JPH05196709A - Squid磁束計 - Google Patents
Squid磁束計Info
- Publication number
- JPH05196709A JPH05196709A JP20291291A JP20291291A JPH05196709A JP H05196709 A JPH05196709 A JP H05196709A JP 20291291 A JP20291291 A JP 20291291A JP 20291291 A JP20291291 A JP 20291291A JP H05196709 A JPH05196709 A JP H05196709A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulse
- magnetic flux
- squid
- negative
- positive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、SQUID磁束計に関し、入力磁束
が短時間で大きく変化しても磁束を正確に測定すること
を目的とする。 【構成】SQUID素子12にピックアップコイル10
の磁気結合部、フィードバックループ24及び磁気結合
線26が近設されている。同一周波数の交流バイアス電
流IB1及びオフセット電流IC をそれぞれSQUID素
子12及び磁気結合線26に供給すると、ピックアップ
コイル10及びフィールドバックループ24からSQU
ID素子12へ供給される磁束φに応じた幅の正パルス
電圧及び負パルス電圧がSQUID素子12から取り出
される。この正パルスの幅と負パルスの幅を、交流バイ
アス電流IB1よりも高い周波数の電流IP 、IN で計測
する。両パルス幅の差は、供給磁束φにほぼ比例してい
る。
が短時間で大きく変化しても磁束を正確に測定すること
を目的とする。 【構成】SQUID素子12にピックアップコイル10
の磁気結合部、フィードバックループ24及び磁気結合
線26が近設されている。同一周波数の交流バイアス電
流IB1及びオフセット電流IC をそれぞれSQUID素
子12及び磁気結合線26に供給すると、ピックアップ
コイル10及びフィールドバックループ24からSQU
ID素子12へ供給される磁束φに応じた幅の正パルス
電圧及び負パルス電圧がSQUID素子12から取り出
される。この正パルスの幅と負パルスの幅を、交流バイ
アス電流IB1よりも高い周波数の電流IP 、IN で計測
する。両パルス幅の差は、供給磁束φにほぼ比例してい
る。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SQUID磁束計に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】SQUID磁束計は、あらゆる磁束計の
中で最も感度が高く、特に、生体から発する磁界の測定
に利用され、臨床応用面からより高特性のSQUID磁
束計が要望されている。
中で最も感度が高く、特に、生体から発する磁界の測定
に利用され、臨床応用面からより高特性のSQUID磁
束計が要望されている。
【0003】図10は従来のSQUID磁束計の回路図
である。
である。
【0004】地磁気を打ち消す1次微分型のピックアッ
プコイル10は、SQUID素子12と磁気結合されて
いる。SQUID素子12は、超伝導ループにジョセフ
ソン接合J1とジョセフソン接合J2とが介在されて構
成されている。このSQUID素子12には、交流バイ
アス電流源14から図11(A)に示すような交流バイ
アス電流が供給されている。
プコイル10は、SQUID素子12と磁気結合されて
いる。SQUID素子12は、超伝導ループにジョセフ
ソン接合J1とジョセフソン接合J2とが介在されて構
成されている。このSQUID素子12には、交流バイ
アス電流源14から図11(A)に示すような交流バイ
アス電流が供給されている。
【0005】一方、書き込みゲート16は、SQUID
素子18に磁気結合線20が近設されている。磁気結合
線20は、その一端がSQUID素子18に接続され、
他端が交流バイアス電流源14の出力端に接続されてい
る。SQUID素子18は、超伝導蓄積ループ22とフ
ィードバックループ24と共に環状に接続されている。
フィードバックループ24は、SQUID素子12と磁
気結合されている。
素子18に磁気結合線20が近設されている。磁気結合
線20は、その一端がSQUID素子18に接続され、
他端が交流バイアス電流源14の出力端に接続されてい
る。SQUID素子18は、超伝導蓄積ループ22とフ
ィードバックループ24と共に環状に接続されている。
フィードバックループ24は、SQUID素子12と磁
気結合されている。
【0006】上記構成において、SQUID素子12が
ピックアップコイル10を介して入力磁束を受けると、
磁気結合線20には図11(B)に示すような書き込み
パルスが供給され、SQUID素子18を介して超伝導
蓄積ループ22に図11(C)に示すような磁束Ψが蓄
積される。この蓄積磁束Ψに比例した磁束がフィードバ
ックループ24を介してSQUID素子12にフィード
バックされ、ピックアップコイル10からの入力磁束を
打ち消してSQUID素子12内の全磁束が0になるよ
うに動作点を維持する。
ピックアップコイル10を介して入力磁束を受けると、
磁気結合線20には図11(B)に示すような書き込み
パルスが供給され、SQUID素子18を介して超伝導
蓄積ループ22に図11(C)に示すような磁束Ψが蓄
積される。この蓄積磁束Ψに比例した磁束がフィードバ
ックループ24を介してSQUID素子12にフィード
バックされ、ピックアップコイル10からの入力磁束を
打ち消してSQUID素子12内の全磁束が0になるよ
うに動作点を維持する。
【0007】図11(B)に示す書き込みパルスにおい
て、正のパルスは、ピックアップコイル10からSQU
ID素子12へ供給される磁束とフィードバックループ
24からSQUID素子12へ供給される磁束とを重ね
合わせた供給磁束φが磁束量子だけ増加したときに生
じ、負のパルスは、この供給磁束φが磁束量子だけ減少
(前記と逆方向の磁束が増加)したときに生ずる。
て、正のパルスは、ピックアップコイル10からSQU
ID素子12へ供給される磁束とフィードバックループ
24からSQUID素子12へ供給される磁束とを重ね
合わせた供給磁束φが磁束量子だけ増加したときに生
じ、負のパルスは、この供給磁束φが磁束量子だけ減少
(前記と逆方向の磁束が増加)したときに生ずる。
【0008】このようなSQUID磁束計は、ワンチッ
プ化が可能であり、1チップ内に多数の磁束計を並設し
て磁界分布を測定することができるという利点を有す
る。
プ化が可能であり、1チップ内に多数の磁束計を並設し
て磁界分布を測定することができるという利点を有す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、交流バイアス
電流の正及び負のサイクルの各々について磁束量子1つ
しか超伝導蓄積ループ22に書き込むことができない。
一方、交流バイアス電流源14の周波数は、SQUID
素子12の共振周波数に一致させる必要があるが、ピッ
クアップコイル10とSQUID素子12との間の結合
容量が通常比較的小さいので、この共振周波数はあまり
高くすることができない。このため、入力磁束が短時間
に大きく変化した場合には、磁束を正確に測定すること
ができなくなる。
電流の正及び負のサイクルの各々について磁束量子1つ
しか超伝導蓄積ループ22に書き込むことができない。
一方、交流バイアス電流源14の周波数は、SQUID
素子12の共振周波数に一致させる必要があるが、ピッ
クアップコイル10とSQUID素子12との間の結合
容量が通常比較的小さいので、この共振周波数はあまり
高くすることができない。このため、入力磁束が短時間
に大きく変化した場合には、磁束を正確に測定すること
ができなくなる。
【0010】また、1チップで多チャンネルのSQUI
D磁束計を構成し、応答速度を高速にするためにSQU
ID素子12の共振周波数を高くした場合、入力磁束検
出用SQUID素子に比較的大きな高周波バイアス電流
を供給しなければならず、クロストークが増大して回路
が誤動作する原因となる。
D磁束計を構成し、応答速度を高速にするためにSQU
ID素子12の共振周波数を高くした場合、入力磁束検
出用SQUID素子に比較的大きな高周波バイアス電流
を供給しなければならず、クロストークが増大して回路
が誤動作する原因となる。
【0011】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、入力磁束が短時間で大きく変化しても磁束を正確に
測定することが可能なSQUID磁束計を提供すること
にある。
み、入力磁束が短時間で大きく変化しても磁束を正確に
測定することが可能なSQUID磁束計を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段及びその作用】図1は、本
発明に係るSQUID磁束計の原理構成を示す。
発明に係るSQUID磁束計の原理構成を示す。
【0013】このSQUID磁束計は、超伝導リングに
2つ以上のジョセフソン接合J1、J2が介在され、交
流バイアス電流IB が供給されるSQUID素子1と、
該交流バイアス電流と同一周波数のオフセット電流IC
が供給される磁気結合線2aがSQUID素子1に近設
され、SQUID素子1の状態変化(超伝導状態/常伝
導状態の変化)に基づいて、SQUID素子1への供給
磁束に応じた幅の正パルス及び負パルスを出力する磁束
/パルス幅変換回路2と、交流バイアス電流I B よりも
高い周波数の信号IR に基づいて、該パルスの幅を計測
するパルス幅計測回路3とを備えている。
2つ以上のジョセフソン接合J1、J2が介在され、交
流バイアス電流IB が供給されるSQUID素子1と、
該交流バイアス電流と同一周波数のオフセット電流IC
が供給される磁気結合線2aがSQUID素子1に近設
され、SQUID素子1の状態変化(超伝導状態/常伝
導状態の変化)に基づいて、SQUID素子1への供給
磁束に応じた幅の正パルス及び負パルスを出力する磁束
/パルス幅変換回路2と、交流バイアス電流I B よりも
高い周波数の信号IR に基づいて、該パルスの幅を計測
するパルス幅計測回路3とを備えている。
【0014】本発明では、SQUID素子1への供給磁
束をパルス幅に変換し、SQUID素子1に供給する交
流バイアス電流IB よりも高い周波数の信号IR に基づ
いて、このパルスの幅を計測するので、交流バイアス電
流IBの周波数を特に高くすることなく、入力磁束が短
時間に大きく変化しても磁束を正確に測定することが可
能となる。
束をパルス幅に変換し、SQUID素子1に供給する交
流バイアス電流IB よりも高い周波数の信号IR に基づ
いて、このパルスの幅を計測するので、交流バイアス電
流IBの周波数を特に高くすることなく、入力磁束が短
時間に大きく変化しても磁束を正確に測定することが可
能となる。
【0015】本発明の第1態様では、上記構成にさら
に、超伝導蓄積ループ4と、SQUID素子1に負のフ
ィードバック磁束を与えるフィードバックループ5と、
パルス幅計測回路3からのパルスに応答して超伝導蓄積
ループ4に磁束を蓄積させる書き込みゲート6とが環状
接続されたフィードバック回路を備え、パルス幅計測回
路3は、上記パルス幅に応じた数のパルスを出力する。
に、超伝導蓄積ループ4と、SQUID素子1に負のフ
ィードバック磁束を与えるフィードバックループ5と、
パルス幅計測回路3からのパルスに応答して超伝導蓄積
ループ4に磁束を蓄積させる書き込みゲート6とが環状
接続されたフィードバック回路を備え、パルス幅計測回
路3は、上記パルス幅に応じた数のパルスを出力する。
【0016】フィードバック回路としては公知の各種の
ものを組み合わせるができるが、この構成の場合、フィ
ードバック回路を含めてSQUID磁束計をワンチップ
化することができ、1チップで多チャンネルのSQUI
D磁束計を構成することができる。また、このフィード
バックループを備えることにより、磁束測定レンジを広
くすることができる。
ものを組み合わせるができるが、この構成の場合、フィ
ードバック回路を含めてSQUID磁束計をワンチップ
化することができ、1チップで多チャンネルのSQUI
D磁束計を構成することができる。また、このフィード
バックループを備えることにより、磁束測定レンジを広
くすることができる。
【0017】本発明の第2態様では、例えば図2に示す
如く、書き込みゲート16Wは、正パルスに応答して正
の磁束量子を超伝導蓄積ループ22に蓄積させる正書き
込みゲート18P、20Pと、負パルスに応答して負の
磁束量子を超伝導蓄積ループ22に蓄積させる負書き込
みゲート18N、20Nとが直列接続されており、パル
ス幅計測回路28P、30P、28N、30Nは、上記
正パルスの幅に応じた数の正パルスを正書き込みゲート
18P、20Pに供給し、上記負パルスの幅に応じた数
の負パルスを該負書き込みゲート18N、20Nに供給
する。
如く、書き込みゲート16Wは、正パルスに応答して正
の磁束量子を超伝導蓄積ループ22に蓄積させる正書き
込みゲート18P、20Pと、負パルスに応答して負の
磁束量子を超伝導蓄積ループ22に蓄積させる負書き込
みゲート18N、20Nとが直列接続されており、パル
ス幅計測回路28P、30P、28N、30Nは、上記
正パルスの幅に応じた数の正パルスを正書き込みゲート
18P、20Pに供給し、上記負パルスの幅に応じた数
の負パルスを該負書き込みゲート18N、20Nに供給
する。
【0018】この構成の場合、正パルス幅と負パルス幅
の差を、書き込みゲート16Wと超伝導蓄積ループ22
とで演算することができるので、回路が比較的簡単にな
る。
の差を、書き込みゲート16Wと超伝導蓄積ループ22
とで演算することができるので、回路が比較的簡単にな
る。
【0019】本発明の第3態様では、例えば図6に示す
如く、パルス幅計測回路28P、30P、28N、30
N、34は、上記正パルスの幅と上記負パルスの幅との
差に応じた数の、該差の符号に応じた正又は負のパルス
を、書き込みゲート16に供給する。
如く、パルス幅計測回路28P、30P、28N、30
N、34は、上記正パルスの幅と上記負パルスの幅との
差に応じた数の、該差の符号に応じた正又は負のパルス
を、書き込みゲート16に供給する。
【0020】この構成の場合、バイアス電流IB1の1サ
イクル毎の、SQUID素子12への供給磁束φの変動
を小さくすることができる。
イクル毎の、SQUID素子12への供給磁束φの変動
を小さくすることができる。
【0021】本発明の第4態様では、例えば図8に示す
如く、書き込みゲートは、1つのパルスに応答して互い
に異なる複数の量子磁束を上記蓄積用超伝導ループに蓄
積させる複数の書き込みゲート161〜16nが直列接
続されており、パルス幅計測回路28P、30P、28
N、30Nで計測されたパルス幅に応じて書き込みゲー
ト16iを選択し、選択した書き込みゲート16iにパ
ルスを供給する選択回路36を備えている。
如く、書き込みゲートは、1つのパルスに応答して互い
に異なる複数の量子磁束を上記蓄積用超伝導ループに蓄
積させる複数の書き込みゲート161〜16nが直列接
続されており、パルス幅計測回路28P、30P、28
N、30Nで計測されたパルス幅に応じて書き込みゲー
ト16iを選択し、選択した書き込みゲート16iにパ
ルスを供給する選択回路36を備えている。
【0022】この構成の場合、選択した書き込みゲート
16iに1個のパルスを供給することにより磁束量子の
例えばi倍の磁束を蓄積用超伝導ループに蓄積させるこ
とができるので、短時間でさらに大きく変化する磁束を
計測することが可能となる。
16iに1個のパルスを供給することにより磁束量子の
例えばi倍の磁束を蓄積用超伝導ループに蓄積させるこ
とができるので、短時間でさらに大きく変化する磁束を
計測することが可能となる。
【0023】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0024】(1)第1実施例 図2は、第1実施例のSQUID磁束計の回路図であ
る。図10と同一構成要素には同一符号を付してその説
明を省略する。
る。図10と同一構成要素には同一符号を付してその説
明を省略する。
【0025】SQUID素子12には、ピックアップコ
イル10の磁気結合部とフィードバックループ24の他
に磁気結合線26が近設されている。磁気結合線26の
一端は接地され、他端は抵抗R3及び抵抗R1を介して
交流バイアス電流源14の出力端に接続されている。抵
抗R1と抵抗R3の接続点は、抵抗R2を介してSQU
ID素子12に接続され、抵抗R2とSQUID素子1
2の接続点は、抵抗R4を介してバッファゲート28P
及び28Nの入力端に接続されている。
イル10の磁気結合部とフィードバックループ24の他
に磁気結合線26が近設されている。磁気結合線26の
一端は接地され、他端は抵抗R3及び抵抗R1を介して
交流バイアス電流源14の出力端に接続されている。抵
抗R1と抵抗R3の接続点は、抵抗R2を介してSQU
ID素子12に接続され、抵抗R2とSQUID素子1
2の接続点は、抵抗R4を介してバッファゲート28P
及び28Nの入力端に接続されている。
【0026】バッファゲート28P及び28Nは超伝導
回路であり、各電源入力端にはそれぞれ電流源30P及
び30Nの出力端が接続されている。電流源30P及び
30Nは、それぞれ正パルス電流IP 及び負パルス電流
IN を出力する。正パルス電流IP 及び負パルス電流I
N は互いに同一周波数かつ同一位相であり、交流バイア
ス電流源14の周波数よりも高い。バッファゲート28
P及び28Nの出力端は書き込みゲート16Wに接続さ
れている。
回路であり、各電源入力端にはそれぞれ電流源30P及
び30Nの出力端が接続されている。電流源30P及び
30Nは、それぞれ正パルス電流IP 及び負パルス電流
IN を出力する。正パルス電流IP 及び負パルス電流I
N は互いに同一周波数かつ同一位相であり、交流バイア
ス電流源14の周波数よりも高い。バッファゲート28
P及び28Nの出力端は書き込みゲート16Wに接続さ
れている。
【0027】書き込みゲート16Wは、SQUID素子
18PとSQUID素子18Nとが直列接続され、SQ
UID素子18Pに磁気結合線20Pが近設され、SQ
UID素子18Nに磁気結合線20Nが近設されてい
る。SQUID素子18P及び18Nはそれぞれ、SQ
UID素子12と同一構成であり、SQUID素子18
Pはジョセフソン接合J3P及びJ4Pを備え、SQU
ID素子18Nはジョセフソン接合J3N及びJ4Nを
備えている。また、磁気結合線20Pは、その一端がバ
ッファゲート28Pの出力端に接続され、他端が抵抗R
Pを介して接地されており、バッファゲート28Pから
正パルス電流ICPが供給される。同様に、磁気結合線2
0Nは、その一端がバッファゲート28Nの出力端に接
続され、他端が抵抗RNを介して接地されており、バッ
ファゲート28Nから負パルス電流ICNが供給される。
18PとSQUID素子18Nとが直列接続され、SQ
UID素子18Pに磁気結合線20Pが近設され、SQ
UID素子18Nに磁気結合線20Nが近設されてい
る。SQUID素子18P及び18Nはそれぞれ、SQ
UID素子12と同一構成であり、SQUID素子18
Pはジョセフソン接合J3P及びJ4Pを備え、SQU
ID素子18Nはジョセフソン接合J3N及びJ4Nを
備えている。また、磁気結合線20Pは、その一端がバ
ッファゲート28Pの出力端に接続され、他端が抵抗R
Pを介して接地されており、バッファゲート28Pから
正パルス電流ICPが供給される。同様に、磁気結合線2
0Nは、その一端がバッファゲート28Nの出力端に接
続され、他端が抵抗RNを介して接地されており、バッ
ファゲート28Nから負パルス電流ICNが供給される。
【0028】書き込みゲート16Wは、超伝導蓄積ルー
プ22とフィードバックループ24と環状に接続されて
いる。SQUID素子18Pと超伝導蓄積ループ22の
接続点には、交流バイアス電流源14の出力端が抵抗R
5を介して接続されている。
プ22とフィードバックループ24と環状に接続されて
いる。SQUID素子18Pと超伝導蓄積ループ22の
接続点には、交流バイアス電流源14の出力端が抵抗R
5を介して接続されている。
【0029】また、バッファゲート28P及び28Nの
出力端は、それぞれアップダウンカウンタ32のクロッ
ク入力端U及びDに接続され、アップダウンカウンタ3
2の電源入力端には電流源30P及び30Nの出力端が
接続されている。アップダウンカウンタ32は超伝導回
路であり、クロック入力端Uに1個のパルスが供給され
る毎に計数値をインクリメントし、クロック入力端Dに
1個のパルスが供給される毎に計数値をデクリメントし
て、その計数値を外部に出力する。
出力端は、それぞれアップダウンカウンタ32のクロッ
ク入力端U及びDに接続され、アップダウンカウンタ3
2の電源入力端には電流源30P及び30Nの出力端が
接続されている。アップダウンカウンタ32は超伝導回
路であり、クロック入力端Uに1個のパルスが供給され
る毎に計数値をインクリメントし、クロック入力端Dに
1個のパルスが供給される毎に計数値をデクリメントし
て、その計数値を外部に出力する。
【0030】上記抵抗R1〜R3及びR5は、交流バイ
アス電流源14から供給される電流の分流比を決めるた
めのものであり、抵抗R4は、バッファゲート28P及
び28Nに入力される電圧VOのレベルを調整するため
のものである。また、抵抗RP及びRNは、それぞれ磁
気結合線20P及び20Nに流れる電流を調整するため
のものである。
アス電流源14から供給される電流の分流比を決めるた
めのものであり、抵抗R4は、バッファゲート28P及
び28Nに入力される電圧VOのレベルを調整するため
のものである。また、抵抗RP及びRNは、それぞれ磁
気結合線20P及び20Nに流れる電流を調整するため
のものである。
【0031】図2に示す回路は、交流バイアス電流源1
4、電流源30P及び30Nを除き、ワンチップ化する
ことができる。
4、電流源30P及び30Nを除き、ワンチップ化する
ことができる。
【0032】次に、上記の如く構成された本実施例の動
作を説明する。
作を説明する。
【0033】SQUID素子12が超伝導状態のとき、
ピックアップコイル10、フィードバックループ24及
び磁気結合線26からSQUID素子12に供給される
磁束を重ねあわせたものが、SQUID素子12で発生
する磁束により打ち消される。この場合、抵抗R4には
電流が流れず、電圧VOは0となる。ピックアップコイ
ル10、フィードバックループ24及び磁気結合線26
からSQUID素子12に供給される磁束を重ね合わせ
たものが0でない有限の値になると、SQUID素子1
2の閾値が図3(A)のように動くので、SQUID素
子12は正又は負側のバイアスで必ずスイッチする。こ
の際、J1及びJ2が順にスイッチングしてSQUID
素子12が過度的に常伝導状態となり、電圧VOが立ち
上がる。
ピックアップコイル10、フィードバックループ24及
び磁気結合線26からSQUID素子12に供給される
磁束を重ねあわせたものが、SQUID素子12で発生
する磁束により打ち消される。この場合、抵抗R4には
電流が流れず、電圧VOは0となる。ピックアップコイ
ル10、フィードバックループ24及び磁気結合線26
からSQUID素子12に供給される磁束を重ね合わせ
たものが0でない有限の値になると、SQUID素子1
2の閾値が図3(A)のように動くので、SQUID素
子12は正又は負側のバイアスで必ずスイッチする。こ
の際、J1及びJ2が順にスイッチングしてSQUID
素子12が過度的に常伝導状態となり、電圧VOが立ち
上がる。
【0034】換言すれば、ピックアップコイル10から
SQUID素子12へ供給される磁束とフィードバック
ループ24からSQUID素子12へ供給される磁束と
を重ね合わせた供給磁束φが0の場合には、抵抗R3に
流れるオフセット電流IC 及び抵抗R2に流れるバイア
ス電流IB1に応じて、図3(A)に示す如く、閾値曲線
TC0内で超伝導状態となり、閾値曲線TC0外で常伝
導状態となる。この供給磁束φが0でない場合には、供
給磁束φの大きさに応じて閾値曲線TC0はオフセット
電流IC の軸方向へ平行移動し、閾値曲線TC1とな
る。この場合、バイアス電流IB1が図3(B)に示す如
く変化すると、SQUID素子12は図3(A)の点P
及び点Mにおいて状態遷移し、電圧VOは図3(C)に
示す如くなる。すなわち、バイアス電流IB1の1サイク
ルにおいて、幅tPの正パルスと幅tNの負パルスが得ら
れる。tP及びtNは、供給磁束φに応じて変化し、φ=
0のとき、tP=tNとなる。tP−tNは、供給磁束φに
ほぼ比例している。したがって、tP、tN又はtP−tN
を計測することにより、供給磁束φを計測することがで
きる。
SQUID素子12へ供給される磁束とフィードバック
ループ24からSQUID素子12へ供給される磁束と
を重ね合わせた供給磁束φが0の場合には、抵抗R3に
流れるオフセット電流IC 及び抵抗R2に流れるバイア
ス電流IB1に応じて、図3(A)に示す如く、閾値曲線
TC0内で超伝導状態となり、閾値曲線TC0外で常伝
導状態となる。この供給磁束φが0でない場合には、供
給磁束φの大きさに応じて閾値曲線TC0はオフセット
電流IC の軸方向へ平行移動し、閾値曲線TC1とな
る。この場合、バイアス電流IB1が図3(B)に示す如
く変化すると、SQUID素子12は図3(A)の点P
及び点Mにおいて状態遷移し、電圧VOは図3(C)に
示す如くなる。すなわち、バイアス電流IB1の1サイク
ルにおいて、幅tPの正パルスと幅tNの負パルスが得ら
れる。tP及びtNは、供給磁束φに応じて変化し、φ=
0のとき、tP=tNとなる。tP−tNは、供給磁束φに
ほぼ比例している。したがって、tP、tN又はtP−tN
を計測することにより、供給磁束φを計測することがで
きる。
【0035】図4(C)及び(D)に示すような正パル
ス電流IP 及び負パルス電流IN に対し、図4(B)に
示すような電圧VOがバッファゲート28P及び28N
に供給されると、バッファゲート28P及び28Nから
はそれぞれ図4(E)及び(F)に示すような正パルス
電流ICP及び負パルス電流ICNが出力される。一方、抵
抗R5に流れるバイアス電流IB2は図4(A)に示す如
くなる。
ス電流IP 及び負パルス電流IN に対し、図4(B)に
示すような電圧VOがバッファゲート28P及び28N
に供給されると、バッファゲート28P及び28Nから
はそれぞれ図4(E)及び(F)に示すような正パルス
電流ICP及び負パルス電流ICNが出力される。一方、抵
抗R5に流れるバイアス電流IB2は図4(A)に示す如
くなる。
【0036】バイアス電流IB2に対する正パルス電流I
CP及び負パルス電流ICNの変化と、SQUID素子18
P及び18Nの状態変化との関係を、図5に示す。図中
の線CPは、1個の正パルス電流ICPに対するSQUI
D素子18Pの状態変化を示しており、点Aでジョセフ
ソン接合J3PがスイッチしてSQUID素子18Pに
正の磁束量子が生じ、点Bでジョセフソン接合J4Pが
スイッチしてこの磁束量子が超伝導蓄積ループ22に書
き込まれる。同様に、図中のCNは、1個の負パルス電
流ICNに対するSQUID素子18Nの状態変化を示し
ており、点Aでジョセフソン接合J3Nがスイッチして
SQUID素子18Nに負の磁束量子が生じ、点Bでジ
ョセフソン接合J4Nがスイッチしてこの磁束量子が超
伝導蓄積ループ22に書き込まれる。
CP及び負パルス電流ICNの変化と、SQUID素子18
P及び18Nの状態変化との関係を、図5に示す。図中
の線CPは、1個の正パルス電流ICPに対するSQUI
D素子18Pの状態変化を示しており、点Aでジョセフ
ソン接合J3PがスイッチしてSQUID素子18Pに
正の磁束量子が生じ、点Bでジョセフソン接合J4Pが
スイッチしてこの磁束量子が超伝導蓄積ループ22に書
き込まれる。同様に、図中のCNは、1個の負パルス電
流ICNに対するSQUID素子18Nの状態変化を示し
ており、点Aでジョセフソン接合J3Nがスイッチして
SQUID素子18Nに負の磁束量子が生じ、点Bでジ
ョセフソン接合J4Nがスイッチしてこの磁束量子が超
伝導蓄積ループ22に書き込まれる。
【0037】このようにして、ピックアップコイル10
への入力磁束に比例した磁束が超伝導蓄積ループ22に
蓄積され、その蓄積磁束Ψに比例した磁束がフィードバ
ックループ24を介してSQUID素子12にフィード
バックされ、上記供給磁束φが0になるように制御され
る。また、アップダウンカウンタ32の計数値は、磁束
量子を単位とする蓄積磁束Ψの値に等しくなる。
への入力磁束に比例した磁束が超伝導蓄積ループ22に
蓄積され、その蓄積磁束Ψに比例した磁束がフィードバ
ックループ24を介してSQUID素子12にフィード
バックされ、上記供給磁束φが0になるように制御され
る。また、アップダウンカウンタ32の計数値は、磁束
量子を単位とする蓄積磁束Ψの値に等しくなる。
【0038】本第1実施例では、SQUID素子12へ
の供給磁束φをパルス幅に変換し、SQUID素子12
に供給する交流バイアス電流IB1よりも高い周波数の電
流I P 及びIN に基づいて、このパルスの幅を計測する
ので、交流バイアス電流IB1の周波数を特に高くするこ
となく、入力磁束φが短時間に大きく変化しても磁束を
正確に測定することが可能となる。
の供給磁束φをパルス幅に変換し、SQUID素子12
に供給する交流バイアス電流IB1よりも高い周波数の電
流I P 及びIN に基づいて、このパルスの幅を計測する
ので、交流バイアス電流IB1の周波数を特に高くするこ
となく、入力磁束φが短時間に大きく変化しても磁束を
正確に測定することが可能となる。
【0039】(2)第2実施例 図6は第2実施例のSQUID磁束計の回路図である。
図2と同一構成要素には同一符号を付してその説明を省
略する。
図2と同一構成要素には同一符号を付してその説明を省
略する。
【0040】このSQUID磁束計では、書き込み制御
回路34により、バイアス電流IB2の1サイクル毎にバ
ッファゲート28Pからの正パルスの数とバッファゲー
ト28Nからの負パルスの数との差iを演算し、差iが
正のときにはi個の正パルスを書き込みゲート16及び
アップダウンカウンタ32のクロック入力端Uに供給
し、iが負のときには−i個の負パルスを書き込みゲー
ト16及びアップダウンカウンタ32のクロック入力端
Dに供給する。他の点は、第1実施例と同一である。
回路34により、バイアス電流IB2の1サイクル毎にバ
ッファゲート28Pからの正パルスの数とバッファゲー
ト28Nからの負パルスの数との差iを演算し、差iが
正のときにはi個の正パルスを書き込みゲート16及び
アップダウンカウンタ32のクロック入力端Uに供給
し、iが負のときには−i個の負パルスを書き込みゲー
ト16及びアップダウンカウンタ32のクロック入力端
Dに供給する。他の点は、第1実施例と同一である。
【0041】書き込み制御回路34は、正パルス電流I
CPによりカウントアップし、負パルス電流ICNによりカ
ウントダウンするアップダウンカウンタと、該カウンタ
の計数値を0にするように該カウンタ及び書き込みゲー
ト16にパルスを供給する回路とからなり、超伝導回路
で構成することができる。
CPによりカウントアップし、負パルス電流ICNによりカ
ウントダウンするアップダウンカウンタと、該カウンタ
の計数値を0にするように該カウンタ及び書き込みゲー
ト16にパルスを供給する回路とからなり、超伝導回路
で構成することができる。
【0042】本第2実施例のSQUID磁束計によれ
ば、第1実施例の場合よりも、バイアス電流IB1の1サ
イクル毎の、SQUID素子12への供給磁束φの変動
を小さくすることができる。
ば、第1実施例の場合よりも、バイアス電流IB1の1サ
イクル毎の、SQUID素子12への供給磁束φの変動
を小さくすることができる。
【0043】(3)第3実施例 上記第1及び第2の実施例においては、供給磁束φとパ
ルス幅の差tP−tNとの間の関係は、図7に示す如くな
り、短時間で入力磁束がさらに大きく変化した場合、飽
和して、tP−tNが供給磁束φに比例しなくなる。
ルス幅の差tP−tNとの間の関係は、図7に示す如くな
り、短時間で入力磁束がさらに大きく変化した場合、飽
和して、tP−tNが供給磁束φに比例しなくなる。
【0044】そこで、これを解決するために、第3実施
例のSQUID磁束計では、図8に示すような構成とし
ている。
例のSQUID磁束計では、図8に示すような構成とし
ている。
【0045】このSQUID磁束計の書き込みゲート
は、書き込みゲート161〜16nが直列接続された構
成となっている。書き込みゲート16i(i=1〜n)
は、1個の正パルスに対し量子磁束のi倍の正の磁束を
超伝導蓄積ループ22に書き込み、1個の負パルスに対
し量子磁束のi倍の負の磁束を超伝導蓄積ループ22に
書き込む。
は、書き込みゲート161〜16nが直列接続された構
成となっている。書き込みゲート16i(i=1〜n)
は、1個の正パルスに対し量子磁束のi倍の正の磁束を
超伝導蓄積ループ22に書き込み、1個の負パルスに対
し量子磁束のi倍の負の磁束を超伝導蓄積ループ22に
書き込む。
【0046】また、バイアス電流IB2の1サイクル毎
に、予測選択回路36により、上記第2実施例と同様に
正パルス電流ICPのパルス数と負パルス電流ICNのパル
ス数との差iを計測し、これをパルス幅メモリ38に格
納する。そして、図7に示す比例範囲を越えようとする
場合には、差iの変化から、公知の予測フィルタと同様
の論理により供給磁束φを予測し、この供給磁束φの大
きさに比例した整数値kに対しkが正の場合には書き込
みゲート16kに正パルスを1個供給し、kが負の場合
には書き込みゲート16|k|に負パルスを1個供給す
る。アップダウンカウンタ32に対しては、kが正の場
合にはクロック入力端Uにk個のパルスを供給し、kが
負の場合にがクロック入力端Dに−k個のパルスを供給
する。これら予測選択回路36及びパルス幅メモリ38
は、超伝導回路で構成することができる。
に、予測選択回路36により、上記第2実施例と同様に
正パルス電流ICPのパルス数と負パルス電流ICNのパル
ス数との差iを計測し、これをパルス幅メモリ38に格
納する。そして、図7に示す比例範囲を越えようとする
場合には、差iの変化から、公知の予測フィルタと同様
の論理により供給磁束φを予測し、この供給磁束φの大
きさに比例した整数値kに対しkが正の場合には書き込
みゲート16kに正パルスを1個供給し、kが負の場合
には書き込みゲート16|k|に負パルスを1個供給す
る。アップダウンカウンタ32に対しては、kが正の場
合にはクロック入力端Uにk個のパルスを供給し、kが
負の場合にがクロック入力端Dに−k個のパルスを供給
する。これら予測選択回路36及びパルス幅メモリ38
は、超伝導回路で構成することができる。
【0047】他の点は上記第1実施例と同一である。
【0048】書き込みゲート16iは、例えば図9の
(A)、(B)又は(C)に示す如く構成されている。
(A)、(B)又は(C)に示す如く構成されている。
【0049】(A)は、SQUID素子181〜18i
が直列接続され、各SQUID素子181〜18iに対
しそれぞれ磁気結合線201〜20iが近設され、ま
た、磁気結合線201〜20iが直列接続され、電流調
整用の抵抗R6を介して接地された構成である。したが
って、1個の電流パルスを磁気結合線201に供給する
と、SQUID素子181〜18iによりそれぞれ磁束
量子1つの書き込み動作が行われる。
が直列接続され、各SQUID素子181〜18iに対
しそれぞれ磁気結合線201〜20iが近設され、ま
た、磁気結合線201〜20iが直列接続され、電流調
整用の抵抗R6を介して接地された構成である。したが
って、1個の電流パルスを磁気結合線201に供給する
と、SQUID素子181〜18iによりそれぞれ磁束
量子1つの書き込み動作が行われる。
【0050】(B)は、1つのSQUID素子18に対
し、直列接続された磁気結合線201〜20iが近設さ
れた構成である。
し、直列接続された磁気結合線201〜20iが近設さ
れた構成である。
【0051】(C)は、SQUID素子18Aのインダ
クタンスがi倍で、このSQUID素子18Aに1つの
磁気結合線20が近接された構成である。
クタンスがi倍で、このSQUID素子18Aに1つの
磁気結合線20が近接された構成である。
【0052】本第3実施例によれば、第1及び第2実施
例の場合よりも、短時間でさらに大きく変化する磁束を
計測することが可能となる。
例の場合よりも、短時間でさらに大きく変化する磁束を
計測することが可能となる。
【0053】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るSQU
ID磁束計では、SQUID素子1への供給磁束をパル
ス幅に変換し、SQUID素子1に供給する交流バイア
ス電流よりも高い周波数の信号に基づいて、このパルス
の幅を計測するので、交流バイアス電流の周波数を特に
高くすることなく、入力磁束が短時間に大きく変化して
も磁束を正確に測定することが可能となるという優れた
効果を奏し、SQUID磁束計の用途拡大に寄与すると
ころが大きい。
ID磁束計では、SQUID素子1への供給磁束をパル
ス幅に変換し、SQUID素子1に供給する交流バイア
ス電流よりも高い周波数の信号に基づいて、このパルス
の幅を計測するので、交流バイアス電流の周波数を特に
高くすることなく、入力磁束が短時間に大きく変化して
も磁束を正確に測定することが可能となるという優れた
効果を奏し、SQUID磁束計の用途拡大に寄与すると
ころが大きい。
【0054】フィードバック回路としては公知の各種の
ものを組み合わせるができるが、本発明の上記第1態様
によれば、フィードバック回路を含めてSQUID磁束
計をワンチップ化することができ、1チップで多チャン
ネルのSQUID磁束計を構成することができ、また、
このフィードバックループを備えることにより、磁束測
定レンジを広くすることができるという効果を奏する。
ものを組み合わせるができるが、本発明の上記第1態様
によれば、フィードバック回路を含めてSQUID磁束
計をワンチップ化することができ、1チップで多チャン
ネルのSQUID磁束計を構成することができ、また、
このフィードバックループを備えることにより、磁束測
定レンジを広くすることができるという効果を奏する。
【0055】本発明の上記第2態様によれば、正パルス
幅と負パルス幅の差を、書き込みゲートと超伝導蓄積ル
ープとで演算することができるので、回路構成が比較的
簡単になるという効果を奏する。
幅と負パルス幅の差を、書き込みゲートと超伝導蓄積ル
ープとで演算することができるので、回路構成が比較的
簡単になるという効果を奏する。
【0056】本発明の上記第3態様によれば、バイアス
電流の1サイクル毎の、SQUID素子への供給磁束の
変動を小さくすることができるという効果を奏する。
電流の1サイクル毎の、SQUID素子への供給磁束の
変動を小さくすることができるという効果を奏する。
【0057】本発明の上記第4態様によれば、選択した
書き込みゲートに1個のパルスを供給することにより磁
束量子の複数倍の磁束を蓄積用超伝導ループに蓄積させ
ることができるので、短時間でさらに大きく変化する磁
束を計測することが可能となるという効果を奏する。
書き込みゲートに1個のパルスを供給することにより磁
束量子の複数倍の磁束を蓄積用超伝導ループに蓄積させ
ることができるので、短時間でさらに大きく変化する磁
束を計測することが可能となるという効果を奏する。
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の第1実施例のSQUID磁束計の回路
図である。
図である。
【図3】磁束/パルス幅変換動作を示す線図である。
【図4】パルス幅計測動作を示す波形図である。
【図5】磁束量子書き込み動作を示す線図である。
【図6】本発明の第2実施例のSQUID磁束計の回路
図である。
図である。
【図7】SQUID素子を通る磁束と出力パルス幅の差
tP−tNとの関係を示す線図である。
tP−tNとの関係を示す線図である。
【図8】本発明の第3実施例のSQUID磁束計の回路
図である。
図である。
【図9】図8の書き込みゲート16iの構成図である。
【図10】従来のSQUID磁束計の回路図である。
【図11】図10の回路の動作を示す波形図である。
10 ピックアップコイル 12、18、18P、18N SQUID素子 14 交流バイアス電流源 16、16W、161〜16n 書き込みゲート 20、20P、20N、26 磁気結合線 22 超伝導蓄積ループ 24 フィードバックループ J1〜J4、J3P、J4P、J3N、J4N ジョセ
フソン接合 28P、28N バッファゲート 30P、30N 電流源 32 アップダウンカウンタ 34 書き込み制御回路 36 予測選択回路 38 パルス幅メモリ
フソン接合 28P、28N バッファゲート 30P、30N 電流源 32 アップダウンカウンタ 34 書き込み制御回路 36 予測選択回路 38 パルス幅メモリ
Claims (5)
- 【請求項1】 超伝導リングに2つ以上のジョセフソン
接合(J1、J2)が介在され、交流バイアス電流(I
B )が供給されるSQUID素子(1)と、 該交流バイアス電流と同一周波数のオフセット電流(I
C )が供給される磁気結合線(2a)が該SQUID素
子に近設され、該SQUID素子の状態変化に基づい
て、該SQUID素子への供給磁束に応じた幅の正パル
ス及び負パルスを出力する磁束/パルス幅変換回路
(2)と、 該交流バイアス電流よりも高い周波数の信号(IR )に
基づいて、該パルスの幅を計測するパルス幅計測回路
(3)と、 を有することを特徴とするSQUID磁束計。 - 【請求項2】 超伝導蓄積ループ(4)と、前記SQU
ID素子(1)に負のフィードバック磁束を与えるフィ
ードバックループ(5)と、前記パルス幅計測回路
(3)からのパルスに応答して該超伝導蓄積ループに磁
束を蓄積させる書き込みゲート(6)とが環状接続され
たフィードバック回路を有し、 該パルス幅計測回路は、前記パルス幅に応じた数のパル
スを出力することを特徴とする請求項1記載のSQUI
D磁束計。 - 【請求項3】 前記書き込みゲート(6、16W)は、
正パルスに応答して正の磁束量子を前記超伝導蓄積ルー
プ(4、22)に蓄積させる正書き込みゲート(18
P、20P)と、負パルスに応答して負の磁束量子を該
超伝導蓄積ループに蓄積させる負書き込みゲート(18
N、20N)とが直列接続されており、 前記パルス幅計測回路(3、28P、30P、28N、
30N)は、前記正パルスの幅に応じた数の正パルスを
該正書き込みゲートに供給し、前記負パルスの幅に応じ
た数の負パルスを該負書き込みゲートに供給することを
特徴とする請求項2記載のSQUID磁束計。 - 【請求項4】 前記パルス幅計測回路(3、28P、3
0P、28N、30N、34)は、前記正パルスの幅と
前記負パルスの幅との差に応じた数の、該差の符号に応
じた正又は負のパルスを、前記書き込みゲート(6、1
6)に供給することを特徴とする請求項2記載のSQU
ID磁束計。 - 【請求項5】 前記書き込みゲート(6、161〜16
n)は、1つのパルスに応答して互いに異なる複数の量
子磁束を前記蓄積用超伝導ループに蓄積させる複数の書
き込みゲートが直列接続されており、 前記パルス幅計測回路(3、28P、30P、28N、
30N)で計測されたパルス幅に応じて該書き込みゲー
トを選択し、選択した該書き込みゲートにパルスを供給
する選択回路(36)を有することを特徴とする請求項
2記載のSQUID磁束計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20291291A JPH05196709A (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | Squid磁束計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20291291A JPH05196709A (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | Squid磁束計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05196709A true JPH05196709A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=16465232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20291291A Withdrawn JPH05196709A (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | Squid磁束計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05196709A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007194292A (ja) * | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Seiko Instruments Inc | 多重信号読み出し回路 |
-
1991
- 1991-08-13 JP JP20291291A patent/JPH05196709A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007194292A (ja) * | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Seiko Instruments Inc | 多重信号読み出し回路 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6630821B2 (en) | Magnetic detection device for detecting moving direction of a toothed magnetic movable body | |
| EP2978131B1 (en) | Low-power magnetic resistance switch sensor | |
| US8395382B2 (en) | Non-linear magnetic field sensors and current sensors | |
| JP2807518B2 (ja) | 超伝導装置 | |
| US4859944A (en) | Single-winding magnetometer with oscillator duty cycle measurement | |
| US5248941A (en) | Superconducting magnetic field sensing apparatus having digital output, on-chip quantum flux packet feedback and high bias margins | |
| US5124648A (en) | Single winding saturable core magnetometer with field nulling | |
| US9621140B1 (en) | Electronic circuit for driving an output current signal and method of driving the output current signal from the electronic circuit to achieve an altered transition of the output current signal | |
| JP7119633B2 (ja) | 磁気センサ | |
| JP3081902B2 (ja) | 磁場検出回路 | |
| US5654630A (en) | Contactless sensor driven by single power supply | |
| US3829768A (en) | Superconducting gradiometer for measuring first and second derivatives of a magnetic field | |
| US5467015A (en) | Superconducting magnetometer having increased bias current tolerance and producing digital output | |
| US6218831B1 (en) | Low power fluxgate circuit with current balance | |
| JP2978637B2 (ja) | 超電導巻線のクエンチ検出装置 | |
| JPH0643230A (ja) | Squid磁束計 | |
| JPS62102176A (ja) | 磁束計およびそれに好適な超電導累積演算回路 | |
| US3050683A (en) | Cryogenic circuit | |
| US7388371B2 (en) | Method for controlling characteristics of double relaxation oscillation SQUID with reference junction | |
| JPH0640124B2 (ja) | ディジタル・スクィド | |
| JPH03198387A (ja) | 超伝導回路 | |
| JPH04357482A (ja) | Squid駆動回路 | |
| WO2006043300A2 (en) | Superconductng magnetometer device, and related method of measuring | |
| JPS59167124A (ja) | 超電導排他論理和回路 | |
| JPH077597B2 (ja) | メモリセルとそれを用いた超電導メモリ回路 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |