JPH05181244A - 写真用自動現像処理システム - Google Patents

写真用自動現像処理システム

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JPH05181244A
JPH05181244A JP3358469A JP35846991A JPH05181244A JP H05181244 A JPH05181244 A JP H05181244A JP 3358469 A JP3358469 A JP 3358469A JP 35846991 A JP35846991 A JP 35846991A JP H05181244 A JPH05181244 A JP H05181244A
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JP
Japan
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processing
tank
photographic
automatic
liquid
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Application number
JP3358469A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kurematsu
雅行 榑松
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Priority to US07/995,584 priority patent/US5353085A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、写真処理廃液を濃縮処理して脱
塩し、この脱塩液を処理槽に供給することで、写真処理
液の実質的な補充量を大幅に軽減することができる写真
用自動現像処理システムを提供する。 【構成】 写真用自動現像処理システムは、自動現像機
200の処理槽210の処理液で写真感光材料を処理
し、この処理で疲労した処理液に補充用処理剤を加える
ことで賦活し、連続的に写真処理を行ない、前記処理槽
210に供給する補充用処理剤を濃縮処理剤とし、前記
自動現像機200の処理工程より排出される写真処理廃
液を、蒸発濃縮処理装置300で加熱して蒸発濃縮せし
め、これによって生じる蒸気を冷却凝縮し、この凝縮液
を電極間に陽イオン交換膜と陰イオン交換膜とを室枠を
介して交互に配列し、これら両イオン交換膜と室枠とに
よって濃縮室及び脱塩室を交互に形成させた電気透析装
置400により、電気透析濃縮液と脱塩水に分離し、そ
の脱塩液を脱塩液ストックタンク500に貯留し、この
脱塩液を前記処理槽に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばハロゲン化銀
写真感光材料を処理する写真用自動現像処理システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料の写真処理
は、黒白感光材料の場合には現像、定着及び水洗等、ま
たカラー感光材料の場合には発色現像、漂白定着(また
は漂白、定着)、水洗、安定化等の機能の1つ又は2つ
以上を有する処理液を用いた工程を組合わせて行われて
いる。そして、多量の感光材料を処理する写真処理にお
いては、処理によって消費された成分を補充し、一方、
処理によって処理液中に溶出あるいは蒸発によって濃厚
化する成分(例えば、現像液における臭化物イオン、定
着液における銀錯塩)を除去して処理液成分を一定に保
つことによって処理液の性能を一定に維持する手段が採
られており、前記補充のために補充液が処理液に補充さ
れ、写真処理における濃厚化成分の除去のために処理液
の一部が廃棄されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、自動現像
機においては、処理槽の処理液で写真感光材料を処理
し、この処理で疲労した処理液に補充用処理剤を加える
ことで賦活し、連続的に写真処理を行なっているが、補
充液タンクの容量が自動現像機の能力に影響し、処理能
力を向上させるは補充タンクの容量を大きくする必要が
あり、また補充液タンクの交換頻度が大幅に多くなり、
メンテナンス性が低下する一原因となっている。
【0004】また、写真処理廃液は自動現像機の処理槽
から廃液管によって導かれ、水洗水の廃液や自動現像機
の冷却水等で稀釈されて下水道等に廃棄されていたが、
これら以外の写真処理液、例えば現像液、定着液、発色
現像液、漂白定着液(又は漂白液、定着液)、安定液等
の廃棄は、近年の公害規制の強化により実質的に不可能
となっている。この発明は、かかる点に鑑みてなされた
もので、写真処理廃液を濃縮処理して脱塩し、この脱塩
液を処理槽に供給することで、写真処理液の実質的な補
充量を大幅に軽減することができる写真用自動現像処理
システムを提供することを目的としている。。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、自動現像機の処理槽の処理
液で写真感光材料を処理し、この処理で疲労した処理液
に補充用処理剤を加えることで賦活し、連続的に写真処
理を行ない、前記処理槽に供給する補充用処理剤を濃縮
処理剤とし、前記自動現像機の処理工程より排出される
写真処理廃液を、蒸発濃縮処理装置で加熱して蒸発濃縮
せしめ、これによって生じる蒸気を冷却凝縮し、この凝
縮液を電極間に陽イオン交換膜と陰イオン交換膜とを室
枠を介して交互に配列し、これら両イオン交換膜と室枠
とによって濃縮室及び脱塩室を交互に形成させた電気透
析装置により、電気透析濃縮液と脱塩液に分離し、その
脱塩液を脱塩液ストックタンクに貯留し、この脱塩液を
前記処理槽に供給することを特徴としている。
【0006】請求項2記載の発明は、前記蒸発濃縮処理
装置の写真処理廃液を加熱して蒸発濃縮せしめ、これに
よって生じる蒸気を冷却凝縮する手段が、前記写真処理
廃液を蒸発濃縮せしめる蒸発釜の加熱手段及び蒸気を冷
却し液化する冷却釜の冷却手段として、圧縮機、放熱
部、減圧装置、吸熱部を順次に接続し熱媒体を密閉した
ヒートポンプ装置の前記放熱部及び吸熱部を用い、前記
蒸発釜と冷却釜とを連通状態として全体を減圧する減圧
手段を備えたことを特徴としている。
【0007】請求項3記載の発明は、前記少なくとも1
つの処理工程に供給するための濃縮処理剤を、2種類以
上に分割して供給することを特徴としている。
【0008】請求項4記載の発明は、前記濃縮処理剤の
供給量が、供給される脱塩液1/3〜1/50の容量と
して供給されることを特徴としている。
【0009】請求項5記載の発明は、前記処理槽に液面
検出手段を設け、この液面検出信号に基づいて前記脱塩
液が供給されることを特徴としている。
【0010】請求項6記載の発明は、2台以上の前記自
動現像機から排出される写真処理廃液を一括して蒸発濃
縮処理することを特徴としている。
【0011】請求項7記載の発明は、カラーネガ処理自
動現像機と、カラーペーパー処理自動現像機から排出さ
れる写真処理廃液を一括して処理し、これによって生じ
る脱塩液を前記カラーネガ処理自動現像機及びカラーペ
ーパー処理自動現像機の処理工程に供給することを特徴
としている。
【0012】請求項8記載の発明は、前記処理槽に供給
する補充用処理剤を濃縮処理剤とし、この複数の処理槽
に供給する全て濃縮処理剤がほぼ同時に供給完了となる
よう濃縮処理剤容量を設定することを特徴としている。
【0013】請求項9記載の発明は、前記電気透析濃縮
液を、前記自動現像機の処理工程に供給することを特徴
としている。
【0014】請求項10記載の発明は、前記自動現像機
の処理工程のうち定着工程に続く、水洗工程または無水
洗安定化工程で供給する脱塩液を、一定期間の写真感光
材料の処理量が少ない時には感光材料処理のための補充
とは別に供給することを特徴としている。請求項11記
載の発明は、前記脱塩液の脱塩液ストックタンクに殺菌
手段を有することを特徴としている。
【0015】請求項12記載の発明は、前記処理槽より
排出される写真処理廃液を溜める廃液ストックタンクを
設け、この廃液ストックタンクより写真処理廃液を蒸発
濃縮処理装置に供給することを特徴としている。
【0016】請求項13記載の発明は、前記濃縮処理剤
を貯溜する補充タンクを、前記処理槽の受け部にセット
可能にし、この補充タンクと処理槽の受け部のセットを
色分け及び/又は形状により一致させることを特徴とし
ている。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明は、写真処理廃液の処理か
ら得られる脱塩液を、自動現像機の処理槽に供給するこ
とで、補充用処理剤の実質的な補充量を大幅に軽減する
ことができる。例えば、補充用処理剤を貯溜した補充液
タンクの容量が同じ処理能力の自動現像機であれば、補
充用処理剤は非常に少なくてすむ。また、同じ補充液タ
ンク容量であれば、従来より補充用処理剤を加える頻度
が大幅に低下する。
【0018】請求項2記載の発明では、ヒートポンプ装
置を有する蒸発濃縮処理装置で、凝縮液に入るガス成分
の濃度自身を抑えることで、各種の写真処理液、処理量
の変動等による処理液成分の影響を受けないで補充用処
理剤の実質的な補充量を大幅に軽減することができる。
即ち、加熱蒸発による分解等によるガス発生を抑え、凝
縮液に入るガス成分の濃度自身をも抑えることで、電気
透析槽の負荷を減らし、安定運転を可能とする。また、
処理液中に入る脱塩水の中に問題成分が入らないように
する。
【0019】請求項3記載の発明では、自動現像機の少
なくとも1つの処理工程に供給するための濃縮処理剤
を、2種類以上に分割して供給する。このように、濃縮
処理剤を分割することで、処理剤の安定性が向上し、こ
のシステムの安定性がアップする。また、保恒剤成分を
1パートとし、感光材料処理を行わない期間に対して、
保恒剤と脱塩液を供給する処理液の安定化ができる。
【0020】請求項4記載の発明では、濃縮処理剤の供
給量が、供給される脱塩水1/3〜1/50の容量とし
て供給される。例えば、脱塩液に対して濃縮処理剤が多
いと、この発明の効果が弱くなり、また少ないと処理性
能が安定せず1/3〜1/50が好ましい。
【0021】請求項5記載の発明では、処理槽に液面検
出手段を設け、この液面検出信号に基づいて脱塩液が供
給され、経時による蒸発変動に対応できる。
【0022】請求項6記載の発明では、2台以上の自動
現像機から排出される写真処理廃液を一括して蒸発濃縮
処理しており、2台以上の自動現像機でシステムとする
と、設置面積、コストに有利であり脱塩塩も安定する。
【0023】請求項7記載の発明では、カラーネガ処理
自動現像機と、カラーペーパー処理自動現像機から排出
される写真処理廃液を一括して処理し、これによって生
じる脱塩液を前記カラーネガ処理自動現像機及びカラー
ペーパー処理自動現像機の処理工程に供給する。このた
め、ネガペーパー現像は対でミニラボで使用されること
があり、このシステムを一括させると、非常にメンテ性
のよい手の掛らない安定なシステムとなる。請求項8記
載の発明では、処理槽に供給する補充用処理剤を濃縮処
理剤とし、この複数の処理槽に供給する全て濃縮処理剤
がほぼ同時に供給完了となるよう濃縮処理剤容量を設定
しており、濃縮処理剤が一括交換ができ取り扱いが簡単
となる。
【0024】請求項9記載の発明では、電気透析濃縮液
を、自動現像機の処理工程に供給し、電気透析濃縮液に
は処理液保恒成分が含まれ、処理液の性能を維持し経時
に対する処理安定化ができる。また、電極液はpH調整
剤として使用可能である。
【0025】請求項10記載の発明では、自動現像機の
処理工程のうち定着工程に続く、水洗工程または無水洗
安定化工程で供給する脱塩液を、一定期間の写真感光材
料の処理量が少ない時には感光材料処理のための補充と
は別に供給し、感光ムラ、白地性の感光材料仕上がりを
問題なく安定化できる。
【0026】請求項11記載の発明では、脱塩液のスト
ックタンクに殺菌手段を有し、脱塩液の微生物による障
害を防止できる。
【0027】請求項12記載の発明では、処理槽より排
出される写真処理廃液を廃液ストックタンクに溜め、こ
の廃液ストックタンクより写真処理廃液を蒸発濃縮処理
装置に供給し、廃液ストックタンクに溜めることでバッ
ファーとなり、少ない処理能力のシステムをカバーする
ことができる。
【0028】請求項13記載の発明では、濃縮処理剤を
貯溜する補充タンクと処理槽の受け部のセットを色分け
及び/又は形状により一致させ、簡単な構造で操作ミス
をなくす。
【0029】
【実施例】以下、この発明について詳細に説明する。
【0030】この写真用自動現像処理システムを図1に
示す。この写真用自動現像処理システムは、自動現像機
200の処理槽210の処理液で写真感光材料を処理
し、この処理で疲労した処理液に補充タンク220から
補充用処理剤を加えることで賦活し、連続的に写真処理
を行ない、処理槽210に供給する補充用処理剤を濃縮
処理剤とし、自動現像機200の処理工程より排出され
る写真処理廃液を、蒸発濃縮処理装置300で加熱して
蒸発濃縮せしめ、これによって生じる蒸気を冷却凝縮
し、この凝縮液を電極間に陽イオン交換膜と陰イオン交
換膜とを室枠を介して交互に配列し、これら両イオン交
換膜と室枠とによって濃縮室及び脱塩室を交互に形成さ
せた電気透析装置400により、電気透析濃縮液と脱塩
液に分離し、その脱塩液を脱塩液ストックタンク500
に貯留し、この脱塩液を処理槽210に供給することを
特徴としている。
【0031】この写真用自動現像処理システムは、写真
処理廃液の処理から得られる脱塩液を、自動現像機20
0の処理槽210に供給することで、補充用処理剤の実
質的な補充量を大幅に軽減することができる。従って、
例えば、補充用処理剤を貯溜した補充液タンク220の
容量が同じ処理能力の自動現像機であれば、補充用処理
剤は非常に少なくてすむ。また、同じ補充液タンク容量
であれば、従来より補充用処理剤を加える頻度が大幅に
低下する。
【0032】次に、この写真用自動現像処理システムの
構成要素について詳細に説明する。
【0033】自動現像機 この発明が処理対象とする写真処理廃液はいずれのもの
であってもよいが、自動現像機から排出されるものが好
ましい。また、この発明の蒸発濃縮処理装置及び電気透
析装置は自動現像機に内蔵されるか又は近隣に配設され
て廃液処理配管を施されることが好ましい。
【0034】自動現像機はいずれの種類、型式のもので
もよく、例えばロール状の写真感光材料を発色現像槽、
漂白定着槽、水洗代替安定槽に連続的に案内して写真処
理し、乾燥後、巻き取る方式のものがある。また、自動
現像機としては、ショートリーダに写真感光材料を案内
させる発色現像槽、漂白槽、定着槽、水洗代替安定槽、
第2安定槽を有する態様等種々のものがある。
【0035】自動現像機には、通常、補充液タンクがあ
り、センサーにより写真感光材料の写真処理量を検知
し、その検出情報に従い制御装置により各処理槽に補充
液の補充が行われる。
【0036】なお、写真処理の方式、写真処理槽の構
成、補充液の補充方法は限定されるものではなく、例え
ば特開昭58−14834号、同48−34448号、
同57−132146号及び同58−18631号、特
願昭59−119840号、同59−120658号等
に示されるいわゆる無水洗方式のものを含めて、他の方
式ないし構成のものに対してもこの発明の適用が可能で
ある。
【0037】この発明による処理を行うことができる写
真処理廃液の代表例について例えば特願昭60−259
003号に詳述されている。但し、特願昭60−259
003号には処理される写真材料がカラー用である場合
の写真処理液について主に述べられているが、写真処理
廃液は写真処理液を用いてハロゲン化銀写真材料を処理
する際に出るオーバーフロー液が用いられる。特に、チ
オ硫酸イオンを含有する時に、この発明の効果を良好に
奏し、チオ硫酸イオンを20g/リットル以上含有する
時、より効果的である。
【0038】写真処理廃液の回収 自動現像機の各処理槽に対し補充液の補充が行われる
と、オーバーフロー廃液として処理槽から排出されスト
ックタンクに集められる。通常の自動現像機において
は、補充液の補充により処理槽の上部からオーバーフロ
ーした分が写真処理廃液として処理の対象となる。
【0039】ストックタンクを複数個設けること、この
発明の蒸発濃縮処理装置を複数個設けその1ないし2以
上をストックタンクとして利用すること(例えば、交互
にストックタンクと処理装置として使い分ける)等もこ
の発明は包含する。ストックタンクを用い一定量を1度
に処理するようにすれば、写真処理廃液の成分を均一化
でき、ストックタンクは写真処理槽から蒸発濃縮処理装
置へのバッファーとして有用である。
【0040】オーバーフローした写真処理廃液をストッ
クタンクに移す手段としては、案内管を通して自然落下
させるのが簡易の方法であるが、途中に熱交換手段を配
置して写真処理廃液の保有している熱エネルギーと採取
したり、或いは自動現像機もしくは後述する蒸発濃縮処
理装置の熱エネルギーを利用してストックタンクに集め
られる以前に写真処理廃液を予備加熱、もしくは水分を
蒸発させる手段を設けてもよいし、またポンプ等により
強制移送する場合もあり得る。
【0041】また、自動現像機の各写真処理槽に写真処
理廃液中の成分に相違が有るため、全ての写真処理廃液
を一括処理せず、各写真処理槽毎に、若しくは2又は3
以上の群に分けられた処理槽の廃液毎にストックタンク
を用意して別々に処理する場合もこの発明に含まれる。
特に、銀の回収の点から発色現像槽の廃液と漂白定着槽
及び水洗代替安定槽の廃液とを分けると有利である。
【0042】この発明において、ネガフィルム処理の写
真処理廃液と、ペーパー処理の写真処理廃液とを混合し
た写真処理廃液を処理することが好ましい。
【0043】また、既存の自動現像機等にある廃液タン
クに配管し、ポンプにより廃液をストックタンクへ強制
移送してもよい。更に、自動現像機の廃液タンク自体を
ストックタンクとして利用することができる。この場
合、このストックタンクの重量を検知して、ポンプを作
動し配管にて廃液を強制移送することが好ましい。廃液
タンクにフロートを浮かせて一定以上の液面を検知して
ポンプを作動させることも既存の自動現像機に対する設
置が簡単で好ましい。
【0044】この発明によって蒸留濃縮処理される写真
処理廃液は、そのpH値はそのままでもよいが、pH
3.5〜7、特にpH4.5〜6.5で蒸発処理するこ
とが、この発明の目的をより効果的に達成する上から好
ましい。また、各種の消泡剤(例えばシリコーン化化合
物等)を用いることにより、写真処理液中に存在する又
は感光材料から溶出する活性剤による蒸発処理時の発泡
を抑えることができて極めて有利である。
【0045】自動現像機の一例を図2及び図3に示す。
この図2はカラーネガフィルムを処理する自動現像機
で、発色現像槽1、漂白槽2、定着槽3、水洗代替安定
槽4、第2安定槽5の各処理槽を有し、現像処理された
写真感光材料は乾燥部6で乾燥される。この発色現像槽
1、漂白槽2、定着槽3、水洗代替安定槽4及び第2安
定槽5には、それぞれ補充タンク221〜225が接続
され、さらに発色現像槽1、漂白槽2、定着槽3、水洗
代替安定槽4、第2安定槽5からオーバーフローする写
真処理廃液は廃液ストックタンク600に貯溜される。
【0046】この図3はカラー印画紙を処理する自動現
像機で、発色現像槽12、漂白定着槽13、水洗代替安
定槽14の各処理槽を有し、現像処理された写真感光材
料は乾燥部15で乾燥される。この発色現像槽12、漂
白定着槽13及び水洗代替安定槽14には、それぞれ補
充タンク226〜228が接続され、さらに発色現像槽
12、漂白定着槽13、水洗代替安定槽14からオーバ
ーフローする写真処理廃液は廃液ストックタンク600
に貯溜される。
【0047】この処理槽より排出される写真処理廃液を
廃液ストックタンク600に溜め、この廃液ストックタ
ンク600より写真処理廃液を蒸発濃縮処理装置300
に供給し、このように廃液ストックタンク600に溜め
ることでバッファーとなり、少ない処理能力のシステム
をカバーすることができる。
【0048】これらの自動現像機の少なくとも1つの処
理工程に供給するための濃縮処理剤を、補充タンクで2
種類以上に分割して供給し、このように濃縮処理剤を分
割することで、処理剤の安定性が向上し、このシステム
の安定性がアップする。また、保恒剤成分を1パートと
し、感光材料処理を行わない期間に対して、保恒剤と脱
塩液を供給する処理液の安定化ができる。
【0049】また、この濃縮処理剤の供給量が、脱塩液
ストックタンク500から供給される脱塩液1/3〜1
/50の容量として供給される。例えば、脱塩液に対し
て濃縮処理剤が多いと、この発明の効果が弱くなり、ま
た少ないと処理性能が安定せず1/3〜1/50が好ま
しい。
【0050】また、処理槽に液面検出手段501を設
け、この液面検出信号に基づいて制御装置502でポン
プ503を駆動して脱塩液ストックタンク500から脱
塩液が供給され、経時による蒸発変動に対応できる。
【0051】図4では、2台以上の自動現像機200か
ら排出される写真処理廃液を一括して蒸発濃縮処理装置
300へ供給して蒸発濃縮処理しており、2台以上の自
動現像機200でシステムとすると、設置面積、コスト
に有利であり脱塩塩も安定する。
【0052】また、カラーネガ処理自動現像機と、カラ
ーペーパー処理自動現像機から排出される写真処理廃液
を一括して処理し、これによって生じる脱塩液を、カラ
ーネガ処理自動現像機及びカラーペーパー処理自動現像
機の処理工程に供給する。このため、ネガペーパー現像
は対でミニラボで使用されることがあり、このシステム
を一括させると、非常にメンテ性のよい手の掛らない安
定なシステムとなる。
【0053】また、処理槽に供給する補充用処理剤を濃
縮処理剤とし、この複数の処理槽に供給する全て濃縮処
理剤がほぼ同時に供給完了となるように濃縮処理剤容量
を設定すると、濃縮処理剤が一括変換ができ取り扱いが
簡単となる。
【0054】また、図1に示すように、電気透析装置4
00で得られた電気透析濃縮液を、自動現像機200の
処理工程に供給しており、この電気透析濃縮液には処理
液保恒成分が含まれ、処理液の性能を維持し経時に対す
る処理安定化ができる。また、電極液はpH調整剤とし
て使用可能である。
【0055】さらに、自動現像機200の処理工程のう
ち定着工程に続く、水洗工程または無水洗安定化工程で
供給する脱塩液を、一定期間の写真感光材料の処理量が
少ない時には感光材料処理のための補充とは別に供給
し、感光ムラ、白地性の感光材料仕上がりを問題なく安
定化できる。
【0056】脱塩液のストックタンク500には殺菌手
段を有し、この殺菌手段によって脱塩液の微生物による
障害を防止できる。
【0057】この殺菌手段としては、紫外線殺菌(25
3.7mmのUVランプによる殺菌)、電解殺菌(陽極
材に活性炭、炭素繊維、ポーラスカーボン等の炭素材を
使用し、1.0〜10Vの電圧を印加する。また、液中
で前記炭素材を分極させ陽極として働かせる方法により
電気殺菌する)。また、殺菌剤添加が有効である。
【0058】殺菌手段は三共出版株式会社発行の「防菌
防黴の科学」、株式会社東レリサーチセンター発行の
「新しい殺菌剤、殺菌技術」に記載される水の殺菌手段
を使用できる。特に、好ましくは紫外線殺菌、電解殺
菌、ハロゲン化合物添加殺菌(殺菌剤その他)がある。
【0059】ここで、ハロゲン化合物としては、塩素化
合物の次亜塩素酸、イソシアヌル酸、臭素化合物があ
る。好ましく用いられる殺菌剤は、サリチル酸、ソルビ
ン酸、デヒトロ酢酸、ヒドロキシ安息香酸系化合物、ア
ルキルフェノール系化合物、チアゾール系化合物、ピリ
ジン系化合物、グアニジン系化合物、カーバメイト系化
合物、モルホリン系化合物、四級ホスホニウム系化合
物、アンモニウム系化合物、尿素系化合物、イソキサゾ
ール系化合物、プロパモールアミン系化合物、スルファ
ミド誘導体及びアミノ酸系化合物である。
【0060】前記濃縮処理剤を貯溜する補充タンク22
0と処理槽210の受け部のセットは、色分け及び/又
は形状により一致させることで、簡単な構造で操作ミス
をなくすことができる。
【0061】この実施例を図5乃至図10に基づいて説
明する。この実施例では、濃縮処理剤を貯溜する補充タ
ンクは、例えば図5乃至図7に示すように、発色現象容
器CD、漂白定着容器BF、無水洗安定液容器SSTと
して構成され、このそれぞれ発色現象容器CD、漂白定
着容器BF、無水洗安定液容器SSTはフレキシブル溶
器であり、例えば通気性の小さいフィルムのビニール袋
で形成され、それぞれ処理工程別に3個用意されてい
る。
【0062】この発色現象容器CDを構成する3個のビ
ニール袋800a,800b,800cは、四角の支持
板801に注入部802a,802b、802cがセッ
トされ、漂白定着容器BFを構成する3個のビニール袋
810a,810b,810cは、三角の支持板811
に注入部812a,812b,812cがセットされ、
無水洗安定液容器SSTを構成する3個のビニール袋8
20a,820b,820cは、丸の支持板821に注
入部822a,822b,822cがセットされ、それ
ぞれダンボール830の中に収納されている。この実施
例では、発色現象容器CD、漂白定着容器BF、無水洗
安定液容器SSTの区別を、支持板801,811,8
21の形状を代えることによって行なっているが、支持
板の形状は同じでも色を例えば白、赤、青、緑、黄等と
代えるようにしてもよい。
【0063】そして、これらは自動現像機にセットされ
るが、例えば発色現象容器CDを自動現像機にセットす
る場合には、図8及び図9に示すように、発色現象容器
CDをダンボール830から取り出して、注入部802
a,802b、802cのキャップを外し、自動現像機
の発色現象槽側のベローズポンプ840a.840b,
840cに接続されたホース841a,841b,84
1cの先端部842a,842b,842cを、発色現
象容器CDの3個のビニール袋800a,800b,8
00cに対応させる。この対応は、ホース841a,8
41b,841cの先端部842a,842b,842
cを支持する支持板850とビニール袋800a,80
0b,800cの支持板801の形状を一致させてい
る。
【0064】そして、キャップ843a,843b,8
43cを注入部802a,802b,802cに螺着し
て連通させるが、この場合キャップ843a,843
b,843cと、注入部802a,802b,802c
との対応は、例えばキャップと注入部との色やラベル等
を一致させることによって行なうことができる。
【0065】また、図10に示すように、濃縮処理剤を
貯溜する補充タンクと処理槽の受け部のセットを一致さ
せる手段として、補充タンク側の発色現象容器CD、漂
白定着容器BF、無水洗安定液容器SSTの支持板86
0,861,862と、処理槽側の受け部の支持板87
0,871,872の接続位置を一致させるようにして
もよい。
【0066】前記濃縮処理剤を貯溜する補充タンク22
0と処理槽210の受け部にセットする他の実施例を、
図11乃至図13に示す。この実施例では、例えば発色
現象容器CD、漂白定着容器BF、無水洗安定液容器S
STは前記と同様に構成されるが、ケース900、90
1、902の形状がそれぞれ異なっている。自動現像機
側には、これに対応した形状の受部903,904,9
05が形成されており、発色現象容器CD、漂白定着容
器BF、無水洗安定液容器SSTは所定の位置にセット
される。
【0067】この発色現象容器CD、漂白定着容器B
F、無水洗安定液容器SSTを、所定の位置にセットす
る手段は、自動現像機側の受部903,904,905
と色やラベルで一致させるようにしてもよい。
【0068】そして、自動現像機側の処理槽側との接続
は、発色現象容器CD、漂白定着容器BF、無水洗安定
液容器SSTのケース900〜902の一部900a〜
902aに孔を開けて注入部910を取り出して、処理
槽側に接続されたホース911にワンタッチカプラーで
連通させ、この場合も接続部を形状、色、ラベル等によ
って一致させるようにすることができる。また、好まし
くは、濃縮補充処理液容器をそのまま、補充タンクとし
て使用する。
【0069】前記濃縮処理剤を貯溜する補充タンクと処
理槽の受け部にセットするさらに他の実施例を、図14
乃び図15に示す。この実施例では、補充タンク200
に注入皿950と取り付け、この注入皿950に処理剤
容器960をセットする。この場合、注入皿950と処
理剤容器960の形状を一致させるようにしているが、
色やラベルを一致させるようにしてもよい。
【0070】蒸発濃縮処理装置 この発明に用いる蒸発濃縮処理装置は、写真処理廃液を
蒸留処理するものであり、図16に示す。
【0071】図16において、21は減圧に耐える蒸発
釜で、この蒸発釜21内には水溶液例えば写真処理廃液
が注入貯留されている。22は蒸発釜21の外側に同心
状に設けた冷却釜で、この冷却釜22の上部は蒸発釜2
1と連通し、減圧手段23に接続されて減圧される。蒸
発釜22内を大気圧より低い減圧下にすると、沸騰点以
下で沸騰が起こることは知られており、この実施例はガ
ス発生の起こりにくい低温での蒸発を、この減圧下で行
なう。減圧手段23としては、真空ポンプ方式、エジェ
クター方式等の手段を使用できるが、好ましくはエジェ
クター方式の中で水流によるエジェクター方式である、
いわゆる水流ポンプ方式のものがよく、これは外気中へ
臭気成分を放出しない点で好まれる。
【0072】24は蒸発釜21内にらせん状に配置した
放熱部で、圧縮機31、放熱部24、減圧装置23、吸
熱部29及び冷媒空冷手段32を順次接続し、これらで
熱媒体を密封したヒートポンプ装置25を構成してい
る。このヒートポンプ装置25の放熱部24が加熱手段
を構成しており、その表面温度は、減圧蒸発下では10
0℃以下、特に臭気ガスの発生を防止するには30〜4
0℃に管理することが最も好ましい。この管理方法は、
蒸発釜21内の濃縮液温度により、ファン33をON/
OFFさせる方法、冷媒(熱媒体)の加熱側温度、圧力
によりファン33をON/OFFさせる方法が好まし
い。このヒートポンプ装置25の放熱部24は下部を水
溶液Wに浸し、上部を液面上から突出して空中に露出し
ている。ここに放熱部24を液中と空中とにまたがるよ
うにらせん状に配置した理由は、液中と液面を同時に効
率よく加熱できるようにするためである。
【0073】ヒートポンプ装置25に使用する熱媒体と
して、一般にアンモニア、フレオンガス等が使用されて
いるが、この発明ではフレオンガスHCFC−22が蒸
発濃縮効率の点で好ましい。また、ヒートポンプ装置2
5の圧縮機31はローター方式等の各種方式が使用され
ており、冷凍機、冷蔵庫、エアコンディショナー等の空
調機器に使用されているコンプレッサーも使用できる。
【0074】蒸発釜21を内側にし、冷却釜22をその
外側に配置した二重缶方式が用いられているが、このよ
うにすることによって、装置の全体構成をコンパクトに
することができる。また、蒸発釜21の液面上にデミス
ター43を備え、このデミスター43の上部で蒸発釜2
1と冷却釜22を連通させている。このようにすること
により、蒸発釜21内に有る濃縮成分がはね上って冷却
釜22の中の凝縮水の中へ混入するのを防ぐことがで
き、その結果蒸発濃縮が安定に行なえる。このデミスタ
ー43が空隙率80%以上のスポンジ状繊維状物質の焼
結体の集合体であり、厚さが1cm以上である。実用上
サラン繊維を接着剤で接着したサランロックが好まれて
いる。
【0075】この蒸発濃縮処理装置の運転スタートは、
初めに水流ポンプを作動させ、減圧を作る段階とし、こ
の時点で液供給をスタートすることが好ましい。一定の
減圧状態の後圧縮機31を作動させ通常の蒸発濃縮運転
へと移行させるが、減圧状態を検知する方法としては、
圧力センサー62を用いるか又は一定時間により強制的
に次ステップに移る等の方法がある。
【0076】26は水溶液を溜めたタンク、27はタン
ク26から水溶液を汲み上げ、蒸発釜21内に給送する
電磁弁27aを備えた水溶液供給手段である。この水溶
液供給手段27は蒸発釜21内で加熱蒸発により液面が
降下して、液面検出手段28により検知された液面以下
になったとき作動するようになっている。この水溶液供
給手段27により汲み上げられた水溶液は、蒸発釜21
内へ液面検出手段28の液面検出電極を洗浄しながら供
給される。なお、放熱部24の液中部分と空中にある部
分とは、通常同じ温度で管理されるが、その場合は伝熱
効果の相違により空中にある部分の方が実質的に表面温
度が高くなる。このため、放熱部24に直接供給廃液を
散布すると、急加熱による不快ガスの発生もあり得る。
その対策として供給量を加減するか、空中にある放熱部
24の温度をガス発生温度以下の抑えることが必要とな
る。または、液中、液外で放熱部24を分けて別々に適
温に制御してもよい。
【0077】前記液面検出手段28は、蒸発釜21の中
の水溶液の中に電極を挿入して、その液面を検出する電
極式液面検出手段であり、この液面検出手段28が濃縮
スラッジ等により誤動作しないようにするため、電極の
少なくとも一部分が筒45に覆われ、タンク26からの
水溶液が、この筒45の内側に注がれて蒸発釜21に供
給される。また、同様の目的で液面検出手段28の電極
の一部は非導電性の物質で被覆され、好ましくは高分子
熱収縮チューブ、特に発水性材質が良く、テフロン系熱
収縮チューブが最良である。また、筒45も非導電性物
質例えばプラスチック材で作り、特に内面の材質をシリ
コンやテフロンにすることが好ましい。
【0078】この液面検出手段28の検出結果により、
水溶液供給手段27を制御する。しかしながら、この液
面検出の結果に関係なく、蒸発濃縮作業のスタート時に
は一定量の水溶液、すなわち蒸発釜21内の水溶液の液
面が高くなって運転に支障をきたすことのない量、例え
ば蒸発釜21の容量の1/50〜1/5の水溶液を蒸発
釜21に供給する。この制御により、液面検出手段28
にスラッジが付着することによるスタート時の液がない
のに運転するという誤動作を防止できる。
【0079】また、運転中に、一定時間液面検出手段2
8が液を検出すた状態が継続している場合、液面検出手
段28にスラッジが付着し誤動作していることがあり、
これを防止するため一定量の水溶液を強制的に供給する
ことが好ましく、この制御により液面検出手段28の誤
動作を防止できる。
【0080】また、水溶液中にガス化成分が多量に混入
していたり、または界面活性剤成分が入っていると、蒸
発時に水溶液が泡状態(フォーミング)となり、その結
果泡が蒸発釜21の上方まで押し上げられてれ、冷却釜
22中の凝縮水に混入することがある。これを防止する
ために、液面検出手段28とは別個の電極式の液面検出
手段60を釜上部に設けている。この液面検出手段60
により、泡状態の存在が検知されたときは電磁弁61を
開き、蒸発釜21内の減圧を壊して、濃縮液の凝縮水へ
の混入を防止する。また、シリコン系またはフッソ系の
消泡剤を蒸発釜21内に注入する機構を合わせ持つこと
が好ましい。
【0081】前記ヒートポンプ装置25の吸熱部29は
冷却釜22内に設置した冷却手段であり、蒸発釜21内
で水溶液を蒸発させ釜上部の空間を通して冷却釜22内
に侵入してきた水蒸気を冷却凝縮させる。こうして作ら
れた凝縮水は冷却釜22の底部22aに溜められ、釜外
に設置した回収容器である凝縮水タンク30に回収され
る。この回収は、この実施例ではエジクター23aを使
用した減圧装置23により行われる。すなわち、凝縮水
タンク30内の水をポンプ23bにて汲み上げ、エジェ
クター23aの垂直管部を通して凝縮水タンク30内に
戻すと、垂直管部と水平管部との直交部に真空域が生じ
るから水平管部に連通した冷却釜22の底部22aに溜
まった液、及び冷却釜22並びにこれに連通している蒸
発釜21内の空気が吸引され、両釜21,22内の減圧
安定化に寄与する。ここに、凝縮と凝縮水の回収を連続
して行なうことは、発生蒸気によって蒸発釜21内の圧
力が上昇すると、減圧バランスが崩れるが、これをすぐ
さま冷却凝縮して圧力上昇を抑制するのに効果的に作用
する。また、凝縮水タンク30をオーバーフローした水
は、貯留容器30aに溜めらる。尚、エジェクター23
aは底部22aより下に位置させることが好ましい。
【0082】前記ヒートポンプ装置25の放熱部24の
上流側に設けた冷媒空冷手段32は、圧縮機31に加圧
圧縮されて高温にされた冷媒を適切な設定温度にまで下
げるためのものであり、空冷ファン33を備えている。
また、ヒートポンプ装置25には放熱部24の下流側に
膨張弁の役目をなすキャピラリーチューブ34が設けら
れ、このキャピラリーチューブ34の下流側の吸熱部は
凝縮水タンク30内の水の冷却手段29a及び冷却釜2
2内の吸熱部29として利用される。すなわち、キャピ
ラリーチューブ34を挟んで上流側が加熱域、下流側が
冷却域となる。しかして、冷却釜22の吸熱部29を通
過した冷媒は、圧縮機31に環流する。
【0083】蒸発釜21の底部にはスラリー溜部35が
設けられ、スラリー溜部35は蒸発濃縮を繰り返して高
濃度に濃縮したスラリーを溜めるものである。スラリー
溜部35の底面と同一レベルの側壁外面にスラリー取出
口36が突設され、このスラリー取出口36は栓手段3
7により密栓されている。この栓手段37はボールバル
ブ、バタフライバルブ、スライドバルブで構成してもよ
いが、図示の場合は蒸発釜21内の減圧状態を維持させ
るためにパッキング栓46により構成され、パッキング
栓46に連結した把手38を引いたり押したりすること
により、スラリー取出口36を開閉できるようになって
いる。
【0084】また、スラリー溜部35には撹拌羽根40
が設けられ、この撹拌羽根40は蒸発釜21の上部に設
置した駆動源41の出力軸42の下端部に固着されてい
る。この撹拌羽根40はスラリー溜部35の内底面を全
面にわたって撹拌でき、かつスラリーをスラリー取出口
36へ向けて掃き出し易い形態になっている。もちろ
ん、撹拌羽根40はハンドル操作により手動で回転させ
るように構成してもよい。撹拌羽根40の一部はスラリ
ー取出口36の近くを通過するようにし、またスラリー
取出口36からスラリーを取り出す前に撹拌羽根40を
回転させて濃縮液を動揺させ、蒸発釜21の内壁の特に
上部の加熱部位に付着したスラリーを蒸発釜21内に残
さず全てきれいに掃除して取り出すようにする。
【0085】栓手段37の下部に開口したスラリー排出
部39の先端には、スラリー回収容器50が係合できる
ようになっており、このスラリー回収容器50は袋のよ
うな可とう性容器であってもよい。これら回収容器にと
りつけるキャップ(図示せず)と同じ密閉手段、例えば
ねじ嵌め式や弾性着脱式等の密閉手段により、スラリー
回収容器50をスラリー排出部39に連結する。これ
は、作業者が手を汚さずにスラリーを簡易に取り出すよ
うにするためである。
【0086】通常の濃縮操作でスケールとなり目詰りし
て蒸気釜21から出てこないようなスラリーを定期メン
テナンス時に掃除する目的で、特に蒸気釜21の中間部
位に付着したスラリーを取り除くため、スケール削り取
り用羽根(図示せず)を撹拌羽根40に代えて取り付け
て使用することもできる。スラリー削り取り羽根を、下
部から手段で回転できるようにしてもよい。
【0087】スラリーが硬くなって撹拌羽根40が動き
にくいときは、駆動源41や撹拌羽根40に無理がかか
ることのないようにするため、駆動源41と撹拌根40
との間の動力伝達機構の一部にベルト式伝達部を挿入す
る。スラリーは最初硬いが撹拌しているうちに流動性が
でてくる性質がある。したがって、最初のうちはベルト
がスリップしながら撹拌羽根20が回転し、やがて撹拌
羽根20が楽に回転できるようになる。
【0088】栓手段37のパッキング栓46はたとえば
ゴム栓であり、この押し込み過ぎを防止するため、スト
ッパー(図示せず)を付けてパッキング栓46が一定距
離以上スラリー排出部39に侵入しないようにし、また
ゴム栓46が逆方向に抜け出すのを防止するための防止
部材が設けられている。把手38はスラリーがスラリー
排出部39から噴出飛散するのを防ぐのにも役立ってい
る。
【0089】水溶液タンク26の少なくとも中間位置と
底面に近い位置に液面検出器(例えばフロート式)(図
示せず)を設置し、水溶液がタンク26の中間位置まで
供給されたときに運転を開始し、液面が底面近くまでさ
がったとき運転が停止するよう制御する。また、凝縮水
タンク30に液面センサ47を設け、凝縮水タンク30
が満杯になったとき、装置の運転が停止するよう制御し
ている。
【0090】この実施例において、水溶液供給手段27
を作動させて蒸発釜21内に廃液すなわち水溶液を液面
検出器で検出される所定水位に達するまで注入し、凝縮
水タンク30内にも水道水を注入し貯留する。しかる
後、圧縮機31の作動により流動する冷媒の作用により
蒸発釜21内の加熱手段24が所定の温度まで加熱さ
れ、冷却釜22内の吸熱部29が冷却される。一方、ポ
ンプ23bの作動によりエジェクター23aを通して冷
却釜22及び蒸発釜21が凝縮されるから、廃液はその
沸騰点以下の温度で沸騰し蒸発することとなる。
【0091】蒸発釜21内で蒸発した水蒸気は上部空間
を通して冷却釜22内に侵入し、ここで冷却凝縮されて
水滴となって、冷却釜22の底部22aに溜められ、真
空吸引により釜外に設置した凝縮水タンク30に回収さ
れる。蒸発により蒸発釜21内に予め注入した水溶液が
減少するに伴ない、供給手段27が作動し補給するから
蒸発釜21内では蒸発補給が繰返し行われ、水溶液が徐
々に濃縮される。高濃度に固形化した成分はスラリーと
なって底部に設けたスラリー溜め部35に溜められる。
【0092】ヒートポンプ装置5に使用している熱媒体
の温度を常に検出していて、これにより濃縮の程度を判
断する。この温度がある一定温度になると、濃縮処理作
業を終了し、把手38を引いて栓手段37のパッキング
栓46を抜いて、密栓されていたスラリー取出口36を
解放させ、蒸発釜21の底部に溜ったスラリーをシスラ
リー回収容器50に取り出す。この取出し時には駆動源
41により回転羽根40が回転し、スラリーの取出し作
業が効率よく行われる。
【0093】この蒸発濃縮装置は、以上のように動作し
て水溶液の濃縮処理を行なうので、廃液の処理作業や原
液の濃縮作業に使用することができる。
【0094】電気透析装置 次に、この発明に用いられる電気透析装置の一実施例
を、図17に基づき説明する。この発明に用いられる電
気透析装置には、電気透析槽100に陽電極101と陰
電極102が設けられ、この陽電極101と陰電極10
2との間に、陽イオン交換膜103と陰イオン交換膜1
04とを室枠105を介して交互に配列し、これら両イ
オン交換膜103,104と室枠105とによって濃縮
室106及び脱塩室107が交互に形成されている。
【0095】この電気透析装置の電気透析における電流
密度は好ましくは0.1〜10A/dm2、より好まし
くは1〜8A/dm2である。電流濃度は好ましくは
0.1〜5A/リットル以下であり、より好ましくは
0.5〜4A/リットル以下である。電流密度が10A
/dm2を越える場合ではアンモニア、亜硫酸等の分離
が悪い。また、電流濃度が5A/リットルを越える場合
ではアンモニア、亜硫酸等の分離が悪い。0.1〜1A
/リットルは1A/dm2未満が好ましくない理由は装
置が大型化するからである。電圧は、前記電気密度乃至
電流濃度を得られる範囲であればよい。
【0096】この電気透析装置に用いられる陽イオン交
換膜は、アイオニクス社製、東洋ソーダ社製、デュポン
社製、旭硝子社製等のメーカーで製造市販されている。
陰イオン交換膜は同じくアイオニクス社製等のメーカー
で製造市販されている。
【0097】電気透析槽は長期間の使用又は再度の使用
にも耐え得る電気絶縁材料で形成することが好ましく、
特に合成樹脂であるポリエピクロルヒドリン、ポリビニ
ルメタクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化エチレン、フェノールホルムア
ルデヒド樹脂等が好ましく使用できる。正の直流電圧を
与える前記給電用陽極は、例えば炭素材(例えば活性
炭、炭、コークス、石灰)、グラファイト材(例えば炭
素繊維、カーボンクロス、ブラファイト等)、炭素複合
材(例えば炭素に金属を粉状で混ぜ焼結したもの等)、
活性炭素繊維不織布(例えばKE−100フェルト、東
洋紡株式会社)、又はこれに白金、パラジウムやニッケ
ルを担持させた材料、更に寸法安定性電極(白金族酸化
物被膜チタン材、チタンに酸化イリジウムをコーティン
グしたもの。例えばDSAエクスバンドメッシュがあ
る)、白金被膜チタン材、ニッケル材、ステンレス材、
鉄材等から形成される。又給電用陽極に対向し負の直流
電圧を与える給電用陰極は例えば白金、ステンレス、チ
タン、ニッケル、ハステロイ、グラファイト、炭素材、
軟鋼あるいは白金族金属をコーティングした金属材料等
から形成されている。この電極はメッシュ状、板状の物
を使用することが好ましい。
【0098】この電気透析装置には、濃縮液を濃縮室1
06に循環するための手段110と、電気透析装置を運
転することで増加する濃縮液の容量分を回収する手段1
20とを有している。
【0099】濃縮液を濃縮室106に循環するための手
段110は、濃縮液タンク111、循環ポンプ112及
び循環パイプ113,114を有しており、濃縮液タン
ク111に貯溜された濃縮液が循環ポンプ112の駆動
で、循環パイプ113,114を介して電気透析槽10
0の濃縮室106に給送して循環させるようになってい
る。
【0100】また、電気透析装置を運転することで増加
する濃縮液の容量分を回収する手段120は、オーバー
フローパイプ121及び回収容器122を有しており、
電気透析装置を運転することで脱塩によって濃縮液が増
加するが、この増加する濃縮液の容量分は、濃縮液タン
ク111からオーバーフローパイプ121のオーバーフ
ロー出口121aを介してオーバーフローし、自動的に
回収容器122に回収される。このように、濃縮液を電
気透析装置外に保持する濃縮液タンク111を設置し、
この濃縮液タンク111から循環手段により濃縮液を電
気透析装置との間で循環させ、濃縮液タンク111にオ
ーバーフロー出口121aを設け、オーバーフローとし
て濃縮液の増加分を回収することで、濃縮液の増加分を
回収する手段が具体的で好ましく、しかも装置が簡素化
される。
【0101】また、図18に示すように、濃縮液タンク
111の所定位置に排出パイプ123を設け、さらにこ
の排出パイプ123に電磁弁124を設け、濃縮液タン
ク111に設けられた液面検出センサ125で濃縮液が
増加すると、制御装置126で電磁弁124を作動し
て、その増加分を排出パイプ123から回収容器122
に回収するようにしてもよい。また、電磁弁124の作
動は所定時間が経過すると作動し、濃縮液の増加を回収
するようにしてもよく、また電磁弁124に代えてポン
プ127を設けて強制的に回収するようにしてもよく、
さらに手動操作弁を設けて手動操作で回収するようにし
てもよい。
【0102】このように、電気透析装置の脱塩室107
に供給する水溶液である脱塩液の濃度が濃縮液の濃度よ
り高いと、脱塩のとき塩類と一緒に移動する水が多く、
濃度が低いと移動する水が少ないという現象が生じる
が、濃縮室106及び脱塩室107を交互に形成させ、
この濃縮室106に濃縮液を循環させ、電気透析装置を
運転することで増加する濃縮液の容量分を回収すること
で、濃縮液を電気透析の限界濃度まで水溶液の濃度に関
係なく濃縮し回収することができる。
【0103】電気透析装置の脱塩室107に水溶液を循
環するための手段130と、一定濃度に脱塩された時点
で水溶液を取り出す手段140と、新たに脱塩するため
の水溶液を供給する手段150とを有している。
【0104】この脱塩室107に水溶液を循環するため
の手段130は、脱塩液タンク131、循環ポンプ13
2及び循環パイプ133,134を有しており、脱塩液
タンク131に貯溜された脱塩液が循環ポンプ132の
駆動で、循環パイプ133,134を介して電気透析槽
100の脱塩室107に給送して循環させるようになっ
ている。
【0105】また、一定濃度に脱塩された時点で水溶液
を取り出す手段140は、循環パイプ134に設けられ
た電磁弁141、この電磁弁141に接続された排出パ
イプ142及び回収容器143とを有しており、電磁弁
141を所定時間経過すると閉じると、水溶液が循環パ
イプ134から排出パイプ142を介して排出され、回
収容器143に回収される。
【0106】一定濃度に脱塩されたことを判断する方法
としては、実験値による時間規定が低コストで好ましい
が、145に電導度測定器を設置し、一定値以外になっ
たことを検出することが最も確実である。また電気透析
槽電流を検出し、一定値以下になったことを検出する方
法、更にこの時点から一定の時間経過した時点とするこ
とも非常に好ましい。
【0107】また、電磁弁141は排出パイプ142に
設けてもよく、さらに脱塩液タンク131の所定位置に
排出パイプ142を設け、この排出パイプ142に設け
た電磁弁141の作動で水溶液を回収容器143に回収
するようにしてもよい。また、この電磁弁141に代え
てポンプ144を設けて強制的に回収するようにしても
よく、さらに手動操作弁を設けて手動操作で回収するよ
うにしてもよい。
【0108】新たに脱塩するための水溶液を供給する手
段150は、供給タンク151、電磁弁152及び供給
パイプ153を有しており、供給タンク151には新た
に脱塩するための水溶液として例えば前記した蒸発濃縮
処理装置で得られた蒸留液が貯溜される。この供給タン
ク151から水溶液が電磁弁152の作動で、供給パイ
プ153を介して脱塩液タンク131に給送する。供給
パイプ153に電磁弁152に代えてポンプ154を設
けると、供給タンク151の配置場所にかかわらず強制
的に供給することができ、さらに手動操作弁を設けて手
動操作で回収するようにしてもよい。また、供給タンク
151を用いないで、前記蒸発濃縮処理装置から蒸留液
を直接パイプで脱塩液タンク131に給送するようにし
てもよい。
【0109】このように、電気透析装置の脱塩室107
に水溶液を循環させ、一定濃度に脱塩された時点で水溶
液を取り出し、新たに脱塩するための水溶液を供給する
ことで、バッチ、循環方式で効率的な脱塩が行なわれ、
しかも前記の濃縮液の容量分の回収と合わせて行なう
と、到達脱塩濃度が低く好ましい。
【0110】図19は電気透析装置の他の実施例を示
し、この実施例は電気透析装置に水溶液を供給して一過
性処理をする手段160を有している。この電気透析装
置に水溶液を供給して一過性処理をする手段160は、
脱塩液供給タンク161、脱塩液供給パイプ162、脱
塩液排出パイプ163及び脱塩液排出タンク164とを
有しており、脱塩液供給パイプ162には電磁弁165
の作動で水溶液を脱塩室107に給送し、この水溶液を
脱塩室107から脱塩液排出パイプ163を介して脱塩
液排出タンク164に回収する。このように、水溶液を
電気透析装置に供給して一過性処理が行なわれ、これで
濃縮液の濃度が安定化する。
【0111】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明
は、写真処理廃液の処理から得られる脱塩液を、自動現
像機の処理槽に供給し、脱塩液を最利用するから、補充
用処理剤の実質的な補充量を大幅に軽減することができ
る。
【0112】また、請求項2記載の発明は、ヒートポン
プ装置を有する蒸発濃縮処理装置から、凝縮液に入るガ
ス成分の濃度自身を抑えることができ、各種の写真処理
液、処理量の変動等による処理液成分の影響を受けない
で補充用処理剤の実質的な補充量を大幅に軽減すること
ができる。
【0113】請求項3記載の発明はは、自動現像機の少
なくとも1つの処理工程に供給するための濃縮処理剤
を、2種類以上に分割して供給するから、処理剤の安定
性が向上し、このシステムの安定性がアップする。
【0114】請求項4記載の発明はは、濃縮処理剤の供
給量が、供給される脱塩液1/3〜1/50の容量とし
て供給されるから、処理性能が安定する。
【0115】請求項5記載の発明は、処理槽に液面検出
手段を設け、この液面検出信号に基づいて脱塩液を供給
するから、経時による蒸発変動に対応できる。
【0116】請求項6記載の発明は、2台以上の自動現
像機から排出される写真処理廃液を一括して蒸発濃縮処
理し、2台以上の自動現像機でシステムとするから、設
置面積、コストに有利であり脱塩塩も安定する。
【0117】請求項7記載の発明は、カラーネガ処理自
動現像機と、カラーペーパー処理自動現像機から排出さ
れる写真処理廃液を一括して処理し、これによって生じ
る脱塩液を前記カラーネガ処理自動現像機及びカラーペ
ーパー処理自動現像機の処理工程に供給するから、シス
テムが一括でき、非常にメンテ性のよい手の掛らない安
定なシステムとなる。
【0118】請求項8記載の発明は、処理槽に供給する
補充用処理剤を濃縮処理剤とし、この複数の処理槽に供
給する全て濃縮処理剤がほぼ同時に供給完了となるよう
濃縮処理剤容量を設定するから、濃縮処理剤が一括変換
ができ取り扱いが簡単となる。
【0119】請求項9記載の発明は、電気透析濃縮液
を、自動現像機の処理工程に供給し、電気透析濃縮液に
は処理液保恒成分が含まれから、処理液の性能を維持し
経時に対する処理安定化できる。
【0120】請求項10記載の発明は、自動現像機の処
理工程のうち定着工程に続く、水洗工程または無水洗安
定化工程で供給する脱塩液を、一定期間の写真感光材料
の処理量が少ない時には感光材料処理のための補充とは
別に供給するから、感光ムラ、白地性の感光材料仕上が
りを問題なく安定化できる。
【0121】請求項11記載の発明は、脱塩液ストック
タンクに殺菌手段を有するから、脱塩液の微生物による
障害を防止できる。
【0122】請求項12記載の発明は、処理槽より排出
される写真処理廃液を廃液ストックタンクに溜め、この
廃液ストックタンクより写真処理廃液を蒸発濃縮処理装
置に供給するから、廃液ストックタンクがバッファーと
なり、少ない処理能力のシステムをカバーすることがで
きる。
【0123】請求項13記載の発明は、濃縮処理剤を貯
溜する補充タンクと処理槽の受け部のセットを色分け及
び/又は形状により一致させから、簡単な構造で操作ミ
スをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真用自動現像処理システムの概略構成図であ
る。
【図2】カラーネガフィルムの自動現像機の概略構成図
である。
【図3】カラーペーパーの自動現像機の概略構成図であ
る。
【図4】カラーネガフィルムの自動現像機とカラーペー
パーの自動現像機を有する写真用自動現像処理システム
の概略構成図である。
【図5】補充タンクの斜視図である。
【図6】補充タンクの斜視図である。
【図7】補充タンクの斜視図である。
【図8】補充タンクと処理槽の受け部との接続状態を示
す斜視図である。
【図9】補充タンクと処理槽の受け部との接続状態を示
す断面図である。
【図10】補充タンクと処理槽の受け部との接続の支持
板を示す斜視図である。
【図11】補充タンクと処理槽の受け部との接続状態を
示す断面図である。
【図12】補充タンクと処理槽の受け部との接続状態を
示す断面図である。
【図13】補充タンクと処理槽の受け部との接続状態を
示す断面図である。
【図14】補充タンクと処理剤容器との接続状態を示す
断面図である。
【図15】補充タンクと処理剤容器との接続状態を示す
断面図である。
【図16】蒸発濃縮処理装置の概略構成図である。
【図17】電気透析装置の概略構成図である。
【図18】電気透析装置の濃縮液の増加を回収手段の概
略構成図である。
【図19】電気透析装置の他の実施例の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
200 自動現像機 210 処理槽 300 蒸発濃縮処理装置 400 電気透析装置 500 脱塩液ストックタンク
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 9/00 Z 8515−4D G03C 5/00 A G03D 3/00 7810−2H

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動現像機の処理槽の処理液で写真感光
    材料を処理し、この処理で疲労した処理液に補充用処理
    剤を加えることで賦活し、連続的に写真処理を行ない、
    前記処理槽に供給する補充用処理剤を濃縮処理剤とし、
    前記自動現像機の処理工程より排出される写真処理廃液
    を、蒸発濃縮処理装置で加熱して蒸発濃縮せしめ、これ
    によって生じる蒸気を冷却凝縮し、この凝縮液を電極間
    に陽イオン交換膜と陰イオン交換膜とを室枠を介して交
    互に配列し、これら両イオン交換膜と室枠とによって濃
    縮室及び脱塩室を交互に形成させた電気透析装置によ
    り、電気透析濃縮液と脱塩水に分離し、その脱塩液を脱
    塩液ストックタンクに貯留し、この脱塩液を前記処理槽
    に供給することを特徴とする写真用自動現像処理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記蒸発濃縮処理装置の写真処理廃液を
    加熱して蒸発濃縮せしめ、これによって生じる蒸気を冷
    却凝縮する手段が、前記写真処理廃液を蒸発濃縮せしめ
    る蒸発釜の加熱手段及び蒸気を冷却し液化する冷却釜の
    冷却手段として、圧縮機、放熱部、減圧装置、吸熱部を
    順次に接続し熱媒体を密閉したヒートポンプ装置の前記
    放熱部及び吸熱部を用い、前記蒸発釜と冷却釜とを連通
    状態として全体を減圧する減圧手段を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の写真用自動現像処理システム。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも1つの処理工程に供給す
    るための濃縮処理剤を、2種類以上に分割して供給する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の写真用
    自動現像処理システム。
  4. 【請求項4】 前記濃縮処理剤の供給量が、供給される
    脱塩液1/3〜1/50の容量として供給されることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の写
    真用自動現像処理システム。
  5. 【請求項5】 前記処理槽に液面検出手段を設け、この
    液面検出信号に基づいて前記脱塩液が供給されることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の写真用自動現
    像処理システム。
  6. 【請求項6】 2台以上の前記自動現像機から排出され
    る写真処理廃液を一括して蒸発濃縮処理することを特徴
    とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の写真用
    自動現像処理システム。
  7. 【請求項7】 カラーネガ処理自動現像機と、カラーペ
    ーパー処理自動現像機から排出される写真処理廃液を一
    括して処理し、これによって生じる脱塩液を前記カラー
    ネガ処理自動現像機及びカラーペーパー処理自動現像機
    の処理工程に供給することを特徴とする請求項1乃至請
    求項6のいずれかに記載の写真用自動現像処理システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記処理槽に供給する補充用処理剤を濃
    縮処理剤とし、この複数の処理槽に供給する全て濃縮処
    理剤がほぼ同時に供給完了となるよう濃縮処理剤容量を
    設定することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいず
    れかに記載の写真用自動現像処理システム。
  9. 【請求項9】 前記電気透析濃縮液を、前記自動現像機
    の処理工程に供給することを特徴とする請求項1乃至請
    求項8のいずれかに記載の写真用自動現像処理システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記自動現像機の処理工程のうち定着
    工程に続く、水洗工程または無水洗安定化工程で供給す
    る脱塩液を、一定期間の写真感光材料の処理量が少ない
    時には感光材料処理のための補充とは別に供給すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の
    写真用自動現像処理システム。
  11. 【請求項11】 前記脱塩水のストックタンクに殺菌手
    段を有することを特徴とする請求項1記載の写真用自動
    現像処理システム。
  12. 【請求項12】 前記処理槽より排出される写真処理廃
    液を溜める廃液ストックタンクを設け、この廃液ストッ
    クタンクより写真処理廃液を蒸発濃縮処理装置に供給す
    ることを特徴とする請求項1記載の写真用自動現像処理
    システム。
  13. 【請求項13】 前記濃縮処理剤を貯溜する補充タンク
    を、前記処理槽の受け部にセット可能にし、この補充タ
    ンクと処理槽の受け部のセットを色分け及び/又は形状
    により一致させることを特徴とする請求項1記載の写真
    用自動現像処理システム。
JP3358469A 1991-12-28 1991-12-28 写真用自動現像処理システム Pending JPH05181244A (ja)

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JP3358469A JPH05181244A (ja) 1991-12-28 1991-12-28 写真用自動現像処理システム
US07/995,584 US5353085A (en) 1991-12-28 1992-12-22 Automatic processor for processing silver halide photographic light-sensitive material

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