JPH05211345A - 面発光型発光ダイオードおよびその製造方法 - Google Patents
面発光型発光ダイオードおよびその製造方法Info
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- JPH05211345A JPH05211345A JP16412292A JP16412292A JPH05211345A JP H05211345 A JPH05211345 A JP H05211345A JP 16412292 A JP16412292 A JP 16412292A JP 16412292 A JP16412292 A JP 16412292A JP H05211345 A JPH05211345 A JP H05211345A
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- emitting diode
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光取出し効率の高い面発光型発光ダイオード
を提供する。 【構成】 p型の第2クラッド層22とキャップ層26
との間にn型の電流ブロック層24を設けるとともに、
キャップ層26の光取出し面28のうち上部電極30が
取り付けられる部分以外の部分からp型不純物を拡散ま
たはイオン注入することにより、電流ブロック層24の
周縁部をp型に反転する。
を提供する。 【構成】 p型の第2クラッド層22とキャップ層26
との間にn型の電流ブロック層24を設けるとともに、
キャップ層26の光取出し面28のうち上部電極30が
取り付けられる部分以外の部分からp型不純物を拡散ま
たはイオン注入することにより、電流ブロック層24の
周縁部をp型に反転する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は面発光型発光ダイオード
に係り、特に、最上部に形成された光取出し面から効率
良く光を取り出すことができる面発光型発光ダイオード
に関するものである。
に係り、特に、最上部に形成された光取出し面から効率
良く光を取り出すことができる面発光型発光ダイオード
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基板上にp型半導体およびn型半導体が
積層されるとともに最上部に光取出し面が形成され、そ
の光取出し面に取り付けられた上部電極と前記基板の下
面に取り付けられた下部電極との間に動作電流が通電さ
れることにより、その光取出し面から光を放射する面発
光型発光ダイオードが広く知られている。
積層されるとともに最上部に光取出し面が形成され、そ
の光取出し面に取り付けられた上部電極と前記基板の下
面に取り付けられた下部電極との間に動作電流が通電さ
れることにより、その光取出し面から光を放射する面発
光型発光ダイオードが広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに光取出し面に上部電極が取り付けられた面発光型発
光ダイオードにおいては、上部電極の直下部分で発生さ
せられた光がその上部電極によって反射されるため、光
取出し効率が低下して光出力が弱くなるという問題があ
った。
うに光取出し面に上部電極が取り付けられた面発光型発
光ダイオードにおいては、上部電極の直下部分で発生さ
せられた光がその上部電極によって反射されるため、光
取出し効率が低下して光出力が弱くなるという問題があ
った。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、光取出し効率の高い
面発光型発光ダイオードを提供することにある。
もので、その目的とするところは、光取出し効率の高い
面発光型発光ダイオードを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための第1の手段】かかる目的を達成
するために、第1発明は、基板上にp型半導体およびn
型半導体が積層されるとともに最上部に光取出し面が形
成され、その光取出し面に取り付けられた上部電極と前
記基板の下面に取り付けられた下部電極との間に動作電
流が通電されることにより、その光取出し面から光を放
射する面発光型発光ダイオードであって、前記光取出し
面と平行な平面内において前記上部電極の直下部分以外
の部分の不純物濃度が高められ、その直下部分以外の部
分を前記動作電流が流れ易くなるようにした電流制御層
を有することを特徴とする。
するために、第1発明は、基板上にp型半導体およびn
型半導体が積層されるとともに最上部に光取出し面が形
成され、その光取出し面に取り付けられた上部電極と前
記基板の下面に取り付けられた下部電極との間に動作電
流が通電されることにより、その光取出し面から光を放
射する面発光型発光ダイオードであって、前記光取出し
面と平行な平面内において前記上部電極の直下部分以外
の部分の不純物濃度が高められ、その直下部分以外の部
分を前記動作電流が流れ易くなるようにした電流制御層
を有することを特徴とする。
【0006】
【第1発明の作用および効果】このような面発光型発光
ダイオードにおいては、上部電極の直下部分以外の部分
の不純物濃度が高められることにより、その直下部分以
外の部分を動作電流が流れ易くなるようにした電流制御
層を備えているため、その動作電流が流れ易い上部電極
の直下部分以外の部分で主に光が発せられるようになっ
て光取出し効率が向上する。
ダイオードにおいては、上部電極の直下部分以外の部分
の不純物濃度が高められることにより、その直下部分以
外の部分を動作電流が流れ易くなるようにした電流制御
層を備えているため、その動作電流が流れ易い上部電極
の直下部分以外の部分で主に光が発せられるようになっ
て光取出し効率が向上する。
【0007】
【課題を解決するための第2の手段】前記目的を達成す
るために、第2発明は、前記第1発明の面発光型発光ダ
イオードにおいて、前記光取出し面の近傍に導電型がp
npまたはnpnとなるサンドイッチ構造部を有すると
ともに、その光取出し面の前記上部電極が取り付けられ
る部分以外の部分から、前記サンドイッチ構造部の中間
層の導電型を反転させるための不純物が拡散またはイオ
ン注入されることにより、その中間層によって前記電流
制御層が構成されていることを特徴とする。
るために、第2発明は、前記第1発明の面発光型発光ダ
イオードにおいて、前記光取出し面の近傍に導電型がp
npまたはnpnとなるサンドイッチ構造部を有すると
ともに、その光取出し面の前記上部電極が取り付けられ
る部分以外の部分から、前記サンドイッチ構造部の中間
層の導電型を反転させるための不純物が拡散またはイオ
ン注入されることにより、その中間層によって前記電流
制御層が構成されていることを特徴とする。
【0008】
【第2発明の作用および効果】すなわち、この第2発明
は前記第1発明の一態様を為すもので、不純物が拡散ま
たはイオン注入されない上部電極の直下部分ではpnp
またはnpnのままで動作電流は流れないが、上部電極
の直下部分以外の部分は、不純物の拡散またはイオン注
入により同じ導電型とされて動作電流が流れるようにな
るため、その上部電極の直下部分以外の部分で主に光が
発せられるようになって光取出し効率が向上する。この
場合には、発光ダイオードを構成する半導体を結晶成長
させる際にサンドイッチ構造部を形成し、その後光取出
し面から不純物を拡散またはイオン注入してサンドイッ
チ構造部の中間層の導電型を反転させるだけで良いた
め、半導体の結晶成長を中断して電流制御層を設ける場
合に比較して、光取出し効率の高い面発光型発光ダイオ
ードを簡単且つ安価に製造できる。
は前記第1発明の一態様を為すもので、不純物が拡散ま
たはイオン注入されない上部電極の直下部分ではpnp
またはnpnのままで動作電流は流れないが、上部電極
の直下部分以外の部分は、不純物の拡散またはイオン注
入により同じ導電型とされて動作電流が流れるようにな
るため、その上部電極の直下部分以外の部分で主に光が
発せられるようになって光取出し効率が向上する。この
場合には、発光ダイオードを構成する半導体を結晶成長
させる際にサンドイッチ構造部を形成し、その後光取出
し面から不純物を拡散またはイオン注入してサンドイッ
チ構造部の中間層の導電型を反転させるだけで良いた
め、半導体の結晶成長を中断して電流制御層を設ける場
合に比較して、光取出し効率の高い面発光型発光ダイオ
ードを簡単且つ安価に製造できる。
【0009】
【課題を解決するための第3の手段】前記目的を達成す
るために、第3発明は、前記第1発明の面発光型発光ダ
イオードにおいて、前記電流制御層が、前記光取出し面
の前記上部電極が取り付けられる部分以外の部分から電
気を通し易くするための不純物が拡散またはイオン注入
されて、その上部電極の直下部分以外の部分の導電率が
高められたものであることを特徴とする。
るために、第3発明は、前記第1発明の面発光型発光ダ
イオードにおいて、前記電流制御層が、前記光取出し面
の前記上部電極が取り付けられる部分以外の部分から電
気を通し易くするための不純物が拡散またはイオン注入
されて、その上部電極の直下部分以外の部分の導電率が
高められたものであることを特徴とする。
【0010】
【第3発明の作用および効果】すなわち、この第3発明
は前記第1発明の一態様を為すもので、動作電流は、不
純物の拡散またはイオン注入により導電率が高められた
上部電極の直下部分以外の部分を流れるため、その直下
部分以外の部分で主に光が発せられるようになって光取
出し効率が向上する。この場合には、通常の面発光型発
光ダイオードの光取出し面から不純物を拡散またはイオ
ン注入して上部電極の直下部分以外の部分を電気が流れ
易くするだけであるため、上部電極の直下部分における
電流の流れを完全に阻止する上記第2発明の面発光型発
光ダイオードに比較して光取出し効率の向上効果は劣る
ものの、製造が一層簡単になって大幅なコストダウンを
図ることができる。
は前記第1発明の一態様を為すもので、動作電流は、不
純物の拡散またはイオン注入により導電率が高められた
上部電極の直下部分以外の部分を流れるため、その直下
部分以外の部分で主に光が発せられるようになって光取
出し効率が向上する。この場合には、通常の面発光型発
光ダイオードの光取出し面から不純物を拡散またはイオ
ン注入して上部電極の直下部分以外の部分を電気が流れ
易くするだけであるため、上部電極の直下部分における
電流の流れを完全に阻止する上記第2発明の面発光型発
光ダイオードに比較して光取出し効率の向上効果は劣る
ものの、製造が一層簡単になって大幅なコストダウンを
図ることができる。
【0011】
【課題を解決するための第4の手段】前記目的を達成す
るために、第4発明は、前記第1発明の面発光型発光ダ
イオードにおいて、前記電流制御層が、前記上部電極の
直下部分のみに設けられた第1半導体と、その上部電極
の直下部分以外の部分も含めてその第1半導体上に設け
られた第1半導体と同じ組成で第1半導体よりも不純物
濃度が高い第2半導体のうち、その第1半導体と同一平
面に位置する部分とによって構成され、光を発する活性
層よりも上部に設けられたものであることを特徴とす
る。
るために、第4発明は、前記第1発明の面発光型発光ダ
イオードにおいて、前記電流制御層が、前記上部電極の
直下部分のみに設けられた第1半導体と、その上部電極
の直下部分以外の部分も含めてその第1半導体上に設け
られた第1半導体と同じ組成で第1半導体よりも不純物
濃度が高い第2半導体のうち、その第1半導体と同一平
面に位置する部分とによって構成され、光を発する活性
層よりも上部に設けられたものであることを特徴とす
る。
【0012】
【第4発明の作用および効果】すなわち、この第4発明
は前記第1発明の一態様を為すもので、動作電流は不純
物濃度が高くて自由キャリアが多い第2半導体を流れ易
いため、第1半導体と同一平面およびそれよりも下部に
位置する活性層においては、上部電極の直下部分以外の
部分を動作電流は流れることになり、その直下部分以外
の部分で主に光が発せられるようになって光取出し効率
が向上する。この場合には、第2半導体の結晶成長の過
程で不純物を高濃度でドーピングすれば良いため、拡散
やイオン注入等の面倒な操作が不要となる。また、不純
物を高濃度ドープした部分では自由キャリアによる光の
吸収が大きくなるため、光取出し効率を高めるためには
その高濃度ドープ部分の厚さを薄くすることが望まれる
が、拡散やイオン注入では不純物の高濃度ドープ部分の
厚さを薄くすることが困難で一般に2μm程度以上とな
り、光吸収が比較的大きいとともに、その高濃度ドープ
部分の厚さを制御することが困難で品質にばらつきが生
じ易いのに対し、第2半導体の結晶成長過程で不純物を
ドーピングすれば良い本発明では、第2半導体の膜厚制
御やその膜厚を2μm以下にしたりすることが容易に可
能で、光吸収の少ない一定品質の面発光型発光ダイオー
ドを安定して製造できる。
は前記第1発明の一態様を為すもので、動作電流は不純
物濃度が高くて自由キャリアが多い第2半導体を流れ易
いため、第1半導体と同一平面およびそれよりも下部に
位置する活性層においては、上部電極の直下部分以外の
部分を動作電流は流れることになり、その直下部分以外
の部分で主に光が発せられるようになって光取出し効率
が向上する。この場合には、第2半導体の結晶成長の過
程で不純物を高濃度でドーピングすれば良いため、拡散
やイオン注入等の面倒な操作が不要となる。また、不純
物を高濃度ドープした部分では自由キャリアによる光の
吸収が大きくなるため、光取出し効率を高めるためには
その高濃度ドープ部分の厚さを薄くすることが望まれる
が、拡散やイオン注入では不純物の高濃度ドープ部分の
厚さを薄くすることが困難で一般に2μm程度以上とな
り、光吸収が比較的大きいとともに、その高濃度ドープ
部分の厚さを制御することが困難で品質にばらつきが生
じ易いのに対し、第2半導体の結晶成長過程で不純物を
ドーピングすれば良い本発明では、第2半導体の膜厚制
御やその膜厚を2μm以下にしたりすることが容易に可
能で、光吸収の少ない一定品質の面発光型発光ダイオー
ドを安定して製造できる。
【0013】
【課題を解決するための第5の手段】前記目的を達成す
るために、第5発明は、前記第2発明の面発光型発光ダ
イオードを製造する方法であって、(a)前記光取出し
面の近傍に導電型がpnpまたはnpnとなるサンドイ
ッチ構造部を形成する工程と、(b)前記光取出し面の
前記上部電極が取り付けられる部分以外の部分から、前
記サンドイッチ構造部の中間層の導電型を反転させるた
めの不純物を拡散またはイオン注入する工程とを有する
ことを特徴とする。
るために、第5発明は、前記第2発明の面発光型発光ダ
イオードを製造する方法であって、(a)前記光取出し
面の近傍に導電型がpnpまたはnpnとなるサンドイ
ッチ構造部を形成する工程と、(b)前記光取出し面の
前記上部電極が取り付けられる部分以外の部分から、前
記サンドイッチ構造部の中間層の導電型を反転させるた
めの不純物を拡散またはイオン注入する工程とを有する
ことを特徴とする。
【0014】
【第5発明の作用および効果】かかる第5発明は、発光
ダイオードを構成するための半導体を結晶成長させる際
に導電型がpnpまたはnpnとなるサンドイッチ構造
部を形成し、その後反応炉から半導体ウェハを取り出し
て、サンドイッチ構造部の中間層の導電型を反転させる
不純物を光取出し面の上部電極が取り付けられる部分以
外の部分から拡散またはイオン注入することにより、前
記電流制御層を有する第2発明の面発光型発光ダイオー
ドを製造するのであり、第2発明と同様の効果が得られ
る。
ダイオードを構成するための半導体を結晶成長させる際
に導電型がpnpまたはnpnとなるサンドイッチ構造
部を形成し、その後反応炉から半導体ウェハを取り出し
て、サンドイッチ構造部の中間層の導電型を反転させる
不純物を光取出し面の上部電極が取り付けられる部分以
外の部分から拡散またはイオン注入することにより、前
記電流制御層を有する第2発明の面発光型発光ダイオー
ドを製造するのであり、第2発明と同様の効果が得られ
る。
【0015】
【課題を解決するための第6の手段】前記目的を達成す
るために、第6発明は、前記第3発明の面発光型発光ダ
イオードを製造する方法であって、前記光取出し面の前
記上部電極が取り付けられる部分以外の部分から電気を
通し易くするための不純物を拡散またはイオン注入する
工程を有することを特徴とする。
るために、第6発明は、前記第3発明の面発光型発光ダ
イオードを製造する方法であって、前記光取出し面の前
記上部電極が取り付けられる部分以外の部分から電気を
通し易くするための不純物を拡散またはイオン注入する
工程を有することを特徴とする。
【0016】
【第6発明の作用および効果】かかる第6発明は、基板
上に半導体を結晶成長させて通常の面発光型発光ダイオ
ードを形成した後、最上部の光取出し面の上部電極が取
り付けられる部分以外の部分から電気を流し易くするた
めの不純物を拡散することにより、前記電流制御層を有
する第3発明の面発光型発光ダイオードを製造するので
あり、第3発明と同様の効果が得られる。
上に半導体を結晶成長させて通常の面発光型発光ダイオ
ードを形成した後、最上部の光取出し面の上部電極が取
り付けられる部分以外の部分から電気を流し易くするた
めの不純物を拡散することにより、前記電流制御層を有
する第3発明の面発光型発光ダイオードを製造するので
あり、第3発明と同様の効果が得られる。
【0017】
【課題を解決するための第7の手段】前記目的を達成す
るために、第7発明は、第4発明の面発光型発光ダイオ
ードを製造する方法であって、(a)前記活性層よりも
上部において前記第1半導体を結晶成長させる工程と、
(b)その第1半導体のうち前記上部電極の直下部分以
外の部分を取り除く工程と、(c)前記第1半導体より
も不純物を高濃度でドーピングしつつ前記第2半導体を
前記上部電極の直下部分以外の部分も含んでその第1半
導体上に結晶成長させる工程とを有することを特徴とす
る。
るために、第7発明は、第4発明の面発光型発光ダイオ
ードを製造する方法であって、(a)前記活性層よりも
上部において前記第1半導体を結晶成長させる工程と、
(b)その第1半導体のうち前記上部電極の直下部分以
外の部分を取り除く工程と、(c)前記第1半導体より
も不純物を高濃度でドーピングしつつ前記第2半導体を
前記上部電極の直下部分以外の部分も含んでその第1半
導体上に結晶成長させる工程とを有することを特徴とす
る。
【0018】
【第7発明の作用および効果】かかる第7発明は、活性
層よりも上部において第1半導体を結晶成長させるとと
もに、その第1半導体のうち上部電極の直下部分以外の
部分を取り除き、その後、第1半導体よりも不純物を高
濃度でドーピングしつつ第2半導体を上部電極の直下部
分以外の部分も含んで第1半導体上に結晶成長させるこ
とにより、前記電流制御層を有する第4発明の面発光型
発光ダイオードを製造するのであり、第4発明と同様の
効果が得られる。
層よりも上部において第1半導体を結晶成長させるとと
もに、その第1半導体のうち上部電極の直下部分以外の
部分を取り除き、その後、第1半導体よりも不純物を高
濃度でドーピングしつつ第2半導体を上部電極の直下部
分以外の部分も含んで第1半導体上に結晶成長させるこ
とにより、前記電流制御層を有する第4発明の面発光型
発光ダイオードを製造するのであり、第4発明と同様の
効果が得られる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0020】図1は、第2発明の一実施例である面発光
型発光ダイオード10の構造図で、かかる面発光型発光
ダイオード10は第5発明に従って製造される。図1に
おいて、n−GaAs基板12上には、n−GaAl
0-0.45Asから成るバッファ層14,n型の光反射層1
6,n−Ga0.55Al0.45Asから成る第1クラッド層
18,p−GaAsから成る活性層20,p−Ga0.55
Al0.45Asから成る第2クラッド層22,中央部がn
型で斜線が付されている周縁部がp型のGa0.9Al
0.1 Asから成る電流ブロック層24,p−Ga0.9 A
l0.1 Asから成るキャップ層26が順次積層されてい
る。第1クラッド層18,活性層20,および第2クラ
ッド層22によってダブルヘテロ構造が構成され、活性
層20から光が発せられる。
型発光ダイオード10の構造図で、かかる面発光型発光
ダイオード10は第5発明に従って製造される。図1に
おいて、n−GaAs基板12上には、n−GaAl
0-0.45Asから成るバッファ層14,n型の光反射層1
6,n−Ga0.55Al0.45Asから成る第1クラッド層
18,p−GaAsから成る活性層20,p−Ga0.55
Al0.45Asから成る第2クラッド層22,中央部がn
型で斜線が付されている周縁部がp型のGa0.9Al
0.1 Asから成る電流ブロック層24,p−Ga0.9 A
l0.1 Asから成るキャップ層26が順次積層されてい
る。第1クラッド層18,活性層20,および第2クラ
ッド層22によってダブルヘテロ構造が構成され、活性
層20から光が発せられる。
【0021】上記キャップ層26の上面28は、活性層
20で発生させられた光を取り出す光取出し面として機
能し、その中央部には直径が約100μmの上部電極3
0が取り付けられている。前記電流ブロック層24のう
ち中央部のn−Ga0.9 Al0.1 Asの範囲は、上記上
部電極30と略同じ大きさで上部電極30の真下に位置
している。また、前記基板12の下面には、その全面に
下部電極32が取り付けられている。前記光反射層16
は、屈折率が異なる2種類の半導体を発光波長に応じて
定められた所定の膜厚で繰り返し積層したもので、活性
層20から基板12側へ進行した光を光波干渉によって
反射する。
20で発生させられた光を取り出す光取出し面として機
能し、その中央部には直径が約100μmの上部電極3
0が取り付けられている。前記電流ブロック層24のう
ち中央部のn−Ga0.9 Al0.1 Asの範囲は、上記上
部電極30と略同じ大きさで上部電極30の真下に位置
している。また、前記基板12の下面には、その全面に
下部電極32が取り付けられている。前記光反射層16
は、屈折率が異なる2種類の半導体を発光波長に応じて
定められた所定の膜厚で繰り返し積層したもので、活性
層20から基板12側へ進行した光を光波干渉によって
反射する。
【0022】また、かかる面発光型発光ダイオード10
は、一辺が約350μmの正四角形状を成しているとと
もに、上記バッファ層14の膜厚は約0.2μmで、第
1クラッド層18の膜厚は約2.0μmで、活性層20
の膜厚は約0.1μmで、第2クラッド層22の膜厚は
約6.0μmで、電流ブロック層24の膜厚は約0.5
μmで、キャップ層26の膜厚は約1.0μmである。
なお、図1は各層の膜厚を正確な割合で表したものでは
ない。
は、一辺が約350μmの正四角形状を成しているとと
もに、上記バッファ層14の膜厚は約0.2μmで、第
1クラッド層18の膜厚は約2.0μmで、活性層20
の膜厚は約0.1μmで、第2クラッド層22の膜厚は
約6.0μmで、電流ブロック層24の膜厚は約0.5
μmで、キャップ層26の膜厚は約1.0μmである。
なお、図1は各層の膜厚を正確な割合で表したものでは
ない。
【0023】このような面発光型発光ダイオード10
は、例えば有機金属化学気相成長(MOCVD)装置を
用いて以下のようにして製造される。この製造方法は第
5発明に従うもので、先ず、MOCVD装置の反応炉内
に基板12をセットした後、Seドープによりその基板
12上にn−GaAsを結晶成長させることによってバ
ッファ層14を形成し、そのバッファ層14上に、同じ
くSeドープによりn型の光反射層16,およびn−G
a0.55Al0.45Asから成る第1クラッド層18を順次
積層する。続いて、Znドープによりp−GaAsから
成る活性層20,p−Ga0.55Al0.45Asから成る第
2クラッド層22を積層し、更に、Seドープによりn
−Ga0.9 Al0.1 Asから成る電流ブロック層24,
Znドープによりp−Ga0.9 Al0.1 Asから成るキ
ャップ層26を積層する。図2の(a)に示されている
半導体ウェハ36はこの状態のものであり、反応炉内に
導入する原料ガスの切換えや流量制御によってバッファ
層14からキャップ層26まで連続的に積層される。各
層の膜厚は、結晶成長時間や原料ガスの流量を制御する
ことによって調整される。上記p型の第2クラッド層2
2,n型の電流ブロック層24,およびp型のキャップ
層26を順次積層する工程が、サンドイッチ構造部を形
成する工程で、これ等の第2クラッド層22,電流ブロ
ック層24,およびキャップ層26によりサンドイッチ
構造部が構成されている。
は、例えば有機金属化学気相成長(MOCVD)装置を
用いて以下のようにして製造される。この製造方法は第
5発明に従うもので、先ず、MOCVD装置の反応炉内
に基板12をセットした後、Seドープによりその基板
12上にn−GaAsを結晶成長させることによってバ
ッファ層14を形成し、そのバッファ層14上に、同じ
くSeドープによりn型の光反射層16,およびn−G
a0.55Al0.45Asから成る第1クラッド層18を順次
積層する。続いて、Znドープによりp−GaAsから
成る活性層20,p−Ga0.55Al0.45Asから成る第
2クラッド層22を積層し、更に、Seドープによりn
−Ga0.9 Al0.1 Asから成る電流ブロック層24,
Znドープによりp−Ga0.9 Al0.1 Asから成るキ
ャップ層26を積層する。図2の(a)に示されている
半導体ウェハ36はこの状態のものであり、反応炉内に
導入する原料ガスの切換えや流量制御によってバッファ
層14からキャップ層26まで連続的に積層される。各
層の膜厚は、結晶成長時間や原料ガスの流量を制御する
ことによって調整される。上記p型の第2クラッド層2
2,n型の電流ブロック層24,およびp型のキャップ
層26を順次積層する工程が、サンドイッチ構造部を形
成する工程で、これ等の第2クラッド層22,電流ブロ
ック層24,およびキャップ層26によりサンドイッチ
構造部が構成されている。
【0024】次に、上記半導体ウェハ36を反応炉から
取り出し、キャップ層26の上面28のうち、図2の
(b)に示されているように前記上部電極30が取り付
けられる部分28a以外の斜線で示されている部分28
bにZnを拡散する。このZnの拡散法の一例について
図3を参照しつつ具体的に説明すると、先ず、Si3 N
4 の拡散防止膜70をプラズマCVD法により半導体ウ
ェハ36の上面全体にコーティングした後、通常のフォ
トリソグラフィ技術により、フォトレジストによるパタ
ーンを作成するとともに反応性イオンエッチング(RI
E:Reactive IonEtching)により部分的に削除し、前
記上部電極30と略同じ形状の拡散防止膜70のパター
ンを作成する。図3の(a)はこの状態である。次に、
その上からSOG(Spin-On-Glass)を塗布するととも
に、500℃で1時間程度かけてSOG膜を固化するこ
とにより、保護膜72を形成する。図3の(b)はこの
状態である。そして、このように拡散防止膜70および
保護膜72が設けられた半導体ウェハ36を、図3の
(c)に示されているようにZnAs2 74と共に石英
アンプル76内に真空封入(10-6torr程度)し、
この石英アンプル76を図3の(d)に示されているよ
うに拡散炉78内にセットして650℃で20時間程度
加熱することにより、半導体ウェハ36内にZnを拡散
する。ZnAs2 74は約1.2gで、石英アンプル7
6の容積は約1200ccであり、1cc当たり約1m
gである。また、Znは保護膜72を突き抜けて半導体
ウェハ36内に拡散する。その後、拡散炉78から石英
アンプル76を取り出して、図3の(e)に示されてい
るように一部を水冷し、残留ZnAs2 蒸気を水冷部に
凝縮させた後、石英アンプル76から半導体ウェハ36
を取り出す。図3の(f)はその状態の半導体ウェハ3
6であり、保護膜72および拡散防止膜70を除去する
ことにより、前記図2の(b)に示されている半導体ウ
ェハ36が得られる。
取り出し、キャップ層26の上面28のうち、図2の
(b)に示されているように前記上部電極30が取り付
けられる部分28a以外の斜線で示されている部分28
bにZnを拡散する。このZnの拡散法の一例について
図3を参照しつつ具体的に説明すると、先ず、Si3 N
4 の拡散防止膜70をプラズマCVD法により半導体ウ
ェハ36の上面全体にコーティングした後、通常のフォ
トリソグラフィ技術により、フォトレジストによるパタ
ーンを作成するとともに反応性イオンエッチング(RI
E:Reactive IonEtching)により部分的に削除し、前
記上部電極30と略同じ形状の拡散防止膜70のパター
ンを作成する。図3の(a)はこの状態である。次に、
その上からSOG(Spin-On-Glass)を塗布するととも
に、500℃で1時間程度かけてSOG膜を固化するこ
とにより、保護膜72を形成する。図3の(b)はこの
状態である。そして、このように拡散防止膜70および
保護膜72が設けられた半導体ウェハ36を、図3の
(c)に示されているようにZnAs2 74と共に石英
アンプル76内に真空封入(10-6torr程度)し、
この石英アンプル76を図3の(d)に示されているよ
うに拡散炉78内にセットして650℃で20時間程度
加熱することにより、半導体ウェハ36内にZnを拡散
する。ZnAs2 74は約1.2gで、石英アンプル7
6の容積は約1200ccであり、1cc当たり約1m
gである。また、Znは保護膜72を突き抜けて半導体
ウェハ36内に拡散する。その後、拡散炉78から石英
アンプル76を取り出して、図3の(e)に示されてい
るように一部を水冷し、残留ZnAs2 蒸気を水冷部に
凝縮させた後、石英アンプル76から半導体ウェハ36
を取り出す。図3の(f)はその状態の半導体ウェハ3
6であり、保護膜72および拡散防止膜70を除去する
ことにより、前記図2の(b)に示されている半導体ウ
ェハ36が得られる。
【0025】このようにしてZnが拡散されると、前記
n−Ga0.9 Al0.1 Asから成る電流ブロック層24
のうち、Znが拡散された周縁部はp型に反転する。す
なわち、このZnの拡散工程は、サンドイッチ構造部の
中間層である電流ブロック層24の導電型を反転させる
ための不純物を拡散する工程であり、上部電極30が取
り付けられる部分28aの直下部分以外の部分である周
縁部がp型に反転させられた電流ブロック層24は電流
制御層に相当する。なお、図1,図2(b),および図
3(f)の斜線部はZnの拡散領域を表している。そし
て、前記上部電極30および下部電極32をそれぞれキ
ャップ層26および基板12に蒸着して取り付け、アニ
ール(熱処理)を行うことにより図1に示す面発光型発
光ダイオード10が得られる。
n−Ga0.9 Al0.1 Asから成る電流ブロック層24
のうち、Znが拡散された周縁部はp型に反転する。す
なわち、このZnの拡散工程は、サンドイッチ構造部の
中間層である電流ブロック層24の導電型を反転させる
ための不純物を拡散する工程であり、上部電極30が取
り付けられる部分28aの直下部分以外の部分である周
縁部がp型に反転させられた電流ブロック層24は電流
制御層に相当する。なお、図1,図2(b),および図
3(f)の斜線部はZnの拡散領域を表している。そし
て、前記上部電極30および下部電極32をそれぞれキ
ャップ層26および基板12に蒸着して取り付け、アニ
ール(熱処理)を行うことにより図1に示す面発光型発
光ダイオード10が得られる。
【0026】このような面発光型発光ダイオード10
は、上部電極30と下部電極32との間に順方向、すな
わち電極30から電極32に向って動作電流が流される
ことにより、活性層20内において光が発生させられ、
その光がキャップ層26の上面28から外部に放射され
る。この時、電流ブロック層24の中央部、すなわち上
部電極30の直下部分はn−Ga0.9 Al0.1 Asであ
り、p−Ga0.55Al0.45Asから成る第2クラッド層
22との間では電流の向きが逆バイアスとなるため、動
作電流は電流ブロック層24のうち周縁部のp−Ga
0.9 Al0.1 Asの部分を流れる。また、第2クラッド
層22の膜厚は約6.0μmと極めて薄いため、その下
に設けられた活性層20においても、その周縁部すなわ
ち上部電極30の直下部分以外の部分を動作電流は主と
して流れることとなり、その周縁部で光が発せられる。
すなわち、活性層20のうち上面28から光が有効に取
り出される上部電極30の直下部分以外の部分で主に光
が発せられるのであり、これにより、光取出し効率が向
上して高い光出力が得られるようになるのである。
は、上部電極30と下部電極32との間に順方向、すな
わち電極30から電極32に向って動作電流が流される
ことにより、活性層20内において光が発生させられ、
その光がキャップ層26の上面28から外部に放射され
る。この時、電流ブロック層24の中央部、すなわち上
部電極30の直下部分はn−Ga0.9 Al0.1 Asであ
り、p−Ga0.55Al0.45Asから成る第2クラッド層
22との間では電流の向きが逆バイアスとなるため、動
作電流は電流ブロック層24のうち周縁部のp−Ga
0.9 Al0.1 Asの部分を流れる。また、第2クラッド
層22の膜厚は約6.0μmと極めて薄いため、その下
に設けられた活性層20においても、その周縁部すなわ
ち上部電極30の直下部分以外の部分を動作電流は主と
して流れることとなり、その周縁部で光が発せられる。
すなわち、活性層20のうち上面28から光が有効に取
り出される上部電極30の直下部分以外の部分で主に光
が発せられるのであり、これにより、光取出し効率が向
上して高い光出力が得られるようになるのである。
【0027】因に、かかる面発光型発光ダイオード10
を(a)として、他に図4に示す(b)〜(e)の4種
類の面発光型発光ダイオード40,42,44,46を
用意し、動作電流IF =50mAで発光させた時の光出
力(外部発光出力)PO および動作電圧VF を測定した
ところ、表1に示す結果が得られた。図4の(b)の面
発光型発光ダイオード40は、前記面発光型発光ダイオ
ード10に比較してZnの非拡散領域、すなわち電流ブ
ロック層24の電流ブロック領域を上部電極30よりも
大きくした(直径約120μm)もので、(c)の面発
光型発光ダイオード42は、(b)の面発光型発光ダイ
オード40において上部電極30を取り付ける前にキャ
ップ層26の表面全体に浅くZnを拡散し、表層部にお
けるp型のキャリア濃度を高くして電気抵抗を低くした
ものであり、何れも第2発明の一態様である。これに対
し、図4の(d)の面発光型発光ダイオード44は、前
記面発光型発光ダイオード10に比較して電流ブロック
層24を備えていないとともにZn拡散を行っていない
従来の面発光型発光ダイオードであり、(e)の面発光
型発光ダイオード46は、(d)の面発光型発光ダイオ
ード44において上部電極30を取り付ける前にキャッ
プ層26の表面全体に浅くZnを拡散し、表層部におけ
るp型のキャリア濃度を高くして電気抵抗を低くしたも
のである。
を(a)として、他に図4に示す(b)〜(e)の4種
類の面発光型発光ダイオード40,42,44,46を
用意し、動作電流IF =50mAで発光させた時の光出
力(外部発光出力)PO および動作電圧VF を測定した
ところ、表1に示す結果が得られた。図4の(b)の面
発光型発光ダイオード40は、前記面発光型発光ダイオ
ード10に比較してZnの非拡散領域、すなわち電流ブ
ロック層24の電流ブロック領域を上部電極30よりも
大きくした(直径約120μm)もので、(c)の面発
光型発光ダイオード42は、(b)の面発光型発光ダイ
オード40において上部電極30を取り付ける前にキャ
ップ層26の表面全体に浅くZnを拡散し、表層部にお
けるp型のキャリア濃度を高くして電気抵抗を低くした
ものであり、何れも第2発明の一態様である。これに対
し、図4の(d)の面発光型発光ダイオード44は、前
記面発光型発光ダイオード10に比較して電流ブロック
層24を備えていないとともにZn拡散を行っていない
従来の面発光型発光ダイオードであり、(e)の面発光
型発光ダイオード46は、(d)の面発光型発光ダイオ
ード44において上部電極30を取り付ける前にキャッ
プ層26の表面全体に浅くZnを拡散し、表層部におけ
るp型のキャリア濃度を高くして電気抵抗を低くしたも
のである。
【0028】
【表1】
【0029】かかる表1の結果から明らかなように、上
部電極30の直下部分に電流ブロック領域を有する本発
明品(a),(b),(c)においては高い光出力PO
を得られることが判る。また、キャップ層26の表層部
に上部電極30の直下部分を含めて電気抵抗の低い低抵
抗層を設ければ、動作電圧VF を低く維持しつつ光出力
PO を更に向上させることができる。
部電極30の直下部分に電流ブロック領域を有する本発
明品(a),(b),(c)においては高い光出力PO
を得られることが判る。また、キャップ層26の表層部
に上部電極30の直下部分を含めて電気抵抗の低い低抵
抗層を設ければ、動作電圧VF を低く維持しつつ光出力
PO を更に向上させることができる。
【0030】一方、本実施例の面発光型発光ダイオード
10は、MOCVD装置により半導体ウェハ36を形成
する際にp型の第2クラッド層22とキャップ層26と
の間にn型の電流ブロック層24を設け、その半導体ウ
ェハ36を反応炉から取り出して上面28のうち上部電
極30が取り付けられる部分以外の部分28bからZn
を拡散することにより、電流ブロック層24の周縁部を
p型に反転させるだけで良いため、半導体の結晶成長を
中断して電流制御層を設ける場合に比較して、光取出し
効率の高い面発光型発光ダイオード10を簡単且つ安価
に製造できる。図4の(b)および(c)に示す面発光
型発光ダイオード40,42についても同様である。
10は、MOCVD装置により半導体ウェハ36を形成
する際にp型の第2クラッド層22とキャップ層26と
の間にn型の電流ブロック層24を設け、その半導体ウ
ェハ36を反応炉から取り出して上面28のうち上部電
極30が取り付けられる部分以外の部分28bからZn
を拡散することにより、電流ブロック層24の周縁部を
p型に反転させるだけで良いため、半導体の結晶成長を
中断して電流制御層を設ける場合に比較して、光取出し
効率の高い面発光型発光ダイオード10を簡単且つ安価
に製造できる。図4の(b)および(c)に示す面発光
型発光ダイオード40,42についても同様である。
【0031】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の実施例において前記実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
お、以下の実施例において前記実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
【0032】図5の面発光型発光ダイオード50は第3
発明の一実施例を為すもので、前記実施例の面発光型発
光ダイオード10に比較して電流ブロック層24を備え
ていない点が相違する。かかる面発光型発光ダイオード
50は第6発明に従って製造され、MOCVD装置によ
り基板12上にバッファ層14,光反射層16,第1ク
ラッド層18,活性層20,第2クラッド層22,およ
びキャップ層26を順次積層した後、その半導体ウェハ
を反応炉から取り出し、上面28のうち上部電極30が
取り付けられる部分以外の部分にZnを拡散またはイオ
ン注入したものである。図5の斜線部はZnが拡散また
はイオン注入された領域を表しており、第2クラッド層
22およびキャップ層26のうちZnが拡散またはイオ
ン注入された深さまでの領域52が電流制御層に相当す
る。
発明の一実施例を為すもので、前記実施例の面発光型発
光ダイオード10に比較して電流ブロック層24を備え
ていない点が相違する。かかる面発光型発光ダイオード
50は第6発明に従って製造され、MOCVD装置によ
り基板12上にバッファ層14,光反射層16,第1ク
ラッド層18,活性層20,第2クラッド層22,およ
びキャップ層26を順次積層した後、その半導体ウェハ
を反応炉から取り出し、上面28のうち上部電極30が
取り付けられる部分以外の部分にZnを拡散またはイオ
ン注入したものである。図5の斜線部はZnが拡散また
はイオン注入された領域を表しており、第2クラッド層
22およびキャップ層26のうちZnが拡散またはイオ
ン注入された深さまでの領域52が電流制御層に相当す
る。
【0033】Znの拡散処理は、前記面発光型発光ダイ
オード10の場合と同様にして行えば良いため、ここで
はイオン注入する場合について、図6を参照しつつ具体
的に説明する。なお、前記面発光型発光ダイオード10
や40,42についても、拡散法の代わりにイオン注入
法を用いて製造することができる。
オード10の場合と同様にして行えば良いため、ここで
はイオン注入する場合について、図6を参照しつつ具体
的に説明する。なお、前記面発光型発光ダイオード10
や40,42についても、拡散法の代わりにイオン注入
法を用いて製造することができる。
【0034】先ず、MOCVD装置により基板12上に
バッファ層14,光反射層16,第1クラッド層18,
活性層20,第2クラッド層22,およびキャップ層2
6を順次積層し、図6の(a)に示されている半導体ウ
ェハ54を作製する。次に、同図の(b)に示されてい
るように、その半導体ウェハ54のキャップ層26の上
面28のうち、上部電極30を取り付ける部分に同じパ
ターンのレジスト56をスピンコートし、その状態で、
例えばドーズ量が1×1014(イオン/cm2)程度、
加速電圧が100(kV)程度、基板温度が室温または
350℃程度の加工条件で、不純物としてのZnをイオ
ン注入する。同図の(c)は、Znをイオン注入した状
態で、斜線はイオンの注入領域を表している。この場合
のZnの注入深さ、すなわち電流制御層52の厚さは2
μm程度であり、不純物濃度は1018(個/cm3 )以
上である。
バッファ層14,光反射層16,第1クラッド層18,
活性層20,第2クラッド層22,およびキャップ層2
6を順次積層し、図6の(a)に示されている半導体ウ
ェハ54を作製する。次に、同図の(b)に示されてい
るように、その半導体ウェハ54のキャップ層26の上
面28のうち、上部電極30を取り付ける部分に同じパ
ターンのレジスト56をスピンコートし、その状態で、
例えばドーズ量が1×1014(イオン/cm2)程度、
加速電圧が100(kV)程度、基板温度が室温または
350℃程度の加工条件で、不純物としてのZnをイオ
ン注入する。同図の(c)は、Znをイオン注入した状
態で、斜線はイオンの注入領域を表している。この場合
のZnの注入深さ、すなわち電流制御層52の厚さは2
μm程度であり、不純物濃度は1018(個/cm3 )以
上である。
【0035】その後、O2 プラズマにてアッシング処理
を行うことにより、同図の(d)に示されているように
レジスト56を除去するとともに、プラズマCVD法に
より同図の(e)に示されているように上面28の全面
にSi3 N4 膜58をコーティングし、その状態で、注
入されたZnを活性化させるために例えば赤外線ランプ
加熱により850℃に90sec程度保持してアニール
する。最後に、CF4プラズマを用いた反応性イオンエ
ッチングにより、同図の(f)に示されているようにS
i3 N4 膜58を除去し、上部電極30および下部電極
32をそれぞれキャップ層26および基板12に取り付
けることにより、図5に示されている面発光型発光ダイ
オード50が得られる。上記Si3 N4 膜58はAsの
蒸発を防止するためのもので、その膜厚は1000Å程
度であるが、As雰囲気中でアニールを行うようにすれ
ば、かかるSi3 N4 膜58は必ずしも必要でない。
を行うことにより、同図の(d)に示されているように
レジスト56を除去するとともに、プラズマCVD法に
より同図の(e)に示されているように上面28の全面
にSi3 N4 膜58をコーティングし、その状態で、注
入されたZnを活性化させるために例えば赤外線ランプ
加熱により850℃に90sec程度保持してアニール
する。最後に、CF4プラズマを用いた反応性イオンエ
ッチングにより、同図の(f)に示されているようにS
i3 N4 膜58を除去し、上部電極30および下部電極
32をそれぞれキャップ層26および基板12に取り付
けることにより、図5に示されている面発光型発光ダイ
オード50が得られる。上記Si3 N4 膜58はAsの
蒸発を防止するためのもので、その膜厚は1000Å程
度であるが、As雰囲気中でアニールを行うようにすれ
ば、かかるSi3 N4 膜58は必ずしも必要でない。
【0036】このような面発光型発光ダイオード50に
おいては、前記第2クラッド層22およびキャップ層2
6のうち上部電極30の直下部分以外の周縁部にZnが
拡散またはイオン注入されることにより、その周縁部で
は中央部に比較してp型のキャリア濃度が高くなり、導
電率が高められるため、動作電流は主にその周縁部を流
れるようになる。したがって、前記面発光型発光ダイオ
ード10と同様に、活性層20はその周縁部で主として
発光するようになり、光取出し効率が向上する。
おいては、前記第2クラッド層22およびキャップ層2
6のうち上部電極30の直下部分以外の周縁部にZnが
拡散またはイオン注入されることにより、その周縁部で
は中央部に比較してp型のキャリア濃度が高くなり、導
電率が高められるため、動作電流は主にその周縁部を流
れるようになる。したがって、前記面発光型発光ダイオ
ード10と同様に、活性層20はその周縁部で主として
発光するようになり、光取出し効率が向上する。
【0037】また、かかる本実施例の面発光型発光ダイ
オード50は、通常の面発光型発光ダイオードとして用
いられる半導体ウェハ54の上面28からZnを拡散ま
たはイオン注入することにより、上部電極30の直下部
分以外の部分を電気が流れ易くするだけであるため、上
部電極30の直下部分における電流の流れを電流ブロッ
ク層24によって完全に阻止する前記面発光型発光ダイ
オード10や40,42に比較して光取出し効率の向上
効果は劣るが、製造が一層簡単になって大幅なコストダ
ウンを図ることができる。
オード50は、通常の面発光型発光ダイオードとして用
いられる半導体ウェハ54の上面28からZnを拡散ま
たはイオン注入することにより、上部電極30の直下部
分以外の部分を電気が流れ易くするだけであるため、上
部電極30の直下部分における電流の流れを電流ブロッ
ク層24によって完全に阻止する前記面発光型発光ダイ
オード10や40,42に比較して光取出し効率の向上
効果は劣るが、製造が一層簡単になって大幅なコストダ
ウンを図ることができる。
【0038】図7の面発光型発光ダイオード60は第4
発明の一実施例を為すもので、活性層20よりも上の第
2クラッド層22上には、上部電極30の直下部分のみ
にp−Ga0.9 Al0.1 Asから成る第1半導体62が
設けられているとともに、その第1半導体62上には、
第1半導体62よりもZnが高濃度でドープされたp−
Ga0.9 Al0.1 Asから成る第2半導体64が、上部
電極30の直下部分以外の部分も含めて設けられてい
る。これ等の第1半導体62,第2半導体64は、共に
1.0μm程度の膜厚で形成されており、第2半導体6
4のうち第2クラッド層22上に直接位置する部分、お
よびその内側に位置する第1半導体62により、電流制
御層66が構成されている。また、第2半導体64は前
記キャップ層26に対応し、その上面67は光取出し面
として機能するとともに、中央部には上部電極30が設
けられている。
発明の一実施例を為すもので、活性層20よりも上の第
2クラッド層22上には、上部電極30の直下部分のみ
にp−Ga0.9 Al0.1 Asから成る第1半導体62が
設けられているとともに、その第1半導体62上には、
第1半導体62よりもZnが高濃度でドープされたp−
Ga0.9 Al0.1 Asから成る第2半導体64が、上部
電極30の直下部分以外の部分も含めて設けられてい
る。これ等の第1半導体62,第2半導体64は、共に
1.0μm程度の膜厚で形成されており、第2半導体6
4のうち第2クラッド層22上に直接位置する部分、お
よびその内側に位置する第1半導体62により、電流制
御層66が構成されている。また、第2半導体64は前
記キャップ層26に対応し、その上面67は光取出し面
として機能するとともに、中央部には上部電極30が設
けられている。
【0039】かかる面発光型発光ダイオード60は第7
発明に従って製造され、先ず、MOCVD装置により基
板12上にバッファ層14,光反射層16,第1クラッ
ド層18,活性層20,第2クラッド層22,および第
1半導体62を順次積層する。第1半導体62は前記キ
ャップ層26と同様にして結晶成長させれば良く、図8
の(a)はこの状態である。その後、反応炉から一旦取
り出して、同図の(b)に示されているように、第1半
導体62の上面のうち上部電極30の取付位置の直下に
位置する部分に同じパターンのレジスト68をスピンコ
ートする。そして、過酸化水素水(H2 O2 )と酒石酸
(C4 H6 O6 )の混合液を用いて、表面の第1半導体
62のみを選択エッチングする。同図の(c)は、この
エッチング後の状態であり、レジスト68が設けられた
上部電極30の直下部分のみを残して第1半導体62が
除去される。
発明に従って製造され、先ず、MOCVD装置により基
板12上にバッファ層14,光反射層16,第1クラッ
ド層18,活性層20,第2クラッド層22,および第
1半導体62を順次積層する。第1半導体62は前記キ
ャップ層26と同様にして結晶成長させれば良く、図8
の(a)はこの状態である。その後、反応炉から一旦取
り出して、同図の(b)に示されているように、第1半
導体62の上面のうち上部電極30の取付位置の直下に
位置する部分に同じパターンのレジスト68をスピンコ
ートする。そして、過酸化水素水(H2 O2 )と酒石酸
(C4 H6 O6 )の混合液を用いて、表面の第1半導体
62のみを選択エッチングする。同図の(c)は、この
エッチング後の状態であり、レジスト68が設けられた
上部電極30の直下部分のみを残して第1半導体62が
除去される。
【0040】その後、O2 プラズマにてアッシング処理
を行うことにより、同図の(d)に示されているように
レジスト68を除去するとともに、これを再度MOCV
D装置の反応炉内にセットして、同図の(e)に示され
ているように、第2クラッド層22および第1半導体6
2上に、その第1半導体62よりも2桁程度高い濃度で
Znをドーピングしつつp−Ga0.9 Al0.1 Asから
成る第2半導体64を結晶成長させる。このように第2
半導体64が設けられた半導体ウェハを反応炉から取り
出して、上部電極30および下部電極32をそれぞれ第
2半導体62および基板12に取り付けることにより、
図7に示されている面発光型発光ダイオード60が得ら
れる。
を行うことにより、同図の(d)に示されているように
レジスト68を除去するとともに、これを再度MOCV
D装置の反応炉内にセットして、同図の(e)に示され
ているように、第2クラッド層22および第1半導体6
2上に、その第1半導体62よりも2桁程度高い濃度で
Znをドーピングしつつp−Ga0.9 Al0.1 Asから
成る第2半導体64を結晶成長させる。このように第2
半導体64が設けられた半導体ウェハを反応炉から取り
出して、上部電極30および下部電極32をそれぞれ第
2半導体62および基板12に取り付けることにより、
図7に示されている面発光型発光ダイオード60が得ら
れる。
【0041】このような面発光型発光ダイオード60に
おいては、動作電流は不純物濃度が高くて自由キャリア
が多い第2半導体64を流れ易いため、第1半導体62
と同一平面およびそれよりも下部に位置する活性層20
においては、上部電極30の直下部分以外の部分を動作
電流は流れることになり、その直下部分以外の部分で主
に光が発せられるようになって光取出し効率が向上す
る。しかも、この実施例では第2半導体64の結晶成長
の過程で不純物を高濃度でドーピングすれば良いため、
拡散やイオン注入等の面倒な操作が不要であるととも
に、その第2半導体64上に上部電極30が設けられる
ため、前記キャップ層26の表層部に低抵抗層を設けた
面発光型発光ダイオード42と同様に、動作電流が拡が
り易くなって動作電圧を低く維持しつつ光取出し効率を
一層向上させることができる。
おいては、動作電流は不純物濃度が高くて自由キャリア
が多い第2半導体64を流れ易いため、第1半導体62
と同一平面およびそれよりも下部に位置する活性層20
においては、上部電極30の直下部分以外の部分を動作
電流は流れることになり、その直下部分以外の部分で主
に光が発せられるようになって光取出し効率が向上す
る。しかも、この実施例では第2半導体64の結晶成長
の過程で不純物を高濃度でドーピングすれば良いため、
拡散やイオン注入等の面倒な操作が不要であるととも
に、その第2半導体64上に上部電極30が設けられる
ため、前記キャップ層26の表層部に低抵抗層を設けた
面発光型発光ダイオード42と同様に、動作電流が拡が
り易くなって動作電圧を低く維持しつつ光取出し効率を
一層向上させることができる。
【0042】一方、不純物を高濃度ドープした部分では
自由キャリアによる光の吸収が大きくなるため、光取出
し効率を高めるためにはその高濃度ドープ部分の厚さを
薄くすることが望まれるが、前述した各実施例のように
拡散やイオン注入で不純物をドーピングする場合には、
不純物の高濃度ドープ部分の厚さを薄くすることが困難
で一般に2μm程度以上となり、光吸収が比較的大きい
とともに、その高濃度ドープ部分の厚さを制御すること
が困難で品質にばらつきが生じ易い。これに対し、第2
半導体64の結晶成長過程で不純物を高濃度でドーピン
グすれば良い本実施例においては、第2半導体64の膜
厚制御やその膜厚を2μm以下にしたりすることが容易
に可能で、光吸収の少ない一定品質の面発光型発光ダイ
オード60を安定して製造できる利点がある。
自由キャリアによる光の吸収が大きくなるため、光取出
し効率を高めるためにはその高濃度ドープ部分の厚さを
薄くすることが望まれるが、前述した各実施例のように
拡散やイオン注入で不純物をドーピングする場合には、
不純物の高濃度ドープ部分の厚さを薄くすることが困難
で一般に2μm程度以上となり、光吸収が比較的大きい
とともに、その高濃度ドープ部分の厚さを制御すること
が困難で品質にばらつきが生じ易い。これに対し、第2
半導体64の結晶成長過程で不純物を高濃度でドーピン
グすれば良い本実施例においては、第2半導体64の膜
厚制御やその膜厚を2μm以下にしたりすることが容易
に可能で、光吸収の少ない一定品質の面発光型発光ダイ
オード60を安定して製造できる利点がある。
【0043】以上、本発明の幾つかの実施例を図面に基
づいて詳細に説明したが、本発明は更に別の態様で実施
することもできる。
づいて詳細に説明したが、本発明は更に別の態様で実施
することもできる。
【0044】例えば、前記実施例では上部電極30から
下部電極32に向かって動作電流が流れるようになって
いたが、下部電極32から上部電極30に向かって動作
電流が流れる面発光型発光ダイオードにも本発明は適用
され得るのであり、第2発明ではnpnとなるサンドイ
ッチ構造部を設けるとともに、上部電極の直下部分以外
の部分にSe,Sn等のn型不純物を拡散して中間層の
p型をn型に反転させれば良く、第3発明では上部電極
の直下部分以外の部分にn型不純物を拡散してn型のキ
ャリア濃度を高くするようにすれば良く、第4発明では
n型不純物をドーピングしつつ第1半導体および第2半
導体を結晶成長させれば良い。
下部電極32に向かって動作電流が流れるようになって
いたが、下部電極32から上部電極30に向かって動作
電流が流れる面発光型発光ダイオードにも本発明は適用
され得るのであり、第2発明ではnpnとなるサンドイ
ッチ構造部を設けるとともに、上部電極の直下部分以外
の部分にSe,Sn等のn型不純物を拡散して中間層の
p型をn型に反転させれば良く、第3発明では上部電極
の直下部分以外の部分にn型不純物を拡散してn型のキ
ャリア濃度を高くするようにすれば良く、第4発明では
n型不純物をドーピングしつつ第1半導体および第2半
導体を結晶成長させれば良い。
【0045】また、前記実施例では不純物としてZnを
用いていたが、Cd等の他のp型不純物を用いることも
可能である。これ等の不純物は、発光ダイオードを構成
する半導体の種類等を考慮して適宜定められる。
用いていたが、Cd等の他のp型不純物を用いることも
可能である。これ等の不純物は、発光ダイオードを構成
する半導体の種類等を考慮して適宜定められる。
【0046】また、前記第1実施例ではZnAs2 74
と共に半導体ウェハ36を石英アンプル76内に真空封
入して加熱することによりZnを拡散していたが、Zn
を混合したSOGを塗布した後高温でZnを拡散するな
ど、良く知られた種々の拡散手段を採用することもでき
る。
と共に半導体ウェハ36を石英アンプル76内に真空封
入して加熱することによりZnを拡散していたが、Zn
を混合したSOGを塗布した後高温でZnを拡散するな
ど、良く知られた種々の拡散手段を採用することもでき
る。
【0047】また、上記不純物拡散を行う範囲は上部電
極30の直下部分以外の部分と厳密に一致させる必要は
なく、部分的に上部電極30の直下部分を含んでいた
り、上部電極30の直下部分以外の部分の一部が不純物
拡散されなかったりしても良い。イオン注入を行う場合
も同様であり、第1半導体62および第2半導体64に
より電流制御層66が構成されている面発光型発光ダイ
オード60については、その第1半導体62のパターン
を上部電極30と厳密に一致させる必要はない。
極30の直下部分以外の部分と厳密に一致させる必要は
なく、部分的に上部電極30の直下部分を含んでいた
り、上部電極30の直下部分以外の部分の一部が不純物
拡散されなかったりしても良い。イオン注入を行う場合
も同様であり、第1半導体62および第2半導体64に
より電流制御層66が構成されている面発光型発光ダイ
オード60については、その第1半導体62のパターン
を上部電極30と厳密に一致させる必要はない。
【0048】また、前記実施例では有機金属化学気相成
長法を利用した製造法について説明したが、分子線エピ
タキシー法,気相エピタキシー法,液相エピタキシー法
を利用したものなど、他の種々の製造法を採用できる。
長法を利用した製造法について説明したが、分子線エピ
タキシー法,気相エピタキシー法,液相エピタキシー法
を利用したものなど、他の種々の製造法を採用できる。
【0049】また、前記実施例ではGaAs/GaAl
Asダブルヘテロ構造の面発光型発光ダイオードについ
て説明したが、そのGaとAlとの組成比率を適宜変更
できることは勿論、GaP,InP,InGaAsPな
どから成るダブルヘテロ構造の発光ダイオードや、単な
るpn接合から成る発光ダイオードにも本発明は同様に
適用され得る。各層の膜厚についても適宜定められる。
Asダブルヘテロ構造の面発光型発光ダイオードについ
て説明したが、そのGaとAlとの組成比率を適宜変更
できることは勿論、GaP,InP,InGaAsPな
どから成るダブルヘテロ構造の発光ダイオードや、単な
るpn接合から成る発光ダイオードにも本発明は同様に
適用され得る。各層の膜厚についても適宜定められる。
【0050】また、前記実施例では上部電極30がキャ
ップ層26,第2半導体64の上面28,67の中央部
に設けられていたが、上部電極をそれ等の上面28,6
7の周縁部に設けて中央部から光を取り出すように構成
することも可能である。
ップ層26,第2半導体64の上面28,67の中央部
に設けられていたが、上部電極をそれ等の上面28,6
7の周縁部に設けて中央部から光を取り出すように構成
することも可能である。
【0051】また、前記面発光型発光ダイオード10や
50についても、図4の(c)の面発光型発光ダイオー
ド42と同様にキャップ層26の表層部に浅くZn等の
不純物を拡散して電気抵抗の低い低抵抗層を設けること
が可能である。キャップ層26の上に電気抵抗の低い薄
膜などを設けて低抵抗層を形成することもできる。
50についても、図4の(c)の面発光型発光ダイオー
ド42と同様にキャップ層26の表層部に浅くZn等の
不純物を拡散して電気抵抗の低い低抵抗層を設けること
が可能である。キャップ層26の上に電気抵抗の低い薄
膜などを設けて低抵抗層を形成することもできる。
【0052】また、前記面発光型発光ダイオード60の
第1半導体62はp−Ga0.9 Al0.1 Asにて構成さ
れていたが、例えばp−GaAsの場合には、レジスト
68の代わりにプラズマCVD法により酸化膜を形成す
るとともに、選択エッチング液として過酸化水素水とア
ンモニアの混合液を用いれば良く、その酸化膜は反応性
イオンエッチングで除去すれば良い。
第1半導体62はp−Ga0.9 Al0.1 Asにて構成さ
れていたが、例えばp−GaAsの場合には、レジスト
68の代わりにプラズマCVD法により酸化膜を形成す
るとともに、選択エッチング液として過酸化水素水とア
ンモニアの混合液を用いれば良く、その酸化膜は反応性
イオンエッチングで除去すれば良い。
【0053】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図1】第2発明の一実施例である面発光型発光ダイオ
ードを説明する構造図である。
ードを説明する構造図である。
【図2】図1の面発光型発光ダイオードを第5発明に従
って製造する際の製造工程を説明する図である。
って製造する際の製造工程を説明する図である。
【図3】図1の面発光型発光ダイオードのZn拡散工程
を説明する図である。
を説明する図である。
【図4】図1の面発光型発光ダイオードの光出力を測定
した際の比較例を示す図である。
した際の比較例を示す図である。
【図5】第3発明の一実施例である面発光型発光ダイオ
ードを説明する構造図である。
ードを説明する構造図である。
【図6】図5の面発光型発光ダイオードを第6発明に従
って製造する際の製造工程を説明する図である。
って製造する際の製造工程を説明する図である。
【図7】第4発明の一実施例である面発光型発光ダイオ
ードを説明する構造図である。
ードを説明する構造図である。
【図8】図7の面発光型発光ダイオードを第7発明に従
って製造する際の製造工程を説明する図である。
って製造する際の製造工程を説明する図である。
10,40,42,50,60:面発光型発光ダイオー
ド 22:第2クラッド層 24:電流ブロック層(電流制御層) 26:キャップ層 28,67:上面(光取出し面) 30:上部電極 32:下部電極 52,66:電流制御層 62:第1半導体 64:第2半導体
ド 22:第2クラッド層 24:電流ブロック層(電流制御層) 26:キャップ層 28,67:上面(光取出し面) 30:上部電極 32:下部電極 52,66:電流制御層 62:第1半導体 64:第2半導体
Claims (7)
- 【請求項1】基板上にp型半導体およびn型半導体が積
層されるとともに最上部に光取出し面が形成され、該光
取出し面に取り付けられた上部電極と前記基板の下面に
取り付けられた下部電極との間に動作電流が通電される
ことにより、該光取出し面から光を放射する面発光型発
光ダイオードであって、 前記光取出し面と平行な平面内において前記上部電極の
直下部分以外の部分の不純物濃度が高められ、該直下部
分以外の部分を前記動作電流が流れ易くなるようにした
電流制御層を有することを特徴とする面発光型発光ダイ
オード。 - 【請求項2】前記光取出し面の近傍に導電型がpnpま
たはnpnとなるサンドイッチ構造部を有するととも
に、該光取出し面の前記上部電極が取り付けられる部分
以外の部分から、前記サンドイッチ構造部の中間層の導
電型を反転させるための不純物が拡散またはイオン注入
されることにより、該中間層によって前記電流制御層が
構成されている請求項1に記載の面発光型発光ダイオー
ド。 - 【請求項3】前記電流制御層は、前記光取出し面の前記
上部電極が取り付けられる部分以外の部分から電気を通
し易くするための不純物が拡散またはイオン注入されて
該上部電極の直下部分以外の部分の導電率が高められて
いるものである請求項1に記載の面発光型発光ダイオー
ド。 - 【請求項4】前記電流制御層は、前記上部電極の直下部
分のみに設けられた第1半導体と、該上部電極の直下部
分以外の部分も含めて該第1半導体上に設けられた該第
1半導体と同じ組成で該第1半導体よりも不純物濃度が
高い第2半導体のうち、該第1半導体と同一平面に位置
する部分とによって構成され、光を発する活性層よりも
上部に設けられたものである請求項1に記載の面発光型
発光ダイオード。 - 【請求項5】請求項2に記載の面発光型発光ダイオード
の製造方法であって、 前記光取出し面の近傍に導電型がpnpまたはnpnと
なるサンドイッチ構造部を形成する工程と、 前記光取出し面の前記上部電極が取り付けられる部分以
外の部分から、前記サンドイッチ構造部の中間層の導電
型を反転させるための不純物を拡散またはイオン注入す
る工程とを有することを特徴とする面発光型発光ダイオ
ードの製造方法。 - 【請求項6】請求項3に記載の面発光型発光ダイオード
の製造方法であって、 前記光取出し面の前記上部電極が取り付けられる部分以
外の部分から電気を通し易くするための不純物を拡散ま
たはイオン注入する工程を有することを特徴とする面発
光型発光ダイオード。 - 【請求項7】請求項4に記載の面発光型発光ダイオード
の製造方法であって、 前記活性層よりも上部において前記第1半導体を結晶成
長させる工程と、 該第1半導体のうち前記上部電極の直下部分以外の部分
を取り除く工程と、 前記第1半導体よりも不純物を高濃度でドーピングしつ
つ前記第2半導体を前記上部電極の直下部分以外の部分
も含めて該第1半導体上に結晶成長させる工程とを有す
ることを特徴とする面発光型発光ダイオードの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16412292A JPH05211345A (ja) | 1991-12-05 | 1992-05-29 | 面発光型発光ダイオードおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-348800 | 1991-12-05 | ||
| JP34880091 | 1991-12-05 | ||
| JP16412292A JPH05211345A (ja) | 1991-12-05 | 1992-05-29 | 面発光型発光ダイオードおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05211345A true JPH05211345A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=26489342
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16412292A Pending JPH05211345A (ja) | 1991-12-05 | 1992-05-29 | 面発光型発光ダイオードおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05211345A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0974219A (ja) * | 1995-09-04 | 1997-03-18 | Nec Corp | 面発光型ダイオード及びその製造方法 |
| JP2024504241A (ja) * | 2021-01-13 | 2024-01-31 | エイエムエス-オスラム インターナショナル ゲーエムベーハー | オプトエレクトロニクス半導体部品およびオプトエレクトロニクス半導体部品の製造方法 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP16412292A patent/JPH05211345A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0974219A (ja) * | 1995-09-04 | 1997-03-18 | Nec Corp | 面発光型ダイオード及びその製造方法 |
| US5821569A (en) * | 1995-09-04 | 1998-10-13 | Nec Corporation | Surface-emission type light-emitting diode and fabrication process therefor |
| JP2024504241A (ja) * | 2021-01-13 | 2024-01-31 | エイエムエス-オスラム インターナショナル ゲーエムベーハー | オプトエレクトロニクス半導体部品およびオプトエレクトロニクス半導体部品の製造方法 |
| JP2025024056A (ja) * | 2021-01-13 | 2025-02-19 | エイエムエス-オスラム インターナショナル ゲーエムベーハー | オプトエレクトロニクス半導体部品およびオプトエレクトロニクス半導体部品の製造方法 |
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