JPH0518312U - 装身具用基材 - Google Patents

装身具用基材

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JPH0518312U
JPH0518312U JP3873791U JP3873791U JPH0518312U JP H0518312 U JPH0518312 U JP H0518312U JP 3873791 U JP3873791 U JP 3873791U JP 3873791 U JP3873791 U JP 3873791U JP H0518312 U JPH0518312 U JP H0518312U
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JP3873791U
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English (en)
Inventor
勝夫 鈴木
三男 大河内
道雄 田村
Original Assignee
株式会社シバソン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲面の形状に応じて、表裏異なった色合いを
呈する多層コート膜を形成した装身具用基材を提供す
る。 【構成】 平坦な透過面2と、この透過面2の反対側に
位置し、透過面2に対する角度が部分的に異なる反射面
3を有する透明ガラス体1の反射面3に、特定波長の光
のみを選択反射する多層コート膜4を形成する。この装
身具用基材を透過面2側から見ると、透過面2に対する
傾斜角度の小さい部分では、選択反射光による特定の色
に見え、角度の大きな部分では全反射により明るい白色
に見える。一方、これを反射面3側から見た場合、バッ
クグラウンドの明暗により異なった調子の輝きが表れ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、イヤリング、ブローチなどの装身具に用いられる基材に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来、装身具用基材として、ガラス体の表面に着色フィルターグラスやグラス エナメルを塗布したものが知られている。また、図3,4に示すように、半球状 のガラス体11の平担面12に多層コート膜14を形成したものが知られている 。図3,4は、装身具用基材の光学的原理図であり、同図において、代表的な強 い光を太い実線で、白色光を細い実線で、選択反射光を一点鎖線で、また選択透 過光を破線で夫々表した。多層コート膜14は、入射光のうち特定の波長の光の みを選択反射して他を透過させる特性を有する。このため、多層コート膜14を 形成すると、光の反射、屈折の関係で、ガラス体は見る角度により色合いが変わ る。即ち、ガラス体11を平面12側から見ると、図3に示すように、入射光A 3,B3,C3,D3が多層コート膜14により特定の波長の反射光a3,b3,c3 ,d3となるので、特定の色の反射光のみが見えることになる。また、ガラス体 11を曲面13側から見た場合、図4に示すように、入射光A4,B4,C4,D4 が多層コート膜13によって特定波長の反射光a4,b4,c4,d4となって目視 されることになり、レンズ効果により中央と周囲とに多少濃度差はあるもの先の 場合と同様に全体が特定色に見える。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の装身具用基材においては、平担面11に多層コート膜13が形成さ れているので光が一様に選択反射され、表裏いずれも同様な色になり変化がなく 、趣に乏しいという難点がある。 そこで、本考案は、曲面の形状に応じて、表裏異なった色合いを呈する装身具 用基材を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案においては、平坦な透過面2と、この透過面 2の反対側に位置し、透過面2に対する角度が部分的に異なる反射面3を有する 透明又は半透明のガラス体1のような基材の反射面3に、特定波長の光のみを選 択反射する多層コート膜4を形成した。
【0005】
【作用】
本考案の装身具用基材を透過面2側から見た場合、入射光は透過面2に対する 傾斜角度の小さい反射面3の部分で多層コート膜4により選択反射される。これ に対して、透過面2に対する傾斜角度の大きい反射面3の部分では、入射角が臨 界角以上であるから、多層コート膜4による選択的な反射が起こらず、全入射光 が反射されることになる。従って、ガラス体1は、透過面2に対する傾斜角度の 小さい部分では、選択反射光による特定の色に見え、角度の大きな部分では全反 射により明るい白色に見える。一方、ガラス体1を反射面3(多層コート面)側 から見た場合、入射光は多層コート膜4により選択反射され、全面が特定色(例 えば青色)に見えるが、後方からの光が傾斜角の小さい部分で選択透過されるの で、バックグラウンドの明暗により異なった調子の輝きが表れる。
【0006】
【実施例】
本考案の一実施例を図面について説明する。 図1,2は、装身具用基材の光学的原理図であり、同図において、代表的な強 い光を太い実線で、白色光を細い実線で、選択反射光を一点鎖線出、また選択透 過光を破線で夫々表した。1は半球形の透明のガラス体であり、平坦な透過面2 及び湾曲した反射面3を有する。湾曲面3には多層コート膜4が形成されている 。この多層コート膜4は特定波長の光のみを選択的に反射する性質を有する。
【0007】 例えば、多層コート膜4を形成するには、先ずTiOを酸素分圧7〜10×1 0-5[Torr]で蒸着させて300〜370[オンク゛ストローム]のTiO4層を形成する 。次に、被蒸着体を200℃以上に保持したままTiO2層上に厚さ750[オンク゛ストローム ]のMgF2を蒸着させる。そして、この工程を繰り返してコートを6〜 20層にする。 このようにして得られた多層コート膜4は、TiO2の可視光領域の波長の光 に対する屈折率が2.6〜2.9であり、1/4波長が300〜370[オンク゛ストローム ]であるから、反射光は紫外〜青色となる。また、この反射光に対応する屈 折率は2.9に限定される。実際には蒸着時の条件等により酸化の度合いも異な り、実測データに基づいて修正する必要がある。ちなみに、本実施例によって得 られた多層コート膜4は4000〜4500[オンク゛ストローム]の波長の光を反射す るので肉眼で青色に見え、緑色と赤色が合成された黄色を示す5000[オンク゛ストローム ]以上の波長の光は透過する。
【0008】 このガラス体1を透過面2側から見た場合、図1に示すように、透過面2の内 側に入射した入射光B1,C1は反射面3の比較的傾斜角度が小さい部分で反射し て、コート膜により特定波長の反射光b1,c1になる。このため、この部分は特 定色を示す。しかし、透過面2の外側に入射した入射光A1,D1は反射面の比較 的傾斜角度が大きい部分に臨界角以上で入射してほとんどそのまま反射光a1, d1となる。このため、この部分は明るい白色を示す。 一方、図2に示すように、このガラス体1を反射面3側から見た場合、反射面 3の頂部付近の比較的傾斜角度が小さい部分に入射した入射光B2,C2はコート 膜4により反射して特定波長の反射光b2,c2になる。このため、この部分は特 定色を示す。また、後方からも反射面3の周縁部の比較的傾斜角度が小さい部分 に入射し、これも選択反射される。これを例えばペンダントにして黒系統の衣服 の上につけ、反射面3を表にすればバックグラウンドが暗いために、後方からの 入射光Aは少ないので、周辺が暗く、濃い青色、中央部が相対的に明るく薄い青 色に見える。また、多層コート膜4で反射されずにこれを透過した光(補色光) 、を効率的に反射させるバックグラウンド、例えば白いブラウスに組み合わせた 場合、補色光である黄色光がガラス体1に入って、中央部に集中し多層コート膜 4を透過して目に入るので、ペンダントの中央部が黄色に見える。このように、 ガラス体1の表裏を変え、またバックグラウンドを変えるとこれに応じて色彩も 変化する。
【0009】 多層コート膜は、高屈折率膜と低屈折率膜とを交互に重ね合わせるだけでなく 、1/4波長の整数倍を適当に組み合わせることにより、反射する光の波長を調 整することができる。 例えば、ガラス体の反射面を苺の形を立体的に模したものとし、他の面を平坦 面として、反射面に、1/4波長が1500[オンク゛ストローム]の光を反射する多層 コート膜を形成し、肉眼で赤色を示すようにする。即ち、高屈折率膜(H)にC eO2を、低屈折率膜(L)にMgF2を用いてガラス体上にHHLHHLHHの 層を形成する。このガラス体では色調が次のようになる。 暗色の背景で、曲面側から見た場合、苺の地の部分が赤色で、種を表す小さな 窪みの部分及び周囲が暗色となる。 暗色の背景で、平坦面側から見た場合、苺地が赤色で、種の窪みの部分及び周 囲が明色となる。 明色の背景で、曲面側から見た場合、苺地が緑色で、種の窪みの部分及び周囲 もほとんど変化なく緑色となる。 明色の背景で、平坦面側から見た場合、苺地が緑色で、種の窪みの部分及び周 囲が明色となる。
【0009】
【考案の効果】
以上のように、本考案においては、平坦な透過面2と、この透過面2の反対側 に位置し、透過面2に対する角度が部分的に異なる反射面3を有する透明又は半 透明のガラス体1のような基材の反射面3に、特定波長の光のみを選択反射する 多層コート膜4を形成して装身具用基材を構成したため、裏表の反転、周辺の配 色により色合いが変化するので、1つの装身具で彩りの変化を楽しむことができ 、装飾的価値を高めることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の装身具用基材の光学的原理図である。
【図2】本考案の装身具用基材の光学的原理図である。
【図3】従来の装身具用基材の光学的原理図である。
【図4】従来の装身具用基材の光学的原理図である。
【符号の説明】
1 ガラス体 2 透過面 3 反射面 4 多層コート膜

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平坦な透過面と、この透過面の反対側に
    位置し、透過面に対する角度が部分的に異なる反射面を
    有する透明又は半透明の材料から成り、前記反射面に、
    特定波長の光のみを選択反射する多層コート膜を形成し
    たことを特徴とする装身具用基材。
JP3873791U 1991-04-26 1991-04-26 装身具用基材 Pending JPH0518312U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3873791U JPH0518312U (ja) 1991-04-26 1991-04-26 装身具用基材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3873791U JPH0518312U (ja) 1991-04-26 1991-04-26 装身具用基材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0518312U true JPH0518312U (ja) 1993-03-09

Family

ID=12533641

Family Applications (1)

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JP3873791U Pending JPH0518312U (ja) 1991-04-26 1991-04-26 装身具用基材

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JP (1) JPH0518312U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022106772A (ja) * 2016-01-05 2022-07-20 デー.スワロフスキー カーゲー 透明導電層および太陽電池を備えた装飾複合体

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53135782A (en) * 1977-04-30 1978-11-27 Sato Yasuo Recovery reflective jewelllike article
JPS5928907A (ja) * 1982-08-10 1984-02-15 松下電工株式会社 オパ−ル状模様を有する人造石の製造方法
JPS6083257A (ja) * 1983-10-13 1985-05-11 Hitachi Ltd デイスクの回転制御方法および装置
JPH01232902A (ja) * 1988-03-14 1989-09-18 Sachiko Kosaka 宝石状の有色装飾体

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