JPH0518643B2 - - Google Patents
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- JPH0518643B2 JPH0518643B2 JP63119316A JP11931688A JPH0518643B2 JP H0518643 B2 JPH0518643 B2 JP H0518643B2 JP 63119316 A JP63119316 A JP 63119316A JP 11931688 A JP11931688 A JP 11931688A JP H0518643 B2 JPH0518643 B2 JP H0518643B2
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- work roll
- steel plate
- sml
- roll
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K2103/00—Materials to be soldered, welded or cut
- B23K2103/02—Iron or ferrous alloys
- B23K2103/04—Steel or steel alloys
Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
- Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、塗装用鋼板およびその製造方法に
係り、特に冷延鋼板、溶融亜鉛めつきないしは各
種電気めつき鋼板などの薄鋼板を用いてプレス成
形、塗装工程を経て製造される高い鮮映性を要す
る自動車ボデイや家庭用電気製品の外板に好適な
塗装用鋼板およびその製造方法、さらにその製造
に用いられる圧延用ワークロールの表面を粗面化
する加工方法に関する。
係り、特に冷延鋼板、溶融亜鉛めつきないしは各
種電気めつき鋼板などの薄鋼板を用いてプレス成
形、塗装工程を経て製造される高い鮮映性を要す
る自動車ボデイや家庭用電気製品の外板に好適な
塗装用鋼板およびその製造方法、さらにその製造
に用いられる圧延用ワークロールの表面を粗面化
する加工方法に関する。
(従来の技術)
従来、自動車ボデイや家庭用電気製品に用いら
れる塗装用鋼板の代表例としての冷延薄鋼板は、
冷間圧延後脱脂清浄を行い、さらに焼鈍した後調
質圧延を施して製造するのが通常である。ここで
調室圧延の目的の一つは、表面をダル仕上げした
ワークロールを用いて軽度の圧延を行うことによ
つて鋼板表面に適度の表面粗さを与え、プレス成
形時における耐焼付性を向上させることである。
れる塗装用鋼板の代表例としての冷延薄鋼板は、
冷間圧延後脱脂清浄を行い、さらに焼鈍した後調
質圧延を施して製造するのが通常である。ここで
調室圧延の目的の一つは、表面をダル仕上げした
ワークロールを用いて軽度の圧延を行うことによ
つて鋼板表面に適度の表面粗さを与え、プレス成
形時における耐焼付性を向上させることである。
ところでこのような調質圧延に使用されるワー
クロールの表面をダル仕上げするための方法とし
ては、従来シヨツトブラストによる方法と、放電
加工による方法とが実用化されている。これらの
方法による調質圧延用ワークロールのダル仕上げ
の場合、ロール表面には不規則な粗度プロフイル
が形成されるため、調質圧延後の鋼板表面は不規
則な山と谷で構成された粗面を呈する。例えばこ
のように粗面が形成された鋼板についてプレス加
工を施せば、谷部に潤滑油を貯留させてプレス金
型と鋼板との摩擦力を低減させ、プレス作業を容
易にすると同時に、金型との摩擦力によりはく離
した金属粉を谷部にトラツプして焼き付きを防止
することができる。
クロールの表面をダル仕上げするための方法とし
ては、従来シヨツトブラストによる方法と、放電
加工による方法とが実用化されている。これらの
方法による調質圧延用ワークロールのダル仕上げ
の場合、ロール表面には不規則な粗度プロフイル
が形成されるため、調質圧延後の鋼板表面は不規
則な山と谷で構成された粗面を呈する。例えばこ
のように粗面が形成された鋼板についてプレス加
工を施せば、谷部に潤滑油を貯留させてプレス金
型と鋼板との摩擦力を低減させ、プレス作業を容
易にすると同時に、金型との摩擦力によりはく離
した金属粉を谷部にトラツプして焼き付きを防止
することができる。
近年、乗用車はもちろん、軽自動車、ワゴン
車、さらにはトラツクに至るまで塗装後のボデイ
の塗装仕上り品質の良さは、自動車の総合的な品
質の高さを顧客に対し直接的に視覚によつて訴え
ることができるため、極めて重要な品質管理項目
となつている。ところで塗装面の評価項目として
は種々のものがあるが、そのうちでも特に塗装面
の乱反射が少なく光沢性に優れていること、およ
び写像の歪みが少ないことすなわち写像性が優れ
ていることが重要であり、これらの光沢性と写像
性をあわせて一般に鮮映性と称している。
車、さらにはトラツクに至るまで塗装後のボデイ
の塗装仕上り品質の良さは、自動車の総合的な品
質の高さを顧客に対し直接的に視覚によつて訴え
ることができるため、極めて重要な品質管理項目
となつている。ところで塗装面の評価項目として
は種々のものがあるが、そのうちでも特に塗装面
の乱反射が少なく光沢性に優れていること、およ
び写像の歪みが少ないことすなわち写像性が優れ
ていることが重要であり、これらの光沢性と写像
性をあわせて一般に鮮映性と称している。
塗装面の鮮映性に対しては、塗料の種類や塗装
方法も影響を与えるが、塗装下地としての鋼板表
面の粗さの影響も強く受ける。すなわち鋼板表面
の平たんな部分の占める割合が少なくて粗面の凹
凸が激しければ、塗装面でも凹凸が大きくなり、
その結果光の乱反射を生じて光沢性を損なうとと
もに、写像の歪みを招いて写像性の低下を招き、
前述の鮮映性を悪化させることになる。一般に鋼
板表面の粗さは中心線平均粗さRaで表わすこと
が多いが、中心線平均粗さが大きいほど、山と谷
の振幅が大きくなり、そのため塗装面の凹凸が激
しくなり、前述のように鮮映性を劣化させる。
方法も影響を与えるが、塗装下地としての鋼板表
面の粗さの影響も強く受ける。すなわち鋼板表面
の平たんな部分の占める割合が少なくて粗面の凹
凸が激しければ、塗装面でも凹凸が大きくなり、
その結果光の乱反射を生じて光沢性を損なうとと
もに、写像の歪みを招いて写像性の低下を招き、
前述の鮮映性を悪化させることになる。一般に鋼
板表面の粗さは中心線平均粗さRaで表わすこと
が多いが、中心線平均粗さが大きいほど、山と谷
の振幅が大きくなり、そのため塗装面の凹凸が激
しくなり、前述のように鮮映性を劣化させる。
鮮映性の評価の方法としては種々の方式が開発
されているが、最も一般的には、米国のハンタ
ー・アソシエイツ・ラボラトリー(Hunter
AssociatesLaboratory)社製のドリゴン
(DORIGON)メータによる測定値すなわちDOI
(Distinctness of Image)値が使用されている。
このDOI値は、第9図に示すように資料Sの表面
に対し入射角30°で光を入射し、その正反射光強
度RSと正反射角に対し±0.3°での散乱光強度R0.3
の値を用いて、次式で表される。
されているが、最も一般的には、米国のハンタ
ー・アソシエイツ・ラボラトリー(Hunter
AssociatesLaboratory)社製のドリゴン
(DORIGON)メータによる測定値すなわちDOI
(Distinctness of Image)値が使用されている。
このDOI値は、第9図に示すように資料Sの表面
に対し入射角30°で光を入射し、その正反射光強
度RSと正反射角に対し±0.3°での散乱光強度R0.3
の値を用いて、次式で表される。
DOI値=100×(Ra−R0.3)/Rs
ところで前述のようにシヨツトブラスト法や放
電加工法によりダル仕上げされたワークロールを
用いて鋼板に調質圧延を施した場合、既に述べた
ように鋼板表面は不規則な山と谷で構成された粗
面を呈し、板面と平行な面は非常に少ない。この
ように不規則な山と谷を有する鋼板表面に塗装を
行えば、山と谷との間の斜面に沿つて塗膜が形成
されるため、例えば後に改めて説明するように板
面と平行な塗膜面の占める割合が少なくなり、鮮
映性を悪化させる。
電加工法によりダル仕上げされたワークロールを
用いて鋼板に調質圧延を施した場合、既に述べた
ように鋼板表面は不規則な山と谷で構成された粗
面を呈し、板面と平行な面は非常に少ない。この
ように不規則な山と谷を有する鋼板表面に塗装を
行えば、山と谷との間の斜面に沿つて塗膜が形成
されるため、例えば後に改めて説明するように板
面と平行な塗膜面の占める割合が少なくなり、鮮
映性を悪化させる。
従来のシヨツトブラスト法や放電加工法ではこ
のような問題を避け得ず、しがたつて十分に優れ
た塗膜面の鮮映性を得ることが困難であつた。
のような問題を避け得ず、しがたつて十分に優れ
た塗膜面の鮮映性を得ることが困難であつた。
そこで、最近になつた塗膜面の鮮映性を改善す
るため、レーザ等の高密度ビームエネルギーによ
りダル加工した調質圧延ワークロールの利用が試
みられ始めている。
るため、レーザ等の高密度ビームエネルギーによ
りダル加工した調質圧延ワークロールの利用が試
みられ始めている。
このようなレーザビーム等の高密度ビームエネ
ルギーによりダル加工を施した圧延用ワークロー
ルを用いて塗装用鋼板を製造する方法としては、
出願人が例えば特願昭61−278876号明細書におい
て既に開示した。
ルギーによりダル加工を施した圧延用ワークロー
ルを用いて塗装用鋼板を製造する方法としては、
出願人が例えば特願昭61−278876号明細書におい
て既に開示した。
この特願昭61−278876号明細書に記載の要旨に
ついて、図面を用いて説明する。
ついて、図面を用いて説明する。
まず、この発明の塗装用鋼板は、第11図に示
すように、鋼板7の板面の中心線平均粗さRaが
0.3〜2.0μmの範囲内にあり、かつその表面粗さを
構成する微視的形態が、平たんな山頂部8を有す
る台形状の山部10と、その周囲の全部または一
部を取囲むように形成された溝状の谷部11及び
山部10の間であつてかつ谷部11の外側にその
谷部11の底よりも高くかつ山部10の山頂面8
より低いかまたは同じ高さに形成された中間平た
ん部9とによつて構成され、しかも第12図に示
すように隣り合う山部10,10の平均中心距離
をSm、谷部11,11の外縁の平均直径をD、
山部10の平たんな山頂面8の平均直径をd0、山
部10の平たんな山頂面8と前記中間平たん部9
の平たん面の面積の和が板面の全面積に占める割
合をη%と定義して、 1.7<Sm/D≦3.0 Sm−D≦450μm 30μm≦d0≦500μm 80%≦η≦95% を満足するように構成されているものであり、ま
たこの塗装用鋼板の製造方法は、第10図および
第12図に示すように、予め調質圧延用ワークロ
ール3の表面6に、微小なクレータ状の凹部1と
その凹部1の外縁において表面にリング状に盛り
上がつた盛り上がり部2との集合からなり、かつ
隣り合う凹部1,1間の平均中心間距離Smとリ
ング状盛り上がり部2,2の外縁の直径Dとの比
Sm/Dが1.7〜3.0の範囲内、Sm−Dが450μm以
下とされた表面模様(以下ダル目という)12を
形成する模様付け加工を、高密度エネルギー源
(図示せず)を用いて施しておき、そのダル目付
けされたワークロール3を、第13図に示すよう
に調質圧延をすべき鋼板7の片面もしくは両面に
用い、調質圧延延び率λを0.3%以上として、調
質圧延することによりワークロール3の表面のダ
ル目12を鋼板7の表面に転写するようにしたも
のである。
すように、鋼板7の板面の中心線平均粗さRaが
0.3〜2.0μmの範囲内にあり、かつその表面粗さを
構成する微視的形態が、平たんな山頂部8を有す
る台形状の山部10と、その周囲の全部または一
部を取囲むように形成された溝状の谷部11及び
山部10の間であつてかつ谷部11の外側にその
谷部11の底よりも高くかつ山部10の山頂面8
より低いかまたは同じ高さに形成された中間平た
ん部9とによつて構成され、しかも第12図に示
すように隣り合う山部10,10の平均中心距離
をSm、谷部11,11の外縁の平均直径をD、
山部10の平たんな山頂面8の平均直径をd0、山
部10の平たんな山頂面8と前記中間平たん部9
の平たん面の面積の和が板面の全面積に占める割
合をη%と定義して、 1.7<Sm/D≦3.0 Sm−D≦450μm 30μm≦d0≦500μm 80%≦η≦95% を満足するように構成されているものであり、ま
たこの塗装用鋼板の製造方法は、第10図および
第12図に示すように、予め調質圧延用ワークロ
ール3の表面6に、微小なクレータ状の凹部1と
その凹部1の外縁において表面にリング状に盛り
上がつた盛り上がり部2との集合からなり、かつ
隣り合う凹部1,1間の平均中心間距離Smとリ
ング状盛り上がり部2,2の外縁の直径Dとの比
Sm/Dが1.7〜3.0の範囲内、Sm−Dが450μm以
下とされた表面模様(以下ダル目という)12を
形成する模様付け加工を、高密度エネルギー源
(図示せず)を用いて施しておき、そのダル目付
けされたワークロール3を、第13図に示すよう
に調質圧延をすべき鋼板7の片面もしくは両面に
用い、調質圧延延び率λを0.3%以上として、調
質圧延することによりワークロール3の表面のダ
ル目12を鋼板7の表面に転写するようにしたも
のである。
すなわち、このようなレーザ加工により粗面化
されたワークロール3を用いて調質圧延された鋼
板(以下レーザダル鋼板という)7は、その表面
の粗さを形成するプロフイルが規則的でかつ大き
な平たん面積λを有し、200μm以上のうねりを含
まないため塗装後の鮮映性を著しく向上させるこ
とができるのである。
されたワークロール3を用いて調質圧延された鋼
板(以下レーザダル鋼板という)7は、その表面
の粗さを形成するプロフイルが規則的でかつ大き
な平たん面積λを有し、200μm以上のうねりを含
まないため塗装後の鮮映性を著しく向上させるこ
とができるのである。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、前記特願昭61−278876号明細書
に記載されているような技術を実施するのに用い
るワークロール3にレーザによるダル目加工を施
す場合は、第14図に示すように回転するワーク
ロール3に垂直に短いピツチの断続したレーザビ
ーム13をワークロール3の回転軸と平行に移動
させながら照射し、ワークロール3の表面を溶融
させてダル目付けを行うのであるが、ワークロー
ル3のレーザビーム軌跡は第15図に拡大して示
すようにらせん状になり、このらせん軌跡14上
でみる限りダル目12は直線上につながるけれど
も、ワークロール3の隣り合うらせん円周上のダ
ル目12の位相は一致しないのである。したがつ
て、ワークロール3の表面のダル目12のパター
ンは、微視的にみると第16図に示すようにロー
ル円周方向では最も隣接するダル目12を結ぶ線
分LPがほとんど傾斜をたずに並んでいるのに対
し、ロール軸方向の線分LMは不規則な配列とな
つているから、鋼板7としてみれば表面ダル目パ
ターンとして縦横方向で異方性を有することにな
る。
に記載されているような技術を実施するのに用い
るワークロール3にレーザによるダル目加工を施
す場合は、第14図に示すように回転するワーク
ロール3に垂直に短いピツチの断続したレーザビ
ーム13をワークロール3の回転軸と平行に移動
させながら照射し、ワークロール3の表面を溶融
させてダル目付けを行うのであるが、ワークロー
ル3のレーザビーム軌跡は第15図に拡大して示
すようにらせん状になり、このらせん軌跡14上
でみる限りダル目12は直線上につながるけれど
も、ワークロール3の隣り合うらせん円周上のダ
ル目12の位相は一致しないのである。したがつ
て、ワークロール3の表面のダル目12のパター
ンは、微視的にみると第16図に示すようにロー
ル円周方向では最も隣接するダル目12を結ぶ線
分LPがほとんど傾斜をたずに並んでいるのに対
し、ロール軸方向の線分LMは不規則な配列とな
つているから、鋼板7としてみれば表面ダル目パ
ターンとして縦横方向で異方性を有することにな
る。
このような異方性を有する鋼板7をプレス加工
し塗装すると、使用部位によつても十分な高鮮映
性が発揮され得ない場合がある。その理由を以下
に述べる。
し塗装すると、使用部位によつても十分な高鮮映
性が発揮され得ない場合がある。その理由を以下
に述べる。
一般に、塗装が施される対象物は地表に対して
水平な面と水平でない面とを有する。水平面では
塗料の吹き付けが行われた後に塗料は凹凸を緩和
するようにミクロな流動によつて平滑面に近づく
ことができる。この過程は塗料吹き付けの後の焼
き付け工程でも起こる。この塗料のミクロな流動
は、下地の鋼板の粗さを形成するプロフイルが均
一であればあるほど均一となり易い。
水平な面と水平でない面とを有する。水平面では
塗料の吹き付けが行われた後に塗料は凹凸を緩和
するようにミクロな流動によつて平滑面に近づく
ことができる。この過程は塗料吹き付けの後の焼
き付け工程でも起こる。この塗料のミクロな流動
は、下地の鋼板の粗さを形成するプロフイルが均
一であればあるほど均一となり易い。
しかし、例えば従来のシヨツトブラスト法や放
電加工によつて粗面化されたワークロールを用い
て調質圧延された鋼板(以下それぞれシヨツトダ
ル鋼板、放電ダル鋼板という)は、粗さを形成す
るプロフイルが均一でないためにこのような塗料
の流動が不均一となり、かつ平たん面積率が小さ
いこと、および粗さを形成するプロフイルが
200μm以上の大きなうねりを含んでいるなどが原
因となつて塗装後の鮮映性が劣化するのである。
電加工によつて粗面化されたワークロールを用い
て調質圧延された鋼板(以下それぞれシヨツトダ
ル鋼板、放電ダル鋼板という)は、粗さを形成す
るプロフイルが均一でないためにこのような塗料
の流動が不均一となり、かつ平たん面積率が小さ
いこと、および粗さを形成するプロフイルが
200μm以上の大きなうねりを含んでいるなどが原
因となつて塗装後の鮮映性が劣化するのである。
ここで、前述した鋼板表面の粗さを形成するプ
ロフイルの規則性についてさらに詳しく説明す
る。
ロフイルの規則性についてさらに詳しく説明す
る。
レーザダル鋼板の場合は第17図に示すように
その圧延方向に粗面を構成するダル目12が一様
な大きさでかつ一定間隔で配列されて極めて規則
的であるが、圧延方向と直角な方向(以下板幅方
向という)のダル目12の配列は規則的とはいえ
ない。これはワークロールの粗面化がワークロー
ルの円周上をらせん状に沿つてダル目の間隔が一
定となるように行われているためであつて、結果
としてワークロール面上に隣り合うらせん上のダ
ル目12の相対位置は一定にならず、いわゆる異
方性を有するのである。
その圧延方向に粗面を構成するダル目12が一様
な大きさでかつ一定間隔で配列されて極めて規則
的であるが、圧延方向と直角な方向(以下板幅方
向という)のダル目12の配列は規則的とはいえ
ない。これはワークロールの粗面化がワークロー
ルの円周上をらせん状に沿つてダル目の間隔が一
定となるように行われているためであつて、結果
としてワークロール面上に隣り合うらせん上のダ
ル目12の相対位置は一定にならず、いわゆる異
方性を有するのである。
発明者らは、このような異方性を有するレーザ
ダル鋼板(以下異方性レーザダル鋼板という)を
種々塗装実験した結果、水平面塗装では十分に高
い鮮映性を得ることがきるが、例えば垂直面など
の水平でない部位では、従来のシヨツトダル鋼板
や放電ダル鋼板よりすぐれた鮮映性を得ることが
できる水平面ほどには鮮映性を著しく向上させる
ことが困難であることを見出した。
ダル鋼板(以下異方性レーザダル鋼板という)を
種々塗装実験した結果、水平面塗装では十分に高
い鮮映性を得ることがきるが、例えば垂直面など
の水平でない部位では、従来のシヨツトダル鋼板
や放電ダル鋼板よりすぐれた鮮映性を得ることが
できる水平面ほどには鮮映性を著しく向上させる
ことが困難であることを見出した。
すなわち、第17図に示した異方性レーザダル
鋼板のテストパネルを作成して、垂直の姿勢に保
つて3コートの塗装を施したときの塗膜の鮮映性
を調べた結果は第18図に示した。ここで「塗装
姿勢」はテストパネルを圧延方向が横(したが
つて板幅方向が縦)になるように保持した場合で
あり、「塗装姿勢」は圧延方向が縦(したがつ
て板幅方向が横)になるように保持した場合であ
る。また、塗装の仕方はテストパネルの表面にま
ずリン酸亜鉛デイツプ処理による化成処理を施し
てから電着下塗厚さ18〜20μm、中塗厚さ30〜
35μmさらに上塗厚さ30〜35μmの3コートを施し
たものである。
鋼板のテストパネルを作成して、垂直の姿勢に保
つて3コートの塗装を施したときの塗膜の鮮映性
を調べた結果は第18図に示した。ここで「塗装
姿勢」はテストパネルを圧延方向が横(したが
つて板幅方向が縦)になるように保持した場合で
あり、「塗装姿勢」は圧延方向が縦(したがつ
て板幅方向が横)になるように保持した場合であ
る。また、塗装の仕方はテストパネルの表面にま
ずリン酸亜鉛デイツプ処理による化成処理を施し
てから電着下塗厚さ18〜20μm、中塗厚さ30〜
35μmさらに上塗厚さ30〜35μmの3コートを施し
たものである。
第18図から明らかなように、塗装姿勢のテ
ストパネルのDOI値は塗装姿勢のテストパネル
に比べて高くなつていることがわかる。
ストパネルのDOI値は塗装姿勢のテストパネル
に比べて高くなつていることがわかる。
このようにDOI値の差が生じる理由は、以下に
よるものであると考えられる。
よるものであると考えられる。
(a) 垂直面では、吹きつけられた塗料が銅板表面
に一たん付着してから重力によつて垂れ下がる
ように下向きに流動する。
に一たん付着してから重力によつて垂れ下がる
ように下向きに流動する。
(b) 塗装始動では、第19図aに示すようにダ
ル目12に沿つた直線LP1方向には規則的に凹
凸が現れ、その上を塗料が規則的に流動する部
位Aとダル目12,12の間の平たん部9を通
る直線LP2に沿って凹凸のない平滑面を塗料が
流れる部位Bがあるが、レーザダル鋼板では直
線LP1と直線LP2との間隔は通常数100μm以下で
あり、部位Aと部位Bは塗料の粘性によつて相
互に影響し合うこともあずかつて塗料の下方向
への流動即ち垂れは均一化することになる。
ル目12に沿つた直線LP1方向には規則的に凹
凸が現れ、その上を塗料が規則的に流動する部
位Aとダル目12,12の間の平たん部9を通
る直線LP2に沿って凹凸のない平滑面を塗料が
流れる部位Bがあるが、レーザダル鋼板では直
線LP1と直線LP2との間隔は通常数100μm以下で
あり、部位Aと部位Bは塗料の粘性によつて相
互に影響し合うこともあずかつて塗料の下方向
への流動即ち垂れは均一化することになる。
(c) 一方、塗装姿勢では、第19図bに示すよ
うに塗料の流れる、例えば直線LM1,LM3,LM5
のような部位によつて凹凸がさまざまな形でバ
ラツキ不規則であるから、塗料の流動はそれら
の影響を受けて第19図cに示すような不均一
の部位C,Dが生じて塗膜の肌が荒れることに
なる。
うに塗料の流れる、例えば直線LM1,LM3,LM5
のような部位によつて凹凸がさまざまな形でバ
ラツキ不規則であるから、塗料の流動はそれら
の影響を受けて第19図cに示すような不均一
の部位C,Dが生じて塗膜の肌が荒れることに
なる。
したがつて、このような異方性レーザダル鋼板
を用いて、例えば自動車用の部品を組み立てて塗
装を行うと、鋼板の圧延方向が縦向きであるか横
向きであるによつて塗装後の鮮映性が異なり、し
かもある一つの部材が縦向きの鋼板を使つた部品
と横向きの鋼板を使つた部材が複合されている場
合は、部材の部位によつて塗装の鮮映性の差とな
つて現われる。
を用いて、例えば自動車用の部品を組み立てて塗
装を行うと、鋼板の圧延方向が縦向きであるか横
向きであるによつて塗装後の鮮映性が異なり、し
かもある一つの部材が縦向きの鋼板を使つた部品
と横向きの鋼板を使つた部材が複合されている場
合は、部材の部位によつて塗装の鮮映性の差とな
つて現われる。
さらに、鋼板を横向きに使つた場合は鮮映性が
劣化するが、例えば自動車の外板部品はプレス作
業の効率などの経済的理由やその大きさにより、
鋼板の圧延方向を垂直方向にしたり水平方向にし
たりして自由に使えることが要求されるが、鮮映
性に差がでることを防止するために鋼板を例えば
縦向きだけになるように制御することは、設計上
プレス作業上の制約となつてしまうわけである。
劣化するが、例えば自動車の外板部品はプレス作
業の効率などの経済的理由やその大きさにより、
鋼板の圧延方向を垂直方向にしたり水平方向にし
たりして自由に使えることが要求されるが、鮮映
性に差がでることを防止するために鋼板を例えば
縦向きだけになるように制御することは、設計上
プレス作業上の制約となつてしまうわけである。
この発明は、上記のような事情を背景としてな
されたものであつて、塗装後の垂直面の鮮映性に
優れた鋼板およびその製造方法を提供することを
目的とする。
されたものであつて、塗装後の垂直面の鮮映性に
優れた鋼板およびその製造方法を提供することを
目的とする。
またこの発明の別の目的は、鮮映性にすぐれた
鋼板の製造方法に直接用いるワークロールの表面
に適切な粗面化加工を行う方法について提案する
ことにある。
鋼板の製造方法に直接用いるワークロールの表面
に適切な粗面化加工を行う方法について提案する
ことにある。
(問題を解決するための手段)
この発明は、
板面の中心線平均粗さRaが0,3〜2.0μmの
範囲内にあり、かつその表面粗さを構成する微視
的形態が、平たんな山頂面を有する台形状の山部
と、その周囲の全部または一部を取囲むように形
成された溝状の谷部及び山部の間であつてかつ谷
部の外側にその谷部の底よりも高くかつ山部の山
頂面より低いかまたは同じ高さに形成された中間
平たん部とによつて構成され、しかも隣り合う山
部の平均中心距離をSm、谷部の外縁の平均直径
をD、山部の平たんな山頂面の平均直径をd0、山
部の平たんな山頂部と前記中間平たん部の平たん
面の面積の和が板面の全面積に占める割合をη%
と定義して、 1.7<Sm/D≦3.0 Sm−D≦450μm 30μm≦d0≦500μm 80%≦η≦95% を満足するように構成されている塗装用鋼板にお
いて、鋼板の調質圧延時の圧延方向と直角な方向
に隣り合つて最も近接する2つの山部の中心間を
結ぶ直線が前記圧延方向と直角な方向に平行な直
線となす偏角が20°以内に設定されることを特徴
とする塗装用鋼板(第1発明)、 予め調質圧延用ワークロールの表面に、微小な
クレータ状の凹部と、の凹部外縁において表側に
リング状に盛り上がつた盛り上がり部との集合か
らなり、かつ隣り合う凹部間の平均中心距離Sm
とリング状盛り上がり部の外縁の直径Dとの比
Sm/Dが1.7〜3.0の範囲内、Sm−Dが450μm以
下とされ、かつワークロールの回転軸方向におい
て最も近接する任意の2つの凹部の中心を結ぶ直
線が前記回転軸と平行な直線とをなす偏角が20℃
以内とされた表面模様を形成する模様付け加工
を、高密度エネルギー源を用いて施しておき、そ
の表面模様付けされたワークロールを、調質圧延
をすべき鋼板の片面もしくは両面を用い、調質圧
延延び率λを0.3%以上として、調質圧延するこ
とによりワークロール表面の模様を鋼板表面に転
写することを特徴とする、塗装用鋼板の製造方法
(第2発明)および、 回転するワークロールの表面に、集光された高
密度ビームエネルギーをワークロールの軸方向に
移動させつつ間けつ的に照射し、ワークロールに
より圧延される鋼板の表面に転写されるダル目が
碁盤目状になるダル目をワークロールの表面に形
成するに際して、下記(1)式に従うワークロールの
円周方向における隣接ダル目間の設定ピツチ
SmL0に基いて単位時間当りの高密度ビームエネ
ルギー照射回数Qを下記(2)式により求め、この照
射回数にもとづいて高密度ビームエネルギー照射
を制限することを特徴とするワークロールのダル
目加工方法(第3発明)である。
範囲内にあり、かつその表面粗さを構成する微視
的形態が、平たんな山頂面を有する台形状の山部
と、その周囲の全部または一部を取囲むように形
成された溝状の谷部及び山部の間であつてかつ谷
部の外側にその谷部の底よりも高くかつ山部の山
頂面より低いかまたは同じ高さに形成された中間
平たん部とによつて構成され、しかも隣り合う山
部の平均中心距離をSm、谷部の外縁の平均直径
をD、山部の平たんな山頂面の平均直径をd0、山
部の平たんな山頂部と前記中間平たん部の平たん
面の面積の和が板面の全面積に占める割合をη%
と定義して、 1.7<Sm/D≦3.0 Sm−D≦450μm 30μm≦d0≦500μm 80%≦η≦95% を満足するように構成されている塗装用鋼板にお
いて、鋼板の調質圧延時の圧延方向と直角な方向
に隣り合つて最も近接する2つの山部の中心間を
結ぶ直線が前記圧延方向と直角な方向に平行な直
線となす偏角が20°以内に設定されることを特徴
とする塗装用鋼板(第1発明)、 予め調質圧延用ワークロールの表面に、微小な
クレータ状の凹部と、の凹部外縁において表側に
リング状に盛り上がつた盛り上がり部との集合か
らなり、かつ隣り合う凹部間の平均中心距離Sm
とリング状盛り上がり部の外縁の直径Dとの比
Sm/Dが1.7〜3.0の範囲内、Sm−Dが450μm以
下とされ、かつワークロールの回転軸方向におい
て最も近接する任意の2つの凹部の中心を結ぶ直
線が前記回転軸と平行な直線とをなす偏角が20℃
以内とされた表面模様を形成する模様付け加工
を、高密度エネルギー源を用いて施しておき、そ
の表面模様付けされたワークロールを、調質圧延
をすべき鋼板の片面もしくは両面を用い、調質圧
延延び率λを0.3%以上として、調質圧延するこ
とによりワークロール表面の模様を鋼板表面に転
写することを特徴とする、塗装用鋼板の製造方法
(第2発明)および、 回転するワークロールの表面に、集光された高
密度ビームエネルギーをワークロールの軸方向に
移動させつつ間けつ的に照射し、ワークロールに
より圧延される鋼板の表面に転写されるダル目が
碁盤目状になるダル目をワークロールの表面に形
成するに際して、下記(1)式に従うワークロールの
円周方向における隣接ダル目間の設定ピツチ
SmL0に基いて単位時間当りの高密度ビームエネ
ルギー照射回数Qを下記(2)式により求め、この照
射回数にもとづいて高密度ビームエネルギー照射
を制限することを特徴とするワークロールのダル
目加工方法(第3発明)である。
記
πDR/NSmL0SmL1
+1/N(δ−Smctan20°) …(1)
ただし δ<SmL1
ここで
DR:ワークロールの直径
SmL1:ワークロールの円周方向における隣接
ダル目間の設定ピツチ N:πDR/SmL1から求まる最大の自然数 δ:ダル目位相差 Smc:ワークロールの軸線方向における隣接ダ
ル目間の設定ピツチ Q=πDR/SmL0・M …(2) ここでM:ワークロールの単位時間当り回転数 なお、前記高密度エネルギー源としてはレーザ
や電子ビームを用いることができる。
ダル目間の設定ピツチ N:πDR/SmL1から求まる最大の自然数 δ:ダル目位相差 Smc:ワークロールの軸線方向における隣接ダ
ル目間の設定ピツチ Q=πDR/SmL0・M …(2) ここでM:ワークロールの単位時間当り回転数 なお、前記高密度エネルギー源としてはレーザ
や電子ビームを用いることができる。
(作用)
発明者らは、より鮮映性の向上に有利になるよ
うな鋼板の表面粗さのプロフイルを改良すべく鋭
意検討した結果、平たんな山頂部を有する山部を
圧延方向のみならず板幅方向にも一直線に規則的
に配列すれば、垂直姿勢で塗装を施すときにおい
ても塗装の下向きの流動を均一化することができ
ることを見出し、第1および2発明を完成させる
に至つた。
うな鋼板の表面粗さのプロフイルを改良すべく鋭
意検討した結果、平たんな山頂部を有する山部を
圧延方向のみならず板幅方向にも一直線に規則的
に配列すれば、垂直姿勢で塗装を施すときにおい
ても塗装の下向きの流動を均一化することができ
ることを見出し、第1および2発明を完成させる
に至つた。
すなわち、レーザダル加工を施したワークロー
ルを用いて製造される鋼板が縦横どちら向きに使
用されていても上下方向におけるダル目が直線状
に近接して並ぶようにすればよいわけである。し
たがつて、第1図に示すようにレーザ等の高密度
エネルギー源を用いてワークロール3の表面の粗
面化加工を行うに際し、微小なクレータ状の凹部
1とその凹部1の外縁において表側にリング状に
盛り上がつた盛り上がり部2とからなるダル目1
2がロール回転軸方向にもロール円周方向にも碁
盤目状に規則的に配列されるようにワークロール
面上のレーザ加工点を制御して加工を施し、この
ワークロールを用いて鋼板を圧延すれば、等方性
のレーザダル鋼板を得ることができるのである。
ルを用いて製造される鋼板が縦横どちら向きに使
用されていても上下方向におけるダル目が直線状
に近接して並ぶようにすればよいわけである。し
たがつて、第1図に示すようにレーザ等の高密度
エネルギー源を用いてワークロール3の表面の粗
面化加工を行うに際し、微小なクレータ状の凹部
1とその凹部1の外縁において表側にリング状に
盛り上がつた盛り上がり部2とからなるダル目1
2がロール回転軸方向にもロール円周方向にも碁
盤目状に規則的に配列されるようにワークロール
面上のレーザ加工点を制御して加工を施し、この
ワークロールを用いて鋼板を圧延すれば、等方性
のレーザダル鋼板を得ることができるのである。
第2図および第3図を用いて、この発明の原理
を説明する。
を説明する。
ワークロール3のロール円周方向Yに隣り合う
任意の2個のダル目12の中心間を結ぶ直線Lp、
ロール軸方向Xに隣り合う任意の2個のダル目1
2の中心間を結ぶ直線をLHとすると、直線LPと
Yがなす偏角をαとし、直線LHとXがなす偏角
をβとすると、偏角αおよびβはそれぞれ α≦20° …(1) β≦20° …(2) を満足するようにすれば、ワークロール3の表面
に上記の規則的に配列するダル目を得ることがで
きるのである。
任意の2個のダル目12の中心間を結ぶ直線Lp、
ロール軸方向Xに隣り合う任意の2個のダル目1
2の中心間を結ぶ直線をLHとすると、直線LPと
Yがなす偏角をαとし、直線LHとXがなす偏角
をβとすると、偏角αおよびβはそれぞれ α≦20° …(1) β≦20° …(2) を満足するようにすれば、ワークロール3の表面
に上記の規則的に配列するダル目を得ることがで
きるのである。
偏角αについては、本発明の先行技術である前
出特願昭61−27886号明細書に開示の技術を適用
する限り問題がないことは、既に述べた通りであ
る(この方法では、具体的にはα≦0.02°であ
る)。
出特願昭61−27886号明細書に開示の技術を適用
する限り問題がないことは、既に述べた通りであ
る(この方法では、具体的にはα≦0.02°であ
る)。
一方、偏角βについては、前出第19図bのよ
うに異方性レーザダル鋼板の板幅方向を縦方向に
して垂直塗装を行う場合の偏角βの大きさの許容
値を求めるべく、次のような実験を行つた。
うに異方性レーザダル鋼板の板幅方向を縦方向に
して垂直塗装を行う場合の偏角βの大きさの許容
値を求めるべく、次のような実験を行つた。
第4図に示すように台20上の平面21に対し
て30°の勾配を有する傾斜面22上に従来の異方
性レーザダル鋼板23をセツトした。傾斜面22
の中心線C1に対し鋼板23の中心線C2がなす偏
角をθとする。
て30°の勾配を有する傾斜面22上に従来の異方
性レーザダル鋼板23をセツトした。傾斜面22
の中心線C1に対し鋼板23の中心線C2がなす偏
角をθとする。
鋼板22上の任意位置の線A上に5点の標点
A1〜A5を設け、これらから一定距離20mm離れた
下方の線B上に、標点A1〜A5に対応した5点の
標点B1〜B5を設けて、標点A1〜A5にそれぞれ1
標点当り0.005c.c.の粘度4.5センチポワズの油を注
射器で滴下してそれぞれに対応した標点B1〜B5
に至るまでの流下時間を偏角θを変化させながら
測定した。その結果を第5図に示した。また、油
滴の流れの形態と最終流下長さを測定し、それら
の結果を第6図、第7図に示した。
A1〜A5を設け、これらから一定距離20mm離れた
下方の線B上に、標点A1〜A5に対応した5点の
標点B1〜B5を設けて、標点A1〜A5にそれぞれ1
標点当り0.005c.c.の粘度4.5センチポワズの油を注
射器で滴下してそれぞれに対応した標点B1〜B5
に至るまでの流下時間を偏角θを変化させながら
測定した。その結果を第5図に示した。また、油
滴の流れの形態と最終流下長さを測定し、それら
の結果を第6図、第7図に示した。
第5図から明らかなように、偏角θが大きくな
ると油滴の流下速度が増加して垂れやすくなり、
また流下速度のバラツキが大きいことがわかる。
また、第6図、第7図からわかるように偏角θが
大きくなるに従い流れに乱れば目立ち、最終流下
長さのバラツキも大きくなつている。
ると油滴の流下速度が増加して垂れやすくなり、
また流下速度のバラツキが大きいことがわかる。
また、第6図、第7図からわかるように偏角θが
大きくなるに従い流れに乱れば目立ち、最終流下
長さのバラツキも大きくなつている。
以上のことから、偏角θが大きい程塗装時の塗
料が垂れやすく、不均一に流下し塗膜の平滑性を
損なうと考えられ、したがつて、第5図および第
7図からみて偏角θは20°が限界である。
料が垂れやすく、不均一に流下し塗膜の平滑性を
損なうと考えられ、したがつて、第5図および第
7図からみて偏角θは20°が限界である。
よつて、等方性レーザダル鋼板の板幅方向のダ
ル目の配列即ちワークロールのロール軸方向のダ
ル目の配列の不規則性を表す偏角βの上限を20°
とすればよいのである。
ル目の配列即ちワークロールのロール軸方向のダ
ル目の配列の不規則性を表す偏角βの上限を20°
とすればよいのである。
以上説明したように第2発明に従う方法によつ
て、鋼板に良好な鮮映性を付与できるが、第2発
明で直接使用するワークロールにはいわゆる碁盤
目状にマイクロクレータを導入しなくてはなら
ず、このワークロール表面へのダル目加工を実現
し得る方法は提案されていないのが実状である。
て、鋼板に良好な鮮映性を付与できるが、第2発
明で直接使用するワークロールにはいわゆる碁盤
目状にマイクロクレータを導入しなくてはなら
ず、このワークロール表面へのダル目加工を実現
し得る方法は提案されていないのが実状である。
すなわちダル目加工を施した圧延用ワークロー
ルについて、特公昭62−11922号公報には、回転
するワークロールに垂直に短いピツチの継続レー
ザビームをワークロールの回転軸と平行に移動さ
せながら照射し、ワークロールの表面を溶融させ
てダル目付けを行うことが開示されている。この
ワークロールのレーザビーム軌跡はらせん状とな
り、このらせん軌跡上でみるとダル目が直線上に
つながるが、ワークロールの隣り合うらせん円周
上のダル目の位相は一般的に一致しない。
ルについて、特公昭62−11922号公報には、回転
するワークロールに垂直に短いピツチの継続レー
ザビームをワークロールの回転軸と平行に移動さ
せながら照射し、ワークロールの表面を溶融させ
てダル目付けを行うことが開示されている。この
ワークロールのレーザビーム軌跡はらせん状とな
り、このらせん軌跡上でみるとダル目が直線上に
つながるが、ワークロールの隣り合うらせん円周
上のダル目の位相は一般的に一致しない。
したがつてこのようなロールで調質圧延を施し
た鋼板は必然的に表面ダルパターンとして縦横方
向で異方性をもつことになる。
た鋼板は必然的に表面ダルパターンとして縦横方
向で異方性をもつことになる。
そこで発明者らは、圧延用ロールの表面上に軸
線方向にも、円周方向にも、直線上にマイクロク
レータを配列させることによつてロール表面に碁
盤目状の規則正しいダル目を付与して、効率的に
粗面化加工する方法について鋭意検討した結果、
マイクロクレータの加工エネルギーとして高密度
ビームエネルギーを用い、回転するロール表面へ
の高密度ビームエネルギーの単位時間当りの照射
回数を、ロール円周方向の個々のマイクロクレー
タの相隣り合う間隔SmLと、ロールの直径D及
びその単位時間当りの回転数Mに基いて制御する
こと、さらにロール表面上の加工が進行している
場合は、高密度エネルギーを照射する前に、すで
に加工されたロール円周面に沿うらせん状の加工
軌跡上にあるマイクロクレータに関連づけて高密
度ビームエネルギーの単位時間当りの照射回数と
その照射時間を制御することによつて、シリンダ
表面上に碁盤目状の規則正しいマイクロクレータ
を配列させ得ることを見出し、第3発明を完成さ
せるに至つたのである。
線方向にも、円周方向にも、直線上にマイクロク
レータを配列させることによつてロール表面に碁
盤目状の規則正しいダル目を付与して、効率的に
粗面化加工する方法について鋭意検討した結果、
マイクロクレータの加工エネルギーとして高密度
ビームエネルギーを用い、回転するロール表面へ
の高密度ビームエネルギーの単位時間当りの照射
回数を、ロール円周方向の個々のマイクロクレー
タの相隣り合う間隔SmLと、ロールの直径D及
びその単位時間当りの回転数Mに基いて制御する
こと、さらにロール表面上の加工が進行している
場合は、高密度エネルギーを照射する前に、すで
に加工されたロール円周面に沿うらせん状の加工
軌跡上にあるマイクロクレータに関連づけて高密
度ビームエネルギーの単位時間当りの照射回数と
その照射時間を制御することによつて、シリンダ
表面上に碁盤目状の規則正しいマイクロクレータ
を配列させ得ることを見出し、第3発明を完成さ
せるに至つたのである。
次に第20図に従つて、第3発明を詳しく説明
する。
する。
第20図aは直径DRのワークロール31を回
転させながらレーザビーム32をロール31の回
転軸と平行に移動させながら照射したときのレー
ザビーム照射点の軌跡33を示し、隣合う軌跡の
間隔はSmcに設定されている。
転させながらレーザビーム32をロール31の回
転軸と平行に移動させながら照射したときのレー
ザビーム照射点の軌跡33を示し、隣合う軌跡の
間隔はSmcに設定されている。
また同図bにi番目とi+1番目の軌跡を平面
に展開して示す。任意のとなり合う軌跡状のマイ
クロクレータをロール1の回転軸に平行なロール
表面上の直線(以下基準線という)上に配列する
には、同図cに示すように、i番目のらせんと基
準線34の交点35をi番目のらせん上の第1番
目のマイクロクレータとしたときに、i番目のら
せん上における最後のマイクロクレータ36又は
マイクロクレータ36の次のマイクロクレータ3
6aをi+1番目のらせんと基準線34の交点と
が一致するようにすれば良い。
に展開して示す。任意のとなり合う軌跡状のマイ
クロクレータをロール1の回転軸に平行なロール
表面上の直線(以下基準線という)上に配列する
には、同図cに示すように、i番目のらせんと基
準線34の交点35をi番目のらせん上の第1番
目のマイクロクレータとしたときに、i番目のら
せん上における最後のマイクロクレータ36又は
マイクロクレータ36の次のマイクロクレータ3
6aをi+1番目のらせんと基準線34の交点と
が一致するようにすれば良い。
なおロール上に形成するマイクロ・クレータ間
の距離Smはこのロールにて調質圧延を施す鋼板
の使用用途によつて450μm未満の値に選定され、
例えば対象とする鋼板が自動車用の場合は約
300μm程度であり、この数値が±10%程度で変動
しても後述するように、マイクロクレータ間隔
Smとマイクロクレータの直径Dが 0.85Sm/D3.0 Sm−d<450μm を満足する限り、塗装後に高い鮮映性を得ること
ができる。
の距離Smはこのロールにて調質圧延を施す鋼板
の使用用途によつて450μm未満の値に選定され、
例えば対象とする鋼板が自動車用の場合は約
300μm程度であり、この数値が±10%程度で変動
しても後述するように、マイクロクレータ間隔
Smとマイクロクレータの直径Dが 0.85Sm/D3.0 Sm−d<450μm を満足する限り、塗装後に高い鮮映性を得ること
ができる。
ここで、まずロール円周方向のマイクロクレー
タ間隔SmLを所望のSmL1に設定し、i番目のら
せん上にマイクロクレータを形成する。
タ間隔SmLを所望のSmL1に設定し、i番目のら
せん上にマイクロクレータを形成する。
そしてi番目のらせん上に形成したマイクロク
レータの数をNとすると、 πDR=N・SmL1+δ ただしδ<SmL1 ここで DR:ロール直径 δ:ダル目位相差 から、NπDR/SmL1 となる。
レータの数をNとすると、 πDR=N・SmL1+δ ただしδ<SmL1 ここで DR:ロール直径 δ:ダル目位相差 から、NπDR/SmL1 となる。
次にi+1番目のらせん上に形成するマイクロ
クレータの円周方向の間隔SmL0を次式(1)の範囲
内で決定する。
クレータの円周方向の間隔SmL0を次式(1)の範囲
内で決定する。
πDR/NSmL0SmL1
+1/N(δ−Smctan20°) …(1)
さらに決定したSmL0に基いて、単位時間当た
りのレーザ照射回数Qを次式(2)により求め、求め
たレーザ照射回数Qに従つてロール表面へマイク
ロクレータを形成する。
りのレーザ照射回数Qを次式(2)により求め、求め
たレーザ照射回数Qに従つてロール表面へマイク
ロクレータを形成する。
Q=πDR/SmL0・M …(2)
ここでM:ロールの単位時間当りの回転数
上記したようにSmL0を選定することによつて
ロール回転軸方向にとなり合うすなわちi番目と
i+1番目のらせん上における、任意のマイクロ
クレータの中心間を結ぶ直線とロール表面上の軸
線と平行な直線とがなす偏角βは常に β20° とすることができる。
ロール回転軸方向にとなり合うすなわちi番目と
i+1番目のらせん上における、任意のマイクロ
クレータの中心間を結ぶ直線とロール表面上の軸
線と平行な直線とがなす偏角βは常に β20° とすることができる。
したがつて以上の加工によつてダル目を付与さ
れたロールにて調質圧延を施せば、実質的に碁盤
目状に配列させたマイクロクレータを鋼板に転写
することになり、鋼板を水平でない姿勢において
塗装して使用する場合にも、鋼板の圧延方向に左
右されず高い鮮映性を得ることができる。
れたロールにて調質圧延を施せば、実質的に碁盤
目状に配列させたマイクロクレータを鋼板に転写
することになり、鋼板を水平でない姿勢において
塗装して使用する場合にも、鋼板の圧延方向に左
右されず高い鮮映性を得ることができる。
なお高密度ビームエネルギー源としてはレーザ
のほか電子ビームなどを用いることが可能であ
る。
のほか電子ビームなどを用いることが可能であ
る。
(実施例)
実施例 1
高密度エネルギー源としてレーザを用い、レー
ザ加工点を制御しながら偏角βを後述の実施例2
の方法によつて下記の4種類とした表面粗さ
2.2μmRaのワークロールを製作した。
ザ加工点を制御しながら偏角βを後述の実施例2
の方法によつて下記の4種類とした表面粗さ
2.2μmRaのワークロールを製作した。
偏角:α≦0.02°
β=0°,20°,30°,45°,
表面粗さのプロフイル:
Sm/D=1.5
Sm−D≦225μm
これらのワークロールを用いて、冷延後焼鈍を
施した板厚0.8mmの冷延鋼板を調質圧延延び率λ
を0.8%として調質圧延を施して、表面粗さRaが
1.1±0.3μmの鋼板を得た。
施した板厚0.8mmの冷延鋼板を調質圧延延び率λ
を0.8%として調質圧延を施して、表面粗さRaが
1.1±0.3μmの鋼板を得た。
ついで、調質圧延後の各鋼板に次のような条件
で化成処理を行つた。
で化成処理を行つた。
処理剤 :デイツプ処理用細粒型リン酸塩系薬剤
デイツプ条件 :43℃×120秒
被膜重量 :2.2p±0.2g/cm2
前処理 :脱脂、水洗、表面調整
後処理 :水洗、純水洗、乾燥
化学処理後、次のような条件で3コート塗装を
施した。
施した。
塗装姿勢 :垂直姿勢
下塗 :カチトンED塗料18〜20μm厚
中塗 :シーラー30〜35μm厚
上塗 :トツプコート30〜35μm厚
なお、各工程ともサンデイングは行わなかつ
た。
た。
塗装後の塗膜表面いついてドリゴンメータを用
いてDOI値を測定した。その測定結果を第8図に
示した。
いてDOI値を測定した。その測定結果を第8図に
示した。
この図からわかるように、偏角βが20°の塗装
鋼板は偏角βが0°のものに比べてDOI値は若干劣
化しているものの自動車ボデイ用外板として必要
とされるDOI値を十分満足している。
鋼板は偏角βが0°のものに比べてDOI値は若干劣
化しているものの自動車ボデイ用外板として必要
とされるDOI値を十分満足している。
実施例 2
レーザ光を間けつ的に照射する遮断手段とし
て、第21図に示す回転式チヨツパを適用し、軸
長:1600mmおよび径:530mmのワークロールの表
面にダル目を付与するに当り、始めにロール円周
方向のマイクロスケール間隔SmL1を320mmに設
定して第1列目のダル目を形成し、続いて付与す
るダル目の間隔SmL0を演算器40〜42にて決
定し、さらにSmL0に基いて演算器43にて単位
時間当りのレーザ照射回数Qを演算し、これに従
つてダル目を付与する操作を順次行つて、ワーク
ロール表面に碁盤目状のマイクロクレータを形成
した。
て、第21図に示す回転式チヨツパを適用し、軸
長:1600mmおよび径:530mmのワークロールの表
面にダル目を付与するに当り、始めにロール円周
方向のマイクロスケール間隔SmL1を320mmに設
定して第1列目のダル目を形成し、続いて付与す
るダル目の間隔SmL0を演算器40〜42にて決
定し、さらにSmL0に基いて演算器43にて単位
時間当りのレーザ照射回数Qを演算し、これに従
つてダル目を付与する操作を順次行つて、ワーク
ロール表面に碁盤目状のマイクロクレータを形成
した。
レーザ照射回数の制御は、チヨツパデイスク4
4に照射されるレーザ光を通す孔45の数をT、
チヨツパ駆動用のモーター46aの回転数をm
〔r.p.m〕、ロール回転用のモータ47に付設され
た回転速度検出器48から得られるロール回転数
をM〔r.p.m〕としたとき、 mT=πDR/SmL0・M(=Q) となるように行う。なお46bはモータ46aの
回転速度制御器である。
4に照射されるレーザ光を通す孔45の数をT、
チヨツパ駆動用のモーター46aの回転数をm
〔r.p.m〕、ロール回転用のモータ47に付設され
た回転速度検出器48から得られるロール回転数
をM〔r.p.m〕としたとき、 mT=πDR/SmL0・M(=Q) となるように行う。なお46bはモータ46aの
回転速度制御器である。
またレーザ光の遮蔽手段として第22図に示す
シヤツタを用いてもよく、この場合には単位時間
当りのレーザ照射回数Qはシヤツタによつて
SmL0、ロール径DRおよびロール回転数Mに関連
づけて制御すればよい。
シヤツタを用いてもよく、この場合には単位時間
当りのレーザ照射回数Qはシヤツタによつて
SmL0、ロール径DRおよびロール回転数Mに関連
づけて制御すればよい。
なお演算器40から42は第21図に示したも
のと同じで、また図中49は演算器、50はシヤ
ツタ開閉制御器、51はレーザ発振器、52はシ
ヤツタおよび53はミラーである。
のと同じで、また図中49は演算器、50はシヤ
ツタ開閉制御器、51はレーザ発振器、52はシ
ヤツタおよび53はミラーである。
(発明の効果)
以上説明したように、第1発明の塗装用鋼板に
よれば、たとえ垂直姿勢で塗装が施されてもプレ
ス成形性を損なうことなく、塗膜の鮮映性を従来
よりも向上させ得る顕著な効果が得られ、また第
2の発明の塗装用鋼板の製造方法によれば、上述
のように塗膜の鮮映性が優れた鋼板を実際に製造
することができる。
よれば、たとえ垂直姿勢で塗装が施されてもプレ
ス成形性を損なうことなく、塗膜の鮮映性を従来
よりも向上させ得る顕著な効果が得られ、また第
2の発明の塗装用鋼板の製造方法によれば、上述
のように塗膜の鮮映性が優れた鋼板を実際に製造
することができる。
また第3発明によれば、ワークロールの表面に
碁盤目状に並んだダル目を付与することができ、
このワークロールを調質圧延に用いることによつ
て異方性のないマイクロクレータを鋼板に転写す
ることが可能で、したがつて塗装姿勢に左右され
ずに高鮮映性の鋼板を製造し得る。
碁盤目状に並んだダル目を付与することができ、
このワークロールを調質圧延に用いることによつ
て異方性のないマイクロクレータを鋼板に転写す
ることが可能で、したがつて塗装姿勢に左右され
ずに高鮮映性の鋼板を製造し得る。
第1図は、この発明方法に係る等方性レーザダ
ル鋼板を製造するワークロール表面のダル目配列
を模式的に示す展開図、第2図は、ワークロール
のロール円周方向のダル目の偏角を模式的に示す
展開図、第3図は、ワークロールのロール軸方向
のダル目の偏角を模式的に示す展開図、第4図
は、偏角βを決定するための実験装置を示す斜視
図、第5図は、偏角と標点間流下時間の関係を示
す特性図、第6図は、油滴の流れの形態を示す平
面図、第7図は、油滴の最終流下長さのバラツキ
を示す特性図、第8図は、塗装鋼板の偏角βと
DOI値の関係を示す特性図、第9図は、鮮映性を
示すDOI値の測定方法を示す説明図、第10図
は、高密度エネルギー源としてレーザを用いてダ
ル目付け加工されたワークロールの表面の粗面プ
ロフイルを模式的に示したa断面図、b平面図、
第11図は、第10図のロールにより調質圧延さ
れた鋼板表面の粗面プロフイルを模式的に示した
a断面図、b平面図、第12図は、調質圧延用ワ
ークロールおよび鋼板の表面の粗面を形成するプ
ロフイルの各部の寸法の定義を示すための説明
図、第13図は、第10図のワークロールを用い
て鋼板の調質圧延を施している状態を模式的に示
す断面図、第14図は、レーザパルスを用いてワ
ークロールにダル目加工を施す状態を模式的に示
す斜視図、第15図は、レーザビーム軌跡を拡大
して模式的に示す斜視図、第16図は、レーザに
よりダル目加工を施したワークロールのダル目パ
ターンを模式的に示す展開図、第17図は異方性
レーザダル鋼板のダル目パターンを示す平面図、
第18図は、異方性レーザダル鋼板の表面に塗装
姿勢を変えて塗装したときの塗膜DOI値を示す特
性図、第19図は、異方性レーザダル鋼板を垂直
姿勢にして塗膜を施すときの塗料の流動状態を示
す説明図、第20図aはワークロール上のレーザ
光の軌跡を示す説明図、同図b,cは軌跡の展開
図、第21図はこの発明に適用する装置の説明
図、第22図は別の装置例を示す説明図である。 1……ワークロール表面のクレータ状凹部、2
……ワークロール表面のリング状に盛り上がつた
盛り上がり部、3……ワークロール、7……鋼
板、8……鋼板表面の山部の平たんな山頂面、9
……鋼板表面の中間平たん部、10……鋼板表面
の山部、11……鋼板表面の谷部、12……ダル
目、13……レーザビーム、14……らせん状軌
跡、20……台、21……平面、22……傾斜
面、23……鋼板、31……ワークロール、32
……レーザビーム、33……軌跡、34……基準
線、35……交点、36,36a……マイクロク
レータ、40〜42,49……演算器、44……
チヨツパデイスク、45……孔、46,47……
モータ、48……回転速度検出器、50……シヤ
ツタ開閉制御器、51……レーザ発振器、52…
…シヤツタ、53……ミラー。
ル鋼板を製造するワークロール表面のダル目配列
を模式的に示す展開図、第2図は、ワークロール
のロール円周方向のダル目の偏角を模式的に示す
展開図、第3図は、ワークロールのロール軸方向
のダル目の偏角を模式的に示す展開図、第4図
は、偏角βを決定するための実験装置を示す斜視
図、第5図は、偏角と標点間流下時間の関係を示
す特性図、第6図は、油滴の流れの形態を示す平
面図、第7図は、油滴の最終流下長さのバラツキ
を示す特性図、第8図は、塗装鋼板の偏角βと
DOI値の関係を示す特性図、第9図は、鮮映性を
示すDOI値の測定方法を示す説明図、第10図
は、高密度エネルギー源としてレーザを用いてダ
ル目付け加工されたワークロールの表面の粗面プ
ロフイルを模式的に示したa断面図、b平面図、
第11図は、第10図のロールにより調質圧延さ
れた鋼板表面の粗面プロフイルを模式的に示した
a断面図、b平面図、第12図は、調質圧延用ワ
ークロールおよび鋼板の表面の粗面を形成するプ
ロフイルの各部の寸法の定義を示すための説明
図、第13図は、第10図のワークロールを用い
て鋼板の調質圧延を施している状態を模式的に示
す断面図、第14図は、レーザパルスを用いてワ
ークロールにダル目加工を施す状態を模式的に示
す斜視図、第15図は、レーザビーム軌跡を拡大
して模式的に示す斜視図、第16図は、レーザに
よりダル目加工を施したワークロールのダル目パ
ターンを模式的に示す展開図、第17図は異方性
レーザダル鋼板のダル目パターンを示す平面図、
第18図は、異方性レーザダル鋼板の表面に塗装
姿勢を変えて塗装したときの塗膜DOI値を示す特
性図、第19図は、異方性レーザダル鋼板を垂直
姿勢にして塗膜を施すときの塗料の流動状態を示
す説明図、第20図aはワークロール上のレーザ
光の軌跡を示す説明図、同図b,cは軌跡の展開
図、第21図はこの発明に適用する装置の説明
図、第22図は別の装置例を示す説明図である。 1……ワークロール表面のクレータ状凹部、2
……ワークロール表面のリング状に盛り上がつた
盛り上がり部、3……ワークロール、7……鋼
板、8……鋼板表面の山部の平たんな山頂面、9
……鋼板表面の中間平たん部、10……鋼板表面
の山部、11……鋼板表面の谷部、12……ダル
目、13……レーザビーム、14……らせん状軌
跡、20……台、21……平面、22……傾斜
面、23……鋼板、31……ワークロール、32
……レーザビーム、33……軌跡、34……基準
線、35……交点、36,36a……マイクロク
レータ、40〜42,49……演算器、44……
チヨツパデイスク、45……孔、46,47……
モータ、48……回転速度検出器、50……シヤ
ツタ開閉制御器、51……レーザ発振器、52…
…シヤツタ、53……ミラー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 板面の中心線平均粗さRaが0.3〜2.0μmの範
囲内にあり、かつその表面粗さを構成する微視的
形態が、平たんな山頂面を有する台形状の山部
と、その周囲の全部または一部を取囲むように形
成された溝状の谷部及び山部の間であつてかつ谷
部の外側にその谷部の底よりも高くかつ山部の山
頂面より低いかまたは同じ高さに形成された中間
平たん部とによつて構成され、しかも隣り合う山
部の平均中心距離をSm、谷部の外縁の平均直径
をD、山部の平たんな山頂面の平均直径をd0、山
部の平たんな山頂面と前記中間平たん部の平たん
面の面積の和が板面の全面積に占める割合をη%
と定義して、 1.7<Sm/D≦3.0 Sm−D≦450μm 30μm≦d0≦500μm 80%≦η≦95% を満足するように構成されている塗装用鋼板にお
いて、鋼板の調質圧延時の圧延方向と直角な方向
に隣り合つて最も近接する2つの山部の中心間を
結ぶ直線が前記圧延方向と直角な方向に平行な直
線となす偏角が20°以内に設定されることを特徴
とする塗装用鋼板。 2 予め調質圧延用ワークロールの表面に、微小
なクレータ状の凹部と、その凹部外縁において表
側にリング状に盛り上がつた盛り上がり部との集
合からなり、かつ隣り合う凹部間の平均中心間距
離Smとリング状盛り上がり部の外縁の直径Dと
の比Sm/Dが1.7〜3.0の範囲内、Sm−Dが
450μm以下とされ、かつワークロールの回転軸方
向において最も近接する任意の2つの凹部の中心
を結ぶ直線が前記回転軸と平行な直線となす偏角
20°以内とされた表面模様を形成する模様付け加
工を、高密度エネルギー源を用いて施しておき、
その表面模様付けされたワークロールを、調質圧
延をすべき鋼板の片面もしくは両面に用い、調質
圧延延び率λを0.3%以上として、調質圧延する
ことによりワークロール表面の模様を鋼板表面に
転写することを特徴とする、塗装用鋼板の製造方
法。 3 前記高密度エネルギー源としてレーザを用い
る特許請求の範囲第2項記載の塗装用鋼板の製造
方法。 4 回転するワークロールの表面に、集光された
高密度ビームエネルギーをワークロールの軸方向
に移動させつつ間けつ的に照射し、ワークロール
により圧延される鋼板の表面に転写されるダル目
が碁盤目状になるダル目をワークロールの表面に
形成するに際して、 下記(1)式に従うワークロールの円周方向におけ
る隣接ダル目間の設定ピツチSmL0に基いて単位
時間当りの高密度ビームエネルギー照射回数Qを
下記(2)式により求め、この照射回数にもとづいて
高密度ビームエネルギー照射を制御することを特
徴とするワークロールのダル目加工方法。 記 πDR/NSmL0SmL1 +1/N(δ−Smctan20°) …(1) ただし δ<SmL1 ここで DR:ワークロールの直径 SmL1:ワークロールの円周方向における隣接
ダル目間隔の設定ピツチ N:πDR/SmL1から求まる最大の自然数 δ:ダル目位相差 Smc:ワークロールの軸線方向における隣接ダ
ル目間の設定ピツチ Q=πDR/SmL0・M …(2) ここでM:ワークロールの単位時間当りの回転
数
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63119316A JPS6457905A (en) | 1987-05-19 | 1988-05-18 | Steel sheet for painting and its manufacturing method and method for forming dull spots on work roll |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12021287 | 1987-05-19 | ||
| JP63119316A JPS6457905A (en) | 1987-05-19 | 1988-05-18 | Steel sheet for painting and its manufacturing method and method for forming dull spots on work roll |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6457905A JPS6457905A (en) | 1989-03-06 |
| JPH0518643B2 true JPH0518643B2 (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=26457078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63119316A Granted JPS6457905A (en) | 1987-05-19 | 1988-05-18 | Steel sheet for painting and its manufacturing method and method for forming dull spots on work roll |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6457905A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0747164B2 (ja) * | 1989-12-29 | 1995-05-24 | 新日本製鐵株式会社 | 塗装鮮映性及びプレス加工性の優れた鋼板 |
| WO2008136082A1 (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-13 | Nhk Spring Co., Ltd. | 金属部材、位置検出装置、駆動装置、物体検出装置および金属部材の加工方法 |
-
1988
- 1988-05-18 JP JP63119316A patent/JPS6457905A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6457905A (en) | 1989-03-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |