JPH05180449A - ガスレンジ用マット - Google Patents

ガスレンジ用マット

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JPH05180449A
JPH05180449A JP35765491A JP35765491A JPH05180449A JP H05180449 A JPH05180449 A JP H05180449A JP 35765491 A JP35765491 A JP 35765491A JP 35765491 A JP35765491 A JP 35765491A JP H05180449 A JPH05180449 A JP H05180449A
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JP
Japan
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hole
mat
burner
edge
diameter
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JP35765491A
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English (en)
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Eiji Sasada
英次 笹田
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Nippon Foil Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Foil Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーナー露出孔径の異なる各種ガスレンジの
略全てに敷設できるようにする。 【構成】 マット主体1に穿設した抜き孔7の周囲に汁
受け凹部8を形成し、その汁受け凹部8の内側周壁を内
側に向かって上方に傾斜する断面台形状の環状傾斜突壁
12に形成し、更に、この環状の傾斜突壁12の上端周縁
に、内周端縁が前記抜き孔7の開口縁を成し且つ内側に
向かって下方に傾斜する断面逆台形状の環状フランジ部
14を周設することにより、抜き孔7の開口端縁を断面台
形状のバーナー露出孔の開口上端縁或は傾斜面上に隙間
なく当接させることができるようにした構成。 【効果】 抜き孔7の径を最大のバーナー露出孔径と略
同等に設定することにより、略全ての機種に対応できる
ものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、煮こぼれ等によるガス
レンジ上面の汚れを防止するために使用されるアルミシ
ート製マットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の家庭用ガスレンジの上
面に配設されているコンロ部の汁受け皿は、中央にガス
バーナーの露出孔を設け、該バーナー露出孔とコンロ部
上面との間に汁受け用の凹所を設け、更に、機種によっ
ては該凹所の外周に段部を形成して、その段部に五徳を
取り外し可能に載置できるように構成されているものも
ある。が、該汁受け用の凹所やその周囲のコンロ部上面
は、煮炊き物から溢れる煮こぼれ等によって非常に汚れ
やすく、且つこのような汚れはコンロ部表面にこびりつ
いて極めて取り除きにくいため、従来より、該コンロ部
の汚れ防止用として汁受け用の凹所のみに敷設されるマ
ットや、あるいはレンジ上面全域に亘って敷いて使用さ
れる使い捨て式のアルミシート製マットが普及してい
る。
【0003】このような用途に使用されるマットは、従
来より例えば図6及び図7に示すように、アルミシート
製マット主体21の中央部に前記汁受け皿のバーナー露出
孔22に対応して抜き孔23を穿設してあると共に、該抜き
孔23の周囲にガスレンジの汁受け皿部凹所24に嵌め込ま
れる樋状の汁受け凹部25を形成してある。このような構
成において、前記汁受け凹部25はある程度の煮こぼれを
受け入れできるだけの深さに形成する必要があるため、
その内周縁に所要高さの截頭円錐形状の傾斜周壁26を突
設してあり、更に、該周壁26の上端周縁から内側に向か
って、内周端縁が抜き孔23の開口縁を成す水平フランジ
部27を周設して、該水平フランジ部27によりレンジのバ
ーナー露出孔22の開口縁周囲を覆うように構成してあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来構成によると、抜き孔23の径がマットを敷設し
ようとするガスレンジの汁受け皿のバーナー露出孔22の
径と一致するものでないと、水平フランジ部27がバーナ
ー露出孔22上に被さってバーナーの点火が不能になった
り、逆に抜き孔23とバーナー露出孔22の外周壁面との間
に煮汁等の侵入を許す隙間が生じたりするという問題点
があった。
【0005】即ち、例えば図7に示すように、マットの
抜き孔23の径がガスレンジの汁受け皿のバーナー露出孔
22の径よりも小さい場合は、汁受け皿部凹所24に汁受け
凹部25を嵌め込んだとき、通常截頭円錐形状に突出して
形成されているバーナー露出孔22の開口外周縁部上に水
平フランジ部27が乗り上げてバーナー上に食み出してし
まうため、点火ができなくなる。更にまた、図8に示す
ように、マットの抜き孔23の径がガスレンジのバーナー
露出孔22の径よりも大きい場合は、汁受け皿部凹所24に
汁受け凹部25を嵌め込んだとき、バーナー露出孔22と抜
き孔23との間に隙間が生じ、この隙間から煮汁等が汁受
け皿部凹所24へ侵入するという不都合があり、又マット
を種々の機種に適合するようにしようとしたときには汁
受け凹部が浅くなり、充分な煮汁をためることができな
かった。
【0006】ところが、市販のガスレンジは製造メーカ
ーの相違や、同一メーカーであっても火力の相違によっ
てバーナー径を異にし、これらの機種の多様性に対応で
きない従来マットは、使用に当たって上記した不利不便
を招くという問題点があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点を解決
するもので、一般的な各種ガスレンジのいずれにも対応
でき、しかも不都合なく敷設し得るガスレンジ用マット
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、実施例に対応する図面に示すように、アル
ミシートからなるマット主体1内の適所にガスバーナー
を露出させる抜き孔7を穿設すると共に、該抜き孔7の
周囲にガスレンジの汁受け皿部凹所16に嵌め込まれる樋
状の汁受け凹部8を形成してなるマットにおいて、前記
汁受け凹部8の内側周壁を内側に向かって上方へ傾斜す
る環状の突壁12に形成し、この突壁12の上端周縁に、内
周端縁が前記抜き孔7の開口縁を成し且つ内側に向かっ
て下方に傾斜する傾斜フランジ部14を周設してある構成
に特徴を有するものである。
【0009】尚、ガスレンジの機種によって、汁受け部
である前記汁受け皿部の凹所16は上面板と一体に形成し
たもの、或は汁受け皿として凹所16のみを分離可能に形
成したもの等があるが、本発明ではそのいずれをも含む
ものである。
【0010】
【作用】汁受け皿部の凹所16の内側傾斜面が截頭円錐形
状に形成されているので、マットの抜き孔7の傾斜フラ
ンジ部14の端縁は汁受け皿部の露出孔径の異なる汁受け
皿部の内側傾斜面の何れかの位置に当接してマットの抜
き孔7の汁受け皿の前記傾斜面間に隙間が生ずることが
なくなる。即ち、バーナー露出孔の径がマットの抜き孔
7の径と略同径のガスレンジコンロ部に敷設しようとす
る場合、図4に示すように、前記抜き孔7の開口端縁が
バーナー露出孔の開口上端縁上に隙間なく当接すると共
に、汁受け凹部8の外側周壁が汁受け皿部凹所16に嵌合
して安定した敷設状態が得られる。また、バーナー露出
孔の径が抜き孔7の径よりも小さいコンロ部に敷設しよ
うとする場合、図5に示すように、汁受け凹部8の外側
周壁が汁受け皿部凹所16に嵌合すると共に、抜き孔7の
開口端縁が截頭円錐形状のバーナー露出孔のやゝ下方の
傾斜面上に隙間なく当接して、同様に安定した敷設状態
が得られる。従って、前記抜き孔7の径を一般的なガス
レンジの中で、最大径と目されるバーナー露出孔の孔径
と略同等に設定することにより、略全ての機種に対応で
きるものとなる。
【0011】また、マット1の環状傾斜突壁12を形成し
て、該周縁から山形状に傾斜フランジ部14が形成されて
いることにより、汁受け凹部8の内側周壁は煮こぼれを
十分に受け入れできる高さに設定でき、かつ汁受け凹部
8の内側周壁を傾斜壁に形成すると共に、該内側周壁の
上端周縁から延びる傾斜フランジ部14を逆向きの傾斜壁
に形成していることにより、これら内側周壁と傾斜フラ
ンジ部14とが山形状に屈曲した形となるので傾斜フラン
ジ部14の内周端縁、つまり抜き孔7の開口端縁がバーナ
ー露出孔の開口上端縁または傾斜面に当接した状態にお
いて、該傾斜フランジ部14に突っ張り力が作用し、該抜
き孔7開口端縁のバーナー露出孔に容易に密接するもの
となる上、優れた保形性が得られるものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜図5に示したマットは、2枚一組で2連式ガ
スコンロを備えたガスレンジAにおける各コンロ部上に
敷設して使用されるものであって、厚み25〜 100μのア
ルミシート製の縦長長方形状のマット主体1の四辺縁の
外側にそれぞれフラップ2,3,4,5を連設してなる
ものである。
【0013】マット主体1にはその中心部よりも後方に
偏した位置に、四隅を円弧状に面取りした正方形状の五
徳載置用段部6を形成してあると共に、この段部6の中
央にガスバーナーBを露出させる円形状の抜き孔7を穿
設してあり、更に、該抜き孔7の周囲で前記五徳載置用
段部6に囲繞された部分にガスレンジAのコンロ部凹所
Cに嵌め込まれる樋状の汁受け凹部8を五徳載置用段部
6より一段深くなる形で設けてある。尚、五徳載置用段
部6の四隅部及び前後中央には、それぞれガスレンジの
五徳の脚部Dに対応する位置に、各脚部を載置固定する
ための角形の窪み9を形成してある。
【0014】一方、マット主体1の各辺縁部には折目線
2a,3a,4a,5aが設けられており、前記各フラップ2,
3,4,5は対応する折目線2a,3a,4a,5aを介して独
立して上向きに折り起こしできるようになっている。ま
た、各フラップ2,3,4,5はそれぞれ両隅部を円弧
状に面取りした短冊状に形成されていると共に、外端縁
を巻締めてなるものであり、両側縁のフラップ2,3は
同一幅(45mm程度)に、また、前縁のフラップ4は該側
縁フラップ2,3よりもやや幅広く(50mm程度)、更
に、後縁のフラップ5は70mm程度と広幅に形成されてい
る。尚、10は各フラップ2,3,4,5の巻締め外端縁
寄り部分に該外端縁と平行に形成された断面半円形状に
突曲させてなる補強突条である。
【0015】上記各フラップ2,3,4,5は各種ガス
レンジに敷設する際に必要に応じて垂直乃至傾斜状に折
り起こして使用されるものである。即ち、グリル排気窓
Eが後方に設けられている、いわゆる図3に示すような
後方排気式グリル付きガスレンジに敷設するときは、後
縁フラップ5を折り起こして遮蔽板として機能させ、側
縁フラップ2,3は展開状態としてコンロ部間のレンジ
上面を被覆する用に供することができる。
【0016】また、グリル排気窓が中央に設けられてい
る、いわゆる中央排気式グリル付きガスレンジに敷設す
るときは、グリル排気窓に近い側縁フラップ2または3
を折り起こして遮蔽板として機能させ、後縁フラップ5
は展開状態としてコンロ部後方のレンジ上面を被覆する
用に供するか、或は折り起こしてガード板として機能さ
せることができる。
【0017】更に、コンロ部前方の広いレンジ上面は五
徳載置用段部6を後方へ偏位させていることにより、マ
ット主体1によって被覆可能となるものであるが、マッ
ト主体1のみでは覆い切れない機種については前縁フラ
ップ4を展開状態として補充することができるものであ
る。
【0018】このような構成において、前記抜き孔7の
周囲に形成される汁受け凹部8の外側周壁11は、標準的
なガスレンジの汁受け皿部凹所の上方に向かって拡開し
ている内周壁面の傾斜度合に対応して上広がり状の傾斜
壁に形成されている。一方、前記抜き孔7周りに形成さ
れる汁受け凹部8の内側周壁は、内側に向かって上方に
傾斜する截頭円錐形状の環状突壁12に形成してある。こ
の突壁12は本実施例で底壁13から約5mm程度の深さに設
定してあり、これによって汁受け凹部8は煮こぼれを溢
出することなく受け入れできる充分の深さを有するもの
となる。
【0019】また、該突壁12の上端周縁には、内側に向
かって下方へ傾斜する逆截頭円錐形状の傾斜フランジ部
14を周設してある。この傾斜フランジ部14の内周端縁は
抜き孔7の開口縁を成すもので、全周に亙って補強用の
縁巻きを施してある。尚、この傾斜フランジ部14は内周
端縁が前記環状の傾斜突壁12の上端周縁よりも2〜3mm
程度低くなるように構成されており、これによって、抜
き孔7の高さ位置は汁受け凹部8の底壁13から2〜3mm
程度だけ高い位置に設定されるものである。即ち、本実
施例によると、汁受け凹部8は煮汁を充分に受け入れる
収容深さを有するものでありながら、どのような汁受け
皿にも対応できるものとなる。
【0020】更に、前記抜き孔7の径寸法は一般的なガ
スレンジの汁受け皿のバーナー露出孔(直径84〜110mm
程度)にも嵌合当接するようにしてあり、これによって
ガスレンジの汁受け皿の略全機種に対応できるようにな
しているものである。即ち、図4に示すように、汁受け
皿のバーナー露出孔15の径がマット1の抜き孔7の径と
略同径のガスレンジのコンロ部に敷設する場合、汁受け
凹部8の外側周壁11を汁受け皿部凹所16に嵌合すると、
抜き孔7の開口端縁がバーナー露出孔15の開口上端縁上
に隙間なく当接する。この敷設状態では、汁受け凹部8
の底壁13が汁受け皿部凹所16の底面から浮き上がった状
態となるが、五徳Dを載置することにより安定する。ま
た、図5に示すように、バーナー露出孔15の径が抜き孔
7の径よりも小さい汁受け皿部に敷設しようとする場
合、汁受け凹部8の外側周壁11が汁受け皿部凹所16に嵌
合すると共に、抜き孔7の開口端縁が截頭円錐形状のバ
ーナー露出孔15の傾斜面上に隙間なく当接して、同様に
安定した敷設状態が得られる。従って、前記抜き孔7の
径を一般的なガスレンジの中で、最大径と目されるバー
ナー露出孔の孔径と略同等に設定することにより、略全
ての機種に対応できるものとなる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明のガスレンジ
用マットは、アルミシート製マット主体1に穿設した抜
き孔7の周囲に汁受け凹部8を形成してなるマットにお
いて、汁受け凹部8の内側周壁を内側に向かって上方へ
傾斜する環状の突壁12に形成し、この突壁12の上端周縁
に、内周端縁が前記抜き孔7の開口縁を成し且つ内側に
向かって下方に傾斜する傾斜フランジ部14を周設したの
で、多種多様に亘る機種の相違や汁受け皿のバーナー露
出孔15径の異なる汁受け皿にも隙間なく被覆でき、又汁
受け凹部8は煮こぼれを受け入れるための必要且つ十分
な深さに形成できるようになったものである。
【0022】即ち、汁受け皿のバーナー露出孔の径がマ
ットの抜き孔7の径と略同径の汁受け皿に敷設したとき
は、汁受け凹部8の外側周壁が汁受け皿部凹所16に嵌合
すると共に、抜き孔7の開口端縁がバーナー露出孔15の
開口上端縁上に略隙間なく密接するので、この部分から
レンジ内部への煮こぼれの侵入を防止できるものであ
る。
【0023】そして、汁受け凹部8の内側周壁が傾斜壁
に形成されていると共に、該内側周壁の上端周縁から延
びる傾斜フランジ部14が逆傾斜壁に形成されていること
により、これら内側周壁と傾斜フランジ部14とが山形状
に屈曲した形となり、これによって、傾斜フランジ部14
の内周端縁、つまり抜き孔7の開口端縁が汁受け皿のバ
ーナー露出孔の開口上端縁または環状傾斜面に当接した
状態において、該傾斜フランジ部14に突っ張り力が作用
し、該抜き孔7開口端縁のバーナー露出孔に容易に密接
するものとなる上、優れた保形性が得られるものであ
る。
【0024】また、汁受け皿のバーナー露出孔の径が抜
き孔7の径よりも小さいコンロ部に敷設したときは、汁
受け凹部8の外側周壁が汁受け皿部凹所16に嵌合すると
共に、抜き孔7の開口端縁が截頭円錐形状に形成された
汁受け皿のバーナー露出孔の傾斜面上に隙間なく当接さ
せることができる。このように、抜き孔7の径を一般的
なガスレンジの中で、最大孔径のバーナー露出孔と略同
等に設定することにより、略全ての機種に対応できるも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平面図
【図2】図1における切断線X−Xに沿う拡大断面図
【図3】ガスレンジへの敷設状態を示す斜視図
【図4】本発明の孔径の大きい汁受け皿のガスレンジに
ガスレンジマットを敷設した使用状態を例示した要部拡
大断面図
【図5】本発明の孔径の小さい汁受け皿のガスレンジに
ガスレンジマットを敷設した使用状態を例示した要部拡
大断面図
【図6】従来例のマットの要部断面図
【図7】孔径の大きい汁受け皿のガスレンジへガスレン
ジマットを敷設したときの欠かんを例示した概略拡大断
面図
【図8】孔径の小さい汁受け皿のガスレンジへガスレン
ジマットを敷設したときの同様の欠かんを例示した概略
拡大断面図
【符号の説明】
1 マット主体 7 抜き孔 8 汁受け凹部 12 突壁 14 傾斜フランジ部 16 汁受け皿部凹所
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ガスレンジ用マット
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、煮こぼれ等によるガス
レンジ上面の汚れを防止するために使用されるアルミシ
ート製マットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の家庭用ガスレンジの上
面に配設されているコンロ部の汁受け皿は、中央にガス
バーナーの露出孔を設け、該バーナー露出孔とコンロ部
上面との間に汁受け用の凹所を設け、更に、機種によっ
ては該凹所の外周に段部を形成して、その段部に五徳を
取り外し可能に載置できるように構成されているものも
ある。が、該汁受け用の凹所やその周囲のコンロ部上面
は、煮炊き物から溢れる煮こぼれ等によって非常に汚れ
やすく、且つこのような汚れはコンロ部表面にこびりつ
いて極めて取り除きにくいため、従来より、該コンロ部
の汚れ防止用として汁受け用の凹所のみに敷設されるマ
ットや、あるいはレンジ上面全域に亘って敷いて使用さ
れる使い捨て式のアルミシート製マットが普及してい
る。
【0003】このような用途に使用されるマットは、従
来より例えば図8及び図9に示すように、アルミシート
製マット主体21の中央部に前記汁受け皿のバーナー露出
孔22に対応して抜き孔23を穿設してあると共に、該抜き
孔23の周囲にガスレンジの汁受け皿部凹所24に嵌め込ま
れる樋状の汁受け凹部25を形成してある。このような構
成において、前記汁受け凹部25はある程度の煮こぼれを
受け入れできるだけの深さに形成する必要があるため、
その内周縁に所要高さの截頭円錐形状の傾斜周壁26を突
設してあり、更に、該周壁26の上端周縁から内側に向か
って、内周端縁が抜き孔23の開口縁を成す水平フランジ
部27を周設して、該水平フランジ部27によりレンジのバ
ーナー露出孔22の開口縁周囲を覆うように構成してあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来構成によると、抜き孔23の径がマットを敷設し
ようとするガスレンジの汁受け皿のバーナー露出孔22の
径と一致するものでないと、水平フランジ部27がバーナ
ー露出孔22上に被さってバーナーの点火が不能になった
り、逆に抜き孔23とバーナー露出孔22の外周壁面との間
に煮汁等の侵入を許す隙間が生じたりするという問題点
があった。
【0005】即ち、例えば図9に示すように、マットの
抜き孔23の径がガスレンジの汁受け皿のバーナー露出孔
22の径よりも小さい場合は、汁受け皿部凹所24に汁受け
凹部25を嵌め込んだとき、通常截頭円錐形状に突出して
形成されているバーナー露出孔22の開口外周縁部上に水
平フランジ部27が乗り上げてバーナー上に食み出してし
まうため、点火ができなくなる。更にまた、図10に示す
ように、マットの抜き孔23の径がガスレンジのバーナー
露出孔22の径よりも大きい場合は、汁受け皿部凹所24に
汁受け凹部25を嵌め込んだとき、バーナー露出孔22と抜
き孔23との間に隙間が生じ、この隙間から煮汁等が汁受
け皿部凹所24へ侵入するという不都合があり、又マット
を種々の機種に適合するようにしようとしたときには汁
受け凹部が浅くなり、充分な煮汁をためることができな
かった。
【0006】ところが、市販のガスレンジは製造メーカ
ーの相違や、同一メーカーであっても火力の相違によっ
てバーナー径を異にし、これらの機種の多様性に対応で
きない従来マットは、使用に当たって上記した不利不便
を招くという問題点があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点を解決
するもので、一般的な各種ガスレンジのいずれにも対応
でき、しかも不都合なく敷設し得るガスレンジ用マット
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、実施例に対応する図面に示すように、アル
ミシートからなるマット主体1内の適所にガスバーナー
を露出させる抜き孔7を穿設すると共に、該抜き孔7の
周囲にガスレンジの汁受け皿部凹所16に嵌め込まれる樋
状の汁受け凹部8を形成してなるマットにおいて、前記
汁受け凹部8の内側周壁を内側に向かって上方へ傾斜す
る環状の突壁12に形成し、この突壁12の上端周縁に、内
周端縁が前記抜き孔7の開口縁を成し且つ内側に向かっ
て下方に傾斜する傾斜フランジ部14を周設してある構成
に特徴を有するものである。
【0009】尚、ガスレンジの機種によって、汁受け部
である前記汁受け皿部の凹所16は上面板と一体に形成し
たもの、或は汁受け皿として凹所16のみを分離可能に形
成したもの等があるが、本発明ではそのいずれをも含む
ものである。
【0010】
【作用】汁受け皿部の凹所16の内側傾斜面が截頭円錐形
状に形成されているので、マットの抜き孔7の傾斜フラ
ンジ部14の端縁は汁受け皿部の露出孔径の異なる汁受け
皿部の内側傾斜面の何れかの位置に当接してマットの抜
き孔7の汁受け皿の前記傾斜面間に隙間が生ずることが
なくなる。即ち、バーナー露出孔の径がマットの抜き孔
7の径と略同径のガスレンジコンロ部に敷設しようとす
る場合、図4に示すように、前記抜き孔7の開口端縁が
バーナー露出孔の開口上端縁上に隙間なく当接すると共
に、汁受け凹部8の外側周壁が汁受け皿部凹所16に嵌合
して安定した敷設状態が得られる。また、バーナー露出
孔の径が抜き孔7の径よりも小さいコンロ部に敷設しよ
うとする場合、図6に示すように、汁受け凹部8の外側
周壁が汁受け皿部凹所16に嵌合すると共に、抜き孔7の
開口端縁が截頭円錐形状のバーナー露出孔のやゝ下方の
傾斜面上に隙間なく当接して、同様に安定した敷設状態
が得られる。従って、前記抜き孔7の径を一般的なガス
レンジの中で、最大径と目されるバーナー露出孔の孔径
と略同等に設定することにより、略全ての機種に対応で
きるものとなる。
【0011】また、マット1の環状傾斜突壁12を形成し
て、該周縁から山形状に傾斜フランジ部14が形成されて
いることにより、汁受け凹部8の内側周壁は煮こぼれを
十分に受け入れできる高さに設定でき、かつ汁受け凹部
8の内側周壁を傾斜壁に形成すると共に、該内側周壁の
上端周縁から延びる傾斜フランジ部14を逆向きの傾斜壁
に形成していることにより、これら内側周壁と傾斜フラ
ンジ部14とが山形状に屈曲した形となるので傾斜フラン
ジ部14の内周端縁、つまり抜き孔7の開口端縁がバーナ
ー露出孔の開口上端縁または傾斜面に当接した状態にお
いて、該傾斜フランジ部14に突っ張り力が作用し、該抜
き孔7開口端縁のバーナー露出孔に容易に密接するもの
となる上、優れた保形性が得られるものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜図5に示したマットは、2枚一組で2連式ガ
スコンロを備えたガスレンジAにおける各コンロ部上に
敷設して使用されるものであって、厚み25〜 100μのア
ルミシート製の縦長長方形状のマット主体1の四辺縁の
外側にそれぞれフラップ2,3,4,5を連設してなる
ものである。
【0013】マット主体1にはその中心部よりも後方に
偏した位置に、四隅を円弧状に面取りした正方形状の五
徳載置用段部6を形成してあると共に、この段部6の中
央にガスバーナーBを露出させる円形状の抜き孔7を穿
設してあり、更に、該抜き孔7の周囲で前記五徳載置用
段部6に囲繞された部分にガスレンジAのコンロ部凹所
Cに嵌め込まれる樋状の汁受け凹部8を五徳載置用段部
6より一段深くなる形で設けてある。尚、五徳載置用段
部6の四隅部及び前後中央には、それぞれガスレンジの
五徳の脚部Dに対応する位置に、各脚部を載置固定する
ための角形の窪み9を形成してある。
【0014】一方、マット主体1の各辺縁部には折目線
2a,3a,4a,5aが設けられており、前記各フラップ2,
3,4,5は対応する折目線2a,3a,4a,5aを介して独
立して上向きに折り起こしできるようになっている。ま
た、各フラップ2,3,4,5はそれぞれ両隅部を円弧
状に面取りした短冊状に形成されていると共に、外端縁
を巻締めてなるものであり、両側縁のフラップ2,3は
同一幅(45mm程度)に、また、前縁のフラップ4は該側
縁フラップ2,3よりもやや幅広く(50mm程度)、更
に、後縁のフラップ5は70mm程度と広幅に形成されてい
る。尚、10は各フラップ2,3,4,5の巻締め外端縁
寄り部分に該外端縁と平行に形成された断面半円形状に
突曲させてなる補強突条である。
【0015】上記各フラップ2,3,4,5は各種ガス
レンジに敷設する際に必要に応じて垂直乃至傾斜状に折
り起こして使用されるものである。即ち、グリル排気窓
Eが後方に設けられている、いわゆる図3に示すような
後方排気式グリル付きガスレンジに敷設するときは、後
縁フラップ5を折り起こして遮蔽板として機能させ、側
縁フラップ2,3は展開状態としてコンロ部間のレンジ
上面を被覆する用に供することができる。
【0016】また、グリル排気窓が中央に設けられてい
る、いわゆる中央排気式グリル付きガスレンジに敷設す
るときは、グリル排気窓に近い側縁フラップ2または3
を折り起こして遮蔽板として機能させ、後縁フラップ5
は展開状態としてコンロ部後方のレンジ上面を被覆する
用に供するか、或は折り起こしてガード板として機能さ
せることができる。
【0017】更に、コンロ部前方の広いレンジ上面は五
徳載置用段部6を後方へ偏位させていることにより、マ
ット主体1によって被覆可能となるものであるが、マッ
ト主体1のみでは覆い切れない機種については前縁フラ
ップ4を展開状態として補充することができるものであ
る。
【0018】このような構成において、前記抜き孔7の
周囲に形成される汁受け凹部8の外側周壁11は、標準的
なガスレンジの汁受け皿部凹所の上方に向かって拡開し
ている内周壁面の傾斜度合に対応して上広がり状の傾斜
壁に形成されている。一方、前記抜き孔7周りに形成さ
れる汁受け凹部8の内側周壁は、内側に向かって上方に
傾斜する截頭円錐形状の環状突壁12に形成してある。こ
の突壁12は本実施例で底壁13から約5mm程度の深さに設
定してあり、これによって汁受け凹部8は煮こぼれを溢
出することなく受け入れできる充分の深さを有するもの
となる。
【0019】また、該突壁12の上端周縁には、内側に向
かって下方へ傾斜する逆截頭円錐形状の傾斜フランジ部
14を周設してある。この傾斜フランジ部14の内周端縁は
抜き孔7の開口縁を成すもので、全周に亙って補強用の
縁巻きを施してある。尚、この傾斜フランジ部14は内周
端縁が前記環状の傾斜突壁12の上端周縁よりも2〜3mm
程度低くなるように構成されており、これによって、抜
き孔7の高さ位置は汁受け凹部8の底壁13から2〜3mm
程度だけ高い位置に設定されるものである。即ち、本実
施例によると、汁受け凹部8は煮汁を充分に受け入れる
収容深さを有するものでありながら、どのような汁受け
皿にも対応できるものとなる。
【0020】更に、前記抜き孔7の径寸法は一般的なガ
スレンジの汁受け皿のバーナー露出孔(直径84〜110mm
程度)にも嵌合当接するようにしてあり、これによって
ガスレンジの汁受け皿の略全機種に対応できるようにな
しているものである。即ち、図4に示すように、汁受け
皿のバーナー露出孔15の径がマット1の抜き孔7の径と
略同径のガスレンジのコンロ部に敷設する場合、汁受け
凹部8の外側周壁11を汁受け皿部凹所16に嵌合すると、
抜き孔7の開口端縁がバーナー露出孔15の開口上端縁上
に隙間なく当接する。この敷設状態では、汁受け凹部8
の底壁13が汁受け皿部凹所16の底面から浮き上がった状
態となるが、五徳Dを載置することにより安定する。ま
た、図6に示すように、バーナー露出孔15の径が抜き孔
7の径よりも小さい汁受け皿部に敷設しようとする場
合、汁受け凹部8の外側周壁11が汁受け皿部凹所16に嵌
合すると共に、抜き孔7の開口端縁が截頭円錐形状のバ
ーナー露出孔15の傾斜面上に隙間なく当接して、同様に
安定した敷設状態が得られる。従って、前記抜き孔7の
径を一般的なガスレンジの中で、最大径と目されるバー
ナー露出孔の孔径と略同等に設定することにより、略全
ての機種に対応できるものとなる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明のガスレンジ
用マットは、アルミシート製マット主体1に穿設した抜
き孔7の周囲に汁受け凹部8を形成してなるマットにお
いて、汁受け凹部8の内側周壁を内側に向かって上方へ
傾斜する環状の突壁12に形成し、この突壁12の上端周縁
に、内周端縁が前記抜き孔7の開口縁を成し且つ内側に
向かって下方に傾斜する傾斜フランジ部14を周設したの
で、多種多様に亘る機種の相違や汁受け皿のバーナー露
出孔15径の異なる汁受け皿にも隙間なく被覆でき、又汁
受け凹部8は煮こぼれを受け入れるための必要且つ十分
な深さに形成できるようになったものである。
【0022】即ち、汁受け皿のバーナー露出孔の径がマ
ットの抜き孔7の径と略同径の汁受け皿に敷設したとき
は、汁受け凹部8の外側周壁が汁受け皿部凹所16に嵌合
すると共に、抜き孔7の開口端縁がバーナー露出孔15の
開口上端縁上に略隙間なく密接するので、この部分から
レンジ内部への煮こぼれの侵入を防止できるものであ
る。
【0023】そして、汁受け凹部8の内側周壁が傾斜壁
に形成されていると共に、該内側周壁の上端周縁から延
びる傾斜フランジ部14が逆傾斜壁に形成されていること
により、これら内側周壁と傾斜フランジ部14とが山形状
に屈曲した形となり、これによって、傾斜フランジ部14
の内周端縁、つまり抜き孔7の開口端縁が汁受け皿のバ
ーナー露出孔の開口上端縁または環状傾斜面に当接した
状態において、該傾斜フランジ部14に突っ張り力が作用
し、該抜き孔7開口端縁のバーナー露出孔に容易に密接
するものとなる上、優れた保形性が得られるものであ
る。
【0024】また、汁受け皿のバーナー露出孔の径が抜
き孔7の径よりも小さいコンロ部に敷設したときは、汁
受け凹部8の外側周壁が汁受け皿部凹所16に嵌合すると
共に、抜き孔7の開口端縁が截頭円錐形状に形成された
汁受け皿のバーナー露出孔の傾斜面上に隙間なく当接さ
せることができる。このように、抜き孔7の径を一般的
なガスレンジの中で、最大孔径のバーナー露出孔と略同
等に設定することにより、略全ての機種に対応できるも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す平面図
【図2】図1における切断線X−Xに沿う拡大断面図
【図3】ガスレンジへの敷設状態を示す斜視図
【図4】本発明の孔径の大きい汁受け皿のガスレンジに
ガスレンジマットを敷設した使用状態を例示した要部拡
大断面図
【図5】本発明の実施例を示すガスレンジマットの一部
省略した中央断面図
【図6】 本発明の孔径の小さい汁受け皿のガスレンジ
にガスレンジマットを敷設した使用状態を例示した要部
拡大断面図
【図7】本発明の実施例の要部拡大部分図
【図8】 従来例のマットの要部断面図
【図9】 孔径の大きい汁受け皿のガスレンジへガスレ
ンジマットを敷設したときの欠かんを例示した概略拡大
断面図
【図10】 孔径の小さい汁受け皿のガスレンジへガスレ
ンジマットを敷設したときの同様の欠かんを例示した概
略拡大断面図
【符号の説明】 1 マット主体 7 抜き孔 8 汁受け凹部 12 突壁 14 傾斜フランジ部 16 汁受け皿部凹所
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ガスレンジ用マット
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、煮こぼれ等によるガス
レンジ上面の汚れを防止するために使用されるアルミシ
ート製マットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の家庭用ガスレンジの上
面に配設されているコンロ部の汁受け皿は、中央にガス
バーナーの露出孔を設け、該バーナー露出孔とコンロ部
上面との間に汁受け用の凹所を設け、更に、機種によっ
ては該凹所の外周に段部を形成して、その段部に五徳を
取り外し可能に載置できるように構成されているものも
が、該汁受け用の凹所やその周囲のコンロ部上面
は、煮炊き物から溢れる煮こぼれ等によって非常に汚れ
やすく、且つこのような汚れはコンロ部表面にこびりつ
いて極めて取り除きにくいため、従来より、該コンロ部
の汚れ防止用として汁受け用の凹所のみに敷設されるマ
ットや、あるいはレンジ上面全域に亘って敷いて使用さ
れる使い捨て式のアルミシート製マットが普及してい
る。
【0003】このような用途に使用されるマットは、従
来より例えば図8及び図9に示すように、アルミシート
製マット主体21の中央部に前記汁受け皿のバーナー露出
孔22に対応して抜き孔23を穿設してあると共に、該抜き
孔23の周囲にガスレンジの汁受け皿部凹所24に嵌め込ま
れる樋状の汁受け凹部25を形成してある。このような構
成において、前記汁受け凹部25はある程度の煮こぼれを
受け入れできるだけの深さに形成する必要があるため、
その内周縁に所要高さの截頭円錐形状の傾斜周壁26を突
設してあり、更に、該周壁26の上端周縁から内側に向か
って、内周端縁が抜き孔23の開口縁を成す水平フランジ
部27を周設して、該水平フランジ部27によりレンジのバ
ーナー露出孔22の開口縁周囲を覆うように構成してあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来構成によると、抜き孔23の径がマットを敷設し
ようとするガスレンジの汁受け皿のバーナー露出孔22の
よりも小径であると、図9に示すように、水平フラン
ジ部27がバーナー露出孔22上に被さってバーナーの点火
が不能になったりするという問題点があった。
【0005】このような問題点は、抜き孔23の径を市販
されているガスレンジにおける最も大径のバ−ナ−露出
孔22に適合し得る大きさに形成しておけばよいが、そう
すると、上記最大径のバ−ナ−露出孔よりも小径のバー
ナ−露出孔を有するガスレンジに使用した場合、図10に
示すように、抜き孔23の口縁が汁受け皿部凹所24の内側
傾斜面に当接する前にマットの汁受け凹所25の外底面が
汁受け皿部凹所24上に受止されることになって、バーナ
−露出孔22と抜き孔23との間に隙間が生じ、この隙間か
ら煮汁等が汁受け皿部凹所24へ侵入するという不都合が
ある。そのため、マットの汁受け凹所25の深さに著しい
制限を受けることになる。
【0006】このように、市販のガスレンジは製造メー
カーの相違や、同一メーカーであっても火力の相違によ
ってバーナ−径を異にし、これらの機種の多様性に対応
できない従来マットは、使用に当たって上記した不利不
便を招くという問題点があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点を解決
するもので、一般的な各種ガスレンジのいずれにも対応
でき、しかも不都合なく敷設し得るガスレンジ用マット
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、実施例に対応する図面に示すように、アル
ミシートからなるマット主体1内の適所にガスバーナ−
を露出させる抜き孔7を穿設すると共に、該抜き孔7の
周囲にガスレンジの汁受け皿部凹所16に嵌め込まれる樋
状の汁受け凹部8を形成してなるマットにおいて、前記
汁受け凹部8の内側周壁の上端周縁に前記抜き孔7に
かって下方に傾斜する傾斜フランジ部14を周設し、さら
に、抜き孔7の径を最大径のバ−ナ−露出孔の径に略等
しくなるように形成していることを特徴とするものであ
る。
【0009】尚、ガスレンジの機種によって、汁受け部
である前記汁受け皿部の凹所16は上面板と一体に形成し
たもの、或は汁受け皿として凹所16のみを分離可能に形
成したもの等があるが、本発明ではそのいずれをも含む
ものである。
【0010】
【作用】マット主体1に穿設されたガスバ−ナ−を露出
させる抜き孔7の径を、予め市販されているガスレンジ
コンロ部の最大径のバ−ナ−露出孔と略同径に形成して
いるので、いかなる機種のガスレンジにおいても、その
バ−ナ−露出孔はマット主体1の抜き孔7の口縁部で被
覆されるようなことはなく、最も大径のバ−ナ−露出孔
の場合には、図4に示すように、前記抜き孔7の開口端
縁がバーナ−露出孔の開口上端縁上に隙間なく当接する
と共に、汁受け凹部8の外側周壁が汁受け皿部凹所16に
嵌合して安定した敷設状態が得られる。
【0011】バ−ナ−露出孔の径が抜き孔7の径よりも
小さいコンロ部にマットを敷設する場合、抜き孔7の周
縁部の形状が、汁受け凹所8の内側周壁の上端周縁から
下方に向かって傾斜する傾斜フランジ部14に形成されて
いるので、汁受け凹部8の外底面がコンロ部の汁受け皿
部凹所16上に受止される前に該傾斜フランジ部14、即
抜き孔7の口縁が汁受け皿部凹所16の内側傾斜面上に当
設することになり、抜き孔7をバ−ナ−露出孔22とが隙
間なく密接する。この場合、最小径のバ−ナ−露出孔を
有するコンロ部であっても、図6に示すように、汁受け
凹部8の外底面がコンロ部の汁受け皿部凹所16に近接、
又は接融した高さ位置において、傾斜フランジ部14の下
傾端が汁受け皿部凹所16の内側傾斜面上に当接するよう
に傾斜フランジ部14の傾斜角度や突出長を設定しておく
ものであり、汁受け凹部8の深さも、コンロ部の汁受け
皿部凹所16からの浮き上がり寸法に応じて深く設定して
おくことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜図5に示したマットは、2枚一組で2連式ガ
スコンロを備えたガスレンジAにおける各コンロ部上に
敷設して使用されるものであって、厚み25〜100μのア
ルミシート製の縦長長方形状のマット主体1の四辺縁の
外側にそれぞれフラップ2,3,4,5を連設してなる
ものである。
【0013】マット主体1にはその中心部よりも後方に
偏した位置に、四隅を円弧状に弯曲した正方形状の五徳
載置用段部6を形成してあると共に、この段部6の中央
にガスバーナ−Bを露出させる円形状の抜き孔7を穿設
してあり、更に、該抜き孔7の周囲で前記五徳載置用段
部6に囲繞された部分にガスレンジAのコンロ部凹所C
に嵌め込まれる樋状の汁受け凹部8を五徳載置用段部6
より一段深くなる形で設けてある。尚、五徳載置用段部
6の四隅部及び前後中央には、それぞれガスレンジの五
徳の脚部Dに対応する位置に、各脚部を載置固定するた
めの角形の窪み9を形成してある。
【0014】一方、マット主体1の各辺縁部には折目線
2a,3a,4a,5aが設けられており、前記各フラップ2,
3,4,5は対応する折目線2a,3a,4a,5aを介して独
立して上向きに折り起こしできるようになっている。ま
た、各フラップ2,3,4,5はそれぞれ両隅部を円弧
状に弯曲形成した短冊状に形成されていると共に、外端
縁を巻締めてなるものであり、両側縁のフラップ2,3
は同一幅(45mm程度)に、また、前縁のフラップ4は該
側縁フラップ2,3よりもやや幅広く(50mm程度)、更
に、後縁のフラップ5は70mm程度と広幅に形成されてい
る。尚、10は各フラップ2,3,4,5の巻締め外端縁
寄り部分に該外端縁と平行に形成された断面半円形状に
突曲させてなる補強突条である。
【0015】上記各フラップ2,3,4,5は各種ガス
レンジに敷設する際に必要に応じて垂直ないし傾斜状に
折り起こして使用されるものである。即ち、グリル排気
窓Eが後方に設けられている、いわゆる図3に示すよう
な後方排気式グリル付きガスレンジに敷設するときは、
後縁フラップ5を折り起こして遮蔽板として機能させ、
側縁フラップ2,3は展開状態としてコンロ部間のレン
ジ上面を被覆する用に供することができる。
【0016】また、グリル排気窓が中央に設けられてい
る、いわゆる中央排気式グリル付きガスレンジに敷設す
るときは、グリル排気窓に近い側縁フラップ2または3
を折り起こして遮蔽板として機能させ、後縁フラップ5
は展開状態としてコンロ部後方のレンジ上面を被覆する
用に供するか、或は折り起こしてガード板として機能さ
せることができる。
【0017】更に、コンロ部前方の広いレンジ上面は五
徳載置用段部6を後方へ偏位させていることにより、マ
ット主体1によって被覆可能となるものであるが、マッ
ト主体1のみでは覆い切れない機種については前縁フラ
ップ4を展開状態として補充することができるものであ
る。
【0018】このような構成において、前記抜き孔7の
周囲に形成される汁受け凹部8の外側周壁11は、標準的
なガスレンジの汁受け皿部凹所の上方に向かって拡開し
ている内周壁面の傾斜度合に対応して上広がり状の傾斜
壁に形成されている。一方、前記抜き孔7周りに形成さ
れる汁受け凹部8の内側周壁は、内側に向かって上方に
傾斜する截頭円錐形状の環状突壁12に形成してある。こ
の突壁12は本実施例で底壁13から約5mm程度の深さに設
定してあり、これによって汁受け凹部8は煮こぼれを溢
出することなく受け入れできる充分の深さを有するもの
となる。
【0019】また、該突壁12の上端周縁には、内側に向
かって下方へ傾斜する逆截頭円錐形状の傾斜フランジ部
14を周設してある。この傾斜フランジ部14の内周端縁は
抜き孔7の開口縁を成すもので、全周に亙って補強用の
縁巻きを施してある。尚、この傾斜フランジ部14は内周
端縁が前記環状の傾斜突壁12の上端周縁よりも2〜3mm
程度低くなるように構成されており、これによって、抜
き孔7の高さ位置は汁受け凹部8の底壁13から2〜3mm
程度だけ高い位置に設定されるものである。即ち、本実
施例によると、汁受け凹部8は煮汁を充分に受け入れる
収容深さを有するものでありながら、どのような汁受け
皿にも対応できるものとなる。
【0020】更に、前記抜き孔7の径寸法は一般的なガ
スレンジの汁受け皿のバーナ−露出ー孔(直径84〜110m
m程度)において、最大径のバ−ナ−露出孔に略等しく
なるように形成してあり、これによってガスレンジの汁
受け皿の略全機種に対応できるようになしているもので
ある。即ち、図4に示すように、最大径の汁受け皿のバ
ーナ−露出ー孔15を有するガスレンジのコンロ部に敷設
する場合、汁受け凹部8の外側周壁11を汁受け皿部凹所
16に嵌合すると、抜き孔7の開口端縁がバーナ−露出孔
15の開口上端縁上に隙間なく当接する。この敷設状態で
は、汁受け凹部8の底壁13が汁受け皿部凹所16の底面か
ら浮き上がった状態となるが、五徳Dを載置することに
より安定する。また、図6に示すように、バーナ−露出
孔15の径が抜き孔7の径よりも小さい汁受け皿部に敷設
しようとする場合、汁受け凹部8の外底面がコンロ部の
汁受け皿部凹所16上に接触するのと同時に、又は接触す
る前に傾斜フランジ部14の先端、即ち、抜き孔7の口縁
截頭円錐形状のバーナ−露出孔15の傾斜面上に隙間な
く当接して、同様に安定した敷設状態が得られる。従っ
て、前記抜き孔7の径を一般的なガスレンジの中で、最
大径と目されるバーナ−露出孔の孔径と略同等に設定す
ることにより、略全ての機種に対応できるものとなる。
なお、以上の実施例においては、突壁12の上端同縁から
傾斜フランジ部14を直接下方に屈折、傾斜させた構造と
しているが、突壁12の上端周縁から小幅の水平フランジ
部を延設し、該水平フランジ部を介して傾斜フランジ部
14を屈折、傾斜させた構造としても同様な作用効果を奏
することができ、本発明を満足させることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明のガスレンジ
用マットは、アルミシート製マット主体1に穿設した抜
き孔7の周囲に汁受け凹部8を形成してなるマットにお
いて、汁受け凹部8の内側周壁の上端周縁に前記抜き孔
7に向かって下方に傾斜する傾斜フランジ部14を周設
、さらに、抜き孔7の径を最大径のバ−ナ−露出孔の
径に略等しくなるように形成しているので、多種多様に
亘る機種の相違や汁受け皿のバーナ−露出孔15径の異な
る汁受け皿にも隙間なく被覆でき、又汁受け凹部8は煮
こぼれを受け入れるための必要且つ十分な深さに形成で
きるようになったものである。
【0022】即ち、マット主体1に穿設した抜き孔7の
径を、市販されているガスレンジコンロ部の最大径のバ
ーナ−露出孔と略同径に形成しているので、該大径のバ
ーナ−露出孔に対しては抜き孔7の口縁を露出孔同縁に
隙間なく密接させることができ、この部分からレンジ内
部への煮こぼれの侵入を防止できるものである。
【0023】さらに、抜き孔7の周縁部の形状が汁受け
凹部8の内側周壁の上端から下方に向かって傾斜する傾
斜フランジ部14に形成されているので、バーナ−露出孔
の径が抜き孔7よりも小さいコンロ部にマットを敷設し
た場合、汁受け凹部8の外底面がコンロ部の汁受け皿部
凹所16上に受止される前に該傾斜フランジ部14の先端、
即ち抜き孔7の口縁が汁受け皿部凹所16の内側傾斜面上
に当接し、抜き孔7とバ−ナ−露出孔22とが隙間なく密
接して上記同様にレンジ内部への煮こぼれの侵入を確実
に阻止できるものである。
【0024】また、汁受け皿のバーナ−露出孔の径が抜
き孔7の径よりも小さいコンロ部に敷設したときは、
記のように傾斜フランジ部14がコンロ部の汁受け皿部凹
所16の内側傾斜面上に当接、係止し、汁受け凹部8の底
部が汁受け皿部凹所16から浮き上がった状態となるか
ら、その浮き上り寸法が必要最小限度となるように汁受
け凹部8の深さを深く設定することができ、煮汁等の収
容容積を従来のマットに比して大きくすることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す平面図
【図2】図1における切断線X−Xに沿う拡大断面図
【図3】ガスレンジへの敷設状態を示す斜視図
【図4】本発明の孔径の大きい汁受け皿のガスレンジに
ガスレンジマットを敷設した使用状態を例示した要部拡
大断面図
【図5】本発明の実施例を示すガスレンジマットの一部
省略した中央断面図
【図6】本発明の孔径の小さい汁受け皿のガスレンジに
ガスレンジマットを敷設した使用状態を例示した要部拡
大断面図
【図7】本発明の実施例の要部拡大部分図
【図8】従来例のマットの要部断面図
【図9】孔径の大きい汁受け皿のガスレンジへガスレン
ジマットを敷設したときの欠かんを例示した概略拡大断
面図
【図10】孔径の小さい汁受け皿のガスレンジへガスレン
ジマットを敷設したときの同様の欠かんを例示した概略
拡大断面図
【符号の説明】 1 マット主体 7 抜き孔 8 汁受け凹部 12 突壁 14 傾斜フランジ部 16 汁受け皿部凹所

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミシートからなるマット主体1内の
    適所にガスバーナーを露出させる抜き孔7を穿設すると
    共に、該抜き孔7の周囲にガスレンジの汁受け皿部凹所
    16に嵌め込まれる樋状の汁受け凹部8を形成してなるマ
    ットにおいて、前記汁受け凹部8の内側周壁を内側に向
    かって上方へ傾斜する環状の傾斜突壁12に形成し、この
    傾斜突壁12の上端周縁に、内周端縁が前記抜き孔7の開
    口縁を成し且つ内側に向かって下方に傾斜する傾斜フラ
    ンジ部14を周設してあることを特徴とするガスレンジ用
    マット。
JP35765491A 1991-12-25 1991-12-25 ガスレンジ用マット Pending JPH05180449A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0933055A (ja) * 1995-07-18 1997-02-07 Toyo Alumifoil Prod Kk システムキッチンレンジ用汁受皿覆い
US8353282B1 (en) * 2008-09-09 2013-01-15 Fischer Rodney B Disposable stove top cover
JP2013036644A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Mitsubishi Alum Co Ltd ガスコンロ用マット
JP2016040513A (ja) * 2015-10-21 2016-03-24 三菱アルミニウム株式会社 ガスコンロ用マット
US11359821B2 (en) * 2018-06-01 2022-06-14 Matthew McCarthy Stove top cover

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