JPH05208949A - アルカリ可溶性ニトロン化合物及び光脱色性材料 - Google Patents

アルカリ可溶性ニトロン化合物及び光脱色性材料

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JPH05208949A
JPH05208949A JP4040424A JP4042492A JPH05208949A JP H05208949 A JPH05208949 A JP H05208949A JP 4040424 A JP4040424 A JP 4040424A JP 4042492 A JP4042492 A JP 4042492A JP H05208949 A JPH05208949 A JP H05208949A
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Kenichi Ito
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 次式(1)で表されるアルカリ可溶性ニトロ
ン化合物及び該化合物を含有する光脱色性材料。 (式中R1,R2,R3はアルキル基、アリール基又は水
素原子、R4乃至R8はアルキル基、水素原子又はカルボ
キシ基であるが、R4乃至R8の少なくとも1つはカルボ
キシ基である。XはR9O−で表されるアルコキシ基、
1011N−で表されるジアルキルアミノ基又は水素原
子であり、R9はアルキル基、R10及びR11はアルキル
基である。nは0,1又は2の値を有する。) 【効果】 波長300〜450nmの光に対して、ニト
ロン化合物を主成分とした水溶性のコントラスト増強用
光脱色性材料を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体集積回路
の製造における写真食刻工程用のマスクのように被写体
の像のコントラストを増強させるための光脱色性材料の
主成分として好適な新規なニトロン化合物及び該ニトロ
ン化合物を含有する光脱色性材料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】リソグ
ラフィー技術において、ホトレジストを所望のパターン
形状に露光し、現像してできるレジスト像は、露光像の
コントラストが大きいほど垂直に近い壁をもつ形状にな
るものであるが、非常に高い解像度の露光を行なう場
合、露光像のコントラストが低下し、鮮明なレジスト像
を得ることができなくなるという問題がある。
【0003】そこで、解像度及びパターン形状の解像を
図る方法として、波長300〜450nmの光に対して
吸収極大をもつコントラスト増強用の光脱色性層(特公
昭62−40697号公報、特開昭62−234148
号公報参照)を用いたレジストパターン形成方法等が提
案されており、その光脱色性材料の主成分であるニトロ
ン化合物は、下記のような構造を有する。
【0004】
【化2】
【0005】しかしながら、上記ニトロン化合物は非水
溶性であり、有機溶剤にしか溶解しないことから、上記
ニトロン化合物を主成分とした光脱色性材料は水溶性と
なり得ない。このため、ホトレジストの現像工程前に有
機溶剤による光脱色性層の除去工程が必要になり、ある
いは介在層を用いた場合には、介在層と光脱色性層を純
水を用いてはじきとばす工程が必要になる。前者の有機
溶剤による除去工程は、現行の設備で対応できず、工程
の複雑化を招き、また、後者の介在層と共に純水ではじ
きとばす方法は、光脱色性層が完全にはじきとばされず
に残って、スカムの発生があるという問題を有する。従
って、工程の複雑化を招かず、純水による溶解が可能で
ある光脱色性材料(CEM:Contrast Enh
anced Materials)の主成分として有用
なニトロン化合物が求められている。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
純水による溶解が可能となるコントラスト増強用の光脱
色性材料の主成分として有用な新規なアルカリ可溶性ニ
トロン化合物及び該ニトロン化合物を含有する光脱色性
材料を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、例えば下記
一般式(2)で示されるアルキルニトロ安息香酸の水素
添加を行なった後、これに下記一般式(3)で示される
化合物を反応させることにより、下記一般式(1)で示
される新規なアルカリ可溶性のニトロン化合物が得られ
ると共に、この化合物がコントラスト増強用の光脱色性
材料の主成分として有用であり、波長300〜450n
mの光でのコントラスト増強リソグラフィーにおいて大
いに威力を発揮し得ることを見い出した。
【0008】
【化3】 (但し、式中R1,R2,R3は互いに同一又は異種のア
ルキル基、アリール基又は水素原子、R4乃至R8は互い
に同一又は異種のアルキル基、水素原子又はカルボキシ
基であるが、R4乃至R8の少なくとも1つはカルボキシ
基である。XはR9O−で表されるアルコキシ基、R10
11N−で表されるジアルキルアミノ基又は水素原子で
あり、R9はアルキル基、R10及びR11は互いに同一又
は異種のアルキル基である。nは0,1又は2の値を有
する。)
【0009】即ち、上記(1)式の新規なニトロン化合
物は、アルカリ可溶性であり、波長300〜450nm
の光に対して光脱色性を有すると共に、既知ニトロン化
合物では不可能であった水溶性の光脱色性材料を提供す
ることを可能とするもので、光脱色性層を有機溶剤では
なく水によっても除去することができ、現行の設備で対
応できるので、工程の複雑化を招くことがないと共に、
介在層を用いた際に起こるスカムの発生がない。それ
故、(1)式のニトロン化合物を用いて光脱色性材料を
調製し、g線(波長436nmの光)又はi線(波長3
65nmの光)でのコントラスト増強リソグラフィーを
行なうと、高コントラスト、高解像度、高精度で微細な
レジストパターンを形成することができることを知見
し、本発明をなすに至ったものである。
【0010】以下、本発明につき更に詳細に説明する
と、本発明の新規なニトロン化合物は下記一般式(1)
で示されるニトロン化合物である。
【0011】
【化4】
【0012】ここで、上記(1)式中のR1,R2及びR
3は、アルキル基、アリール基又は水素原子である。ア
ルキル基としては、例えば、メチル基,エチル基,プロ
ピル基,イソプロピル基,ブチル基,sec−ブチル
基,tert−ブチル基,シクロヘキシル基等の炭素数
1〜8のものが好適であり、中でもメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基がより好ましく用いられる。
アリール基としては、例えば、フェニル基,置換フェニ
ル基,ナフチル基,置換ナフチル基等の炭素数6〜15
のものが好適であり、中でもフェニル基、メチルフェニ
ル基、エチルフェニル基がより好ましく用いられる。R
4,R5,R6,R7及びR8は互いに同一又は異種のアル
キル基、水素原子又はカルボキシ基であるが、R4
5,R6,R7及びR8のうち少なくとも1つはカルボキ
シ基である。この場合のアルキル基としてはR1,R2
3で例示したものと同様のものを挙げることができ
る。XはR9O−で表されるアルコキシ基、R1011
−で表されるジアルキルアミノ基又は水素原子であり、
9はアルキル基、R10及びR11は互いに同一又は異種
のアルキル基である。この場合のアルキル基としてはR
1,R2,R3で例示したものと同様のものを挙げること
ができる。また、nは0、1又は2の値を有し、好まし
くは0又は1である。
【0013】このような(1)式のニトロン化合物とし
ては、下記式のニトロン化合物を含む。
【0014】
【化5】 (但し、m=1又は2)
【0015】上記(1)式のニトロン化合物を具体的に
例示すると、α−[p−(ジメチルアミノ)フェニル]
−N−(4−カルボキシフェニル)ニトロン、α−[p
−(ジエチルアミノ)フェニル]−N−(4−カルボキ
シフェニル)ニトロン、α−[p−(ジブチルアミノ)
フェニル]−N−(4−カルボキシフェニル)ニトロ
ン、α−[p−(ジエチルアミノ)フェニル]−N−
(3−カルボキシフェニル)ニトロン、α−[p−(ジ
エチルアミノ)フェニル]−N−(2−カルボキシフェ
ニル)ニトロン、α−[p−(ジエチルアミノ)フェニ
ル]−N−(2−メチル−4−カルボキシフェニル)ニ
トロン、α−[p−(ジエチルアミノ)フェニル]−N
−(2−メチル−3−カルボキシフェニル)ニトロン、
α−(p−メトキシフェニル)−N−(4−カルボキシ
フェニル)ニトロン、α−(p−エトキシフェニル)−
N−(4−カルボキシフェニル)ニトロン、α−(o−
メトキシフェニル)−N−(4−カルボキシフェニル)
ニトロン、α−(p−メトキシフェニル)−N−(3−
カルボキシフェニル)ニトロン、α−(p−メトキシフ
ェニル)−N−(2−カルボキシフェニル)ニトロン、
α−(p−メトキシフェニル)−N−(2−メチル−4
−カルボキシフェニル)ニトロン、α−(p−エトキシ
フェニル)−N−(3−メチル−2−カルボキシフェニ
ル)ニトロン、α−[p−(ジメチルアミノ)スチリ
ル]−N−(4−カルボキシフェニル)ニトロン、α−
[p−(ジエチルアミノ)スチリル]−N−(4−カル
ボキシフェニル)ニトロン、α−[p−(ジメチルアミ
ノ)スチリル]−N−(3−カルボキシフェニル)ニト
ロン、α−[p−(ジメチルアミノ)スチリル]−N−
(2−カルボキシフェニル)ニトロン、α−[p−(ジ
メチルアミノ)スチリル]−N−(2−メチル−4−カ
ルボキシフェニル)ニトロン、α−[p−(ジエチルア
ミノ)スチリル]−N−(4−メチル−2−カルボキシ
フェニル)ニトロン、α−(o−メトキシスチリル)−
N−(4−カルボキシフェニル)ニトロン、α−(o−
メトキシスチリル)−N−(3−カルボキシフェニル)
ニトロン、α−(p−メトキシスチリル)−N−(4−
カルボキシフェニル)ニトロン、α−(p−メトキシス
チリル)−N−(3−カルボキシフェニル)ニトロン、
α−(o−メトキシスチリル)−N−(2−メチル−4
−カルボキシフェニル)ニトロン、α−(p−メトキシ
スチリル)−N−(2−メチル−3−カルボキシフェニ
ル)ニトロンなどが挙げられる。
【0016】本発明の(1)式のニトロン化合物は、工
業的にも入手容易な下記一般式(2)で示されるアルキ
ルニトロ安息香酸を原料とし、下記反応式に示されるよ
うに(2)式のアルキルニトロ安息香酸に水素添加を行
なって下記一般式(4)で示される化合物を得た後、こ
れに下記一般式(3)で示される化合物を反応させるこ
とにより合成することができる。
【0017】
【化6】
【0018】この場合、上記反応はメタノール等の有機
溶媒中で行なうことが好ましい。また、(2)式のアル
キルニトロ安息香酸への水素添加は、アルキルニトロ安
息香酸に対して1.7〜2.3当量の水素を1〜10k
g/cm2の圧力で充填し、触媒量の炭素担持白金等の
触媒存在下で室温で行なうことができる。
【0019】更に、水素添加アルキルニトロ安息香酸に
(3)式の化合物を反応させる際は、アルキルニトロ安
息香酸1モルに対して(3)式の化合物を0.8〜1.
2モルの割合で添加し、酢酸等の酸の存在下で行なうこ
とが望ましい。なお、その反応条件は20〜50℃で3
〜8時間とすることが好適である。反応終了後は析出し
た結晶を濾別し、結晶を適当な溶剤で洗浄することによ
り、目的とする(1)式のニトロン化合物を得ることが
できる。
【0020】本発明の光脱色性材料は上記(1)式のニ
トロン化合物を含有するもので、このニトロン化合物を
結合剤、有機塩基、界面活性剤などと共に水もしくは有
機溶剤もしくは水−有機溶剤混合液に溶解して混合し、
回転注型可能な光脱色性材料として用いることができ
る。この光脱色性材料は、(A)水0〜100部(重量
部、以下同じ)、好ましくは50〜100部、(B)有
機溶剤0〜100部、好ましくは0〜50部、(C)水
溶性重合体結合剤1〜30部、好ましくは1〜15部、
(D)上記ニトロン化合物1〜30部、好ましくは1〜
15部、(E)有機塩基1〜30部、好ましくは1〜1
5部及び(F)界面活性剤0〜2部、好ましくは0〜1
部を混合したものが好適である。
【0021】ここで、(B)成分の有機溶剤としては、
エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール等の
アルコール類、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサ
ン等のエーテル類等が挙げられる。
【0022】(C)成分の結合剤としては、酢酸ビニル
重合体の部分ケン化物、ポリビニルアルコール、水溶性
セルロースエーテルやセルロースエステル類、ポリビニ
ルピロリドン単独重合体又は共重合体、プルラン類等が
挙げられる。
【0023】(E)成分の有機塩基としては、水酸化テ
トラメチルアンモニウム溶液、水酸化テトラブチルアン
モニウム溶液、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタ
ン、2,2’,2”−ニトリロトリエタノール、ピリジ
ン、トリエチルアミン等が挙げられる。
【0024】(F)成分の界面活性剤としては、フッ素
含有の界面活性剤等が挙げられる。
【0025】本発明の光脱色性材料を用いたレジストパ
ターンを形成するには、図1及び図2に示すリソグラフ
ィー工程により行なうことができる。図1はホトレジス
ト層の上に光脱色性層を直接形成した例を示す。まず、
ケイ素ウエハー等の基板1上にスピンコート等の方法で
ホトレジスト層2を形成し、このホトレジスト層2の上
に本発明の光脱色性材料をスピンコート等の方法で塗布
して光脱色性層3を形成し、光脱色性層3に所定波長の
紫外線4を縮小投影法により所望のパターン形状に露光
し、即ち図1においてA部分を露光し、水により光脱色
性層3を除去し、現像液を用いて現像する方法によりレ
ジストパターン5を形成することができる。
【0026】図2は光脱色性層をホトレジスト層から隔
離するために両者の間にポリビニルアルコール等の中性
物質からなる薄い介在層6を設けた例を示す。この場
合、本発明の光脱色性材料は水溶性であるので、光脱色
性層3と介在層6を水で同時に洗い流すことができ、ス
カムが発生することがない。
【0027】
【発明の効果】本発明の上記(1)式のニトロン化合物
は、特にg線及びi線に対して光脱色性を有すると共
に、アルカリ可溶性であり、高コントラスト、高解像
度、高精度で微細なレジストパターンを形成し得る水溶
性の光脱色性材料を提供することができ、それ故、微細
なレジストパターンの形成が可能となるコントラスト増
強用の水溶性の光脱色性材料の主成分として有用であ
る。
【0028】
【実施例】以下、実施例を示して本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記実施例に制限されるものではな
い。
【0029】[実施例1]1リットルのオートクレーブ
にp−ニトロ安息香酸122.2g(731mmo
l)、ジメチルスルホキシド11.3g、5%白金担持
触媒2.0g、メタノール260gを加え、この系に水
素を約4kg/cm2の圧力で充填し、p−ニトロ安息
香酸に対して当量の水素が反応し終るまで室温で撹拌し
た。反応混合液を濾過し、触媒を除去した後、更に、4
−ジエチルアミノベンズアルデヒド120.0g(67
7mmol)、酢酸30.0g、メタノール100gを
加え、室温で5時間撹拌した。析出した結晶を濾別後、
メタノールにより洗浄を行ない黄色い結晶を得、乾燥し
て収量187.6g(収率88.7%)、純度96%の
α−[p−(ジエチルアミノ)フェニル]−N−(4−
カルボキシフェニル)ニトロンを単離した。得られたα
−[p−(ジエチルアミノ)フェニル]−N−(4−カ
ルボキシフェニル)ニトロンの質量スペクトル(M
S)、核磁気共鳴スペクトル(NMR)、赤外線スペク
トル(IR)及び元素分析値の結果を下記に示す。
【0030】〈 MS:m/e(スペクトル強度比)〉 312(16.5)、297(8.1)、296(1
5.1)、281(24.6)、176(100.
0)、32(31.5)
【0031】
【化7】
【0032】〈IR:(cm-1)〉 3437、2976、2900、1705、1605、
1572、1523、1410、1275、1180、
1155、1122、1080、1036、1011、
879、860、817
【0033】〈元素分析値:(%)C182023〉 理論値 C:69.2 H:6.4 N:
9.0 実測値 C:68.1 H:6.2 N:
8.5
【0034】[実施例2]p−ニトロ安息香酸の代わり
に、3−メチル−4−ニトロ安息香酸132.4g(7
31mmol)を用いる以外は実施例1と同様にして合
成を行なったところ収量211.3g(収率95.6
%)、純度95%のα−[p−(ジエチルアミノ)フェ
ニル]−N−(2−メチル−4−カルボキシフェニル)
ニトロンを単離した。得られた化合物の分析結果を下記
に示す。
【0035】〈 MS:m/e(スペクトル強度比)〉 326(20.3)、311(15.3)、310
(6.7)、295(8.9)、176(100.
0)、32(26.0)
【0036】
【化8】
【0037】〈IR:(cm-1)〉 3435、3053、2974、2902、1703、
1591、1524、1408、1273、1176、
1155、1122、1078、1039、1009、
877、854、817
【0038】〈元素分析値:(%)C192223〉 理論値 C:69.9 H:6.7 N:
8.6 実測値 C:67.4 H:6.4 N:
8.0
【0039】[実施例3]4−ジエチルアミノベンズア
ルデヒドの代わりにp−アニスアルデヒド92.2g
(677mmol)を用いる以外は実施例1と同様にし
て合成を行なったところ、収量162.0g(収率8
8.2%)、純度96%のα−(p−メトキシフェニ
ル)−N−(4−カルボキシフェニル)ニトロンを単離
した。得られた化合物の分析結果を下記に示す。
【0040】
【化9】
【0041】〈IR:(cm-1)〉 3456、3109、3157、2968、2841、
2673、2551、1703、1686、1603、
1508、1431、1323、1292、1251、
1169、1070、 1028、870、841、8
06
【0042】〈元素分析値:(%)C1513 4〉 理論値 C:66.4 H:4.8 N:
5.2 実測値 C:66.1 H:4.9 N:
4.8
【0043】[実施例4]p−ニトロ安息香酸の代わり
に3−メチル−4−ニトロ安息香酸132.4g(73
1mmol)、4−ジエチルアミノベンズアルデヒドの
代わりに4−ジメチルアミノシンナムアルデヒド11
8.6g(677mmol)を用いる以外は実施例1と
同様にして合成を行なったところ、収量213.8g
(収率97.4%)、純度96%のα−[p−(ジメチ
ルアミノ)スチリル]−N−(2−メチル−4−カルボ
キシフェニル)ニトロンを単離した。得られた化合物の
分析結果を下記に示す。
【0044】
【化10】
【0045】〈IR:(cm-1)〉 3446、3037、2891、2812、1701、
1593、1524、1487、1435、1367、
1329、1275、1234、1232、1165、
1126、1105、1018、984、945、92
4、920、860、841、810
【0046】〈元素分析値:(%)C192032〉 理論値 C:70.4 H:6.2 N:
8.6 実測値 C:69.9 H:6.3 N:
8.4
【0047】[実施例5]光脱色性材料としてα−[p
−(ジエチルアミノフェニル]−N−(4−カルボキシ
フェニル)ニトロン4.5%、分子量約3,000で成
分比6:4のポリビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合
体3.5%、10%水酸化テトラ−n−ブチルアンモニ
ウム溶液38.0%及びフロラードFC−430(住友
スリーエム(株)製)0.25%の水溶液を用い、図1
に示すリソグラフィー工程に従ってレジストパターンを
形成した。まずケイ素ウエハーからなる基板1にS−1
813(シップレー社製、ポジレジスト)をスピンコー
トしてレジスト層2を形成し(図1(a))、次にレジ
ス層2上に上記光脱色性材料をスピンコートして光脱色
性層3を形成し(図1(b))、縮小投影法によりA部
分に選択的に436nmの紫外線4を露光した(図1
(c))。その後、光脱色性層3を純水を用いて除去
し、アルカリ現像液を用いて現像を行ない、レジストパ
ターン5を形成した(図1(d))。得られたレジスト
パターンはコントラストが増強された0.5μm解像の
ものであった。
【0048】[実施例6]光脱色性材料としてα−[p
−(ジエチルアミノフェニル]−N−(2−メチル−4
−カルボキシフェニル)ニトロン4.5%、分子量約
3,000で成分比6:4のポリビニルピロリドン−酢
酸ビニル共重合体3.5%、トリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタン2.0%及びフロラードFC−430
(住友スリーエム(株)製)0.25%の水溶液を用
い、図1に示すリソグラフィー工程に従ってレジストパ
ターンを形成した。まずケイ素ウエハーからなる基板1
にTHMR−iP1800(東京応化学工業(株)製、
ポジレジスト)をスピンコートしてレジスト層2を形成
し(図1(a))、次にレジス層2上に上記光脱色性材
料をスピンコートして光脱色性層3を形成し(図1
(b))、縮小投影法によりA部分に選択的に365n
mの紫外線4を露光した(図1(c))。その後、光脱
色性層3を純水を用いて除去し、アルカリ現像液を用い
て現像を行ない、レジストパターン5を形成した(図1
(d))。得られたレジストパターンはコントラストが
増強された0.36μm解像のものであった。
【0049】[実施例7]α−[p−(ジエチルアミ
ノ)フェニル]−N−(2−メチル−4−カルボキシフ
ェニル)ニトロンの代わりにα−(p−メトキシフェニ
ル)−N−(4−カルボキシフェニル)ニトロンを用い
る以外は実施例6と同様にして、レジストパターンを形
成したところ、得られたレジストパターンはコントラス
トが増強された0.4μm解像のものであった。
【0050】[実施例8]光脱色性材料としてα−[p
−(ジメチルアミノ)スチリル]−N−(2−メチル−
4−カルボキシフェニル)ニトロン4.5%、分子量約
3,000で成分比6:4のポリビニルピロリドン、酢
酸ビニル共重合体3.5%、トリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタン2.0%及びフロラードFC−430
(住友スリーエム(株)製)0.25%の純水−1−プ
ロパノール溶液(重量成分比65:35)を用いて実施
例5と同様にしてレジストパターンを形成したところ、
得られたレジストパターンはコントラストが増強された
0.5μm解像のものであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光脱色性材料を用いたリソグラフィー
工程の一例を示す工程図である。
【図2】本発明の光脱色性材料を用いたリソグラフィー
工程の他の例を示す工程図である。
【符号の説明】
1 基板 2 ホトレジスト層 3 光脱色性層 4 紫外線 5 レジストパターン 6 介在層 7 光脱色性層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【化5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 健一 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28番地の 1 信越化学工業株式会社合成技術研究所 内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表されるアルカリ可
    溶性ニトロン化合物。 【化1】 (但し、式中R1,R2,R3は互いに同一又は異種のア
    ルキル基、アリール基又は水素原子、R4乃至R8は互い
    に同一又は異種のアルキル基、水素原子又はカルボキシ
    基であるが、R4乃至R8の少なくとも1つはカルボキシ
    基である。XはR9O−で表されるアルコキシ基、R10
    11N−で表されるジアルキルアミノ基又は水素原子で
    あり、R9はアルキル基、R10及びR11は互いに同一又
    は異種のアルキル基である。nは0,1又は2の値を有
    する。)
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアルカリ可溶性ニトロン
    化合物を含有する光脱色性材料。
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