JPH05180680A - 振動式測定装置 - Google Patents
振動式測定装置Info
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- JPH05180680A JPH05180680A JP34734191A JP34734191A JPH05180680A JP H05180680 A JPH05180680 A JP H05180680A JP 34734191 A JP34734191 A JP 34734191A JP 34734191 A JP34734191 A JP 34734191A JP H05180680 A JPH05180680 A JP H05180680A
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- Measuring Volume Flow (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はセンサチューブの異常を精度良く検
出できるよう構成したコリオリ式質量流量計等の振動式
測定装置を提供することを目的とする。 【構成】 センサチューブ異常検出回路9はドライブ回
路8と加振器20,21のコイル部20a,21aとの
間に増幅器26、第1〜第3のスイッチ27〜29を配
設してなる。サンプリングコントローラ30は一定時間
間隔毎に増幅器26のゲインを下げて第1のスイッチ2
7を開成するとともに、第2,第3のスイッチ28,2
9を閉成し、ウィンドコンパレータ4はセンサチューブ
の振動により、コイル部20a,20bに発生した誘導
起電力のみを検出してセンサチューブの異常の有無を判
定する。
出できるよう構成したコリオリ式質量流量計等の振動式
測定装置を提供することを目的とする。 【構成】 センサチューブ異常検出回路9はドライブ回
路8と加振器20,21のコイル部20a,21aとの
間に増幅器26、第1〜第3のスイッチ27〜29を配
設してなる。サンプリングコントローラ30は一定時間
間隔毎に増幅器26のゲインを下げて第1のスイッチ2
7を開成するとともに、第2,第3のスイッチ28,2
9を閉成し、ウィンドコンパレータ4はセンサチューブ
の振動により、コイル部20a,20bに発生した誘導
起電力のみを検出してセンサチューブの異常の有無を判
定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動式測定装置に係り、
特に振動する管路に生じるコリオリの力を利用して流体
の質量流量を測定する質量流量計または管路の固有振動
数により密度を測定する振動式密度計に関する。
特に振動する管路に生じるコリオリの力を利用して流体
の質量流量を測定する質量流量計または管路の固有振動
数により密度を測定する振動式密度計に関する。
【0002】
【従来の技術】流体の流量は流体の種類、物性(密度、
粘度等)、プロセス条件(温度、圧力)によって影響を
受けない質量で表されることが望ましい。流体の質量流
量を計測する質量流量計としては、例えば流体の体積流
量を計測しこの計測値を質量流量に換算する所謂間接型
質量流量計と、流体の質量流量を直接計測し間接型質量
流量計より高精度に計測できる直接型質量流量計があ
る。
粘度等)、プロセス条件(温度、圧力)によって影響を
受けない質量で表されることが望ましい。流体の質量流
量を計測する質量流量計としては、例えば流体の体積流
量を計測しこの計測値を質量流量に換算する所謂間接型
質量流量計と、流体の質量流量を直接計測し間接型質量
流量計より高精度に計測できる直接型質量流量計があ
る。
【0003】この直接型質量流量計としては振動するセ
ンサチューブ内に流体を流し、この時に生ずるコリオリ
の力を利用して質量流量を直接計測するものがある。
ンサチューブ内に流体を流し、この時に生ずるコリオリ
の力を利用して質量流量を直接計測するものがある。
【0004】この種のコリオリ式の質量流量計において
は、例えば特開昭 54-4168号公報に記載されている如
く、一対のU字状のセンサチューブに流体を流し、この
一対のセンサチューブを互いに近接、離間する方向に振
動させる。コリオリの力は各センサチューブの振動方向
に働き、かつその入口側と出口側とで逆向きであるので
センサチューブに捩れが生じ、この捩れ角は質量流量に
比例する。従って、一対のセンサチューブの入口側及び
出口側夫々の捩れる位置にその捩れに基づくセンサチュ
ーブの変位を検出するセンサを設け、両センサの出力検
出信号の時間差を計測して上記センサチューブの捩れ、
即ち、質量流量を測定している。
は、例えば特開昭 54-4168号公報に記載されている如
く、一対のU字状のセンサチューブに流体を流し、この
一対のセンサチューブを互いに近接、離間する方向に振
動させる。コリオリの力は各センサチューブの振動方向
に働き、かつその入口側と出口側とで逆向きであるので
センサチューブに捩れが生じ、この捩れ角は質量流量に
比例する。従って、一対のセンサチューブの入口側及び
出口側夫々の捩れる位置にその捩れに基づくセンサチュ
ーブの変位を検出するセンサを設け、両センサの出力検
出信号の時間差を計測して上記センサチューブの捩れ、
即ち、質量流量を測定している。
【0005】このような従来のコリオリ式の質量流量計
においては、一対のセンサチューブを逆位相で加振し、
しかもこれらのセンサチューブ間の相対振幅が一定とな
るようにセンサチューブを加振している。そのため一対
のセンサチューブの一方が詰まったり破損したりして流
体の流れに異常が生じ一方のセンサチューブが振動しな
くなると、他方のセンサチューブは振幅が正常時の2倍
となるように加振されて異常振動となってしまう。この
異常振動はセンサチューブの破損等を考えた場合の安全
係数低下の要因となっていた。
においては、一対のセンサチューブを逆位相で加振し、
しかもこれらのセンサチューブ間の相対振幅が一定とな
るようにセンサチューブを加振している。そのため一対
のセンサチューブの一方が詰まったり破損したりして流
体の流れに異常が生じ一方のセンサチューブが振動しな
くなると、他方のセンサチューブは振幅が正常時の2倍
となるように加振されて異常振動となってしまう。この
異常振動はセンサチューブの破損等を考えた場合の安全
係数低下の要因となっていた。
【0006】そこで、本出願人は特願平 1-83233号によ
り、上記問題を解決することを目的とした質量流量計を
提案した。
り、上記問題を解決することを目的とした質量流量計を
提案した。
【0007】この提案の質量流量計は、一対のセンサチ
ューブの振動状態を、センサチューブを加振する加振器
にレンツの法則によって生じる誘導起電力を検出するこ
とにより求めるようにした構成である。一対のセンサチ
ューブの夫々の振動により加振器のコイルとマグネット
が相対運動を行いそこに生じる夫々の誘導起電力を比較
することによって一対のセンサチューブの振動状態の異
常を検知している。
ューブの振動状態を、センサチューブを加振する加振器
にレンツの法則によって生じる誘導起電力を検出するこ
とにより求めるようにした構成である。一対のセンサチ
ューブの夫々の振動により加振器のコイルとマグネット
が相対運動を行いそこに生じる夫々の誘導起電力を比較
することによって一対のセンサチューブの振動状態の異
常を検知している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記センサチューブの
異常状態を検知するために検出される上記誘導起電力
は、実際には発生する誘導起電力に加振器を構成するコ
イル自身の抵抗分による電圧降下を含んだ値である。
異常状態を検知するために検出される上記誘導起電力
は、実際には発生する誘導起電力に加振器を構成するコ
イル自身の抵抗分による電圧降下を含んだ値である。
【0009】即ち、一対のセンサチューブの流入側管路
と流出側管路との間には第1,第2の加振器が設けられ
ており、第1加振器と第2の加振器とは夫々逆位相でセ
ンサチューブを励振する構成とされている。一対のセン
サチューブを励振する際一対のセンサチューブは夫々同
じ振幅で振動しなければならない。
と流出側管路との間には第1,第2の加振器が設けられ
ており、第1加振器と第2の加振器とは夫々逆位相でセ
ンサチューブを励振する構成とされている。一対のセン
サチューブを励振する際一対のセンサチューブは夫々同
じ振幅で振動しなければならない。
【0010】上記の如く一対のセンサチューブの振動ア
ンバランスを検出する際は、センサチューブの振動に伴
って加振器で発生する誘導起電力の電圧e1 ,e2 と、
加振器のコイルに流れる電流により発生する電圧降下I
R1 ,IR2 とを合わせて測定することになる。
ンバランスを検出する際は、センサチューブの振動に伴
って加振器で発生する誘導起電力の電圧e1 ,e2 と、
加振器のコイルに流れる電流により発生する電圧降下I
R1 ,IR2 とを合わせて測定することになる。
【0011】これを式で表わすと次式のようになる。
【0012】
【数1】
【0013】第1,第2の加振器のコイルの抵抗値は等
しいためR1 =R2 となり、上式においてe1 ≒e2
であれば一対のセンサチューブの振動が略同じ振幅で振
動していることが検出できる。
しいためR1 =R2 となり、上式においてe1 ≒e2
であれば一対のセンサチューブの振動が略同じ振幅で振
動していることが検出できる。
【0014】ところが、加振器への電流に対する電圧降
下IR1 ,IR2 はセンサチューブの振動により発生す
る起電力の電圧e1 ,e2 に比べて約10倍程度大きい
電圧値となる。そのため、センサチューブの振動を検出
するための電圧e1 ,e2 を正確に測定したいのにも拘
わらず、電圧降下IR1 ,IR2 を測定できるように検
出範囲を広くしなければならず、比較的電圧値の小さい
起電力を精度良く計測することが難しくなり、センサチ
ューブの振動検出精度を高めることができなかった。そ
のため、検出される起電力はセンサチューブの振幅を正
確に表しているとは言えず、その結果、従来のセンサチ
ューブの異常検知は信頼性が低いものとされていた。
下IR1 ,IR2 はセンサチューブの振動により発生す
る起電力の電圧e1 ,e2 に比べて約10倍程度大きい
電圧値となる。そのため、センサチューブの振動を検出
するための電圧e1 ,e2 を正確に測定したいのにも拘
わらず、電圧降下IR1 ,IR2 を測定できるように検
出範囲を広くしなければならず、比較的電圧値の小さい
起電力を精度良く計測することが難しくなり、センサチ
ューブの振動検出精度を高めることができなかった。そ
のため、検出される起電力はセンサチューブの振幅を正
確に表しているとは言えず、その結果、従来のセンサチ
ューブの異常検知は信頼性が低いものとされていた。
【0015】上記のことは、センサチューブを流れる流
体の密度に応じて変化するセンサチューブの固有振動数
に基づいて密度を測定する振動式密度計においても同様
に問題となる。
体の密度に応じて変化するセンサチューブの固有振動数
に基づいて密度を測定する振動式密度計においても同様
に問題となる。
【0016】そこで、本発明は上記課題を解決した振動
式測定装置を提供することを目的とする。
式測定装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の励振手
段により振動する第1の管路と、該第1の励振手段と同
期した第2の励振手段により振動する第2の管路とを設
け、該第1の管路及び該第2の管路の一方又は両方の振
動を検出して、その検出信号により流体の質量流量又は
密度を測定する振動式測定装置において、前記第1,第
2の励振手段へ供給される電流を一時的に遮断する切換
手段と、該切換手段により供給電流が遮断されたとき前
記第1の管路の振動に応じて前記第1の励振手段に生じ
る電圧を検出する第1の検出回路と、前記切換手段によ
り供給電流が遮断されたとき前記第2の管路の振動に応
じて前記第2の励振手段に生ずる電圧を検出する第2の
検出回路と、第1の検出回路からの出力と第2の検出回
路からの出力とを比較する比較回路とを具備し、該比較
回路の出力信号により前記第1及び第2の管路の振動状
態を判定することを特徴とする。
段により振動する第1の管路と、該第1の励振手段と同
期した第2の励振手段により振動する第2の管路とを設
け、該第1の管路及び該第2の管路の一方又は両方の振
動を検出して、その検出信号により流体の質量流量又は
密度を測定する振動式測定装置において、前記第1,第
2の励振手段へ供給される電流を一時的に遮断する切換
手段と、該切換手段により供給電流が遮断されたとき前
記第1の管路の振動に応じて前記第1の励振手段に生じ
る電圧を検出する第1の検出回路と、前記切換手段によ
り供給電流が遮断されたとき前記第2の管路の振動に応
じて前記第2の励振手段に生ずる電圧を検出する第2の
検出回路と、第1の検出回路からの出力と第2の検出回
路からの出力とを比較する比較回路とを具備し、該比較
回路の出力信号により前記第1及び第2の管路の振動状
態を判定することを特徴とする。
【0018】
【作用】第1,第2の励振手段へ供給される電流を一時
的に遮断してゼロに切換え、その間に第1,第2の励振
手段に発生するセンサチューブの振動に応じた誘導起電
力のみを第1,第2の検出回路により検出できるので、
一対のセンサチューブが正常に振動しているか否かある
いは一方のセンサチューブで破損又は気泡の滞留が生じ
て振動数が変化していることを正確に判定することが可
能となる。
的に遮断してゼロに切換え、その間に第1,第2の励振
手段に発生するセンサチューブの振動に応じた誘導起電
力のみを第1,第2の検出回路により検出できるので、
一対のセンサチューブが正常に振動しているか否かある
いは一方のセンサチューブで破損又は気泡の滞留が生じ
て振動数が変化していることを正確に判定することが可
能となる。
【0019】
【実施例】図1に本発明になる振動式測定装置の一実施
例が適用された質量流量計のセンサチューブ異常検出回
路9の構成図を示す。
例が適用された質量流量計のセンサチューブ異常検出回
路9の構成図を示す。
【0020】同図中、1は第1の検出回路としての第1
の絶対値回路、2は第2の検出回路としての第2の絶対
値回路、3は閾値設定回路、4は比較回路であるウイン
ドコンパレータ、5a,5bはサンプルホールド回路を
示す。
の絶対値回路、2は第2の検出回路としての第2の絶対
値回路、3は閾値設定回路、4は比較回路であるウイン
ドコンパレータ、5a,5bはサンプルホールド回路を
示す。
【0021】ここで、コリオリ式の質量流量計の構成に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0022】図2乃至図6に示す如く、質量流量計10
は一対のセンサチューブ11,12がマニホールド13
に取付けられている。マニホールド13は流入管14と
流出管15との間に設けられ、流入管14に接続された
流入路13aと流出管15に接続された流出路13bと
を有する。
は一対のセンサチューブ11,12がマニホールド13
に取付けられている。マニホールド13は流入管14と
流出管15との間に設けられ、流入管14に接続された
流入路13aと流出管15に接続された流出路13bと
を有する。
【0023】なお、図2乃至図4に示すように、流入路
13aは左右に分岐するマニホールド13の接続口13
a1 と13a2 に連通している。流出路13bも流入路
13aと同様に、マニホールド 13の分岐した接続口
13b1 と13b2 に連通している。
13aは左右に分岐するマニホールド13の接続口13
a1 と13a2 に連通している。流出路13bも流入路
13aと同様に、マニホールド 13の分岐した接続口
13b1 と13b2 に連通している。
【0024】一方のセンサチューブ11は、流入路13
aの接続口13a1 に接続され、配管方向に延在する直
管部11aと、流出路13bの接続口13b1 に接続さ
れ配管方向に延在する直管部11bと直管部11a,1
1bの先端でおり返すように曲げられた曲部11cと1
1dとを接続するU字状の接続部11eとからなる。他
方のセンサチューブ12は、上記センサチューブ11と
同一形状に形成され、直管部12a,12bが直管部1
1a,11bと平行となるようにセンサチューブ11と
左右対称に設置されている。なお、センサチューブ1
1,12の接続部 11e,12eは流出管15の周囲
に遊嵌するリング16cに固定されたブラケット16
a,16bに支持されている。
aの接続口13a1 に接続され、配管方向に延在する直
管部11aと、流出路13bの接続口13b1 に接続さ
れ配管方向に延在する直管部11bと直管部11a,1
1bの先端でおり返すように曲げられた曲部11cと1
1dとを接続するU字状の接続部11eとからなる。他
方のセンサチューブ12は、上記センサチューブ11と
同一形状に形成され、直管部12a,12bが直管部1
1a,11bと平行となるようにセンサチューブ11と
左右対称に設置されている。なお、センサチューブ1
1,12の接続部 11e,12eは流出管15の周囲
に遊嵌するリング16cに固定されたブラケット16
a,16bに支持されている。
【0025】一対のセンサチューブ11,12の直管部
11a,11b,12a,12bは支持板17を貫通
し、支持板17に溶接で固定されるとともに、その端部
にマニホールド13の各接続口13a1 ,13a2 ,1
3b1 ,13b2 に接続固定されている。支持板17の
中央には穴17aが穿設されており流出管15はこの穴
17aを貫通する。
11a,11b,12a,12bは支持板17を貫通
し、支持板17に溶接で固定されるとともに、その端部
にマニホールド13の各接続口13a1 ,13a2 ,1
3b1 ,13b2 に接続固定されている。支持板17の
中央には穴17aが穿設されており流出管15はこの穴
17aを貫通する。
【0026】図3乃至図6に示すように、流入側の直管
部11aと12aとの間、および流出側の直管部11b
と12bとの間には、ピックアップ18,19が設けら
れている。ピックアップ18,19は前述した検出コイ
ルが一方の直管部12a,12bに固定され、検出コイ
ルに介装するマグネットが他方の直管部11a,11b
に固定されている。
部11aと12aとの間、および流出側の直管部11b
と12bとの間には、ピックアップ18,19が設けら
れている。ピックアップ18,19は前述した検出コイ
ルが一方の直管部12a,12bに固定され、検出コイ
ルに介装するマグネットが他方の直管部11a,11b
に固定されている。
【0027】20,21は加振器(励振手段)で、直管
部11aと11bとの先端間、直管部12aと12bと
の先端間に設けられている。
部11aと11bとの先端間、直管部12aと12bと
の先端間に設けられている。
【0028】ここで、加振器20,21による加振の方
法について説明する。加振器20,21は電磁ソレノイ
ドと同じ構造なので、コイル部20a,21aに通電さ
れると、コイル部20a,21aとマグネット部20
b,21bの間には吸引または反発力が発生する。セン
サチューブ11の固有振動数でコイル部20aへの電流
を変化させれば、センサチューブ11の直管部11aと
11bは音叉のように対向して振動し、支持板17とセ
ンサチューブ11との接続された部分が振動の節とな
る。
法について説明する。加振器20,21は電磁ソレノイ
ドと同じ構造なので、コイル部20a,21aに通電さ
れると、コイル部20a,21aとマグネット部20
b,21bの間には吸引または反発力が発生する。セン
サチューブ11の固有振動数でコイル部20aへの電流
を変化させれば、センサチューブ11の直管部11aと
11bは音叉のように対向して振動し、支持板17とセ
ンサチューブ11との接続された部分が振動の節とな
る。
【0029】また、センサチューブ12の固有振動数で
コイル部21aの電流を変化させれば、センサチューブ
12の直管部12aと12bとは音叉のように対向して
振動し、支持板17とセンサチューブ12との接続され
た部分が振動の節となる。尚、この時、センサチューブ
11とセンサチューブ12は近接、離間が夫々逆となる
ように交互に振動せしめられ、センサチューブ11,1
2間に相対的な振幅が生じる。
コイル部21aの電流を変化させれば、センサチューブ
12の直管部12aと12bとは音叉のように対向して
振動し、支持板17とセンサチューブ12との接続され
た部分が振動の節となる。尚、この時、センサチューブ
11とセンサチューブ12は近接、離間が夫々逆となる
ように交互に振動せしめられ、センサチューブ11,1
2間に相対的な振幅が生じる。
【0030】ピックアップ18と19は、直管部11
a,11b,12a,12bの振動を、磁界中に置かれ
た検出コイルの速度変化として測定している。
a,11b,12a,12bの振動を、磁界中に置かれ
た検出コイルの速度変化として測定している。
【0031】センサチューブ11,12内を流体が流れ
ると流体の流れと振動の作用によりコリオリ力が発生す
る。このコリオリ力の方向は流体の運動方向とセンサチ
ューブ11,12を励振する振動方向(角速度)のベク
トル積の方向で、コリオリ力の大きさはセンサチューブ
11,12を流れる流体の質量とその速度に比例する。
流入側の直管部11a,12aでは、その先端にいくほ
ど振幅が大きくなるので流体には振動方向の加速度が与
えられ、流出側の直管部11b,12bでは、マニホー
ルド13側に戻るほど振幅が減るので負の加速度が与え
られる。
ると流体の流れと振動の作用によりコリオリ力が発生す
る。このコリオリ力の方向は流体の運動方向とセンサチ
ューブ11,12を励振する振動方向(角速度)のベク
トル積の方向で、コリオリ力の大きさはセンサチューブ
11,12を流れる流体の質量とその速度に比例する。
流入側の直管部11a,12aでは、その先端にいくほ
ど振幅が大きくなるので流体には振動方向の加速度が与
えられ、流出側の直管部11b,12bでは、マニホー
ルド13側に戻るほど振幅が減るので負の加速度が与え
られる。
【0032】このことにより、流入側の直管部11a,
12aでは振動を押さえるようにコリオリ力が働き、流
出側の直管部11b,12bでは振動を加速するように
コリオリ力が働く。そのため、流体がセンサチューブ1
1,12を流れると、センサチューブ11,12はコリ
オリ力が働く分だけ余分に変形する。この変形はセンサ
チューブ11,12に流れた流体の質量流量に比例する
から、流入側に取付けた振動センサであるピックアップ
18と流出側に取付けた振動センサであるピックアップ
19の出力信号は質量流量に比例してある時間差τ(位
相差)を生じる。そしてこの時間差を測定すれば質量流
量を求めることができる。
12aでは振動を押さえるようにコリオリ力が働き、流
出側の直管部11b,12bでは振動を加速するように
コリオリ力が働く。そのため、流体がセンサチューブ1
1,12を流れると、センサチューブ11,12はコリ
オリ力が働く分だけ余分に変形する。この変形はセンサ
チューブ11,12に流れた流体の質量流量に比例する
から、流入側に取付けた振動センサであるピックアップ
18と流出側に取付けた振動センサであるピックアップ
19の出力信号は質量流量に比例してある時間差τ(位
相差)を生じる。そしてこの時間差を測定すれば質量流
量を求めることができる。
【0033】再び図1に戻ってセンサチューブ異常検出
回路9について説明する。
回路9について説明する。
【0034】ドライブ回路8と加振器20との間にはド
ライブ回路8から出力された信号を増幅する増幅器26
と、常時閉型の第1のスイッチ27(切換手段)とが配
設されている。又、コイル部20a,21aの手前より
引き出された信号ケーブルの途中には常時開型の第2,
第3のスイッチ28,29が配設されている。
ライブ回路8から出力された信号を増幅する増幅器26
と、常時閉型の第1のスイッチ27(切換手段)とが配
設されている。又、コイル部20a,21aの手前より
引き出された信号ケーブルの途中には常時開型の第2,
第3のスイッチ28,29が配設されている。
【0035】30はサンプリングコントローラで、後述
するようにスイッチ切換時増幅器26のゲインを下げる
とともに第1のスイッチ27を開にして供給電流を遮断
し、第2,第3のスイッチ28,29を閉に切換える。
即ち、サンプリングコントローラ30はセンサチューブ
異常検出を一定時間(例えば1〜10秒)間隔を行って
おり、その際各スイッチ27〜29を切換える。
するようにスイッチ切換時増幅器26のゲインを下げる
とともに第1のスイッチ27を開にして供給電流を遮断
し、第2,第3のスイッチ28,29を閉に切換える。
即ち、サンプリングコントローラ30はセンサチューブ
異常検出を一定時間(例えば1〜10秒)間隔を行って
おり、その際各スイッチ27〜29を切換える。
【0036】また、サンプリングコントローラ30は、
後述するサンプルホールド回路5a,5bの保持時点と
決めるサンプルホールド信号を出力するため、ピックア
ップ18又は19の速度信号が入力される。サンプリン
グコントローラ30は、この速度信号を積分して変位信
号とし、この変位信号がゼロ、即ちセンサチューブ1
1,12の速度が最大のときにサンプルホールド信号を
サンプルホールド回路5a,5bに出力する。これによ
り、サンプルホールド回路5a,5bは、センサチュー
ブ11,12の最大速度時における入力電圧を保持す
る。なお、サンプルホールドする時点は、センサチュー
ブ11,12の最大速度時の検出電圧が最大となるの
で、望ましいが、所定の速度以上であれば最大速度であ
る必要はない。図1において、加振器20,21のコイ
ル部20a,21aは直列に接続され、増幅器26を介
してドライブ回路8より電流が供給される。通常、第1
のスイッチ27は閉成されているため、ドライブ回路8
はピックアップ18,19によりセンサチューブ11,
12の振動を検出して、その振幅が一定値になるような
電流をコイル部20a,21aに供給する。
後述するサンプルホールド回路5a,5bの保持時点と
決めるサンプルホールド信号を出力するため、ピックア
ップ18又は19の速度信号が入力される。サンプリン
グコントローラ30は、この速度信号を積分して変位信
号とし、この変位信号がゼロ、即ちセンサチューブ1
1,12の速度が最大のときにサンプルホールド信号を
サンプルホールド回路5a,5bに出力する。これによ
り、サンプルホールド回路5a,5bは、センサチュー
ブ11,12の最大速度時における入力電圧を保持す
る。なお、サンプルホールドする時点は、センサチュー
ブ11,12の最大速度時の検出電圧が最大となるの
で、望ましいが、所定の速度以上であれば最大速度であ
る必要はない。図1において、加振器20,21のコイ
ル部20a,21aは直列に接続され、増幅器26を介
してドライブ回路8より電流が供給される。通常、第1
のスイッチ27は閉成されているため、ドライブ回路8
はピックアップ18,19によりセンサチューブ11,
12の振動を検出して、その振幅が一定値になるような
電流をコイル部20a,21aに供給する。
【0037】第1の絶対値回路1は第2のスイッチが閉
成したときコイル部20aとドライブ回路8との接続点
の電圧を検出する。又、第2の絶対値回路2は第3のス
イッチ29が閉成したときコイル部20aとコイル部2
1aとの接続点の電圧を検出する。
成したときコイル部20aとドライブ回路8との接続点
の電圧を検出する。又、第2の絶対値回路2は第3のス
イッチ29が閉成したときコイル部20aとコイル部2
1aとの接続点の電圧を検出する。
【0038】第1の絶対値回路1の出力検出電圧は前述
のようにサンプルホールド回路5aに保持されて第1及
び第2の比率設定回路6,7に供給される。第1の比率
設定回路6は第1の絶対値回路1からの出力検出電圧の
例えば55%のレベルの電圧を出力する。また、第2の
比率設定回路7は第1の絶対値回路2からの出力検出電
圧の例えば45%のレベルの電圧を出力する。
のようにサンプルホールド回路5aに保持されて第1及
び第2の比率設定回路6,7に供給される。第1の比率
設定回路6は第1の絶対値回路1からの出力検出電圧の
例えば55%のレベルの電圧を出力する。また、第2の
比率設定回路7は第1の絶対値回路2からの出力検出電
圧の例えば45%のレベルの電圧を出力する。
【0039】第1の比率設定回路6の出力電圧はウイン
ドコンパレータ4の上限を設定する端子に入力され、第
2の比率設定回路7の出力電圧はウインドコンパレータ
4の下限を設定する端子に入力される。また、ウインド
コンパレータ4の入力端子にはサンプルホールド回路5
bに保持された第2の絶対値回路2の出力検出電圧が入
力される。ウインドコンパレータ4は入力電圧レベルが
予め設定された上限レベルと下限レベルの間にあるとき
はハイレベル信号を出力し、下限レベル以下、又は上限
レベル以上のときはローレベル信号を出力する。
ドコンパレータ4の上限を設定する端子に入力され、第
2の比率設定回路7の出力電圧はウインドコンパレータ
4の下限を設定する端子に入力される。また、ウインド
コンパレータ4の入力端子にはサンプルホールド回路5
bに保持された第2の絶対値回路2の出力検出電圧が入
力される。ウインドコンパレータ4は入力電圧レベルが
予め設定された上限レベルと下限レベルの間にあるとき
はハイレベル信号を出力し、下限レベル以下、又は上限
レベル以上のときはローレベル信号を出力する。
【0040】ウインドコンパレータ4の出力は警告装置
25に供給され、警告装置25はウインドコンパレータ
4の出力に応じてセンサチューブ11,12の異常を外
部へ発する。
25に供給され、警告装置25はウインドコンパレータ
4の出力に応じてセンサチューブ11,12の異常を外
部へ発する。
【0041】次に、センサチューブ異常検出回路9の動
作について説明する。
作について説明する。
【0042】まず、正常な状態ではセンサチューブ1
1,12の振幅はともにほぼ同じになっており、センサ
チューブ11,12、ピックアップ18,19、ドライ
ブ回路8、加振器20,21から構成されるループによ
りセンサチューブ11,12の質量とセンサチューブ1
1,12の接続部分のバネ定数により決まる固有振動数
で共振している。
1,12の振幅はともにほぼ同じになっており、センサ
チューブ11,12、ピックアップ18,19、ドライ
ブ回路8、加振器20,21から構成されるループによ
りセンサチューブ11,12の質量とセンサチューブ1
1,12の接続部分のバネ定数により決まる固有振動数
で共振している。
【0043】サンプリングコントローラ30は所定時間
毎に第1〜第3のスイッチ27〜29を切換えてセンサ
チューブ異常検出を実行する。
毎に第1〜第3のスイッチ27〜29を切換えてセンサ
チューブ異常検出を実行する。
【0044】サンプリングコントローラ30は、まず増
幅器26のゲインを下げ、そして、第1のスイッチ27
を開成せしめるとともに第2,第3のスイッチ28,2
9を閉成する。尚、第1のスイッチ27を開成する前に
増幅器26のゲインを下げておくことにより、第1のス
イッチ27を開成したときコイル部20a,21aで発
生しやすいスパイクノイズ(瞬間的な高電圧)を抑える
ことができ、スパイクノイズにより誤った振幅検出を防
止したり、また回路が破壊されたりすることを防止でき
る。
幅器26のゲインを下げ、そして、第1のスイッチ27
を開成せしめるとともに第2,第3のスイッチ28,2
9を閉成する。尚、第1のスイッチ27を開成する前に
増幅器26のゲインを下げておくことにより、第1のス
イッチ27を開成したときコイル部20a,21aで発
生しやすいスパイクノイズ(瞬間的な高電圧)を抑える
ことができ、スパイクノイズにより誤った振幅検出を防
止したり、また回路が破壊されたりすることを防止でき
る。
【0045】ピックアップ18の出力は図7(A)に示
すように正弦波形となる。これに対し、加振器20,2
1のコイル部20a,21aでは電流供給による電圧降
下(IR)とセンサチューブ11,12の振動による誘
導起電力の電圧(e)との合計値となり、出力電圧は図
7中(B),(C)の矩形波B1 ,C1 のようになる。
尚、図7において、コイル部20aの出力とコイル部2
1aの出力は実際には180度位相がずれているが、両
出力を比較しやすくするため同位相で示してある。
すように正弦波形となる。これに対し、加振器20,2
1のコイル部20a,21aでは電流供給による電圧降
下(IR)とセンサチューブ11,12の振動による誘
導起電力の電圧(e)との合計値となり、出力電圧は図
7中(B),(C)の矩形波B1 ,C1 のようになる。
尚、図7において、コイル部20aの出力とコイル部2
1aの出力は実際には180度位相がずれているが、両
出力を比較しやすくするため同位相で示してある。
【0046】しかるに、本実施例では所定時間毎に第1
のスイッチ27が開成して供給電流を遮断するため、コ
イル部20a,21aにはドライブ回路8からの電流が
流れず、供給電流値はゼロとなる。そのため、コイル部
20a,21aにおいては電圧降下IR1 ,IR2 がゼ
ロとなる。従って、コイル部20a,21aではセンサ
チューブ11,12の振動に伴う誘導起電力のみが発生
することになり、その出力電圧e1 ,e2 は図7
(B),(C)の波形B2 ,C2 で示すようになる。誘
導起電力による電圧e1 ,e2 は電圧降下IR1 ,IR
2 と電圧e1 ,e2 とを合計した電圧値(図7中、破線
で示す)に比べて1/10以下であるが、電圧降下分を
無視できるので、検出回路を構成する第1,第2の絶対
値回路1,2及び第1,第2の比率設定回路6,7、ウ
インドコンパレータ4の検出レベルを誘導起電力の大き
さに合わせることができる。
のスイッチ27が開成して供給電流を遮断するため、コ
イル部20a,21aにはドライブ回路8からの電流が
流れず、供給電流値はゼロとなる。そのため、コイル部
20a,21aにおいては電圧降下IR1 ,IR2 がゼ
ロとなる。従って、コイル部20a,21aではセンサ
チューブ11,12の振動に伴う誘導起電力のみが発生
することになり、その出力電圧e1 ,e2 は図7
(B),(C)の波形B2 ,C2 で示すようになる。誘
導起電力による電圧e1 ,e2 は電圧降下IR1 ,IR
2 と電圧e1 ,e2 とを合計した電圧値(図7中、破線
で示す)に比べて1/10以下であるが、電圧降下分を
無視できるので、検出回路を構成する第1,第2の絶対
値回路1,2及び第1,第2の比率設定回路6,7、ウ
インドコンパレータ4の検出レベルを誘導起電力の大き
さに合わせることができる。
【0047】ここで、第1の絶対値回路1、及び第2の
絶対値回路2の入力を考える。
絶対値回路2の入力を考える。
【0048】コイル部20a,21aの夫々の両端に
は、コイル部20a,21aとマグネット部20b,2
1bが相対的に運動しているため、レンツの法則により
誘導起電力が発生している。この誘導起電力はコイル部
20a,21aとマグネット部20b,21bの相対速
度に比例するので、加振器20の振幅と加振器21の振
幅が同じであればほぼ等しい誘導起電力が発生する。
は、コイル部20a,21aとマグネット部20b,2
1bが相対的に運動しているため、レンツの法則により
誘導起電力が発生している。この誘導起電力はコイル部
20a,21aとマグネット部20b,21bの相対速
度に比例するので、加振器20の振幅と加振器21の振
幅が同じであればほぼ等しい誘導起電力が発生する。
【0049】コイル部20a,21aの抵抗値が等し
く、相対速度が等しい正常状態においてはセンサチュー
ブ11,12の振動に伴うコイル部20a,21aの両
端に生じる電圧が等しくなるので、第1の絶対値回路1
及び第2の絶対値回路2には同じ大きさの電圧e1 ,e
2 が入力される。
く、相対速度が等しい正常状態においてはセンサチュー
ブ11,12の振動に伴うコイル部20a,21aの両
端に生じる電圧が等しくなるので、第1の絶対値回路1
及び第2の絶対値回路2には同じ大きさの電圧e1 ,e
2 が入力される。
【0050】そのため、ウインドコンパレータ4へ入力
される第2の電圧検出回路2の出力検出電圧は第1の絶
対値回路1の出力検出電圧と略同じ大きさの電圧とな
る。ここで上述したようにウインドコンパレータ4の上
限値は第1の絶対値回路1の出力検出電圧の50%を越
えた値(55%)であり、下限値は出力検出電圧の50
%を下回った値(45%)である。このため、第2の電
圧検出回路2の出力検出電圧は上下限値の範囲内であ
り、ウインドコンパレータ4の出力はハイレベルとな
る。このようにセンサチューブ11,12が正常な場合
はウインドコンパレータ4からハイレベルの出力が得ら
れる。
される第2の電圧検出回路2の出力検出電圧は第1の絶
対値回路1の出力検出電圧と略同じ大きさの電圧とな
る。ここで上述したようにウインドコンパレータ4の上
限値は第1の絶対値回路1の出力検出電圧の50%を越
えた値(55%)であり、下限値は出力検出電圧の50
%を下回った値(45%)である。このため、第2の電
圧検出回路2の出力検出電圧は上下限値の範囲内であ
り、ウインドコンパレータ4の出力はハイレベルとな
る。このようにセンサチューブ11,12が正常な場合
はウインドコンパレータ4からハイレベルの出力が得ら
れる。
【0051】ここで、どちらか一方のセンサチューブ1
1または12に気泡が滞留したり、内部に固形物が沈澱
したり、センサチューブ11または12に亀裂が生じた
りして固有振動数が変わり、いずれか一方のセンサチュ
ーブ11または12の振動が停止または振幅が減少して
しまう状態を考える。この場合、ドライブ回路8はセン
サチューブ11,12の相対的な振幅を一定にするよう
にコイル部20a,21aへの電流を増大させるから、
振動が停止していない方のセンサチューブ11または1
2の振幅が正常時の2倍近くなる。
1または12に気泡が滞留したり、内部に固形物が沈澱
したり、センサチューブ11または12に亀裂が生じた
りして固有振動数が変わり、いずれか一方のセンサチュ
ーブ11または12の振動が停止または振幅が減少して
しまう状態を考える。この場合、ドライブ回路8はセン
サチューブ11,12の相対的な振幅を一定にするよう
にコイル部20a,21aへの電流を増大させるから、
振動が停止していない方のセンサチューブ11または1
2の振幅が正常時の2倍近くなる。
【0052】一方、コイル部20a,21aにはセンサ
チューブ11,12の振動によってマグネット部20
b,21bとが近接、離間しているので、レンツの法則
によって誘導起電力が発生している。その大きさは相対
的な運動に比例するので、停止した方のセンサチューブ
の加振器20または21のコイル部20aまたは21a
には誘導起電力が発生しなくなる。逆に振動しているセ
ンサチューブの加振器20または21のコイル部20a
または21aには誘導起電力が2倍発生する。
チューブ11,12の振動によってマグネット部20
b,21bとが近接、離間しているので、レンツの法則
によって誘導起電力が発生している。その大きさは相対
的な運動に比例するので、停止した方のセンサチューブ
の加振器20または21のコイル部20aまたは21a
には誘導起電力が発生しなくなる。逆に振動しているセ
ンサチューブの加振器20または21のコイル部20a
または21aには誘導起電力が2倍発生する。
【0053】この場合、コイル部20a,21aの抵抗
分による夫々の電圧降下はゼロであり、上記の如く誘導
起電力に大きな差が現れるため、図7の波形B3 ,C3
に示す如くコイル部20a,21aの両端の電圧は均等
が崩れる。従って、上述したように第1の絶対値回路1
及び第2の絶対値回路2には同じ大きさの電圧が入力さ
れなくなり、第2の絶対値回路2の出力検出電圧は第1
の絶対値回路1の出力検出電圧の約1/2又は約2倍と
なり、第1の絶対値回路1の出力検出電圧により設定さ
れた上限、下限レベルの範囲内を越えてしまい、ウイン
ドコンパレータ4の出力がローレベルとなる。
分による夫々の電圧降下はゼロであり、上記の如く誘導
起電力に大きな差が現れるため、図7の波形B3 ,C3
に示す如くコイル部20a,21aの両端の電圧は均等
が崩れる。従って、上述したように第1の絶対値回路1
及び第2の絶対値回路2には同じ大きさの電圧が入力さ
れなくなり、第2の絶対値回路2の出力検出電圧は第1
の絶対値回路1の出力検出電圧の約1/2又は約2倍と
なり、第1の絶対値回路1の出力検出電圧により設定さ
れた上限、下限レベルの範囲内を越えてしまい、ウイン
ドコンパレータ4の出力がローレベルとなる。
【0054】尚、第1〜第3のスイッチ27〜29の切
換動作によるサンプリング時間は数分の1秒と一瞬であ
るため、流量計測を妨げるおそれはない。
換動作によるサンプリング時間は数分の1秒と一瞬であ
るため、流量計測を妨げるおそれはない。
【0055】図8に本発明の変形例を示す。
【0056】同図中、増幅器26と第1のスイッチ27
との間には抵抗R1 及びアンプ31が配設されており、
抵抗R1 の両端の電圧がアンプ31により測定される。
との間には抵抗R1 及びアンプ31が配設されており、
抵抗R1 の両端の電圧がアンプ31により測定される。
【0057】従って、サンプリングコントローラ30は
アンプ31からの出力電圧がゼロになったとき、第1の
スイッチ27を開成するとともに第2,第3のスイッチ
28,29を閉成させるように切換える。これにより、
コイル部20a,21aにおけるスパイクノイズが絶対
値回路1,2へ入ることを防止できる。
アンプ31からの出力電圧がゼロになったとき、第1の
スイッチ27を開成するとともに第2,第3のスイッチ
28,29を閉成させるように切換える。これにより、
コイル部20a,21aにおけるスパイクノイズが絶対
値回路1,2へ入ることを防止できる。
【0058】この場合、増幅器26のゲインを下げる必
要はない。
要はない。
【0059】図9に本発明の別の変形例を示す。
【0060】同図中、サンプリングコントローラ30か
らの信号は第1のスイッチ27へ出力されるとともに、
遅延回路32を介して第2,第3のスイッチ28,29
に出力される。
らの信号は第1のスイッチ27へ出力されるとともに、
遅延回路32を介して第2,第3のスイッチ28,29
に出力される。
【0061】そのため、第1のスイッチ27が開成した
後、およそ数10ミリ秒遅れて第2,第3のスイッチ2
8,29が閉成する。これにより、コイル部20a,2
1aで発生したスパイクノイズが絶対値回路1,2へ入
ることを防止できる。
後、およそ数10ミリ秒遅れて第2,第3のスイッチ2
8,29が閉成する。これにより、コイル部20a,2
1aで発生したスパイクノイズが絶対値回路1,2へ入
ることを防止できる。
【0062】尚、遅延回路32による遅延時間は任意に
設定できるため、スパイクノイズの発生に応じて第1の
スイッチ27に対する第2,第3のスイッチ28,29
の切換遅れを10ミリ秒以下あるいは数100ミリ秒に
することができる。
設定できるため、スパイクノイズの発生に応じて第1の
スイッチ27に対する第2,第3のスイッチ28,29
の切換遅れを10ミリ秒以下あるいは数100ミリ秒に
することができる。
【0063】又、増幅器26が定電流出力型のアンプで
ある場合、ゲインをゼロに変更することによりコイル部
20a,21aへの電流供給を断つことができる。この
場合、第1のスイッチ27を不要にできる。
ある場合、ゲインをゼロに変更することによりコイル部
20a,21aへの電流供給を断つことができる。この
場合、第1のスイッチ27を不要にできる。
【0064】従って、サンプリングコントローラ30は
増幅器26のゲインをゼロにした後第2,第3のスイッ
チ28,29を閉成してセンサチューブでの異常検出を
行う。
増幅器26のゲインをゼロにした後第2,第3のスイッ
チ28,29を閉成してセンサチューブでの異常検出を
行う。
【0065】尚、質量流量計の構成は上記実施例に限ら
ず、特にセンサチューブの形状が上記実施例以外の構
成、例えば同一出願人による特願平3−4679号に示
されるような質量流量計であっても良いのは勿論であ
る。また、質量流量計に限らず、一対の励振手段により
一対のセンサチューブを振動させてその固有振動数に基
づいて密度を測定する振動式密度計に本発明を適用して
も良い。さらに、上記各実施例においてサンプルホール
ド回路5a,5bを設けたが、これを省略して、第1及
び第2の絶対値回路1,2からの出力同士を直接比較す
るようにしてセンサチューブの振動状態を判定するよう
にしてもよい。
ず、特にセンサチューブの形状が上記実施例以外の構
成、例えば同一出願人による特願平3−4679号に示
されるような質量流量計であっても良いのは勿論であ
る。また、質量流量計に限らず、一対の励振手段により
一対のセンサチューブを振動させてその固有振動数に基
づいて密度を測定する振動式密度計に本発明を適用して
も良い。さらに、上記各実施例においてサンプルホール
ド回路5a,5bを設けたが、これを省略して、第1及
び第2の絶対値回路1,2からの出力同士を直接比較す
るようにしてセンサチューブの振動状態を判定するよう
にしてもよい。
【0066】
【発明の効果】上述の如く、本発明になる振動式測定装
置は、第1,第2の励振手段に供給される電流を一時的
にゼロに切換え、その間にセンサチューブの振動に応じ
て第1,第2の励振手段に発生する誘導起電力のみを検
出することができるので、検出レベルを誘導起電力の大
きさに合わせて設定し、励振手段で生ずる電圧降下を無
視した状態で一対のセンサチューブが正常に振動してい
るか否かあるいはセンサチューブの一方が破損又は気泡
滞留等の異常が生じて振動が妨げられていることをより
精度良く検出することができ、センサチューブにおける
異常検出の信頼性を高めることができる等の特長を有す
る。
置は、第1,第2の励振手段に供給される電流を一時的
にゼロに切換え、その間にセンサチューブの振動に応じ
て第1,第2の励振手段に発生する誘導起電力のみを検
出することができるので、検出レベルを誘導起電力の大
きさに合わせて設定し、励振手段で生ずる電圧降下を無
視した状態で一対のセンサチューブが正常に振動してい
るか否かあるいはセンサチューブの一方が破損又は気泡
滞留等の異常が生じて振動が妨げられていることをより
精度良く検出することができ、センサチューブにおける
異常検出の信頼性を高めることができる等の特長を有す
る。
【図1】本発明になる振動式測定装置が適用された質量
流量計のセンサチューブ異常検出回路のブロック図であ
る。
流量計のセンサチューブ異常検出回路のブロック図であ
る。
【図2】質量流量計の全体構成を示す斜視図である。
【図3】質量流量計の平面図である。
【図4】質量流量計の一部切截側面図である
【図5】図3中、X−X線の矢視図である。
【図6】図3中、Y−Y線の矢視図である。
【図7】ピックアップ及び加振器のコイル部の出力電圧
の波形図である。
の波形図である。
【図8】本発明の変形例のブロック図である。
【図9】本発明の別の変形例のブロック図である。
1 第1の絶対値回路(第1の検出回路) 2 第2の絶対値回路(第2の検出回路) 3 閾値設定回路(比較回路) 4 ウインドコンパレータ(比較回路) 5a,5b サンプルホールド回路 6 第1の比率設定回路 7 第2の比率設定回路 8 ドライブ回路 9 センサチューブ異常検出回路 10 質量流量計 11,12 センサチューブ 18,19 ピックアップ 20,21 加振器 20a,21a コイル部 26 増幅器 27 第1のスイッチ 28 第2のスイッチ 29 第3のスイッチ 30 サンプリングコントローラ 31 アンプ 32 遅延回路
Claims (1)
- 【請求項1】 第1の励振手段により振動する第1の管
路と、該第1の励振手段と同期した第2の励振手段によ
り振動する第2の管路とを設け、該第1の管路及び該第
2の管路の一方または両方の振動を検出して、その検出
信号により流体の質量流量または密度を測定する振動式
測定装置において、 前記第1,第2の励振手段へ供給される電流を一時的に
遮断する切換手段と、 該切換手段により供給電流が遮断されたとき前記第1の
管路の振動に応じて前記第1の励振手段に生じる電圧を
検出する第1の検出回路と、 前記切換手段により供給電流が遮断されたとき前記第2
の管路の振動に応じて前記第2の励振手段に生じる電圧
を検出する第2の検出回路と、 前記第1の検出回路からの出力と前記第2の検出回路か
らの出力とを比較する比較回路とを具備し、該比較回路
の出力信号により前記第1及び第2の管路の振動状態を
判定することを特徴とする振動式測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34734191A JPH05180680A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 振動式測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34734191A JPH05180680A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 振動式測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05180680A true JPH05180680A (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=18389572
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34734191A Pending JPH05180680A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 振動式測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05180680A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022080187A1 (ja) * | 2020-10-16 | 2022-04-21 | 京都電子工業株式会社 | 振動式密度計、及び振動式密度計における気泡混入判定方法 |
| JP2024541346A (ja) * | 2021-11-12 | 2024-11-08 | マイクロ モーション インコーポレイテッド | 流量計外部磁界定量化装置及び方法 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP34734191A patent/JPH05180680A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022080187A1 (ja) * | 2020-10-16 | 2022-04-21 | 京都電子工業株式会社 | 振動式密度計、及び振動式密度計における気泡混入判定方法 |
| JP2022065825A (ja) * | 2020-10-16 | 2022-04-28 | 京都電子工業株式会社 | 振動式密度計、及び振動式密度計における気泡混入判定方法 |
| CN116075707A (zh) * | 2020-10-16 | 2023-05-05 | 京都电子工业株式会社 | 振动式密度计以及振动式密度计中的气泡混入判定方法 |
| JP2024541346A (ja) * | 2021-11-12 | 2024-11-08 | マイクロ モーション インコーポレイテッド | 流量計外部磁界定量化装置及び方法 |
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