JPH05185594A - 記録ヘッド、記録ヘッド用基板およびインクジェット記録装置 - Google Patents
記録ヘッド、記録ヘッド用基板およびインクジェット記録装置Info
- Publication number
- JPH05185594A JPH05185594A JP20494392A JP20494392A JPH05185594A JP H05185594 A JPH05185594 A JP H05185594A JP 20494392 A JP20494392 A JP 20494392A JP 20494392 A JP20494392 A JP 20494392A JP H05185594 A JPH05185594 A JP H05185594A
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- wiring
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 インクジェット記録を行うヘッドの基板にお
いて、配線の簡略化、高密度実装を達成することを目的
とする。 【構成】 インクジェット記録を行うヘッドの同一基板
上に電気熱変換体と、シフトレジスタ部、ラッチ部、論
理ゲート部を有する機能素子を有する。 【効果】 上記目的を達成する上、駆動条件の向上を図
ることができた。
いて、配線の簡略化、高密度実装を達成することを目的
とする。 【構成】 インクジェット記録を行うヘッドの同一基板
上に電気熱変換体と、シフトレジスタ部、ラッチ部、論
理ゲート部を有する機能素子を有する。 【効果】 上記目的を達成する上、駆動条件の向上を図
ることができた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、ワードプセッサ、ホストコンピュータの出力用端末
としてのプリンタ、ビデオプリンタ等に用いられるイン
クジェット記録装置に適用可能な記録素子を配した基板
記録ヘッドおよび記録装置に関する。
リ、ワードプセッサ、ホストコンピュータの出力用端末
としてのプリンタ、ビデオプリンタ等に用いられるイン
クジェット記録装置に適用可能な記録素子を配した基板
記録ヘッドおよび記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録ヘッドの構成は図2(a)、
(b)で示され図5の等価回路で示されるように、電気
熱変換素子2と機能素子(ダイオード)11を同一基板
に形成し基板1小型化や外部との電気接点数を少なくし
たものや、各ヒータから直接外部に電気接点12をとり
出す図2(c)及び図4の等価回路で示されるものがあ
る。これらは図2(d)で示されるように流路を構成す
る壁が形成された天板14により基板1を表面にインク
15を供給する構成をとっている。また、基板1の構成
の異なるものとしてインク供給穴16が設けられた図3
(a),(b),(c)等の形態がある。この場合イン
クを基板表面より供給し基板1の表面に垂直方向にイン
クを吐出する構成であった。
(b)で示され図5の等価回路で示されるように、電気
熱変換素子2と機能素子(ダイオード)11を同一基板
に形成し基板1小型化や外部との電気接点数を少なくし
たものや、各ヒータから直接外部に電気接点12をとり
出す図2(c)及び図4の等価回路で示されるものがあ
る。これらは図2(d)で示されるように流路を構成す
る壁が形成された天板14により基板1を表面にインク
15を供給する構成をとっている。また、基板1の構成
の異なるものとしてインク供給穴16が設けられた図3
(a),(b),(c)等の形態がある。この場合イン
クを基板表面より供給し基板1の表面に垂直方向にイン
クを吐出する構成であった。
【0003】上述した記録ヘッド基板の構成を示す図2
は、図5の等価回路で示されるように電気接点部12に
配された電気接点より電気エネルギー(駆動信号)が電
気熱変換素子部2に配された電気熱変換素子にマトリク
ス配線部10のマトリクス配線およびダイオードマレー
配置部11のダイオードを介し選択的に供給される。電
気熱変換素子の上部表面にはインク15が供給されてお
り電気熱変換素子により加熱発泡し、発泡圧によりイン
クを吐出する。また図2(c)および図3(a),
(b),(c)は図4で示されるように電気接点部12
より電気エネルギーが電気熱変換素子部2に配線部13
を介し供給される。
は、図5の等価回路で示されるように電気接点部12に
配された電気接点より電気エネルギー(駆動信号)が電
気熱変換素子部2に配された電気熱変換素子にマトリク
ス配線部10のマトリクス配線およびダイオードマレー
配置部11のダイオードを介し選択的に供給される。電
気熱変換素子の上部表面にはインク15が供給されてお
り電気熱変換素子により加熱発泡し、発泡圧によりイン
クを吐出する。また図2(c)および図3(a),
(b),(c)は図4で示されるように電気接点部12
より電気エネルギーが電気熱変換素子部2に配線部13
を介し供給される。
【0004】図の説明すると、基板1はシリコン等の金
属の他ガラス等の材料で構成される基板が使用される。
電気熱変換素子部には複数の素子が多数アレー状に配置
され各素子には各々の素子を選択的に加熱できるように
個別に配線部13の配線が接続され電気接点12に接続
され基板外側より電気エネルギーを供給する。
属の他ガラス等の材料で構成される基板が使用される。
電気熱変換素子部には複数の素子が多数アレー状に配置
され各素子には各々の素子を選択的に加熱できるように
個別に配線部13の配線が接続され電気接点12に接続
され基板外側より電気エネルギーを供給する。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら従来
の構成ではそれぞれ次のような、解決すべき課題があ
る。
の構成ではそれぞれ次のような、解決すべき課題があ
る。
【0006】i)〈図2(c)および図3(a),
(b),(c)で示される構成の場合〉 電気接点数が最少でもノズル数(電気熱変換素子数)n
に対しn+1個必要であり、それを配置するための領域
と電気熱変換素子と電気接点を結ぶ配線部13の領域が
大きく必要となる為、基板1のサイズも必然的に大きく
なり、製品の小型化に不向きで又製造コストも高くなっ
ていた。また、電気接点から記録装置本体の駆動系を結
ぶ配線数も多くコストも高くなる。
(b),(c)で示される構成の場合〉 電気接点数が最少でもノズル数(電気熱変換素子数)n
に対しn+1個必要であり、それを配置するための領域
と電気熱変換素子と電気接点を結ぶ配線部13の領域が
大きく必要となる為、基板1のサイズも必然的に大きく
なり、製品の小型化に不向きで又製造コストも高くなっ
ていた。また、電気接点から記録装置本体の駆動系を結
ぶ配線数も多くコストも高くなる。
【0007】ii)(図2(a),(b)で示される構
成の場合) 電気接点数はノズル数nに対し
成の場合) 電気接点数はノズル数nに対し
【0008】
【外1】 が整数でない場合n=m×1となるm+1個で最少の整
数)が最少である為i)より少なくてすむが、図5で示
す回路を駆動する為、共通電極(コモン)側の駆動素子
は同時に多数ノズル分電流が流れる可能性がある為、大
容量が必要となる。
数)が最少である為i)より少なくてすむが、図5で示
す回路を駆動する為、共通電極(コモン)側の駆動素子
は同時に多数ノズル分電流が流れる可能性がある為、大
容量が必要となる。
【0009】また、後述するが、発泡時のノズル上流
(共通流室側)へバック波として伝わり各ノズル間では
インクの流体的なクロストークが生ずる為に近接するノ
ズルを同時駆動すると吐出安定性をそこなう。この為、
できるだけ距離を大きくして各ノズルを駆動することが
吐出安定上つまり高画質を達成する上で必要だが、図5
で示される回路の場合、複数の共通電極側の駆動素子
(COM)を同時に駆動するとセグメント(SEG)の
横配線に多量の電流が流れ横配線で電位差を生じ各電気
熱変換素子に適正な電気エネルギーを供給できない。こ
の為各COMをこえて複数駆動できないという制限を受
ける。
(共通流室側)へバック波として伝わり各ノズル間では
インクの流体的なクロストークが生ずる為に近接するノ
ズルを同時駆動すると吐出安定性をそこなう。この為、
できるだけ距離を大きくして各ノズルを駆動することが
吐出安定上つまり高画質を達成する上で必要だが、図5
で示される回路の場合、複数の共通電極側の駆動素子
(COM)を同時に駆動するとセグメント(SEG)の
横配線に多量の電流が流れ横配線で電位差を生じ各電気
熱変換素子に適正な電気エネルギーを供給できない。こ
の為各COMをこえて複数駆動できないという制限を受
ける。
【0010】iii)図3(a),(b),(c)で示
される構成の場合 インクの高速応答性のためには、インク供給路断面積が
大きくなくてはならない。そのためインク供給から電気
熱変換素子までの距離を近付ける基板1にインク供給穴
16を設ける方法があるが、穴開けの面積の部分を無駄
にするためコストアップになる。
される構成の場合 インクの高速応答性のためには、インク供給路断面積が
大きくなくてはならない。そのためインク供給から電気
熱変換素子までの距離を近付ける基板1にインク供給穴
16を設ける方法があるが、穴開けの面積の部分を無駄
にするためコストアップになる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は同一基板上に電
気熱変換素子とシフトレジスト部、ラッチ部、論理回路
部等のロジック回路部を形成したものである。又、基板
1の一辺の端部近傍に電気熱変換素子を設けその辺の両
側側辺端部に電気接点を配置する。さらに、ロジック回
路は電気熱変換素子を時分割駆動可能とし、同時に発熱
する素子は、流体的クロストークの影響がないぐらい距
離を話して駆動するように構成する。これにより、駆動
素子の配された基板に穴を明けずに電熱変換素子を共通
インク供給部共通流失に近接させ、電気接点を少なくし
た状態で(最小8本)17ノズルから数千ノズルまで非
常に多数のノズルを駆動でき、時分割駆動の駆動ノズル
の制限もない。さらに複数チップを近接して配置する
際、ノズル配列電気熱変換体配列の長手方向に配置する
場合、カスケード接続によって電気接続することで、実
装密度を非常に高められ、又、電気接点がじゃまになら
ないため電気熱変換素子のある側またはその反対側にチ
ップを近接配置することが、また、電気接点を電気熱変
換素子の両側の端辺に設けることができるので配線抵抗
を非常に小さくしたレイアウトをとることができる。
気熱変換素子とシフトレジスト部、ラッチ部、論理回路
部等のロジック回路部を形成したものである。又、基板
1の一辺の端部近傍に電気熱変換素子を設けその辺の両
側側辺端部に電気接点を配置する。さらに、ロジック回
路は電気熱変換素子を時分割駆動可能とし、同時に発熱
する素子は、流体的クロストークの影響がないぐらい距
離を話して駆動するように構成する。これにより、駆動
素子の配された基板に穴を明けずに電熱変換素子を共通
インク供給部共通流失に近接させ、電気接点を少なくし
た状態で(最小8本)17ノズルから数千ノズルまで非
常に多数のノズルを駆動でき、時分割駆動の駆動ノズル
の制限もない。さらに複数チップを近接して配置する
際、ノズル配列電気熱変換体配列の長手方向に配置する
場合、カスケード接続によって電気接続することで、実
装密度を非常に高められ、又、電気接点がじゃまになら
ないため電気熱変換素子のある側またはその反対側にチ
ップを近接配置することが、また、電気接点を電気熱変
換素子の両側の端辺に設けることができるので配線抵抗
を非常に小さくしたレイアウトをとることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明について詳
細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるこ
とはなく、本発明の目的が達成され得るものであればよ
い。
細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるこ
とはなく、本発明の目的が達成され得るものであればよ
い。
【0013】(実施例1)図1は本発明の一実施例に係
るインクジェット記録装置の基板1上の素子配置を示し
たものである。複数の素子のアレーから成る電気熱変換
素子部2は、基板1の一辺の端部に配置されているが、
これはインクが素子が配された基板の一端面側から供給
されるため端部に近いインクの供給室に近い方が、流抵
抗を小さくできるため、インク吐出の高速応答性を達成
することができる。この電気熱変換素子端面より100
0μm以内に配置されていれば効果は高く、さらに端面
に近づくほどその効果は高くなる。電気接点部7,8,
9は電気熱変換素子部2端部である基板の両側に配置さ
れ、個々の電気熱変換素子に印加する電気エネルギー
(パルス)を供給するVH 配線部3の接点であるVH 接
点部7、供給された電気エネルギーを接地する接地(G
ND)配線部5の接点であるGND接点部8、ロジック
回路を構成するロジック回路部6の信号接点であるロジ
ック接点部9から成る。また、VH 配線部3とGND配
線部5の間にトランジスターアレー部4があり、電気熱
変換素子の個々の素子と選択的に駆動するように個々に
接続されている。またトランジスタアレー部4の個々の
トランジスターはロジック部6により制御されるように
接続している。
るインクジェット記録装置の基板1上の素子配置を示し
たものである。複数の素子のアレーから成る電気熱変換
素子部2は、基板1の一辺の端部に配置されているが、
これはインクが素子が配された基板の一端面側から供給
されるため端部に近いインクの供給室に近い方が、流抵
抗を小さくできるため、インク吐出の高速応答性を達成
することができる。この電気熱変換素子端面より100
0μm以内に配置されていれば効果は高く、さらに端面
に近づくほどその効果は高くなる。電気接点部7,8,
9は電気熱変換素子部2端部である基板の両側に配置さ
れ、個々の電気熱変換素子に印加する電気エネルギー
(パルス)を供給するVH 配線部3の接点であるVH 接
点部7、供給された電気エネルギーを接地する接地(G
ND)配線部5の接点であるGND接点部8、ロジック
回路を構成するロジック回路部6の信号接点であるロジ
ック接点部9から成る。また、VH 配線部3とGND配
線部5の間にトランジスターアレー部4があり、電気熱
変換素子の個々の素子と選択的に駆動するように個々に
接続されている。またトランジスタアレー部4の個々の
トランジスターはロジック部6により制御されるように
接続している。
【0014】図6にこの本実施例の基板1を用いたイン
クジェットヘッドの構成の一例を示す。
クジェットヘッドの構成の一例を示す。
【0015】1001はn個の吐出口1002と、それ
ぞれの吐出口にインクを供給する流路を構成する溝(不
図示)を持つ天板であり、基板1003のn個の電気熱
変換素子アレー1005とそれぞれ一対一の対応で組み
合わさりノズルおよびインク液室を形成する。電極10
04は天板1001をよけて、基板1003の対する2
つの端部に配置され、図には示さないが、ワイヤボンデ
ィングやギャングボンディング、バンプや圧接、圧着等
の方法で接続され外部の電気エネルギーの供給を受け
る。
ぞれの吐出口にインクを供給する流路を構成する溝(不
図示)を持つ天板であり、基板1003のn個の電気熱
変換素子アレー1005とそれぞれ一対一の対応で組み
合わさりノズルおよびインク液室を形成する。電極10
04は天板1001をよけて、基板1003の対する2
つの端部に配置され、図には示さないが、ワイヤボンデ
ィングやギャングボンディング、バンプや圧接、圧着等
の方法で接続され外部の電気エネルギーの供給を受け
る。
【0016】この一対となった天板1001と基板10
03はインクタンクカバー1006にマウントされる。
インクカバー1006はインクタンクケース10007
と一対に組み合わされインクタンクを形成し内部にイン
クを蓄える。このインクは図には示さないがインク吸収
体等のインク保持部材を備えることも可能である。さら
にインクはインクタンクカバー1006のインク供給路
を通って基板1003の電気熱変換素子アレー1005
の下部に通じノズルに至るような構成になる。このヘッ
ド構成を断面図(図7)を用いて詳しく説明する。イン
クは前述したようにインクタンクカバー1006の供給
路より基板1003の電気熱変換素子アレー1005の
配置される付近の裏側に供給され、天板1001の流路
を構成する溝を通り個々の電気熱変換素子の表面に至
る。ここでインクは電気熱変換素子に加熱され発泡しそ
の発泡圧力により吐出口1002より外部に吐出され図
には示さないが印字紙にドットを形成する。さらにこれ
を図8の横断面図に示すが、インク1010は図で示さ
れるように電気熱変換素子1005の表面に供給され電
気熱変換素子の発熱によるインクの発泡1009の圧力
によりドロップレット1008のように吐出される。
03はインクタンクカバー1006にマウントされる。
インクカバー1006はインクタンクケース10007
と一対に組み合わされインクタンクを形成し内部にイン
クを蓄える。このインクは図には示さないがインク吸収
体等のインク保持部材を備えることも可能である。さら
にインクはインクタンクカバー1006のインク供給路
を通って基板1003の電気熱変換素子アレー1005
の下部に通じノズルに至るような構成になる。このヘッ
ド構成を断面図(図7)を用いて詳しく説明する。イン
クは前述したようにインクタンクカバー1006の供給
路より基板1003の電気熱変換素子アレー1005の
配置される付近の裏側に供給され、天板1001の流路
を構成する溝を通り個々の電気熱変換素子の表面に至
る。ここでインクは電気熱変換素子に加熱され発泡しそ
の発泡圧力により吐出口1002より外部に吐出され図
には示さないが印字紙にドットを形成する。さらにこれ
を図8の横断面図に示すが、インク1010は図で示さ
れるように電気熱変換素子1005の表面に供給され電
気熱変換素子の発熱によるインクの発泡1009の圧力
によりドロップレット1008のように吐出される。
【0017】この様に基板の裏面(記録素子が配され
た)からインクが回り込んで供給されるような構成にす
ることによって、基板上での熱の不均一な分布が緩和さ
れ、安定した記録を行わせることができる。
た)からインクが回り込んで供給されるような構成にす
ることによって、基板上での熱の不均一な分布が緩和さ
れ、安定した記録を行わせることができる。
【0018】又、記録素子が配された位置とインク供給
室43との距離を非常に近くすることが可能であるた
め、リフィル速度も上げることができ、インク吐出の高
速応答性を達成することができる。
室43との距離を非常に近くすることが可能であるた
め、リフィル速度も上げることができ、インク吐出の高
速応答性を達成することができる。
【0019】さらに、発泡位置(記録素子)から共通液
室43までの距離が短いことと、流路から共通液室43
につながる部位での広がりを大きくすることができるた
めに発泡時に生じたバック波を分散することができるた
め、各ノズル間のバック波のクロストークによる影響を
緩和することができる。その様な効果を生ずるために好
ましい記録素子の配置は基板端部から1000μm以内
であり、さらに好ましくは300μm以内である(ただ
しここでの記録素子の配置位置(距離)は流路の共通液
室側端部から記録素子の流路に添った方向の中心までの
距離をいう。)。
室43までの距離が短いことと、流路から共通液室43
につながる部位での広がりを大きくすることができるた
めに発泡時に生じたバック波を分散することができるた
め、各ノズル間のバック波のクロストークによる影響を
緩和することができる。その様な効果を生ずるために好
ましい記録素子の配置は基板端部から1000μm以内
であり、さらに好ましくは300μm以内である(ただ
しここでの記録素子の配置位置(距離)は流路の共通液
室側端部から記録素子の流路に添った方向の中心までの
距離をいう。)。
【0020】以上図6〜図8に本発明の基板を用いたイ
ンクジェット記録ヘッドの例として、記録素子が配され
た面に垂直な方向にインクを吐出するタイプを示した
が、その他の記録ヘッドの形態として記録素子が配され
た面に添う方向にインクを吐出する記録ヘッドの例を図
9に示す。
ンクジェット記録ヘッドの例として、記録素子が配され
た面に垂直な方向にインクを吐出するタイプを示した
が、その他の記録ヘッドの形態として記録素子が配され
た面に添う方向にインクを吐出する記録ヘッドの例を図
9に示す。
【0021】図9は、その部分断面図である。
【0022】図において、基板1に液流路47を形成す
るための溝を有した天板4が接合されている。共通液室
43からインクが液流路47内に供給され、毛管力によ
ってオリフィス5までインクが満される。液流路47に
対応した記録素子に電気信号が印加され発熱することに
よってインクが加熱発泡41し、この発泡によるエネル
ギーによって、吐出口5からインクが吐出される。
るための溝を有した天板4が接合されている。共通液室
43からインクが液流路47内に供給され、毛管力によ
ってオリフィス5までインクが満される。液流路47に
対応した記録素子に電気信号が印加され発熱することに
よってインクが加熱発泡41し、この発泡によるエネル
ギーによって、吐出口5からインクが吐出される。
【0023】尚、レフトレジスタが配された本発明の素
子基板には、ワイヤボンディング45を介してプリント
基板46から記録に用する電気信号が供給される。
子基板には、ワイヤボンディング45を介してプリント
基板46から記録に用する電気信号が供給される。
【0024】図10に本実施例の基板1003の構成
を、また図11でその等価回路図を示す。基板1003
にはおもにシリコン基板を用いるがその他半導体を構成
できる様な材料であれば良い。基板1003には半導体
層1029があり半導体がイオン注入などの方法で形成
されている。ここでは1015、1016、1023、
1024、1025、1026が半導体にあたる。この
半導体層1029の上層には第1電気絶縁層1028が
あり、さらにその上層には電導体がパターニングされて
図には示さないが図11で示される回路図を構成する必
要に応じてスルーホールによって下層の半導体層102
9とコンタクトしている。1028の上層の第1電導体
は発泡に必要な電気エネルギーを供給するVH 配線10
14、それに対するグランドであるGND配線101
7、電気熱変換素子1005を任意のタイミングで加熱
する為のイネーブル配線1019、印字データをラッチ
する為のラッチ部を構成するラッチ配線1020、シリ
アルデータを供給するシリアルデータ配線1021、シ
リアルデータを決ったタイミングでシフトするクロック
配線1022である。さらにこの第1電導体の上層に第
2電気絶縁層1027があり、第2電導体層と隔てられ
ており図11の回路図を構成するように決まったスルー
ホールでコンタクトされる。まず電気熱変換素子100
5にはVH 〜ヒータ配線1011を介してVH 配線10
14にスルーホールでコンタクトされ電気エネルギーが
供給される。さらに電気熱変換素子1005の他端はヒ
ータ〜トランジスタ配線1012を介し第1絶縁層10
28のスルーホールを通りトランジスタ1015または
1016のコレクターに接続される。第1トランジスタ
1015と第2トランジスタ1016は2列をなしてい
るが、各素子レイアウト上1列〜複列をとり面積効率を
良くしている。たとえば各ヒータのピッチが細かい場合
トランジスタは正方形に近い方が面積効果が良いため複
数配列をとる。さらにこのトランジスタ1015、10
16の他端(ベース)は、トランジスタベース配線10
18を介して論理ゲート部を構成する論理ゲートロジッ
ク1023に接続される。このトランジスタベース配線
1018はポリシリコンなどである。また第1、第2導
電層は、アルミ等の抵抗率の小さい材料が用いられる。
また1015、1016のもう一端(エミッタ)はトラ
ンジスタ〜GND配線によりスルーホールを介してGN
D配線1017に接続される。論理ゲートロジック10
23はイネーブル配線1019により選択的にトランジ
スタにON信号を送るが1019は駆動によりさらに多
数の配線をとり電気熱変換素子1005を自在に加熱可
能となっている。配線1019は微弱の電気が流れる様
な配線で良く複雑に配線されてもパワーのロスが少なく
自在に1005を選択加熱できる構成である。ここで
は、基本的な回路構成を2個並べたものを説明したが、
これを多数配列した列を図12に示す。これは基本的構
成をn個同様に配列したもので、この場合にも必要な電
気接点数は、VH 接点1034、GND接点1035、
イネーブル接点1036、時分割接点1037、ラッチ
接点1038、シリアルデータ接点1039、クロック
接点1040、リセット接点1041で基本的に8本あ
れば多数の電気熱変換素子1015を駆動できる。ここ
で1042、1043、1044、1045はカスケー
ド接続用の出力接点で、それぞれ1040、1039、
1038、1037の入力接点に対応している。
を、また図11でその等価回路図を示す。基板1003
にはおもにシリコン基板を用いるがその他半導体を構成
できる様な材料であれば良い。基板1003には半導体
層1029があり半導体がイオン注入などの方法で形成
されている。ここでは1015、1016、1023、
1024、1025、1026が半導体にあたる。この
半導体層1029の上層には第1電気絶縁層1028が
あり、さらにその上層には電導体がパターニングされて
図には示さないが図11で示される回路図を構成する必
要に応じてスルーホールによって下層の半導体層102
9とコンタクトしている。1028の上層の第1電導体
は発泡に必要な電気エネルギーを供給するVH 配線10
14、それに対するグランドであるGND配線101
7、電気熱変換素子1005を任意のタイミングで加熱
する為のイネーブル配線1019、印字データをラッチ
する為のラッチ部を構成するラッチ配線1020、シリ
アルデータを供給するシリアルデータ配線1021、シ
リアルデータを決ったタイミングでシフトするクロック
配線1022である。さらにこの第1電導体の上層に第
2電気絶縁層1027があり、第2電導体層と隔てられ
ており図11の回路図を構成するように決まったスルー
ホールでコンタクトされる。まず電気熱変換素子100
5にはVH 〜ヒータ配線1011を介してVH 配線10
14にスルーホールでコンタクトされ電気エネルギーが
供給される。さらに電気熱変換素子1005の他端はヒ
ータ〜トランジスタ配線1012を介し第1絶縁層10
28のスルーホールを通りトランジスタ1015または
1016のコレクターに接続される。第1トランジスタ
1015と第2トランジスタ1016は2列をなしてい
るが、各素子レイアウト上1列〜複列をとり面積効率を
良くしている。たとえば各ヒータのピッチが細かい場合
トランジスタは正方形に近い方が面積効果が良いため複
数配列をとる。さらにこのトランジスタ1015、10
16の他端(ベース)は、トランジスタベース配線10
18を介して論理ゲート部を構成する論理ゲートロジッ
ク1023に接続される。このトランジスタベース配線
1018はポリシリコンなどである。また第1、第2導
電層は、アルミ等の抵抗率の小さい材料が用いられる。
また1015、1016のもう一端(エミッタ)はトラ
ンジスタ〜GND配線によりスルーホールを介してGN
D配線1017に接続される。論理ゲートロジック10
23はイネーブル配線1019により選択的にトランジ
スタにON信号を送るが1019は駆動によりさらに多
数の配線をとり電気熱変換素子1005を自在に加熱可
能となっている。配線1019は微弱の電気が流れる様
な配線で良く複雑に配線されてもパワーのロスが少なく
自在に1005を選択加熱できる構成である。ここで
は、基本的な回路構成を2個並べたものを説明したが、
これを多数配列した列を図12に示す。これは基本的構
成をn個同様に配列したもので、この場合にも必要な電
気接点数は、VH 接点1034、GND接点1035、
イネーブル接点1036、時分割接点1037、ラッチ
接点1038、シリアルデータ接点1039、クロック
接点1040、リセット接点1041で基本的に8本あ
れば多数の電気熱変換素子1015を駆動できる。ここ
で1042、1043、1044、1045はカスケー
ド接続用の出力接点で、それぞれ1040、1039、
1038、1037の入力接点に対応している。
【0025】次に図10で示した各素子が作り込まれた
基板1の製造工程の一実施例を図を用いて説明する。
基板1の製造工程の一実施例を図を用いて説明する。
【0026】図13は、イオン折込みや拡散等の方法で
ラッチ12、シフトレジスタ11、トランジスタ10等
を作り込んだ後の工程を示すであり(a)がその上面
図、(b)はその部分断面図である。
ラッチ12、シフトレジスタ11、トランジスタ10等
を作り込んだ後の工程を示すであり(a)がその上面
図、(b)はその部分断面図である。
【0027】本発明の基板構成においては、シフトレジ
スタ11からトランジスタ10へロジック信号を与えト
ランジスタをON/OFFする信号線3を半導体層を用
いて形成している。これはシフトレジスタ11とトラン
ジスタ10間の電流が微弱であるために行うことがで
き、新たに配線を形成する必要がない。
スタ11からトランジスタ10へロジック信号を与えト
ランジスタをON/OFFする信号線3を半導体層を用
いて形成している。これはシフトレジスタ11とトラン
ジスタ10間の電流が微弱であるために行うことがで
き、新たに配線を形成する必要がない。
【0028】又、本発明の基板構成では、トランジスタ
10を図13(a)のように交互にレフトレジスタから
の距離を変えて配置し集積効率を上げている。特にイン
クジェットに用いる基板においては、トランジスタを通
じて記録素子に流れる電流が大きいため効率上トランジ
スタの面積を大きくせざるをえず、しかも、インクジェ
ット記録の高精細記録を達成するためには記録素子の配
置間隔を狭くしなければならないが、この様な配置にす
ることによって、これらの目的を達成することができ
る。尚ここでは、シフトレジスタからトランジスタまで
の距離を2段階に変えているが、これはさらに多い段数
でもよい。
10を図13(a)のように交互にレフトレジスタから
の距離を変えて配置し集積効率を上げている。特にイン
クジェットに用いる基板においては、トランジスタを通
じて記録素子に流れる電流が大きいため効率上トランジ
スタの面積を大きくせざるをえず、しかも、インクジェ
ット記録の高精細記録を達成するためには記録素子の配
置間隔を狭くしなければならないが、この様な配置にす
ることによって、これらの目的を達成することができ
る。尚ここでは、シフトレジスタからトランジスタまで
の距離を2段階に変えているが、これはさらに多い段数
でもよい。
【0029】図14(a)、(b)、図15、図16、
図14(c)、(d)は、本発明の基板の製造工程を示
す図で、この順で製造工程を示している。
図14(c)、(d)は、本発明の基板の製造工程を示
す図で、この順で製造工程を示している。
【0030】図14(a)は、図13で形成した基体上
にSiO2 、SiN等の層間絶縁膜29を形成し、上層
部とのコンタクトのためのスルーホールを開けた所であ
る。次に図14(b)において、Al等でVH コモン電
極21、接地配線24、ロジック配線31、コンタクト
30等の第1の配線を形成する。その後図15(a)上
面図、(b)断面図で示されるごとく、第1の配線上に
SiO2 やSiN(Si3 N4 )等の第2の層間絶縁膜
を形成し、スルーホールを設ける。
にSiO2 、SiN等の層間絶縁膜29を形成し、上層
部とのコンタクトのためのスルーホールを開けた所であ
る。次に図14(b)において、Al等でVH コモン電
極21、接地配線24、ロジック配線31、コンタクト
30等の第1の配線を形成する。その後図15(a)上
面図、(b)断面図で示されるごとく、第1の配線上に
SiO2 やSiN(Si3 N4 )等の第2の層間絶縁膜
を形成し、スルーホールを設ける。
【0031】次にこの上に第2のAlを成膜し、パター
ニングすることで、電気熱変換体2とVH 電極及びトラ
ンジスタとの電気的接続、パット等の形成が成される
(図16)。
ニングすることで、電気熱変換体2とVH 電極及びトラ
ンジスタとの電気的接続、パット等の形成が成される
(図16)。
【0032】続いて、インクによる各電極間でのショー
トを防止するために図14(c)において保護膜36を
形成する。又さらにこの保護膜上に図7(d)で示され
るようにTa等によって耐キャビテーション層37を形
成してもよい。この耐キャビテーション層は、インクを
吐出させるための発泡及び消泡現象から、電極やその他
の層を保護するためのものである。またこれらの信号の
タイミングチャートを図17に示す。ここで、CLKは
クロック信号で、このパルスに対応してSIのイニシャ
ルがシフトレジスタに入力され、LATでデータがラッ
チに保持され、イネーブルEIにより出力される。さら
に、時分割回路により流体クロストークの影響を少なく
した駆動をすることができる。最後にこの記録ヘッドが
搭載される記録装置の一例を次に示す。
トを防止するために図14(c)において保護膜36を
形成する。又さらにこの保護膜上に図7(d)で示され
るようにTa等によって耐キャビテーション層37を形
成してもよい。この耐キャビテーション層は、インクを
吐出させるための発泡及び消泡現象から、電極やその他
の層を保護するためのものである。またこれらの信号の
タイミングチャートを図17に示す。ここで、CLKは
クロック信号で、このパルスに対応してSIのイニシャ
ルがシフトレジスタに入力され、LATでデータがラッ
チに保持され、イネーブルEIにより出力される。さら
に、時分割回路により流体クロストークの影響を少なく
した駆動をすることができる。最後にこの記録ヘッドが
搭載される記録装置の一例を次に示す。
【0033】図18は本発明のインクカートリッジが適
用されるインクジェット記録装置IJRAの概観図であ
る。ここでキャリッジHCは駆動モーター5013の正
転逆転に連動して駆動力伝達ギア5011、5009を
介して回転するリードスクリュー5004の螺旋溝50
05に対して係合するキャリッジHCはピン(不図示)
を有し、矢印a、b方向に往復移動される。キャリッジ
HCには記録ヘッド部5025、インクタンク部502
6が装着される。5002は紙押え板であり、キャリッ
ジの移動方向にわたって紙をプラテン5000に対して
押圧する。5007、5008はフォトカプラーであ
り、キャリッジのレバー5006のこの域での存在を確
認してモーター5013の回転方向切り替え等をおこな
うためのホームポジション検知手段である。5016は
記録ヘッドの前面をキャップするキャップ部材5022
を支持する部材、5015はこのキャップ内を吸引する
吸引手段であり、キャップ内開口5023を介して記録
ヘッドの吸引回復をおこなう。5017はクリーニング
ブレード、5019はこのブレードを前後方向に移動可
能にする部材であり、本体支持板5018にこれらは支
持されている。ブレードは、この形態でなく周知のクリ
ーニングブレードが本例に適用できることはいうまでも
ない。また、5012は、吸引回復の吸引を開始するた
めのレバーであり、キャリッジと係合するカム5020
の移動に伴って移動し、駆動モーターからの駆動力がク
ラッチ切り替え等の公知の伝達手段で移動制御される。
用されるインクジェット記録装置IJRAの概観図であ
る。ここでキャリッジHCは駆動モーター5013の正
転逆転に連動して駆動力伝達ギア5011、5009を
介して回転するリードスクリュー5004の螺旋溝50
05に対して係合するキャリッジHCはピン(不図示)
を有し、矢印a、b方向に往復移動される。キャリッジ
HCには記録ヘッド部5025、インクタンク部502
6が装着される。5002は紙押え板であり、キャリッ
ジの移動方向にわたって紙をプラテン5000に対して
押圧する。5007、5008はフォトカプラーであ
り、キャリッジのレバー5006のこの域での存在を確
認してモーター5013の回転方向切り替え等をおこな
うためのホームポジション検知手段である。5016は
記録ヘッドの前面をキャップするキャップ部材5022
を支持する部材、5015はこのキャップ内を吸引する
吸引手段であり、キャップ内開口5023を介して記録
ヘッドの吸引回復をおこなう。5017はクリーニング
ブレード、5019はこのブレードを前後方向に移動可
能にする部材であり、本体支持板5018にこれらは支
持されている。ブレードは、この形態でなく周知のクリ
ーニングブレードが本例に適用できることはいうまでも
ない。また、5012は、吸引回復の吸引を開始するた
めのレバーであり、キャリッジと係合するカム5020
の移動に伴って移動し、駆動モーターからの駆動力がク
ラッチ切り替え等の公知の伝達手段で移動制御される。
【0034】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジHCがホームポジション側領域に
位置づけられたときにリードスクリュー5005の作用
によってそれらの対応位置で所望の処理が行なえるよう
に構成されているが、周知のタイミングで所望の動作を
行うようにすれば、本例にはいずれも適用できる。
引回復は、キャリッジHCがホームポジション側領域に
位置づけられたときにリードスクリュー5005の作用
によってそれらの対応位置で所望の処理が行なえるよう
に構成されているが、周知のタイミングで所望の動作を
行うようにすれば、本例にはいずれも適用できる。
【0035】又、本発明においては、キャリッジHC上
に記録ヘッドカートリッジが搭載されているが、ここで
は記録ヘツド部5030とインクタンク部5031とが
分離可能なタイプの記録ヘッドカートリッジを搭載して
いる。本発明の記録ヘッドは前述した理由から小型に構
成することができるためキャリッジ等の搭載がさらに容
易に行える。又、従来装置側に有していた記録信号をシ
リアル信号からパラレル信号へ変換する機能を記録ヘッ
ドの基板に持たせているため、記録装置を簡略な構成と
することができ、さらに記録ヘッド側へ信号を供給する
接続端子数が少ないため、配線の配図等が簡略化され、
製造工程が簡略でき、さらにコンパクトで低コストな記
録装置等を得ることができる。
に記録ヘッドカートリッジが搭載されているが、ここで
は記録ヘツド部5030とインクタンク部5031とが
分離可能なタイプの記録ヘッドカートリッジを搭載して
いる。本発明の記録ヘッドは前述した理由から小型に構
成することができるためキャリッジ等の搭載がさらに容
易に行える。又、従来装置側に有していた記録信号をシ
リアル信号からパラレル信号へ変換する機能を記録ヘッ
ドの基板に持たせているため、記録装置を簡略な構成と
することができ、さらに記録ヘッド側へ信号を供給する
接続端子数が少ないため、配線の配図等が簡略化され、
製造工程が簡略でき、さらにコンパクトで低コストな記
録装置等を得ることができる。
【0036】この様なインクジェット記録装置に搭載さ
れるヘッドにおいてはヘッドはユーザーが交換可能のも
のと交換不可のものとがあるが、本実施例の構成では電
気的接点が少ないのでユーザーが交換可能なヘッドにお
いて接点のスペースが小さいのでヘッドがコンパクトに
なるとともに脱着時の信頼性も向上するので特に有効で
ある。
れるヘッドにおいてはヘッドはユーザーが交換可能のも
のと交換不可のものとがあるが、本実施例の構成では電
気的接点が少ないのでユーザーが交換可能なヘッドにお
いて接点のスペースが小さいのでヘッドがコンパクトに
なるとともに脱着時の信頼性も向上するので特に有効で
ある。
【0037】図14に、基板1の他の実施例を示す。
【0038】(a)はVH 配線20とGND配線が電気
熱変換素子アレー2のすぐ後に配置され、それぞれの間
の電気配線を最短距離で結ぶ為、電気的なロスの少ない
回路構成である。
熱変換素子アレー2のすぐ後に配置され、それぞれの間
の電気配線を最短距離で結ぶ為、電気的なロスの少ない
回路構成である。
【0039】(b)本発明の素子基板は主にインクジェ
ット記録ヘッドに利用されるため、基板上に前述のよう
に流路を形成するための溝を有する天板が接着される
が、この密着性を上げるために、素子基板表面はできる
だけ平滑である方がよい。図26(b)においては、第
1、第2の配線の交差が特に平滑性が必要とされる記録
素子の位置から離れた所で行われる構成となっている。
このため、天板をドラムフィルム等の接着剤や密ぺい材
料を用いなくても、基板1に密着させることができる。
ット記録ヘッドに利用されるため、基板上に前述のよう
に流路を形成するための溝を有する天板が接着される
が、この密着性を上げるために、素子基板表面はできる
だけ平滑である方がよい。図26(b)においては、第
1、第2の配線の交差が特に平滑性が必要とされる記録
素子の位置から離れた所で行われる構成となっている。
このため、天板をドラムフィルム等の接着剤や密ぺい材
料を用いなくても、基板1に密着させることができる。
【0040】(c)VH 配線21を記録素子アレーより
基板端部側に配したため、電気配線を多層化する必要な
く回路配線を行うことができ、安価に作成することがで
きる。
基板端部側に配したため、電気配線を多層化する必要な
く回路配線を行うことができ、安価に作成することがで
きる。
【0041】又、折り返し配線を行なわないため記録素
子近傍の配置にゆとりができ、ヒータの幅を大きくする
ことができる。
子近傍の配置にゆとりができ、ヒータの幅を大きくする
ことができる。
【0042】(d)は、さらにGND配線5を電気熱変
換素子アレー2のそばに配置し、電気的ロスを少なくし
たものである。
換素子アレー2のそばに配置し、電気的ロスを少なくし
たものである。
【0043】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行なわせるために利用されるエネ
ルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気
熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーによ
りインクの状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、記
録装置に於いて、優れた効果をもたらすものである。
中でも、インク吐出を行なわせるために利用されるエネ
ルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気
熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーによ
りインクの状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、記
録装置に於いて、優れた効果をもたらすものである。
【0044】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応している核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生
せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的
にこの駆動信号に一対一対応し液体(インク)内の気泡
を形成出来るので有効である。この気泡の成長、収縮に
より吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、
少なくとも一つの適を形成する。この駆動信号をパルス
形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるの
で、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成で
き、より好ましい。このパルス形状の駆動信号として
は、米国特許4463359号明細書、同第43452
62号明細書に記載されているようなものが適してい
る。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国
特許第4313124号明細書に記載されている各条件
を採用すると、更に優れた記録を行うことができる。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応している核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生
せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的
にこの駆動信号に一対一対応し液体(インク)内の気泡
を形成出来るので有効である。この気泡の成長、収縮に
より吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、
少なくとも一つの適を形成する。この駆動信号をパルス
形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるの
で、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成で
き、より好ましい。このパルス形状の駆動信号として
は、米国特許4463359号明細書、同第43452
62号明細書に記載されているようなものが適してい
る。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国
特許第4313124号明細書に記載されている各条件
を採用すると、更に優れた記録を行うことができる。
【0045】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されいるような吐出口、液路、電気熱変換体の
組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59年第138461号公報に基づいた構
成としても本発明は有効である。
書に開示されいるような吐出口、液路、電気熱変換体の
組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59年第138461号公報に基づいた構
成としても本発明は有効である。
【0046】更に、記録装置が記録できる最大記録媒体
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドとしては、上述した明細書に開示されているような
複数記録ヘッドの組み合わせによって、その長さを満た
す構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでも良いが、本発明は、上述した効果を一
層有効に発揮することができる。
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドとしては、上述した明細書に開示されているような
複数記録ヘッドの組み合わせによって、その長さを満た
す構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでも良いが、本発明は、上述した効果を一
層有効に発揮することができる。
【0047】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0048】又、本発明は記録装置の構成として設けら
れる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手
段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記
録ヘッドに対しての、キャビング手段、クリーニング手
段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或は、これとは別
の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うこと
も安定した記録を行うために有効である。
れる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手
段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記
録ヘッドに対しての、キャビング手段、クリーニング手
段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或は、これとは別
の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うこと
も安定した記録を行うために有効である。
【0049】更に、記録装置の記録モードとしては黒色
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも
よいが、異なる色の複色カラー又は混色によるフルカラ
ーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は有効であ
る。
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも
よいが、異なる色の複色カラー又は混色によるフルカラ
ーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は有効であ
る。
【0050】以上説明したように、同一基板内に電気熱
変換体とシフトレジスタ、ラッチ等のロジック回路を形
成したことにより、配線パターン、接点数の減少で、配
線パターンによる電気的ロスおよびコストダウンが達成
される。さらに、チップ内のレイアウトを回1にするこ
とで、流体的ロスの軽減、チップ面積の有効利用さら
に、チップを複数用いたヘッド構成での電気接点の有効
性が高められた。また、インクジェット特有の流体的ク
ロストークをされるための時分割駆動の制御も容易にな
った。
変換体とシフトレジスタ、ラッチ等のロジック回路を形
成したことにより、配線パターン、接点数の減少で、配
線パターンによる電気的ロスおよびコストダウンが達成
される。さらに、チップ内のレイアウトを回1にするこ
とで、流体的ロスの軽減、チップ面積の有効利用さら
に、チップを複数用いたヘッド構成での電気接点の有効
性が高められた。また、インクジェット特有の流体的ク
ロストークをされるための時分割駆動の制御も容易にな
った。
【図1】基板1各素子のレイアウトを示す図。
【図2】(a)ダイオードマトリクス駆動の基板レイア
ウトを示す図。(b)ダイオードマトリクス駆動の基板
レイアウトで(a)の小型タイプの図。(c)直接駆動
の基板レイアウトを示す図。
ウトを示す図。(b)ダイオードマトリクス駆動の基板
レイアウトで(a)の小型タイプの図。(c)直接駆動
の基板レイアウトを示す図。
【図3】(a),(b),(c)はともにインク供給穴
ありタイプの基板レイアウトで、全て直接駆動タイプを
示す図。
ありタイプの基板レイアウトで、全て直接駆動タイプを
示す図。
【図4】直接駆動の等価回路図を示す図。
【図5】4×4のダイオードマトリクス駆動の等価回路
図。
図。
【図6】図1の基板を用いたヘッド構成の分解図。
【図7】ヘッド構成のノズル付近の断面図。
【図8】ヘッド構成のノズル付近の断面図。
【図9】本発明の素子基板を用いた記録ヘッドの模式的
断面図。
断面図。
【図10】図1の基板の詳細図。
【図11】図9の図の等価回路。
【図12】図10の発展形。
【図13】本発明の素子基板の製造工程を示す図。
【図14】本発明の素子基板の製造工程を示す図。
【図15】本発明の素子基板の製造工程を示す図。
【図16】本発明の素子基板の製造工程を示す図。
【図17】図11の駆動のタイミングチャート。
【図18】本発明の基板を用いたヘッドが搭載される本
体の例を示す図。
体の例を示す図。
【図19】他の実施例を示す図。
1 基板 2 電気熱変換体アレー 3 VH 配線 4 トランジタアレー 5 GND配線 6 ロジック部 7 VH 接点 8 GND接点 9 ロジック接点 10 マトリクス配線 11 ダイオードアレー 12 接点 13 配線 14 天板 15 インク 16 インク供給穴 17 ドライフィルム 18 オリフィスプレート 19 VH 共通電極 1001 天板 1002 オリフィス 1003 基板 1004 接点 1005 電気熱変換素子アレー 1006 インクタンクカバー 1007 インクタンクケース 1008 ドロップレッド 1009 発泡 1010 インク 1011 ヒータ〜VH 配線 1012 ヒータ〜トランジスタ配線 1013 トランジスタ〜GND配線 1014 VH 配線 1015 第1トランジスタ 1016 第2トランジスタ 1017 GND配線 1018 トランジスタゲート配線 1019 イネーブル配線 1020 ラッチ配線 1021 シリアルデータ配線 1022 クロック配線 1023 論理ゲート配線 1024 ラッチロジック 1025,1026 シフトレジスタ 1027 第2絶縁層 1028 第1絶縁層 1029 半導体層 1031 時分割回路 1032 ラッチロジック 1033 シフトレジスタ 1034 VH 接点 1035 GND接点 1036 イネーブル接点 1037 時分割接点 1038 ラッチ接点 1039 シリアルデータ接点 1040 クロック接点 1041 クリア接点 1042 クロックアウト接点 1043 シリアルデータアウト接点 1044 ラッチアウト接点 1045 時分割アウト接点 5002 紙押え板 5003 キャリッジシャフト 5004 キャリッジスクリューシャフト 5005 スクリュー溝 5006 フォトスペーサ 5007 停止板 5008 フォトインタラプタ 5009 キャリッジシフトギヤ 5010 ギア1 5011 ギア2 5012 モータ押え 5013 キャリッジモータ 5014 回復ユニット 5015 回復ヘッダ 5016 回復キャップ 5017 ゴムブレード 5018 プラテンフレーム 5019 プリンタユニット 5020 回復ユニット押え 5021 回復カム 5022 キャップスポンジ 5023 キャップ受け
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 照夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 山中 昭弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 松田 弘人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 インクを吐出する吐出口を有する液吐出
部と該液吐出部に供給されたインクを吐出する為に利用
される熱エネルギーを発生する為の電気熱変換素子が設
けられた基体を具備する記録ヘッドにおいて、 前記電気熱変換素子と電気的に接続された機能素子が同
一基板上に設けられ、 前記機能素子がシフトレジスタ部、ラッチ部、論理ゲー
ト部を有することを特徴とする記録ヘッド。 - 【請求項2】 前記電気熱変換素子が基板の外周端面よ
り1000μm以内に配されていることを特徴とする記
録ヘッド。 - 【請求項3】 前記基板において電気信号入力接点が前
記電気熱変換素子のある対向する側辺にあることを特徴
とする記録ヘッド。 - 【請求項4】 前記機能素子が電気熱変換素子を時間的
に分割して加熱できる様に構成されていることを特徴と
する記録ヘッド。
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