JPH0518576B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0518576B2 JPH0518576B2 JP60239294A JP23929485A JPH0518576B2 JP H0518576 B2 JPH0518576 B2 JP H0518576B2 JP 60239294 A JP60239294 A JP 60239294A JP 23929485 A JP23929485 A JP 23929485A JP H0518576 B2 JPH0518576 B2 JP H0518576B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- silicone
- needles
- suture
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods
- A61B17/04—Surgical instruments, devices or methods for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/06—Needles ; Sutures; Needle-suture combinations; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/06066—Needles, e.g. needle tip configurations
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Surgery (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
本発明は医療用に使用される縫合針に関するも
のである。 <従来の技術> 従来の医療用縫合針の表面仕上方法としては一
般的にバフ研磨仕上法、電解研磨仕上法、化学研
磨仕上法等が実施されているが、その中でも特に
バフ研磨仕上法が多く実施されていた。 <発明が解決しようとする課題> 然るにこのバフ研磨仕上法が多く実施される理
由としてはこの方法が機械的加工である為に排水
処理の心配がなく、且つ表面が比較的平滑で研磨
方向を針の軸方向に行うことにより、肉眼的に鏡
面であつて、3000倍に拡大した場合にも第3図に
示す如き均一な極めて細かい縦筋を持つた針の表
面を得ることが出来る点にあつた。 これに対して電解研磨仕上法も時々実施される
方法であるが、この方法の場合は強制的に針に電
気を流して電解させて、その表面を溶解させるの
で、肉眼的には平滑な鏡面であり、凹凸も非常に
小さいが、3000倍に拡大してその針の表面を視る
と、第4図に示す如く電解時に発生するガスが表
面に付着することによつて生ずる浅いクレーター
状表面を有する欠点があつた。 更に化学研磨仕上法は電解研磨仕上法とは異な
つて、電流を強制的に流さずに酸によつて針の表
面が自然に溶解するようにした方法であるが(勿
論この場合でも極所では電解作用が生じている)、
どうしても材料の結晶粒ごとの結晶方向によつ
て、研磨され易い結晶粒と、そうでない結晶粒と
が生じ、これによつて針の表面に凹凸が形成され
ていた。 手術に使用される縫合針は最近、材料としてオ
ーステナイトステレンレス鋼が使用されることが
多くなつているが、この場合には線引きによつて
加工硬化されたものをそのまま軟化せずに使用す
るので(但し、穴部のみについては軟化させる為
一般組織にすることがある)、この場合の結晶は
第5図に示す一般組織に対して、第6図に特に一
個の結晶粒を目立つように示した如く、細長い結
晶となつた所謂伸線組織となつている。従つて、
この様な状態となつたオーステナイトステレンレ
ス鋼を化学研磨仕上法によつて選択的に溶解した
場合には肉眼的には平滑で鏡面であるが、3000倍
に拡大した場合には第7図に示す如く、凹凸が筋
状に長く形成されていることが分かる。この第7
図に示す凸状の幅は図面上で1〜6mmあるので、
実際は0.3〜2μ程度の凸条となり、従つて前述の
如きバフ研磨仕上法によつて製造された針に形成
される凹凸より10〜100倍大きくなり全面に形成
される凹凸が荒く、刺通性能に於いては問題があ
つた。 更に米国特許第4072041号明細書に示す如く、
シリコーンコーテイングを縫合針に施す方法も公
知であるが、一般的製造方法で製造された縫合針
にシリコーンをコーテイングした場合には数回の
使用によつてシルコーン効果が激減するので、効
果がそれ程現れない問題があつた。 本発明に係る縫合針は従来のこれ等の欠点或い
は問題点に鑑み開発された全く新規な技術であつ
て、特に特定の研磨仕上法による製造された針に
減摩剤を塗布することによつて減摩剤の潤滑作用
を利用して刺通性能を著しく高めることが出来る
全く新規な縫合針を提供しようとするものであ
る。 <課題を解決するための手段> 本発明は伸線組織をそのまま維持する鋼の表面
を化学研磨して伸線組織方向の凹状溝を形成した
表面を少なくとも針先とボデイー部に有する針の
少なくとも針先部にシリコーンをコーテイングし
て構成したことを特徴とした医療用縫合針であ
る。 <作用> 本発明に係る縫合針に於いては上述の如く、伸
線組織のままの鋼の表面を化学研磨した針の少な
くとも針先部にシリコーンをコーテイングしたの
で針の表面に形成された伸線組織方向の深い縦溝
の中にシリコーンが確実に充填され、そのまま強
固に保持されているので、針の刺通時にこのシリ
コーンのほんの一部が徐々に長く潤滑剤としての
作用をし、これによつてシリコーン効果を著しく
させ、縫合針の刺通性能を著しく高めることが出
来る。 <実施例> 前述の如く、従来技術としては針の表面をバフ
研磨、電解研磨、化学研磨等の方法によつて鏡面
仕上げした縫合針をそのまま使用していたが、こ
れ等の方法によつて製造した針を使用した場合に
はいずれもかなりの刺通抵抗があり、前述の様に
一番刺通性能が良いとされていたバフ研磨仕上法
によつて製造された縫合針も十分に満足すべきも
のではなかつた。 従つて、本発明者は従来の方法によつて製造し
た針の刺通性能を調査する為に、各方法によつて
作られた針径0.8mmの丸針の刺通抵抗(g)を針の先
端の20mm通過時迄の最大抵抗で調査した処、次の
第1表に示す結果が得られた。
のである。 <従来の技術> 従来の医療用縫合針の表面仕上方法としては一
般的にバフ研磨仕上法、電解研磨仕上法、化学研
磨仕上法等が実施されているが、その中でも特に
バフ研磨仕上法が多く実施されていた。 <発明が解決しようとする課題> 然るにこのバフ研磨仕上法が多く実施される理
由としてはこの方法が機械的加工である為に排水
処理の心配がなく、且つ表面が比較的平滑で研磨
方向を針の軸方向に行うことにより、肉眼的に鏡
面であつて、3000倍に拡大した場合にも第3図に
示す如き均一な極めて細かい縦筋を持つた針の表
面を得ることが出来る点にあつた。 これに対して電解研磨仕上法も時々実施される
方法であるが、この方法の場合は強制的に針に電
気を流して電解させて、その表面を溶解させるの
で、肉眼的には平滑な鏡面であり、凹凸も非常に
小さいが、3000倍に拡大してその針の表面を視る
と、第4図に示す如く電解時に発生するガスが表
面に付着することによつて生ずる浅いクレーター
状表面を有する欠点があつた。 更に化学研磨仕上法は電解研磨仕上法とは異な
つて、電流を強制的に流さずに酸によつて針の表
面が自然に溶解するようにした方法であるが(勿
論この場合でも極所では電解作用が生じている)、
どうしても材料の結晶粒ごとの結晶方向によつ
て、研磨され易い結晶粒と、そうでない結晶粒と
が生じ、これによつて針の表面に凹凸が形成され
ていた。 手術に使用される縫合針は最近、材料としてオ
ーステナイトステレンレス鋼が使用されることが
多くなつているが、この場合には線引きによつて
加工硬化されたものをそのまま軟化せずに使用す
るので(但し、穴部のみについては軟化させる為
一般組織にすることがある)、この場合の結晶は
第5図に示す一般組織に対して、第6図に特に一
個の結晶粒を目立つように示した如く、細長い結
晶となつた所謂伸線組織となつている。従つて、
この様な状態となつたオーステナイトステレンレ
ス鋼を化学研磨仕上法によつて選択的に溶解した
場合には肉眼的には平滑で鏡面であるが、3000倍
に拡大した場合には第7図に示す如く、凹凸が筋
状に長く形成されていることが分かる。この第7
図に示す凸状の幅は図面上で1〜6mmあるので、
実際は0.3〜2μ程度の凸条となり、従つて前述の
如きバフ研磨仕上法によつて製造された針に形成
される凹凸より10〜100倍大きくなり全面に形成
される凹凸が荒く、刺通性能に於いては問題があ
つた。 更に米国特許第4072041号明細書に示す如く、
シリコーンコーテイングを縫合針に施す方法も公
知であるが、一般的製造方法で製造された縫合針
にシリコーンをコーテイングした場合には数回の
使用によつてシルコーン効果が激減するので、効
果がそれ程現れない問題があつた。 本発明に係る縫合針は従来のこれ等の欠点或い
は問題点に鑑み開発された全く新規な技術であつ
て、特に特定の研磨仕上法による製造された針に
減摩剤を塗布することによつて減摩剤の潤滑作用
を利用して刺通性能を著しく高めることが出来る
全く新規な縫合針を提供しようとするものであ
る。 <課題を解決するための手段> 本発明は伸線組織をそのまま維持する鋼の表面
を化学研磨して伸線組織方向の凹状溝を形成した
表面を少なくとも針先とボデイー部に有する針の
少なくとも針先部にシリコーンをコーテイングし
て構成したことを特徴とした医療用縫合針であ
る。 <作用> 本発明に係る縫合針に於いては上述の如く、伸
線組織のままの鋼の表面を化学研磨した針の少な
くとも針先部にシリコーンをコーテイングしたの
で針の表面に形成された伸線組織方向の深い縦溝
の中にシリコーンが確実に充填され、そのまま強
固に保持されているので、針の刺通時にこのシリ
コーンのほんの一部が徐々に長く潤滑剤としての
作用をし、これによつてシリコーン効果を著しく
させ、縫合針の刺通性能を著しく高めることが出
来る。 <実施例> 前述の如く、従来技術としては針の表面をバフ
研磨、電解研磨、化学研磨等の方法によつて鏡面
仕上げした縫合針をそのまま使用していたが、こ
れ等の方法によつて製造した針を使用した場合に
はいずれもかなりの刺通抵抗があり、前述の様に
一番刺通性能が良いとされていたバフ研磨仕上法
によつて製造された縫合針も十分に満足すべきも
のではなかつた。 従つて、本発明者は従来の方法によつて製造し
た針の刺通性能を調査する為に、各方法によつて
作られた針径0.8mmの丸針の刺通抵抗(g)を針の先
端の20mm通過時迄の最大抵抗で調査した処、次の
第1表に示す結果が得られた。
【表】
上記数値は各種の針10本を10回刺通した平均値
である。又針は伸線組織をそのまま維持する表面
に上記仕上げを行つたものである。 本発明者は上述の如き方法によつて製造された
縫合針に何らかの加工を施すことによつて、該針
の刺通性能を更に高めることが出来るか否かを長
年に亘つて種々の研究開発を行つて来た結果、次
の如く、特定の研磨方法を用いて製造した表面に
伸線組織方向の凹状溝を形成した針の表面に減摩
剤を塗布した場合には針の表面摩擦抵抗を長期間
に亘つて減ずることが出来、これによつて針の刺
通性能を著しく高めることが出来ることを発明し
た。 しかし、縫合針は肉体組織を通過するものであ
るので、肉体に悪影響を及ぼす恐れのない減摩剤
しか使用できないこと、又前述の如き方法で表面
研磨仕上げされた針の内でも特定の方法で研磨仕
上げされた針のみにしか減摩剤が確実に付着せ
ず、従つて、後で詳述せる如く減摩剤を塗着して
も特殊な方法で研磨仕上げされた針のみしか効果
が得られないこと等が明らかになつた。 先ず本発明の実施に於いて、減摩剤としては何
が利用出来るか検討した処、縫合針は肉体組織を
通過するものであるので、これに使用出来るもの
はシリコーンに限定されることが明らかになつ
た。 又現在市販されているシリコーンの内でも生体
安全性が実験によつて公的に認められているもの
はダウコーニング社のNDX4−4159のみに限定さ
れることも判明した。次に、前述の如き種々の方
法で研磨仕上げされた針についてシリコーンを塗
着し、かつ刺通試験をした処、化学研磨仕上げし
た針にシリコーンをコーテイングした場合が極め
て良好な刺通性能を有し、かつこの好性能が永く
持続されることが判明した。 第1図は本願発明に係る縫合針ぢあつて、針先
部8及びボデイー部7は伸線組織であり、穴部6
のみが一般組織となつている。化学研磨仕上法に
よつて製造された針1の針先部8の表面のみにシ
リコーン2がコーテイングされている。第2図は
その一部の横断面拡大説明図であつて、針1の周
りに設けられた凸条部3の相互間に形成された凹
条溝4内にシリコーン2が充填されている。図中
5は針1の穴部6に取付けられた縫合糸である。 オーステナイト系ステンレス鋼を伸線加工した
ままの組織状態で表面を化学研磨した場合には既
に説明した様に第7図に示す如く、荒い凹凸が筋
状に形成される。但し、第6図と第7図を比較し
て明らかなように、第7図の溝は必ずしも第6図
の結晶粒と同じに形成されるものではなく、化学
研磨が極所における電位差によつて進行したり、
微小な介在物を中心に進行したりするので、結晶
粒の長さ全部が溝となることは少なく、結晶粒よ
り短く幅広く形成されることが多い。いずれにし
ても、これにシリコーンをコーテイングした場合
にはシリコーン2が前述の如く筋状に形成された
凹条溝4内に確実に充填されて固着され、針1を
肉体の組織の中に刺通した場合には凸条部3のみ
が組織に接触し、その際に凹条溝4内に固着され
たシリコーン2の表面のほんの一部が潤滑剤とし
ての働きをして針1の刺通をスムーズにし、針1
の刺通性能を著しく高めることが出来ることが発
見された。 又針1の一回の刺通に費やされるシリコーン2
は極めてわずかであるので、針1を数十回使用し
てもその性能はほとんど落ちないことが判明し
た。 次に伸線組織のままの鋼の表面を化学研磨した
針以外の針にシリコーンを塗布した場合には、何
の理由によつてその刺通性能を著しく向上せしめ
ることが出来ないのかについて調査研究した処、
表面を電解研磨仕げした針には化学研磨した場合
の如き凸条部3と凹条溝4とよりなる荒く深い縦
溝が存在しないこと、又バフ研磨仕上げした針の
表面にあまりに微細なしかも先端がシヤープにな
つた凹凸条が形成されているので、この凹条内に
シリコーンが挿入されて確実に付着される余地が
無く、従つて、これ等の方法によつて製造された
針にシリコーンを塗着しても効果がそれ程現れな
いことが判明した。特にこれ等のものに於いては
数回の使用によりシリコーン効果が激減すること
も明らかになつた。 本発明の実施に当つてシリコーン2を針1に塗
着する場合には、シリコーンを溶剤で溶解した溶
液の中に浸漬する方法やシリコーン溶液を刷毛塗
りする方法等が考えられるが、次の実験はダウコ
ーニング社NDX4−4159のシリコーンの3%溶剤
液の中に針を浸漬して乾燥させて行つた。 針径0.8mmの丸針にシリコーンをコートしてそ
の先端20mmの通過時迄の最大抵抗(g)を調査した
処、次の第2表に示す結果が得られた。
である。又針は伸線組織をそのまま維持する表面
に上記仕上げを行つたものである。 本発明者は上述の如き方法によつて製造された
縫合針に何らかの加工を施すことによつて、該針
の刺通性能を更に高めることが出来るか否かを長
年に亘つて種々の研究開発を行つて来た結果、次
の如く、特定の研磨方法を用いて製造した表面に
伸線組織方向の凹状溝を形成した針の表面に減摩
剤を塗布した場合には針の表面摩擦抵抗を長期間
に亘つて減ずることが出来、これによつて針の刺
通性能を著しく高めることが出来ることを発明し
た。 しかし、縫合針は肉体組織を通過するものであ
るので、肉体に悪影響を及ぼす恐れのない減摩剤
しか使用できないこと、又前述の如き方法で表面
研磨仕上げされた針の内でも特定の方法で研磨仕
上げされた針のみにしか減摩剤が確実に付着せ
ず、従つて、後で詳述せる如く減摩剤を塗着して
も特殊な方法で研磨仕上げされた針のみしか効果
が得られないこと等が明らかになつた。 先ず本発明の実施に於いて、減摩剤としては何
が利用出来るか検討した処、縫合針は肉体組織を
通過するものであるので、これに使用出来るもの
はシリコーンに限定されることが明らかになつ
た。 又現在市販されているシリコーンの内でも生体
安全性が実験によつて公的に認められているもの
はダウコーニング社のNDX4−4159のみに限定さ
れることも判明した。次に、前述の如き種々の方
法で研磨仕上げされた針についてシリコーンを塗
着し、かつ刺通試験をした処、化学研磨仕上げし
た針にシリコーンをコーテイングした場合が極め
て良好な刺通性能を有し、かつこの好性能が永く
持続されることが判明した。 第1図は本願発明に係る縫合針ぢあつて、針先
部8及びボデイー部7は伸線組織であり、穴部6
のみが一般組織となつている。化学研磨仕上法に
よつて製造された針1の針先部8の表面のみにシ
リコーン2がコーテイングされている。第2図は
その一部の横断面拡大説明図であつて、針1の周
りに設けられた凸条部3の相互間に形成された凹
条溝4内にシリコーン2が充填されている。図中
5は針1の穴部6に取付けられた縫合糸である。 オーステナイト系ステンレス鋼を伸線加工した
ままの組織状態で表面を化学研磨した場合には既
に説明した様に第7図に示す如く、荒い凹凸が筋
状に形成される。但し、第6図と第7図を比較し
て明らかなように、第7図の溝は必ずしも第6図
の結晶粒と同じに形成されるものではなく、化学
研磨が極所における電位差によつて進行したり、
微小な介在物を中心に進行したりするので、結晶
粒の長さ全部が溝となることは少なく、結晶粒よ
り短く幅広く形成されることが多い。いずれにし
ても、これにシリコーンをコーテイングした場合
にはシリコーン2が前述の如く筋状に形成された
凹条溝4内に確実に充填されて固着され、針1を
肉体の組織の中に刺通した場合には凸条部3のみ
が組織に接触し、その際に凹条溝4内に固着され
たシリコーン2の表面のほんの一部が潤滑剤とし
ての働きをして針1の刺通をスムーズにし、針1
の刺通性能を著しく高めることが出来ることが発
見された。 又針1の一回の刺通に費やされるシリコーン2
は極めてわずかであるので、針1を数十回使用し
てもその性能はほとんど落ちないことが判明し
た。 次に伸線組織のままの鋼の表面を化学研磨した
針以外の針にシリコーンを塗布した場合には、何
の理由によつてその刺通性能を著しく向上せしめ
ることが出来ないのかについて調査研究した処、
表面を電解研磨仕げした針には化学研磨した場合
の如き凸条部3と凹条溝4とよりなる荒く深い縦
溝が存在しないこと、又バフ研磨仕上げした針の
表面にあまりに微細なしかも先端がシヤープにな
つた凹凸条が形成されているので、この凹条内に
シリコーンが挿入されて確実に付着される余地が
無く、従つて、これ等の方法によつて製造された
針にシリコーンを塗着しても効果がそれ程現れな
いことが判明した。特にこれ等のものに於いては
数回の使用によりシリコーン効果が激減すること
も明らかになつた。 本発明の実施に当つてシリコーン2を針1に塗
着する場合には、シリコーンを溶剤で溶解した溶
液の中に浸漬する方法やシリコーン溶液を刷毛塗
りする方法等が考えられるが、次の実験はダウコ
ーニング社NDX4−4159のシリコーンの3%溶剤
液の中に針を浸漬して乾燥させて行つた。 針径0.8mmの丸針にシリコーンをコートしてそ
の先端20mmの通過時迄の最大抵抗(g)を調査した
処、次の第2表に示す結果が得られた。
【表】
上記数値は各種の針10本を10回刺通した平均値
である。又針は伸線組織をそのまま維持する表面
に上記仕上げを行つたものである。 従つて、本発明を実施するには針の材質的結晶
粒が細長い伸線組織そのままであること、この条
件を充足する針材を化学研磨仕上げすることによ
つてその表面に軸方向のある程度の寸法を持つた
細長い凹条を形成したものであること及び針の少
なくとも先端部にシリコーンをコーテイングした
ことが大きな要件となることが明らかである。 <発明の効果> 本発明に係る縫合針は上述の如き構造と作用と
を有するので、本発明の針を使用した場合には肉
体組織の刺通抵抗が少なく、極めてスムーズに刺
通することが出来、更に組織を傷めたり、悪影響
を及ぼす恐れが全く無く、しかも本発明に係る針
は安価に大量生産することが出来る等の特徴を有
するものである。
である。又針は伸線組織をそのまま維持する表面
に上記仕上げを行つたものである。 従つて、本発明を実施するには針の材質的結晶
粒が細長い伸線組織そのままであること、この条
件を充足する針材を化学研磨仕上げすることによ
つてその表面に軸方向のある程度の寸法を持つた
細長い凹条を形成したものであること及び針の少
なくとも先端部にシリコーンをコーテイングした
ことが大きな要件となることが明らかである。 <発明の効果> 本発明に係る縫合針は上述の如き構造と作用と
を有するので、本発明の針を使用した場合には肉
体組織の刺通抵抗が少なく、極めてスムーズに刺
通することが出来、更に組織を傷めたり、悪影響
を及ぼす恐れが全く無く、しかも本発明に係る針
は安価に大量生産することが出来る等の特徴を有
するものである。
第1図は本発明に係る針の斜視図、第2図はそ
の横断面拡大説明図、第3図及び第7図は針の表
面の3000倍拡大図、第4図乃至第6図は夫々種々
の方法によつて研磨仕上げした針の鏡面の拡大説
明図である。 1は針、2はシリコーン、3は凸条部、4は凹
条溝、5は糸、6は穴部、7はボデイー部、8は
針先部である。
の横断面拡大説明図、第3図及び第7図は針の表
面の3000倍拡大図、第4図乃至第6図は夫々種々
の方法によつて研磨仕上げした針の鏡面の拡大説
明図である。 1は針、2はシリコーン、3は凸条部、4は凹
条溝、5は糸、6は穴部、7はボデイー部、8は
針先部である。
Claims (1)
- 1 伸線組織をそのまま維持する鋼の表面を化学
研磨して伸線組織方向の凹状溝を形成した表面を
少なくとも針先とボデイー部に有する針の少なく
とも針先部にシリコーンをコーテイングして構成
したことを特徴とした医療用縫合針。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60239294A JPS62101236A (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 | 縫合針 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60239294A JPS62101236A (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 | 縫合針 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62101236A JPS62101236A (ja) | 1987-05-11 |
| JPH0518576B2 true JPH0518576B2 (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=17042591
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60239294A Granted JPS62101236A (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 | 縫合針 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62101236A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5258013A (en) * | 1991-01-07 | 1993-11-02 | United States Surgical Corporation | Siliconized surgical needle and method for its manufacture |
| CA2055861A1 (en) * | 1991-01-07 | 1992-07-08 | Richard N. Granger | Siliconized surgical needle and method for its manufacture |
| US5384945A (en) * | 1993-04-21 | 1995-01-31 | United States Surgical Corporation | Device for forming drilled needle blanks |
| US5411613A (en) * | 1993-10-05 | 1995-05-02 | United States Surgical Corporation | Method of making heat treated stainless steel needles |
| JP5087784B2 (ja) * | 2007-12-28 | 2012-12-05 | マニー株式会社 | 縫合針 |
| JP7223923B2 (ja) * | 2020-02-12 | 2023-02-17 | 株式会社ニドー | 脱毛針 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4054144A (en) * | 1976-05-28 | 1977-10-18 | American Cyanamid Company | Short-crimp surgical needle |
-
1985
- 1985-10-28 JP JP60239294A patent/JPS62101236A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62101236A (ja) | 1987-05-11 |
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