記バランサーウエイト11
と同様に前記結合部2に設けられ、かつ空間部1
0の中心線Sに沿つて設けられたものであつて、
その形状は、台形40、円錘形41、柱と球との
組み合わせ42となるようにそれぞれ形成されて
いる。そして、このように形成されたバランサー
ウエイト40〜42によつて、振動体1の微妙な
バランスが調節されるようになつている。
なお、前記バランサーウエイトの形状は、第1
図および第4図〜第6図に示されるものに限定さ
れない。
「考案の効果」 以上詳細に説明したように、この考案によれ
ば、結合部と振動体との間に形成された長尺の空
間部内にバランサーウエイトを配設したので、該
バランサーウエイトの質量を調節することによ
り、振動子本体の揺動を防ぎ、弦の振動エネルギ
ーの流出を防止して高いQ値を得ることができ、
これによつて出力の安定を図ることができる。ま
た、前記振動子本体の取付寸法を変えることなく
バランサーウエイトの質量増減の調整が行なわれ
るので、凡用性がある。更に、前記バランサーウ
エイトを中心軸に沿つて左右対称に配置すること
により、該バランサーウエイトの先端部分を増減
させても左右のバランスに対して影響を与えな
い。
また更に、前記バランサーウエイトの大きさを
空間部の長さ方向に沿つて増減させることによつ
て、従来、結合部と固定部との間に配置されたバ
ランサーウエイトと比較して、質量の大きいもの
を設けることができるとともに、振動子本体を小
型にすることができ、秤機構部をコンパクトにす
ることができる。そして、前記2つの弦の固有振
動数が大きく異なる場合であつても、充分に対応
することができる。
また、本考案のバランサーウエイトは、結合部
と一体に設けられるとともに、振動体間に形成さ
れた空間部内に配置されているものであるので、
振動体のアンバランスにより生じる該振動体の振
動エネルギーが、該バランサーウエイトで吸収さ
れて、結合部に漏れることも防止され、これによ
り精度の高い計測を実現できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案に係る実施例の構成を
示す図であつて、第1図は音叉振動子の全体を示
す斜視図、第2図は第1図に示す音叉振動子の動
作を示す正断面図、第3図は前記音叉振動子を秤
機構部に取り付けた状態を示す正面図、第4図〜
第6図は第1図に示すバランサーウエイトの他の
形状を示す正断面図、第7図は従来の音叉振動子
を示す斜視図である。 1……振動体、1a……弦、2……結合部、3
……振動子本体、5……固定部、10……空間
部、11……バランサーウエイト、40……バラ
ンサーウエイト、41……バランサーウエイト、
42……バランサーウエイト、A……音叉振動
子、B……秤機構部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一対の固定部に掛かる荷重を該固定部間に配設
    された振動子本体の振動により検出するようにし
    た荷重検出用振動子において、 前記振動子本体は、前記固定部にそれぞれ連結
    された一対の結合部と、該結合部間に設けられた
    2本の平行な薄板の弦からなる振動体と、前記結
    合部にそれぞれ設けられた一対のバランサーウエ
    イトとを有し、 前記バランサーウエイトは、前記結合部と一体
    に設けられるとともに、前記振動体間に形成され
    た空間部内に配置されていることを特徴とする荷
    重検出用振動子。
JP1986132337U 1986-08-29 1986-08-29 Expired - Lifetime JPH051801Y2 (ja)

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JPS6338029U JPS6338029U (ja) 1988-03-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5897610A (ja) * 1981-12-08 1983-06-10 Yokogawa Hokushin Electric Corp 捩り−周波数変換器
EP0103493B1 (en) * 1982-09-15 1987-12-16 Ampex Corporation Improved bang-bang controlled velocity command generator

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