JPH0519406A - 写真印画紙用支持体 - Google Patents
写真印画紙用支持体Info
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- JPH0519406A JPH0519406A JP17001391A JP17001391A JPH0519406A JP H0519406 A JPH0519406 A JP H0519406A JP 17001391 A JP17001391 A JP 17001391A JP 17001391 A JP17001391 A JP 17001391A JP H0519406 A JPH0519406 A JP H0519406A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 写真印画紙用支持体の耐カール性、平滑性、
被切断性を向上させる。 【構成】 シート状基体の写真乳剤を塗布する表面側上
に形成される樹脂被覆層を、複数の単位樹脂層からなる
積層構造とし、その最外層を除く少なくとも一層を
(a)エチレン−α,β−エチレン型不飽和カルボン酸
共重合体と、(b)高密度ポリエチレン、低密度ポリエ
チレン、および直鎖型低密度ポリエチレンから選ばれた
少なくとも1種との混合物を主成分とする樹脂組成物に
よって形成する。
被切断性を向上させる。 【構成】 シート状基体の写真乳剤を塗布する表面側上
に形成される樹脂被覆層を、複数の単位樹脂層からなる
積層構造とし、その最外層を除く少なくとも一層を
(a)エチレン−α,β−エチレン型不飽和カルボン酸
共重合体と、(b)高密度ポリエチレン、低密度ポリエ
チレン、および直鎖型低密度ポリエチレンから選ばれた
少なくとも1種との混合物を主成分とする樹脂組成物に
よって形成する。
Description
【0001】本発明は写真印画紙用支持体に関するもの
であり、更に詳しく述べるならば耐カール性、平滑性、
被切断性の優れた写真印画紙用支持体に関するものであ
る。
であり、更に詳しく述べるならば耐カール性、平滑性、
被切断性の優れた写真印画紙用支持体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、写真の現像処理の高速化に伴い、
従来使用されていたバライタ紙に代わって、原紙の両面
をポリオレフィン樹脂で被覆した耐水性写真印画紙用支
持体が使用されるようになっている。
従来使用されていたバライタ紙に代わって、原紙の両面
をポリオレフィン樹脂で被覆した耐水性写真印画紙用支
持体が使用されるようになっている。
【0003】写真印画紙用支持体に要求される性質とし
ては、寸法安定性、耐湿性、接着性、および隠蔽力など
が優れていること、並びに写真乳剤層に悪影響を与えな
いことなどがあるが、そのほかに、耐カール性、平滑
性、および被切断性が優れていることも必要である。
ては、寸法安定性、耐湿性、接着性、および隠蔽力など
が優れていること、並びに写真乳剤層に悪影響を与えな
いことなどがあるが、そのほかに、耐カール性、平滑
性、および被切断性が優れていることも必要である。
【0004】一般に、印画紙用支持体は、その一方の面
に透明なポリオレフィン樹脂被覆層が設けられ、他方の
面に、二酸化チタンのような顔料を含む不透明なポリオ
レフィン樹脂被覆層が設けられており、後者の不透明な
ポリオレフィン樹脂被覆層(表面被覆層)の上に写真乳
剤層を設けて印画紙が形成される。
に透明なポリオレフィン樹脂被覆層が設けられ、他方の
面に、二酸化チタンのような顔料を含む不透明なポリオ
レフィン樹脂被覆層が設けられており、後者の不透明な
ポリオレフィン樹脂被覆層(表面被覆層)の上に写真乳
剤層を設けて印画紙が形成される。
【0005】このようにして製造される印画紙用支持体
において、特公昭48−9963号にも記述されているよう
に、その乳剤層を塗布する側(表面側)を高圧法低密度
ポリエチレンによって被覆し、その裏面側を中圧法また
は低圧法の高密度ポリエチレンの単独、またはそれと高
圧法の低密度ポリエチレンとの混合物によって被覆する
ことにより、すなわち、乳剤を塗布する側(表面側)被
覆層中のポリエチレンの密度を、裏面側被覆層中のポリ
エチレンの密度より低くすることにより、この支持体か
ら作成された印画紙におけるカール発生を防止すること
が普通に行われている。
において、特公昭48−9963号にも記述されているよう
に、その乳剤層を塗布する側(表面側)を高圧法低密度
ポリエチレンによって被覆し、その裏面側を中圧法また
は低圧法の高密度ポリエチレンの単独、またはそれと高
圧法の低密度ポリエチレンとの混合物によって被覆する
ことにより、すなわち、乳剤を塗布する側(表面側)被
覆層中のポリエチレンの密度を、裏面側被覆層中のポリ
エチレンの密度より低くすることにより、この支持体か
ら作成された印画紙におけるカール発生を防止すること
が普通に行われている。
【0006】また、写真印画紙の光沢を高くするために
は、写真印画紙用支持体の表面平滑性を良好にする必要
があり、そのためには、支持体の写真乳剤層を塗布する
側(表面側)の樹脂被覆量を十分多量にして、それによ
ってシート状基体表面の凹凸を完全に被覆消去すること
が必要であった。
は、写真印画紙用支持体の表面平滑性を良好にする必要
があり、そのためには、支持体の写真乳剤層を塗布する
側(表面側)の樹脂被覆量を十分多量にして、それによ
ってシート状基体表面の凹凸を完全に被覆消去すること
が必要であった。
【0007】そこで支持体の表面側の樹脂被覆量を従来
のように単層構造に形成し、その量を多くすると、それ
に伴なって反対側(裏面側)の樹脂被覆量も多くしない
と、前述のように印画紙におけるカールの発生を防止す
るのが困難になる。また支持体裏面側の樹脂被覆量を表
面側に併せて増加すると、コスト高となり、また普通紙
感が希薄になるので好ましくない。
のように単層構造に形成し、その量を多くすると、それ
に伴なって反対側(裏面側)の樹脂被覆量も多くしない
と、前述のように印画紙におけるカールの発生を防止す
るのが困難になる。また支持体裏面側の樹脂被覆量を表
面側に併せて増加すると、コスト高となり、また普通紙
感が希薄になるので好ましくない。
【0008】上記のような問題点を解決するために従来
の技術では表面側樹脂被覆層を多層構造にして、その最
外単位層を除く少なくとも1層の単位樹脂層を、エチレ
ン−酢ビ共重合物、およびエチレン−α,β−エチレン
型不飽和カルボン酸エステル共重合物から選ばれた少な
くとも1種により形成することも考えられているが、こ
のような樹脂により形成された層は、従来一般に使用さ
れているポリエチレン樹脂と比較すると被切断性が劣っ
ている。このためにこの技術により得られる支持体を有
する印画紙は耐カール性、および平滑性においては優れ
ているが、その被切断性の改善が必要である。
の技術では表面側樹脂被覆層を多層構造にして、その最
外単位層を除く少なくとも1層の単位樹脂層を、エチレ
ン−酢ビ共重合物、およびエチレン−α,β−エチレン
型不飽和カルボン酸エステル共重合物から選ばれた少な
くとも1種により形成することも考えられているが、こ
のような樹脂により形成された層は、従来一般に使用さ
れているポリエチレン樹脂と比較すると被切断性が劣っ
ている。このためにこの技術により得られる支持体を有
する印画紙は耐カール性、および平滑性においては優れ
ているが、その被切断性の改善が必要である。
【0009】ここで被切断性について説明する。写真印
画紙は、現像所においてネガから画像が焼きつけられ、
次いで現像処理されポジ画像を持つプリントとなる。こ
のプリントは、次にカッターなどにより規定のサイズに
裁断される。一般に、樹脂被覆層を有する支持体、およ
びこの支持体から作成された印画紙、又はプリントは、
裁断の際に、カッターの上下の刃の間でせん断力を受け
るが、この時に、被切断性が劣ると樹脂被覆層は鋭利な
切断面を示さず、被覆層が引き伸ばされた形状になるこ
とが多い。このような切断面を有する支持体、印画紙ま
たはプリントは、外観不良のため当然その商品価値は低
下してしまう。
画紙は、現像所においてネガから画像が焼きつけられ、
次いで現像処理されポジ画像を持つプリントとなる。こ
のプリントは、次にカッターなどにより規定のサイズに
裁断される。一般に、樹脂被覆層を有する支持体、およ
びこの支持体から作成された印画紙、又はプリントは、
裁断の際に、カッターの上下の刃の間でせん断力を受け
るが、この時に、被切断性が劣ると樹脂被覆層は鋭利な
切断面を示さず、被覆層が引き伸ばされた形状になるこ
とが多い。このような切断面を有する支持体、印画紙ま
たはプリントは、外観不良のため当然その商品価値は低
下してしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の写真印
画紙用支持体の上記の問題点を解決し、耐カール性、平
滑性、および被切断性の優れた写真印画紙用支持体を提
供しようとするものである。
画紙用支持体の上記の問題点を解決し、耐カール性、平
滑性、および被切断性の優れた写真印画紙用支持体を提
供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、シート状
基体の表面樹脂被覆層を複数の単位樹脂層の積層体によ
り形成し、この単位樹脂層のうち、最外層を除く少なく
とも1層を、特定のエチレン重合体又は共重合体によっ
て形成することによって、上記課題の解決に成功したの
である。
基体の表面樹脂被覆層を複数の単位樹脂層の積層体によ
り形成し、この単位樹脂層のうち、最外層を除く少なく
とも1層を、特定のエチレン重合体又は共重合体によっ
て形成することによって、上記課題の解決に成功したの
である。
【0012】本発明の写真印画紙用支持体は、シート状
基体と前記シート状基体の表裏両面上に溶融押出コーテ
ィング法により形成され、かつ耐水性樹脂からなる表裏
両面樹脂被覆層とを有し、前記表面樹脂被覆層(写真乳
剤を塗布すべき樹脂被覆層)が、複数の単位樹脂層から
なる積層構造を有していて、その最外単位層を除く少な
くとも1層の単位樹脂層が、(a)エチレンとα,β−
エチレン型不飽和カルボン酸との共重合体と、(b)高
密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、および直鎖型
低密度ポリエチレンから選ばれた少なくとも1種類のポ
リエチレン樹脂との混合物を主成分として含む樹脂組成
物によって形成されていることを特徴とするものであ
る。
基体と前記シート状基体の表裏両面上に溶融押出コーテ
ィング法により形成され、かつ耐水性樹脂からなる表裏
両面樹脂被覆層とを有し、前記表面樹脂被覆層(写真乳
剤を塗布すべき樹脂被覆層)が、複数の単位樹脂層から
なる積層構造を有していて、その最外単位層を除く少な
くとも1層の単位樹脂層が、(a)エチレンとα,β−
エチレン型不飽和カルボン酸との共重合体と、(b)高
密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、および直鎖型
低密度ポリエチレンから選ばれた少なくとも1種類のポ
リエチレン樹脂との混合物を主成分として含む樹脂組成
物によって形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0013】本発明において、エチレンとα,β−エチ
レン型不飽和カルボン酸との共重合物およびエチレン−
酢ビ共重合物の少なくとも1種からなる樹脂被覆層の被
切断性不良を、これに特定ポリエチレンを併用すること
によって解消したのである。
レン型不飽和カルボン酸との共重合物およびエチレン−
酢ビ共重合物の少なくとも1種からなる樹脂被覆層の被
切断性不良を、これに特定ポリエチレンを併用すること
によって解消したのである。
【0014】すなわちエチレンとα,β−エチレン型不
飽和カルボン酸との共重合物に、高密度ポリエチレン、
低密度ポリエチレン、および直鎖型低密度ポリエチレン
から選ばれた少なくとも1種以上のポリエチレン樹脂を
配合すると得られる樹脂被覆層の被切断性が向上するの
である。
飽和カルボン酸との共重合物に、高密度ポリエチレン、
低密度ポリエチレン、および直鎖型低密度ポリエチレン
から選ばれた少なくとも1種以上のポリエチレン樹脂を
配合すると得られる樹脂被覆層の被切断性が向上するの
である。
【0015】当該単位樹脂層中のポリエチレン樹脂の配
合量は、その単位樹脂層重量に対し20〜80重量%である
ことが適当であり、これが20重量%未満であると、得ら
れる樹脂被覆層の被切断性向上の効果が不十分になるこ
とがあり、またそれか80重量%を越えると、耐カール性
への効果がみられなくなることがある。
合量は、その単位樹脂層重量に対し20〜80重量%である
ことが適当であり、これが20重量%未満であると、得ら
れる樹脂被覆層の被切断性向上の効果が不十分になるこ
とがあり、またそれか80重量%を越えると、耐カール性
への効果がみられなくなることがある。
【0016】本発明において、エチレンとα,β−エチ
レン型不飽和カルボン酸との共重合物に配合させるポリ
エチレン樹脂としては、高密度ポリエチレン、低密度ポ
リエチレン、および直鎖型低密度ポリエチレンから選ば
れるが、耐カール性の向上には低密度ポリエチレン、お
よび直鎖型低密度ポリエチレンを用いることが有利であ
り、また被切断性の向上には低密度ポリエチレンを用い
ることが有利である。また、これらポリエチレン樹脂の
分子量には特に制限はないが通常は20,000〜200,000 の
範囲のものを用いることが好ましい。
レン型不飽和カルボン酸との共重合物に配合させるポリ
エチレン樹脂としては、高密度ポリエチレン、低密度ポ
リエチレン、および直鎖型低密度ポリエチレンから選ば
れるが、耐カール性の向上には低密度ポリエチレン、お
よび直鎖型低密度ポリエチレンを用いることが有利であ
り、また被切断性の向上には低密度ポリエチレンを用い
ることが有利である。また、これらポリエチレン樹脂の
分子量には特に制限はないが通常は20,000〜200,000 の
範囲のものを用いることが好ましい。
【0017】本発明の支持体においてその表面樹脂被覆
層の少なくとも1層の単位樹脂層には、二酸化チタン顔
料が含まれていることが好しく、この二酸化チタン顔料
は硫酸法により製造されたもの、および塩素法により製
造されたもののいづれであってもよく、又、ルチル型、
アナターゼ型のいずれでもよいが、白さのすぐれている
アナターゼ型を用いることが有利である。
層の少なくとも1層の単位樹脂層には、二酸化チタン顔
料が含まれていることが好しく、この二酸化チタン顔料
は硫酸法により製造されたもの、および塩素法により製
造されたもののいづれであってもよく、又、ルチル型、
アナターゼ型のいずれでもよいが、白さのすぐれている
アナターゼ型を用いることが有利である。
【0018】また二酸化チタンの表面に、例えば含水酸
性アルミニウムのような無機表面処理剤を施したもの、
例えばオルガノポリシロキサンのような有機表面処理剤
を施したもの、或は、無機表面処理剤及び有機表面処理
剤を適宜組合せたもので被覆したものなどのいづれも使
用出来るが、含水酸化アルミニウム処理により、被覆層
の量が Al2O3換算で0.2〜2.0%(重量)のものを用い
ることが望ましい。またこの二酸化チタン含有単位樹脂
層中の二酸化チタンの含有量は、5〜30重量%であるこ
とが好ましい。
性アルミニウムのような無機表面処理剤を施したもの、
例えばオルガノポリシロキサンのような有機表面処理剤
を施したもの、或は、無機表面処理剤及び有機表面処理
剤を適宜組合せたもので被覆したものなどのいづれも使
用出来るが、含水酸化アルミニウム処理により、被覆層
の量が Al2O3換算で0.2〜2.0%(重量)のものを用い
ることが望ましい。またこの二酸化チタン含有単位樹脂
層中の二酸化チタンの含有量は、5〜30重量%であるこ
とが好ましい。
【0019】本発明において、支持体表面上に形成され
る樹脂被覆層は、複数の単位樹脂層の積層構造体であっ
て、これらの単位樹脂層は、その1層を溶融押出コーテ
ィングにより形成した後、その上に逐次溶融押出コーテ
ィングにより単位樹脂層を形成してもよいし、或は、共
溶融押出し法によって、同時に複数の単位樹脂層を押出
し、これらを積層一体化してもよい。
る樹脂被覆層は、複数の単位樹脂層の積層構造体であっ
て、これらの単位樹脂層は、その1層を溶融押出コーテ
ィングにより形成した後、その上に逐次溶融押出コーテ
ィングにより単位樹脂層を形成してもよいし、或は、共
溶融押出し法によって、同時に複数の単位樹脂層を押出
し、これらを積層一体化してもよい。
【0020】本発明において表面樹脂被覆層の最外単位
層、および裏面樹脂被覆層にはポリオレフィン樹脂を使
用することが好ましく、この樹脂は、高密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖型
低密度ポリエチレンおよびそれらの混合物から選ぶこと
ができる。特に耐カール性の向上のためには、表面樹脂
被覆層の最外単位層には、低密度ポリエチレン、又は直
鎖型低密度ポリエチレンを使用することが好ましく、裏
面樹脂被覆層には、高密度ポリエチレンを主成分として
含む前記ポリオレフィン樹脂の混合物を使用することが
有利である。
層、および裏面樹脂被覆層にはポリオレフィン樹脂を使
用することが好ましく、この樹脂は、高密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖型
低密度ポリエチレンおよびそれらの混合物から選ぶこと
ができる。特に耐カール性の向上のためには、表面樹脂
被覆層の最外単位層には、低密度ポリエチレン、又は直
鎖型低密度ポリエチレンを使用することが好ましく、裏
面樹脂被覆層には、高密度ポリエチレンを主成分として
含む前記ポリオレフィン樹脂の混合物を使用することが
有利である。
【0021】本発明の表面樹脂被覆層の被覆量は、30〜
50g/m2 の範囲内にあることが適当である。この被覆
層が30g/m2 未満のときは、シート状基体の表面の凹
凸を充分に被覆消去して平滑にすることができない。ま
た被覆量を50g/m2 をこえる多量にしても、平滑性は
向上せず単にコスト高になるだけである。表面樹脂被覆
層中最外単位層の樹脂被覆量は5〜20g/m2 が適当で
ある。これが5g/m 2 未満であると、その下の単位層
の耐傷性不良を十分に保障することができない。また上
記被覆量が20g/m2 をこえると、耐カール性向上の効
果が不十分になる。
50g/m2 の範囲内にあることが適当である。この被覆
層が30g/m2 未満のときは、シート状基体の表面の凹
凸を充分に被覆消去して平滑にすることができない。ま
た被覆量を50g/m2 をこえる多量にしても、平滑性は
向上せず単にコスト高になるだけである。表面樹脂被覆
層中最外単位層の樹脂被覆量は5〜20g/m2 が適当で
ある。これが5g/m 2 未満であると、その下の単位層
の耐傷性不良を十分に保障することができない。また上
記被覆量が20g/m2 をこえると、耐カール性向上の効
果が不十分になる。
【0022】本発明に用いられるシート状基体は、原紙
から選ばれることが好ましく、この原紙は、通常の紙用
各種添加剤、例えば乾燥紙力増強剤(カチオン化澱粉、
カチオン化ポリアクリルアミド、アニオン性ポリアクリ
ルアミド等)、サイズ剤(脂肪酸塩、ロジン、マレイン
化ロジンカチオン化サイズ剤、反応性サイズ剤等)、填
料(クレー、カオリン等)、湿潤紙力増強剤(メラミン
樹脂、エポキシ化ポリアミド樹脂など)、定着剤(硫酸
アルミニウム、カチオン化澱粉など)、pH調節剤(荷性
ソーダ、炭酸ソーダ等)などの1種以上を含んでいても
よい。また原紙は水溶性高分子添加剤、サイズ剤、無機
電解質、吸湿性物質、顔料、pH調節剤などの1種以上を
含む処理液でタブサイズ、又はサイズプレスされたもの
であってもよい。
から選ばれることが好ましく、この原紙は、通常の紙用
各種添加剤、例えば乾燥紙力増強剤(カチオン化澱粉、
カチオン化ポリアクリルアミド、アニオン性ポリアクリ
ルアミド等)、サイズ剤(脂肪酸塩、ロジン、マレイン
化ロジンカチオン化サイズ剤、反応性サイズ剤等)、填
料(クレー、カオリン等)、湿潤紙力増強剤(メラミン
樹脂、エポキシ化ポリアミド樹脂など)、定着剤(硫酸
アルミニウム、カチオン化澱粉など)、pH調節剤(荷性
ソーダ、炭酸ソーダ等)などの1種以上を含んでいても
よい。また原紙は水溶性高分子添加剤、サイズ剤、無機
電解質、吸湿性物質、顔料、pH調節剤などの1種以上を
含む処理液でタブサイズ、又はサイズプレスされたもの
であってもよい。
【0023】本発明の支持体における表裏両面樹脂被覆
層は、それぞれ溶融押出コーティング法によって形成さ
れるが、被覆操作前のシート状基体にコロナ放電処理、
火炎処理などの活性化処理を施したり、加熱溶融した樹
脂フィルムの表面にオゾンガスを吹きつけてこれを活性
化することによりシート状基体と樹脂被覆層の接着性を
向上させてもよい。
層は、それぞれ溶融押出コーティング法によって形成さ
れるが、被覆操作前のシート状基体にコロナ放電処理、
火炎処理などの活性化処理を施したり、加熱溶融した樹
脂フィルムの表面にオゾンガスを吹きつけてこれを活性
化することによりシート状基体と樹脂被覆層の接着性を
向上させてもよい。
【0024】本発明の支持体の乳剤塗布側表面は、その
用途に応じて光沢面、マット面、絹目面などを有するも
のであってもよく、またその裏面は、通常無光沢面であ
る。表面あるいは必要に応じて表裏両面にもコロナ放電
処理、火炎処理などの活性化処理を施してもよい。
用途に応じて光沢面、マット面、絹目面などを有するも
のであってもよく、またその裏面は、通常無光沢面であ
る。表面あるいは必要に応じて表裏両面にもコロナ放電
処理、火炎処理などの活性化処理を施してもよい。
【0025】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する。
なお、各実施例、および比較例において調製された写真
印画紙用支持体の平滑性、写真印画紙の耐カール性およ
び被切断性を下記方法によりテストし評価した。
なお、各実施例、および比較例において調製された写真
印画紙用支持体の平滑性、写真印画紙の耐カール性およ
び被切断性を下記方法によりテストし評価した。
【0026】1. 平滑性 中心線平均表面粗さ(Ra)、JIS-B0601(1982) により測
定した。グロスタイプの写真印画紙用支持体としては、
その中心線平均表面粗さが0.15ミクロン以下の範囲にあ
ることが望ましい。
定した。グロスタイプの写真印画紙用支持体としては、
その中心線平均表面粗さが0.15ミクロン以下の範囲にあ
ることが望ましい。
【0027】2. 耐カール性 10cm×10cmに切断した印画紙を、20℃、65%RHの雰囲気
に16時間放置した後、湾曲した内側の面を上向きにして
平面上に置き、その四隅端部と平面との平均距離を測定
し、その結果を次の4段階に評価した。 A:印画紙四隅端部の平面からの距離が1mm未満 B:印画紙四隅端部の平面からの距離が1mm以上で2mm
未満 C:印画紙四隅端部の平面からの距離が2mm以上で4mm
未満 D:印画紙四隅端部の平面からの距離が4mm以上 上記4段階のうち評価段階AおよびBのものが合格であ
って実用に適している。
に16時間放置した後、湾曲した内側の面を上向きにして
平面上に置き、その四隅端部と平面との平均距離を測定
し、その結果を次の4段階に評価した。 A:印画紙四隅端部の平面からの距離が1mm未満 B:印画紙四隅端部の平面からの距離が1mm以上で2mm
未満 C:印画紙四隅端部の平面からの距離が2mm以上で4mm
未満 D:印画紙四隅端部の平面からの距離が4mm以上 上記4段階のうち評価段階AおよびBのものが合格であ
って実用に適している。
【0028】3. 被切断性 印画紙をギロチンカッターで切断し、その切断面におい
て、ポリエチレン樹脂被覆層の引き伸ばされ変形した状
態を観察し、その結果を次の4段階に評価した。 A:切断面が極めて平滑でポリエチレン被覆層に変形が
認められないもの B:切断面においてポリエチレン樹脂被覆層が部分的に
わずかに引き伸ばされ変形しているもの C:切断面のほぼ全体にわたりポリエチレン樹脂被覆層
が引き伸ばされ変形しているもの D:切断面全体にわたりポリエチレン樹脂被覆が大きく
引き伸ばされ変形の大きなもの 上記4段階のうち、評価AおよびBのものは、合格であ
って実用に適している。
て、ポリエチレン樹脂被覆層の引き伸ばされ変形した状
態を観察し、その結果を次の4段階に評価した。 A:切断面が極めて平滑でポリエチレン被覆層に変形が
認められないもの B:切断面においてポリエチレン樹脂被覆層が部分的に
わずかに引き伸ばされ変形しているもの C:切断面のほぼ全体にわたりポリエチレン樹脂被覆層
が引き伸ばされ変形しているもの D:切断面全体にわたりポリエチレン樹脂被覆が大きく
引き伸ばされ変形の大きなもの 上記4段階のうち、評価AおよびBのものは、合格であ
って実用に適している。
【0029】実施例1〜6および比較例1〜3 実施例1〜6および比較例1〜3の各々において、坪量
170g/m2 の上質紙をシート状基体として用い、その
両面にコロナ放電を施した後、溶融押出コーティング法
により、このシート状基体の裏面には、密度が 0.958g
/m3 、MIが20g/10分の高密度ポリエチレン60重量
部と密度が 0.924g/m3 、MIが4g/10分の高圧法
低密度ポリエチレン40重量部とを混合した混合樹脂によ
り厚さ23μmの裏面樹脂被覆層を形成した。
170g/m2 の上質紙をシート状基体として用い、その
両面にコロナ放電を施した後、溶融押出コーティング法
により、このシート状基体の裏面には、密度が 0.958g
/m3 、MIが20g/10分の高密度ポリエチレン60重量
部と密度が 0.924g/m3 、MIが4g/10分の高圧法
低密度ポリエチレン40重量部とを混合した混合樹脂によ
り厚さ23μmの裏面樹脂被覆層を形成した。
【0030】別に、下記組成の表面樹脂被覆層用樹脂材
料A〜Eを調製した。樹脂A エチレン−メチルアクリレート共重合物 60重量部 〔密度 0.933g/cm3 、MI 7g/10分 メチルアクリレート含有量 10重量%〕 低密度ポリエチレン 40重量部 〔密度 0.918g/cm3 、MI 4g/10分〕樹脂B エチレン−メチルアクリレート共重合物 40重量部 〔密度 0.940、 MI 6g/10分 メチルアクリレート含有量 20重量%〕 低密度ポリエチレン 30重量部 〔密度 0.919、 MI 2g/10分〕 直鎖型低密度ポリエチレン 30重量部 〔密度 0.926、 MI 20g/10分〕樹脂C エチレン−メチルアクリレート共重合物 40重量部 〔密度 0.940、 MI 6g/10分 メチルアクリレート含有量 20重量%〕 低密度ポリエチレン 40重量部 〔密度 0.918、 MI 4g/10分〕 高密度ポリエチレン 15重量部 〔密度 0.951、 MI 9g/10分〕 アナターゼ型二酸化チタン 5重量部 ステアリン酸亜鉛 0.1重量部樹脂D エチレン−メチルアクリレート共重合物 〔密度 0.940、 MI 6g/10分 メチルアクリレート含有量 20重量%〕樹脂E 直鎖状低密度ポリエチレン 30重量部 〔密度 0.926g/cm3 、MI 20g/10分〕 低密度ポリエチレン 50重量部 〔密度 0.918g/cm3 、MI 4g/10分〕 アナターゼ型二酸化チタン 20重量部 ステアリン酸亜鉛 0.5重量部
料A〜Eを調製した。樹脂A エチレン−メチルアクリレート共重合物 60重量部 〔密度 0.933g/cm3 、MI 7g/10分 メチルアクリレート含有量 10重量%〕 低密度ポリエチレン 40重量部 〔密度 0.918g/cm3 、MI 4g/10分〕樹脂B エチレン−メチルアクリレート共重合物 40重量部 〔密度 0.940、 MI 6g/10分 メチルアクリレート含有量 20重量%〕 低密度ポリエチレン 30重量部 〔密度 0.919、 MI 2g/10分〕 直鎖型低密度ポリエチレン 30重量部 〔密度 0.926、 MI 20g/10分〕樹脂C エチレン−メチルアクリレート共重合物 40重量部 〔密度 0.940、 MI 6g/10分 メチルアクリレート含有量 20重量%〕 低密度ポリエチレン 40重量部 〔密度 0.918、 MI 4g/10分〕 高密度ポリエチレン 15重量部 〔密度 0.951、 MI 9g/10分〕 アナターゼ型二酸化チタン 5重量部 ステアリン酸亜鉛 0.1重量部樹脂D エチレン−メチルアクリレート共重合物 〔密度 0.940、 MI 6g/10分 メチルアクリレート含有量 20重量%〕樹脂E 直鎖状低密度ポリエチレン 30重量部 〔密度 0.926g/cm3 、MI 20g/10分〕 低密度ポリエチレン 50重量部 〔密度 0.918g/cm3 、MI 4g/10分〕 アナターゼ型二酸化チタン 20重量部 ステアリン酸亜鉛 0.5重量部
【0031】次に前記樹脂A〜Eを表1に示すような積
層構造を形成するように溶融共押出しコーティングを行
ない表面被覆層を形成した。ここではシート状基体に接
合しているものが第1単位層であり、乳剤が塗工される
面を形成するものが最外単位層となる。また溶融共押出
しコーティングの際に、溶融フィルムの、シート状基体
に接する側の面に、オゾンガスをオゾン量が10mg/m2
となるように吹きつけながらコーティングを行った。
層構造を形成するように溶融共押出しコーティングを行
ない表面被覆層を形成した。ここではシート状基体に接
合しているものが第1単位層であり、乳剤が塗工される
面を形成するものが最外単位層となる。また溶融共押出
しコーティングの際に、溶融フィルムの、シート状基体
に接する側の面に、オゾンガスをオゾン量が10mg/m2
となるように吹きつけながらコーティングを行った。
【0032】上記により製造された写真印画紙用支持体
の表面被覆層表面にコロナ放電を施し、この表面上に通
常の白黒写真用の写真乳剤(ロックランド・コロイド社
製、商品名リキッドライト)を15μmの厚さに塗布して
印画紙を製造した。得られた写真印画紙用支持体の表面
平滑性、およびそれから得られた印画紙の耐カール性、
および被切断性をテストし評価した。その結果を表1に
示す。
の表面被覆層表面にコロナ放電を施し、この表面上に通
常の白黒写真用の写真乳剤(ロックランド・コロイド社
製、商品名リキッドライト)を15μmの厚さに塗布して
印画紙を製造した。得られた写真印画紙用支持体の表面
平滑性、およびそれから得られた印画紙の耐カール性、
および被切断性をテストし評価した。その結果を表1に
示す。
【0033】
【表1】
【0034】第1表から明らかなように、本発明の実施
例1〜4で得られた写真印画紙用支持体の平滑性と印画
紙の耐カール性、被切断性はすぐれたものであった。し
かし、比較例1〜3では、得られた写真印画紙用支持体
の平滑性、印画紙の耐カール性、および被切断性のいず
れかが不良であった。すなわち本発明の写真印画紙用支
持体が実用上優れた特性を有していることが確認され
た。
例1〜4で得られた写真印画紙用支持体の平滑性と印画
紙の耐カール性、被切断性はすぐれたものであった。し
かし、比較例1〜3では、得られた写真印画紙用支持体
の平滑性、印画紙の耐カール性、および被切断性のいず
れかが不良であった。すなわち本発明の写真印画紙用支
持体が実用上優れた特性を有していることが確認され
た。
【0035】
【発明の効果】本発明の写真印画紙用支持体は、良好な
耐カール性、平滑性、および被切断性を有し、すぐれた
性能を有する印画紙の製造に極めて有用なものである。
耐カール性、平滑性、および被切断性を有し、すぐれた
性能を有する印画紙の製造に極めて有用なものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 シート状基体と、前記シート状基体の表
裏両面上に溶融押出コーティング法により形成され、か
つ耐水性樹脂からなる表裏両面樹脂被覆層とを有し、 前記表面樹脂被覆層(写真乳剤を塗布すべき樹脂被覆
層)が、複数の単位樹脂層からなる積層構造を有してい
て、その最外単位層を除く少なくとも1層の単位樹脂層
が、(a)エチレンとα,β−エチレン型不飽和カルボ
ン酸との共重合体と、(b)高密度ポリエチレン、低密
度ポリエチレン、および直鎖型低密度ポリエチレンから
選ばれた少なくとも1種類のポリエチレン樹脂との混合
物を主成分として含む樹脂組成物によって形成されてい
ることを特徴とする写真印画紙用支持体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17001391A JPH0519406A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 写真印画紙用支持体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17001391A JPH0519406A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 写真印画紙用支持体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0519406A true JPH0519406A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=15896978
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17001391A Pending JPH0519406A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 写真印画紙用支持体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0519406A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11142902B2 (en) | 2017-06-07 | 2021-10-12 | Simpson Strong-Tie Company, Inc. | Drywall hanger |
| US11225787B2 (en) | 2018-06-06 | 2022-01-18 | Simpson Strong-Tie Company, Inc. | Drywall spacing joist hanger |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP17001391A patent/JPH0519406A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11142902B2 (en) | 2017-06-07 | 2021-10-12 | Simpson Strong-Tie Company, Inc. | Drywall hanger |
| US12546106B2 (en) | 2017-06-07 | 2026-02-10 | Simpson Strong-Tie Company Inc. | Drywall hanger |
| US11225787B2 (en) | 2018-06-06 | 2022-01-18 | Simpson Strong-Tie Company, Inc. | Drywall spacing joist hanger |
| US12534903B2 (en) | 2018-06-06 | 2026-01-27 | Simpson Strong-Tie Co. Inc. | Drywall spacing joist hanger |
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