JPH05194020A - 耐火組成物 - Google Patents

耐火組成物

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JPH05194020A
JPH05194020A JP3047956A JP4795691A JPH05194020A JP H05194020 A JPH05194020 A JP H05194020A JP 3047956 A JP3047956 A JP 3047956A JP 4795691 A JP4795691 A JP 4795691A JP H05194020 A JPH05194020 A JP H05194020A
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JP
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mgo
resistance
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composition
bricks
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JP3047956A
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English (en)
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Fumikazu Tanemura
文数 種村
Toru Honda
徹 本多
Yoshiharu Kajita
吉晴 梶田
Tatsuro Otake
達郎 大竹
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MINO YOGYO KK
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MINO YOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 窯炉において使用する耐火組成物であり、その主成分が
MgO−Al23−SiO2−ZrO2の4成分系で、M
gO、MgAl24、Mg2SiO4、ZrO2の安定共
存領域にあり、MgO、Al23、SiO2、ZrO2
4成分の合計が90重量%以上で、且つ18.9重量%
以上のMgO、2.0重量%以上のSiO2、4.0重
量%以上のZrO2から成る耐火組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐火物に関し、特に窯炉
において使用するのに適した耐火組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の主な耐火物には、SiO2系れん
が、Al23系れんが、SiO2−Al23系れんが、
ZrO2系れんが、SiC系れんが、C系れんが、Mg
O系れんが、Cr23系れんが、MgO−Cr23系れ
んが、MgO−CaO系れんが、MgO−Al23系れ
んがなどがある。これらの主要構成原料は、ろう石れん
が及びシャモットれんが等のSiO2系やSiO2−Al
23系れんがは、ろう石、フリントクレー、シャモット
など、Al23系れんがである高アルミナれんがは、高
アルミナ質頁岩類、シリマナイト類、焼結アルミナ、焼
結ムライト、ボーキサイト類、溶融アルミナ、溶融ムラ
イト、耐火粘土など、MgO系れんが、Cr23系れん
が、MgO−Cr23系れんが、MgO−CaO系れん
が、MgO−Al23系れんが等の塩基性れんがは、マ
グネシアクリンカー、カルシアクリンカー、ドロマイト
クリンカー、スピネルクリンカー、クロム鉄鉱など、Z
rO2系れんがは、ジルコン、ジルコニア、シリカ、焼
結アルミナ、溶融アルミナなどである。これらの一種ま
たは、二種以上の原料を組み合わせて、あるいは更に、
カーボンや炭化物などを配合して、混練し、不定形耐火
物として、あるいは成形した後、焼成または不焼成耐火
物などとして使用されている。
【0003】各種の耐火物は、回転窯などの焼成炉、製
鋼用取鍋、2次精錬炉、転炉、各種溶解炉等に耐熱衝撃
性、耐溶損性、耐反応性、荷重などの応力に対する抵抗
性などの適性を選択して使用されている。
【0004】例えば、ガラス溶解炉の蓄熱室には、主と
して、シャモットれんが、ムライトれんが、ジルコンれ
んが、クロムれんが、アルミナジルコンれんが、電鋳れ
んがなどが使用されている。これらのれんがは、ガラス
原料に対する耐溶損性、耐反応性、耐熱衝撃性、荷重な
どの応力に対する抵抗性などの条件に適合して用いられ
ている。この他、一部にはマグネシアクロムれんが、ス
ピネルれんがなども使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらのれんがに於
て、SiO2−Al23系れんがであるシャモットれん
がは、耐溶損性、耐反応性が劣り、Al23系れんがは
耐反応性が劣り、膨張収縮によって亀裂が発生し、Zr
2系れんがは反応層が剥離し、窯の閉塞を起こし、C
系れんがは、カーボンの酸化によって長期使用が出来
ず、電鋳れんがは耐熱衝撃性が劣り、Cr23及びMg
O−Cr23系れんがは、クロム鉄鉱石中に含有してい
る鉄酸化物が使用中に価数が変化し、次第にれんが組織
が破壊される。また、環境上Cr23の取り扱いが問題
となる。MgO−Al23系れんがは、窯炉の原料など
と反応し容易に分解しやすく、次第にれんが組織が破壊
されるなどの欠点があり、現在ある耐火物に対して、一
層の寿命の向上が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、耐熱衝
撃性、高強度、特にガラス、石灰などの塩基性素材及び
アルカリ塩に対して優れた耐反応性、耐浸透性などの性
質を有する新規の耐火組成物を提供する事にあり、例え
ば、鉛ガラスタンク窯の蓄熱室に適用される従来の耐火
物の欠点を改善しようとするものである。
【0007】本発明者等は、上記の目的を達成すべく研
究した結果、天然または海水マグネシアクリンカー及び
天然ドロマイトクリンカーまたは合成マグネシアドロマ
イトクリンカー等のマグネシア含有原料、スピネル原
料、ジルコン原料、その他焼結アルミナ等のアルミナ含
有原料、シリカ、シャモットやムライト、耐火粘土等の
アルミナ−シリカ系原料、バデライト等のジルコニア含
有原料を、一種または、二種以上の原料を耐火物に適し
た粒度に調整して、MgO、Al23、SiO2、Zr
2の4成分の合計が90重量%以上で、MgO、Mg
Al24、Mg2SiO4、ZrO2の安定共存領域にあ
り、MgO含有量が18.9重量%以上、SiO2含有
量が2.0重量%以上、ZrO2含有量が4.0重量%
以上に限定する化学組成範囲で、従来の耐火物の欠陥が
改良されて優れた特性を持つ耐火組成物が得られると言
う知見を得た。
【0008】即ち使用時に、鉛ガラスの気相成分に対し
て、マグネシア及びスピネル原料は耐浸食性を示し、ジ
ルコンとマグネシアから生成するフォルステライトの一
部が気相成分及び気相成分が冷やされ結露して生成した
液相成分と反応して、高粘度の成分となり、これがれん
が内部へ浸透するのを抑える効果を示す。加えて、ジル
コンが分解して生成したジルコニア及び配合されたジル
コニアは、気相成分が結露して生成した液相成分に対し
て、濡れ難い事により、液相成分に対する耐浸食性を十
分に発揮し、一部反応してもその反応生成物は高粘度組
成となり、れんが内部へ浸透するのを更に抑える。なお
かつ、ジルコンが分解してジルコニアとフォルステライ
トを生成する際に気孔を生じる事やジルコニア自体の熱
変化に伴う膨張または収縮の挙動がMgOやスピネル、
フォルステライト等と異なり、過度の膨張または収縮の
防止や内部応力の分散に寄与する結果として、耐熱衝撃
性に優れている特徴を持っている。
【0009】図1に、本発明の4成分系MgO−Al2
3−SiO2−ZrO2の状態図を示す。本発明のMg
O−MgAl24−Mg2SiO4−ZrO2は、図1に
示す4成分系状態図の正四面体の体積を1000とした
時に、306の体積で安定に存在する領域があると言う
事は既に明かとされている。(下記の表を参照)。
【0010】
【表1】
【0011】このMgO−MgAl24−Mg2SiO4
−ZrO2が安定に共存する組成物がれんがを構成する
時は、上述の如く、塩基性素材から耐火物の損傷を抑
え、なおかつ、耐熱衝撃性等の耐火物としての構造に良
い効果を示す。ところが、SiO2の含有量が34.6
重量%、ZrO2の含有量が75.0重量%、Al23
含有量が68.2重量%を越えると、耐火物に適した粒
度に調整した場合、MgO−MgAl24−Mg2Si
4−ZrO2が安定に共存する領域外となり、低融点物
質や領域外の鉱物が耐火組成物中に存在し、これらは塩
基性素材に対する耐浸食性が低い為、耐火組成物の耐浸
食性も低下してしまう。
【0012】以上のガラス溶解炉の蓄熱室用耐火物とし
て求められる諸機能が、総合的に高められる条件は、M
gO、Al23、SiO2、ZrO2の4成分の合計が9
0重量%以上で、MgO、MgAl24、Mg2Si
4、ZrO2の安定共存領域にあり、MgO含有量が1
8.9重量%以上、SiO2含有量が2.0重量%以
上、ZrO2含有量が4.0重量%以上の範囲にある事
が必要であると確認した。
【0013】
【作用】本発明の耐火組成物に於て、上述の如く組成範
囲を限定した理由は、次の理由による。
【0014】本発明の耐火組成物を作成するのに用いら
れる原料には、“Ca”、“Fe”等の成分を含有して
いる原料がある為に、それらの成分が、MgO、SiO
2、Al23、ZrO2、MgAl24、Mg2SiO4
反応して新たな鉱物を生成する。“Ca”がSiO2
Al23、ZrO2と反応して鉱物を生成した場合、C
aOとして10重量%までは、CaZrO3等の高融点
化合物が得られ、耐浸食性が低下する事は認められな
い。しかし、10重量%より多く添加すると低融点鉱物
が生成されて、耐浸食性が低下する為、MgO、Al2
3、SiO2、ZrO2の4成分の合計が90重量%以
上でなければならない。“Fe”やその他の不純物につ
いても同様である。
【0015】MgOの含有量が18.9重量%未満で
は、耐火物に適した粒度に調整した場合、MgOの持つ
塩基性素材に対する耐浸食性の効果が得られない。Si
2の含有量が2.0重量%未満の場合、マグネシア原
料とジルコン原料及びシリカ含有原料から生成されるフ
ォルステライトの生成量が気相及び液相成分と反応し
て、高粘性成分を生成する事が出来る量に達せず、浸透
を抑える事が出来なくなる。更に、ZrO2含有量が
4.0重量%以下では、ジルコンが分解して生成するジ
ルコニア及び配合されるジルコニアによる耐浸食性が損
なわれ、なおかつジルコニアの一部が反応しても、高粘
性組成物を生成するだけのジルコニア含有量とならず、
ジルコニアによる耐浸透性も同時に失われる。
【0016】しかも、本発明の耐火組成物に於て、ジル
コン原料及びジルコニア含有原料を用いる効果は、ジル
コンが分解してジルコニアとフォルステライトを生成す
る際に気孔を形成するのでその気孔や、ジルコニア自体
の熱変化に伴う膨張または収縮の挙動がマグネシア原料
や生成したフォルステライトと異なり、耐火物として使
用する為の焼成時に、あるいは耐火物としての使用時に
加熱される時に、過度の膨張または収縮の防止や内部応
力の分散に寄与する結果として、耐熱衝撃性を高めるな
どの機能が向上する点もあるので、耐熱衝撃性をも損な
う結果となる。また、本発明の耐火組成物に於て、スピ
ネル原料及びアルミナを組み合わせて、上述の如く組成
範囲を限定した理由として、スピネルは、塩基性素材及
びアルカリ塩に対して、マグネシアと同等程度の耐浸食
抵抗性を備えており、なおかつ熱変化に伴う膨張または
収縮の挙動がマグネシア原料と異なる事や、アルミナか
らスピネルを生成する際に生じるマイクロクラックや気
孔が、過度の膨張または収縮の防止や内部応力の分散に
寄与する結果として、耐熱衝撃抵抗性を高めるなどの機
能が向上する点である。この為、特に耐熱衝撃抵抗性が
要求される使用条件では、スピネル原料の配合あるいは
アルミナを添加してスピネルを合成するのが有効であ
る。
【0017】更に、SiO2の含有量が34.6重量
%、ZrO2の含有量が75.0重量%、Al23含有
量が68.2重量%を越えると、耐火物に適した粒度に
調整した場合、MgO−MgAl24−Mg2SiO4
ZrO2が安定に共存する領域外となり、塩基性素材に
対する耐浸食性の低い、低融点物質や領域外鉱物が耐火
物中に存在する事となる。その結果として、本発明の目
的である耐浸食性、耐反応性、耐熱衝撃性、高強度が低
下する。
【0018】次に実施例によって、本発明の耐火組成物
について、具体的に数値を挙げて説明する。
【0019】
【実施例】本発明の耐火組成物の実施例を第1表に示し
た。第1表には比較例として従来品についても併記し
た。これらの耐火物をガラスタンク窯の蓄熱室に供する
為に各耐火組成物100重量%に結合剤を加えて混練
し、これを油圧プレスで1000kg/cm2の圧力で
圧縮成形し、焼成した。その品質特性を第2表に示す。
第2表に於て耐熱衝撃性は、1200℃に保たれた電気
炉で、耐火れんがの1つの面を15分加熱した後取り出
して室温にて15分自然冷却することを1サイクルとし
て、これを繰り返し亀裂の発達の状況を観察して評価を
行なった。耐浸食性は、坩堝法による浸食試験法によっ
て評価し、浸食剤として、無水硫酸ナトリウムを40g
及び鉛ガラスタンク窯の蓄熱室により採取した飛散物を
30g使用した。無水硫酸ナトリウムを浸食剤として用
いた時は1450℃で5時間加熱、飛散物を浸食剤とし
て用いた時は1000℃で50時間加熱した。浸食状況
を、最も良好な耐浸食性を示した耐火れんがを100と
して、各々を対比させて指数値を示した。
【0020】これ等の本発明品の中、第2表の標示2か
らなる耐火物れんがを、格子れんがとして鉛ガラスタン
ク窯の蓄熱室の上段に使用した結果、従来品より最高
1.2倍の耐用が得られる。また、本発明品第2表の標
示1から成る耐火れんがを、鉛ガラスタンク窯の蓄熱室
の中段に格子れんがとして使用した結果、従来品より最
高1.4倍の耐用が得られた。
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の耐火組成物
は、高強度、耐熱衝撃性、耐浸食性共にガラスタンク窯
の蓄熱室用れんがとして優れた適性が期待される特徴を
有しており、実際に鉛ガラスタンク窯の蓄熱室に格子れ
んがとして用いた場合、従来の耐火れんがに比べて耐用
寿命が著しく向上されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の4成分系MgO−Al23−SiO2
−ZrO2の状態図を示した図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】組成物中の主となる成分が、MgO−Al
    23−SiO2−ZrO2の4成分系で、MgO、MgA
    24、Mg2SiO4、ZrO2の安定共存領域にあ
    り、MgO、Al23、SiO2、ZrO2の4成分の合
    計が90重量%以上で、なおかつ18.9重量%以上の
    MgO、2.0重量%以上のSiO2、4.0重量%以
    上のZrO2から成る事を特徴とする耐火組成物。
JP3047956A 1991-03-13 1991-03-13 耐火組成物 Pending JPH05194020A (ja)

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