JPH07333809A - ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機

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JPH07333809A
JPH07333809A JP6130423A JP13042394A JPH07333809A JP H07333809 A JPH07333809 A JP H07333809A JP 6130423 A JP6130423 A JP 6130423A JP 13042394 A JP13042394 A JP 13042394A JP H07333809 A JPH07333809 A JP H07333809A
Authority
JP
Japan
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tank
fixing
processing
bath
stabilizing
Prior art date
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Pending
Application number
JP6130423A
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English (en)
Inventor
Kenji Kuwae
健児 加
Ryuji Uesugi
隆二 上杉
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 廃液量を低減し、処理液安定性、コンパクト
性に優れ、しかも処理性能を落とさないで処理可能なハ
ロゲン化銀写真感光材料用自動現像機を提供。 【構成】 定着槽又は漂白定着槽と、水洗槽又は安定化
槽を含んで構成されるハロゲン化銀写真感光材料用自動
現像機において、該水洗槽又は該安定化槽から直接汲み
出した処理液を定着槽又は漂白定着槽に導入する手段を
有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自
動現像機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハロゲン化銀写真感
光材料用自動現像機に関し、特に廃液量を低減しながら
処理液安定性、コンパクト性に優れた自動現像機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料(以下単に感
光材料ともいう)は、露光後、現像,脱銀,洗浄,安定
化等の工程により処理される。これらの各工程に使用さ
れる写真用処理液もしくは洗浄水は通常25〜50℃に温度
調節され感光材料はこれらの処理液中に浸漬され処理さ
れる。このような処理は通常、感光材料を自動現像機等
により、上記処理液を収納した処理槽間を順次搬送させ
ることによって行われる。このような場合には従来、処
理槽内の処理液の活性度を一定に保つために各処理液の
補充液を補充する方法がとられている。
【0003】さらに写真処理においては経済的ならびに
環境的観点から処理廃液、水洗水の低減が強く望まれて
いる。従来、これらの対策としては、例えば水洗槽を多
段構成にして水を向流させる方法や、定着槽のすぐ後に
予備水洗槽を設けて感光材料に含有、付着して水洗工程
中に入る公害成分を減少させる方法、もしくは少量の安
定化液による水洗代替方法の無水洗処理の方法などが行
われて来た。
【0004】また補充液を濃厚化する方法も一般に用い
られている。特に水洗及び安定化液は、処理液全体に占
める割合が非常に多いため、そのオーバーフロー液を定
着能を有する槽に流し込んだり、再生剤を添加した後に
補充液として利用したりする方法が有効な方法として知
られている。
【0005】水洗もしくは安定液のオーバーフロー液を
前処理槽である定着能を有する槽に流し込む方法が特開
昭58-14834号、同60-23513号、同63-212935号等に開示さ
れている。これらで開示されている具体的方法としては
オーバーフロー液を溜めてポンプ等にて流し込む方法、
さらにはミキシングタンクに入れ定着能を有する液の補
充液に仕上げた後に補充液として流し込む方法等が記載
されている。
【0006】しかしながら、水洗又は安定化槽のオーバ
ーフロー液を直接配管等により定着槽又は漂白定着槽
(以後、単に定着能を有する槽と称することもある)に
流し込む場合、オーバーフロー液が流し込まれる処理液
よりも比重が小さいため、両方の槽の液面に十分な水位
差がないとうまく次の槽に流し込まれないということが
わかった。したがってこのような配管によるカウンター
カレントの場合、定着能を有する槽の液面を下げたり、
もしくは水洗又は安定化槽の液面を上げる必要が生じる
が、前者の場合、定着時間が短くなり、また後者の場
合、自動現像機の高さが増すため自動現像機のコンパク
ト化に大きな問題となる。特に迅速、定補充化によって
定着能を有する処理液中の成分や銀の濃度が濃くなると
比重差が大きくなるためにこのような問題はより大きな
ものとなる。
【0007】また、温度調節された処理槽からは常に液
面から蒸発が起こるので、カウンターカレントによる流
し込みの場合、感光材料の処理量、自動現像機のおかれ
る環境によりオーバーフローの量が一定とならないた
め、定着能を有する槽の組成変動が大きくなり処理安定
性が低下するという問題が生じる。
【0008】また、水洗又は安定化槽のオーバーフロー
液を一度貯留部に溜めて、ポンプにより定着能を有する
槽に流し込む場合、もしくはオーバーフロー液に再生剤
を加えて補充液をつくり、定着能を有する槽に補充する
場合は、処理槽とは別にオーバーフロー液を貯留する槽
(以後、単に貯留部と略す)を設けなければならない
が、ポンプがエアーを吸わないように液量を確保するた
めには貯留部にそれなりの容量が必要となり、自動現像
機のコンパクト化の障害となる。
【0009】また、従来よりこれらの貯留部は、容量を
小さくすると単位処理液量当たりの空気に接する液面の
面積の割合(例えばcm2/リットルのような単位で表さ
れる)が大きくなったり、容量が大きな場合には液の更
新率が低下するために管理が困難で、処理量に応じた設
計をしないと硫黄、銀化合物などの不溶物が発生すると
いう問題が指摘されている。
【0010】また、貯留部では通常、温度制御が行われ
ないために、処理液の温度の低下が起こり、冬季には凍
結、成分の析出等の問題があった。しかし、貯留部に温
度制御を行うために、ヒーターやセンサー、さらには安
定性維持のため液面センサー等を設置すると処理を行わ
ない槽に必要以上のコストがかかるために好ましくな
く、また処理液の劣化が進行するという問題も生じる。
【0011】ところで、通常写真処理に使用される処理
液は、濃縮液の形でプラスチックボトルに入れられ、処
理剤キットとして使用者に供給され、使用者はこれら処
理剤キットを水で希釈して使用液もしくは補充液を調製
して使用している。
【0012】近年、写真処理業界においては、ミニラボ
と呼ばれる小型自動現像機を用いた小規模現像所が急増
し、ミニラボで使用される処理剤キットの量も増加して
きている。処理剤キットは濃厚液になってはいるが、そ
れでも処理剤キットの貯蔵には多くのスペースを要し、
また、輸送コストもばかにならない。また、廃棄される
プラスチックボトルの量も年々増加してきており、これ
ら廃棄されるプラスチックボトルは回収し、処理する必
要があるが、これらプラスチックボトルの回収、処理は
困難であるので、廃棄されるプラスチックの量が少ない
処理剤の開発が望まれている。
【0013】貯蔵に要するスペースを少なくし、輸送コ
ストを軽減し、また廃棄されるプラスチックの量を少な
くするためには、処理剤を粉剤化して供給することが考
えられるが、粉剤化した写真処理剤は、その溶解時に微
粉が舞い上がり作業者が吸い込んだりする可能性があ
り、健康への影響が懸念されるばかりでなく、舞い上が
った処理剤成分が別の写真処理液に混入し、これによっ
て現像処理にトラブルが発生するという問題が生じる。
【0014】このため写真処理剤を粒状混合物とする技
術が例えば、特開平2-109042号、同2-109043号等に開示
されている。また特開平5-119454号、同5-113646号、同
5-107698号等には、固体現像処理剤を用いる写真処理シ
ステムが記載され、該写真処理システムの用いる固体現
像処理剤が記載されている。これらの固体処理剤を用い
た方法においても、上述の流し込みによる廃液量の減少
の検討が示されているが、上述の問題を完全に解決する
には至っていない。また、さらには冬季の場合、定着槽
に流し込まれるオーバーフロー液の温度が低下すると固
体処理剤の溶解時間が延びるために処理性に問題が生じ
ることがあった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題に対
し、本発明の課題は、廃液量を低減し、処理液安定性、
コンパクト性に優れ、しかも処理性能を落とさないで処
理可能なハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機を提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次ぎ
のような手段により達成される。
【0017】(1)少なくとも定着槽又は漂白定着槽
と、水洗槽又は安定化槽を含んで構成されるハロゲン化
銀写真感光材料用自動現像機において、前記水洗槽又は
該安定化槽から直接汲み出した処理液を定着槽又は漂白
定着槽に導入する手段を有することを特徴とするハロゲ
ン化銀写真感光材料用自動現像機。
【0018】(2)前記水洗槽又は安定化槽から汲み出
した処理液が導入される槽が、定着補充剤又は漂白定着
補充剤が直接補充される槽であることを特徴とする
(1)記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
【0019】(3)前記水洗槽又は安定化槽がカウンタ
ーカレント状に構成された複数の処理槽からなることを
特徴とする(1)又は(2)記載のハロゲン化銀写真感
光材料用自動現像機。
【0020】(4)前記水洗槽又は安定化槽がカウンタ
ーカレント状に構成された複数の処理槽の、最前槽から
直接汲み出した処理液を前記定着槽又は前記漂白定着槽
に導入することを特徴とする(3)記載のハロゲン化銀
写真感光材料用自動現像機。
【0021】(5)前記水洗槽又は安定化槽から汲み出
した処理液が、処理される感光材料の面積に対して所定
の割合の量が前記定着槽又は漂白定着槽に導入されるよ
うに制御可能な制御部を有することを特徴とする(1)
〜(4)に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。
【0022】(6)前記定着槽又は漂白定着槽に固体状
の処理剤を直接補充することを特徴とする(1)〜
(5)に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。
【0023】(7)前記定着槽又は漂白定着槽に定着補
充剤又は漂白定着補充剤が補充される位置の近傍に前記
水洗槽又は安定化槽から汲み出した処理液を導入するこ
とを特徴とする(1)〜(6)に記載のハロゲン化銀写
真感光材料用自動現像機。
【0024】(8)前記水洗槽又は安定化槽から定着槽
又は漂白定着槽に導入される処理液を汲み出しが開始し
た後に、水洗槽又は安定化槽のいずれかの槽に補充用の
水が補充されるように制御されていることを特徴とする
(1)〜(7)に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自
動現像機。
【0025】(9)前記水洗槽又は安定化槽から定着槽
又は漂白定着槽に導入される処理液を汲み出しが終了す
るまで、該処理液が汲み出される処理槽に補充水もしく
は次槽からのオーバーフロー液が流入しないような手段
又は制御機能を有することを特徴とする(1)〜(8)
に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
【0026】(10)前記水洗槽又は安定化槽から定着槽
又は漂白定着槽に導入される処理液を汲み出しが行われ
る槽に処理槽の液面の低下を検知するセンサーを有し、
該液面センサーが液面の低下を検知した信号を受けて液
面低下の警報手段もしくは液面低下の回復手段を作動さ
せる機能を有し、該水洗槽又は安定化槽から処理液の汲
み出しが行われる所定の時間、該センサーからの液面低
下の信号を受けて行われる液面低下警報手段もしくは液
面低下回復手段を解除すること、もしくは該センサーの
動作を解除することを特徴とする(1)〜(9)に記載
のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
【0027】(11)前記水洗槽又は安定化槽から前記定
着槽又は漂白定着槽に導入される処理液の体積が、前記
水洗槽もしくは安定化槽に補充される水の体積よりも少
ないことを特徴とする(1)〜(10)に記載のハロゲン
化銀写真感光材料用自動現像機。
【0028】以下、本発明について具体的に説明する。
【0029】本発明の特徴は、水洗槽もしくは安定化槽
からポンプなどの手段により直接これらの液を汲み出
し、定着槽又は漂白定着槽に直接導入することであっ
て、これにより以下のような本発明の効果を得ることが
できる。
【0030】 水洗槽もしくは安定化槽の処理液の蒸
発量にかかわらず、所定の液量を定着槽又は漂白定着槽
に導入することができる。
【0031】 カスケード方式、オーバーフロー液を
貯留部に貯めた後に定着槽又は漂白定着槽に流し込む方
法に比較して自動現像機をコンパクトにすることができ
る。
【0032】 貯留部を必要としないため、処理液の
安定性が向上し、流し込みにより定着槽又は漂白定着槽
の温度低下も最小限となり、特に固体処理剤を使用した
場合に溶解不良が起こりにくくなる。
【0033】本発明における処理液とは、感光材料の処
理時に感光材料が接触する液を表し、具体的には発色現
像液、白黒現像液、漂白液、漂白定着液、定着液、安定
化液、反転液、硬膜液、コンディショナー、その他感光
材料の洗浄に用いられる水(水道水、イオン交換水、防
黴剤を添加した液)等が挙げられる。
【0034】本発明の水洗槽と安定槽について説明す
る。本発明の安定化液は安定補充液を使用してもよい
が、固体の安定補充用処理剤を直接、処理槽に補充し、
補充水を添加する方法がさらに好ましい。
【0035】水洗槽又は安定槽は、1槽でもよいが、2
〜10槽程度までは槽の数を増やすことができ、槽の数の
増加により水洗水、安定化液の補充量を減少させること
ができるが、自動現像機のコンパクト化を考えると2〜
6槽程度が好ましい。
【0036】また水洗水又は安定化液、固体の安定化補
充剤を使用する場合は、補充用錠剤と補充水は何カ所か
に分けて補充してもよいが、好ましくはなるべく感光材
料の処理の流れからみて後の槽へ補充し、そのオーバー
フロー(槽間を液面下に位置する管で連通させた場合、
該管を溶液が通る場合も含む)を該槽の前槽に流入する
形式即ちカウンターカレント方式(多段向流方式)にす
るのが好ましくカスケード方式もその1つに含まれる。
さらに好ましくは2槽以上の安定化槽で最後の該安定化
槽へ安定化補充剤、より好ましくは固体の安定化補充剤
及び補充水を補充して、オーバーフロー液を順次、前の
槽へ移入し流し込む際に本発明の効果が良好になる。
【0037】本発明における定着槽、もしくは漂白定着
槽は1槽であっても、また複数の処理槽であってもよ
い。定着槽又は漂白定着槽が複数の場合は、そのうち最
も後ろの槽に補充用処理剤が補充され、該槽の前槽にオ
ーバーフロー液が流入するような形式が好ましい。ま
た、漂白定着槽は漂白槽のオーバーフロー液と定着槽の
オーバーフロー液と混合した液から構成されるようにな
っていてもよく、その場合は漂白槽−漂白定着槽−定着
槽の順に配列されていることが好ましい。
【0038】本発明において、水洗槽又は安定化槽から
処理液をポンプ等の手段により、直接これらの液を汲み
出し定着槽又は漂白定着槽に導入する必要があるが、好
ましくは定着槽又は漂白定着槽に引き続いて水洗槽又は
安定化槽が配置され、該水洗槽又は安定化槽の最前の槽
から処理液を汲み出し、定着槽又は漂白定着槽に該汲み
出した処理液を導入する形態である。又、場合によって
は2槽以上の水洗槽又は安定化槽で該最前の槽と最後尾
の槽の中間の槽から汲み出した処理液を定着能を有する
処理液に導入してもよい。
【0039】特に好ましい形態としては前記の水洗槽も
しくは安定化槽から汲み出した処理液を定着槽もしくは
漂白定着槽のうちで最も後ろの槽に導入する場合で、よ
り好ましくは該処理液が導入される槽に補充用の液体又
は固体の定着又は漂白定着剤が補充されるようになって
いる場合である。
【0040】液体の補充剤の場合で多くの水洗水もしく
は安定液の導入を行おうとすると補充液の濃度を非常に
濃くしなければならず、処理液の安定性の低下や補充ポ
ンプの吐出口への処理剤成分の析出などの問題から水洗
水又は安定液の導入量には限界があるが、特に定着剤も
しくは漂白定着剤が固体の場合、液体の補充液を使用す
る場合と比較してより多くの水洗水もしくは安定液を導
入することができ、廃液量の低減に効果が著しい。
【0041】本発明の補充用処理剤としては、液体状、
固体状のものなどが用いられるが、輸送上のコスト、安
全性、コンパクト化等の面から固体状(顆粒状、丸薬
状、錠剤状)が好ましく、微粉の発生防止、取扱い性、
計量精度の面から錠剤状が特に好ましく用いられる。
【0042】又、本発明に於けるポンプとは、いわゆる
送液ポンプを意味しより具体的には、ダイヤフラム式定
量ポンプ,ペリスタポンプ,電磁定量ポンプ,エアー駆
動式ベローズポンプ,ベローズポンプ,定量ポンプ,チ
ューブポンプ,シリンジポンプ,ロータリーポンプ,ギ
アポンプ,ベーンポンプ,ホースポンプ,プランジャー
ポンプ,マグネットポンプ,渦流式モートルポンプ,送
液ポンプ,ロータリー液体ポンプ,ペリスタルティック
ポンプ,ローラーポンプ,ケミカルハンディポンプ,チ
ュービングポンプ,マグネットギヤーポンプ,ケミカル
ポンプ等が挙げられる。これらの中でも、定量的に送液
できかつ小型である点から、ベローズポンプ(例えば
(株)イワキ製ベローズポンプ,KB,KBMシリー
ズ)、ペリスタポンプ(例えばアトー(株)製,SJシリ
ーズ)、電磁定量ポンプ(例えば小林理化器械(株)製又
は(株)第一科学製,EX及びEX−Eシリーズ)等が、
本発明で好ましく用いられる。
【0043】本発明において写真処理液蒸留装置を併用
すると廃液量が著しく低減されるため、併用することが
より好ましい。特にその蒸留液を補充水として利用する
ことにより補充タンクへの補給量も減少することができ
るため作業者の作業量低減の面からも併用が好ましい。
【0044】本発明に好ましく用いられる写真処理液処
理装置について以下に説明すると、本発明の構成要件の
一つである写真処理液処理装置は、廃液濃縮処理過程で
発生する蒸留液を再利用できることが必要であり、減圧
蒸留方式の蒸発濃縮装置が好ましい。また、加熱手段
は、熱効率がよいヒートポンプ及びペルチェ素子が適し
ている。蒸発濃縮処理の好ましい処理条件は、処理温度
が60℃以下である。処理圧力は200mmHg以下が好まし
く、より好ましくは100mmHg以下である。このような装
置および条件で廃液処理を行うことで、廃液中に含まれ
ている物質の分野や揮発がなく、写真処理に再利用でき
る蒸留液が得られるとともに有害ガスや悪臭の発生を防
止できる。
【0045】本発明において、減圧手段には、真空ポン
プあるいはエジェクターを用いることが好ましく、エジ
ェクターが騒音、コンパクト化及び本発明の効果の上で
より好ましい。
【0046】次に、本発明において好ましく用いられる
減圧手段を有する写真処理液処理装置の例を図1及び図
2に従って説明する。
【0047】図1に示された装置は、ヒートポンプを熱
源として用い、減圧下で蒸発濃縮を行っているために、
熱利用効率が高く、低電力使用量で蒸発濃縮を行うこと
ができる。また、高温による写真処理液廃液容物の熱分
野や熱変性を防止することができる。また、メンテナン
スフリーで、専門技術者や運転管理者が必要でなく、小
型にでき、ランニングコストも安い。
【0048】図1において、1は減圧に耐える蒸発釜
で、この蒸発釜1内に写真処理液が注入貯留される。蒸
発釜1の液面上にはデミスター23が設けられている。2
は蒸発釜1の外側に同心状に設けた冷却釜であり、冷却
釜2の上部は、蒸発釜1に設けられたデミスター23の上
部で蒸発釜1の上部と連通しており、また、下部は、減
圧装置3に接続され、減圧されるようになっている。デ
ミスター23により蒸発釜1内に在る濃縮成分がはね上っ
て冷却釜2の中の凝縮水の中へ混入するのを防ぐことが
でき、その結果蒸発濃縮が安定に行なえる。減圧装置3
はエジェクター3a、3aで構成されており、該エジェ
クター3a、3aはポンプ3bにより凝縮水タンク10内
の水を通すことにより作動する。
【0049】4は蒸発釜1内にらせん状に配置した加熱
手段、9は冷却釜2内にらせん状に配置した冷却手段で
あり、加熱手段4及び冷却手段9はヒートポンプ5の一
部をなしている。ヒートポンプ5において、熱媒体は、
コンプレッサー11で加圧圧縮されて高温にされる。高温
にされた熱媒体は空冷手段12を通り、加熱手段4におい
て必要とされる温度まで冷却された後、加熱手段4に供
給され、蒸発釜1内の写真処理廃液Wを加熱して蒸発さ
せる。空冷手段12には空冷ファン13が設けられており、
空冷手段12は空冷ファン13により冷却される。加熱手段
4は下部が写真処理廃液W中にあり、上部が写真処理廃
液Wからでている。加熱手段4を通過した熱媒体は、膨
張弁の役目をなすキャピラリーチューブ14を通り膨張減
圧され、その温度が低下する。温度が低下した熱媒体は
冷却手段9aを通り凝縮水タンク10内の水を冷却し、次
いで冷却手段9に供給され、蒸発釜1で発生し冷却釜2
内に入り込んできた水蒸気を冷却凝縮させ凝縮水とす
る。こうして作られた凝縮水は冷却釜2の底部2aに溜
められ、エジェクター3a、3aで吸引され凝縮水タン
ク10に回収される。冷却手段9を通過した熱媒体はコン
プレッサー11に還流する。
【0050】6は写真処理廃液を溜めるタンクであり、
7はタンク6から写真処理廃液を汲み上げ、蒸発釜1内
に給送する電磁弁を備えた供給手段である。8は蒸発釜
1の液面を検出する電極式液面検出手段であり、該液面
検出手段8は、濃縮スラッジが付着したりして誤動作す
ることがないように、筒25で覆われ、タンク6から供給
される写真処理廃液で洗浄されるようになっている。供
給手段7は液面検出手段8の検出結果により制御され
る。
【0051】蒸発釜1の底部には、蒸発濃縮の結果生じ
たスラリーを溜めるスラリー溜部15、スラリー取出口16
が設けられ、スラリー取出口16は栓手段17により密栓さ
れている。この栓手段17には蒸発釜1内の減圧状態を維
持させるためにバッキング栓26が設けられており、バッ
キング栓26に連結した把手18を引いたり押したりするこ
とによりスラリー取出口16を開閉できるようになってい
る。また、栓手段17にはスラリー排出口19が設けられて
おり、スラリー回収容器(一点鎖線で示す)30が係合で
きるようになっている。
【0052】20はスラリー溜部15に設けられた撹拌羽根
で、蒸発釜1の頂面に設置した駆動源21から垂下した出
力軸22の下端に固着されている。この撹拌羽根20はスラ
リー溜部15の内底面を全面にわたって撹拌でき、かつ、
スラリーをその取出口16へ向けて移動させ易い形態に構
成されている。
【0053】32は電磁弁であり、運転時に気泡が発生し
た場合、これを液面検出手段31で検知し、電磁弁32を開
き写真処理廃液が凝縮水への混入するのを防止する。
【0054】33は減圧状態を監視する圧力センサー、10
aは凝縮水タンク10をオーバーフローした水の貯留容
器、27は凝縮水タンク10の水位を監視する液面センサー
である。
【0055】上記蒸発濃縮装置は次のようにして操作さ
れる。
【0056】ポンプ3bを作動させ、凝縮水タンク10の
凝縮水をエジェクター3a、3aに供給し、蒸発釜1及
び冷却釜2内を減圧にし、供給手段7を操作し、タンク
6から写真処理廃液を蒸発釜1に供給する。蒸発釜1及
び冷却釜2内の減圧状態は圧力センサー33によって検知
することができる。一定の減圧状態となった後、コンプ
レッサー11を起動させ、ヒートポンプ5の運転を開始す
る。減圧状態は圧力センサー33を用いて検知してもよい
が、一定時間経過後に次のステップに移ってもよい。
【0057】コンプレッサー11を起動させると熱媒体は
加圧圧縮され高温になる。空冷手段12はコンプレッサー
11で加圧圧縮されて高温にされた熱媒体を加熱手段4に
供給するのに適切な温度にまで下げるためのものであっ
て、コンプレッサー11で加圧圧縮されて高温にされた熱
媒体は空冷手段12を通って加熱手段4に供給される。加
熱手段4は空冷ファン13により冷却される。キャピラリ
ーチューブ14は減圧弁の役目を果たし、加熱手段4をで
た熱媒体はキャピラリーチューブ14を通り膨張して温度
が低下する。この低温の熱媒体は冷却手段9aを通り、
凝縮水タンク10中の凝縮水を冷却し、次いで冷却手段9
を通り、蒸発釜1から蒸発してきた水蒸気を冷却し凝縮
水とし、コンプレッサー11に還流する。キャピラリーチ
ューブ14を挟んで上流側が加熱域、下流側が冷却域とな
っている。
【0058】蒸発釜1内の写真処理廃液Wは加熱手段4
により加熱され、発生した水蒸気は、写真処理廃液Wか
ら上にでている加熱手段4により加熱され、デミスター
23を通過し、蒸発釜1の上部から冷却釜2に侵入し、こ
こで冷却手段9により冷却凝縮される。こうして作られ
た凝縮水は冷却釜2の底部2aに溜まり、エジェクター
3a、3aにより作られた真空により釜外に設置した回
収容器である凝縮水タンク10に回収される。エジェクタ
ー3a、3aは冷却釜2の底部2aに溜まった凝縮水を
回収する働きをすると共に、蒸発釜1内の圧力上昇を抑
制する働きをし、発生した水蒸気が冷却凝縮されること
と協同して蒸発釜1内は減圧状態に保たれる。凝縮水タ
ンク10をオーバーフローした水は貯留容器10aに蓄えら
れる。
【0059】蒸発により蒸発釜1内の液面が低下する
と、その低下は液面検出手段8により検知され、供給手
段7が作動し、写真処理廃液が供給され、液面は一定に
保たれる。この写真処理廃液の供給は筒25を通して行わ
れ、濃縮スラッジが付着したりして液面検出手段8の検
出結果により制御される。
【0060】蒸発時に写真処理廃液が発泡し、発生した
泡が冷却釜2に移行し、凝縮水中に写真処理廃液が混入
することはデミスター23により防止することができる
が、泡がデミスター23を越えた場合、蒸発釜1の上部に
設けられた液面検出手段31がこれを検知して、電磁弁32
を開き、蒸発釜1内を解放し、泡の発生を止め、写真処
理廃液が凝縮水への混入するのを防止する。
【0061】蒸発濃縮を繰返して得られた高濃度に濃縮
されたスラリーは、蒸発釜1の底部に設けられスラリー
溜部15に溜められる。スラリー溜部15に溜められたスラ
リーは、スラリー排出口19の先端にスラリー回収容器30
を係合し、把手18を操作することによってバッキング栓
26を取りはずし、駆動源21を作動させることによって撹
拌羽根20を回転し、スラリー回収容器30に移行させ、次
いで、把手18を操作してバッキング栓26を閉め、スラリ
ー回収容器30をスラリー排出口19から取りはずすことに
よって回収される。
【0062】本装置は、タンク6に液面検出装置を設
け、写真処理廃液がタンク6に溜まった時に運転を開始
し、液面が底面近くまで下がったとき運転が停止するよ
う制御される。
【0063】図1においては加熱手段及び冷却手段とし
てヒートポンプを用いているが、ペルチェ素子を加熱手
段及び冷却手段に用いることもできる。加熱手段及び冷
却手段にペルチェ素子を用いる場合も、図1と同様にし
て、写真処理液処理装置を構成することができる。
【0064】ペルチェ素子とは、ペルチェ効果を利用し
た素子を意味する。ペルチェ効果による熱の発生または
吸収は、電流の方向を逆転することによって反転する特
徴を持っている。
【0065】図2に示されたものは、ペルチェ素子を熱
源として用いる写真処理液処理装置の一例である。
【0066】図2において、40は濃縮前の廃液を貯蔵す
る第1貯留槽、41は濃縮前の廃液を貯蔵する第2貯留
槽、42は含銀廃液供給パイプ、43は非含銀廃液供給パイ
プ、44はパイプ、45はポンプ、46は脱銀装置、47は脱銀
塔、48はスチールウール、49はパイプ、50はポンプ、51
は濃縮減圧装置、52は蒸発槽、53は水槽、53aは内箱、
53bは外箱、54はペルチェ素子、55はシール部材、56は
撹拌部材、57はモーター、58は弁、59は濃縮廃液の一時
貯留槽、60は弁、61は最終貯留槽、62はポンプ、63は循
環パイプ、64は弁、65は排出パイプ、66は弁、67は濾過
装置、68はデミスターである。
【0067】自動現像機からの使用済み定着液、漂白定
着液当の含銀廃液は、含銀廃液供給パイプ42を通って第
1貯留槽40に一時蓄えられる。第1貯留槽40の含銀廃液
はパイプ44及びポンプ45により汲み上げられ、脱銀装置
46に供給される。脱銀装置46は直列に配設した3基の脱
銀塔47からなり、各脱銀塔47内にはスチールウール48が
充填され、含銀廃液がスチールウール48と接することに
より、銀が鉄と置換され脱銀が行われる。脱銀された廃
液は第2貯留槽41に落下する。また、第2貯留槽41に
は、自動現像機からの使用済みの非含銀廃液が、非含銀
廃液供給パイプ43を通って蓄えられる。第2貯留槽41に
蓄えられた非含銀廃液はパイプ49及びポンプ50により汲
み上げられ、濃縮装置51に供給される。
【0068】濃縮装置51は供給された廃液を蒸発させる
蒸発槽52と、蒸発槽52の外方に設けられ、内箱53aと外
箱53bとで構成された水槽53を有している。
【0069】また、蒸発槽52と水槽53との間には、多数
のペルチェ素子54がペルチェ素子54の発熱面が蒸発槽52
に接し、かつ、吸熱面が水槽53の内箱53aに接するよう
に配設されている。また、蒸発槽52の上部と内箱53aの
上部との間にはシール部材55が設けられており、液密
にシールされている。
【0070】濃縮減圧装置51には、図示されていない
が、減圧手段が設けられており、蒸発槽52内が減圧され
るようになっている。
【0071】蒸発槽52に供給された廃液は、ペルチェ素
子54により加熱され、濃縮される。発生した蒸気は、水
槽53内に回り込みペルチェ素子54により冷却され、蒸留
液となり、水槽53内に溜る。水槽53内にはあらかじめ所
定量の水が収容されており、ポンプ62により循環パイプ
63を通って循環されている。
【0072】蒸発槽52内の廃液はモーター57によって回
転駆動されている撹拌部材56によって撹拌されている。
【0073】蒸発槽52で濃縮された廃液は、弁58を開く
ことにより濃縮廃液の一時貯留槽59に収容される。ま
た、一時貯留槽59内の濃縮廃液は弁60を開くことによっ
て最終貯留槽61に排出される。最終貯留槽61は着脱自在
に装着されており、最終貯留槽61に排出された濃縮廃液
は廃棄することができる。
【0074】水槽53内に溜った蒸留液は、弁64を閉じ、
弁66を開くことにより排出パイプ65及び濾過装置67を通
って排出され、再利用される。濾過装置67には活性炭が
充填されており、蒸留液に含まれる易揮発性物質等のき
ょう雑物を吸着除去する。
【0075】68はデミスターであり、蒸発槽52内の廃液
が発泡とにより水槽53内の蒸留液に混入するのを防止す
る。
【0076】こうして蒸発濃縮し、発生した蒸留液をス
トックタンクに貯留し、そこから各槽への補充水として
利用する。この蒸留液は適度に輝発しやすい写真処理液
成分を含有しており、そのため、ほぼ一定の組成とpH
値を維持し、耐カビ性や耐バクテリア性に優れていると
いうことは驚くべきことであり、これを用いて補充水と
することにより、安定した処理性が得られ、かつ補水の
供給の手間を省ける2つのメリットが生じた。
【0077】蒸留液はどの槽にも適用できるが、発色現
像液は他の処理槽に比べ極めて微妙な処理液組成のコン
トロールを必要とするため、又、蒸留液を過不足なく補
充水として利用するためには好ましくは発色現像槽以外
の処理槽に適用することである。
【0078】こうして得られる蒸留液は2次処理を行う
のが好ましく、該2次処理は具体的には以下に示す処理
のうちの少なくとも1つである。
【0079】(1)活性炭処理 (2)紫外線照射処理 (3)逆浸透処理 (4)酸化剤処理 (5)電解酸化処理 (6)エアレーション処理 (7)電気透析処理 (8)再蒸留処理 (9)イオン交換樹脂処理 (10)pH調整処理 (11)電解酸化処理 ハロゲン化銀感光材料の処理量によっては、補充水の過
不足が生じることがある為に補充水の一部は水道水や前
記2次処理を行った補充水を用いてもよい。
【0080】
【実施例】次に、この発明のハロゲン化銀写真感光材料
用自動現像機の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0081】本発明を適用できる自動現像機の一例を図
3の図面に基づいて説明する。図3は、自動現像機Aと
写真焼付機Bとを一体的に構成したプリンタープロセッ
サーの概略構成図である。
【0082】図3において、写真焼付機Bの左下部に
は、未露光のハロゲン化銀写真感光材料である印画紙を
ロール状に収納したマガジンMがセットされる。マガジ
ンから引き出された印画紙は、送りローラR1及びカッ
ター部Cを介して所定のサイズに切断され、シート状印
画紙となる。このシート状印画紙は、ベルト搬送手段B
eによって搬送され、露光部Eにおいて光源およびレン
ズLにより、原画Oの画像を露光される。露光されたシ
ート状印画紙はさらに複数対の送りローラR2,R3,
R4により搬送され、自動現像機A内に導入される。自
動現像機Aでは、シート状印画紙は、処理槽であるそれ
ぞれ発色現像槽CD、漂白定着槽BF、安定化槽S1、
S2、S3内(実質的に3浴構成の処理槽)をローラ
搬送手段(参照記号ナシ)により順次搬送され、それぞ
れ、発色現像処理、漂白定着処理、安定化処理がなされ
る。前記各処理がなされたシート状印画紙は、乾燥部
5′において乾燥されて機外に排出される。
【0083】なお、図中の一点鎖線は、ハロゲン化銀写
真感光材料の搬送経路を示す。また、実施例において
は、感光材料はカットされた状態で自動現像機A内に導
かれるものであるが、帯状で自動現像機A内に導かれる
ものであってもよい。その場合、自動現像機Aと写真焼
付機Bとの間に、感光材料を一時的に滞留させるアキュ
ムレータを設けると処理効率が上がる。また、本願発明
に係る自動現像機Aは、写真焼付機Bと一体的に構成し
ても、自動現像機A単体だけでもよいことはいうまでも
ない。また、本発明に係る自動現像機Aによって処理さ
れるハロゲン化銀写真感光材料は、露光済の印画紙に限
られるものでははなく、露光済のネガフィルム等でもよ
いことは言うまでもない。また、本発明の説明として、
発色現像槽CD、漂白定着槽BF、安定化槽S1、S
2、S3を有する実質的に3浴構成の処理槽を有する
自動現像機Aについて行うが、これに限られるものでは
なく、発色現像槽、漂白槽、定着槽、安定化槽を有する
実質的に4浴構成の自動現像機などであっても本発明は
適用できるものである。
【0084】上記発色現像槽CD、漂白定着槽BF、安
定化槽S3の各処理槽にはそれぞれ連通する固体処理剤
投入部である恒温槽が設けてある。
【0085】図4は、図3の自動現像機AのI−I断面
における処理槽である漂白定着槽BFの処理剤投入部と
処理剤供給手段との断面図である。なお、本実施例にお
いては、発色現像槽CD、安定化槽S3にも固体処理剤
補充装置を設置し、それぞれの固体処理剤をそれぞれの
処理槽に投入可能としている。すなわち、図3の3A,
3B,3Eは各々固体処理剤補充装置で、3Aは発色現
像槽CDに発色現像補充用錠剤を、3Bは漂白定着槽B
Fに漂白定着補充用錠剤を、3Eは安定化槽S3に安定
化補充用錠剤を投入するための固体処理剤補充装置で、
図示の位置に設置される。従って、発色現像槽CD、安
定化槽S3においては、漂白定着槽BFと同じ構成とな
るので、以下、処理槽100として説明する場合は、発色
現像槽CD、漂白定着槽BF、安定化槽S3いずれも指
すこととする。なお、図には、構成をわかりやすくする
ために、感光材料を搬送する搬送手段等は省略してあ
る。また、本例においては、固体処理剤として錠剤を用
いた場合について説明する。尚本発明の補充装置は、錠
剤以外の顆粒,粉末剤を包装したものにも使用可能であ
る。
【0086】図4において、感光材料を処理する処理槽
100は、該処理槽100を形成する仕切壁の外側に一体的に
設けた固体処理剤(錠剤)Jを供給する固体処理剤投入
部70および恒温槽700を有する。これら処理槽100と恒温
槽700とは連通窓71が形成された仕切壁71Aにより仕切
られており、処理液は流通できるようになっている。そ
して恒温槽700の上方に設けた固体処理剤投入部70には
固体処理剤Jを受容する囲い75を設けたので、固体処理
剤Jは固形のまま処理槽100に移動することがない。な
お、囲い75は処理液の通過は可能であるが、固体処理剤
Jは溶け終わるまで通過できない網状またはフィルター
状を通過しなければならないようにしてある。
【0087】筒状のフィルター72は、恒温槽700の下方
に交換可能に設けられ、処理液中の不溶物、例えば紙く
ず等を除去する機能を果たす。このフィルター72の中
は、恒温槽700の下方壁を貫通して設けられた循環パイ
プ73を介して循環ポンプ74(循環手段)の吸引側に連通
している。
【0088】尚、図4の処理槽が定着槽又は漂白定着槽
である場合には水洗槽又は安定化槽から汲み出された処
理液は補充剤が補充される位置の近傍に導入パイプ78に
より導入される。これにより錠剤の溶解を良好にするこ
とができる。
【0089】循環系は、液の循環通路を形成する循環パ
イプ73、循環ポンプ74、および、処理槽100等で構成さ
れていることになる。前記循環ポンプ74の吐出側に連通
した循環パイプ73の他端は処理槽100の下方壁を貫通
し、該処理槽100に連通している。このような構成によ
り、循環ポンプ74が作動すると処理液は恒温槽700から
吸い込まれ、処理槽100に吐出されて、処理液は処理槽1
00内の処理液と混じり合い、再び恒温槽700へと入る循
環を繰り返すことになる。この循環流の流量は、1分間
当たりタンク容量に対して0.1(回転=循環量/タンク
容量)以上の流量であることが好ましく、より好ましく
は、0.5〜2.0回転である。また、処理液の循環方向は、
図4に示した方向に限られる必要はなく、逆方向であっ
てもよい。
【0090】廃液管79は、処理槽100内の処理液をオー
バーフローさせ廃液タンクWTに落とすためのものであ
り、液面レベルを一定に保つとともに、他の処理槽から
感光材料に付着して持ち込まれる成分や、感光材料から
浸み出す成分が貯留し、増加することを防ぐのに役立
つ。
【0091】棒状のヒータ76は、恒温槽700の上方壁を
貫通して恒温槽700内の処理液中に浸漬するよう配設さ
れている。このヒータ76は、恒温槽700および処理槽100
内の処理液を加温するものであり、換言すると処理槽
内の処理液を処理に適した温度範囲(例えば20〜55℃)
に保持する温度調整手段である。また、ヒータ76は、固
体処理剤の投入位置の近傍に配設されているため、その
溶解性を促進させる効果がある。
【0092】処理量情報検出手段81は、自動現像機Aの
入口に設けられ、処理される感光材料の処理量を検出す
るために用いられる。この処理量情報検出手段81は、左
右方向に複数の検出部材を配してなり、感光材料の幅を
検出するとともに、検出されている時間をカウントする
ための要素として機能する。感光材料の搬送速度は機械
的に予め設定されているので、幅情報と時間情報とから
感光材料の処理面積が算出できる。なお、この処理量情
報検出手段81は、赤外線センサ、マイクロスイッチ、超
音波センサ等の感光材料の幅および搬送時間を検出でき
るものであればよい。また、間接的に感光材料の処理面
積が検出できるもの、例えば図3のようなプリンタープ
ロセッサの場合、焼付を行った感光材料の量、あるい
は、予め決まっている面積を有する感光材料の処理数を
検出するものでもよい。さらに、検出するタイミング
は、本例では処理される前であるが、処理した後、ある
いは処理液中に浸漬されている間でも良い(このような
場合は、処理量情報検出手段81を設ける位置を処理後に
検出できる位置や処理中に検出できる位置に適宜変更す
ることによりできる)。さらに、検出される情報とし
て、上述の説明では、感光材料の処理面積について述べ
たが、これに限られるものではなく、処理された、ある
いは、処理中の感光材料の処理量に比例した値であれば
よい。
【0093】また、処理量情報検出手段81は、各処理槽
CD、BF、S1、S2、S3毎に設ける必要はなく、
1台の自動現像機Aに対して1つ設けることが好まし
い。82は前記処理量情報検出手段81による信号を受けて
処理剤の処理量供給を制御する処理量供給制御手段であ
る。
【0094】固体処理剤補充装置80は、露光された感光
材料を処理する感光材料処理装置の処理槽の上方に設定
され、収納容器88、収納容器装填手段84、供給手段85、
処理剤供給板851、切欠き部852、駆動手段86等から構成
されていて、上部カバー801内によって密閉されてい
る。上記上部カバー801は、前記処理槽100および恒
温槽700を収容する本体101と本体背部の支軸802により
揺動自在に結合されていて、該上部カバー801は、図示
一点鎖線A方向に持ち上げて、操作者側の前面および上
面を大きく開放することにより、固体処理剤補充装置80
の点検や、前記フィルター72の交換作業をすることがで
きる。
【0095】また、上記上部カバー801の上面の一部に
は、天窓803が揺動自在に結合されていて、該天窓803を
図示一点鎖線B方向に開放して、前記収納容器88の装
着,交換を行う。
【0096】図5は錠剤型固体処理剤Jの各種形状の例
を示す。図5(A)は円形平面を有しコーナーにアール
状の面とり(r)を施した円筒状をなす偏平な固体処理
剤Jの断面図、図5(E)は該固体処理剤Jの斜視図で
ある。図5(B)は円形断面で上下面がそれぞれフラッ
トで円周面が凸面アール(R)を有した太鼓型をなす固
体処理剤Jの断面図である。図5(C)は円形断面で上
下面が球形をなす碁石状の固体処理剤のJの断面図であ
る。図5(D)は中空穴を有するドーナツ型の固体処理
剤Jの断面図である。
【0097】次に図4により図5で示した形状の固体処
理剤(以下錠剤ともいう)Jを処理槽1に補充する固体
処理剤補充装置80の説明を行なう。
【0098】図4において、錠剤Jは収納容器88の中に
収納され、上記のように天窓803を図示一点鎖線B方向
に開放し、錠剤Jが収納された収納容器88は操作者の手
によって図示白抜き矢印C方向に挿入され収納容器装填
手段84に装填される。そして収納容器装填手段84と一緒
に収納容器83は図示白抜き矢印D方向に回転されて収納
容器83の収納容器装填手段84への装填は完了する。この
状態において収納容器83は図示のように左側を下にした
傾斜状態となるので、中に収納した錠剤Jは左方向へ重
力による移動を付勢された状態となっている。
【0099】次に感光材料の処理量による処理量情報検
出手段81の情報によって処理量供給制御手段82は作動
し、駆動手段86のモータMは駆動するようになってい
て、図示させる動力伝達手段により駆動する供給手段85
内の処理剤供給板851は時計方向に回転するようになっ
ている。
【0100】処理剤供給板851に設けられた切欠き部852
は処理剤供給板851が回転して丁度錠剤Jと切欠き部852
の位置が一致すると、錠剤Jは切欠き部852に転がり込
めるようになっている。従ってそのような状態において
錠剤Jは処理剤供給板851の切欠き部852に転がり込み、
錠剤Jの列は丁度錠剤1個分左に移動することになる。
そして処理剤供給板851が更に回転し、切欠き部852が下
向きとなると中の錠剤Jは図示白抜き矢印E方向にシュ
ート77に案内されて固体処理剤投入部70の囲い75中に落
下する。そして上述のように錠剤Jは囲い75の中で溶解
し処理液中に混じり合い処理液を補充することになる。
【0101】次に本発明の自動現像機の実施例を図4及
び図6により更に説明する。図6は図3の自動現像機A
の各処理槽を中心に本発明に関係ある構成を主に示した
図である。
【0102】図6において、図3の場合と同様に各処理
槽の発色現像槽CD、漂白定着槽BF、安定化槽S1、
S2、S3の中を露光済みの印画紙、フィルム等の感光
材料は、1点鎖線で示す矢印に従って搬送され上述の各
処理が行なわれる。
【0103】又、上述のように、発色現像槽CDには発
色現像補充用錠剤補充装置Jcにより、漂白定着槽BF
には漂白定着補充用錠剤補充装置Jbfにより、安定化
槽の最終槽であるS3には安定補充用錠剤補充装置Js
により、上述した固体処理剤が適時投入される。
【0104】そして、補充水Wの入った水タンクTは、
発色現像槽CD及び安定化槽S3に補充水Wをベローズ
ポンプBP1,BP5により補充可能のように配設され
ている。
【0105】尚、安定化槽S3に補充された水タンクT
の補充水Wは、更に安定化槽S2、S1及び漂白定着槽
BFに補充水Wを補充可能のように配設されている。
【0106】すなわち、水タンクTより安定化槽S3に
補充された補充水Wは、安定化槽S3の処理液の水位を
上昇させる。安定化槽S3と安定化槽S2の間にはカス
ケード方式で処理液が流れ込める様にカスケード管C1
が図示のように取り付けられている。カスケード管C1
は図示のようにカスケード管C1の上部が安定化槽1E
の液面にその流入口を合せ、カスケード管C1の下部が
安定化槽S2の下部にその流出口を合せて取り付けられ
ている。従って上述のように水タンクTより安定化槽S
3に補充された補充水Wにより安定化槽S3の水位が上
昇すると、カスケード管C1の上部の流入口より安定化
槽S3の処理液がカスケード管C1に流れ込み、カスケ
ード管C1の下部の流出口より安定化槽S2へと流れ出
ることになる。そして安定化槽S2の処理液の水位を上
昇させる。
【0107】カスケード管C1と同様に安定化槽S2と
安定化槽S1の間にはカスケード管C2が図示のように
取り付けられている。そしてカスケード管C1と同様に
カスケード管C2は図示のようにカスケード管C2の上
部が安定化槽S2の液面にその流入口を合わせ、カスケ
ード管C2の下部が安定化槽S1の下部にその流出口を
合わせて取り付けられている。従って上述のように安定
化槽S2の水位が上昇すると、カスケード管C2の上部
の注入口より安定化槽S2の処理液がカスケード管C2
に流れ込み、カスケード管C2の下部の流出口より安定
化槽S1へと流れ出ることになる。そして安定化槽S1
の処理液の水位を上昇させる。
【0108】そして、安定化槽S1と漂白定着槽BFの
間にはベローズポンプBP3の吸込側の管が安定化槽S
1の処理液中に図示のように挿入され、ベローズポンプ
BP3の吐出側の管が漂白定着槽BFに安定化槽S1の
処理液を図示のように吐出するように配設されている。
【0109】一方、安定化槽S3、S2の処理液は各カ
スケード管C1,C2の上部の流入口の各々の高さを定
めることによりその水位は所定の水位を維持可能であ
り、漂白定着槽BFは、水タンクTの補充水Wのベロー
ズポンプBP2による補充量を、安定化槽S3,S2,
S1及び漂白定着槽BFの蒸発量及び感光材料の処理量
に合わせて設定することにより処理液を所定の濃度に維
持することが可能である。
【0110】尚、発色現像槽CD、漂白定着槽BF、安
定化槽S1の各槽にはオーバーフローパイプ79が設置さ
れている。
【0111】同様にして発色現像槽CDは、水タンクT
の補充水WのベローズポンプBP1による補充量を、発
色現像槽CDの蒸発量及び補充量に合せて設定すること
により処理液を所定の濃度に維持することが可能であ
る。
【0112】このように安定化槽S1の直前の漂白定着
槽BFへ補充する処理液は、漂白定着槽BFの直後の安
定化槽S1の処理液が補充され、そして最終安定化槽S
3へ補充する補充水は漂白定着槽BFへ補充する水とま
とめて一緒に補充することになる。
【0113】また、図4に示した様な位置にベローズポ
ンプBP3により安定化槽S1から直接汲み出した処理
液を漂白定着槽BFの錠剤投入位置の近傍に導入パイプ
78によって導入されるために、導入される処理液の温度
がほとんど低下することがないため錠剤の溶解が促進さ
れる。
【0114】図7及び図8に固体処理剤の投入位置及び
ベローズポンプBP3により汲み出された処理液が導入
パイプ78により漂白定着槽BFに導入される位置の関係
の例を示す。図7(a)では固体処理剤Jの投入位置と
導入パイプ78出口の両者が恒温槽700に設けられてい
る。図7(b)では固体処理剤Jの投入位置が感光材料
の処理槽100に、導入パイプ78の出口が恒温槽700に設け
られている。図8(c)では、固体処理剤Jの投入位置
が恒温槽700に設けられており、導入パイプ78出口は処
理槽100に設けられている。図8(d)では感光材料の
処理槽100に固体処理剤の投入位置があり、処理液に投
入された固体処理剤は溶解する前に感光材料に接触しな
いように水平方向及び下方向が規制板により移動範囲が
規制されている。また下方向の規制板は複数の孔が空い
た目皿板状の構造となっており、この目皿板を通して循
環ポンプPにより送られた処理液が固体処理剤に吹き付
けられ溶解性が促進されるようになっている。吹き付け
られた処理液は規制板に設けられた孔もしくは規制板の
上方を通じて感光材料の搬送部に循環される。
【0115】特に、漂白定着液は処理液中の塩濃度が非
常に濃いために、図7(a)及び図8(d)のようにベ
ローズポンプBP3により漂白定着槽BFの処理液より
も塩濃度の低い処理液が汲み出されて導入パイプ78を通
じて固体処理剤Jの近傍に導入され、また導入される処
理液の温度も安定化槽の処理液に近い温度なので、固体
処理剤Jの溶解が促進される効果がある。
【0116】各ポンプの作動ダイヤグラムならびに液面
の状態を図9に示す。図9において、カラーペーパーの
処理量に応じてベローズポンプBP3による安定化槽S
1から漂白定着槽BF槽への汲み出しが始まり、これに
より安定化槽S1の液面は低下する。また、ベローズポ
ンプBP5により補充水が補充され、これにより安定化
槽S3、S2、S1と順次液面が上昇し、安定化槽S1
の液位はオーバーフローレベルに保持される。ベローズ
ポンプBP3の汲み出し開始前よりベローズポンプBP
5により安定化槽S1の液面が回復するまで液面検知セ
ンサーLsから発せられる液面低下を知らせる信号をう
けても液面低下警報手段又は液面低下回復手段が作動し
ない様な作動解除機能を働かせる様な制御になってい
る。
【0117】BP3とBP5の作動のタイミングは最終
的に安定化槽S1の液位がオーバーフローレベルになれ
ば特に限定されないが、ベローズポンプBP3の動作が
終了した後にベローズポンプBP5の動作が開始すると
確実にオーバーフローレベルに保持されて好ましい。ま
た、ベローズポンプBP5で補充してから安定化槽S2
の液面が上昇するまでには多少の時間差があるのでベロ
ーズポンプBP3の動作が停止する前からベローズポン
プBP3の動作を開始してもよい。またこのようなベロ
ーズポンプBP3の汲み出し動作に伴って生じる液面の
低下を、蒸発等による液面の異常低下と誤認する問題に
対して、液面検知センサーLsの作動位置を通常の汲み
出し動作で低下する液面よりやや低い位置に設けること
も可能である。
【0118】また、安定化槽S1にあるフィルター72
は、BP3の補充動作に伴って液面が低下した時に循環
ポンプ74が空気を吸い込まないような高さに設けてあ
る。
【0119】図10は上記のような固体処理剤及び補充
水、処理液を汲み出して供給する制御ならびに液面検知
センサーによる液面低下警報手段等を制御するブロック
図である。
【0120】本発明において、上記のように安定化槽S
1の処理液が漂白定着槽BFに補充されることにより次
のようなメリットが生じる。
【0121】その第1は、漂白定着槽BF用の水タンク
及びその水補充装置が不要になるので、それだけ構造が
簡単になりコストが安く、且つ自動現像機がコンパクト
になることである。
【0122】その第2は、感光材料に付着して安定化槽
S1に持ち込まれた漂白定着槽の処理液が、安定化槽S
1の処理液と混ざり、再びベローズポンプBP3によっ
て漂白定着槽BFに戻され、漂白定着槽BFの漂白定着
の処理能力が補強されることである。
【0123】一方、漂白定着槽BFを出た感光材料例え
ば印画紙は、安定液を処理液とした安定化槽S1、S
2、S3で処理されるので、すなわち安定化槽S3の処
理液は汚れの無い綺麗な状態に保たれた状態で処理をす
るので、印画紙の未露光部白地が汚れなくなり、安定化
槽の処理能力が落ちずに保存安定性が良くなるといった
メリットも見出された。
【0124】またさらにベローズポンプBP3により安
定化槽S1の処理液を一度汲み出した後に安定化槽S2
からのオーバーフロー液がカスケード管C2を通して安
定化槽S1に流入するため、安定化槽S1における液更
新の割合が増し、安定化槽S1の安定化槽としての能力
が増加する利点も明らかになった。
【0125】以下に実施例の具体的な処理条件の例を示
す。
【0126】 補充用錠剤 1回の補充量(個) 処理温度 処理時間 補充水量/m2 /補充の周期(m2) 発色現像 39.8℃ 22sec 65ml 2/2.5 漂白定着 35〜40℃ 22sec (80ml) 2/1 安定化1 30〜40℃ 22sec ↑ − 安定化2 30〜40℃ 22sec ↑ − 安定化3 30〜40℃ 22sec 180ml 1/10 この漂白定着槽の補充水量の(80ml)は安定化槽1から漂
白定着槽への汲み出し量である。
【0127】また、固形処理剤1錠の大きさは直径30m
m、高さ10mmの円盤状であって、1錠の重さは約11gと
した。
【0128】また安定化槽への補充水は汲み出しの動作
の時に加えて別のタイミングで補充してもよい。すなわ
ち分割補充してもよい。以下に分割補充の場合の1例を
示す。
【0129】 感光材料処理量(m2) 0.5 1.0 1.5 2.0 S3への補充水量(ml)(BP5) 30 60 30 60 30 60 30 60 S1→BF(ml) (BP3) 40 40 40 40 S1→BFとは安定化槽からBF槽への汲み出し量であ
る。
【0130】上記のように感光材料を0.5m2処理する毎
に安定化槽S1から処理液を漂白定着槽BFに40ml汲み
出し、また安定化槽S3へ補充水を60ml補充する。また
さらに感光材料0.5m2処理するまでの間に安定化槽S3
に30mlの補充水を補充する。したがって安定化槽S3へ
の補充水の補充は安定化槽S1から漂白定着槽BFへの
汲み出しと同期したタイミングと、それ以外の時に分割
されて1m2処理当たり100mlの補充を行う。
【0131】ベローズポンプBP1〜BP5は、感光材
料の処理量に応じて行われる補充動作(補充水の補充動
作)の他に、処理槽の蒸発補正を行うこともできる。す
なわち、単位時間当たりの処理量が極端に少なくなる
か、または、長時間処理が全く行われないと処理液の蒸
発が起こり、処理液が濃縮したり処理槽の液面が低下
し、処理に影響をきたすため、蒸発量に見合った適正な
水量を補水することが好ましく、自動現像機が稼働して
いる時間(処理液が温度調節されている時間)や、単位
時間当たりの処理量などに応じて所定の量の水を蒸発補
正のために補充する様に制御されている。蒸発補正の補
充水量(以下蒸発補正量と称する)を決定する方法とし
て、自動現像機の設置されてる環境に応じたパラメータ
ーを用いることは好ましく、該パラメーターとしては温
度センサーや湿度センサーを自動現像機に設けてその測
定値から導かれる値を充当してもよいし、また、設置さ
れている環境の平均的な条件に見合った値を入力する方
法としてもよく、これらのパラメーターと自動現像機の
稼働状態から適正な蒸発補正量が導かれる。また、別の
手段としては液面センサーが、液面の異常低下を検知す
ると液面所定の水位まで回復するまで蒸発補正を行うよ
うになっていてもよいし、また、感光材料の処理量に伴
って補充される補充水とまとめて添加することもでき
る。
【0132】図6に示した自動現像機に基づいて蒸発補
正の動作の例を説明すると、CPUが稼働時間と、自動
現像機の設置環境に基づいて予め入力されているパラメ
ーターから適当な蒸発補正量を計算して、所定の蒸発補
正タイミングがきた時に蒸発補正の動作を開始する。ベ
ローズポンプBP1及びBP5から蒸発補正量に相当す
る量の水が発色現像槽CD及び安定化槽S3に補水され
るが、カスケード管C2からS1に流し込まれる処理液
の量が多くなる様な補水量がBP5から補水されるよう
に設定されているため安定化槽S1にも適正な蒸発補水
が行われることになる。
【0133】又、比較例として、カスケード管C1、C
2と同様なカスケード管による配管を行なって、安定化
槽S1のオーバーフロー液が漂白定着槽BFに流れ込む
ようにした。この結果、オーバーフロー液が流れ込むた
めには安定液と漂白定着液の比重差のために、漂白定着
槽BFの液面を著しく下げることが必要となり、この状
況下では漂白定着液での感光材料の処理時間が短かくな
り脱銀不良故障が発生した。
【0134】本発明の方式ではカスケードに必要な漂白
定着槽BFと安定化槽S1間の液面の差よりもポンプの
作動中における液面の低下幅を小さくできるために自動
現像機のコンパクト化に有利となる。すなわち1回に汲
み出す液量と汲み出しの頻度の組み合わせによって液面
の低下幅を自由にコントロールできるため、こまめに補
充することにより比較例との差は大きくなる。
【0135】又、他の比較例として、ベローズポンプB
P3による安定化槽S1から漂白定着槽BFへの直接汲
み出しを行わず、安定化槽S1からオーバーフローした
液を貯える貯留槽を設け、そこからベローズポンプを用
いて漂白定着槽BFに導入する様にした。この結果、少
量処理を長い間続けていると貯留槽に沈殿物を生じてし
まった。
【0136】以上は3浴構成の場合であるが、その他の
構成の例を図11に示す。もちろん本発明はこれらの構成
限定されるものではない。尚、図11〜12における記号は
いずれも上記3浴5槽構成自動現像機(図6)の場合と
同じである。ただしRはリンス槽を表し、実際は少量の
水を補給する水槽である。またC1〜C6はカスケード
管を、廃液槽WTにつながる各槽のパイプOFはオーバ
ーフローパイプを表す。
【0137】同図(a)は2槽の定着槽を有する4浴構
成(発色現像CD、漂白BL、定着F、安定化Sの各
槽)の例を示すものである。また、同図(b)は、5浴
構成(発色現像CD、漂白BL、漂白定着BF、定着
F、リンスR、安定化Sの各槽)の例を示す。図12は、
3浴構成の場合に前記写真処理液処理装置(廃液濃縮装
置)を有する例を示す。同図において、廃液WTを減圧
蒸留方式の濃縮装置Dにより得られる蒸留水をストック
タンクSTに貯え、必要に応じてポンプPにより漂白定
着槽BF、あるいは安定化槽S3に導入可能として再利
用を図ったものである。尚、上記蒸留水不足の場合に備
えてベローズポンプBP5による補充装置も備えてい
る。
【0138】図13は図11(a)の4浴7槽構成の自動現
像機の場合の作動ダイヤグラムを示すものである。
【0139】同図において、まずベローズポンプBP5
により安定化槽S3に補水され、これにより安定化槽S
1の液位(L2→L1)が上昇し、オーバーフローし始
め、ベローズポンプBP5を停止し、またベローズポン
プBP3により安定化槽S1より定着槽F2へ汲み出し
が行われる。この場合、ベローズポンプBP3による汲
み出し終了時が安定化槽S1の通常の処理液の水位とな
るが、1回の補充動作に伴う補充水量や汲み出し量を減
らす、即ち感光材料の処理量に対してこまめに分けて1
回の補充する量を減らすことにより、安定化槽S2と安
定化槽S1の液面の差を小さくできる。また、通常の液
面の位置より補充動作の時に液面が大幅に下がることな
いので液面センサーの液面低下の誤認を防ぐ手段を特に
設ける必要がない。
【0140】
【発明の効果】本発明の水洗槽または安定化槽から直接
汲み出した処理液を定着槽または漂白定着槽に導入し、
特に補充剤が補充される位置の近傍に該汲み出した処理
液を導入することにより、固体状処理剤の溶解性を高
め、廃液量を低減し、処理液安定性、コンパクト性に優
れ、しかも処理性能を落とさないで処理可能なハロゲン
化銀写真感光材料用自動現像機を提供することができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動現像機に使用可能な蒸発濃縮装置の1例を
示す説明図
【図2】自動現像機に使用可能な蒸発濃縮装置の1例を
示す説明図
【図3】プリンタープロセッサーの概略構成図
【図4】固体処理剤投入部と処理剤供給手段の断面説明
【図5】錠剤型固体処理剤の各種形状を示す図。
【図6】自動現像機の構成図。
【図7】固体処理剤と汲み出された処理液投入の位置関
係を示す説明図。
【図8】固体処理剤と汲み出された処理液投入の位置関
係を示す説明図。
【図9】作動ダイヤグラム。
【図10】制御のブロック図。
【図11】各種自動現像装置の構成図。
【図12】廃液濃縮装置を有する自動現像装置の構成
図。
【図13】作動ダイヤグラム。
【符号の説明】
A 自動現像機 B 写真焼付機 CD 発色現像槽 BF 漂白定着槽 BL 漂白槽 F、F1、F2 定着槽 S1、S2、S3 安定化槽 Jc、Jb、Jbf、Jf、Js 固体処理剤補充装置 Ls 液面検知センサー T 水タンク BP1、BP2、BP3、BP4,BP5 ベローズポ
ンプ C1、C2 カスケード管 1 蒸発釜 2 冷却釜 10 凝縮水タンク 70 固体処理剤投入部 100 処理槽 700 恒温槽

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも定着槽又は漂白定着槽と、水
    洗槽又は安定化槽を含んで構成されるハロゲン化銀写真
    感光材料用自動現像機において、前記水洗槽又は該安定
    化槽から直接汲み出した処理液を定着槽又は漂白定着槽
    に導入する手段を有することを特徴とするハロゲン化銀
    写真感光材料用自動現像機。
  2. 【請求項2】 前記水洗槽又は安定化槽から汲み出した
    処理液が導入される槽が、定着補充剤又は漂白定着補充
    剤が直接補充される槽であることを特徴とする請求項1
    記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  3. 【請求項3】 前記水洗槽又は安定化槽がカウンターカ
    レント状に構成された複数の処理槽からなることを特徴
    とする請求項1又は2記載のハロゲン化銀写真感光材料
    用自動現像機。
  4. 【請求項4】 前記水洗槽又は安定化槽がカウンターカ
    レント状に構成された複数の処理槽の、最前槽から直接
    汲み出した処理液を前記定着槽又は前記漂白定着槽に導
    入することを特徴とする請求項3記載のハロゲン化銀写
    真感光材料用自動現像機。
  5. 【請求項5】 前記水洗槽又は安定化槽から汲み出した
    処理液が、処理される感光材料の面積に対して所定の割
    合の量が前記定着槽又は漂白定着槽に導入されるように
    制御可能な制御部を有することを特徴とする請求項1〜
    4に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  6. 【請求項6】 前記定着槽又は漂白定着槽に固体状の処
    理剤を直接補充することを特徴とする請求項1〜5に記
    載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  7. 【請求項7】 前記定着槽又は漂白定着槽に定着補充剤
    又は漂白定着補充剤が補充される位置の近傍に前記水洗
    槽又は安定化槽から汲み出した処理液を導入することを
    特徴とする請求項1〜6に記載のハロゲン化銀写真感光
    材料用自動現像機。
  8. 【請求項8】 前記水洗槽又は安定化槽から定着槽又は
    漂白定着槽に導入される処理液を汲み出しが開始した後
    に、水洗槽又は安定化槽のいずれかの槽に補充用の水が
    補充されるように制御されていることを特徴とする請求
    項1〜7に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
    機。
  9. 【請求項9】 前記水洗槽又は安定化槽から定着槽又は
    漂白定着槽に導入される処理液を汲み出しが終了するま
    で、該処理液が汲み出される処理槽に補充水もしくは次
    槽からのオーバーフロー液が流入しないような手段又は
    制御機能を有することを特徴とする請求項1〜8に記載
    のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  10. 【請求項10】 前記水洗槽又は安定化槽から定着槽又
    は漂白定着槽に導入される処理液を汲み出しが行われる
    槽に処理槽の液面の低下を検知するセンサーを有し、該
    液面センサーが液面の低下を検知した信号を受けて液面
    低下の警報手段もしくは液面低下の回復手段を作動させ
    る機能を有し、該水洗槽又は安定化槽から処理液の汲み
    出しが行われる所定の時間、該センサーからの液面低下
    の信号を受けて行われる液面低下警報手段もしくは液面
    低下回復手段を解除すること、もしくは該センサーの動
    作を解除することを特徴とする請求項1〜9に記載のハ
    ロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  11. 【請求項11】 前記水洗槽又は安定化槽から前記定着
    槽又は漂白定着槽に導入される処理液の体積が、前記水
    洗槽もしくは安定化槽に補充される水の体積よりも少な
    いことを特徴とする請求項1〜10に記載のハロゲン化銀
    写真感光材料用自動現像機。
JP6130423A 1994-06-13 1994-06-13 ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 Pending JPH07333809A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012058534A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Shimauma Print System Inc 写真処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012058534A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Shimauma Print System Inc 写真処理装置

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