JPH05211891A - 酵素的対掌体選択性加水分解による遊離形態または保護された形態で光学的に活性なビニルグリシンを製造する方法 - Google Patents

酵素的対掌体選択性加水分解による遊離形態または保護された形態で光学的に活性なビニルグリシンを製造する方法

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JPH05211891A
JPH05211891A JP4230480A JP23048092A JPH05211891A JP H05211891 A JPH05211891 A JP H05211891A JP 4230480 A JP4230480 A JP 4230480A JP 23048092 A JP23048092 A JP 23048092A JP H05211891 A JPH05211891 A JP H05211891A
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ゲルト・フユリング
Gerhard Dr Kretzschmar
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ビニルグリシンまたはビニルグリシン先駆体
のラセミ混合物を生成または水性有機媒体中でタンパク
分解活性酵素と反応させることによって酵素的対掌体選
択性加水分解により、遊離形態または保護された形態で
光学的に活性なビニルグリシンを製造する。 【効果】 この方法によるとビニルグリシンのD−およ
びL−対掌体が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊離形態または保護さ
れた形態で光学的に活性な形態でビニルグリシンまたは
その誘導体を合成する方法に関する。
【0002】
【従来技術】ビニルグリシンは、3,4−デヒドロアミ
ノ酸の群の最も単純な代表である。この化合物群および
特にビニルグリシンは、その酵素禁止性により興味深い
〔Meffre et al., Synthetic
Communications 19, 3457
(1989年)〕。
【0003】更に、天然および活性物質の製造用の光学
的活性合成成分として、ビニルグリシン誘導体は、最も
重要である。例えば、Wada等〔Tetrahedr
onLett. 23, 4563(1982年)〕
は、保護されたL−グリシンのアクチビシンへの転化を
記載している。この化合物は、抗腫瘍活性を有してい
る。Thornberry等〔J.Am. Chem.
Soc. 109,7543(1987年)〕は、D
−ビニルグリシンを大腸菌B−アラニンラセマーゼ禁止
剤であるD−クロロビニルグリシンの合成成分として利
用している。Shaw等〔J.Org.Chem.5
0,4515(1985年)〕は、D−ビニルグリシン
誘導体をミトマイシン類縁体に転化している。この化合
物群は、抗腫瘍および抗菌活性を有している。DE第
3,817,956A1号明細書において、保護された
L−ビニルグリシン誘導体を農薬、防黴剤および抗菌性
含燐L−アミノ酸の合成に使用することを記載してい
る。
【0004】光学活性ビニルグリシン先駆体の合成それ
自体は公知である。このために、好適なホモキラルアミ
ノ酸を特に出発原料として使用する〔Pellicia
riet al,. Synthetic Commu
nications 18(1988年);Rapop
ort et al. J. Org. Chem.
45,4817(1980年)〕。ターゲット分子ビニ
ルグリシンの構造は、この場合利用するアミノ酸の立体
化学により予め特定されている。従って、光学的に純粋
なアミノ酸から出発する光学活性ビニルグリシンの全て
の合成方法は、天然L−アミノ酸が実際に容易に入手で
きるが非天然D−アミノ酸がD−ビニルグリシンの可能
な先駆体としてより一層高価であるという共通の欠点を
有している。唯一の工業的に重大な別法は、Repop
ort〔Meffre etal. Syntheti
c Communications, 19, 345
7(1987年)〕によるメチオニン経路合成変法であ
る。しかしながら、メチオニンの場合、大規模で合成製
造されるラセミ体が光学的に純粋な対立物よりも容易に
入手できる。
【0005】光学的に純粋なビニルグリシン対立物の製
造に対する別法として、ラセミビニルグリシン先駆体の
合成に続いて分割が考えられる。古典的なアミノ酸合成
に基づくビニルグリシンラセミ体の合成は、文献から好
適に知られている(例えば、Meffre et a
l. Synthetic Communicatio
ns, 19, 3457(1987年)およびそれに
記載の文献を参照のこと)。加えて、上記の方法をL−
ビニルグリシンからD,L−アミノ酸から出発する対応
するラセミ合成変法でのL−アミノ酸からのL−ビニル
グリシンに拡張することは当業者に幅広く理解される。
【0006】しかしながら、ラセミ体からの化学的また
は生触媒分割によるビニルグリシンまたはまたは好適な
先駆体光学的に純粋な対立物のL−選択的分解による有
効な合成方法はなおも知られていない。Friis等
〔Acta Scandinavia B 28,31
7()1974年)〕は、L−アミノ鎖オキシターゼに
よるD−対掌体の製造を出版した。L−対掌体の単離
は、対応するケトカルボン酸への分解を考慮すると不可
能である。Friis等は、通常のアミノ酸合成により
1ないし7%収率でビニルグリシンを合成し、ラセミ体
をL−選択性酵素脱アミノ化した。L−アミノ酸オキシ
ターゼの使用により、これらは、光学的に富化されたD
−ビニルグリシンを約25%の光学的収率で得;bak
er酵母を用いたrac−ビニルグリシンは少なくとも
82%ee(対掌体過剰)をもたらした。しかしなが
ら、最後に記載したアプローチは、200mgのビニル
グリシンに対して5gのbaker酵母を考慮すると工
業的に不適当であるとみなされる。
【0007】加水分解酵素を使用する対掌選択性エステ
ル加水分解またはN−アシル分裂によるアミノ酸誘導体
の分割も公知である。N−保護されたアミノ酸エステル
の加水分解活性酵素による立体特異性エステル加水分解
が、例えばDE第2,927,534号明細書に記載さ
れている。アシラーゼをアミノ酸誘導体の分割に使用す
ることは、例えばChenault等〔J.Am.Ch
em.Soc.111.6354m1987年〕により
記載されている。この反応において、酵素アシラーゼ
は、L−対掌体の脱アシル化を選択的に触媒する。L−
対掌体は、D−アセチル誘導体から単純な方法で分離で
きる。
【0008】一方、3,4−デヒドロアミノ酸が特別な
位置を占め、そして酵素加水分解が問題、例えば酵素加
水分解の際のラセミ化により影響されることが知られて
いる〔Havlicek et al.,Collec
t. Czexh.Chem.Commun.55,2
074,1990年、特に第2078頁〕。
【0009】3,4−デヒドロアミノ酸が酵素禁止剤と
してこれらの性質を考慮するかあるいは特別な化学的反
応性、例えば二重結合の容易な異性化等を考慮すると酵
素加水分解において特別な位置を占めるとみなさざろう
得ない。
【0010】上記文献例は、3,4−デヒドロアミノ酸
の生物触媒分割に対する試みの場合工業的規模で有効で
あるビニルグリシン誘導体の酵素加水分解を行うのが不
可能であるということを示している。
【0011】これらの例は付加的に、3,4−デヒドロ
アミノ酸の生物触媒分割が期待された化学反応に従って
進行せず、各反応が特別な位置を占めることを示してい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ビニルグリシン先駆体
の反応に関して、キラル体の2つの中心の存在下に、酵
素攻撃は両方の中心で期待されジアステレオマー混合物
だけとなる。純粋な対掌体をもたらす2つのキラル体の
中心を持つ化合物の酵素反応は知られていない。
【0013】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、ラセミ
ビニルグリシンまたはラセミビニルグリシン誘導体が高
い化学的および光学的収率で酵素エステル加水分解によ
り光学的対立物に分割できることを見出した。
【0014】従って、本発明は、ビニルグリシンまたは
ビニルグリシン先駆体の酵素的分割方法であって、水性
または水性−有機媒体中で加水分解活性酵素と、 a)式I
【0015】
【化3】
【0016】〔式中、R1 は分枝されていないまたは分
枝状のC1 〜C20−アルコキシ(このものは置換されて
いないかあるいは1種類またはそれ以上のハロゲン残
基、例えば弗素、塩素、臭素または沃素で置換されるか
あるいはC1 〜C8 −アルコキシによりまたはフェニル
またはC1 〜C12−アルキル、C1 〜C12−アルコキ
シ、ハロゲン、ニトロおよびCF3 からなる群から選択
された1ないし3個の置換基を持つフェニルで一または
多置換されている)であるか、あるいは1個またはそれ
以上のC1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ基お
よびハロゲン原子で置換することができるC3 〜C8
シクロアルキルであるか、あるいはC2 〜C10−アルケ
ニルまたはC3 〜C10−アルキニルであり、そしてR2
およびR3 は水素原子、ホルミル、分枝されていまいま
たは分枝状の(C1〜C20−アルキル)カルボニル(ア
ルキル部分において1個またはそれ以上のヒドロキシ
ル、ハロゲンおよびフェニル残基(このものはC1 〜C
12−アルキル、C1 〜C12−アルコキシ、ハロゲン、ニ
トロおよびCF3 からなる群から選ばれた3個までの残
基で置換することができる)であるか、あるいはR2
よびR3は、C1 〜C4 −アルコキシおよびC1 〜C4
−アルキルチオであり、そしてベンゾイルまたはC1
12−アルキル、C1 〜C12−アルコキシ、ハロゲン、
ニトロおよびCF3 からなる群から選択された1ないし
3個の残基で置換されたベンゾイルであるか、あるいは
アミノ基に常套でありかつ当該技術分野に公知のその他
の保護基であり、R2 は各場合においてR3 と等しいか
等しくなく、あるいはR1 が上記の意味を持ちなおかつ
2 はR3 と一緒にベンゼン−1,2−ジカルボニル残
基を形成することができる〕で表されるD−およびL−
化合物の混合物を反応させ、あるいは b)式II
【0017】
【化4】
【0018】(式中、R1 、R2 およびR3 はa)で記
載された意味を持つ)で表される化合物を反応させるこ
とからなる、上記方法に関する。
【0019】出発物質として、式Iの化合物(ビニルグ
リシンおよびその誘導体)または式IIの化合物を構成
ぼぐ先駆体として使用し、これはラセミ体混合物として
存在し、そして置換基R1 、R2 およびR3 は上記の意
味を持つ。式IのD−対掌体は加水分解されない。
【0020】分割について、式IIの化合物を式Iの化
合物に転化し、そして光学的対立物に既術の通りに分割
するかあるいは分割に関して式IIの化合物を同様にし
て酵素と反応させ順に式IIのL−体だけをR1 =OH
である式IIの化合物に加水分解する。
【0021】D−体は、酵素加水分解されず、そして式
IIの化合物として残存する。式Iのビニルグリシン誘
導体ビニルグリシンへの転化それ自体は既知であり、R
1 =OHである式IIのK−体がエステル化合物の既知
の方法により予め式IIの化合物に光学的に転化され
る。
【0022】特に重要なのは、R1 が置換されいないか
あるいは弗素または塩素原子で一または多置換された、
またはC1 〜C4 −アルコキシで、あるいはフェニルま
たはC1 〜C4 −アルキル、C1 〜C4 −アルコキシ、
ハロゲンおよびニトロからなる群から選択された1ない
し3個の置換基を持つフェニルで一または多置換された
非分枝鎖状または分枝鎖状のC1 〜C8 −アルコキシで
あり、そしてR2 およびR3 が水素原子、ホルミル、非
分枝状または分枝状の(C1 〜C10−アルキル)カルボ
ニル(このものは置換されていないかまたはアルキル部
位において1ないし3個のヒドロキシル、ハロゲンまた
はC1 〜C4 −アルキル、C1〜C4 −アルコキシ、ハ
ロゲン、ニトロおよびCF3 からなる群から選択された
3個までの置換基で置換することができるフェニル残
基、C1 〜C4 −アルコキシおよびC1 〜C4 −アルキ
ルチオであるか、ベンゾイルまたはC1 〜C4 −アルキ
ル、C1 〜C4 −アルコキシ、ハロゲンおよびニトロか
らなる群から選択された1ないし3個の残基で置換れた
ベンゾイルであるか、またはアミノ基に常套でありかつ
当該技術分野に公知のその他の保護基であり、特に非分
枝状または分枝状の(C1 〜C20−アルコキシ)カルボ
ニルおよびC1〜C20−アルキルスルホニル〔各場合、
置換されていないかまたはアルキル部分においてヒドロ
キシル、ハロゲン、C1 〜C4 −アルコキシ、C1 〜C
4 −アルキルチオ、フェニルまたはC1 〜C12−アルキ
ル、C1 〜C12−アルコキシ、ハロゲン、ニトロおよび
CF3 残基からなる群から選択された1ないし3個の置
換基を持つフェニルで置換されているフェニルおよびフ
ェニルスルホニル(C1 〜C12−アルキル、C1 〜C12
−アルコキシ、ハロゲン、ニトロおよびCF3 からなる
群から選択された1ないし3個の残基で置換ことができ
る)からなる群から選択された1個またはそれ以上の残
基で置換されている〕からなる群から選ばれ、そして殊
に(C1 〜C10−アルコキシ)カルボニルおよびC1
20−アルキルスルホニル(各場合、置換されていない
かまたはアルキル部分においてヒドロキシル、ハロゲ
ン、メトキシ、エトキシ、フェニルまたはC1 〜C4
アルキル、C1 〜C4 −アルコキシ、ハロゲンおよびニ
トロからなる群から選択された1ないし3個の置換基を
持つフェニル残基で置換されている)からなる群から選
択され、各場合R2 はR3 と等しいか等しくない式Iの
D−およびL−ビニルグリシンまたはビニルグリシン誘
導体の混合物を使用することからなる本発明による方法
である。
【0023】殊に好ましい出発物質は、R1 が非分枝状
または分枝状のC1 〜C6 −アルコキシ、好ましくはメ
トキシ、エトキシ、イソプロポキシまたはベンジルオキ
シであり、R2 およびR3 が水素、ホルミル、非分枝状
または分枝状の(C1 〜C6 −アルキル)カルボニル、
好ましくはアセチル(このものは置換されていなくとも
アルキル部分において1ないし3個のハロゲンまたはフ
ェニル残基で置換されていてもよい)であるか、ベンゾ
イルまたはC1 〜C4 −アルキル、C1 〜C4 −アルコ
キシ、ハロゲンおよびニトロからなる群から選択された
1ないし3個の残基で置換されたベンゾイルであるかま
たは非分枝状または分枝状のC1 〜C6 −アルコキシカ
ルボニル、好ましくはメトキシカルボニル、tert−
ブトキシカルボニル(BOC9またはベンジルオキシカ
ルボニル(Z)(このものもまたフェニル環においてC
1 〜C 4 −アルキル、C1 〜C4 −アルコキシおよびハ
ロゲンからなる群から選択された3個までの残基で置換
することができる)であり、各場合R2 はR3 と等しい
か等しくない上記式IのD−およびL−ビニルグリシン
またはビニルグリシン誘導体の混合物である。
【0024】C1 〜C6 −アルキルは特にメチル、エチ
ル、1−プロピルまたは2−プロピル、n−、i−、t
ert−または2−ブチル、3−メチルブト−2−イ
ル、n−、i−、tert−2−または3−ペンチル、
n−ヘキシルまたは立体異性ヘキシルである。C1 〜C
6 −アルコキシは特に(C1 〜C6 −アルキル)オキシ
(この場合のアルキル残基は上記意味を持つ)である。
【0025】式IIのビニルグリシン先駆体への対掌体
選択性酵素分割も高い転化率でそして高い化学的かつ光
学的収率で行うことができ、L−対掌体が選択的に加水
分解されるとういうことも見出した。
【0026】式Iの化合物について実施した、特に好ま
しい置換基において実施した置換基R2 およびR3 の定
義も式IIの化合物い適する。式IIのビニルグリシン
先駆体の場合の用語DまたはLは、保護されたアミノ基
に接続されたカルボン酸に対してα−位に位置される炭
素原子における構造だけを与える。硫黄原子における付
加的なキラルの中心の故に、式IIのビニルグリシン先
駆体(メチオニンスルホキシド誘導体)は、一般にラセ
ミ混合物でなく、ジアステレオマーの混合物である。し
かしながら、キラル硫黄原子は、驚くべきことに酵素分
割に対して効果を発揮しない。50%転化率で停止され
た酵素加水分解、すなわち各場合に利用された式IIの
メチオニン誘導体のジアステレオマー混合物のL−アミ
ノ酸が酵素加水分解された。
【0027】D,L−ビニルグリシン先駆体の合成は、
文献〔Meffre et al,上記を参照のこと〕
から公知の方法に基づいて行われるが、上記に記載のL
−メチオニンから出発する方法をラセミ変種に拡げて、
すなわち、D,L−メチオニンから出発する。
【0028】式IおよびIIの化合物におけるカルボン
酸エステル作用の本発明による対掌体選択性酵素加水分
解に、加水分解酵素、特に蛋白分解酵素およびエラスト
ラーゼ活性酵素が可能であり、特にセリンプロテアーゼ
およびスルフヒドリルプロテアーゼ、例えばスブチリシ
ン(EC 3.4.4.16)、α−チモトリプシン
(EC 3.4.4.5)、パパイン(EC 3.4.
4.10)、フィクシン、ブロメリンまたはターミター
ゼである。技術的酵素品質、例えばMaxatase
(商標名)(製造者Gist−Broxades N.
V., Delfy/オランダ)およびAlcalas
e(商標名)(製造者NOVO,Copenhagen
/デンマーク)の商品名のものが好ましい。
【0029】上記酵素は、遊離形または当業者に公知で
かつ常套の方法に従って〔Mosbach, Meth
ods Enzymol XLIV, Immbili
zed Enzymes, Academic Pre
ss,New York 1976年〕に従って固定し
た後に利用できる。各物質を水性媒体に容器または懸濁
して使用する。0.1%ないし飽和溶液までの濃度が懸
濁液で操作するのに可能である(飽和限界を越える基質
の使用量)。水不要性有機溶剤の添加を用いる2相範囲
での操作と同様に水溶性溶剤、例えばメタノールの添加
も個々の場合に実施可能である。
【0030】酵素分裂の反応温度は、一般に10ないし
80℃、好ましい20ないし50℃である。この方法を
バッチ法またはカラム法として連続的に行う。酵素加水
分解は、緩衝溶液中でまたは蒸留水中で行われる。緩衝
溶液およびその濃度は、当業者に公知である。例えば、
燐酸カリウム緩衝液にちては、0.01ないし5Mが使
用できる。
【0031】酵素加水分解を5ないし10のpHで、特
に6ないし9のpHで行うことが好ましい。この場合、
式IおよびIIのL−ビニルグリシン誘導体または先駆
体だけが適合し、そして基質としてのい酵素により加水
分解されるが、D−対掌体はなされない。
【0032】反応の経過は、例えば基質の減少に基づく
または生成物の増加に基づくHPLCにより監視するこ
とができる。替わりに、一定pHに必要とする塩基の添
加量により形成されたカルボン酸の量を測定することも
可能である。
【0033】反応生成物、すなわち、式IおよびIIの
D−ビニルグリシン先駆体およびR 1 がOHである式I
およびIIのL−ビニルグリシン先駆体、の分離および
単離は、原理的に公知のまたは常套の方法、例えば結
晶、蒸留、カラムクロマトグラフィー(吸収、イオン交
換)により、そして特に抽出により行われる。このため
に、反応溶液を6ないし12に調整し、もって加水分解
生成物をカルボン酸塩(R1 =O- + )として存在せ
しめかつ未反応の式IまたはIIのD−ビニルグリシン
エステルが好適な有機溶剤で抽出でき、L−誘導体カル
ボン酸塩として水相に残存せしめる。この場合、水相の
pHは、一方でカルボン酸塩の生成を確実とし、また他
方で式IまたはIIの化合物のカルボニルエステル作用
の加水分解を生じないように選択すべきである。D−誘
導体の分離後、水溶液を<5のpHに鉱酸、例えば塩酸
または硫酸で調整し、そしてR1 がOHである式Iまた
はIIのL−誘導体を好適な溶剤で遊離酸として抽出す
る。
【0034】別々に単離されたD−およびL−ビニルグ
リシン誘導体および先駆体は、、場合により更にカラム
クロマトグラフィー、結晶または蒸留により化学的精製
の後に、遊離のD−およびL−ビニルグリシン誘導体に
公知の方法で転化することができ〔冒頭に記載した文献
を参照のこと〕、R1 =OHである式IIのL−先駆体
はこれらを文献からそれ自体公知の方法により式Iの光
学的活性化合物に転化する前に、エステル合成の一般に
公知の方法、例えば鉱酸/アルコールにより式IIの化
合物に転化される。
【0035】D−またはL−化合物の光学的純度は、例
えば保護基を除去して遊離アミノ酸とした後にアミノ酸
に公知のHPLC分析法により測定できる。この目的の
ため、この反応から誘導された脱保護されたアミノ酸を
o−フタルアルデヒドおよび光学的に活性なチオール、
例えばBOC−システインまたはアセチルシステインで
原理的に公知の方法でで誘導し〔D. Asward,
AnalyticalBiochemistry 13
7,405(1984年)〕、しかる後D−およびL−
対掌体は、異なる保持時間を示す。代わりに、式Iおよ
びIIの化合物とする各合成順序を光学的に純粋なL−
アミノ酸から出発してして行い、そして分割により誘導
された単離されたビニルグリシン先駆体を光学的旋光生
成物に基づいて光学的純度について試験した。
【0036】純粋なD−またはL−対掌体は、酵素禁止
剤として使用できる。D−またはL−対掌体は付加的に
抗菌および細胞増殖抑制活性を有している。
【0037】
【実施例】本発明を以下に示す実施例により説明する。 例1 4.9g(19.7mモル)のD,L,Z−ビニルグリ
シンメチルエステルを20mlの0.1M燐酸カリウム
緩衝液(pH7)に懸濁し、800mgのAlcala
se(商標名)0.6(NOVO)の添加後、30℃で
3時間攪拌する。pHを約1規定NaOHの連続的添加
により反応の際にpH7で保持する。8.13mlの消
費の後、反応が完結し、そして反応溶液をpH8に調整
する。この反応溶液をCH2 Cl2 で数回抽出する。併
せた有機相を水性NaHCO3 で1回洗浄し、Na2
4 で乾燥し、そしてロータリーエバポレーターで減圧
下に蒸発乾固させる。D−Z−ビニルグリシンエステル
がオイル分として得られる。最初のCH2 Cl2 からの
水相をHClでpH2に調整し、そしてCH2 Cl 2
抽出する。第2の抽出段階からの併せた有機相をNa2
SO4 で乾燥し、そして減圧下に蒸発乾固させる。純粋
なL−Z−ビニルグリシンが白色固体として得られる。 L−Z−ビニルグリシンメチルエステル:1.79g
(37%) ee(例2の通りに測定)≧90%1 H−NMR(100MHz,CDCl3 ):δ=3.
78(s,3H,COOOMe);4.92(m,1
H,CH−N);5.10(s,2H,CH2 Ph);
5.30(m,2H,CH2 =CH);5.48(m,
br,1H,NH);5.90(m,1H,CH2 =C
H) L−Z−ビニルグリシン: 1.72g(37%) ee(例2の通りに測定)≧96%1 H−NMR(100MHz,CDCl3 ):δ=4.
95(m,1H,CH);5.13(s,2H,CH2
Ph);5.37(m,3H,CH2 =CHおよびN
H);5.91(m,1H,CH2 =CH);7.35
(s,5H,Ph)。 例2 例1からの25mgのL−Z−ビニルグリシンメチルエ
ステルを2.5mlの6規定HClに溶解し、そして還
流下に10ないし30分沸騰状態にまで加熱する。反応
混合物の100μlサンプルを採り、NaHPO4 /N
aOH溶液(pH10)で5mlとし、そして67μl
の500mgのBOC−システインの5mlエタノール
中の溶液33μlの333mgのo−フタルアルデヒド
の5mlのEtOH中の溶液で処理する。10分後、こ
の混合物をHPLC(カラム:LiChrosorb
(商標名)RP−8〔Merck Datmstadt
Cat.15540,LichriCART(商標
名)250−4〕;溶離剤:0.1規定燐酸カリウム緩
衝液(pH7)/メタノール=60:40;流速1ml
/分;決定:334nm;保持時間:L−ビニルグリシ
ンについて8.6分、D−ビニルグリシンについて1
0.7分)により分析する。8.6分において唯一一つ
のピークがこのサンプルにおいて観察された。 ee≧96%。 例3 2.74g(11mモル)のZ−D,L−ビニルグリシ
ンメチルエステルを48mlの0.1M燐酸カリウム緩
衝液(pH7)に懸濁し、64mgのAlcalase
(商標名)0.6(NOVO)の添加後、30℃で1.
5時間攪拌する。pHを約1規定NaOHの連続的添加
により反応の際にpH7で保持する。50.2mlの消
費の後、反応が完結し、そして反応溶液を例1に記載の
通りに後処理する。 L−Z−ビニルグリシンメチルエステル:1.54g
(56%)ee(例2の通りに測定) 75% L−Z−ビニルグリシン: 0.95g(33%) ee(例2の通りに測定)≧96%1 H−NMR(100MHz,CDCl3 ):各々例1
に対応する。 例4 5g(15.9mモル)のZ−D,L−メチオニンスル
ホキシドメチルエステルを70mlの0.1M燐酸カリ
ウム緩衝液(pH7)に懸濁し、92mgのAlcal
ase(商標名)0.6(NOVO)の添加後、30℃
で2.5時間攪拌する。pHを約1規定NaOHの連続
的添加により反応の際にpH7で保持する。83.3m
lの消費の後、反応が完結し、そして反応溶液を例1に
記載の通りに後処理する。 L−Z−メチオニンスルホキシドメチルエステル:1.
9g(38%) 〔α〕20 D :−13.2(CHCl3 1 H−NMR(100MHz,CDCl3 ):δ=2.
27(m,2H,CH2−CH2 );2.51(s,3
H,MeSO);2.76(m,2H,CH2 −C
2 );3.73(s,3H,COOOMe);4.4
7(m,1H,CH−N);5.08(s,2H,CH
2 Ph);5.88(m,1H,NH);7.35
(s,5H,Ph) L−Z−メチオニンスルホキシド: 2.2g(46
%) 〔α〕20 D :+25(CHCl3 1 H−NMR(100MHz,CDCl3 ):δ=2.
32(m,2H,CH2−CH2 );2.85(m,2
H,CH2 −CH2 );4.48(m,1H,CH−
N);5.08(s,2H,CH2 Ph);5.95
(m,1H,NH);7.31(s,5H,Ph);
8.38(s,br,COOH)。 例5 20g(64mモル)のZ−D,L−メチオニンスルホ
キシドメチルエステルを50mlの0.1M燐酸カリウ
ム緩衝液(pH7)に懸濁し、1gのAlcalase
(商標名)0.6(NOVO)の添加後、30℃で6時
間攪拌する。pHを約1規定NaOHの連続的添加によ
り反応の際にpH7で保持する。31.2mlの消費の
後、反応が完結し、そして反応溶液を例4に記載の通り
に後処理する。 L−Z−メチオニンスルホキシドメチルエステル:9.
8g(49%) 〔α〕20 D :−11(CHCl3 ) L−Z−メチオニンスルホキシド: 9.5g(50
%) 〔α〕20 D :+25(CHCl3 1 H−NMR(100MHz,CDCl3 ):各々例4
に対応する。 例6 1g(3.2mモル)のZ−D,L−メチオニンスルホ
キシドメチルエステルを40mlの0.1M燐酸カリウ
ム緩衝液(pH7)に懸濁し、20μlのMaxata
se(商標名)(Gist−Brcades)の添加
後、30℃で攪拌する。pHを約1規定NaOHの連続
的添加により反応の際にpH7で保持する。16.9m
lの消費の後、反応が完結し、そして反応溶液を例4に
記載の通りに後処理する。 L−Z−メチオニンスルホキシドメチルエステル:0.
51g(51%) 〔α〕20 D :−14(CHCl3 ) L−Z−メチオニンスルホキシド: 0.25g(26
%) 〔α〕20 D :+25(CHCl3 1 H−NMR(100MHz,CDCl3 ):各々例4
に対応する。 例7 340mg(1.14mモル)のZ−D,L−フェニル
アセチルメチオニンスルホキシドメチルエステルを10
mlの0.1M燐酸カリウム緩衝液(pH7)に採り、
50mlのAlcalase(商標名)の添加後、30
℃で1時間攪拌する。転化を0.05規定NaOHの連
続的添加により監視する。反応を9.4mlの0.05
規定NaOHNO消費時に、すなわち、50%のラセミ
体またはL−対掌体の100%転化時に停止する。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニルグリシンまたはビニルグリシン先
    駆体の酵素的分割方法であって、水性または水性−有機
    媒体中で加水分解活性酵素と、 a)式I 【化1】 〔式中、R1 は分枝されていないまたは分枝状のC1
    20−アルコキシ(このものは置換されていないかある
    いは1種類またはそれ以上のハロゲン残基、例えば弗
    素、塩素、臭素または沃素で置換されるかあるいはC1
    〜C8 −アルコキシによりまたはフェニルまたはC1
    12−アルキル、C1 〜C12−アルコキシ、ハロゲン、
    ニトロおよびCF3 からなる群から選択された1ないし
    3個の置換基を持つフェニルで一または多置換されてい
    る)であるか、あるいは1個またはそれ以上のC1 〜C
    4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ基およびハロゲン原
    子で置換することができるC3 〜C8 −シクロアルキル
    であるか、あるいはC2 〜C10−アルケニルまたはC3
    〜C10−アルキニルであり、そしてR2 およびR3 は水
    素原子、ホルミル、分枝されていまいまたは分枝状の
    (C1〜C20−アルキル)カルボニル(アルキル部分に
    おいて1個またはそれ以上のヒドロキシル、ハロゲンお
    よびフェニル残基(このものはC1 〜C12−アルキル、
    1 〜C12−アルコキシ、ハロゲン、ニトロおよびCF
    3 からなる群から選ばれた3個までの残基で置換するこ
    とができる)であるか、あるいはR2 およびR3は、C
    1 〜C4 −アルコキシおよびC1 〜C4 −アルキルチオ
    であり、そしてベンゾイルまたはC1 〜C12−アルキ
    ル、C1 〜C12−アルコキシ、ハロゲン、ニトロおよび
    CF3 からなる群から選択された1ないし3個の残基で
    置換されたベンゾイルであるか、あるいはアミノ基に常
    套でありかつ当該技術分野に公知のその他の保護基であ
    り、R2 は各場合においてR3 と等しいか等しくなく、
    あるいはR1 が上記の意味を持ちなおかつR2 はR3
    一緒にベンゼン−1,2−ジカルボニル残基を形成する
    ことができる〕で表されるD−およびL−化合物の混合
    物を反応させ、あるいは b)式II 【化2】 (式中、R1 、R2 およびR3 はa)で記載された意味
    を持つ)で表される化合物を反応させることからなる、
    上記方法。
  2. 【請求項2】 酵素がリパーゼ、好ましいエストラーゼ
    またはプロテアーゼである請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 R1 が置換されいないかあるいは弗素ま
    たは塩素原子で一または多置換された、またはC1 〜C
    4 −アルコキシで、あるいはフェニルまたはC1 〜C4
    −アルキル、C1 〜C4 −アルコキシ、ハロゲンおよび
    ニトロからなる群から選択された1ないし3個の置換基
    を持つフェニルで一または多置換された非分枝鎖状また
    は分枝鎖状のC1 〜C8 −アルコキシであり、そしてR
    2 およびR3 が水素原子、ホルミル、非分枝状または分
    枝状の(C1 〜C10−アルキル)カルボニル(このもの
    は置換されていないかまたはアルキル部位において1な
    いし3個のヒドロキシル、ハロゲンまたはC1 〜C4
    アルキル、C1〜C4 −アルコキシ、ハロゲン、ニトロ
    およびCF3 からなる群から選択された3個までの置換
    基で置換することができるフェニル残基、C1 〜C4
    アルコキシおよびC1 〜C4 −アルキルチオであるか、
    ベンゾイルまたはC1 〜C4 −アルキル、C1 〜C4
    アルコキシ、ハロゲンおよびニトロからなる群から選択
    された1ないし3個の残基で置換れたベンゾイルである
    か、またはアミノ基に常套でありかつ当該技術分野に公
    知のその他の保護基であり、特に非分枝状または分枝状
    の(C1 〜C20−アルコキシ)カルボニルおよびC1
    20−アルキルスルホニル〔各場合、置換されていない
    かまたはアルキル部分においてヒドロキシル、ハロゲ
    ン、C1 〜C4 −アルコキシ、C1 〜C4 −アルキルチ
    オ、フェニルまたはC1 〜C12−アルキル、C1 〜C12
    −アルコキシ、ハロゲン、ニトロおよびCF3 残基から
    なる群から選択された1ないし3個の置換基を持つフェ
    ニルで置換されているフェニルおよびフェニルスルホニ
    ル(C1 〜C12−アルキル、C1 〜C12−アルコキシ、
    ハロゲン、ニトロおよびCF3 からなる群から選択され
    た1ないし3個の残基で置換ことができる)からなる群
    から選択された1個またはそれ以上の残基で置換されて
    いる〕からなる群から選ばれ、そして殊に(C1 〜C10
    −アルコキシ)カルボニルおよびC1 〜C20−アルキル
    スルホニル(各場合、置換されていないかまたはアルキ
    ル部分においてヒドロキシル、ハロゲン、メトキシ、エ
    トキシ、フェニルまたはC1 〜C4 −アルキル、C1
    4 −アルコキシ、ハロゲンおよびニトロからなる群か
    ら選択された1ないし3個の置換基を持つフェニル残基
    で置換されている)からなる群から選択され、各場合R
    2 はR3 と等しいか等しくない請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 R1 が非分枝状または分枝状のC1 〜C
    6 −アルコキシ、好ましくはメトキシ、エトキシ、イソ
    プロポキシまたはベンジルオキシであり、R 2 およびR
    3 が水素、ホルミル、非分枝状または分枝状の(C1
    6 −アルキル)カルボニル、好ましくはアセチル(こ
    のものは置換されていなくともアルキル部分において1
    ないし3個のハロゲンまたはフェニル残基で置換されて
    いてもよい)であるか、ベンゾイルまたはC1 〜C4
    アルキル、C1 〜C4 −アルコキシ、ハロゲンおよびニ
    トロからなる群から選択された1ないし3個の残基で置
    換されたベンゾイルであるかまたは非分枝状または分枝
    状のC1 〜C6 −アルコキシカルボニル、好ましくはメ
    トキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル(B
    OC9またはベンジルオキシカルボニル(Z)(このも
    のもまたフェニル環においてC1 〜C4 −アルキル、C
    1 〜C4 −アルコキシおよびハロゲンからなる群から選
    択された3個までの残基で置換することができる)であ
    り、各場合R2 はR3 と等しいか等しくない上記請求項
    のいずれか一つの方法。
  5. 【請求項5】 C1 〜C6 −アルキルが特にメチル、エ
    チル、1−プロピルまたは2−プロピル、n−、i−、
    tert−または2−ブチル、3−メチルブト−2−イ
    ル、n−、i−、tert−、2−または3−ペンチ
    ル、n−ヘキシルまたは立体異性ヘキシルであり、そし
    てC1 〜C6 −アルコキシが特に(C1〜C6 −アルキ
    ル)オキシ(この場合のアルキル残基は上記意味を持
    つ)である上記請求項のいずれか一つの方法。
  6. 【請求項6】 酵素分裂を10ないし80℃、好ましく
    は20ないし50℃で行う請求項1ないし5のいずれか
    一つの方法。
  7. 【請求項7】 酵素を遊離形または非移動形で使用する
    請求項1ないし6のいずれか一つの方法。
  8. 【請求項8】 R1 =OHである式IのD−ビニルグリ
    シン誘導体および式Iのビニルグリシン誘導体のL−体
    を酵素加水分解により得る請求項1ないし7のいずれか
    一つの方法。
  9. 【請求項9】 R1 =OHである式IIのD−ビニルグ
    リシン先駆体または式IIのビニルグリシン誘導体のL
    −体を酵素加水分解により得る請求項1ないし8のいず
    れか一つの方法。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の得られた化合物を酵
    素禁止剤としておよび抗菌性および細胞増殖抑制物質と
    して使用する方法。
JP4230480A 1991-08-30 1992-08-28 酵素的対掌体選択性加水分解による遊離形態または保護された形態で光学的に活性なビニルグリシンを製造する方法 Pending JPH05211891A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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