JPH052052U - 試料押え式ロツクウエル硬度計 - Google Patents

試料押え式ロツクウエル硬度計

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JPH052052U
JPH052052U JP2000292U JP2000292U JPH052052U JP H052052 U JPH052052 U JP H052052U JP 2000292 U JP2000292 U JP 2000292U JP 2000292 U JP2000292 U JP 2000292U JP H052052 U JPH052052 U JP H052052U
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昌三 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロックウエル硬度計に関し、特に試料押え
が、その下端部を試料の係合面に対応した形状のものに
簡単に取換えうるようにした、試料押え式ロックウエル
硬度計に関する。 【構成】 機枠1に上下動可能に装備された圧子13と試
料受台4とを有するロックウエル硬度計において、試料
押え12の落下防止用ストッパ8と試料押え12の押付け用
バネSおよびバネ受け7を一体として機枠1に着脱でき
るようにして、試料押えを、その下端部が試料の係合面
に対応した形状のものに簡単に取換え可能とすると共
に、試料押えを用いなくてもロックウエル硬度の計測が
行なえるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ロックウエル硬度計に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のロックウエル硬度計は、図8乃至図10に示すようにして試料を支持する ようになっており、図8はその一例を模式的に示す側面図、図9はその他の例を 模式的に示す側面図、図10はその計測状態を示す模式図である。
【0003】 すなわち、機枠1に圧子13が上下動可能に装備され、機枠1の圧子13に対向す る位置には、試料受台4がねじ軸5を介してねじ軸上下用ナット6により上下動 可能に取り付けられている。
【0004】 そして、試料受台4上に試料3が載置され、この状態で圧子13が下方に駆動さ れて、測定用のくぼみを形成させるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の装置では、試料3が長い場合や重量の不釣合がある場合等に 試料3を支持するため、図8に示す支持装置14や図9に示す支持装置14'が装備 されている。
【0006】 しかしながら、このような手段による場合、試料3を試料受台4に密接させる ように調整することは困難であり、図10に示すように、試料3が試料受台4に 対し密接しない状態で計測されることが多く、正確に測定を行なえないという不 具合がある。
【0007】 このような不具合を解消すべく、試料押えを取り付けて硬度測定時に試料を試 料受台上に安定よく押え付けるようにしたものが提案されている(例えば特開昭 52-107891号公報)が、このものでは試料押えにダイヤルゲージが取り付けられ ていて試料押えが計測機構の一部を構成しているため、試料押えを簡単に取り替 えられないばかりか、取り外してしまうと硬度計測が行なえないなどの不具合が ある。
【0008】 一方試料の測定面は、必ずしも平面形状ではなく、いろいろな形状であるため 、これに係接する試料押えとしては、その下端(試料への係接端)が試料の測定 面に応じた形状のものであることが望ましく、しかもそれが簡単に交換できるも のであることが一層望ましいことは言うまでもない。
【0009】 本考案は、このような要望を満たすと共に、試料押えの不必要時に簡単に取り 外すことができかつ試料押えを取り外した状態での硬度試験が可能な、試料押え 式ロックウエル硬度計を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本考案の試料押え式ロックウエル硬度計は、機枠 と、同機枠に上下動可能に装備された圧子と、同圧子に対向するようにその下方 に配設されて上記機枠に支持された試料受台とをそなえ、上記試料受台上に載置 された試料に下端部を係合すべく上記圧子の近傍に配設された試料押えと、同試 料押えの落下を防止すべく上記機枠に着脱可能に取り付けられたストッパとが設 けられるとともに、上記試料押えの上記試料への係合時に上記試料を上記試料受 台へ押圧すべく、上記試料押えを下方へ付勢する機構が、上記試料押えと上記の 機枠またはストッパとの間に介装された、試料押え式ロックウエル硬度計におい て、上記付勢機構が、上記ストッパに取り付けられたばね受けと、同ばね受けと 上記試料押えとの間に介装されたばねとにより構成されると共に、同ばねによる 付勢力を調整すべく、上記ストッパとばね受けとが相互間に形成されたねじ部を 介し相対変位可能に取り付けられ、上記試料押えとして、その下端が上記試料の 係合面に対応する形状に形成されたものを選択して上記ストッパに取り外し可能 に取り付けられるように構成されていることを特徴としている。
【0011】
【作用】
上述のような構成により、試料が試料押えにより試料受台上に安定よく押え付 けられた状態で、ロックウエル硬さの計測が行なわれる。
【0012】 また、試料の上面形状に適した下端形状を有する試料押えの取り替えあるいは 試料押えの取り外しが簡単に行なえる。
【0013】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明すると、図1乃至図3は本考案 の第1実施例としての試料押え式ロックウエル硬度計を示すもので、図1はその 側面図、図2は図1におけるII部の縦断面図、図3はその計測状態を示す縦断面 図であり、図4は本考案の第2実施例としての試料押え式ロックウエル硬度計を 図2に対応させて示す縦断面図であり、図5は本考案の第1および第2実施例と しての試料押え式ロックウエル硬度計における試料押えの変形例を示す斜視図、 図6は本考案の第2実施例としての試料押え式ロックウエル硬度計の一部変形例 を示す要部縦断面図、図7は本考案の第3実施例としての試料押え式ロックウエ ル硬度計の要部縦断面図である。
【0014】 まず、本考案の第1実施例としての試料押え式ロックウエル硬度計について説 明すると、図1,図2に示すように、ロックウエル硬度計を構成する機枠1に圧 子軸11が上下動可能に装備されている。
【0015】 圧子軸11下端部には、圧子13が装着されており、圧子13下方の圧子13先端に対 向する位置には、機枠1に支持される試料受台4が設けられている。
【0016】 試料受台4は機枠1にねじ軸5およびねじ軸上下用ナット6を介して支持され ている。
【0017】 ねじ軸5および試料受台4は、ねじ軸上下用ナット6の回動により上下に駆動 されるようになっている。
【0018】 すなわち、試料受台4の試料3を載置した状態での上下位置調整により試料3 を測定可能な状態にするようになっている。
【0019】 そして、筒状に形成された試料押え12が、その内部に圧子13先端部を収容する とともに、その下端部が試料受台4上に載置された試料3に係合しうるように配 設されている。
【0020】 また、筒状に形成されたストッパ8が、圧子軸11,試料押え12および付勢機構 Sを収容するように配設されて、その上端部が機枠1に圧子13と同心状態にねじ 10により固着されている。
【0021】 試料押え12はストッパ8に相対変位可能に遊挿されており、支持筒8の下端部 に円錐状に形成された案内面8aとつば状部分8bによって試料押え12の大径部12 aが案内されて圧子13と同心状態に係止されるようになっている。
【0022】 さらに、試料押え12は、押えばね9とばね受け7とにより構成された付勢機構 Sにより常時下方へ付勢されている。
【0023】 ばね受け7は、ストッパ8上端部に形成されたねじに螺合しており、ばね受け 7と試料押え12との間に押えばね9が介装されていて、押えばね9の付勢力はば ね受け7の上下動により調整できるようになっている。
【0024】 さらに、試料押え12として、その下端を試料3の上面の係合面に対応する形状 と、試料3と圧子13との係合状態が直接見られる切り欠き部とをもった形状にな った複数種のものが用意されている。
【0025】 すなわち、試料3が円筒の場合用としては下端を逆V字型に形成されたものが 、また試料3が平面の場合用として、図5に示すように、下端を基部12cと、基 部12cに立設された押圧肢12dとにより形成されたものが用意されている。そして 図5に示したものの場合、試料3の上面が圧子13の軸に対し直交する一定の姿勢 に押圧しながら、押圧肢12d相互間の切り欠き部から試料3と圧子13との係合状 態が見られるようになっている。
【0026】 そして、ねじ10を取り外すことにより、試料押え12を所要の形状のものと取り 替えたり、押えばね9を押圧力の異なるものと取り替えたりすることが簡単にで き、さらに試料が小型で試料押えで押えきれない場合や押える必要がないとき等 の不要時には簡単に取り外しておくことができる。
【0027】 本考案の第1実施例としての試料押え式ロックウエル硬度計は、上述のごとく 構成されているので、長い試料3のロックウエル硬度の測定を行なうには、試料 3の一端を試料受台4上に載置し、試料3の他端を手で支えるか、または、支持 装置14や支持装置14'を試料受台4の面よりやや低い位置にして、補助的に支持 させるようにする。
【0028】 そして、ねじ軸上下用ナット6を回転させて試料受台4の高さを調整し、試料 3を所要の高さにする。
【0029】 上述のような高さ調整の結果、図3に示すように試料押え12下端が試料3上面 に係合するようになり、試料3は付勢機構Sにおける押えばね9の弾性力により 、下方へ押圧されるようになる。
【0030】 これにより、試料3の裏面は試料受台4の上面に密接するようになり、この状 態で圧子13が上下動されて、所要の測定くぼみが形成される。
【0031】 そしてこの場合、試料押え12としてはその下端の形状が試料3の上面形状に確 実に係合するものが用いられる。例えば試料3が円筒状の場合は、試料押え12の 下端が逆V字型形状になっているものが用いられて試料3を一定の位置に一定の 姿勢で保持すると共に、試料3と圧子13との係合状態をV字型の谷間の部分かま たは別に設ける切り欠き部から確認しながら測定を正確に行なうことができる。 また試料3が平面の場合は、下端が上述の図5に示すような形状になったもの が用いられ、この場合押圧肢12dの間の切り欠き部より試料押え12の試料3への 係合状態を直接観察することができる。
【0032】 また、試料3の試料受台4への押圧力は、ばね受け7の上下位置調整により調 整される。
【0033】 そして、測定後に、試料3が試料受台4の下降により試料押え12下端から離れ る。
【0034】 このとき、試料押え12は支持筒8の案内面8aに案内されて、支持筒8と同心 位置に係止される。
【0035】 これにより、常時試料押え12の軸心と、圧子13の軸心とが一致するようになり 、測定時に試料押え12が、圧子13を中心とするバランスの良い状態で、試料3を 押圧する。
【0036】 また、例えば試料3が試料押え12より小径な場合のように、試料押え12の不要 時には、試料押え12を取り外して硬度計測を行なことができる。そして試料押え 12が取り外されることにより、試料3に対する圧子13の圧接状態を試料押えに邪 魔されることなく行なうことができる。
【0037】 なお、試料押え12の取り外しが簡単に行なえることは言うまでもない。
【0038】 次に、本考案の第2実施例としての試料押え式ロックウエル硬度計について説 明すると、図4に示すように構成されており、図1乃至図3と同一の符号は、ほ ぼ同様のものを示す。
【0039】 本実施例では、試料押え12が、ストッパ8下端部を収容するように形成されて おり、ストッパ8下端の円錐状案内面8aとつば状部分8bによって試料押え12の つば状部分12bが案内されて、試料押え12は、圧子13と同心位置に案内係止され るようになっている。
【0040】 また、ストッパ8のつば状部分8bと、試料押え12のつば状部分12bとの係合面 を図6に示すように円錐面にして圧子13と同心状態で嵌合するようにしても良い。
【0041】 ばね受け7のねじ部はストッパ8の上部外周に形成されたねじと螺合し、押え ばね9はばね受け7と試料押え12のつば状部分12bとの間に介装され、試料押え1 2を常時下方へ付勢するようになっている。
【0042】 また、支持筒8におけるつば状部分8bは、ボルト等により筒状部分に着脱可 能に取り付けられており、押えばね9や試料押え12を必要に応じ交換できるよう になっている。
【0043】 本考案の第2実施例としての試料押え式ロックウエル硬度計は、上述のごとく 構成されているので、第1実施例とほぼ同様にして、ロックウエル硬度の測定が 行なわれる。
【0044】 そして、試料押え12は、ストッパ8の円錐状案内面8aに案内されて圧子13と 同心状態に保たれる。
【0045】 また試料押え12による試料3への押圧力は試料3の状態を見ながらバネ受け7 を回転させて上下に移動させることにより調整される。バネ受け7にはハンドル やスパナ掛けをつけることによって容易に回転させることが出来る。
【0046】 さらに、試料3に応じた押えばね9や試料押え12を選択し、支持筒8のつば状 部8bを取りはずして、取り替えることにより、試料3に応じた試料受台4への 密接状態が確実に保たれる。
【0047】 このようにして、適度の押圧力が得られ、試料3の試料受台4への密接状態が 確実に保たれ、計測が正確に行なわれる。
【0048】 そして、本考案の第3実施例としての試料押え式ロックウエル硬度計について 説明すると、図7に示すようになっており、図1乃至図6と同一の符号はほぼ同 様のものを示す。
【0049】 本実施例ではストッパ8'の小径ねじ部8cを機枠1に直接ねじ込むことによっ て固定され、ストッパ8'には試料押え12が相対変位可能に遊挿されておりストッ パ8'の下端に形成されたつば状部分8b'により落下を防止されている。
【0050】 さらに試料押え12は、ストッパ8'の上部ねじに螺合したバネ受け7と、バネ 受け7と試料押え12の間に介装される押えばね9によって下方へ付勢されている 。
【0051】 このように構成された試料押え装置が、圧子13付き圧子軸11のまわりに複数個 装備され、試料3を押圧するようになっている。
【0052】 本考案の第3実施例としての試料押え式ロックウエル硬度計は上述のごとく構 成されているので、第1実施例とほぼ同様にして、ロックウエル硬度の測定が行 なわれる。
【0053】 そして、試料3は、試料押え12および付勢機構Sにより押圧されるが、この際 に、試料押え装置の数および取付位置を変更したり押えばね9の弾性力をばね受 け7の回動により調整したりして、試料3の形状や重さに対応させるようにする 。
【0054】 また、ストッパ8'の長さを変更することにより、段差を有する形状の試料3 に対しても十分に押圧できる。
【0055】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の試料押え式ロックウエル硬度計によれば、簡素 な構成で次のような効果ないし利点が得られる。 (1) 試料が試料受台に安定した状態で確実に密接保持されるようになり、硬度計 測を安定して正確に行なえる。 (2) 試料押えを、その下端の形状が試料の上面形状に適応したものに簡単に取り 替えることができる。 (3) 試料押えを必要としない場合に試料押えを簡単に取り外すことができ、しか も試料押えを取り外したままでの硬度計測が可能である。そしてこの場合、圧子 の試料に対する圧接状態の確認に際し試料押えが視界の邪魔にならないので、そ の確認を正確に行なうことができる。 (4) 試料の試料受台への押圧力が、ばね受けの上下位置調整により調整でき、試 料に適した押圧力で試料を押圧支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例としての試料押え式ロック
ウエル硬度計を示す側面図。
【図2】図1におけるII部の縦断面図。
【図3】同計測状態を示す縦断面図。
【図4】本考案の第2実施例としての試料押え式ロック
ウエル硬度計を図2に対応させて示す縦断面図。
【図5】本考案の第1および第2実施例としての試料押
え式ロックウエル硬度計における試料押えの変形例を示
す斜視図。
【図6】本考案の第2実施例としての試料押え式ロック
ウエル硬度計の一部変形例を示す要部縦断面図。
【図7】本考案の第3実施例としての試料押え式ロック
ウエル硬度計の要部縦断面図。
【図8】従来のロックウェル硬度計の一例を模式的に示
す側面図。
【図9】同他の例を模式的に示す側面図。
【図10】図9のものにおける計測状態を示す模式図。
【符号の説明】
1 機枠 1a 凹部 3 試料 4 試料受台 5 ねじ軸 6 ねじ軸上下用ナット 7 ばね受け 8,8' ストッパとしての支持筒 8b,8b' つば状部分 8c 小径ねじ部 9 押えばね 10 ねじ 11 圧子軸 12 試料押え 12a 大径部 12b つば状部分 12c 基部 12d 押圧肢 13 圧子 14,14' 支持装置 S 付勢機構

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 機枠と、同機枠に上下動可能に装備され
    た圧子と、同圧子に対向するようにその下方に配設され
    て上記機枠に支持された試料受台とをそなえ、上記試料
    受台上に載置された試料に下端部を係合すべく上記圧子
    の近傍に配設された試料押えと、同試料押えの落下を防
    止すべく上記機枠に着脱可能に取り付けられたストッパ
    とが設けられるとともに、上記試料押えの上記試料への
    係合時に上記試料を上記試料受台へ押圧すべく、上記試
    料押えを下方に付勢する機構が、上記試料押えと上記の
    機枠またはストッパとの間に介装された、試料押え式ロ
    ックウエル硬度計において、上記付勢機構が、上記スト
    ッパに取り付けられたばね受けと、同ばね受けと上記試
    料押えとの間に介装されたばねとにより構成されると共
    に、同ばねによる付勢力を調整すべく、上記ストッパと
    ばね受けとが相互間に形成されたねじ部を介し相対変位
    可能に取り付けられ、上記試料押えとして、その下端が
    上記試料の係合面に対応する形状に形成されたものを選
    択して上記ストッパに取り外し可能に取り付けられるよ
    うに構成されていることを特徴とする、試料押え式ロッ
    クウエル硬度計。
JP2000292U 1992-03-03 1992-03-03 試料押え式ロックウエル硬度計 Expired - Lifetime JPH0726685Y2 (ja)

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JPH0726685Y2 JPH0726685Y2 (ja) 1995-06-14

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021189013A (ja) * 2020-05-29 2021-12-13 日本製鉄株式会社 膨張試験装置

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