JPH05180293A - トラクションドライブ式無段変速機 - Google Patents

トラクションドライブ式無段変速機

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JPH05180293A
JPH05180293A JP35933191A JP35933191A JPH05180293A JP H05180293 A JPH05180293 A JP H05180293A JP 35933191 A JP35933191 A JP 35933191A JP 35933191 A JP35933191 A JP 35933191A JP H05180293 A JPH05180293 A JP H05180293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate ring
continuously variable
variable transmission
inner part
contact
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Pending
Application number
JP35933191A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Miyashita
茂樹 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 限られたスペースで充分なトルク容量を得る
とともに、トルク容量が同一の場合には大きな変速比を
得る。 【構成】 中間リング30とインナ部品20との接触部
を、相互の接触点が中間リング30の偏心動作に伴って
外周方向へ移動するように傾斜させることにより、変速
時における無段変速機の回転軸心から中間リング30と
インナ部品20との接触点までの距離を中間リング30
の半径よりも増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、同心円上に配置され
たアウタ部品及びインナ部品の回転軸心に対して中間リ
ングを偏心させることにより、これらのアウタ部品及び
インナ部品に対する中間リングの接触点を半径方向へ変
化させて変速比を無段階に変える形式のトラクションド
ライブ式無段変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の無段変速機としては、例えば1
9990年3月1日付で発行されたモータファンVol
114.NO3に掲載されている「ジャガーのCVT」
を挙げることができる。
【0003】図4に前記刊行物に開示されている無段変
速機の構成がスケルトン図で示されている。この図面に
おいてその構造を簡単に説明すると、相互に同心円上に
配置されたアウタ部品(入力側)50及びインナ部品
(出力側)60との間の空間部に中間リング70が設け
られている。この中間リング70は、アウタ部品50及
びインナ部品60の両方に接触しているとともに、アウ
タ部品50及びインナ部品60の回転軸心に対して偏心
させることが可能である。この偏心量に応じてアウタ部
品50及びインナ部品60に対する中間リング70の接
触点が半径方向に関して変化し、それによって変速比が
可変となる。
【0004】この無段変速機において伝達可能なトルク
容量は、図4で示すように前記中間リング70の偏心量
eが最大時(最大変速時)における中間リング70とイ
ンナ部品60との接触点の位置で決定される。つまりこ
の接触点における中間リング70の半径をRaとしたと
き、伝達トルクTは次の数式で表される。 T=Fμ(Ra−e) ただしFは前記接触点での押しつけ力、μは接触点の摩
擦係数である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように前記無段変
速機の変速時においては、中間リング70とインナ部品
60との接触点が中心方向へ移動するように、このイン
ナ部品60の接触面の傾斜が設定されている。このため
変速機のトルクTを決定する前記の半径(Ra−e)
が、中間リング70の半径Raより小さくなる。したが
って無段変速機の設置スペースが限られている場合は大
きな伝達トルクが得られないこととなる。
【0006】本発明の技術的課題は、変速時における変
速機の回転軸心から中間リングとインナ部品との接触点
までの距離を中間リングの半径よりも増大させることに
より限られたスペースで充分なトルク容量を得ることで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のトラクションドライブ式無段変速機は次の
ように構成されている。すなわち入力側及び出力側の関
係にあり、かつ互いに同心円上で相対回転するように配
置されたアウタ部品及びインナ部品と、これらのアウタ
部品及びインナ部品の間でこれらの回転軸心に対して偏
心動作可能に設けられた中間リングとを備え、この中間
リングの偏心量に応じて前記アウタ部品及びインナ部品
に対する中間リングの接触点を半径方向に関して変化さ
せ、これにより入力側と出力側との変速比を可変とした
トラクションドライブ式無段変速機において、前記中間
リングとインナ部品との接触部を、相互の接触点が中間
リングの偏心動作に伴って外周方向へ移動するように傾
斜させている。
【0008】
【作用】前記構成において、無段変速機の変速にあたっ
ては中間リングとインナ部品との接触点が外周方向へ移
動するようにこの中間リングを偏心させる。したがって
変速時には、変速機の回転軸心から前記接触点までの距
離が中間リングの偏心分だけ増大することとなる。この
距離が無段変速機のトルク容量を支配するため、同じ設
置スペースの変速機であればより大きなトルク容量を得
ることが可能となる。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例を図面にしたがって説明
する。 実施例1 図1に無段変速機の概要が断面図で示されている。この
図面で明らかなように無段変速機はアウタ部品10、イ
ンナ部品20及び中間リング30を基本として構成され
ている。
【0010】前記アウタ部品10及びインナ部品20は
互いに同心円上に配置されている。これらのアウタ部品
10及びインナ部品20と一体に形成されているシャフ
ト12,22は同軸線上に位置している。これらのシャ
フト12,22は、図示しない変速機のハウジングなど
に対し、ベアリングによりそれぞれ回転自在に支持され
ている。またインナ部品20のシャフト22の先端部
は、アウタ部品10の軸心部に対してベアリング26に
より支持されている。
【0011】前記アウタ部品10の内周及びインナ部品
20の外周には、環状溝形状の接触部14,24がそれ
ぞれ形成されている。アウタ部品10の接触部14は、
その内部の両側面が外周方向に向かって拡がるような傾
斜をもっている。そしてインナ部品20の接触部24
は、その内部の両側面が中心方向に向かって拡がるよう
な傾斜をもっている。
【0012】前記中間リング30はアウタ部品10及び
インナ部品20の間の空間部に組込まれている。この中
間リング30のサポート32は、前記シャフト12,2
2の軸心に対して中間リング30の軸心を偏心させれる
ような支持構造になっている。このサポート32外周の
両側には外周接触部材36がそれぞれスプライン33に
より組付けられ、サポート32内周の両側には内周接触
部材38が同じくスプライン34によりそれぞれ組付け
られている。
【0013】したがってこれらの各接触部材36,38
は、前記サポート32と共に回転可能で、かつサポート
32に対して軸線に沿った方向へ移動可能となってい
る。そして各接触部材36,38とサポート32との間
には弾性体(皿ばね)37,39がそれぞれ組込まれて
いる。これにより外周接触部材36のそれぞれは、その
弾性体37の力により前記アウタ部品10における接触
部14内の両側面に押しつけられている。また内周接触
部材38のそれぞれは、その弾性体37の力により前記
インナ部品20における接触部24内の両側面に押しつ
けられている。
【0014】前記構成の無段変速機において、その変速
操作は前記中間リング30をアウタ部品10及びインナ
部品20の回転軸心に対して偏心させることで行われ
る。つまり中間リング30の偏心動作によってアウタ部
品10及びインナ部品20の接触部14,24に対する
中間リング30の外周接触部材36及び内周接触部材3
8の接触点が半径方向に関して変化し、もって前記両シ
ャフト12,22の間での変速比が変化する。
【0015】またこの変速操作時においては、前記イン
ナ部品20の接触部24と中間リング30の内周接触部
材38との接触点が外周方向へ移動するように、この中
間リング30を偏心動作させている。このため図2で示
すように中間リング30を最も偏心させたとき(最大変
速時)において、変速機の回転軸心(シャフト12,2
2の軸心)からインナ部品20の接触部24と中間リン
グ30の内周接触部材38との接触点までの距離は、中
間リング30における内周接触部材38の半径R1に中
間リング30の偏心量eを加えた値(R1+e)とな
る。
【0016】したがってこの値(R1+e)に支配され
る無段変速機のトルク容量Tは、次の数式1で表される
ように増大する。
【0017】
【数1】T=Fμ(R1+e)
【0018】なお上記の数式1においてFは前記弾性体
39による接触部24と内周接触部材38との間の押し
つけ力、μは接触部24と内周接触部材38との間の摩
擦係数である。
【0019】図1及び図2においてアウタ部品10のシ
ャフト12を入力軸とし、インナ部品20のシャフト2
2を出力軸とし、中間リング30における外周接触部材
36の半径をR2としたとき、変速比rは次の数式2で
表される。
【0020】
【数2】
【0021】また図4で示されている従来の無段変速機
において、中間リング70におけるインナ部材60との
接触点での半径をRaとし、同じく中間リング70にお
けるアウタ部品50との接触点での半径をRbとしたと
き、その変速比r′は次の数式3で示すようになる。
【0022】
【数3】
【0023】そこで図2及び図4において偏心量eは同
じとし、かつ R2=Rb Ra=R1−e とした場合、変速比r,r′は共に減速比であるので、
これらの関係を次の数式4で表すことができる。
【0024】
【数4】
【0025】これによりr>r′が成立することとな
り、前記インナ部品20の内周側にスペースの余裕があ
る場合、本実施例ではトルク容量を同一としたときに変
速比を大きくとることが可能となる。
【0026】実施例2 図3にアウタ部品10及びインナ部品20と、中間リン
グ30との接触関係が前記実施例1の場合とは逆に設定
された構成が示されている。すなわち本実施例では、ア
ウタ部品10及びインナ部品20の接触部14,24の
外側面に、中間リング30の外周接触部材36及び内周
接触部材38が外側からそれぞれ押しつけられた構造と
なっている。このため両接触部14,24の外側面は、
実施例1の場合とは逆の傾斜に設定されており、これに
よって実施例1と同様の機能を果たすようになってい
る。
【0027】
【発明の効果】このように本発明は、最大変速時の中間
リングとインナ部品との接触点の位置で決定されるトル
ク容量を大きくできるので、無段変速機のサイズ(設置
スペース)を優先した設計の場合は伝達トルクの面で有
利となり、またトルク容量が同一の場合には大きな変速
比をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の無段変速機の概要を表した断面図で
ある。
【図2】中間リングを最も偏心させたとき(最大変速
時)のスケルトン図である。
【図3】実施例2の無段変速機を表した断面図である。
【図4】従来の無段変速機を表したスケルトン図であ
る。
【符号の説明】
10 アウタ部品 20 インナ部品 30 中間リング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力側及び出力側の関係にあり、かつ互
    いに同心円上で相対回転するように配置されたアウタ部
    品及びインナ部品と、これらのアウタ部品及びインナ部
    品の間でこれらの回転軸心に対して偏心動作可能に設け
    られた中間リングとを備え、この中間リングの偏心量に
    応じて前記アウタ部品及びインナ部品に対する中間リン
    グの接触点を半径方向に関して変化させ、これにより入
    力側と出力側との変速比を可変としたトラクションドラ
    イブ式無段変速機において、 前記中間リングとインナ部品との接触部を、相互の接触
    点が中間リングの偏心動作に伴って外周方向へ移動する
    ように傾斜させていることを特徴としたトラクションド
    ライブ式無段変速機。
JP35933191A 1991-12-27 1991-12-27 トラクションドライブ式無段変速機 Pending JPH05180293A (ja)

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