JPH05201849A - 浴用剤組成物 - Google Patents

浴用剤組成物

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JPH05201849A
JPH05201849A JP1495492A JP1495492A JPH05201849A JP H05201849 A JPH05201849 A JP H05201849A JP 1495492 A JP1495492 A JP 1495492A JP 1495492 A JP1495492 A JP 1495492A JP H05201849 A JPH05201849 A JP H05201849A
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規弘 田中
Tenmei Hori
天明 堀
Hidenori Yorozu
秀憲 萬
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 水不溶性無機顔料、酸、炭酸塩及び構造中に
ガラクトースを含む平均分子量30,000以上の多糖
類を含有することを特徴とする浴用剤組成物。 【効果】 水不溶性無機顔料を含有しながらも、これが
沈降せず、安定に浴湯中に分散する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴用剤組成物に関し、
更に詳細には炭酸ガスによる入浴効果に加え、配合した
水不溶性無機顔料が沈降せず、安定に浴湯中に分散する
浴用剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】水不溶性無機顔料は浴湯を白濁させ、温
泉気分を高揚させ、またさっぱりとした感触を皮膚に付
与することから、浴用剤の一成分として用いられてい
る。
【0003】一方、酸及び炭酸塩を配合した浴用剤は、
浴湯中で発生した炭酸ガスによる皮膚血行促進効果を有
し、優れた入浴効果を奏することから広く使用されてい
る。
【0004】しかしながら、酸及び炭酸塩を含有する浴
用剤に水不溶性無機顔料を配合した浴用剤を、浴湯中に
投入すると、この顔料が数分のうちに沈降し、浴槽の底
にたまってしまい、顔料添加の効果を奏さず、また入浴
者に不快感を与える。この沈降を防止するため、水不溶
性無機顔料を水溶性高分子で被覆したり(特開昭63−
57516号公報)、界面活性剤で被覆する方法(特開
平2−9811号公報)がすでに提案されている。
【0005】しかしながら、いずれの被覆方法も被覆す
る物質を一度溶液とし、これに前記顔料を混合した後、
乾燥、粉砕を行なうという多段階の処理が必要であり、
経済的に不利益をまぬがれ得ない。また、水溶性高分子
で被覆する場合は、これを一度水溶液とするため、乾燥
時に水を完全に除去し得ず、この水が浴用剤中の酸と炭
酸塩を反応せしめ、剤の安定性が著しく悪化するという
欠点も有していた。更に、水溶性高分子や界面活性剤で
被覆した水不溶性無機顔料を、酸と炭酸塩を含有する浴
用剤に配合した場合、粒度等の条件によっては、浴湯中
への分散がスムーズにいかず、湯面に浮遊物が生じた
り、一昼夜放置後、沈澱が生ずることもあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は炭酸ガスの入浴効果と水不溶性無機顔料の入浴効果を
有し、かつ水不溶性の無機顔料が沈澱等を生じることな
く安定に浴湯中に分散し得る浴用剤組成物を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる実状に鑑み本発明
者らは鋭意研究を行なった結果、水不溶性顔料、酸及び
炭酸塩を含む浴用剤組成物に、特定の多糖類を含有せし
めれば、炭酸ガスによる優れた入浴効果が得られ、かつ
浴湯中で沈澱を生じることなく安定な浴用剤が有利に得
られることを見出し本発明を完成した。
【0008】すなわち本発明は、水不溶性無機顔料、
酸、炭酸塩及び構造中にガラクトースを含む平均分子量
30,000以上の多糖類を含有することを特徴とする
浴用剤組成物を提供するものである。
【0009】本発明で用いる多糖類は、分子構造中にガ
ラクトースを含み平均分子量が30,000以上のもの
であるが、具体的には、アラビアガム、ローカストビー
ンガム、タラガム、グアーガム、カラギーナン、タマリ
ンドガム等が例示される。就中、アラビアガム、タラガ
ム、カラギーナンが特に好ましい。これら多糖類の平均
分子量は30,000以上であることが必要であり、3
0,000未満であると十分な分散性が得られない。一
方、分子構造中にガラクトースを含まないものは、たと
え分子量が30,000以上であっても良好な分散性は
得られない。なお、当該多糖類の配合量は、水不溶性無
機顔料の1重量%(以下単に「%」という)以上とする
ことが好ましい。
【0010】本発明に用いる水不溶性無機顔料として
は、例えば酸化チタン、酸化亜鉛、タルク等が挙げられ
るが、就中酸化チタンが好ましい。水不溶性無機顔料の
配合量は組成物中0.1〜10%とすることが好まし
い。
【0011】本発明において酸としては、無機酸、有機
酸のいずれでも用いることができる。具体的には、無機
酸としてはホウ酸、メタケイ酸、無水ケイ酸等が挙げら
れ、有機酸としては例えば安息香酸、クエン酸、フマル
酸、コハク酸、酒石酸、ピロリドンカルボン酸、アジピ
ン酸、サリチル酸等が挙げられる。これらのうちフマル
酸、コハク酸、酒石酸、アジピン酸が好ましい。酸の配
合量は、組成物中10〜60%とすることが好ましい。
【0012】本発明で用いる炭酸塩としては例えば、炭
酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリ
ウム、炭酸マグネシウム等が挙げられる。これらのうち
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムが好ましく、配合
量は10〜60%が好ましい。
【0013】本発明の浴用剤組成物は、浴湯中で酸と炭
酸塩の反応により発生した炭酸ガスが溶解した状態で浴
湯中に存在するようにするのが好ましい。かくするため
には、組成物を浴湯に溶解させたとき、当該浴湯のpHが
酸性、特に弱酸性になるようにするのが好ましい。この
ように浴湯のpHを調整するには、酸と炭酸塩の配合量を
調節することにより行なえばよく、酸と炭酸塩により緩
衝系を形成せしめてもよい。
【0014】本発明の浴用剤組成物には、上記成分の
他、通常浴用剤に用いられる成分を含有せしめることが
できる。このような成分としては、例えば次の如きもの
が挙げられる。
【0015】(1)無機塩類 塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸
ナトリウム、硝酸カルシウム、硫酸アルミニウム、ポリ
リン酸ナトリウム、塩化アンモニウム、硫酸鉄、燐酸ナ
トリウム、チオ硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硼
酸、メタ珪酸、無水珪酸等。 (2)生薬類 ソウジュツ、ビャクジュツ、カノコソウ、ケイガイ、コ
ウボク、センキュウ、橙皮、トウキ、ショウキョウ末、
ニンジン、ケイヒ、シャクヤク、ハッカ葉、オウゴン、
サンシシ、ブクリョウ、ドクカツ、ショウブ、ガイヨ
ウ、マツブサ、ビャクシ,ジュウヤク、リュウノウ、サ
フラン、オウバクエキス、チンピ、ウイキョウ、カンピ
末、カミツレ、メリッサ、ローズマリー、マロニエ、西
洋ノコギリ草、アルニカ等。 (3)油脂類 イソプロピルパルミテート、イソプロピルミリステー
ト、コレステリルイソステアレート、スクワラン、トリ
(カプリル−カプリン酸)グリセリン、糠油、米糠エキ
ス、1−イソステアロイル−3−ミリストイル−グリセ
ロール、オリーブ油、ホホバ油、ダイズ油、流動パラフ
ィン、白色ワセリン等。 (4)アルコール類 エタノール、ステアリルアルコール、イソプロピルアル
コール、セチルアルコール、ヘキサデシルアルコール
等。 (5)多価アルコール類 グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール等。 (6)界面活性剤 アルキル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸塩、ラウリン酸ジエタノールアミド、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコ
ールモノステアレート等。 (7)その他 イオウ、鉱砂、湯の花、ガゼイン、中性白土、サリチル
酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、卵黄末、イリ糠、雲母末、脱脂粉乳、ポリビニルピ
ロリドン等を添加使用することができる。更に本発明の
浴剤組成物には、上記したもの以外にも、必要に応じて
殺菌防腐剤、保湿剤、金属封鎖剤、香料、その他の広い
範囲の配合剤を配合することができる。
【0016】本発明の浴用剤組成物は、上記成分を攪
拌、混合することによって製造することができる。混合
機は、粉体を攪拌、混合するために使用されるものであ
ればどのようなものでも使用できる。具体的にはパート
ミキサー、ナウターミキサー、万能攪拌混合機、リボン
ミキサー、V字型混合機等を挙げることができる。混合
時間は、成分が均一に混合するのに必要な時間であれば
よく、上記の例に挙げた混合機を使用する場合には、通
常5〜50分間でよい。このようにして得られた粉剤
は、そのまま用いることもでき、また、必要に応じて結
合剤、滑沢剤等を添加し打錠して錠剤としてもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明の浴用剤組成物は、水不溶性無機
顔料を含有しながらも、これが沈降せず安定に浴湯中に
分散し、かつ優れた入浴効果を発揮する。
【0018】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。 実施例1〜3 表1に示す多糖類を用い、表2に示す組成の浴用剤組成
物を下記製造方法により調製した。次いで200lの浴
槽に150lの浴湯を入れ、これに各浴用剤組成物を溶
解又は分散せしめた。この17時間後、浴湯を流出し、
浴槽の底の状態を観察し、下記評価基準により評価し
た。この結果を表2に示す。
【0019】製造方法:表2の各成分の分量をとり、こ
れを、ナウターミキサーにて混合攪拌し、圧縮成形して
50gの錠剤とした。 評価基準: ○:ほとんど沈澱がない △:沈澱が気になる ×:沈澱が多く汚い
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】上記結果より、水不溶性無機顔料と酸と炭
酸塩を含む浴用剤組成物において、平均分子量30,0
00未満で、構造中にガラクトースを含む多糖類を配合
しても(比較例1)、分散性が悪く、また、平均分子量
30,000以上でも、分子構造中にガラクトースを含
まない多糖類を配合しても(比較例2)分散性が悪いこ
とが判る。一方、水不溶性無機顔料と酸と炭酸塩を含む
浴用剤において、平均分子量30,000以上で、分子
構造中にガラクトースを含む多糖類を配合すると(実施
例1〜3)、分散性が良好であることが判る。以上の評
価で明らかな如く、本発明の炭酸塩及び酸を含有する浴
用剤組成物は、分散性が良好なものであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水不溶性無機顔料、酸、炭酸塩及び構造
    中にガラクトースを含む平均分子量30,000以上の
    多糖類を含有することを特徴とする浴用剤組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1147220A (ja) * 1997-07-30 1999-02-23 Kao Corp 粒状入浴剤組成物
JP2017197504A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 ヤングビーナス薬品工業株式会社 固形状入浴剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1147220A (ja) * 1997-07-30 1999-02-23 Kao Corp 粒状入浴剤組成物
JP2017197504A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 ヤングビーナス薬品工業株式会社 固形状入浴剤

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