JPH05207640A - 高調波フィルタ設備保護用ディジタルリレー - Google Patents
高調波フィルタ設備保護用ディジタルリレーInfo
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- JPH05207640A JPH05207640A JP4009301A JP930192A JPH05207640A JP H05207640 A JPH05207640 A JP H05207640A JP 4009301 A JP4009301 A JP 4009301A JP 930192 A JP930192 A JP 930192A JP H05207640 A JPH05207640 A JP H05207640A
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- harmonic filter
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- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims abstract description 15
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 abstract description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 3
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/40—Arrangements for reducing harmonics
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】整数次高調波成分のみならず半整数次高調波成
分も確実に抽出することができる高調波フィルタ設備保
護用ディジタルリレーを提供することを目的とする。 【構成】一周期2π/ωを4k等分した各時点tm ごと
に電流波形i(t) をサンプリングし、サンプル値im を
用いて、フーリエ係数を離散的近似手法で求める。ここ
で、基本波の2倍の周波数を持つ波を改めて基本波とみ
なすと、次数n→n/2と置き換えることになる。この
式によれば、新しくみなした基本波を2k等分し、各時
点tm ごとのサンプリング値im を用いて、第n/2
(半整数)次成分を求めることができる。
分も確実に抽出することができる高調波フィルタ設備保
護用ディジタルリレーを提供することを目的とする。 【構成】一周期2π/ωを4k等分した各時点tm ごと
に電流波形i(t) をサンプリングし、サンプル値im を
用いて、フーリエ係数を離散的近似手法で求める。ここ
で、基本波の2倍の周波数を持つ波を改めて基本波とみ
なすと、次数n→n/2と置き換えることになる。この
式によれば、新しくみなした基本波を2k等分し、各時
点tm ごとのサンプリング値im を用いて、第n/2
(半整数)次成分を求めることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高調波フィルタ設備を
保護するために設けられるディジタルリレーに関するも
のである。
保護するために設けられるディジタルリレーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】系統に発生する多量の高調波電流を吸収
するために、大地と並列に高調波フィルタ設備が設置さ
れる。この高調波フィルタ設備における事故の1つとし
て、高調波フィルタ設備に多量の高調波電流が流れるこ
とによるコンデンサ素子やリアクトル素子の故障があ
る。これらの故障を防ぐため、高調波電流が多量に流れ
るとリレーによって高調波フィルタ設備を流れる電流を
カットする必要がある。高調波電流を検出する方法の1
つは、高調波フィルタ設備に流れる全電流の実効値と、
高調波フィルタ設備に流れる基本波電流の2乗平均値と
を検出し、全電流の実効値から基本波電流の2乗平均値
を減算して、高調波電流の2乗平均値を算出することで
ある。
するために、大地と並列に高調波フィルタ設備が設置さ
れる。この高調波フィルタ設備における事故の1つとし
て、高調波フィルタ設備に多量の高調波電流が流れるこ
とによるコンデンサ素子やリアクトル素子の故障があ
る。これらの故障を防ぐため、高調波電流が多量に流れ
るとリレーによって高調波フィルタ設備を流れる電流を
カットする必要がある。高調波電流を検出する方法の1
つは、高調波フィルタ設備に流れる全電流の実効値と、
高調波フィルタ設備に流れる基本波電流の2乗平均値と
を検出し、全電流の実効値から基本波電流の2乗平均値
を減算して、高調波電流の2乗平均値を算出することで
ある。
【0003】このためには、高調波フィルタ設備に流れ
る基本波電流を正確に検出することが必要である。一般
に採用される方法は、電流値をサンプリングしてA/D
変換し、ディジタルフィルタ演算を行って基本波成分以
外の第2調波,第3調波,・・・・,第n調波,・・・・を除去
する方法である。前記ディジタルフィルタ演算として、
一般にフーリエ積分方式が用いられる。この方法は、電
流波形をフーリエ級数展開したときの、各フーリエ正弦
係数と余弦係数を、基本波の1周期にわたる積分によっ
て求め、第n次フーリエ正弦係数の2乗と第n次フーリ
エ余弦係数の2乗との和をとって算出して第n次成分と
する方法である。
る基本波電流を正確に検出することが必要である。一般
に採用される方法は、電流値をサンプリングしてA/D
変換し、ディジタルフィルタ演算を行って基本波成分以
外の第2調波,第3調波,・・・・,第n調波,・・・・を除去
する方法である。前記ディジタルフィルタ演算として、
一般にフーリエ積分方式が用いられる。この方法は、電
流波形をフーリエ級数展開したときの、各フーリエ正弦
係数と余弦係数を、基本波の1周期にわたる積分によっ
て求め、第n次フーリエ正弦係数の2乗と第n次フーリ
エ余弦係数の2乗との和をとって算出して第n次成分と
する方法である。
【0004】フーリエ積分方式を簡単に説明する。電流
の瞬時値i(t) を、基本波成分In(n=1)と高調波成分I
n(n=2,3,…) とを用いてフーリエ級数により一般的に書
き表すと、 i(t) =ΣIn sin nωt+θn =Σ (Incosθn)sinnωt +(Insinθn)cosnωt となる。nは次数、ωは基本波の周波数、θn は第n次
波の位相であり、総和Σはnに対してとる(以下、特に
断らない限り総和Σはnに対してとるものとする)。
の瞬時値i(t) を、基本波成分In(n=1)と高調波成分I
n(n=2,3,…) とを用いてフーリエ級数により一般的に書
き表すと、 i(t) =ΣIn sin nωt+θn =Σ (Incosθn)sinnωt +(Insinθn)cosnωt となる。nは次数、ωは基本波の周波数、θn は第n次
波の位相であり、総和Σはnに対してとる(以下、特に
断らない限り総和Σはnに対してとるものとする)。
【0005】各次のフーリエ係数は、
【0006】
【数3】
【0007】
【数4】
【0008】と書ける。ここで、一周期2π/ωを2k
等分した各時点tm ごとにi(t) をサンプリングし、サ
ンプル値im を用いて、前記積分を離散的近似手法で求
めると、
等分した各時点tm ごとにi(t) をサンプリングし、サ
ンプル値im を用いて、前記積分を離散的近似手法で求
めると、
【0009】
【数5】
【0010】
【数6】
【0011】となる。この式によれば、基本波を2k等
分し、各時点tm ごとのサンプリング値im を用いて、
第n次波成分を求める式となっている。したがって、n
=1とおくと、基本波のみ透過させ、基本波成分以外
の、第n次高調波成分をしゃ断するディジタルフィルタ
を構成することができる。
分し、各時点tm ごとのサンプリング値im を用いて、
第n次波成分を求める式となっている。したがって、n
=1とおくと、基本波のみ透過させ、基本波成分以外
の、第n次高調波成分をしゃ断するディジタルフィルタ
を構成することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近は系統
の負荷としてインバータ、サイリスタなどの非直線負荷
が増えているので、第2調波,第3調波などの整数次の
調波を除去するだけでは、正確な基本波成分は求まらな
い。例えば、第2.6調波、第3.5調波、第4.5調
波という高調波が増えてきたので、これらの調波をもカ
ットできるディジタルフィルタが要望されるようになっ
てきた。
の負荷としてインバータ、サイリスタなどの非直線負荷
が増えているので、第2調波,第3調波などの整数次の
調波を除去するだけでは、正確な基本波成分は求まらな
い。例えば、第2.6調波、第3.5調波、第4.5調
波という高調波が増えてきたので、これらの調波をもカ
ットできるディジタルフィルタが要望されるようになっ
てきた。
【0013】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであり、整数次高調波成分のみならず半整数次高調波
成分も確実に抽出することができる高調波フィルタ設備
保護用ディジタルリレーを提供することを目的とする。
のであり、整数次高調波成分のみならず半整数次高調波
成分も確実に抽出することができる高調波フィルタ設備
保護用ディジタルリレーを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の高調波フィルタ設備保護用ディジタルリレ
ーは、高調波フィルタ設備の分路に流入する電流を検出
する電流検出手段と、電流検出手段の出力波を、基本波
の1周期を2k等分した各時点ごとにサンプリングする
サンプリング手段と、サンプリング手段によって得られ
たサンプル値im (m はサンプリング点を示す整数)の
中から、基本波の2周期分に含まれるサンプル値im,i
m+2k(m=0, ・・・・,2k-1)を用いて、
めの本発明の高調波フィルタ設備保護用ディジタルリレ
ーは、高調波フィルタ設備の分路に流入する電流を検出
する電流検出手段と、電流検出手段の出力波を、基本波
の1周期を2k等分した各時点ごとにサンプリングする
サンプリング手段と、サンプリング手段によって得られ
たサンプル値im (m はサンプリング点を示す整数)の
中から、基本波の2周期分に含まれるサンプル値im,i
m+2k(m=0, ・・・・,2k-1)を用いて、
【0015】
【数7】
【0016】
【数8】
【0017】によって第n/2次余弦成分In/2,c と第
n/2次正弦成分In/2,s とを求め、In/2,c とIn/2,
s との2乗平均値を求めて第n/2次波成分として抽出
する演算手段と、演算手段により求められた第n/2次
波成分を、電流検出手段の出力波自体の2乗平均値から
減算する減算手段と、減算手段の出力レベルを所定の基
準値と比較することによって高調波過電流を判定する判
定手段とを備えるものである。
n/2次正弦成分In/2,s とを求め、In/2,c とIn/2,
s との2乗平均値を求めて第n/2次波成分として抽出
する演算手段と、演算手段により求められた第n/2次
波成分を、電流検出手段の出力波自体の2乗平均値から
減算する減算手段と、減算手段の出力レベルを所定の基
準値と比較することによって高調波過電流を判定する判
定手段とを備えるものである。
【0018】
【作用】電流の瞬時値i(t) を、基本波成分In(n=1)
と、高調波成分In(n=2,3,…) とを用いてフーリエ級数
を用いて一般的に書き表すと、各次のフーリエ係数は、
前述したように、
と、高調波成分In(n=2,3,…) とを用いてフーリエ級数
を用いて一般的に書き表すと、各次のフーリエ係数は、
前述したように、
【0019】
【数9】
【0020】
【数10】
【0021】と書ける。ここで、一周期2π/ωを4k
等分した各時点tm ごとにi(t) をサンプリングし、サ
ンプル値im を用いて、前記積分を離散的近似手法で求
めると、
等分した各時点tm ごとにi(t) をサンプリングし、サ
ンプル値im を用いて、前記積分を離散的近似手法で求
めると、
【0022】
【数11】
【0023】
【数12】
【0024】となる。ここで、基本波の2倍の周波数を
持つ波を改めて基本波とみなす。すると、 n→n/2 と置き換えることになり、前記式は、
持つ波を改めて基本波とみなす。すると、 n→n/2 と置き換えることになり、前記式は、
【0025】
【数13】
【0026】
【数14】
【0027】となる。この式は、新しくみなした基本波
を2k等分し、各時点tm ごとのサンプリング値im を
用いて、第n/2次成分を求める式となっている。した
がって、この式に相当する演算を実行すると、第n/2
次成分を通過させるディジタルフィルタを構成すること
ができる。
を2k等分し、各時点tm ごとのサンプリング値im を
用いて、第n/2次成分を求める式となっている。した
がって、この式に相当する演算を実行すると、第n/2
次成分を通過させるディジタルフィルタを構成すること
ができる。
【0028】図2は、対象波の一周期を24等分して各
時点ごとに対象波をサンプリングし、n/2=1とした
場合の、演算結果を示すグラフであり、縦軸はゲイン
G、横軸は次数n/2にとっている。同図から、基本波
通過、直流,整数次及び半整数次高調波遮断のフィルタ
になっていることが分かる。
時点ごとに対象波をサンプリングし、n/2=1とした
場合の、演算結果を示すグラフであり、縦軸はゲイン
G、横軸は次数n/2にとっている。同図から、基本波
通過、直流,整数次及び半整数次高調波遮断のフィルタ
になっていることが分かる。
【0029】よって、この演算手段の出力信号に基づい
て、整数次及び半整数次の高調波によって動作すること
のできるディジタルリレーを実現することができる。
て、整数次及び半整数次の高調波によって動作すること
のできるディジタルリレーを実現することができる。
【0030】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1はフィルタ回路1と、フィルタ回路1を保
護するディジタルリレー2を示すブロック図である。フ
ィルタ回路1はコンデンサCと、リアクトルLとの直列
回路である。フィルタ回路1に流れる電流は変流器CT
により検出され、補助変成器11に入力され、電流に比
例した電圧として取り出される。この電圧値は、サンプ
ルホールド回路12によってサンプリングされ、マルチ
プレクサ回路13によって直列変換され、A/D変換回
路によってディジタル変換され、ディジタルリレー2に
入力される。
明する。図1はフィルタ回路1と、フィルタ回路1を保
護するディジタルリレー2を示すブロック図である。フ
ィルタ回路1はコンデンサCと、リアクトルLとの直列
回路である。フィルタ回路1に流れる電流は変流器CT
により検出され、補助変成器11に入力され、電流に比
例した電圧として取り出される。この電圧値は、サンプ
ルホールド回路12によってサンプリングされ、マルチ
プレクサ回路13によって直列変換され、A/D変換回
路によってディジタル変換され、ディジタルリレー2に
入力される。
【0031】ディジタルリレー2は、所定サイクル分の
データを記憶するRAM21、基本波及び高調波を含む
すべての成分の実効値を求めるRMS演算回路22、本
発明のフーリエ演算を行って整数次及び半整数次の高調
波成分の除去された基本波成分を抽出するフーリエ演算
回路23、基本波正弦成分と余弦成分の2乗平均値を求
めるRMS演算回路24,RMS演算回路22の出力と
RMS演算回路24の出力との減算を行うことにより高
調波成分を抽出する減算回路25、高調波レベルを基準
値と比較し、基準値より高い状態が時限回路26で定め
られた時間以上継続すればリレー駆動出力を出すレベル
判定回路27、及び開閉接点を備えるリレー28を有す
る。
データを記憶するRAM21、基本波及び高調波を含む
すべての成分の実効値を求めるRMS演算回路22、本
発明のフーリエ演算を行って整数次及び半整数次の高調
波成分の除去された基本波成分を抽出するフーリエ演算
回路23、基本波正弦成分と余弦成分の2乗平均値を求
めるRMS演算回路24,RMS演算回路22の出力と
RMS演算回路24の出力との減算を行うことにより高
調波成分を抽出する減算回路25、高調波レベルを基準
値と比較し、基準値より高い状態が時限回路26で定め
られた時間以上継続すればリレー駆動出力を出すレベル
判定回路27、及び開閉接点を備えるリレー28を有す
る。
【0032】上記サンプルホールド回路12は補助変成
器11の出力電圧を一定時間Δt(Δtは例えば0.0016
7 秒に設定される。周波数50Hz の場合、位相角30
°に相当し、サンプリング数2k=12となる。)ごと
にサンプリングするものである。RMS演算回路22
は、ディジタル変換されたサンプル値(im とおく)に
基づいて、実効値 (1/12)Σim 2 1/2 を算出す
るものである(総和Σはm=0から11までとってい
る)。
器11の出力電圧を一定時間Δt(Δtは例えば0.0016
7 秒に設定される。周波数50Hz の場合、位相角30
°に相当し、サンプリング数2k=12となる。)ごと
にサンプリングするものである。RMS演算回路22
は、ディジタル変換されたサンプル値(im とおく)に
基づいて、実効値 (1/12)Σim 2 1/2 を算出す
るものである(総和Σはm=0から11までとってい
る)。
【0033】フーリエ演算回路23は、基本波の2周期
分に含まれるサンプル値im,im+2k(m=0, ・・・・,2k-1)
を用いて、k=6,n=2として前述の式、
分に含まれるサンプル値im,im+2k(m=0, ・・・・,2k-1)
を用いて、k=6,n=2として前述の式、
【0034】
【数15】
【0035】
【数16】
【0036】を適用することにより、第2/2次余弦成
分I2/2,c と第2/2次正弦成分I2/2,s とを求める回
路であり、RMS演算回路24は、I2/2,c とI2/2,s
との2乗平均値を求めて第2/2次すなわち基本波成分
として抽出するものである。以下、上記ディジタルリレ
ー2の動作を説明する。サンプルホールド回路12によ
り上記一定時間Δtごとにサンプリングされ、A/D変
換回路14によりディジタル変換されたサンプル値im
は、RAM21に刻々記憶される。フーリエ演算回路2
3は、任意の時刻t=tm においてサンプリングされた
値im と、それより1周期後にサンプリングされた値i
m+12とをRAM21から読出して、基本波のフーリエ余
弦成分と正弦成分とを算出する。算出されたデータに含
まれる整数次及び半整数次の高調波成分はカットされ、
基本波のみそのまま残っていることは既に図2を用いて
説明したとおりである。
分I2/2,c と第2/2次正弦成分I2/2,s とを求める回
路であり、RMS演算回路24は、I2/2,c とI2/2,s
との2乗平均値を求めて第2/2次すなわち基本波成分
として抽出するものである。以下、上記ディジタルリレ
ー2の動作を説明する。サンプルホールド回路12によ
り上記一定時間Δtごとにサンプリングされ、A/D変
換回路14によりディジタル変換されたサンプル値im
は、RAM21に刻々記憶される。フーリエ演算回路2
3は、任意の時刻t=tm においてサンプリングされた
値im と、それより1周期後にサンプリングされた値i
m+12とをRAM21から読出して、基本波のフーリエ余
弦成分と正弦成分とを算出する。算出されたデータに含
まれる整数次及び半整数次の高調波成分はカットされ、
基本波のみそのまま残っていることは既に図2を用いて
説明したとおりである。
【0037】減算回路25は、RMS演算回路22の出
力とRMS演算回路24の出力との減算を行うことによ
りすべての高調波成分を抽出することができる。そし
て、このようにして得られた高調波成分は、レベル判定
回路27において基準レベルと比較され、基準レベルよ
り高い状態が時限回路26で定められた時間以上継続す
れば高調波フィルタ回路1を系統より切り離すためにリ
レー駆動出力を出す。これにより、高調波フィルタ回路
1に流れる電流を遮断できる。なお、この場合、時限リ
レーを取り付けないで基準値以上である状態が瞬時現れ
ても動作信号を出力するようにしてもよい。
力とRMS演算回路24の出力との減算を行うことによ
りすべての高調波成分を抽出することができる。そし
て、このようにして得られた高調波成分は、レベル判定
回路27において基準レベルと比較され、基準レベルよ
り高い状態が時限回路26で定められた時間以上継続す
れば高調波フィルタ回路1を系統より切り離すためにリ
レー駆動出力を出す。これにより、高調波フィルタ回路
1に流れる電流を遮断できる。なお、この場合、時限リ
レーを取り付けないで基準値以上である状態が瞬時現れ
ても動作信号を出力するようにしてもよい。
【0038】以上のようにして、整数次及び半整数次の
高調波成分を除去し、基本波成分を含むデータのみを取
り出すことにより、すべての高調波成分を求め、リレー
を動作させることができるので、高調波を分路させるフ
ィルタ設備の保護リレーを好適に構成することができ
る。なお、本発明は上記の実施例に限定されるものでは
ない。例えば、上記実施例では、サンプリング間隔Δt
は、位相角30°に対応した時間であったが、これに限
定されるものではない。一般にサンプリング角が小さい
ほど高次数の高調波を扱うことができるが(サンプリン
グ定理)、データ量が多くなり、サンプリング角が大き
いほどデータ量は少なくて済むようになるが、処理可能
な高調波の次数は低下する。その他本発明の要旨を変更
しない範囲内において、種々の設計変更を施すことが可
能である。
高調波成分を除去し、基本波成分を含むデータのみを取
り出すことにより、すべての高調波成分を求め、リレー
を動作させることができるので、高調波を分路させるフ
ィルタ設備の保護リレーを好適に構成することができ
る。なお、本発明は上記の実施例に限定されるものでは
ない。例えば、上記実施例では、サンプリング間隔Δt
は、位相角30°に対応した時間であったが、これに限
定されるものではない。一般にサンプリング角が小さい
ほど高次数の高調波を扱うことができるが(サンプリン
グ定理)、データ量が多くなり、サンプリング角が大き
いほどデータ量は少なくて済むようになるが、処理可能
な高調波の次数は低下する。その他本発明の要旨を変更
しない範囲内において、種々の設計変更を施すことが可
能である。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明の高調波フィルタ
設備保護用ディジタルリレーによれば、第n/2次成分
(n=0,1,3,4,・・・・)を含む高調波成分を出力
するディジタルフィルタを構成することができるので、
高調波フィルタ設備を分路する高調波を確実にとらえる
ことができる。したがって、信頼性の高いリレーが得ら
れ、高調波フィルタ設備を好適に保護することができ
る。
設備保護用ディジタルリレーによれば、第n/2次成分
(n=0,1,3,4,・・・・)を含む高調波成分を出力
するディジタルフィルタを構成することができるので、
高調波フィルタ設備を分路する高調波を確実にとらえる
ことができる。したがって、信頼性の高いリレーが得ら
れ、高調波フィルタ設備を好適に保護することができ
る。
【図1】高調波フィルタ設備保護用ディジタルリレーの
ブロック構成図である。
ブロック構成図である。
【図2】本発明に係るディジタルフィルタのゲイン特性
を示すグラフである。
を示すグラフである。
1 高調波フィルタ回路、 2 高調波フィルタ設備保護リレー、 12 サンプルホールド回路 22 RMS演算回路 23 フーリエ演算回路 24 RMS演算回路 25 減算回路 27 レベル判定回路
Claims (2)
- 【請求項1】高調波フィルタ設備の分路に流入する電流
を検出する電流検出手段と、 電流検出手段の出力波を、基本波の1周期を2k等分し
た各時点ごとにサンプリングするサンプリング手段と、 サンプリング手段によって得られたサンプル値im (m
はサンプリング点を示す整数)の中から、基本波の2周
期分に含まれるサンプル値im,im+2k(m=0, ・・・・,2k-
1)を用いて、式 【数1】 【数2】 によって第n/2次余弦成分In/2,c と第n/2次正弦
成分In/2,s とを求め、In/2,c とIn/2,s との2乗平
均値を求めて第n/2次波成分として抽出する演算手段
と、 演算手段により求められた第n/2次波成分を、電流検
出手段の出力波の実効値から減算する減算手段と、 減算手段の出力レベルを所定の基準値と比較することに
よって高調波過電流を判定する判定手段とを備えること
を特徴とする高調波フィルタ設備保護用ディジタルリレ
ー。 - 【請求項2】前記演算手段が、n=2として、基本波成
分を抽出する請求項1記載の高調波フィルタ設備保護用
ディジタルリレー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4009301A JPH05207640A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 高調波フィルタ設備保護用ディジタルリレー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4009301A JPH05207640A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 高調波フィルタ設備保護用ディジタルリレー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05207640A true JPH05207640A (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=11716652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4009301A Pending JPH05207640A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 高調波フィルタ設備保護用ディジタルリレー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05207640A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08275378A (ja) * | 1995-03-30 | 1996-10-18 | Nichicon Corp | 進相コンデンサ設備高調波電流保護装置 |
| JPH08275377A (ja) * | 1995-03-30 | 1996-10-18 | Nichicon Corp | 進相コンデンサ設備高調波保護装置 |
| EP0704953A3 (en) * | 1994-09-30 | 1999-11-24 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Load management and control apparatus |
| JP2021035251A (ja) * | 2019-08-28 | 2021-03-01 | 富士電機株式会社 | 交流系統の監視システム |
| CN114069660A (zh) * | 2020-07-31 | 2022-02-18 | 新疆金风科技股份有限公司 | 计算储能系统谐波的方法及设备 |
-
1992
- 1992-01-22 JP JP4009301A patent/JPH05207640A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0704953A3 (en) * | 1994-09-30 | 1999-11-24 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Load management and control apparatus |
| JPH08275378A (ja) * | 1995-03-30 | 1996-10-18 | Nichicon Corp | 進相コンデンサ設備高調波電流保護装置 |
| JPH08275377A (ja) * | 1995-03-30 | 1996-10-18 | Nichicon Corp | 進相コンデンサ設備高調波保護装置 |
| JP2021035251A (ja) * | 2019-08-28 | 2021-03-01 | 富士電機株式会社 | 交流系統の監視システム |
| CN114069660A (zh) * | 2020-07-31 | 2022-02-18 | 新疆金风科技股份有限公司 | 计算储能系统谐波的方法及设备 |
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