JPH0519720Y2 - - Google Patents

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JPH0519720Y2
JPH0519720Y2 JP4946587U JP4946587U JPH0519720Y2 JP H0519720 Y2 JPH0519720 Y2 JP H0519720Y2 JP 4946587 U JP4946587 U JP 4946587U JP 4946587 U JP4946587 U JP 4946587U JP H0519720 Y2 JPH0519720 Y2 JP H0519720Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は冷房冷凍空調装置に使用される受液器
に関し、特に自動車用冷房装置(カークーラ)の
受液器に関する。
〔従来の技術〕
一般に、冷房冷凍空調装置は、第4図に示すよ
うな機器によつて構成されている。すなわち、受
液器1内の冷媒が膨張弁2により蒸発器3内に噴
出し、そこで等温等圧下で蒸発し、外部から熱を
奪い、その後圧縮器4により断熱圧縮し、凝縮器
5で冷却凝縮され、受液器1に戻る。
受液器は液化した冷媒が一時的に滞留する容器
で、冷媒の必要量は外気の条件および運転状態に
よりたえず変動するもので、負荷変動に対応する
機能を有し、また、冷媒に含まれる水分やゴミを
除去する吸湿剤、ストレーナを内蔵している。
従来、受液器1は鋼製のものが用いられていた
が、重量が大きく錆が発生し易いため、最近では
アルミニウム製のものに変りつつある。しかし、
アルミニウム製のものはコストが高い欠点があ
る。
そのため、本考案者は先に合成樹脂製受液器を
提案して、上記問題を解決した(特願昭59−
183264号)。
この合成樹脂製受液器は、第5図に示すよう
に、瓶形状の受液器本体11が、それぞれ別個に
形成されたヘツド部12と下部のボトム部13と
を一体に接合して形成され、上記ヘツド部は、冷
媒入口管14および受液器本体11の底部近傍に
開口する冷媒吸込管15aを有する冷媒出口管と
一体成形されている。また、サイトグラス16
は、合成樹脂同士の接着、或いはサイトグラス1
6の周囲の樹脂を超音波などによつてかしめるな
どして取付けられている。また、内部には、冷媒
中の水分を除去する吸湿剤17、がフエルト状の
袋18等に入れられて配置され、上記冷媒吸込管
の先端開口部には、ゴミなどの異物を除去するス
トレーナ19が取付けられた構成となつている。
上記ストレーナ19は、通常100メツシユより
細目で、適度な面積を有し、耐薬品性、耐振動性
および強度が要求されることから、ステンレス製
等の網が使用されているが、さらに低価格のもの
が望まれていた。
そのため、本考案者は、さらに安価で振動など
に強いストレーナを有する合成樹脂製受液器を提
案した(実開昭61−112209号)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、受液器に用いられる吸湿剤は、通
常、粒状のモレキユラシーブ等が用いられるが、
これが振動によつて摩耗し粉が発生し圧縮機等を
損傷するのを防止するため、いずれもフエルト状
の袋に充填して受液器内に入れられている。しか
し、その形状、設置状態では、吸湿剤と冷媒との
接触効率は悪く、さらに、フエルト状袋ら発生す
る繊維がストレーナに詰り、或いは通過して系内
を循環するなどの機能上の問題があり、またコス
トも高い欠点があつた。
本考案は上記の事情に鑑み、低コストで効率よ
く水分を吸着し、細繊維、粉末などが冷媒中に入
ることが殆んどない、合成樹脂製受液器を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記の目的を達成すべくなされたもの
で、その要旨は、ヘツド部およびボトム部が接合
されてなる容器の上記ヘツド部上端に、冷媒入口
管および下端開口部がボトム部の内底面近傍に開
口する冷媒吸込管を有する冷媒出口管が一体に設
けられた瓶形状の受液器本体の内部に、吸湿剤が
充填されている収納部が内蔵固定されている合成
樹脂製受液器であつて、上記収納部は、上縁に鍔
を有し、中央に上記冷媒吸込管が液密に挿通され
る貫通孔が設けられ、その周囲には通液孔が穿設
されている底部を有する筒状体および上記筒状体
の鍔に外周縁が当接し、中央に上記冷媒吸込管が
液密に挿通される貫通孔が設けられ、その周囲に
は通液孔が穿設され上記筒状体の開口部に取付け
られた蓋よりなる収納部本体と、上記筒状体の内
底面および蓋の内面をそれぞれ覆い、上記筒状体
の底部および蓋の貫通孔と合致する貫通孔が設け
られている細目網と、これら細目網の少なくとも
一方を覆い、中央に貫通孔が設けられたフイルタ
とこのフイルタに接する中間空部に粒状の吸湿剤
が充填された吸湿剤層とによつて構成され、この
収納部のフイルタが取付けられている側を受液器
本体の下側に向けて、上記貫通孔に上記冷媒吸込
管が挿通され、上記収納部の鍔および蓋外周縁を
ヘツド部およびボトム部の接合部に挟持固定され
てなる合成樹脂製受液器にある。
〔作用〕
本考案に係る合成樹脂製受液器は、収納部の鍔
が、受液器本体の内周部に強固に固定されてお
り、導入された冷媒は、収納部の細目網、吸湿
剤、フイルタ、細目網を順次通過して吸込管から
導出されるので、冷媒と吸湿剤との接触は極めて
よく、収納部の受ける振動も少なく、吸水剤の粉
化が抑制され、また、粉化が起つても、下流側に
フイルタがあるため、粉末の循環が防止される。
さらにフイルタとして細目のフエルトを使用する
場合、フエルトから短繊維が脱落しても、細目網
によつて除去され、また、細目網を通過しても、
一回の循環で上記収納部によつて除去される。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は本考案に係る合成樹脂製
受液器の一実施例を示すもので、第4図と同一部
分には同一符号を付してその説明を省略する。
図中符号21は、モレキユラシーブ等の吸湿剤
17が充填されている収納部で、次のように構成
されている。すなわち、上縁に鍔22を有する有
底円筒状体23が設けられている。この有底円筒
状体23の底部24の中央には、第3図に示すよ
うに、冷媒吸込管15aを挿通する貫通孔24a
が設けられ、この貫通孔24aの周囲には、通液
孔24bが穿設されている。上記貫通孔24aの
内周近傍には、上記冷媒吸込管15aを挿通した
場合、曲つて冷媒吸込管15aの外周に液密に接
する肉薄のリツプ24cが形成されている。上記
有底円筒状体23の開口部には鍔22に当接し、
中央に貫通孔25a、その周囲に通液孔25bを
有し、上記貫通孔25aの内周近傍が肉薄のリツ
プ25cとなつている平面形状が上記底部24と
ほぼ同じ形状の板状の蓋25が取付けられ、収納
部本体26が形成される。
この収納部本体26の底部24および蓋25の
内面には、面を覆つて、上記貫通孔24a,25
aと合致した貫通孔27a,28aを有する細目
網27,28がそれぞれ取付けられ、上記細目網
28には面を覆つて貫通孔28aと合致する貫通
孔29aを有するフエルト製のフイルタ29が取
付けられている。このフイルタ29と細目網27
との間の空間には、吸湿剤17が充填され、収納
部21が構成されている。
上記収納部21は、上記各貫通孔に冷媒吸込管
15aが挿通され、鍔22が蓋25の外周縁と共
に、ヘツド部12とボトム部13の接合部11a
に挟持固定されるが、それは次の操作による。す
なわち、先ずヘツド部12を逆転し、有底円筒状
体23の貫通孔24aを上記冷媒吸込管15aに
通し、次いで細目網27を取付けて吸湿剤17を
充填し、さらに細目網28、フイルタ29、蓋2
5を取付け、次いで鍔22および蓋25の外周縁
をヘツド部12の端縁に一致させて、ボトム部1
3を接合する。
上記受液器のヘツド部、ボトム部は、射出成形
によつてつくられる。また、有底円筒状体23お
よび蓋24は比較的軟質な樹脂の射出成形によつ
てつくられるが、リツプ24c、25cはその弾
力によつて冷媒吸込管15aの外面との間に液シ
ール機能を発揮するようにして、冷媒のシヨート
パスを防止するとともに、成形上の寸法ばらつき
による芯ずれに対応可能としている。細目網2
7,28は、振動等によつて吸湿剤17が収納部
本体26外に飛散しないで程度の目開きでよく、
金属製でも合成樹脂製でもよく、有底円筒状体2
3或いは蓋25の面に接着、溶着、或いは一体成
形によつて形成してもよい。また、フイルタ29
は目の細いフエルトが好ましく、吸湿剤17が振
動等によつて粉化しても、フイルタ29によつて
過され外部に出るのが防止される。
上記受液器は、冷媒入口管14より導入された
冷媒が、すべて収納部21を通過して、冷媒吸込
管15aより導出されるので、吸湿剤17と極め
て効率よく接触する。また、吸湿剤17の充填密
度を高くすることによつて、振動による吸湿剤の
粉化が大幅に防止される。
なお、上記説明では、フイルタ29を蓋側の細
目網28と当接したが、これを細目網27と当接
してもよい。この場合蓋25が上となるため、ヘ
ツド部12の高さを低く、ボトム部13を高くし
て接合部11aの位置を上にする必要がある。ま
た、フイルタ29を細目網27,28に当接させ
て2枚とし、フイルタ29,29の間に吸湿剤1
7を充填してもよい。この場合には、収納部21
は上下いずれの方向を向けて使用してもよい。し
かし、吸湿剤の充填を考慮すれば、有底円筒状体
の底部をヘツド部の上方に向けた方が好ましい。
また、有底円筒状体は、必ずしも円筒とする必要
はないが、吸湿剤の充填量が多くなることから円
筒状が好ましい。
〔効果〕
以上述べたように、本考案に係る受液器は、合
成樹脂製の部品を組合わせることによつて容易、
かつ安価につくられ、循環する冷媒は、すべて吸
湿剤層を通過するので、循環液は完全に脱湿さ
れ、さらに冷媒中に吸湿剤の粉末、その他の異物
が入らないので、冷房装置の各機器が損傷される
ことなく、自動車等の冷房シテスに寄与すること
が極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第2図は、本考案の受液器の一実
施例を示すもので、第1図は縦断面図、第2図は
収納部の拡大縦断面図、第3図は有底円筒状体の
平面図、第4図は、冷房装置のフローを示す図、
第5図は、従来の受液器の一例を示す縦断面図で
ある。 1……受液器、2……膨張弁、3……蒸発器、
4……圧縮機、5……凝縮器、11……受液器本
体、11a……接合部、12……ヘツド部、13
……ボトム部、14……冷媒入口管、15……冷
媒出口管、15a……冷媒吸込管、16……サイ
トグラス、17……吸湿剤、18……袋、19…
…ストレーナ、21……収納部、22……鍔、2
3……有底円筒状体、24……底部、24a……
貫通孔、24b……通液孔、24c……リツプ、
25……蓋、25a……貫通孔、25b……通液
孔、25c……リツプ、26……収納部本体、2
7……細目網、27a……貫通孔、28……細目
網、28a……貫通孔、29……フイルタ、29
a……貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヘツド部およびボトム部が接合されてなる容器
    の上記ヘツド部上端に、冷媒入口管および下端開
    口部がボトム部の内底面近傍に開口する冷媒吸込
    管を有する冷媒出口管が一体に設けられた瓶形状
    の受液器本体の内部に、吸湿剤が充填されている
    収納部が内蔵固定されている合成樹脂製受液器で
    あつて、上記収納部は、上縁に鍔を有し、中央に
    上記冷媒吸込管が液密に挿通される貫通孔が設け
    られ、その周囲には通液孔が穿設されている底部
    を有する筒状体および上記筒状体の鍔に外周縁が
    当接し、中央に上記冷媒吸込管が液密に挿通され
    る貫通孔が設けられ、その周囲には通液孔が穿設
    され上記筒状体の開口部に取付けられた蓋よりな
    る収納部本体と、上記筒状体の内底面および蓋の
    内面をそれぞれ覆い、上記筒状体の底部および蓋
    の貫通孔と合致する貫通孔が設けられている細目
    網と、これら細目網の少なくとも一方を覆い、中
    央に貫通孔が設けられたフイルタとこのフイルタ
    に接する中間空部に粒状の吸湿剤が充填された吸
    湿剤層とによつて構成され、この収納部のフイル
    タが取付けられている側を受液器本体の下側に向
    けて、上記貫通孔に上記冷媒吸込管が挿通され、
    上記収納部の鍔および蓋外周縁をヘツド部および
    ボトム部に接合部に挟持固定されてなることを特
    徴とする合成樹脂製受液器。
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