JPH0521079Y2 - - Google Patents

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JPH0521079Y2
JPH0521079Y2 JP1987177109U JP17710987U JPH0521079Y2 JP H0521079 Y2 JPH0521079 Y2 JP H0521079Y2 JP 1987177109 U JP1987177109 U JP 1987177109U JP 17710987 U JP17710987 U JP 17710987U JP H0521079 Y2 JPH0521079 Y2 JP H0521079Y2
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案はスクリーン印刷版用乳剤塗布機に係
り、特に、スクリーン印刷に使用されるスクリー
ン印版に感光性材料となる乳剤をバケツトにて傾
斜塗布するに際し、乳剤の押出量を調整可能なよ
うにバケツトの傾斜角度を予め一定範囲内に規制
設定できるようにしたバケツトの傾斜調整機構
と、スクリーン印版に部分的な偏位やテンシヨン
がある場合に自動的に対応して進退させる弾撥調
整手段とを有するスクリーン印刷版用乳剤塗布機
に関する。
(従来の技術) 従来、この種のスクリーン印刷用の平らなスク
リーン印版に乳剤を塗布するには、所定のメツシ
ユを有している絹、ポリエステル、ナイロン繊維
等を網目状に織成したスクリーン材の周囲を枠組
して成るスクリーン印版に、乳剤を収容してある
バケツトの前縁を傾斜当接状となして上下に摺動
させることで行なう。
こうした塗布作業は、例えば、特開昭59−
171958号公報、実開昭59−144659号公報等による
乳剤の塗布装置によつて機械的にあるいは手動に
よつて行なわれる。
このとき、乳剤膜厚は、バケツトでの傾斜角度
を変更設定することで調整するのであり、傾斜角
度を大きくすると押出量が多くなつて膜が厚くな
り、傾斜角度を小さくすると押出量が少なくなつ
て膜が薄くなる。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、バケツトでの傾斜角度を大きくする
と、乳剤の押出量が多くなるために膜厚にムラが
生じ、また、ピンホールの発生も多くなる。
一方、スクリーン材がステンレスメツシユであ
る場合に、バケツトがアルミニウム製であると、
スクリーン材に当接するバケツト前縁での摩耗が
激しいためにステンレス製のバケツトを使用する
ことが多い。このステンレス製のバケツトは、湾
曲した底縁部、傾斜した前縁部を有するアルミニ
ウム製のバケツトと異なり、引き抜き加工によつ
ては製作ができないために、前縁部が傾斜した断
面においてほぼ角形に形成されている。
ところが、こうしたバケツト形状によると、乳
剤量が多く場合に、一定の傾斜角度であると、バ
ケツトの左右側縁から乳剤が溢れ出し、スクリー
ン材での不必要な部分にまで乳剤を塗布するばか
りでなく、乳剤膜厚を不均一なものにする欠点が
ある。
また、上昇時で一定位置を保持すると、例えば
スクリーン材に部分的に偏位があつたり、テンシ
ヨンに差異があつてスクリーン材面の平面度が悪
い場合には、塗りムラ、膜厚のバラツキが生じる
ものであつた。すなわち、版枠のねじれ、歪み等
によつてスクリーン材面の平面度が一定に設定さ
れていない場合では、スクリーン材面に対するス
キージの押し込み圧が相対的に微妙に変化するこ
とになり、塗りムラ、膜厚のバラツキが生じるも
のであつた。その結果、これによつて版が製作さ
れると、特に複雑なプリント基板の製作に際して
は、回路の再現性が悪く、製品歩留の向上を阻害
するものとなつた。
そこで、この考案は、叙上のような従来存した
諸事情に鑑み案出されたもので、スクリーン材に
塗布する乳剤膜厚をムラのない均一なものとすべ
く、収容した乳剤の押出量の調整を可能とさせる
ためバケツトの傾斜角度を変更させるもので、そ
の傾斜角度を一定範囲内に規制設定するバケツト
の傾斜調整機構と、スクリーン印版に生じている
部分的な偏位やテンシヨンに対応して進退させる
弾撥調整手段とを有する乳剤塗布機を提供するこ
とにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 上述した目的を達成するため、この考案にあつ
ては、内部に乳剤が収容されているバケツトを、
略垂直状に支持させたスクリーン印版の前後両側
に配置し、バケツトを傾斜させた状態でスクリー
ン材面に沿つて上昇させることでスクリーン材に
乳剤を塗布させるよう、バケツトをスクリーン材
に向つて前後に進退せしめ、その前縁をスクリー
ン材に当接させるスライド機構と、バケツトをス
クリーン材がわに傾斜させる傾斜機構と、バケツ
トを一定範囲内に傾斜規制させる傾斜調整機構と
を備えて成り、スライド機構は、スクリーン印版
の左右両側で昇降するキヤリツジベースに固着し
たスライドレールに、このスライドレールに案内
されて進退する左右のスライドプレートを配装
し、このスライドプレートに固定してあるスライ
ドシリンダのシリンダロツドを弾撥調整手段を介
してスライドレールに連繋して成り、傾斜機構
は、前記スライドプレートに軸支した左右のバケ
ツトパイプアーム相互間にバケツトを支持するバ
ケツトパイプを架設固定すると共に、スライドプ
レート相互間に架装してあるスライドプレートパ
イプにトラニオンブラケツトを介して揺振自在に
枢支した傾斜シリンダのシリンダロツドをバケツ
トパイプに連結して成り、傾斜調整機構は、前記
バケツトパイプに固定したシヤフトブラケツトに
シヤフトホルダーを揺動自在に支持し、このシヤ
フトホルダーに摺動自在に貫挿支持された調整ネ
ジを前記トラニオンブラケツトに揺動自在に枢支
したネジシヤフトに進退自在にねじ止めし、調整
ネジには、バケツトパイプの傾動とともに傾動す
るシヤフトホルダー上面を当接停止させるストツ
パーノブを形成して成り、また、弾撥調整手段
は、前記スライドレールに固着したテンシヨンプ
レート先端に係合突部にて係合させて貫挿したス
ライドアジヤスタボルトを前記スライドシリンダ
のシリンダロツドに連繋し、このスライドアジヤ
スタボルトに進退自在に嵌合したカツプ状のスプ
リングガイドとテンシヨンプレートとの間にコイ
ル状スプリングを縮装し、調整ナツトにてスプリ
ングの弾撥力を調整できるようスプリングガイド
を進退自在に固定して成ることを特徴とする。
(作用) この考案に係るスクリーン印刷版用乳剤塗布機
において、先ず、スクリーン印版を適宜手段によ
つて略垂直状に支持固定し、バケツトに乳剤を収
容する。
そこで先ず、傾斜機構を作動させてバケツトを
傾斜させた状態とし、その状態で傾斜調整機構で
の調整によつて、バケツトでの傾斜許容範囲を予
め設定するもので、それは、バケツト内に収容さ
れている乳剤量に対応してバケツトでの傾斜角度
を調整し、傾斜角度を一定範囲内でのそれに規制
設定する。
次いで、運転を開始すると、スライドア機構
は、その作動によつてバケツトをスクリーン印版
のスクリーン材がわへ前進させ、その前縁をスク
リーン材に当接させる。すると、傾斜機構は、そ
の作動によつてバケツトをスクリーン材がわに傾
斜させる。このとき、バケツトでの傾斜角度は、
傾斜調整機構で設定された範囲内に規制されるた
め余分な乳剤は流出せず、一定の塗布量とする。
傾斜状態でのバケツトを上昇させると、乳剤を
スクリーン材に流下させ、スクリーン材に対して
塗りムラ、膜厚のバラツキを生じさせることな
く、塗布作業を自動的に行なう。
このとき、弾撥調整手段は、スクリーン材面の
平面度が悪くてもこれに対応して自動的に進退吸
収し、常時一定の押し込み圧によつてバケツトか
ら乳剤を供給し、塗布させる。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説
明する。
図において示される符号1は、所定の乳剤塗布
機において、略垂直状に支持されるスクリーン印
版Sの両側左右に配置された左右一対のキヤリツ
ジベースである。このキヤリツジベース1は、第
5図に示すように、キヤリツジベース1の前部相
互間、後部相互間に架設したキヤリツジパイプ2
にて一体的に作動されるようになつており、乳剤
塗布機の左右壁内に配置したキヤリツジ手段6を
介して上下に昇降するように構成されている。
キヤリツジベース1の前後には、略垂直状に支
持されたスクリーン印版Sの前後に配置されるバ
ケツト2が設けられている。このバケツト2は、
内部に感光性液状材料である乳剤Dが収容され、
スクリーン印版Sのスクリーン材Mに対して前進
してその前縁をスクリーン材Mに当接させ、一定
角度にて傾斜され、上昇されると、スクリーン材
Mに乳剤Dを押し込むようにして塗布する。
しかして、このバケツト2は、第5図に示すよ
うに、スライド機構10の作動によつてスクリー
ン材Mに対して接近あるいは離反するように前後
に進退し、スクリーン材Mに当接状態ではスクリ
ーン材Mの偏位、テンシヨン等の相違によつて弾
撥的に自在に進退し、また、傾斜機構20の作動
によつて、内部に収容した乳剤Dがバケツト2の
前縁から流出するようスクリーン材Mがわに傾斜
する。これらの進退動、傾斜動は、スクリーン印
版Sの前後に配置したバケツト2に対してほぼ同
一の構造を有する作動機構によつて夫々別個に行
なわせる。すなわち、スクリーン材Mの前面ある
いは後面のみ、更には両面同時に行なわせるかは
適宜制御されるようになつており、両面同時に行
なわせるときは前後のバケツト2の前縁が互いに
接触しないよう、高さが異ならしめられる。
前記スライド機構10は、第4図に示すよう
に、キヤリツジベース1の内側面にその前後方向
に沿つた水平状でのスライドレール11を固着
し、キヤリツジベース1の内側に配したスライド
プレート12の裏面に、スライドレール11を上
下から挾持し、上下面に沿つて転動するスライド
ローラ13を軸支装着する。スライドプレート1
2に固定したスライドシリンダ14のシリンダロ
ツド15を、スライドレール11に固着したテン
シヨンプレート16に弾撥調整手段40を介装し
て連繋したものである。
一方、傾斜機構20は、第1図、第4図に示す
ように、左右のスライドプレート12相互間に架
装したバケツトパイプ3を、これを架設固定して
いるバケツトパイプアーム4の軸支部位を中心と
して揺振させることで、スクリーン材Mがわへ傾
斜させる。それは、バケツトパイプ3に取付けら
れた前部がわのバケツト2を後傾せしめ、同じく
後部がわのバケツト2を前傾せしめる。すなわ
ち、前記スライドプレート12相互を連結するス
ライドプレートパイプ18に揺振自在にして枢支
した傾斜シリンダ21のシリンダロツド22をバ
ケツトパイプ3に連結してある。傾斜シリンダ2
1は、スライドプレートパイプ18の左右両端部
で相対峙して固定してある左右一対のトラニオン
ブラケツト23相互間に支承したトラニオンピン
24にて支持される。シリンダロツド22のバケ
ツトパイプ3への連結は、ユニボールステー25
を介装することで、シリンダロツド22の伸縮に
よつて変化するバケツトパイプ3との連結角度に
対応可能としてある。なお、バケツトパイプ3に
取付けられたバケツト2の前縁は、バケツトパイ
プアーム4の軸支部位に対応合致しており、スク
リーン印版Sのスクリーン材Mにバケツト2の前
縁が当接した状態で、前縁を中心としてバケツト
2の後部がわが上昇するよう揺動されるものとし
てある。
そこで、傾斜シリンダ21が作動し、そのシリ
ンダロツド22が伸長されると、左右のスライド
プレート12相互間に架装されるバケツトパイプ
3が上昇し、その際、バケツトパイプ3はバケツ
トパイプアーム4、バケツトパイプヒンジプレー
ト5を介してスライドプレート12に軸支されて
いるから、その軸支部位を中心として揺動し、シ
リンダロツド22の伸長に対応してバケツト2の
傾斜角度が変化する。したがつて、バケツトパイ
プ3に取付けられたバケツト2の前縁から、これ
の内部に収容されていた乳剤Dが流下し、乳剤D
流下させている状態でのバケツト2を、前述の如
く、キヤリツジベース1を上昇させることで、ス
クリーン材Mに乳剤Dを押し込み、塗布させるも
のとなる。
このとき、バケツトでの傾斜角度は、傾斜機構
20に付設した傾斜調整機構30によつて一定範
囲内に規制調整される。
すなわち、この傾斜調整機構30は、第1図乃
至第4図に示すように、前記トラニオンブラケツ
ト23に揺動自在に枢支したネジシヤフト31に
調整ネジ32を進退自在にねじ止めし、前記バケ
ツトパイプ3に固定したシヤフトブラケツト33
にシヤフトホルダー34を揺動自在に支持してお
き、このシヤフトホルダー34には調整ネジ32
を貫挿することでネジシヤフト31とともに調整
ネジ32をバケツトパイプ3に摺動自在に支持
し、調整ネジ32に形成したストツパーノブ35
下面に、バケツトパイプ3の傾動とともに傾動す
るシヤフトホルダー34上面を当接可能にして成
る。
ネジシヤフト31は、トラニオンブラケツト2
3前後に回転可能に支承した支持ピン36にねじ
止めすることでトラニオンブラケツト23に対し
て揺動自在に成るようにしてある。
調整ネジ32は、その下部に形成したメネジに
よつてネジシヤフト31にねじ止めしてあり、バ
ケツト2での傾斜調整が十分に可能となる範囲で
進退できるように十分な長さでねじ込まれてい
る。
シヤフトホルダー34は、その左右両側に突設
したピン部によつてシヤフトブラケツト33に軸
支されており、その内部に配したブツシユ材によ
つて調整ネジ32の貫挿支持、円滑な摺動を図つ
てある。また、シヤフトホルダー34自体の上面
は、ストツパーノブ35下面にしつくりと当接す
るように平坦面に形成してあり、バケツトパイプ
3の傾動とともに傾動したシヤフトホルダー34
上面が当接すると、その当接位置以上での傾動を
停止させるものとしてある(第4図参照)。
図示例でのストツパーノブ35は、調整ネジ3
2の上端部に一体にして突設形成してあり、調整
ネジ32の回動操作が容易となるよう、ストツパ
ーノブ35周囲にはローレツト加工での滑り止め
を形成してある。
また、図示のように、調整ネジ32下方のネジ
シヤフト31には、ロツクネジ37をねじ止めし
てあり、このロツクネジ37でのねじ込み操作に
よつて調整ネジ32下端面に強く当接させること
で調整ネジ32自体の弛緩を防止する。
更に、バケツトパイプアーム4面には、傾斜角
度を表わす傾斜角度表示目盛38を設けてある。
しかして、この傾斜調整機構30による傾斜角
度の規制設定は、第3図に示すように、傾斜機構
20での傾斜シリンダ21を作動させてバケツト
パイプ3を傾斜させた状態とし、その状態で調整
ネジ32をねじ込む。そして、調整ネジ32下端
面をシヤフトホルダー34上面に当接させたまま
で、シヤフトホルダー34を介して所定の傾斜角
度となるように一層ねじ込んで下降させるか、ね
じ込みを弛緩させて上昇させるかする。所定角度
の設定後では、ロツクネジ37を調整ネジ32下
端面に強く当接することで弛緩防止状態で固定す
る。次いで、傾斜シリンダ21作動を解除し、運
転状態とすればよく、すると、傾斜機構20での
傾斜シリンダ21が作動してバケツト2を傾斜さ
せるも、その傾斜は、シヤフトホルダー34上面
が調整ネジ32下端面に当接することでその上昇
が規制され、バケツト2は所定角度以上には傾斜
しない。
また、前記弾撥調整手段40は、第4図に示す
ように、前記スライドプレート12に固定してあ
るスライドシリンダ14のシリンダロツド15に
連繋したスライドアジヤストボルト41を、スラ
イドレール11に固着したテンシヨンプレート1
6先端に貫挿し、係合突部42にてテンシヨンプ
レート16自体に係合する。そして、スライドア
ジヤストボルト41に進退自在に嵌合したカツプ
状のスプリングガイド43とテンシヨンプレート
16との間にコイル状スプリング44を縮装し、
調整ナツト45にてスプリング44の弾撥力を調
整できるようにスプリングガイド43を進退自在
に固定して成る。
この弾撥調整手段40によると、スクリーン印
版Sのスクリーン材Mに十分な平面度が設定され
ておらず、部分的な偏位やテンシヨンに差異があ
つても、スクリーン材Mに当接状態でバケツト2
が上昇中ではスクリーン材Mの偏位に対応して、
弾撥調整手段40の作用によつてバケツト2が自
動的に進退し、スクリーン材Mに対しての当接の
度合を調整する。
この考案は上述のように構成されており、次
に、乳剤塗布機における作動状態の一例を説明す
る。
先ず、スクリーン印版Sを適宜手段によつて略
垂直状に支持固定し、バケツト2に乳剤Dを収容
する。一方、図示を省略した制御部における制御
支持操作によつて、スクリーン材Mの前後での塗
布回数、片側あるいは両側での塗布、バケツト2
を傾斜させないことでの乳剤Dの掻き取りその他
の作動制御を設定する。
そこで先ず、傾斜機構20を作動させてバケツ
ト2を傾斜させた状態とし、その状態で傾斜調整
機構30での調整ネジ32をねじ込む。そして、
調整ネジ32下端面をシヤフトホルダー34上面
に当接させたままで、一層ねじ込んで下降させる
か、ねじ込みを弛緩させて上昇させるかして、バ
ケツト2内に収容されている乳剤D量に対応して
バケツト2での傾斜角度を調整し、傾斜角度を一
定範囲内でのそれに規制設定する。
次いで、始動スイツチの投入によつて、スライ
ド機構10が作動してバケツト2がスクリーン印
版Sのスクリーン材Mがわへ前進し、その前縁が
弾撥調整手段40における弾撥力にて若干の進退
が可能な状態でスクリーン材Mに当接する。更
に、傾斜機構20が作動してバケツト2がスクリ
ーン材Mがわに傾斜し、乳剤Dをスクリーン材M
に流下させる。このとき、バケツト2での傾斜角
度は、傾斜調整機構30で設定された範囲内に規
制され、余分な乳剤Dは流出せずに一定の塗布量
とする。
そこで、キヤリツジベース1が上昇を開始する
と、乳剤Dがスクリーン材Mに押し込められるよ
うにして塗布され、所定位置に至ると、その上昇
は停止する。必要があれば、傾斜機構20が作動
復帰して水平状態のバケツト2のままで再度上昇
し、バケツト2から溢れ出している乳剤Dを掻き
取り回収する。その後、スライド機構10が作動
復帰してバケツト2を後退させると、キヤリツジ
ベース1は下降を開始し、原位置に復帰し、この
ような塗布工程を適数回行なう。
[考案の効果] したがつて、この考案によれば、バケツト2の
傾斜角度を変更させ、その傾斜角度を一定範囲内
に規制設定することで、収容した乳剤Dの押出量
の調整を可能とさせ、スクリーン材Mに塗布する
乳剤膜厚をムラのない均一なものとできる。
すなわち、これは、内部に乳剤Dが収容されて
いるバケツト2をスクリーン材Sに向つて前後に
進退せしめ、その前縁をスクリーン材Sに当接さ
せるスライド機構10と、バケツト2をスクリー
ン材Sがわに傾斜させる傾斜機構20とを備えて
成り、傾斜機構20には、バケツト2を一定範囲
内に傾斜規制させる傾斜調整機構30を付設して
あるからであり、そのため、バケツト2に収容し
た乳剤D量に対応してバケツト2の傾斜角度範囲
を規制設定することで、乳剤の塗布量を調整でき
るからである。
このとき、傾斜機構20において、その傾斜シ
リンダ21の作動によつてシヤフトブラケツト3
3がシヤフトホルダー34を介して調整ネジ32
に沿つてスライドするとき、傾斜調整機構30の
調整ネジ32のねじ込み操作は、ネジシヤフト3
1との相対的な長さを伸縮させるから、シヤフト
ホルダー34が調整ネジ32上端のストツパーノ
ブ35に当接して停止されるまでの間においての
みスライドする。そのため、調整ネジ32のねじ
込み距離に対応して、傾斜機構20によるシヤフ
トブラケツト33を介してのバケツトパイプ3、
バケツト2等の傾斜角度を一定範囲内に予め規制
できるのであり、しかも、調整ネジ32のねじ込
み操作によるものとするから、微細な調整も可能
であり、乳剤Dの塗布量の精密な調整をも可能に
する。
また、バケツト2の進退方向に沿うスライドア
ジヤストボルト41に縮装したスプリング44の
弾撥力によつてバケツト2をスクリーン材M面に
当接させる弾撥調整手段40は、スクリーン材M
面の平面度が悪く、ねじれ、歪み等があつてもこ
れを自動的に進退吸収するのであり、常時一定の
押し込み圧によつて乳剤Dを塗布させるから、塗
りムラの発生、膜厚のバラツキを防止できるので
ある。しかも、スライドアジヤストボルト41に
ねじ込んである調整ナツト45のねじ込み進退に
よつてスプリング44の弾撥力を調整可能にして
あるから、スクリーン材M自体が有するテンシヨ
ン、張り具合その他に対応できるものである。
以上説明したように、この考案によれば、バケ
ツト内に収容した乳剤量によつて、また、流出量
の設定が困難な形状であるステンレス製のバケツ
トによつても、バケツトの傾斜角度範囲を一定の
ものに調整設定して流出塗布させる乳剤量を一定
範囲内に調整でき、スクリーン材に対して塗りム
ラ、膜厚のバラツキが生じることがなく、ひいて
は、良好な版を製作でき、製品歩留まりも著しく
向上できる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は要部側面図、第2図は要部正面図、第3図は
角度調整時での要部側面図、第4図は乳剤塗布機
でのキヤリツジベースの側面図、第5図は乳剤塗
布機全体の概略側断面図である。 S……スクリーン印版、M……スクリーン材、
D……乳剤、1……キヤリツジベース、2……バ
ケツト、3……バケツトパイプ、4……バケツト
パイプアーム、5……バケツトパイプヒンジプレ
ート、6……キヤリツジ手段、10……スライド
機構、11……スライドレール、12……スライ
ドプレート、13……スライドローラ、14……
スライドシリンダ、15……シリンダロツド、1
6……テンシヨンプレート、20……傾斜機構、
21……傾斜シリンダ、23……トラニオンブラ
ケツト、24……トラニオンピン、25……ユニ
ボールステー、30……傾斜調整機構、31……
ネジシヤフト、32……調整ネジ、33……シヤ
フトブラケツト、34……シヤフトホルダー、3
5……ストツパーノブ、36……支持ピン、37
……ロツクネジ、38……傾斜角度表示目盛、4
0……弾撥調整手段、41……スライドアジヤス
トボルト、42……係合突部、43……スプリン
グガイド、44……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に乳剤が収容されているバケツトを、略垂
    直状に支持させたスクリーン印版の前後両側に配
    置し、バケツトを傾斜させた状態でスクリーン材
    面に沿つて上昇させることでスクリーン材に乳剤
    を塗布させるよう、バケツトをスクリーン材に向
    つて前後に進退せしめ、その前縁をスクリーン材
    に当接させるスライド機構と、バケツトをスクリ
    ーン材がわに傾斜させる傾斜機構と、バケツトを
    一定範囲内に傾斜規制させる傾斜調整機構とを備
    えて成り、スライド機構は、スクリーン印版の左
    右両側で昇降するキヤリツジベースに固着したス
    ライドレールに、このスライドレールに案内され
    て進退する左右のスライドプレートを配装し、こ
    のスライドプレートに固定してあるスライドシリ
    ンダのシリンダロツドを弾撥調整手段を介してス
    ライドレールに連繋して成り、傾斜機構は、前記
    スライドプレートに軸支した左右のバケツトパイ
    プアーム相互間にバケツトを支持するバケツトパ
    イプを架設固定すると共に、スライドプレート相
    互間に架装してあるスライドプレートパイプにト
    ラニオンブラケツトを介して揺振自在に枢支した
    傾斜シリンダのシリンダロツドをバケツトパイプ
    に連結して成り、傾斜調整機構は、前記バケツト
    パイプに固定したシヤフトブラケツトにシヤフト
    ホルダーを揺動自在に支持し、このシヤフトホル
    ダーに摺動自在に貫挿支持された調整ネジを前記
    トラニオンブラケツトに揺動自在に枢支したネジ
    シヤフトに進退自在にねじ止めし、調整ネジに
    は、バケツトパイプの傾動とともに傾動するシヤ
    フトホルダー上面を当接停止させるストツパーノ
    ブを形成して成り、また、弾撥調整手段は、前記
    スライドレールに固着したテンシヨンプレート先
    端に係合突部にて係合させて貫挿したスライドア
    ジヤストボルトを前記スライドシリンダのシリン
    ダロツドに連繋し、このスライドアジヤストボル
    トに進退自在に嵌合したカツプ状のスプリングガ
    イドとテンシヨンプレートとの間にコイル状スプ
    リングを縮装し、調整ナツトにてスプリングの弾
    撥力を調整できるようスプリングガイドを進退自
    在に固定して成ることを特徴とするスクリーン印
    刷版用乳剤塗布機。
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JPS5814107B2 (ja) * 1978-08-25 1983-03-17 日本電信電話株式会社 デ−タ伝送における受信デ−タ検出方法

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