JPH05208495A - 記録ヘッド用基材及びその作製方法 - Google Patents
記録ヘッド用基材及びその作製方法Info
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- JPH05208495A JPH05208495A JP4041946A JP4194692A JPH05208495A JP H05208495 A JPH05208495 A JP H05208495A JP 4041946 A JP4041946 A JP 4041946A JP 4194692 A JP4194692 A JP 4194692A JP H05208495 A JPH05208495 A JP H05208495A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ラッチアップが十分に防止され、機能素子の
微細化が可能で、作製工程の簡易化に有利な記録ヘッド
用基材を提供する。 【構成】 Si基板2の表面に形成されたSiO2 絶縁
層4上に、熱エネルギーを発生させるための電気熱変換
素子16と、該電気熱変換素子の駆動に関与するダイオ
ード6と、前記電気熱変換素子16とダイオード6とを
電気的に接続する配線との組が少なくとも1つ設けられ
ており、特に前記ダイオード6は前記SiO2 絶縁層4
の表面上に形成されたSi層に形成されており、前記前
記電気熱変換素子16により発生せしめられる熱エネル
ギーに基づき被記録体に対し記録を行う記録ヘッドのた
めの基材。
微細化が可能で、作製工程の簡易化に有利な記録ヘッド
用基材を提供する。 【構成】 Si基板2の表面に形成されたSiO2 絶縁
層4上に、熱エネルギーを発生させるための電気熱変換
素子16と、該電気熱変換素子の駆動に関与するダイオ
ード6と、前記電気熱変換素子16とダイオード6とを
電気的に接続する配線との組が少なくとも1つ設けられ
ており、特に前記ダイオード6は前記SiO2 絶縁層4
の表面上に形成されたSi層に形成されており、前記前
記電気熱変換素子16により発生せしめられる熱エネル
ギーに基づき被記録体に対し記録を行う記録ヘッドのた
めの基材。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ヘッド用基材及び
その作製方法に関し、特に電気熱変換素子と該電気熱変
換素子の駆動に関与する駆動用機能素子とを同一基体上
に設けてなる記録ヘッド用基材及びその作製方法に関す
る。
その作製方法に関し、特に電気熱変換素子と該電気熱変
換素子の駆動に関与する駆動用機能素子とを同一基体上
に設けてなる記録ヘッド用基材及びその作製方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】液体噴
射記録装置の記録ヘッドは電気熱変換素子を備えてお
り、該素子は電気的記録信号入力により発熱し、その熱
エネルギーにより記録液(インク)を吐出口から吐出さ
せる。この様な記録ヘッドでは、該記録ヘッドを構成す
る基体上に上記電気熱変換素子とその駆動に関与する機
能素子とを設けた基材が用いられている。
射記録装置の記録ヘッドは電気熱変換素子を備えてお
り、該素子は電気的記録信号入力により発熱し、その熱
エネルギーにより記録液(インク)を吐出口から吐出さ
せる。この様な記録ヘッドでは、該記録ヘッドを構成す
る基体上に上記電気熱変換素子とその駆動に関与する機
能素子とを設けた基材が用いられている。
【0003】図13は、この様な従来の記録ヘッド用基
材の一例を示す模式的断面図である。本図においては電
気熱変換素子と機能素子との組が1つのみ示されてい
る。図13において、41はp型シリコン(Si)基板
であり、42はn型エピタキシャル成長Si層である。
これらSi基板41及びSi層42に、それぞれ図示さ
れる導電型の領域によって機能素子43及びアイソレー
ション44が形成されている。機能素子43はコレクタ
領域45、ベース領域46及びエミッタ領域47を有す
るNPNトランジスタ構造をなしている。上記アイソレ
ーション44は機能素子43を他の機能素子から分離し
ている。Si層42上にはSiO2 絶縁層48が形成さ
れており、該絶縁層を貫通してコレクタ・ベース共通電
極49、エミッタ電極50及びアイソレーション電極5
1が形成されている。上記SiO2絶縁層48上には、
SiO2 絶縁層52が形成されており、その上にHfB
2 発熱抵抗層53が形成されており、更にその上に1対
のAl電極層54a,54bが形成されている。55は
SiO2 絶縁層であり、56はTa保護層である。上記
発熱抵抗層53及び1対の電極層54a,54bにより
電気熱変換素子57が構成され、発熱抵抗層53におい
て電極層54a,54bの対向する位置が発熱部とされ
る。尚、一方の電極層54bは上記エミッタ電極50と
接続されており、他方の電極層54a及び上記コレクタ
・ベース共通電極49は基材外の不図示の駆動制御手段
に接続され、アイソレーション電極51は接地される。
以上の様な基材上に天板が配置され、液路及びインク吐
出口が形成される。
材の一例を示す模式的断面図である。本図においては電
気熱変換素子と機能素子との組が1つのみ示されてい
る。図13において、41はp型シリコン(Si)基板
であり、42はn型エピタキシャル成長Si層である。
これらSi基板41及びSi層42に、それぞれ図示さ
れる導電型の領域によって機能素子43及びアイソレー
ション44が形成されている。機能素子43はコレクタ
領域45、ベース領域46及びエミッタ領域47を有す
るNPNトランジスタ構造をなしている。上記アイソレ
ーション44は機能素子43を他の機能素子から分離し
ている。Si層42上にはSiO2 絶縁層48が形成さ
れており、該絶縁層を貫通してコレクタ・ベース共通電
極49、エミッタ電極50及びアイソレーション電極5
1が形成されている。上記SiO2絶縁層48上には、
SiO2 絶縁層52が形成されており、その上にHfB
2 発熱抵抗層53が形成されており、更にその上に1対
のAl電極層54a,54bが形成されている。55は
SiO2 絶縁層であり、56はTa保護層である。上記
発熱抵抗層53及び1対の電極層54a,54bにより
電気熱変換素子57が構成され、発熱抵抗層53におい
て電極層54a,54bの対向する位置が発熱部とされ
る。尚、一方の電極層54bは上記エミッタ電極50と
接続されており、他方の電極層54a及び上記コレクタ
・ベース共通電極49は基材外の不図示の駆動制御手段
に接続され、アイソレーション電極51は接地される。
以上の様な基材上に天板が配置され、液路及びインク吐
出口が形成される。
【0004】以上の様に、機能素子43のNPNトラン
ジスタ構造のコレクタ・ベース共通電極49がダイオー
ドのアノード電極に対応しており、該NPNトランジス
タ構造のエミッタ電極50がダイオードのカソード電極
に対応しており、これにより電気熱変換素子57の駆動
を良好な特性にて行うことができる。
ジスタ構造のコレクタ・ベース共通電極49がダイオー
ドのアノード電極に対応しており、該NPNトランジス
タ構造のエミッタ電極50がダイオードのカソード電極
に対応しており、これにより電気熱変換素子57の駆動
を良好な特性にて行うことができる。
【0005】しかしながら、以上の様な従来の記録ヘッ
ド用基材では、Si基板41に機能素子を形成している
ために、ラッチアップ防止の観点から上記の様にトラン
ジスタ構造とせざるをえなかった。また、耐圧性確保の
ために深い拡散層の形成が必要であった。そのため、作
製工程が複雑化し、スループットが小さくなり、必要と
するマスクの枚数が多い等の難点があった。更に、隣接
機能素子間の距離を小さくすることが困難であった。
ド用基材では、Si基板41に機能素子を形成している
ために、ラッチアップ防止の観点から上記の様にトラン
ジスタ構造とせざるをえなかった。また、耐圧性確保の
ために深い拡散層の形成が必要であった。そのため、作
製工程が複雑化し、スループットが小さくなり、必要と
するマスクの枚数が多い等の難点があった。更に、隣接
機能素子間の距離を小さくすることが困難であった。
【0006】そこで、本発明は、ラッチアップが十分に
防止され、機能素子の微細化が可能で、作製工程の簡易
化に有利な記録ヘッド用基材を提供することを目的とす
るものである。また、本発明は、この様な記録ヘッド用
基材の作製方法を提供することをも目的とするものであ
る。
防止され、機能素子の微細化が可能で、作製工程の簡易
化に有利な記録ヘッド用基材を提供することを目的とす
るものである。また、本発明は、この様な記録ヘッド用
基材の作製方法を提供することをも目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以上の
如き目的を達成するものとして、熱エネルギーを発生さ
せるための電気熱変換素子と、該電気熱変換素子の駆動
に関与する駆動用機能素子と、前記電気熱変換素子と駆
動用機能素子とを電気的に接続する配線との組が少なく
とも1つ同一基体に設けられており、前記電気熱変換素
子により発生せしめられる熱エネルギーに基づき被記録
体に対し記録を行う記録ヘッドのための基材であって、
絶縁性表面を有する基体の該絶縁性表面上に形成された
半導体層に前記機能素子が形成されていることを特徴と
する、記録ヘッド用基材、が提供される。
如き目的を達成するものとして、熱エネルギーを発生さ
せるための電気熱変換素子と、該電気熱変換素子の駆動
に関与する駆動用機能素子と、前記電気熱変換素子と駆
動用機能素子とを電気的に接続する配線との組が少なく
とも1つ同一基体に設けられており、前記電気熱変換素
子により発生せしめられる熱エネルギーに基づき被記録
体に対し記録を行う記録ヘッドのための基材であって、
絶縁性表面を有する基体の該絶縁性表面上に形成された
半導体層に前記機能素子が形成されていることを特徴と
する、記録ヘッド用基材、が提供される。
【0008】本発明においては、前記機能素子がダイオ
ードである態様がある。また、本発明においては、前記
の組が複数設けられており、機能素子が形成されている
半導体層は前記組ごとに不連続である態様がある。更
に、本発明においては、前記機能素子が形成されている
半導体層がSiからなる態様がある。
ードである態様がある。また、本発明においては、前記
の組が複数設けられており、機能素子が形成されている
半導体層は前記組ごとに不連続である態様がある。更
に、本発明においては、前記機能素子が形成されている
半導体層がSiからなる態様がある。
【0009】そして、本発明によれば、以上の如き目的
を達成するものとして、前記記録ヘッド用基材を作製す
る方法であって、多孔質半導体の表面に非多孔質単結晶
半導体層を形成し、該非多孔質単結晶半導体層の表面ま
たはその上に形成した絶縁層の表面に対し絶縁性表面を
有する基体の該絶縁性表面を接合し、前記多孔質半導体
をエッチングにより除去し、前記非多孔質単結晶半導体
層に機能素子を形成することを特徴とする、記録ヘッド
用基材の作製方法、が提供される。
を達成するものとして、前記記録ヘッド用基材を作製す
る方法であって、多孔質半導体の表面に非多孔質単結晶
半導体層を形成し、該非多孔質単結晶半導体層の表面ま
たはその上に形成した絶縁層の表面に対し絶縁性表面を
有する基体の該絶縁性表面を接合し、前記多孔質半導体
をエッチングにより除去し、前記非多孔質単結晶半導体
層に機能素子を形成することを特徴とする、記録ヘッド
用基材の作製方法、が提供される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の基材及び
その作製方法の実施例を説明する。
その作製方法の実施例を説明する。
【0011】図1は、本発明による基材の一実施例の構
成を示す模式的断面図である。本図においては電気熱変
換素子と機能素子との組が1つのみ示されている。図1
において、2はSi基板であり、その上面にはSiO2
絶縁層4が形成されている。該絶縁層上にはSi層から
なる機能素子6が形成されており、該機能素子は図示さ
れている様な導電型領域からなるダイオード構造とされ
ている。該機能素子6はSiO2 絶縁層4’により覆わ
れている。また、絶縁層4上にはHfB2 発熱抵抗層8
が形成されている。そして、該発熱抵抗層上には、所望
の間隙を形成して1対の電極層10a,10bが形成さ
れており、一方の電極層10bは機能素子6のn+ 領域
に接続されている。11は機能素子6のp+ 領域に付さ
れた電極である。12はSiO2 絶縁層であり、14は
Ta保護層である。上記発熱抵抗層8及び1対の電極層
10a,10bにより電気熱変換素子16が構成され、
発熱抵抗層8において電極層10a,10bの対向する
位置が発熱部とされる。尚、電極層10a及び上記電極
11は、基材外の不図示の駆動制御手段に接続される。
以上の様な基材上に天板が配置され、液路及びインク吐
出口が形成される。
成を示す模式的断面図である。本図においては電気熱変
換素子と機能素子との組が1つのみ示されている。図1
において、2はSi基板であり、その上面にはSiO2
絶縁層4が形成されている。該絶縁層上にはSi層から
なる機能素子6が形成されており、該機能素子は図示さ
れている様な導電型領域からなるダイオード構造とされ
ている。該機能素子6はSiO2 絶縁層4’により覆わ
れている。また、絶縁層4上にはHfB2 発熱抵抗層8
が形成されている。そして、該発熱抵抗層上には、所望
の間隙を形成して1対の電極層10a,10bが形成さ
れており、一方の電極層10bは機能素子6のn+ 領域
に接続されている。11は機能素子6のp+ 領域に付さ
れた電極である。12はSiO2 絶縁層であり、14は
Ta保護層である。上記発熱抵抗層8及び1対の電極層
10a,10bにより電気熱変換素子16が構成され、
発熱抵抗層8において電極層10a,10bの対向する
位置が発熱部とされる。尚、電極層10a及び上記電極
11は、基材外の不図示の駆動制御手段に接続される。
以上の様な基材上に天板が配置され、液路及びインク吐
出口が形成される。
【0012】以上の様に、本実施例の基材は、機能素子
6を構成するSi層を絶縁性表面を有する基体(表面に
SiO2 絶縁層を有するSi基板)に接合してなるSO
I(シリコン オン インシュレーター)構造をとって
いる。このため、該機能素子としてダイオードを使用し
てもラッチアップがなく、作製工程が簡易化され、素子
分離が極めて簡単になり、高密度配置が達成できる。
6を構成するSi層を絶縁性表面を有する基体(表面に
SiO2 絶縁層を有するSi基板)に接合してなるSO
I(シリコン オン インシュレーター)構造をとって
いる。このため、該機能素子としてダイオードを使用し
てもラッチアップがなく、作製工程が簡易化され、素子
分離が極めて簡単になり、高密度配置が達成できる。
【0013】以下、本実施例の基材を作製する方法の一
例を示す。
例を示す。
【0014】本実施例で使用されているSOI構造は以
下の様にして作製することができる。図2〜図4はSO
I構造の作製方法の一例を説明するための模式的断面図
である。
下の様にして作製することができる。図2〜図4はSO
I構造の作製方法の一例を説明するための模式的断面図
である。
【0015】先ず、理解の容易化のために、多孔質シリ
コン(Si)につき説明する。多孔質Siは、Uhlir 等
によって1956年に半導体の電解研磨の研究過程に於
て発見された(A.Uhlir, Bell Syst.Tech.J., vol 35,
p.333(1956)) 。また、ウナガミ等は、陽極化成におけ
るSiの溶解反応を研究し、HF溶液中のSiの陽極反
応には正孔が必要であり、その反応は、次のようである
と報告している(T.ウナガミ: J. Electrochem.Soc., v
ol. 127, p.476 (1980) ): Si + 2HF + (2-n)e+ → SiF2 + 2H+ + ne- SiF2 + 2HF → SiF4 + H2 SiF4 + 2HF → H2SiF6 又は、 Si + 4HF + (4-λ)e+ → SiF4 + 4H++ λe- SiF4 + 2HF → H2SiF6 ここで、e+ 及び、e- はそれぞれ、正孔と電子を表し
ている。また、n及びλは夫々シリコン1原子が溶解す
るために必要な正孔の数であり、n>2又は、λ>4な
る条件が満たされた場合に多孔質シリコンが形成される
としている。
コン(Si)につき説明する。多孔質Siは、Uhlir 等
によって1956年に半導体の電解研磨の研究過程に於
て発見された(A.Uhlir, Bell Syst.Tech.J., vol 35,
p.333(1956)) 。また、ウナガミ等は、陽極化成におけ
るSiの溶解反応を研究し、HF溶液中のSiの陽極反
応には正孔が必要であり、その反応は、次のようである
と報告している(T.ウナガミ: J. Electrochem.Soc., v
ol. 127, p.476 (1980) ): Si + 2HF + (2-n)e+ → SiF2 + 2H+ + ne- SiF2 + 2HF → SiF4 + H2 SiF4 + 2HF → H2SiF6 又は、 Si + 4HF + (4-λ)e+ → SiF4 + 4H++ λe- SiF4 + 2HF → H2SiF6 ここで、e+ 及び、e- はそれぞれ、正孔と電子を表し
ている。また、n及びλは夫々シリコン1原子が溶解す
るために必要な正孔の数であり、n>2又は、λ>4な
る条件が満たされた場合に多孔質シリコンが形成される
としている。
【0016】この様に、多孔質Siを作製するためには
正孔が必要であり、n型Siに比べてp型Siの方が多
孔質Siに変質しやすい。しかし、n型Siも正孔の注
入があれば多孔質Siに変質することが知られている
(R.P.Holmstorm, I.J.Y.Chi Appl.Phys.Lett. Vol.42,
386(1983))。
正孔が必要であり、n型Siに比べてp型Siの方が多
孔質Siに変質しやすい。しかし、n型Siも正孔の注
入があれば多孔質Siに変質することが知られている
(R.P.Holmstorm, I.J.Y.Chi Appl.Phys.Lett. Vol.42,
386(1983))。
【0017】この多孔質Siは、単結晶Siの密度2.
33g/cm3 に比べて、HF溶液濃度を50〜20%
に変化させることで、その密度を1.1〜0.6g/c
m3の範囲に変化させることができる。多孔質Siは、
透過型電子顕微鏡による観察によれば、平均約600オ
ングストロ−ム程度の径の孔が形成されている。上記の
様に、多孔質Siの密度は単結晶Siに比べると、半分
以下になるにもかかわらず、単結晶性は維持されてお
り、その表面に単結晶Si層をエピタキシャル成長させ
ることも可能である。また、多孔質Siは、その内部に
大量の空隙が形成され密度が半分以下に減少するため
に、体積に比べて表面積が飛躍的に増大し、その化学エ
ッチング速度は、非多孔質Siのエッチング速度に比べ
て、著しく増速される。
33g/cm3 に比べて、HF溶液濃度を50〜20%
に変化させることで、その密度を1.1〜0.6g/c
m3の範囲に変化させることができる。多孔質Siは、
透過型電子顕微鏡による観察によれば、平均約600オ
ングストロ−ム程度の径の孔が形成されている。上記の
様に、多孔質Siの密度は単結晶Siに比べると、半分
以下になるにもかかわらず、単結晶性は維持されてお
り、その表面に単結晶Si層をエピタキシャル成長させ
ることも可能である。また、多孔質Siは、その内部に
大量の空隙が形成され密度が半分以下に減少するため
に、体積に比べて表面積が飛躍的に増大し、その化学エ
ッチング速度は、非多孔質Siのエッチング速度に比べ
て、著しく増速される。
【0018】次に、陽極化成により多孔質Siを形成す
る方法につき説明する。p型の単結晶Si基板を用意
し、陽極化成装置にセットする。即ち、陽極化成装置で
は、基板がフッ酸系の溶液に接していて、該溶液中にて
基板の一方の側に負の電極が配置され他方の側に正の電
極が配置されている。多孔質化はフッ酸系溶液に接して
いる基板の負の電極側から起こる。フッ酸系溶液として
は一般的には濃フッ酸(50%HF)を用いる。陽極化
成中に基体の表面から発生する気泡を効率よく取り除く
目的で、界面活性剤としてメタノール、エタノール、プ
ロパノール、イソプロパノール等のアルコールを加える
ことができる。尚、界面活性剤添加の代わりに撹拌器に
よる撹拌を用いてもよい。電極としては、フッ酸系溶液
に対して侵食されない様な材料たとえば金(Au)、白
金(Pt)などを用いる。陽極化成を行う電流値は数百
mA/cm2 以下の適宜の値を用いる。この電流値は多
孔質化したSiの表面に良質のエピタキシャル成長がで
きる様な範囲内で適宜選択する。通常、電流値が大きい
と、陽極化成の速度が増すと同時に、多孔質Si層の密
度が小さくなる。即ち、空隙の占める体積が大きくな
る。これによって、エピタキシャル成長の条件が変わっ
てくるのである。
る方法につき説明する。p型の単結晶Si基板を用意
し、陽極化成装置にセットする。即ち、陽極化成装置で
は、基板がフッ酸系の溶液に接していて、該溶液中にて
基板の一方の側に負の電極が配置され他方の側に正の電
極が配置されている。多孔質化はフッ酸系溶液に接して
いる基板の負の電極側から起こる。フッ酸系溶液として
は一般的には濃フッ酸(50%HF)を用いる。陽極化
成中に基体の表面から発生する気泡を効率よく取り除く
目的で、界面活性剤としてメタノール、エタノール、プ
ロパノール、イソプロパノール等のアルコールを加える
ことができる。尚、界面活性剤添加の代わりに撹拌器に
よる撹拌を用いてもよい。電極としては、フッ酸系溶液
に対して侵食されない様な材料たとえば金(Au)、白
金(Pt)などを用いる。陽極化成を行う電流値は数百
mA/cm2 以下の適宜の値を用いる。この電流値は多
孔質化したSiの表面に良質のエピタキシャル成長がで
きる様な範囲内で適宜選択する。通常、電流値が大きい
と、陽極化成の速度が増すと同時に、多孔質Si層の密
度が小さくなる。即ち、空隙の占める体積が大きくな
る。これによって、エピタキシャル成長の条件が変わっ
てくるのである。
【0019】例えば、200μm厚のp型(100)単
結晶Si基板を50%HF溶液中で電流密度100mA
/cm2 で陽極化成処理することにより多孔質化速度約
8.4μm/minで約24分間で基板全体を多孔質化
することができる。
結晶Si基板を50%HF溶液中で電流密度100mA
/cm2 で陽極化成処理することにより多孔質化速度約
8.4μm/minで約24分間で基板全体を多孔質化
することができる。
【0020】次に、図2に示される様に、多孔質Si基
板5の表面にエピタキシャル成長により単結晶Si層
6’を形成する。エピタキシャル成長には減圧CVD法
を用いることができる。
板5の表面にエピタキシャル成長により単結晶Si層
6’を形成する。エピタキシャル成長には減圧CVD法
を用いることができる。
【0021】次に、図3に示される様に、表面にSiO
2 絶縁層4を有するSi基板2の該絶縁層の表面と上記
エピタキシャル成長単結晶Si層6’の表面とを接合す
る。この接合は、例えば接合面を洗浄し、次いで該接合
面どうしを適合させ、熱処理することにより行われる。
熱処理は酸素、窒素、水素、希ガス等の雰囲気中で、6
00℃以上の温度で行う。一般的に、熱処理温度が高け
れば高いほど、界面の結合力が強まる。
2 絶縁層4を有するSi基板2の該絶縁層の表面と上記
エピタキシャル成長単結晶Si層6’の表面とを接合す
る。この接合は、例えば接合面を洗浄し、次いで該接合
面どうしを適合させ、熱処理することにより行われる。
熱処理は酸素、窒素、水素、希ガス等の雰囲気中で、6
00℃以上の温度で行う。一般的に、熱処理温度が高け
れば高いほど、界面の結合力が強まる。
【0022】その後、多孔質Si基板5を除去するた
め、非多孔質Siと多孔質Siとのエッチングの選択比
の高いエッチャントを用いて、エッチングを行う。好適
に用いられるエッチャントとしては、フッ硝酸酢酸溶液
が挙げられる。例えば、フッ硝酸酢酸溶液(1:3:
8)に対するエッチング速度は、非多孔質単結晶Siの
場合は1μm/min弱程度であるが、多孔質単結晶S
iの場合はその約100倍に増速される。かくして図4
に示される様にSi基板2上にSiO2 絶縁層4を介し
てエピタキシャル成長単結晶Si層6’が接合されたS
OI構造が得られる。
め、非多孔質Siと多孔質Siとのエッチングの選択比
の高いエッチャントを用いて、エッチングを行う。好適
に用いられるエッチャントとしては、フッ硝酸酢酸溶液
が挙げられる。例えば、フッ硝酸酢酸溶液(1:3:
8)に対するエッチング速度は、非多孔質単結晶Siの
場合は1μm/min弱程度であるが、多孔質単結晶S
iの場合はその約100倍に増速される。かくして図4
に示される様にSi基板2上にSiO2 絶縁層4を介し
てエピタキシャル成長単結晶Si層6’が接合されたS
OI構造が得られる。
【0023】尚、上記多孔質Siのエッチングのための
エッチャントとしては、上記フッ硝酸酢酸溶液の他に、
フッ酸、バッファードフッ酸、及びフッ酸またはバッフ
ァードフッ酸とアルコール(エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコール等)または/及び過酸化水素水との混
合液を用いることができる。アルコールを添加すること
によって、撹拌することなしにエッチングによる反応生
成気体の気泡を瞬時にエッチング表面から除去でき、均
一に且つ効率よく多孔質Siをエッチングすることがで
きる。また、過酸化水素水を添加することによって、S
iの酸化を増速し、反応速度を無添加の場合に比べて増
速させることが可能になり、更に過酸化水素水の比率を
変えることにより、その反応速度を制御することができ
る。溶液濃度及び温度の条件は、フッ酸、バッファード
フッ酸、及び上記過酸化水素水、またはアルコール等が
それぞれ効果を奏し、エッチング速度が製造工程上差し
支えない範囲で設定される。
エッチャントとしては、上記フッ硝酸酢酸溶液の他に、
フッ酸、バッファードフッ酸、及びフッ酸またはバッフ
ァードフッ酸とアルコール(エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコール等)または/及び過酸化水素水との混
合液を用いることができる。アルコールを添加すること
によって、撹拌することなしにエッチングによる反応生
成気体の気泡を瞬時にエッチング表面から除去でき、均
一に且つ効率よく多孔質Siをエッチングすることがで
きる。また、過酸化水素水を添加することによって、S
iの酸化を増速し、反応速度を無添加の場合に比べて増
速させることが可能になり、更に過酸化水素水の比率を
変えることにより、その反応速度を制御することができ
る。溶液濃度及び温度の条件は、フッ酸、バッファード
フッ酸、及び上記過酸化水素水、またはアルコール等が
それぞれ効果を奏し、エッチング速度が製造工程上差し
支えない範囲で設定される。
【0024】フッ酸を用いる場合、エッチング液におい
て、HF濃度は好ましくは1〜95%、より好ましくは
5〜90%、さらに好ましくは5〜80%の範囲で設定
される。バッファードフッ酸を用いる場合、エッチング
液において、HF濃度は好ましくは1〜95%、より好
ましくは1〜85%、さらに好ましくは1〜70%の範
囲で設定され、NH4 F濃度は好ましくは1〜95%、
より好ましくは5〜90%、さらに好ましくは5〜80
%の範囲で設定される。
て、HF濃度は好ましくは1〜95%、より好ましくは
5〜90%、さらに好ましくは5〜80%の範囲で設定
される。バッファードフッ酸を用いる場合、エッチング
液において、HF濃度は好ましくは1〜95%、より好
ましくは1〜85%、さらに好ましくは1〜70%の範
囲で設定され、NH4 F濃度は好ましくは1〜95%、
より好ましくは5〜90%、さらに好ましくは5〜80
%の範囲で設定される。
【0025】エッチング液において、H2 O2 濃度は好
ましくは1〜95%、より好ましくは5〜90%、さら
に好ましくは10〜80%で、且つ上記過酸化水素水の
効果を奏する範囲で設定される。エッチング液におい
て、アルコール濃度は好ましくは80%以下、より好ま
しくは60%以下、さらに好ましくは40%以下で、且
つ上記アルコールの効果を奏する範囲で設定される。
ましくは1〜95%、より好ましくは5〜90%、さら
に好ましくは10〜80%で、且つ上記過酸化水素水の
効果を奏する範囲で設定される。エッチング液におい
て、アルコール濃度は好ましくは80%以下、より好ま
しくは60%以下、さらに好ましくは40%以下で、且
つ上記アルコールの効果を奏する範囲で設定される。
【0026】温度は、好ましくは0〜100℃、より好
ましくは5〜80℃、さらに好ましくは5〜60℃の範
囲で設定される。
ましくは5〜80℃、さらに好ましくは5〜60℃の範
囲で設定される。
【0027】以上の様にして得られたSOI構造を用い
て、次の様にして図1に示される基材を作製する。図5
〜図9は作製工程を示す模式的断面図である。
て、次の様にして図1に示される基材を作製する。図5
〜図9は作製工程を示す模式的断面図である。
【0028】図5に示される様に、エピタキシャル成長
単結晶Si層6’に対し、上面を酸化させSiO2 絶縁
層7を形成し、機能素子を形成すべき所望領域を含む領
域にホウ素イオンを注入して、該Si層領域をp- 型と
する。
単結晶Si層6’に対し、上面を酸化させSiO2 絶縁
層7を形成し、機能素子を形成すべき所望領域を含む領
域にホウ素イオンを注入して、該Si層領域をp- 型と
する。
【0029】次に、機能素子を形成すべき所望領域のみ
を残して、Si層6’及びその上のSiO2 絶縁層7を
エッチング除去する。これにより、図6に示される様
に、機能素子形成のためのSi層領域6''が形成され
る。
を残して、Si層6’及びその上のSiO2 絶縁層7を
エッチング除去する。これにより、図6に示される様
に、機能素子形成のためのSi層領域6''が形成され
る。
【0030】次に、図7に示される様に、Si層領域
6''の表面を酸化させ比較的厚い(5000Å程度)酸
化膜4’で覆う。更に、フォトレジスト9を塗布し、パ
ターニングし、リンイオンを注入しn+ 領域を形成す
る。同様にしてp+ 領域を形成し、図8に示される様に
機能素子6を形成する。次いで、絶縁層4上の所望領域
にHfB2 発熱抵抗層8を形成する。
6''の表面を酸化させ比較的厚い(5000Å程度)酸
化膜4’で覆う。更に、フォトレジスト9を塗布し、パ
ターニングし、リンイオンを注入しn+ 領域を形成す
る。同様にしてp+ 領域を形成し、図8に示される様に
機能素子6を形成する。次いで、絶縁層4上の所望領域
にHfB2 発熱抵抗層8を形成する。
【0031】次いで、図9に示される様に、1対のAl
電極層10a,10b及びAl電極11をパターニング
形成する。
電極層10a,10b及びAl電極11をパターニング
形成する。
【0032】そして、図1に示される様に、SiO2 絶
縁層12及びTa保護層14を形成し、絶縁層12に電
極11との接続用の開口を形成する。
縁層12及びTa保護層14を形成し、絶縁層12に電
極11との接続用の開口を形成する。
【0033】以上の様にして得られた基材は、次の様に
して記録ヘッドの組立てに使用される。即ち、図10に
示される様に、天板20を所定位置に配置し、該天板と
基材1との間に液路及び液室を形成する。図11はかく
して組立てられた記録ヘッドの一部切欠斜視図である。
天板20の下面には液路形成のための壁部材22が形成
されており、該壁部材と基材1と天板20とで並列配置
の複数の液路24が形成される。該各液路の先端が外部
に対し開口して吐出口26が形成されている。尚、壁部
材22が形成されていない天板部分と基材1との間に
は、各液路24に対しインクを供給するための共通液室
28が形成されている。天板20にはインク供給管30
が接続されており、外部から共通液室28へとインクが
供給される。
して記録ヘッドの組立てに使用される。即ち、図10に
示される様に、天板20を所定位置に配置し、該天板と
基材1との間に液路及び液室を形成する。図11はかく
して組立てられた記録ヘッドの一部切欠斜視図である。
天板20の下面には液路形成のための壁部材22が形成
されており、該壁部材と基材1と天板20とで並列配置
の複数の液路24が形成される。該各液路の先端が外部
に対し開口して吐出口26が形成されている。尚、壁部
材22が形成されていない天板部分と基材1との間に
は、各液路24に対しインクを供給するための共通液室
28が形成されている。天板20にはインク供給管30
が接続されており、外部から共通液室28へとインクが
供給される。
【0034】図12は、以上の様な基材を用いた記録ヘ
ッドの駆動方法の一例の説明図である。図において、隣
接する2つの機能素子6(SH1 ,SH2 で示す)が示
されているが、実際にはこの様な機能素子が多数(例え
ば128個)配置されており、これに対応して図11に
示される様に多数の吐出口26が並列配置されている。
そして、これら多数の機能素子はマトリックス駆動が可
能な様に複数のブロックに分けられていて、各ブロック
内の1つづつが同一グループを構成し、同一グループご
とに記録信号に応じて駆動される。ここでは、簡単のた
めに、同一グループに属する2つの機能素子SH1 ,S
H2 について説明する。
ッドの駆動方法の一例の説明図である。図において、隣
接する2つの機能素子6(SH1 ,SH2 で示す)が示
されているが、実際にはこの様な機能素子が多数(例え
ば128個)配置されており、これに対応して図11に
示される様に多数の吐出口26が並列配置されている。
そして、これら多数の機能素子はマトリックス駆動が可
能な様に複数のブロックに分けられていて、各ブロック
内の1つづつが同一グループを構成し、同一グループご
とに記録信号に応じて駆動される。ここでは、簡単のた
めに、同一グループに属する2つの機能素子SH1 ,S
H2 について説明する。
【0035】同一グループの機能素子SH1 ,SH2 に
は共通の正バイアス電圧VH1がゲートを介してp+ 領域
に印加される様になっている。該ゲートはスイッチング
信号G1 により制御される。また、機能素子SH1 ,S
H2 のn+ 領域はそれぞれ電気熱変換素子16及びゲー
トを介して接地されている。該各ゲートはそれぞれスイ
ッチング信号S1 ,S2 により制御される。尚、上記ス
イッチング信号源、バイアス電源、接地及びゲートは、
いずれも基材外に設けられている。
は共通の正バイアス電圧VH1がゲートを介してp+ 領域
に印加される様になっている。該ゲートはスイッチング
信号G1 により制御される。また、機能素子SH1 ,S
H2 のn+ 領域はそれぞれ電気熱変換素子16及びゲー
トを介して接地されている。該各ゲートはそれぞれスイ
ッチング信号S1 ,S2 により制御される。尚、上記ス
イッチング信号源、バイアス電源、接地及びゲートは、
いずれも基材外に設けられている。
【0036】機能素子SH1 を駆動するためには、スイ
ッチング信号G1 によりグループを選択するとともに、
スイッチング信号S1 により当該機能素子SH1 を選択
する。同様に、機能素子SH2 を駆動するためには、ス
イッチング信号G1 によりグループを選択するととも
に、スイッチング信号S1 により当該機能素子SH2 を
選択する。
ッチング信号G1 によりグループを選択するとともに、
スイッチング信号S1 により当該機能素子SH1 を選択
する。同様に、機能素子SH2 を駆動するためには、ス
イッチング信号G1 によりグループを選択するととも
に、スイッチング信号S1 により当該機能素子SH2 を
選択する。
【0037】尚、以上の実施例では液体噴射記録装置に
適用した例が示されているが、本発明の基材は、その他
の記録ヘッド例えばサーマルヘッド等にも同様に適用す
ることができる。
適用した例が示されているが、本発明の基材は、その他
の記録ヘッド例えばサーマルヘッド等にも同様に適用す
ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上詳述した様に、本発明の記録ヘッド
用基材によれば、絶縁性表面を有する基体の該絶縁性表
面上に形成された半導体層に電気熱変換素子の駆動に関
与する駆動用機能素子を形成したので、該機能素子とし
てダイオードを使用してもラッチアップがなく、深い拡
散が不要となり作製工程が簡易化され、素子分離が極め
て簡単になり、高密度配置が達成できる。
用基材によれば、絶縁性表面を有する基体の該絶縁性表
面上に形成された半導体層に電気熱変換素子の駆動に関
与する駆動用機能素子を形成したので、該機能素子とし
てダイオードを使用してもラッチアップがなく、深い拡
散が不要となり作製工程が簡易化され、素子分離が極め
て簡単になり、高密度配置が達成できる。
【0039】また、本発明の記録ヘッド用基材の作製方
法によれば、多孔質半導体の表面に非多孔質単結晶半導
体層を形成し、該非多孔質単結晶半導体層の表面または
その上に形成した絶縁層の表面に対し絶縁性表面を有す
る基体の該絶縁性表面を接合し、前記多孔質半導体をエ
ッチングにより除去してSOI構造を得るので、生産
性、制御性、均一性及び経済性を向上させることができ
る。
法によれば、多孔質半導体の表面に非多孔質単結晶半導
体層を形成し、該非多孔質単結晶半導体層の表面または
その上に形成した絶縁層の表面に対し絶縁性表面を有す
る基体の該絶縁性表面を接合し、前記多孔質半導体をエ
ッチングにより除去してSOI構造を得るので、生産
性、制御性、均一性及び経済性を向上させることができ
る。
【図1】本発明による基材の一実施例の構成を示す模式
的断面図である。
的断面図である。
【図2】SOI構造の作製方法の一例を説明するための
模式的断面図である。
模式的断面図である。
【図3】SOI構造の作製方法の一例を説明するための
模式的断面図である。
模式的断面図である。
【図4】SOI構造の作製方法の一例を説明するための
模式的断面図である。
模式的断面図である。
【図5】図1の基材の作製工程を示す模式的断面図であ
る。
る。
【図6】図1の基材の作製工程を示す模式的断面図であ
る。
る。
【図7】図1の基材の作製工程を示す模式的断面図であ
る。
る。
【図8】図1の基材の作製工程を示す模式的断面図であ
る。
る。
【図9】図1の基材の作製工程を示す模式的断面図であ
る。
る。
【図10】図1の基材を用いて組立てられた記録ヘッド
を示す模式的断面図である。
を示す模式的断面図である。
【図11】図1の基材を用いて組立てられた記録ヘッド
の一部切欠斜視図である。
の一部切欠斜視図である。
【図12】図1の基材を用いた記録ヘッドの駆動方法の
一例の説明図である。
一例の説明図である。
【図13】従来の記録ヘッド用基材の一例を示す模式的
断面図である。
断面図である。
2 Si基板 4 SiO2 絶縁層 6 機能素子 8 HfB2 発熱抵抗層 10a,10b 電極層 12 SiO2 絶縁層 14 Ta保護層 16 電気熱変換素子 5 多孔質Si基板 6’ エピタキシャル成長単結晶Si層 6'' 機能素子形成のためのSi層領域 SH1 ,SH2 機能素子
Claims (6)
- 【請求項1】 熱エネルギーを発生させるための電気熱
変換素子と、該電気熱変換素子の駆動に関与する駆動用
機能素子と、前記電気熱変換素子と駆動用機能素子とを
電気的に接続する配線との組が少なくとも1つ同一基体
に設けられており、前記電気熱変換素子により発生せし
められる熱エネルギーに基づき被記録体に対し記録を行
う記録ヘッドのための基材であって、 絶縁性表面を有する基体の該絶縁性表面上に形成された
半導体層に前記機能素子が形成されていることを特徴と
する、記録ヘッド用基材。 - 【請求項2】 前記機能素子がダイオードである、請求
項1に記載の記録ヘッド用基材。 - 【請求項3】 前記の組が複数設けられており、機能素
子が形成されている半導体層は前記組ごとに不連続であ
る、請求項1に記載の記録ヘッド用基材。 - 【請求項4】 前記機能素子が形成されている半導体層
がSiからなる、請求項1に記載の記録ヘッド用基材。 - 【請求項5】 前記請求項1に記載の記録ヘッド用基材
を作製する方法であって、多孔質半導体の表面に非多孔
質単結晶半導体層を形成し、該非多孔質単結晶半導体層
の表面またはその上に形成した絶縁層の表面に対し絶縁
性表面を有する基体の該絶縁性表面を接合し、前記多孔
質半導体をエッチングにより除去し、前記非多孔質単結
晶半導体層に機能素子を形成することを特徴とする、記
録ヘッド用基材の作製方法。 - 【請求項6】 前記半導体がSiである、請求項5に記
載の記録ヘッド用基材の作製方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04194692A JP3315424B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 記録ヘッド用基材の作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04194692A JP3315424B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 記録ヘッド用基材の作製方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05208495A true JPH05208495A (ja) | 1993-08-20 |
| JP3315424B2 JP3315424B2 (ja) | 2002-08-19 |
Family
ID=12622381
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04194692A Expired - Fee Related JP3315424B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 記録ヘッド用基材の作製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3315424B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1057641A3 (en) * | 1999-06-04 | 2002-08-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid discharge head substrate, liquid discharge head, liquid discharge apparatus having these elements, manufacturing method of liquid discharge head, and driving method of the same |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP04194692A patent/JP3315424B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1057641A3 (en) * | 1999-06-04 | 2002-08-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid discharge head substrate, liquid discharge head, liquid discharge apparatus having these elements, manufacturing method of liquid discharge head, and driving method of the same |
| US6688729B1 (en) | 1999-06-04 | 2004-02-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid discharge head substrate, liquid discharge head, liquid discharge apparatus having these elements, manufacturing method of liquid discharge head, and driving method of the same |
| US6945633B2 (en) | 1999-06-04 | 2005-09-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid discharge head substrate, liquid discharge head, liquid discharge apparatus having these elements, manufacturing method of liquid discharge head, and driving method of the same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3315424B2 (ja) | 2002-08-19 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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