JPH05205326A - 光ディスク用基板の製造方法 - Google Patents

光ディスク用基板の製造方法

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JPH05205326A
JPH05205326A JP4146015A JP14601592A JPH05205326A JP H05205326 A JPH05205326 A JP H05205326A JP 4146015 A JP4146015 A JP 4146015A JP 14601592 A JP14601592 A JP 14601592A JP H05205326 A JPH05205326 A JP H05205326A
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JP
Japan
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methyl
pentene
substrate
optical disk
temperature
Prior art date
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JP4146015A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Yamazaki
崎 和 之 山
Takehiko Kitamura
村 武 彦 北
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】(a)荷重5kg、温度260℃において、AS
TM D 1238 に準拠して測定されたメルトフローレイト
(MFR)が、240〜1200g/10分であり、か
つ(b)DSCによる融点が234〜240℃である、
4-メチル-1-ペンテン重合体または4-メチル-1-ペンテン
共重合体のペレットを、シリンダの少なくとも一部の温
度が320〜370℃、金型温度が55℃以下で射出成
形する光ディスク用基板の製造方法。 【効果】 転写性に優れる4-メチル-1-ペンテン重合体
または4-メチル-1-ペンテン共重合体からなる光ディス
ク用基板の製造方法を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、光ディスク用基板の製造
方法に関し、さらに詳しくは転写性に優れた4-メチル-1
-ペンテン重合体または4-メチル-1-ペンテン共重合体か
らなる光ディスク用基板の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【発明の技術的背景】光ディスクは、記憶容量か大き
く、可搬性があるなどの特徴からCD、LD、追記型光
ディスク、MOディスクなどの録音、録画などの情報記
録分野において多く利用されている。
【0003】光ディスクは、スタンパーを射出成形機の
金型に取り付け、射出成形を行い、表面にピットやトラ
ックが転写された光ディスク用基板を作成し、この基板
上に光記録層あるいは光記録層と反射層(金属層)さら
に保護層を形成するか、あるいは射出成形により基板を
成形すると同時に情報ピットを成形し、その上に反射層
さらに必要により保護層を形成することにより製造され
る。そして記録、再生感度の良好な光ディスクを得るた
めには、基板成型時にスタンパーの微細な凹凸を忠実に
再現させることが必要である。また、このような光ディ
スク用基板には、透明性に優れていること、複屈折が少
ないこと、成形時に歪みを生じないこと、寸法安定性に
優れ成形後に反りを生じないこと、金属の蒸着性や有機
膜のぬれ性に優れること、耐熱性、耐湿性に優れること
など様々な特性が要求される。
【0004】近年、光ディスクは記憶容量をさらに大き
くすることが求められており、同一径基板で記憶容量を
増大させるためには、トラックピッチやピットピッチを
狭くするなどして記録密度を高める必要がある。このよ
うな記録密度の高い光ディスクを製造するために、上記
特性を有するとともに転写性にさらに優れた基板成形方
法が求められている。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記のような従来技術に鑑みて
なされたものであり、4-メチル-1-ペンテン重合体また
は4-メチル-1-ペンテン共重合体からなり、転写性に優
れかつ反りの少ない光ディスク用基板の製造方法を提供
することを目的としている。
【0006】
【発明の概要】本発明に係る光ディスク用基板の製造方
法は、(a)荷重5kg、温度260℃において、ASTM
D 1238 に準拠して測定されたメルトフローレイト(M
FR)が、240〜1200g/10分であり、かつ
(b)DSCによる融点が234〜240℃である4-メ
チル-1-ペンテン重合体または4-メチル-1-ペンテン共重
合体のペレットを、シリンダの少なくとも一部の温度が
320〜370℃、金型温度が55℃以下で射出成形す
ることを特徴としている。
【0007】このような光ディスク用基板を構成する重
合体の中では、4-メチル-1-ペンテン単独重合体また
は、4-メチル-1-ペンテンから誘導される繰り返し単位
が94〜99.5重量%であり、α-オレフィン(好まし
くは炭素数4〜24のα-オレフィン)から誘導される
繰り返し単位が6〜0.5重量%からなる4-メチル-1-ペ
ンテン/α-オレフィン共重合体であることが特に好ま
しい。
【0008】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る光ディスク用
基板の製造方法について説明するが、まず本発明で用い
られる4-メチル-1-ペンテン重合体および4-メチル-1-ペ
ンテン共重合体について説明する。
【0009】本発明で用いられる基板用の樹脂は、4-メ
チル-1-ペンテン重合体または4-メチル-1-ペンテン共重
合体であり、好ましくは4-メチル-1-ペンテン単独重合
体または、4-メチル-1-ペンテンとα-オレフィン(好ま
しくは炭素数4〜24のα-オレフィン)との共重合
体、より好ましくは4-メチル-1-ペンテンから誘導され
る繰り返し単位を94重量%以上含む4-メチル-1-ペン
テンと炭素数4〜24のα-オレフィンとの共重合体で
あるが、本発明の目的である転写性の優れた光ディスク
用基板を得るためには、4-メチル-1-ペンテンから誘導
される繰り返し単位が94〜99.5重量%、特に好ま
しくは96〜99.5重量%であり、炭素数4〜24の
α-オレフィンから誘導される繰り返し単位が6〜0.5
重量%、特に好ましくは4〜0.5重量%からなる4-メ
チル-1-ペンテン/α-オレフィン共重合体が望ましい。
【0010】本発明において4-メチル-1-ペンテン重合
体とは、4-メチル-1-ペンテン単独重合体および、4-メ
チル-1-ペンテンと少量のα-オレフィン以外のモノマー
との共重合体を意味する。また、本発明において4-メチ
ル-1-ペンテン共重合体(4-メチル-1-ペンテン/α-オ
レフィン共重合体)とは、4-メチル-1-ペンテンとα-オ
レフィンとの共重合体および、4-メチル-1-ペンテンと
α-オレフィンと少量のα-オレフィン以外のモノマーと
の共重合体を意味する。
【0011】上記のα-オレフィン以外のモノマーとし
ては、例えば、ブタジエン、ジシクロペンタジエン、エ
チリデンノルボルネン、メチルアクリレート、メチルメ
タクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレ
ートなどが挙げられる。
【0012】4-メチル-1-ペンテンとの共重合に用いら
れるα-オレフィンとしては、炭素数2以上のα-オレフ
ィンが用いられるが、本発明では特に炭素数4〜24の
α-オレフィンが好ましく用いられる。炭素数2以上の
α-オレフィンとしては、エチレン、プロピレン、1-ブ
テン、1-ペンテン、1-ヘキセン、1-ヘプテン、1-オクテ
ン、1-デセン、1-テトラデセン、1-ヘキサデセン、1-オ
クタデセン、1-エイコセンなどが挙げられ、これらのう
ち炭素数4〜24のα-オレフィンが好ましく、炭素数
6〜18のα-オレフィンが更に好ましく、1-デセン、1
-ヘキサデセン、1-オクタデセンが最も好ましい。これ
らのα-オレフィンは単独で用いてもよく、2種以上組
み合わせて用いてもよい。
【0013】上記のような4-メチル-1-ペンテン重合体
または4-メチル-1-ペンテン共重合体は、たとえば従来
公知の以下のような触媒および方法を用いて製造され
る。(A)高活性チタン触媒成分、(B)有機金属化合
物触媒成分、および(C)下記一般式で表される有機ケ
イ素化合物触媒成分 RnSi(OR')4-n (式中、RおよびR' は炭化水素基であり、0<n<4
である。)から形成される重合用触媒の存在下に、約2
0〜100℃の温度で、4-メチル-1-ペンテンを重合さ
せるか、または4-メチル-1-ペンテンと前記α-オレフィ
ンとを共重合させることによって得られる。この際に
は、例えば上記したα-オレフィン以外のモノマーを少
量共重合させてもよい。
【0014】また本発明では、上記の4-メチル-1-ペン
テン重合体または4-メチル-1-ペンテン共重合体とし
て、4-メチル-1-ペンテン重合体または4-メチル-1-ペン
テン共重合体を、一部熱分解等により減成したものを用
いてもよい。また4-メチル-1-ペンテン重合体と4-メチ
ル-1-ペンテン共重合体とをブレンドした組成物を用い
ることもできる。
【0015】4-メチル-1-ペンテン重合体と4-メチル-1-
ペンテン共重合体とをブレンドする際には、4-メチル-1
-ペンテン重合体と4-メチル-1-ペンテン共重合体との合
計量に対し、4-メチル-1-ペンテン共重合体が0.5重量
%以上、好ましくは30重量%以上、特に好ましくは4
0重量%以上の量で混合され、4-メチル-1-ペンテン重
合体が99.5重量%以下、好ましくは70重量%以
下、特に好ましくは60重量%以下の量でブレンドする
ことが好ましい。
【0016】このような本発明において用いる4-メチル
-1-ペンテン重合体または4-メチル-1-ペンテン共重合体
(4-メチル-1-ペンテン/α-オレフィン共重合体)のペ
レットは、荷重5kg、温度260℃において、ASTM D
1238に準拠して測定されたメルトフローレイト(MF
R)が、240〜1200g/10分、好ましくは24
0〜1000g/10分、より好ましくは300〜95
0g/10分、最も好ましくは350〜900g/10
分の範囲であり、DSCによる融点が234〜240
℃、好ましくは235〜239℃の範囲にある。本発明
において用いる4-メチル-1-ペンテン重合体または4-メ
チル-1-ペンテン共重合体の密度は0.830〜0.83
5g/cm3 、特に好ましくは0.831〜0.834g
/cm3 の範囲であることが望ましい。また、本発明に
おいて用いる4-メチル-1-ペンテン重合体または4-メチ
ル-1-ペンテン共重合体の数平均分子量(Mn)は15
000〜100000の範囲であることが望ましく、ゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC、溶
媒:o-ジクロルベンゼン、140℃、ポリスチレン換
算)で測定した分子量分布(Mw/Mn)は2.3〜5.
0の範囲であることが望ましい。
【0017】なお、DSCによる融点は示差走査熱量計
を用いて以下の手順で行なう。すなわち、パーキンエル
マー社製DSCII型を使用し、試料約3mgを4mm×
4mm、厚さ0.2mmのアルミニウム板に巻回すこと
により試料の配向方法に拘束する。次いで、このアルミ
ニウム板に巻回した試料をアルミパンの中に封入し、こ
れを測定用試料とする。また、比較用試料であるリファ
レンスホルダに入れる通常空のアルミパンには、前記試
料に使用したものと同じアルミニウム板を封入し、両者
の熱バランスを取る。そして、試料を30℃で約1分間
保持した後、10℃/分の昇温速度で250℃まで昇温
する。この測定による最大吸熱ピーク位置を試料の融点
とする。
【0018】本発明により得られた4-メチル-1-ペンテ
ン重合体または4-メチル-1-ペンテン共重合体からなる
光ディスク基板は、その密度が0.830〜0.835g
/cm 3 、好ましくは0.831〜0.834g/cm3
であり、ASTM D 1238 に準拠して測定されたメルトフロ
ーレート(MFR)が300〜3000g/10分、特
に好ましくは350〜2000g/10分であることが
望ましい。また、本発明により得られた4-メチル-1-ペ
ンテン重合体または4-メチル-1-ペンテン共重合体から
なる光ディスク基板は、数平均分子量(Mn)が100
00〜80000であり、ゲルパーミエーションクロマ
トグラフィー(GPC、溶媒:o-ジクロルベンゼン、1
40℃、ポリスチレン換算)で測定した分子量分布(M
w/Mn)が2〜5であることが望ましい。
【0019】このような4-メチル-1-ペンテン重合体ま
たは4-メチル-1-ペンテン共重合体は耐熱性、透明性に
優れ、かつ溶融流動特性、精密成形加工性に優れ、しか
も成形加工時に歪みを生じ難いなどの特性を有してい
る。
【0020】上記共重合体または組成物は、必要に応じ
て耐熱安定剤、耐候安定剤、塩酸吸収剤、帯電防止剤な
どの各種添加剤が配合されていてもよい。本発明では、
上記のような共重合体または組成物から光ディスク用基
板を成形する。
【0021】本発明に係る光ディスク用基板は、上記の
ような重合体または共重合体あるいは組成物を用いて、
シリンダの少なくとも一部の温度が、通常320〜37
0℃、好ましくは330〜355℃、さらに好ましくは
330〜350℃、最も好ましくは335〜350℃、
金型温度が55℃以下、好ましくは10〜50℃の条件
で射出成形する。
【0022】また、射出成形の際の冷却時間は、好まし
くは5.0〜11秒、より好ましくは6.0〜8.0秒で
あり、成形サイクルは、好ましくは10.0〜18.0
秒、より好ましくは12.0〜18.0秒、特に好ましく
は13.0〜15.0秒であることが望ましい。
【0023】このようにして得られる光ディスク用基板
の厚さは、通常0.1〜5mm、好ましくは0.5〜1.
5mmであることが望ましい。本発明により得られた光
ディスク用基板を用いて光ディスクを製造するには、例
えば基板上に、Fe-Co-Tb 層、Fe-Co-Gd 層などの
3d遷移金属と希土類金属とを含む光磁気記録層、ある
いはTe-C-H層、Te-Cr 層などの追記型の光記録層
を形成し、その上に必要に応じて反射層、保護層を形成
するか、あるいは基板上に成形と同時に情報ピットを成
形し、その上に必要に応じて反射層、または反射層と保
護層を形成すればよい。(例えば、再生専用光ディス
ク)反射層としては特に制限はないがAl、Cr、A
u、Ag、Cuなどの金属からなる層あるいはこれらの
金属を含む合金からなる層などが例示さる。このような
反射層の層厚は500〜1000Å、より好ましくは8
00〜1000Åであることが望ましい。
【0024】また保護層としては紫外線硬化樹脂、エポ
キシ樹脂、メタクリル樹脂、窒化珪素(SiNx)、炭
化硅素(SiCx)、窒化アルミニウム(AlN)など
からなる層が例示できる。このような保護層の層厚は3
〜7μm、より好ましくは5〜7μmであることが望ま
しい。
【0025】これらの記録層、反射層、保護層は例えば
蒸着法、スパッタリング法、スピンコート法など従来知
られた方法で形成することができる。本発明に係る光デ
ィスクの製造方法によれば、シリンダで高温に溶融され
た低粘度の4-メチル-1-ペンテン重合体または4-メチル-
1-ペンテン共重合体が、短時間で低温に保持され金型に
充填されるため、グルーブ溝深さがディスク半径に拘ら
ず均一に深く入り、転写性が特に良好である。また、金
型温度が低い場合には成形サイクルを短くすることがで
きるので、生産性を向上させることができる。さらに、
樹脂のシリンダ内での滞留時間を短くすることができる
ので、4-メチル-1-ペンテン重合体または4-メチル-1-ペ
ンテン共重合体の熱劣化を防ぐことができ、しかも得ら
れる光ディスクは反りが生じ難く寸法安定性に優れてい
る。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る光ディスク用基板の製造方
法では、4-メチル-1-ペンテン重合体または4-メチル-1-
ペンテン共重合体、好適には4-メチル-1-ペンテン単独
重合体または4-メチル-1-ペンテンから誘導される繰り
返し単位が94〜100重量%、好ましくは94〜9
9.5重量%、特に好ましくは96〜99.5重量%であ
り、炭素数4〜24のα-オレフィンから誘導される繰
り返し単位が6〜0重量%、好ましくは6〜0.5重量
%、特に好ましくは4〜0.5重量%からなる4-メチル-
1-ペンテン共重合体であって、荷重5kg、温度260
℃において、ASTM D1238 に準拠して測定されたメルト
フローレイト(MFR)が、240〜1200g/10
分であり、DSCによる融点が234〜240℃である
4-メチル-1-ペンテン重合体または4-メチル-1-ペンテン
共重合体のペレットを原料樹脂ペレットとして用い、か
つ、シリンダの少なくとも一部の温度が320〜370
℃、金型温度55℃以下で射出成形して形成するので、
得られた光ディスク基板はその転写性が特に良好であ
る。また、このような製造方法により成形された光ディ
スクの基板は、反りが生じ難く、寸法安定性、耐熱性に
優れ、しかもフローマークが発生せず、透明性に優れ、
複屈折が小さい。
【0027】本発明に係る光ディスク用基板の製造方法
は、CD、MD、CD-ROM、LD、MOディスク、
追記型ディスクなどの透明基板の製造方法として、広く
利用することができる。
【0028】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明の光ディスク
用基板の製造方法をさらに具体的に説明するが、本発明
はこれら実施例に限定されるものではない。
【0029】なお、本発明において光ディスクの反りお
よび転写性は以下のようにして評価される。 [反 り]図1に示すように、光ディスクの凹面側の周
縁部に接する面と基板の中心との距離(n)を測定し、
光ディスクの反り(mm)とした。 [転写性]光ディスクの変調度(I3/ITopおよびI11
/ITop)を測定することにより、光ディスク基板の転
写性を評価した。
【0030】すなわちピットが転写された光ディスク用
基板に、反射層、保護層を順次形成し、得られた光ディ
スクについて、再生レーザー光を照射したときに、光デ
ィスクのピットのないところで反射されて戻ってくるレ
ーザー光の光量(ITop)と、ピット長が最短のピット
で反射されて戻ってくるレーザー光の光量(I3)と、
ピット長が最長のピットで反射されて戻ってくるレーザ
ー光の光量(I11)とをそれぞれ測定し、I3/ITop
よびI11/ITopを求めた。I3およびI11は、転写性が
良いほど値が高くなるため、I3/ITopおよびI11/I
Topは、値が大きいほど転写性に優れることになる。
【0031】なお一般に、I3/ITopは40%程度であ
り、I11/ITopは60%程度である。
【0032】
【実施例1】4-メチル-1-ペンテン98重量%、n-デセ
ン(1-デセン)2重量%からなる4-メチル-1-ペンテン
/α-オレフィン重合体[MFR:400g/10分(A
STM D1238 に準拠、温度260℃)、DSCによる融点
235℃、数平均分子量(Mn):47000、GPC
(溶媒:o-ジクロルベンゼン、140℃)による分子量
分布(Mw/Mn):2.38]を射出成形機(住友−
ネスタール DISK5 M III住友重機械工業(株)製)にて
シリンダ最高温度350℃、金型温度40℃、冷却時間
5秒、スクリュー回転数200rpm、成形サイクル1
3秒の条件で成形し、厚さ1.2mm、直径120mm
φのCD用基板を製造した。
【0033】得られた基板にスパッタリング法でAlを
700Åの厚みで蒸着し、次いでAl層上にアクリル型
紫外線硬化樹脂(ダキュアクリアSD-17 ;大日本インキ
化学工業(株)製)の保護層をスピンコートで7μmの
厚みで形成した。このようにして得られた光ディスクの
特性を測定した。結果を表1に示す。
【0034】
【実施例2】4-メチル-1-ペンテン98.5重量%、n-ヘ
キサデセン(1-ヘキサデセン)1.5重量%からなる4-
メチル-1-ペンテン/α-オレフィン重合体[MFR:4
20g/10分(ASTM D 1238 に準拠、温度260
℃)、DSCによる融点235℃]を射出成形機(住友
−ネスタール DISK5 M III住友重機械工業(株)製)に
てシリンダ最高温度345℃、金型温度50℃、冷却時
間5秒、スクリュー回転数200rpm、成形サイクル
10秒の条件で成形し、厚さ1.2mm、直径120m
mφのCD用基板を製造した。
【0035】得られた基板にスパッタリング法でAlを
700Åの厚みで蒸着し、次いでAl層上にアクリル型
紫外線硬化樹脂(ダキュアクリアSD-17 ;大日本インキ
化学工業(株)製)の保護層をスピンコートで7μmの
厚みで形成した。このようにして得られた光ディスクの
特性を測定した。結果を表1に示す。
【0036】
【実施例3】4-メチル-1-ペンテン単独重合体[MF
R:490g/10分(ASTM D 1238に準拠、温度26
0℃)、DSCによる融点235℃]を射出成形機(住
友−ネスタール DISK5 M III住友重機械工業(株)製)
にてシリンダ最高温度355℃、金型温度43℃、冷却
時間5秒、スクリュー回転数200rpm、成形サイク
ル13秒の条件で成形し、厚さ1.2mm、直径120
mmφのCD用基板を製造する。
【0037】得られる基板にスパッタリング法でAlを
700Åの厚みで蒸着し、次いでAl層上にアクリル型
紫外線硬化樹脂(ダキュアクリアSD-17 ;大日本インキ
化学工業(株)製)の保護層をスピンコートで7μmの
厚みで形成する。このようにして得られた光ディスクの
特性を測定する。結果を表1に示す。
【0038】
【実施例4】4-メチル-1-ペンテン98重量%、n-デセ
ン(1-デセン)2重量%からなる4-メチル-1-ペンテン
/α-オレフィン重合体[MFR:800g/10分(A
STM D1238 に準拠、温度260℃)、DSCによる融点
235℃]を射出成形機(住友−ネスタール DISK5 M I
II住友重機械工業(株)製)にてシリンダ最高温度35
0℃、金型温度40℃、冷却時間5秒、スクリュー回転
数200rpm、成形サイクル18秒の条件で成形し、
厚さ1.2mm、直径120mmφのCD用基板を製造
した。
【0039】得られた基板にスパッタリング法でAlを
700Åの厚みで蒸着し、次いでAl層上にアクリル型
紫外線硬化樹脂(ダキュアクリアSD-17 ;大日本インキ
化学工業(株)製)の保護層をスピンコートで7μmの
厚みで形成した。このようにして得られた光ディスクの
特性を測定した。結果を表1に示す。
【0040】
【比較例1】4-メチル-1-ペンテン樹脂[三井石油化学
工業(株)製TPX-RT18、MFR:26g/10分、DS
Cによる融点231℃]を、実施例1で用いたものと同
様の射出成形機を用い、シリンダ温度300℃、金型温
度60℃とした以外は実施例1と同様にして成形し、厚
さ1.2mm、直径120mmφのCD用基板を製造し
た。
【0041】得られた基板に実施例1と同様に反射層、
保護層を被着させ光ディスクの特性を測定した。樹脂の
MFRが小さいため反りの発生が大きく、光ディスクと
して使用できなかった。結果を表1に示す。
【0042】
【比較例2】ディスク用ポリカーボネート[MFR;5
2g/10分]を、実施例1で用いたものと同様の射出
成形機を用い、シリンダ温度335℃、金型温度85
℃、冷却時間5秒、スクリュー回転数200rpm、成
形サイクル9秒で成形し、実施例1と同様に反射層、保
護層を被着させて光ディスクの特性を測定した。結果を
表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】表1から明らかなように、本発明の製造方
法により得られた基板を有する光ディスクは、I3 /I
Top 値、I11/ITop 値が共に高く、したがって本発明
の基板製造法は転写性に優れることが判る。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスクの反りの測定法を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 光ディスク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】得られた基板にスパッタリング法でAlを
700Åの厚みで蒸着し、次いでAl層上にアクリル型
紫外線硬化樹脂(ダキュアクリアSD-17 ;大日本イン
キ化学工業(株)製)の保護層をスピンコートで7μm
の厚みで形成した。このようにして得られた光ディスク
の特性を測定した。結果を表1に示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】得られた基板にスパッタリング法でAlを
700Åの厚みで蒸着し、次いでAl層上にアクリル型
紫外線硬化樹脂(ダキュアクリアSD-17 ;大日本イン
キ化学工業(株)製)の保護層をスピンコートで7μm
の厚みで形成した。このようにして得られた光ディスク
の特性を測定した。結果を表1に示す。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】得られる基板にスパッタリング法でAlを
700Åの厚みで蒸着し、次いでAl層上にアクリル型
紫外線硬化樹脂(ダキュアクリアSD-17 ;大日本イン
キ化学工業(株)製)の保護層をスピンコートで7μm
の厚みで形成する。このようにして得られた光ディスク
の特性を測定する。結果を表1に示す。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】得られた基板にスパッタリング法でAlを
700Åの厚みで蒸着し、次いでAl層上にアクリル型
紫外線硬化樹脂(ダキュアクリアSD-17 ;大日本イン
キ化学工業(株)製)の保護層をスピンコートで7μm
の厚みで形成した。このようにして得られた光ディスク
の特性を測定した。結果を表1に示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)荷重5kg、温度260℃におい
    て、ASTM D 1238 に準拠して測定されたメルトフローレ
    イト(MFR)が、240〜1200g/10分であ
    り、かつ(b)DSCによる融点が234〜240℃で
    ある4-メチル-1-ペンテン重合体または4-メチル-1-ペン
    テン共重合体のペレットを、 シリンダの少なくとも一部の温度が320〜370℃、
    金型温度が55℃以下で射出成形することを特徴とする
    光ディスク用基板の製造方法。
  2. 【請求項2】上記4-メチル-1-ペンテン重合体が、4-メ
    チル-1-ペンテン単独重合体である請求項1に記載の光
    ディスク用基板の製造方法。
  3. 【請求項3】上記4-メチル-1-ペンテン共重合体が、4-
    メチル-1-ペンテンと炭素数4〜24のα-オレフィンと
    の共重合体であり、 4-メチル-1-ペンテンから誘導される繰り返し単位が9
    4〜99.5重量%であり、炭素数4〜24のα-オレフ
    ィンから誘導される繰り返し単位が6〜0.5重量%で
    ある請求項1に記載の光ディスク用基板の製造方法。
JP4146015A 1991-06-05 1992-06-05 光ディスク用基板の製造方法 Pending JPH05205326A (ja)

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JP4146015A JPH05205326A (ja) 1991-06-05 1992-06-05 光ディスク用基板の製造方法

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JP3-134462 1991-06-05
JP13446291 1991-06-05
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6835440B1 (en) 1998-12-07 2004-12-28 Nippon Zeon Co., Ltd. Light transmitting plate
US7125593B2 (en) 2003-05-29 2006-10-24 Tdk Corporation Optical recording medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6835440B1 (en) 1998-12-07 2004-12-28 Nippon Zeon Co., Ltd. Light transmitting plate
US7125593B2 (en) 2003-05-29 2006-10-24 Tdk Corporation Optical recording medium

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