JPH05209679A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速制御装置Info
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- JPH05209679A JPH05209679A JP1685492A JP1685492A JPH05209679A JP H05209679 A JPH05209679 A JP H05209679A JP 1685492 A JP1685492 A JP 1685492A JP 1685492 A JP1685492 A JP 1685492A JP H05209679 A JPH05209679 A JP H05209679A
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- Japan
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- transmission
- torque
- shift
- main
- auxiliary
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 主変速機のアップシフトと副変速機のダウン
シフトとがほぼ同時に行なわれる変速時に、変速時間を
長引かせることなく突き上げトルクの発生を有効に防止
することができる自動変速機の変速制御装置を提供す
る。 【構成】 自動変速機Tに主変速機3と副変速機4とが
直列に設けられ、主変速機3がアップシフトされる一方
副変速機4がダウンシフトされる主副同時変速に際して
は、主変速機3のアップシフト終了を副変速機4のダウ
ンシフト終了よりも遅らせるとともに、副変速機4のダ
ウンシフト終了後は、主変速機3のクラッチ圧を高める
とともに、点火時期をリタードさせて、変速時間の増加
を招くことなく突き上げトルクの発生を防止するように
したことを特徴とする。
シフトとがほぼ同時に行なわれる変速時に、変速時間を
長引かせることなく突き上げトルクの発生を有効に防止
することができる自動変速機の変速制御装置を提供す
る。 【構成】 自動変速機Tに主変速機3と副変速機4とが
直列に設けられ、主変速機3がアップシフトされる一方
副変速機4がダウンシフトされる主副同時変速に際して
は、主変速機3のアップシフト終了を副変速機4のダウ
ンシフト終了よりも遅らせるとともに、副変速機4のダ
ウンシフト終了後は、主変速機3のクラッチ圧を高める
とともに、点火時期をリタードさせて、変速時間の増加
を招くことなく突き上げトルクの発生を防止するように
したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主変速機と副変速機と
が直列に設けられた自動変速機の変速制御装置に関する
ものである。
が直列に設けられた自動変速機の変速制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用の自動変速機にはトル
クコンバータと変速歯車機構とが設けられ、トルクコン
バータはエンジン出力軸のトルクを変速してタービンシ
ャフトに伝達し、変速歯車機構は上記タービンシャフト
のトルクをさらに変速して駆動輪側に伝達するようにな
っている。ここで、変速歯車機構は、通常、サンギヤ、
リングギヤ、ピニオンギヤ、キャリア等を備えたプラネ
タリギヤシステムからなり、かかる変速歯車機構には、
所定のギヤないしキャリアへのトルクの伝達をオン・オ
フするクラッチ、あるいは所定のギヤないしキャリアを
固定(オン)または解放(オフ)するブレーキ等の各種摩擦
要素が設けられる。そして、油圧機構を用いて各摩擦要
素のオン・オフパターンを切り替え、段階的に変速段を
切り替えて変速を行なうようにしている。
クコンバータと変速歯車機構とが設けられ、トルクコン
バータはエンジン出力軸のトルクを変速してタービンシ
ャフトに伝達し、変速歯車機構は上記タービンシャフト
のトルクをさらに変速して駆動輪側に伝達するようにな
っている。ここで、変速歯車機構は、通常、サンギヤ、
リングギヤ、ピニオンギヤ、キャリア等を備えたプラネ
タリギヤシステムからなり、かかる変速歯車機構には、
所定のギヤないしキャリアへのトルクの伝達をオン・オ
フするクラッチ、あるいは所定のギヤないしキャリアを
固定(オン)または解放(オフ)するブレーキ等の各種摩擦
要素が設けられる。そして、油圧機構を用いて各摩擦要
素のオン・オフパターンを切り替え、段階的に変速段を
切り替えて変速を行なうようにしている。
【0003】そして、このような変速歯車機構を備えた
自動変速機においては、変速歯車機構の変速段が多いほ
どトルク変換特性の選択の自由度が高まり、道路状態あ
るいは走行状態に適した運転を行なうことができ、燃費
性能あるいは走行性能を高めることができる。しかしな
がら、単一の変速歯車機構では、変速段をそれほど多く
設けることができず、普通、最大でも前進4段程度であ
る。そこで、主変速機と副変速機とを直列に設け、両変
速機の変速段の組み合わせにより、変速機全体として設
けうる変速段を多くするようにした自動変速機が提案さ
れている。例えば、前進3段の主変速機と前進2段の副
変速機とを直列に配置すれば、変速機全体として理論上
は前進6段の変速機とすることができる。
自動変速機においては、変速歯車機構の変速段が多いほ
どトルク変換特性の選択の自由度が高まり、道路状態あ
るいは走行状態に適した運転を行なうことができ、燃費
性能あるいは走行性能を高めることができる。しかしな
がら、単一の変速歯車機構では、変速段をそれほど多く
設けることができず、普通、最大でも前進4段程度であ
る。そこで、主変速機と副変速機とを直列に設け、両変
速機の変速段の組み合わせにより、変速機全体として設
けうる変速段を多くするようにした自動変速機が提案さ
れている。例えば、前進3段の主変速機と前進2段の副
変速機とを直列に配置すれば、変速機全体として理論上
は前進6段の変速機とすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに主変速機と副変速機とを直列に配置して多くの変速
段を設けた自動変速機では、ある種の変速に際しては、
主変速機と副変速機とがほぼ同時に逆方向に変速される
場合があり、例えば主変速機がアップシフトされる一方
副変速機がダウンシフトされるといった場合がある。そ
して、このように主変速機のアップシフトと副変速機の
ダウンシフトとがほぼ同時に起こる変速においては、主
変速機がアップシフトであるので、変速機全体としては
アップシフト基調にあるが、かかる変速に際して、主変
速機のアップシフトの開始前に副変速機のダウンシフト
が開始されると、アップシフト基調であるのにもかかわ
らず変速初期にダウンシフトが行なわれ、走行フィーリ
ングが悪化してしまう。また、副変速機のダウンシフト
が主変速機のアップシフト後まで継続されると、アップ
シフト基調の変速の終期にダウンシフトが行なわれ、や
はり走行フィーリングが悪化する。
うに主変速機と副変速機とを直列に配置して多くの変速
段を設けた自動変速機では、ある種の変速に際しては、
主変速機と副変速機とがほぼ同時に逆方向に変速される
場合があり、例えば主変速機がアップシフトされる一方
副変速機がダウンシフトされるといった場合がある。そ
して、このように主変速機のアップシフトと副変速機の
ダウンシフトとがほぼ同時に起こる変速においては、主
変速機がアップシフトであるので、変速機全体としては
アップシフト基調にあるが、かかる変速に際して、主変
速機のアップシフトの開始前に副変速機のダウンシフト
が開始されると、アップシフト基調であるのにもかかわ
らず変速初期にダウンシフトが行なわれ、走行フィーリ
ングが悪化してしまう。また、副変速機のダウンシフト
が主変速機のアップシフト後まで継続されると、アップ
シフト基調の変速の終期にダウンシフトが行なわれ、や
はり走行フィーリングが悪化する。
【0005】そこで、副変速機のダウンシフトを主変速
機のアップシフト期間内に開始させるとともに終了させ
るようにした自動変速機が提案されている。しかしなが
ら、かかる自動変速機では、副変速機のダウンシフト終
了から主変速機のアップシフト終了までの間に、イナー
シャフェイズで出力トルクが急上昇するといった現象、
いわゆる突き上げトルクが生じ変速ショックが発生する
といった問題がある。図6に、かかる変速に際して、
t1'〜t4'の期間に主変速機がアップシフトされる一方、
t2'〜t3'の期間に副変速機がダウンシフトされる場合
の、出力軸トルク、ギヤ比およびクラッチ圧の時間に対
する変化特性の一例を示す。図6から明らかなように、
副変速機のダウンシフト終了時点(t3')から主変速機の
アップシフト終了時点(t4')までの期間、出力軸トルク
が急上昇して、突き上げトルクが発生している。
機のアップシフト期間内に開始させるとともに終了させ
るようにした自動変速機が提案されている。しかしなが
ら、かかる自動変速機では、副変速機のダウンシフト終
了から主変速機のアップシフト終了までの間に、イナー
シャフェイズで出力トルクが急上昇するといった現象、
いわゆる突き上げトルクが生じ変速ショックが発生する
といった問題がある。図6に、かかる変速に際して、
t1'〜t4'の期間に主変速機がアップシフトされる一方、
t2'〜t3'の期間に副変速機がダウンシフトされる場合
の、出力軸トルク、ギヤ比およびクラッチ圧の時間に対
する変化特性の一例を示す。図6から明らかなように、
副変速機のダウンシフト終了時点(t3')から主変速機の
アップシフト終了時点(t4')までの期間、出力軸トルク
が急上昇して、突き上げトルクが発生している。
【0006】これを改善するため、主変速機のアップシ
フト終了を副変速機のダウンシフト終了より遅らせる一
方、副変速機のダウンシフト終了後は所定期間だけ油圧
機構のライン圧を低下させて、主変速機の摩擦要素のオ
ン・オフ動作を緩慢化させ、突き上げトルクないし変速
ショックの発生を防止するようにした自動変速機が提案
されている(例えば、特開昭62−165050号公報
参照)。
フト終了を副変速機のダウンシフト終了より遅らせる一
方、副変速機のダウンシフト終了後は所定期間だけ油圧
機構のライン圧を低下させて、主変速機の摩擦要素のオ
ン・オフ動作を緩慢化させ、突き上げトルクないし変速
ショックの発生を防止するようにした自動変速機が提案
されている(例えば、特開昭62−165050号公報
参照)。
【0007】しかしながら、このように副変速機のダウ
ンシフト終了後、油圧機構のライン圧を低下させること
によって突き上げトルクの発生を防止するようにした自
動変速機では、ライン圧制御において低圧側への定常偏
差を生じているような場合には、主変速機の摩擦要素の
オン・オフに要する時間がかなり長くなり、摩擦要素に
すべりによる焼き付きが生じるおそれがあるといった問
題がある。また、主変速機の摩擦要素のオン・オフに要
する時間がかなり長くなって、ライン圧が通常値に復帰
する時点までに主変速機のアップシフトが終了しなかっ
た場合には、ライン圧の復帰時に大きな突き上げトル
ク、いわゆる棚はずれによる突き上げトルクが生じると
いった問題がある。本発明は、上記従来の問題点を解決
するためになされたものであって、主変速機と副変速機
とが直列に設けられた自動変速機の変速制御装置におい
て、主変速機のアップシフトと副変速機のダウンシフト
とがほぼ同時に行なわれる変速時に、主変速機のアップ
シフトに要する時間を長引かせることなく、突き上げト
ルクないし変速ショックの発生を有効に防止することが
できる自動変速機の変速制御装置を提供することを目的
とする。
ンシフト終了後、油圧機構のライン圧を低下させること
によって突き上げトルクの発生を防止するようにした自
動変速機では、ライン圧制御において低圧側への定常偏
差を生じているような場合には、主変速機の摩擦要素の
オン・オフに要する時間がかなり長くなり、摩擦要素に
すべりによる焼き付きが生じるおそれがあるといった問
題がある。また、主変速機の摩擦要素のオン・オフに要
する時間がかなり長くなって、ライン圧が通常値に復帰
する時点までに主変速機のアップシフトが終了しなかっ
た場合には、ライン圧の復帰時に大きな突き上げトル
ク、いわゆる棚はずれによる突き上げトルクが生じると
いった問題がある。本発明は、上記従来の問題点を解決
するためになされたものであって、主変速機と副変速機
とが直列に設けられた自動変速機の変速制御装置におい
て、主変速機のアップシフトと副変速機のダウンシフト
とがほぼ同時に行なわれる変速時に、主変速機のアップ
シフトに要する時間を長引かせることなく、突き上げト
ルクないし変速ショックの発生を有効に防止することが
できる自動変速機の変速制御装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するた
め、第1の発明は、主変速機と副変速機とが直列に設け
られ、少なくとも1つの変速が、主変速機をアップシフ
トする一方副変速機をダウンシフトすることによって行
なわれるようになっている自動変速機の変速制御装置に
おいて、主変速機をアップシフトする一方副変速機をダ
ウンシフトすることにより行なわれる変速に際して、主
変速機のアップシフト終了を副変速機のダウンシフト終
了よりも遅らせるとともに、副変速機のダウンシフト終
了から主変速機のアップシフト終了までの間、変速機入
力側から変速機出力側へのトルク伝達特性を主変速機の
アップシフト終了時期を遅らせることなく変速ショック
を低減する方向に変更するトルク伝達特性変更手段が設
けられていることを特徴とする自動変速機の変速制御装
置を提供する。
め、第1の発明は、主変速機と副変速機とが直列に設け
られ、少なくとも1つの変速が、主変速機をアップシフ
トする一方副変速機をダウンシフトすることによって行
なわれるようになっている自動変速機の変速制御装置に
おいて、主変速機をアップシフトする一方副変速機をダ
ウンシフトすることにより行なわれる変速に際して、主
変速機のアップシフト終了を副変速機のダウンシフト終
了よりも遅らせるとともに、副変速機のダウンシフト終
了から主変速機のアップシフト終了までの間、変速機入
力側から変速機出力側へのトルク伝達特性を主変速機の
アップシフト終了時期を遅らせることなく変速ショック
を低減する方向に変更するトルク伝達特性変更手段が設
けられていることを特徴とする自動変速機の変速制御装
置を提供する。
【0009】第2の発明は、第1の発明にかかる自動変
速機の変速制御装置において、トルク伝達特性変更手段
が、自動変速機の油圧機構のライン圧を高めることによ
ってトルク伝達特性を変更するようになっていることを
特徴とする自動変速機の変速制御装置を提供する。
速機の変速制御装置において、トルク伝達特性変更手段
が、自動変速機の油圧機構のライン圧を高めることによ
ってトルク伝達特性を変更するようになっていることを
特徴とする自動変速機の変速制御装置を提供する。
【0010】第3の発明は、第1の発明にかかる自動変
速機の変速制御装置において、トルク伝達特性変更手段
が、エンジンの出力トルクを低下させることによってト
ルク伝達特性を変更するようになっていることを特徴と
する自動変速機の変速制御装置を提供する。
速機の変速制御装置において、トルク伝達特性変更手段
が、エンジンの出力トルクを低下させることによってト
ルク伝達特性を変更するようになっていることを特徴と
する自動変速機の変速制御装置を提供する。
【0011】第4の発明は、第1の発明にかかる自動変
速機の変速制御装置において、トルク伝達特性変更手段
が、主変速機の摩擦要素の締結圧を高めるとともに、エ
ンジンの出力トルクを低下させることによってトルク伝
達特性を変更するようになっていることを特徴とする自
動変速機の変速制御装置を提供する。
速機の変速制御装置において、トルク伝達特性変更手段
が、主変速機の摩擦要素の締結圧を高めるとともに、エ
ンジンの出力トルクを低下させることによってトルク伝
達特性を変更するようになっていることを特徴とする自
動変速機の変速制御装置を提供する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
図2に示すように、V型6気筒エンジンEと自動変速機
TとからなるパワープラントPTにおいては、エンジン
出力軸1のトルクが、順に、トルクコンバータ2と、主
変速機3と、副変速機4とによって変速されて駆動輪側
に出力されるようになっている。エンジンEと自動変速
機Tの各種制御を行なうためにコントロールユニットC
が設けられている。なお、コントロールユニットCは、
請求項1〜4に記載された「トルク伝達特性変更手段」を
含む制御手段である。
図2に示すように、V型6気筒エンジンEと自動変速機
TとからなるパワープラントPTにおいては、エンジン
出力軸1のトルクが、順に、トルクコンバータ2と、主
変速機3と、副変速機4とによって変速されて駆動輪側
に出力されるようになっている。エンジンEと自動変速
機Tの各種制御を行なうためにコントロールユニットC
が設けられている。なお、コントロールユニットCは、
請求項1〜4に記載された「トルク伝達特性変更手段」を
含む制御手段である。
【0013】エンジンEにエアを供給するために共通吸
気通路5が設けられ、この共通吸気通路5には、上流側
から順に、吸入エア量を検出するエアフローセンサ6
と、アクセルペダル(図示せず)と連動して開閉されるス
ロットル弁7とが設けられている。そして、共通吸気通
路5の下流端は、エアの流れを安定化するサージタンク
8に接続されている。このサージタンク8には、さらに
エンジンEの各気筒にエアを供給する独立吸気通路9が
接続され、各独立吸気通路9に対して夫々、吸入エア中
に燃料を噴射する燃料噴射弁10が設けられている(図
1参照)。
気通路5が設けられ、この共通吸気通路5には、上流側
から順に、吸入エア量を検出するエアフローセンサ6
と、アクセルペダル(図示せず)と連動して開閉されるス
ロットル弁7とが設けられている。そして、共通吸気通
路5の下流端は、エアの流れを安定化するサージタンク
8に接続されている。このサージタンク8には、さらに
エンジンEの各気筒にエアを供給する独立吸気通路9が
接続され、各独立吸気通路9に対して夫々、吸入エア中
に燃料を噴射する燃料噴射弁10が設けられている(図
1参照)。
【0014】図1に示すように、エンジンEの各気筒に
おいては、夫々、吸気弁11が開かれたときに独立吸気
通路9から吸気ポート12を介して燃焼室13に混合気
が吸入され、この混合気がピストン14によって圧縮さ
れた後点火プラグ15によって着火・燃焼させられ、こ
の後排気弁16が開かれたときに燃焼ガスが排気ポート
17から外部に排出されるようになっている。また、点
火プラグ15へは、ディストリビュータ18と点火制御
装置19とによって、所定のタイミングで高電圧の点火
用電力が供給されるようになっている。なお、このディ
ストリビュータ18ではエンジン回転数を検出できるよ
うになっている。なお、エンジンEからコントロールユ
ニットCに、エアフローセンサ6によって検出される吸
入エア量、スロットルセンサ20によって検出されるス
ロットル開度、ディストリビュータ18から出力される
エンジン回転数等が制御情報として入力され、コントロ
ールユニットCは、エンジンEに対して点火時期制御等
の各種制御を行なうようになっている(図2参照)。
おいては、夫々、吸気弁11が開かれたときに独立吸気
通路9から吸気ポート12を介して燃焼室13に混合気
が吸入され、この混合気がピストン14によって圧縮さ
れた後点火プラグ15によって着火・燃焼させられ、こ
の後排気弁16が開かれたときに燃焼ガスが排気ポート
17から外部に排出されるようになっている。また、点
火プラグ15へは、ディストリビュータ18と点火制御
装置19とによって、所定のタイミングで高電圧の点火
用電力が供給されるようになっている。なお、このディ
ストリビュータ18ではエンジン回転数を検出できるよ
うになっている。なお、エンジンEからコントロールユ
ニットCに、エアフローセンサ6によって検出される吸
入エア量、スロットルセンサ20によって検出されるス
ロットル開度、ディストリビュータ18から出力される
エンジン回転数等が制御情報として入力され、コントロ
ールユニットCは、エンジンEに対して点火時期制御等
の各種制御を行なうようになっている(図2参照)。
【0015】以下、自動変速機Tについて説明する。図
3に示すように、自動変速機Tを構成するトルクコンバ
ータ2と主変速機3と副変速機4とは、動力伝達に関し
て、この順で直列に配置されている。トルクコンバータ
2は、エンジン出力軸1に連結されたポンプ22と、タ
ービンシャフト21に連結されポンプ22から吐出され
る作動油によって回転駆動されるタービン23と、ター
ビン23からポンプ22に還流する作動油をポンプ22
の回転を促進する方向に整流するステータ24とで構成
され、ポンプ22とタービン23の回転差に応じた変速
比で、エンジン出力軸1のトルクを変速するようになっ
ている。ここで、ステータ24はステータ用ワンウェイ
クラッチ25を介して変速機ケース26に固定されてい
る。なお、本実施例において 「変速比」 は 「トルク比」
を意味するものとする。
3に示すように、自動変速機Tを構成するトルクコンバ
ータ2と主変速機3と副変速機4とは、動力伝達に関し
て、この順で直列に配置されている。トルクコンバータ
2は、エンジン出力軸1に連結されたポンプ22と、タ
ービンシャフト21に連結されポンプ22から吐出され
る作動油によって回転駆動されるタービン23と、ター
ビン23からポンプ22に還流する作動油をポンプ22
の回転を促進する方向に整流するステータ24とで構成
され、ポンプ22とタービン23の回転差に応じた変速
比で、エンジン出力軸1のトルクを変速するようになっ
ている。ここで、ステータ24はステータ用ワンウェイ
クラッチ25を介して変速機ケース26に固定されてい
る。なお、本実施例において 「変速比」 は 「トルク比」
を意味するものとする。
【0016】また、トルクコンバータ2には、燃費性能
を高めるために、所定の運転領域でエンジン出力軸1と
タービンシャフト21とを直結させるロックアップクラ
ッチ27が設けられている。このロックアップクラッチ
27は、詳しくは図示していないが、油室28内の油圧
がリリースされたときには締結(ロックアップ)され、油
圧28に油圧がかけられたときには解放(ロックアップ
解除)されるようになっている。
を高めるために、所定の運転領域でエンジン出力軸1と
タービンシャフト21とを直結させるロックアップクラ
ッチ27が設けられている。このロックアップクラッチ
27は、詳しくは図示していないが、油室28内の油圧
がリリースされたときには締結(ロックアップ)され、油
圧28に油圧がかけられたときには解放(ロックアップ
解除)されるようになっている。
【0017】主変速機3には、前側(図3では右側)に位
置するフロントプラネタリギヤ30と、後側に位置する
リヤプラネタリギヤ31とが設けられている。フロント
プラネタリギヤ30は、主変第1入力軸33に連結され
たフロントサンギヤ34と、フロントキャリア37によ
って回転可能に支持されたフロントピニオンギヤ35
と、フロントリングギヤ36とで構成されている。ここ
で、フロントピニオンギヤ35は、フロントサンギヤ3
4およびフロントリングギヤ36と噛み合っている。
置するフロントプラネタリギヤ30と、後側に位置する
リヤプラネタリギヤ31とが設けられている。フロント
プラネタリギヤ30は、主変第1入力軸33に連結され
たフロントサンギヤ34と、フロントキャリア37によ
って回転可能に支持されたフロントピニオンギヤ35
と、フロントリングギヤ36とで構成されている。ここ
で、フロントピニオンギヤ35は、フロントサンギヤ3
4およびフロントリングギヤ36と噛み合っている。
【0018】そして、油圧がかけられたときに主変第1
入力軸33を変速機ケース26'に固定する第1ブレー
キB1と、油圧がかけられたときにフロントキャリア3
7を変速機ケース26'に固定する第2ブレーキB2と
が設けられている。さらに、油圧がかけられたときに、
主変第1入力軸33をタービンシャフト21に締結する
第1クラッチK1が設けられている。なお、主変第1入
力軸33は、直列に配置された第1ワンウェイクラッチ
W1と第3ブレーキB3とを介して変速機ケース26'
に連結され、フロントキャリア37は、第2ブレーキB
2とは並列に配置された第2ワンウェイクラッチW2を
介して固定部材38(変速機ケース26')に連結されて
いる。
入力軸33を変速機ケース26'に固定する第1ブレー
キB1と、油圧がかけられたときにフロントキャリア3
7を変速機ケース26'に固定する第2ブレーキB2と
が設けられている。さらに、油圧がかけられたときに、
主変第1入力軸33をタービンシャフト21に締結する
第1クラッチK1が設けられている。なお、主変第1入
力軸33は、直列に配置された第1ワンウェイクラッチ
W1と第3ブレーキB3とを介して変速機ケース26'
に連結され、フロントキャリア37は、第2ブレーキB
2とは並列に配置された第2ワンウェイクラッチW2を
介して固定部材38(変速機ケース26')に連結されて
いる。
【0019】リヤプラネタリギヤ31は、主変第2入力
軸41に連結されたリヤサンギヤ42と、リヤキャリア
45によって回転可能に支持されたリヤピニオンギヤ4
3と、リヤリングギヤ44とで構成されている。ここ
で、リヤピニオンギヤ43は、リヤサンギヤ42および
リヤリングギヤ44と噛み合っている。
軸41に連結されたリヤサンギヤ42と、リヤキャリア
45によって回転可能に支持されたリヤピニオンギヤ4
3と、リヤリングギヤ44とで構成されている。ここ
で、リヤピニオンギヤ43は、リヤサンギヤ42および
リヤリングギヤ44と噛み合っている。
【0020】そして、油圧がかけられたときに主変第2
入力軸41をタービンシャフト21に締結する第2クラ
ッチK2が設けられている。また、リヤキャリア45
は、フロントリングギヤ36に連結されるとともに、主
変出力軸46に連結されている。なお、主変出力軸46
のトルクは、ギヤセット48を介して副変入力軸49に
伝達されるようになっている。
入力軸41をタービンシャフト21に締結する第2クラ
ッチK2が設けられている。また、リヤキャリア45
は、フロントリングギヤ36に連結されるとともに、主
変出力軸46に連結されている。なお、主変出力軸46
のトルクは、ギヤセット48を介して副変入力軸49に
伝達されるようになっている。
【0021】副変速機4には、副変プラネタリギヤ51
が設けられている。この副変プラネタリギヤ51は、副
変入力軸49に連結された副変リングギヤ52と、副変
出力軸56に連結された副変キャリア55によって回転
可能に支持された副変ピニオンギヤ53と、接続部材5
8に連結された副変サンギヤ54とで構成されている。
ここで、副変ピニオンギヤ53は、副変リングギヤ52
および副変サンギヤ54と噛み合っている。
が設けられている。この副変プラネタリギヤ51は、副
変入力軸49に連結された副変リングギヤ52と、副変
出力軸56に連結された副変キャリア55によって回転
可能に支持された副変ピニオンギヤ53と、接続部材5
8に連結された副変サンギヤ54とで構成されている。
ここで、副変ピニオンギヤ53は、副変リングギヤ52
および副変サンギヤ54と噛み合っている。
【0022】そして、油圧がかけられたときに副変リン
グギヤ52と接続部材58(副変サンギヤ54)とを締結
する副変クラッチK0と、油圧がかけられたときに接続
部材58(副変サンギヤ54)を変速機ケース26″に固
定する副変ブレーキB0が設けられている。また、接続
部材58と変速機ケース26″との間には、副変ブレー
キB0に対して並列に配置される副変ワンウェイクラッ
チW0が介設されている。
グギヤ52と接続部材58(副変サンギヤ54)とを締結
する副変クラッチK0と、油圧がかけられたときに接続
部材58(副変サンギヤ54)を変速機ケース26″に固
定する副変ブレーキB0が設けられている。また、接続
部材58と変速機ケース26″との間には、副変ブレー
キB0に対して並列に配置される副変ワンウェイクラッ
チW0が介設されている。
【0023】かかる自動変速機Tにおいて、各クラッチ
K0〜K2と、各ブレーキB0〜B3のオン・オフパタ
ーンを切り替えることによって、表1に示すような前進
5段の変速段が得られる。
K0〜K2と、各ブレーキB0〜B3のオン・オフパタ
ーンを切り替えることによって、表1に示すような前進
5段の変速段が得られる。
【0024】
【表1】
【0025】また、表1に示す各変速段における、主変
速機3および副変速機4の、変速特性ないし変速比(ギ
ヤ比)は、表2のとおりである。
速機3および副変速機4の、変速特性ないし変速比(ギ
ヤ比)は、表2のとおりである。
【0026】
【表2】
【0027】そして、各クラッチK0〜K2と各ブレー
キB0〜B3のオン・オフの切り替えは、マニュアル操
作されるセレクト弁のセレクト位置に応じて、コントロ
ールユニットCから印加される信号に従って、油圧機構
Fによって行なわれる(図2参照)。以下、主変速機3が
アップシフトされる一方副変速機4がダウンシフトされ
る2速から3速への変速、すなわち本発明の要旨にかか
る変速に関連する、副変クラッチKおよび第3ブレーキ
B3用の油圧機構を説明する。
キB0〜B3のオン・オフの切り替えは、マニュアル操
作されるセレクト弁のセレクト位置に応じて、コントロ
ールユニットCから印加される信号に従って、油圧機構
Fによって行なわれる(図2参照)。以下、主変速機3が
アップシフトされる一方副変速機4がダウンシフトされ
る2速から3速への変速、すなわち本発明の要旨にかか
る変速に関連する、副変クラッチKおよび第3ブレーキ
B3用の油圧機構を説明する。
【0028】再び、図1に示すように、第3ブレーキB
3には第1油圧供給通路L1を通して油圧が供給される
ようになっており、この第1油圧供給通路L1には、第
3ブレーキB3への油圧の給排を切り替える第1シフト
バルブ60が介設されている。同様に、副変クラッチK
0には第2油圧供給通路L2を通して油圧が供給される
ようになっており、この第2油圧供給通路L2には、副
変クラッチK0への油圧の給排を切り替える第2シフト
バルブ61が介設されている。
3には第1油圧供給通路L1を通して油圧が供給される
ようになっており、この第1油圧供給通路L1には、第
3ブレーキB3への油圧の給排を切り替える第1シフト
バルブ60が介設されている。同様に、副変クラッチK
0には第2油圧供給通路L2を通して油圧が供給される
ようになっており、この第2油圧供給通路L2には、副
変クラッチK0への油圧の給排を切り替える第2シフト
バルブ61が介設されている。
【0029】そして、第1シフトバルブ60には、パイ
ロット圧供給通路L3から分岐する第1分岐パイロット
圧供給通路L4を通してパイロット圧が供給されるよう
になっており、この第1分岐パイロット圧供給通路L4
には、第1シフトバルブ60のパイロット圧を制御する
第1リニアソレノイドバルブ62が介設されている。同
様に、第2シフトバルブ61には、パイロット圧供給通
路L3から分岐する第2分岐パイロット圧供給通路L5
を通してパイロット圧が供給されるようになっており、
この第2分岐パイロット圧供給通路L5には、第2シフ
トバルブ61のパイロット圧を制御する第2リニアソレ
ノイドバルブ63が介設されている。ここで、第1,第
2リニアソレノイドバルブ62,63は、夫々、コント
ロールユニットCから印加される信号に従って、第3ブ
レーキB3または副変クラッチK0への油圧の給排を制
御するようになっている。
ロット圧供給通路L3から分岐する第1分岐パイロット
圧供給通路L4を通してパイロット圧が供給されるよう
になっており、この第1分岐パイロット圧供給通路L4
には、第1シフトバルブ60のパイロット圧を制御する
第1リニアソレノイドバルブ62が介設されている。同
様に、第2シフトバルブ61には、パイロット圧供給通
路L3から分岐する第2分岐パイロット圧供給通路L5
を通してパイロット圧が供給されるようになっており、
この第2分岐パイロット圧供給通路L5には、第2シフ
トバルブ61のパイロット圧を制御する第2リニアソレ
ノイドバルブ63が介設されている。ここで、第1,第
2リニアソレノイドバルブ62,63は、夫々、コント
ロールユニットCから印加される信号に従って、第3ブ
レーキB3または副変クラッチK0への油圧の給排を制
御するようになっている。
【0030】自動変速機Tの変速動作は、マイクロコン
ピュータで構成されるコントロールユニットCによって
制御される。なお、コントロールユニットCは、前記し
た吸入エア量、スロットル開度、エンジン回転数のほ
か、タービン回転数センサ71によって検出されるター
ビンシャフト21の回転数(タービン回転数)、主変出力
軸回転数センサ72によって検出される主変出力軸46
の回転数(主変出力軸回転数)、副変入力軸回転数センサ
73によって検出される副変入力軸49の回転数(副変
入力軸回転数)、副変出力軸回転数センサ74によって
検出される副変出力軸56の回転数(副変出力軸回転
数)、油圧センサ75によって検出される副変クラッチ
K0の作動油圧、油温センサ76によって検出される油
温等を制御情報として、所定の制御を行なうようになっ
ている。
ピュータで構成されるコントロールユニットCによって
制御される。なお、コントロールユニットCは、前記し
た吸入エア量、スロットル開度、エンジン回転数のほ
か、タービン回転数センサ71によって検出されるター
ビンシャフト21の回転数(タービン回転数)、主変出力
軸回転数センサ72によって検出される主変出力軸46
の回転数(主変出力軸回転数)、副変入力軸回転数センサ
73によって検出される副変入力軸49の回転数(副変
入力軸回転数)、副変出力軸回転数センサ74によって
検出される副変出力軸56の回転数(副変出力軸回転
数)、油圧センサ75によって検出される副変クラッチ
K0の作動油圧、油温センサ76によって検出される油
温等を制御情報として、所定の制御を行なうようになっ
ている。
【0031】そして、コントロールユニットCは、変速
制御においては、車速とスロットル開度とをパラメータ
とする変速マップを用いて、該変速マップの変速ライン
に従って、第1,第2リニアソレノイドバルブ62,63
と、その他のソレノイドバルブ81〜83(図2参照)と
を介して、クラッチK0〜K2とブレーキB0〜B3と
をオン・オフして、適正な運転状態ないしタイミングで
アップシフトあるいはダウンシフトを行なわせるように
なっている。
制御においては、車速とスロットル開度とをパラメータ
とする変速マップを用いて、該変速マップの変速ライン
に従って、第1,第2リニアソレノイドバルブ62,63
と、その他のソレノイドバルブ81〜83(図2参照)と
を介して、クラッチK0〜K2とブレーキB0〜B3と
をオン・オフして、適正な運転状態ないしタイミングで
アップシフトあるいはダウンシフトを行なわせるように
なっている。
【0032】さらに、コントロールユニットCは、主変
速機3がアップシフトされる一方、副変速機4がダウン
シフトされる変速、例えば2速から3速への変速に際し
ては、主変速機3のアップシフト開始を副変速機4のダ
ウンシフト開始より早めるとともに、主変速機3のアッ
プシフト終了を副変速機4のダウンシフト終了よりも遅
らせ、さらに副変速機4のダウンシフト終了後に、主変
速機3のクラッチ締結圧(主変クラッチ圧)を高めるとと
もに、点火時期をリタードさせることによってエンジン
Eの出力トルクを低下させ、変速所要時間を増加させる
ことなく突き上げトルクないし変速ショックの発生を防
止するといった変速制御を行なうようになっている。
速機3がアップシフトされる一方、副変速機4がダウン
シフトされる変速、例えば2速から3速への変速に際し
ては、主変速機3のアップシフト開始を副変速機4のダ
ウンシフト開始より早めるとともに、主変速機3のアッ
プシフト終了を副変速機4のダウンシフト終了よりも遅
らせ、さらに副変速機4のダウンシフト終了後に、主変
速機3のクラッチ締結圧(主変クラッチ圧)を高めるとと
もに、点火時期をリタードさせることによってエンジン
Eの出力トルクを低下させ、変速所要時間を増加させる
ことなく突き上げトルクないし変速ショックの発生を防
止するといった変速制御を行なうようになっている。
【0033】以下、図4に示すフローチャートに従っ
て、適宜図1〜図3を参照しつつ、かかる変速制御の制
御方法を説明する。制御が開始されると、まずステップ
#1で、主副同時変速信号がオフからオンに変化したか
否か、すなわち主変速機3がアップシフトされる一方副
変速機4がダウンシフトされる変速(以下、このような
変速を主副同時変速という)が行なわれるべき運転状態
となったか否かが比較・判定され、主副同時変速信号が
オフからオンに変化していれば(YES)、ステップ#2
で、カウンタに初期値Cがセットされる。
て、適宜図1〜図3を参照しつつ、かかる変速制御の制
御方法を説明する。制御が開始されると、まずステップ
#1で、主副同時変速信号がオフからオンに変化したか
否か、すなわち主変速機3がアップシフトされる一方副
変速機4がダウンシフトされる変速(以下、このような
変速を主副同時変速という)が行なわれるべき運転状態
となったか否かが比較・判定され、主副同時変速信号が
オフからオンに変化していれば(YES)、ステップ#2
で、カウンタに初期値Cがセットされる。
【0034】このカウンタは、主副同時変速に際して、
変速の完了を判定するためのカウンタであって、初期値
Cは、主副同時変速における普通の変速所要時間よりは
若干大きい値に設定される。すなわち本実施例では、変
速開始後、初期値Cに対応する所定時間が経過したか否
かを判定し、上記所定時間が経過すれば主副同時変速が
完了したものとみなして、主変クラッチ圧を通常時用の
高い主変ベース圧に戻すようにしている。
変速の完了を判定するためのカウンタであって、初期値
Cは、主副同時変速における普通の変速所要時間よりは
若干大きい値に設定される。すなわち本実施例では、変
速開始後、初期値Cに対応する所定時間が経過したか否
かを判定し、上記所定時間が経過すれば主副同時変速が
完了したものとみなして、主変クラッチ圧を通常時用の
高い主変ベース圧に戻すようにしている。
【0035】ステップ#1で、主副同時変速信号がオフ
からオンに変化していないと判定されれば(NO)、ステ
ップ#3でカウンタがカウント続行中(≠0)であるか否
か、すなわち主副同時変速が続行中であるか否かが比較
・判定される。ここで、カウンタがカウント続行中でな
いと判定されれば(NO)、ステップ#11で、主変速機
3のクラッチ圧が、通常時用の高い油圧(通常時用主変
ベース圧)に保持される。続いて、ステップ#12で、
点火プラグ15の点火時期が通常値にセットされ、エン
ジンEの出力トルクが通常のエンジントルクに保持され
る。この後、ステップ#1に復帰する。
からオンに変化していないと判定されれば(NO)、ステ
ップ#3でカウンタがカウント続行中(≠0)であるか否
か、すなわち主副同時変速が続行中であるか否かが比較
・判定される。ここで、カウンタがカウント続行中でな
いと判定されれば(NO)、ステップ#11で、主変速機
3のクラッチ圧が、通常時用の高い油圧(通常時用主変
ベース圧)に保持される。続いて、ステップ#12で、
点火プラグ15の点火時期が通常値にセットされ、エン
ジンEの出力トルクが通常のエンジントルクに保持され
る。この後、ステップ#1に復帰する。
【0036】他方、ステップ#3で、カウンタがカウン
ト続行中であると判定されれば(YES)、ステップ#4
でカウンタのカウント値が1だけデクリメントされる。
次に、ステップ#5で、副変速機4のギヤ比Gsが、該
主副同時変速における副変速機4の変速終了時予想ギヤ
比に所定の比率を乗じた値Gspsを超えたか否か、すな
わち副変速機4のダウンシフト終了時点に、所定の範囲
まで近づいたか否かが比較・判定される。本実施例で
は、GsがGspsに達した時点、すなわち副変速機4のダ
ウンシフトが完了する時点より、やや手前から主変クラ
ッチ圧を高めるようにしている。したがって、Gs≦Gs
psであると判定されれば(NO)、ステップ#6で、主変
クラッチ圧が、普通の変速時用の主変クラッチ圧(変速
時用主変ベース圧)にセットされる。他方、Gs>Gsps
であると判定されれば(YES)、ステップ#7で、主変
クラッチ圧が、普通の変速時用の主変クラッチ圧(変速
時用主変ベース圧)より所定値ΔPLだけ高い油圧にセ
ットされる。
ト続行中であると判定されれば(YES)、ステップ#4
でカウンタのカウント値が1だけデクリメントされる。
次に、ステップ#5で、副変速機4のギヤ比Gsが、該
主副同時変速における副変速機4の変速終了時予想ギヤ
比に所定の比率を乗じた値Gspsを超えたか否か、すな
わち副変速機4のダウンシフト終了時点に、所定の範囲
まで近づいたか否かが比較・判定される。本実施例で
は、GsがGspsに達した時点、すなわち副変速機4のダ
ウンシフトが完了する時点より、やや手前から主変クラ
ッチ圧を高めるようにしている。したがって、Gs≦Gs
psであると判定されれば(NO)、ステップ#6で、主変
クラッチ圧が、普通の変速時用の主変クラッチ圧(変速
時用主変ベース圧)にセットされる。他方、Gs>Gsps
であると判定されれば(YES)、ステップ#7で、主変
クラッチ圧が、普通の変速時用の主変クラッチ圧(変速
時用主変ベース圧)より所定値ΔPLだけ高い油圧にセ
ットされる。
【0037】次に、ステップ#8で、主変速機3のギヤ
比Gmが、トルクダウン開始判定主変ギヤ比Gmtsより低
く、かつトルクダウン終了判定主変ギヤ比Gmteより高
いか否かが比較・判定される。ここで、Gmtsは、ちょ
うど副変速機4のダウンシフト終了時に一致するように
設定されている。また、Gmteは、主変速機3のアップ
シフト終了時における予想ギヤ比に設定されている。し
たがって、ステップ#8では、副変速機4のダウンシフ
ト終了時点から主変速機3のアップシフト終了時点まで
の間に入っているか否かが比較・判定されることにな
る。そして、ステップ#8で、Gmts>Gm>Gmteであ
ると判定されれば(YES)、すなわち副変速機4のダウ
ンシフト終了時点から主変速機3のアップシフト終了時
点までの間であれば、ステップ#10で、点火制御装置
19を介して点火プラグ15の点火時期をリタードさ
せ、エンジンEの出力トルクを低下させる。他方Gm≧
GmtsであるかまたはGm≦Gmteであると判定されれば
(NO)、ステップ#9で点火時期のリタードが停止さ
れ、通常のエンジントルクとされる。この後、ステップ
#1に復帰する。なお、エンジンEのトルクダウンを燃
料噴射弁10の燃料カットで行なうようにしてもよい。
比Gmが、トルクダウン開始判定主変ギヤ比Gmtsより低
く、かつトルクダウン終了判定主変ギヤ比Gmteより高
いか否かが比較・判定される。ここで、Gmtsは、ちょ
うど副変速機4のダウンシフト終了時に一致するように
設定されている。また、Gmteは、主変速機3のアップ
シフト終了時における予想ギヤ比に設定されている。し
たがって、ステップ#8では、副変速機4のダウンシフ
ト終了時点から主変速機3のアップシフト終了時点まで
の間に入っているか否かが比較・判定されることにな
る。そして、ステップ#8で、Gmts>Gm>Gmteであ
ると判定されれば(YES)、すなわち副変速機4のダウ
ンシフト終了時点から主変速機3のアップシフト終了時
点までの間であれば、ステップ#10で、点火制御装置
19を介して点火プラグ15の点火時期をリタードさ
せ、エンジンEの出力トルクを低下させる。他方Gm≧
GmtsであるかまたはGm≦Gmteであると判定されれば
(NO)、ステップ#9で点火時期のリタードが停止さ
れ、通常のエンジントルクとされる。この後、ステップ
#1に復帰する。なお、エンジンEのトルクダウンを燃
料噴射弁10の燃料カットで行なうようにしてもよい。
【0038】図5に、コントロールユニットCによっ
て、主副同時変速に際して、このような変速制御が行な
われた場合の、出力軸トルク、ギヤ比、クラッチ圧、ト
ルクダウンの有無、主副同時変速信号およびカウンタカ
ウント値の、時間に対する特性を示す。図5に示す例で
は、t1で主副同時変速信号がオフからオンに変化し、こ
れよりやや遅れてt2で主変速機3のアップシフトが開始
され、t2より遅れてt3で副変速機4のダウンシフトが開
始されている。また、副変速機4のダウンシフトが終了
するt5よりやや前のt4で、主変クラッチ圧がΔPLだけ
高められている。そして副変速機4のダウンシフト終了
時点t5より遅れたt6で主変速機3のアップシフトが終了
している。
て、主副同時変速に際して、このような変速制御が行な
われた場合の、出力軸トルク、ギヤ比、クラッチ圧、ト
ルクダウンの有無、主副同時変速信号およびカウンタカ
ウント値の、時間に対する特性を示す。図5に示す例で
は、t1で主副同時変速信号がオフからオンに変化し、こ
れよりやや遅れてt2で主変速機3のアップシフトが開始
され、t2より遅れてt3で副変速機4のダウンシフトが開
始されている。また、副変速機4のダウンシフトが終了
するt5よりやや前のt4で、主変クラッチ圧がΔPLだけ
高められている。そして副変速機4のダウンシフト終了
時点t5より遅れたt6で主変速機3のアップシフトが終了
している。
【0039】かかる変速制御によれば、t4〜t5では、主
変クラッチ圧が高められ、かつトルクダウンが行なわれ
ないので、第3ブレーキB3が急激に締結される。した
がって、主変速機3のアップシフトに要する時間が長引
かない。しかしながら、t4〜t5では、主変クラッチ圧が
積極的に高められているので、一見突き上げトルクが発
生するようにもみえるが、本実施例では、t4〜t5の期間
が、非常に短く設定されているので(例えば、0.125
秒)、かかる突き上げトルクは乗員には感知されない。
このため、走行フィーリングは何ら低下しない。また、
t5〜t6では、主変クラッチ圧が高められているものの、
トルクダウンが行なわれるので、突き上げトルクが発生
せず、変速ショックが生じない。図5から明らかなとお
り、t3〜t6の期間では、出力軸トルクはほぼ平坦となっ
ており、突き上げトルクは生じていない。したがって、
かかる主副同時変速に際して、主変速機3のアップシフ
トに要する時間を増加させることなく、乗員に感知され
るような突き上げトルクないし変速ショックの発生を防
止することができる。
変クラッチ圧が高められ、かつトルクダウンが行なわれ
ないので、第3ブレーキB3が急激に締結される。した
がって、主変速機3のアップシフトに要する時間が長引
かない。しかしながら、t4〜t5では、主変クラッチ圧が
積極的に高められているので、一見突き上げトルクが発
生するようにもみえるが、本実施例では、t4〜t5の期間
が、非常に短く設定されているので(例えば、0.125
秒)、かかる突き上げトルクは乗員には感知されない。
このため、走行フィーリングは何ら低下しない。また、
t5〜t6では、主変クラッチ圧が高められているものの、
トルクダウンが行なわれるので、突き上げトルクが発生
せず、変速ショックが生じない。図5から明らかなとお
り、t3〜t6の期間では、出力軸トルクはほぼ平坦となっ
ており、突き上げトルクは生じていない。したがって、
かかる主副同時変速に際して、主変速機3のアップシフ
トに要する時間を増加させることなく、乗員に感知され
るような突き上げトルクないし変速ショックの発生を防
止することができる。
【0040】
【発明の作用・効果】第1の発明によれば、副変速機の
ダウンシフト終了から主変速機のアップシフト終了まで
の期間、トルク伝達特性変更手段によって、入力側から
出力側へのトルク伝達特性を変更することができるの
で、例えばこの期間、トルクダウン等により伝達トルク
を低減するなどして、変速時間の増加を防止しつつ突き
上げトルクないし変速ショックの発生を防止することが
可能となる。また、主変速機のクラッチ圧を乗員に感知
されない程度の短時間だけ高めるなどして、変速ショッ
クを生じさせずに変速時間を短縮することが可能とな
る。
ダウンシフト終了から主変速機のアップシフト終了まで
の期間、トルク伝達特性変更手段によって、入力側から
出力側へのトルク伝達特性を変更することができるの
で、例えばこの期間、トルクダウン等により伝達トルク
を低減するなどして、変速時間の増加を防止しつつ突き
上げトルクないし変速ショックの発生を防止することが
可能となる。また、主変速機のクラッチ圧を乗員に感知
されない程度の短時間だけ高めるなどして、変速ショッ
クを生じさせずに変速時間を短縮することが可能とな
る。
【0041】第2の発明によれば、基本的には第1の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、副変速機の
ダウンシフト終了から主変速機のアップシフト終了まで
の期間、トルク伝達特性変更手段によってライン圧が高
められるので、主変速機の変速時間が短縮される。
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、副変速機の
ダウンシフト終了から主変速機のアップシフト終了まで
の期間、トルク伝達特性変更手段によってライン圧が高
められるので、主変速機の変速時間が短縮される。
【0042】第3の発明によれば、基本的には第1の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、副変速機の
ダウンシフト終了から主変速機のアップシフト終了まで
の期間、トルク伝達特性変更手段によって、エンジンの
出力トルクが低下させられるで、変速時間の増加を招く
ことなく、突き上げトルクないし変速ショックの発生が
防止される。
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、副変速機の
ダウンシフト終了から主変速機のアップシフト終了まで
の期間、トルク伝達特性変更手段によって、エンジンの
出力トルクが低下させられるで、変速時間の増加を招く
ことなく、突き上げトルクないし変速ショックの発生が
防止される。
【0043】第4の発明によれば、基本的には第1の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、副変速機の
ダウンシフト終了から主変速機のアップシフト終了まで
の期間、トルク伝達特性変更手段によって、主変速機の
摩擦要素の締結圧が高められ、かつエンジンの出力トル
クが低下させられるで、変速時間の増加を招くことな
く、突き上げトルクないし変速ショックの発生が防止さ
れる。
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、副変速機の
ダウンシフト終了から主変速機のアップシフト終了まで
の期間、トルク伝達特性変更手段によって、主変速機の
摩擦要素の締結圧が高められ、かつエンジンの出力トル
クが低下させられるで、変速時間の増加を招くことな
く、突き上げトルクないし変速ショックの発生が防止さ
れる。
【図1】 本発明にかかる自動変速機の油圧機構および
エンジンの点火系統に対する制御系を示す模式図であ
る。
エンジンの点火系統に対する制御系を示す模式図であ
る。
【図2】 本発明にかかる自動変速機を備えたパワープ
ラントの側面説明図である。
ラントの側面説明図である。
【図3】 自動変速機のトルク伝達系統を示すスケルト
ン図である。
ン図である。
【図4】 変速制御の制御方法を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図5】 変速制御における、出力軸トルクと、ギヤ比
と、クラッチ圧と、トルクダウンの有無と、主副同時変
速信号のオン・オフと、カウンタのカウント値の、時間
に対する特性を示す図である。
と、クラッチ圧と、トルクダウンの有無と、主副同時変
速信号のオン・オフと、カウンタのカウント値の、時間
に対する特性を示す図である。
【図6】 主変速機と副変速機とを備えた従来の自動変
速機の、変速特性を示す図である。
速機の、変速特性を示す図である。
C…コントロールユニット E…エンジン F…油圧機構 T…自動変速機 3…主変速機 4…副変速機 15…点火プラグ
Claims (4)
- 【請求項1】 主変速機と副変速機とが直列に設けら
れ、少なくとも1つの変速が、主変速機をアップシフト
する一方副変速機をダウンシフトすることによって行な
われるようになっている自動変速機の変速制御装置にお
いて、 主変速機をアップシフトする一方副変速機をダウンシフ
トすることにより行なわれる変速に際して、主変速機の
アップシフト終了を副変速機のダウンシフト終了よりも
遅らせるとともに、副変速機のダウンシフト終了から主
変速機のアップシフト終了までの間、変速機入力側から
変速機出力側へのトルク伝達特性を主変速機のアップシ
フト終了時期を遅らせることなく変速ショックを低減す
る方向に変更するトルク伝達特性変更手段が設けられて
いることを特徴とする自動変速機の変速制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載された自動変速機の変速
制御装置において、 トルク伝達特性変更手段が、自動変速機の油圧機構のラ
イン圧を高めることによってトルク伝達特性を変更する
ようになっていることを特徴とする自動変速機の変速制
御装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載された自動変速機の変速
制御装置において、 トルク伝達特性変更手段が、エンジンの出力トルクを低
下させることによってトルク伝達特性を変更するように
なっていることを特徴とする自動変速機の変速制御装
置。 - 【請求項4】 請求項1に記載された自動変速機の変速
制御装置において、 トルク伝達特性変更手段が、主変速機の摩擦要素の締結
圧を高めるとともに、エンジンの出力トルクを低下させ
ることによってトルク伝達特性を変更するようになって
いることを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1685492A JPH05209679A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 自動変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1685492A JPH05209679A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05209679A true JPH05209679A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=11927807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1685492A Pending JPH05209679A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05209679A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102235491A (zh) * | 2010-04-26 | 2011-11-09 | 通用汽车环球科技运作公司 | 用于双离合变速器的换档排序系统 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP1685492A patent/JPH05209679A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102235491A (zh) * | 2010-04-26 | 2011-11-09 | 通用汽车环球科技运作公司 | 用于双离合变速器的换档排序系统 |
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