JPH05209381A - セルロース系織物材料に反応性染料を固着する方法 - Google Patents

セルロース系織物材料に反応性染料を固着する方法

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JPH05209381A
JPH05209381A JP4222214A JP22221492A JPH05209381A JP H05209381 A JPH05209381 A JP H05209381A JP 4222214 A JP4222214 A JP 4222214A JP 22221492 A JP22221492 A JP 22221492A JP H05209381 A JPH05209381 A JP H05209381A
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Wolfgang Brehme
ブレーメ ヴォルフガング
Rolf Hopf
ホップフ ロルフ
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    • DTEXTILES; PAPER
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    • D06P3/66Natural or regenerated cellulose using reactive dyes
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 廃水中の主要な汚染因子である尿素を用いな
いで、反応性染料を捺染及び固着する方法を得ること。 【構成】 セルロース系織物材料に反応性染料を固着す
る方法であって、a)捺染し、乾燥した材料を水で湿潤
し;b)該織物材料を、不透水性の材料で被覆し;そし
てc)該材料を熱処理して固着させること;よりなるこ
とを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セルロース系織物材料
に反応性染料を固着する方法、及び該方法を実施する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】セルロース系織物材料に反応性染料を捺
染するには、通常、相当な量の窒素を含む化合物、特に
尿素を用いる。尿素は、特に、反応性染料の適切な固着
を確実にする機能を果たす。しかしながら、尿素は、窒
素を含む分解物のために、反応性染料を用いた捺染及び
固着に対する優れた有用性は別として、廃水中の主要な
汚染因子である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、例えば固着
工程の前に、捺染した材料を水で湿潤し、次いで蒸気を
用いて固着を行なうことにより、尿素量を減らしたり、
又はそれを完全に排除する努力がなされてきた。しかし
ながら、この方法が、唯一、満足な結果を与えるのは、
水と織物の間の水分平衡を、それぞれの織物の最高の水
分含量にできるだけ近づけ、固着工程の間、この最高の
値をできるだけ一定に保つように、水を用いることがで
きる場合に限られている。実際には、固着の間、最適な
水分含量を調整することは、調節することが困難な操作
である。
【0004】
【課題を解決しようとする手段】捺染された材料を水で
湿潤し、この材料が耐蒸気性に密封されるように固着を
行なうことにより、材料の水分含量を最高値で、かつ一
定に維持することが可能な方法を見出した。
【0005】特に、本発明は、セルロース系織物材料
に、反応性染料を固着する方法において、 a)捺染し、乾燥した材料を水で湿潤し; b)該織物材料を、不透水性の材料で被覆し;そして c)該材料を加熱処理して、固着させること;よりなる
ことを特徴とする方法に関する。
【0006】本発明は、また、新規な方法により固着し
た捺染材料に関する。さらに、この発明は、新規な方法
を行なう装置にも関する。この発明の方法に用いられる
染料は、セルロース系織物材料の染色又は捺染に通常用
いられる反応性染料である。
【0007】反応性染料は、それ自体が公知の、セルロ
ースと共有化学結合を形成する染料を意味すると解され
るべきであり、代表的なものはカラーインデックス(Co
lorIndex )第3 巻(第3 版、1971)2391〜3560頁、及
び第6 巻(改訂版、1975)6268〜6345頁の、「反応性染
料」("Reactive Dyes" )の項に収載されているもので
ある。この新規な方法に特に適している反応性染料は、
モノハロトリアジニル基を含む染料である。本明細書に
おいて、モノハロトリアジニルとは、モノフルオロトリ
アジニル、モノブロモトリアジニル、又は好適には、モ
ノクロロトリアジニル基である。
【0008】更に好適な反応性染料は、反応性基として
一個以上のビニルスルホニル基を含む染料である。染料
の量は、通常、所望の色濃度によって異なるが、捺染イ
ンキの0.1ないし300g/kg、好適には0.1な
いし100g/kg、最も好適には5ないし60g/k
gが有利である。
【0009】反応性染料を用いる場合、捺染インキは、
通常、固着のための塩基性物質を含むものである。反応
性染料を固着するために用いられる塩基性物質は、代表
的には、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化
ナトリウム、リン酸二ナトリウム、リン酸三ナトリウ
ム、ホウ砂、アンモニア水又はトリクロロ酢酸ナトリウ
ム若しくはギ酸ナトリウムのようなアルカリ供与体であ
る。ケイ酸ナトリウム及び25%炭酸ナトリウム水溶液
の混合物もまた、アルカリとして用いることができる。
アルカリを含む捺染インキは、通常、7.5ないし1
3.2、好適には8.5ないし11.5の範囲のpH値
を有している。
【0010】染料を含む他に、新規な方法に用いられる
水性の捺染糊料は、更に、増粘剤、好適には天然起源
の、特にアルギン酸ナトリウム単独、又は改質セルロー
ス、好適にはカルボキシメチルセルロースの多くとも2
0ないし25重量%との混合物を含んでいる。所望なら
ば、捺染糊料は、更に、保存剤、金属イオン封鎖剤、乳
化剤、水不溶性溶剤、酸化剤、及び脱気剤を含むことが
できる。
【0011】この新規な方法は、セルロースよりなる又
は含有する織物材料に、染料を固着するのに適してい
る。織物材料は、好適には、平らな織物構造、例えば不
織布、フェルト、じゅうたん、織物製品、好適には編み
物製品である。この新規な方法は、水酸化ナトリウム水
溶液で処理された繊維質材料、好適には、ビスコースレ
ーヨンのようなセルロース系材料及び再生セルロースに
適している。
【0012】繊維質材料に捺染するには、捺染糊料は、
通常、普通の型、例えば輪転グラビヤの捺染機、回転ス
クリーン捺染機及び表面スクリーン捺染機を用いて、面
の全部又は一部に直接適用される。
【0013】150°Cまでの温度範囲で捺染した後、
繊維質材料を80ないし120°Cで乾燥するのが好ま
しい。染料を固着する前に、繊維質材料は水で裏側又は
両側の面が一様に湿潤される。この湿潤は、各種の方法
で達成することができ、直接又は間接の方法を適用する
ことにより好都合に行なわれる。繊維質材料は、市販の
噴霧器による噴霧により、スクリーンの付いた回転装置
により、又は泡の形状の水により、又は回転式の湿潤機
によって直接に湿潤することができ、その原理は Texti
lpraxis International, 1119(1987) に詳細に記載され
ている。水の使用量は、捺染される乾燥繊維質材料に基
づいて、5ないし50重量%、好適には10ないし40
重量%の範囲である。
【0014】湿潤のために用いられる水は、イオン交換
樹脂又は蒸留によって精製することができる。所望によ
り、湿潤剤又は増粘剤を該水に加えることができる。さ
らに、該水はアルカリを含むこともできる。アルカリを
含む水は、捺染に使用する捺染糊料がアルカリを含ま
ず、アルカリが染料を固着するために必要とされる場合
に特に用いられる。次いで、捺染され、湿潤された繊維
質材料は、熱処理される。
【0015】本発明の固着方法は、連続式又は回分式で
行なわれる。材料、通常の加工中の織物は、不透水性の
材料で両面が被覆され、サンドイッチ形状を形成し、こ
の形状で熱処理を受ける;又はこの織物は、片側を不透
水性の加熱要素上に置き、加熱要素から離れた側が不透
水性の材料で被覆される。この後者の場合、加熱要素は
片側の蒸気遮断材として、又はプレス機が用いられる場
合、所望により、両側の蒸気遮断材としても作用する。
【0016】実質的な特徴は、織物材料は、熱による固
着の間、耐水性及び耐蒸気性が保障されることである。
平らな織物の場合には、繊維質材料の表面及び裏面を防
水性及び耐蒸気性の遮蔽膜で被覆すれば十分である。
【0017】適切な耐蒸気性材料は、湿潤液と同様に、
そこで使用されている捺染糊料及び繊維質材料と化学的
に反応することのない、薄い、耐熱性かつ耐昇華性のシ
ートである。これらのシートは、捺染された繊維質材料
をきちんと密閉し、そのため蒸気が揮発するのを妨げる
のに役立つ。種々の材料が、この目的のために適してい
る。本発明の方法には、ポリエステルシートを用いるこ
とは好ましい。テフロン、金属又は耐熱性ゴムのシート
も、繊維質材料を密閉するのに用いることができる。
【0018】熱処理は、連続式では、適切に改良したカ
レンダー、又は加熱したトンネルの中で行なわれ;又は
回分式では、加熱した密封室内で、又はプレス機、好都
合には転写用アイロンプレスで、約30秒ないし20分
間、好適には5ないし10分間、0.2ないし2バール
(bar)の圧の下で行なわれる。固着温度は90ないし1
50°C,好適には100ないし110°Cの範囲であ
る。
【0019】熱処理の後、セルロース系織物材料は通常
の潅ぎを行なって、固着していない染料を除去する。こ
れは、基材を20°Cないし沸騰温度で、水、好適には
軟水で処理することにより行なわれる。次いで、この材
料を常法により乾燥する。
【0020】この新規な方法は、通常の方法よりも小量
の尿素を用いても、捺染の質を変えることなく、一様で
染色的に丈夫な捺染物を生成する。この新規な方法の特
に好適な実施態様において、尿素を全く添加することな
く固着を行なうことができる。
【0021】固着に要する熱は、この材料に、接触熱、
周囲熱又は輻射熱の形で供給することができる。接触熱
による固着は、連続式又は回分式の固着に既に用いられ
ている器具を利用することによって、簡単に実施するこ
とができる。
【0022】連続工程において、固着に要する熱は、接
触熱として、カレンダーから供給され得る。繊維質材料
を、カレンダーとの接触に先立って、片側又は両側が不
透水性のシートで被覆されて、カレンダーを通過させ
る。繊維質材料の片側をシートで被覆した場合、カレン
ダーの表面は、第二の遮断層として機能する。
【0023】連続工程の好適な実施態様において、不透
水性材料の連続シートは、カレンダーに置かれ又は圧置
され、固着される繊維質材料は、このシートとカレンダ
ーの間に引き入れられる。不透水性シートで改良された
カレンダーも、又、この発明の目的である。
【0024】回分式の工程において、固着に要する熱
は、プレス機、一般的には転写用アイロンプレスによる
接触熱として供給することができる。この新規な方法を
実施するのに、プレス機の如何なる改良も必要ではない
か、又は些細な改良だけが必要である。固着に先立っ
て、繊維質材料は不透水性材料のシートで両面を被覆し
てサンドイッチ形状を形成し、次いで押圧する。しかし
ながら、プレス機の片側又は両側の接触面を不透水性材
料で被覆し、このようにして固着を行なうこともでき
る。この場合、繊維質材料は、不透水性材料で片側だけ
を被覆されなければならないか、又はプレス機の両側が
不透水性である場合には、適当に湿潤された繊維質材料
はプレス機内に直接置かれる。片側又は両側の不透水性
の接触表面を備えたプレス材も、やはり、この発明の目
的である。
【0025】接触熱の他に、新規な固着法に要する熱
は、周囲熱としても与えられる。従って、防水密封繊維
質材料は、固着に要する時間の間、トンネルを通過させ
るか、又は加熱された室内に密閉される。防水密封繊維
質材料の熱による固着は、輻射エネルギー(赤外線輻
射、紫外線輻射、又はマイクロ波)によっても行なうこ
とができる。防水密封繊維質材料は、輻射エネルギーに
よって加熱されたトンネルを連続的に通過させるか、又
は固着に要する時間の間、加熱された室内で回分毎に密
閉される。
【0026】
【実施例】以下の実施例は、この発明の例示のためのも
のである。
【0027】実施例1 四色柄模様を、漂白し、シルケット加工した木綿の繊維
に捺染した。それぞれの捺染糊料は、式(I):
【0028】
【化1】 の市販の処方染料40g/kg; 式(II):
【0029】
【化2】 の市販の処方染料25g/kg; 式(IIIa)及び式(IIIb):
【0030】
【化3】
【0031】
【化4】 の市販の染料顆粒混合物40g/kg;並びに 式(IVa)及び(IVb):
【0032】
【化5】
【0033】
【化6】 の市販の染料顆粒混合物55g/kg;よりなる。
【0034】上記の反応性染料を、下記の化学薬品と混
合し捺染糊料を調製した。この捺染糊料の各々の最終重
量は1000gであった。この捺染糊料は、 6%アルギン酸ナトリウム溶液 500g/kg m−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム 10g/kg 25%炭酸ナトリウム溶液 120g/kg を含み、水を加えて1000gとした。
【0035】柄模様捺染では、中間体を120°Cで2
分間乾燥した。
【0036】最小の塗布器具を用い、捺染した材料の裏
面は、材料の重量に基づいて、12%の水で湿潤した。
【0037】この湿潤した材料を、二枚のポリエステル
シートの間にしっかりとサンドイッチ形状に挾み、10
5°Cで8分間、アイロンプレス処理し、捺染の固着を
行なった。
【0038】固着した捺染は、冷水及び温水による通常
の濯ぎを行い、次いで90ないし100°Cで乾燥し、
染色的に丈夫な反応性捺染物を得た。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース系織物材料に、反応性染料を
    固着する方法であって、 a)捺染し、乾燥した材料を水で湿潤し; b)該織物材料を、不透水性の材料で被覆し;そして c)該材料を熱処理して固着させること;よりなること
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 固着が、尿素の非存在下に行なわれる請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 該熱処理が、接触熱で行なわれる請求項
    1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】該熱処理が、周囲温度で行なわれる請求項
    1又は2に記載の方法。
  5. 【請求項5】該熱処理が、輻射熱で行なわれる請求項1
    又は2に記載の方法。
  6. 【請求項6】該材料が、両面を不透水性の材料で被覆さ
    れている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】カレンダーが、加熱要素として用いられる
    請求項3に記載の方法。
  8. 【請求項8】繊維質材料が、カレンダーから離れた側の
    面で不透水性の材料で被覆される請求項7に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】プレス機が、加熱要素として用いられる請
    求項3に記載の方法。
  10. 【請求項10】プレス機の片側又は両側の接触面が、不
    透水性の材料で装備されている請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】該不透水性の物質が、ポリエステルシー
    トである請求項1ないし10のいずれか1項に記載の方
    法。
  12. 【請求項12】該不透水性の材料が、テフロンシートで
    ある請求項1ないし10のいずれか1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】該不透水性の材料が、耐熱性ゴムシート
    である請求項1ないし10のいずれか1項に記載の方
    法。
  14. 【請求項14】該固着される反応性染料が、モノハロト
    リアジニル基を含む染料である請求項1ないし13のい
    ずれか1項に記載の方法。
  15. 【請求項15】該固着される反応性染料が、一個以上の
    ビニルスルホニル基を含む染料である請求項1ないし1
    3のいずれかの1項に記載の方法。
  16. 【請求項16】請求項1ないし15のいずれか1項に記
    載の方法によって処理される繊維質材料。
  17. 【請求項17】不透水性材料の連続シートが敷かれ又は
    プレスされる請求項8に記載の方法を行なうカレンダ
    ー。
  18. 【請求項18】プレス機の片側又は両側の接触面が不透
    水性材料で装備されている請求項8に記載の方法を行な
    うプレス機。
JP4222214A 1991-07-30 1992-07-30 セルロース系織物材料に反応性染料を固着する方法 Pending JPH05209381A (ja)

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