JPH0521244A - 薄形トランス - Google Patents
薄形トランスInfo
- Publication number
- JPH0521244A JPH0521244A JP3173559A JP17355991A JPH0521244A JP H0521244 A JPH0521244 A JP H0521244A JP 3173559 A JP3173559 A JP 3173559A JP 17355991 A JP17355991 A JP 17355991A JP H0521244 A JPH0521244 A JP H0521244A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- plane
- coils
- loss
- thin transformer
- Prior art date
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- Pending
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 平面コイルを積層して成る薄形トランスにお
いて、高周波で使用する際の表皮効果による平面コイル
の損失を低減する。 【構成】 薄形トランスのコイル部を少なくとも3個の
平面コイル2a,2b,3で構成し、平面コイル3を2
個の平面コイル2a,2bで挟み込む構造として、平面
コイル2a,2bを一方のコイルとし、平面コイル3を
他方のコイルとする。ここで、平面コイル2a,2bを
並列に接続することにより、1個のコイルに流れる電流
による起磁力を減少させる。この起磁力の減少により表
皮効果の影響を少なくして、それによる損失を低減す
る。
いて、高周波で使用する際の表皮効果による平面コイル
の損失を低減する。 【構成】 薄形トランスのコイル部を少なくとも3個の
平面コイル2a,2b,3で構成し、平面コイル3を2
個の平面コイル2a,2bで挟み込む構造として、平面
コイル2a,2bを一方のコイルとし、平面コイル3を
他方のコイルとする。ここで、平面コイル2a,2bを
並列に接続することにより、1個のコイルに流れる電流
による起磁力を減少させる。この起磁力の減少により表
皮効果の影響を少なくして、それによる損失を低減す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチング電源等に
おいて、電力変換,絶縁などに用いられる薄形トランス
の改良に関し、特にコイル部の損失を低減する薄形トラ
ンスに関するものである。
おいて、電力変換,絶縁などに用いられる薄形トランス
の改良に関し、特にコイル部の損失を低減する薄形トラ
ンスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術で構成された薄形トランスの構
造を図6(a),(b)に示す。図6において、(a)
は一部分を破断した斜視図、(b)はその破断部Aの断
面図であり、θ,Z,rは空間の座標軸である。この従
来例の構成において、101は内部にリング状の空間S
を形成するための凹部を有する一対のフェライト磁心、
102は平面コイルで構成された一方のコイル、103
は同じく平面コイルで構成されたもう一方のコイルであ
る。コイル102とコイル103の巻数比は自在に設計
できるが、図例では4:1の場合を示している。コイル
102とコイル103とは、一対のフェライト磁心10
1同士で形成される内部空間S内において、充填材10
4により互いに絶縁され積層されて固定されている。
造を図6(a),(b)に示す。図6において、(a)
は一部分を破断した斜視図、(b)はその破断部Aの断
面図であり、θ,Z,rは空間の座標軸である。この従
来例の構成において、101は内部にリング状の空間S
を形成するための凹部を有する一対のフェライト磁心、
102は平面コイルで構成された一方のコイル、103
は同じく平面コイルで構成されたもう一方のコイルであ
る。コイル102とコイル103の巻数比は自在に設計
できるが、図例では4:1の場合を示している。コイル
102とコイル103とは、一対のフェライト磁心10
1同士で形成される内部空間S内において、充填材10
4により互いに絶縁され積層されて固定されている。
【0003】スイッチング電源のトランスは高周波で使
用されるので、そのコイルには表皮効果が現れる。この
ため、上記薄形トランスでは、各平面コイル102,1
03の厚さh′は、その平面コイル102,103に加
工されている導電板のスキンディプス(表皮効果の深
さ)δとほとんど同じ値に設計されていた。このスキン
ディプスδは、その導電板の導電率をσ、透過率を
μ0、平面コイル102,103に流れる電流の周波数
をfとして、次式で計算される値である。
用されるので、そのコイルには表皮効果が現れる。この
ため、上記薄形トランスでは、各平面コイル102,1
03の厚さh′は、その平面コイル102,103に加
工されている導電板のスキンディプス(表皮効果の深
さ)δとほとんど同じ値に設計されていた。このスキン
ディプスδは、その導電板の導電率をσ、透過率を
μ0、平面コイル102,103に流れる電流の周波数
をfとして、次式で計算される値である。
【0004】
【数1】
【0005】このような平面コイルの厚さをスキンディ
プスとほとんど同じ値にした薄形トランスの設計例は、
A.F.ゴールドバーク、J.G.カサキアン、M.
F.シュレヒトの各氏による「イシューズ リレイテッ
ド ツウ 1−10MHZ トランスフォーマ デザイ
ン」(IEEE Trans.onPower Ele
ctron.,4,January 1989)や「フ
ァイナイト エレメント アナリシス オブ カッパー
ロス イン 1−10MHZ トランスフォーマ」
(IEEE Trans.on Power Elec
tron.,4,April 1989)等の論文に紹
介されている。
プスとほとんど同じ値にした薄形トランスの設計例は、
A.F.ゴールドバーク、J.G.カサキアン、M.
F.シュレヒトの各氏による「イシューズ リレイテッ
ド ツウ 1−10MHZ トランスフォーマ デザイ
ン」(IEEE Trans.onPower Ele
ctron.,4,January 1989)や「フ
ァイナイト エレメント アナリシス オブ カッパー
ロス イン 1−10MHZ トランスフォーマ」
(IEEE Trans.on Power Elec
tron.,4,April 1989)等の論文に紹
介されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術における薄形トランスでは、平面コイルの厚さ
をスキンディプス以上としてもコイルの損失を減少でき
ないため、その損失を低減することが課題として残って
いた。図7は平面コイルの厚さを変えたときのコイルの
損失を示す計算図であり、平面コイルの厚さにはその損
失を最小とする値hoptが存在し、それ以上巻線の厚さ
を増加しても効果の無いことが示されている。
来の技術における薄形トランスでは、平面コイルの厚さ
をスキンディプス以上としてもコイルの損失を減少でき
ないため、その損失を低減することが課題として残って
いた。図7は平面コイルの厚さを変えたときのコイルの
損失を示す計算図であり、平面コイルの厚さにはその損
失を最小とする値hoptが存在し、それ以上巻線の厚さ
を増加しても効果の無いことが示されている。
【0007】本発明は、上記課題を解決するために創案
されたもので、その目的は、表皮効果を生ずる平面コイ
ルの損失を低減できる薄形トランスを提供することにあ
る。
されたもので、その目的は、表皮効果を生ずる平面コイ
ルの損失を低減できる薄形トランスを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の薄形トランスの構成においては、導電板
をスパイラル形状に加工した平面コイルを少なくとも3
個積層したコイル部と、このコイル部を挟み込む一対の
偏平なフェライト磁心とを備え、前記3個の平面コイル
の内、上下に配置された平面コイルが中間に配置された
平面コイルを挟み込む構造を有し、前記上下の平面コイ
ルを電気的に並列接続または直列接続して一方のコイル
とし、中間の平面コイルをもう一方のコイルとしたこと
を特徴としている。
めに、本発明の薄形トランスの構成においては、導電板
をスパイラル形状に加工した平面コイルを少なくとも3
個積層したコイル部と、このコイル部を挟み込む一対の
偏平なフェライト磁心とを備え、前記3個の平面コイル
の内、上下に配置された平面コイルが中間に配置された
平面コイルを挟み込む構造を有し、前記上下の平面コイ
ルを電気的に並列接続または直列接続して一方のコイル
とし、中間の平面コイルをもう一方のコイルとしたこと
を特徴としている。
【0009】
【作用】本発明は、平面コイルの構成とその平面コイル
の損失との関係を解析し、その解析結果に基づいて、平
面コイルの損失を最小にするコイルの構成を提示するも
のであって、薄形トランスを構成するコイルの少なくと
も一方を他方のコイルを挟む2個の平面コイルとし、こ
の2個の平面コイルを並列または直列に接続して1個の
コイルに流れる電流による起磁力を減少させる。この起
磁力の減少により、各コイルの厚さ方向に変化する磁束
の大きさを減少させ、コイルの表皮効果の影響を少なく
して、それによる損失を低減している。
の損失との関係を解析し、その解析結果に基づいて、平
面コイルの損失を最小にするコイルの構成を提示するも
のであって、薄形トランスを構成するコイルの少なくと
も一方を他方のコイルを挟む2個の平面コイルとし、こ
の2個の平面コイルを並列または直列に接続して1個の
コイルに流れる電流による起磁力を減少させる。この起
磁力の減少により、各コイルの厚さ方向に変化する磁束
の大きさを減少させ、コイルの表皮効果の影響を少なく
して、それによる損失を低減している。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0011】図1(a),(b)は本発明の薄形トラン
スの第1の実施例を示す構成図であり、(a)は薄形ト
ランスの断面図、(b)はコイルの接続図である。本実
施例の構成において、1は内部にリング状の空間Sを形
成するための凹部を有する一対のフェライト磁心、2
a,2b(以下、代表するときは2と記す)はそれぞれ
導電板をスパイラル状に加工して6ターンの平面コイル
とした一対のコイル、3は同じく導電板をスパイラル状
に加工して3ターンの平面コイルとしたコイル、4は充
填材である。一対の平面コイル2a,2bは、平面コイ
ル3を上下から挟み込むように配置され、平面コイル2
aと平面コイル2bとは図1(b)に示すように、外部
において電気的に並列接続されている。したがって、平
面コイル2と平面コイル3の巻数比は、6:3となる
が、この巻数比は自在に設計できることは言うまでもな
い。フェライト磁心1は薄形の円板状に形成され、その
一対の凹部同士が向い合わさって形成される内部空間S
内にコイル2a,2bとコイル3とが挟み込まれて、充
填材4により任意の厚さで絶縁され積層状態で固定され
る。
スの第1の実施例を示す構成図であり、(a)は薄形ト
ランスの断面図、(b)はコイルの接続図である。本実
施例の構成において、1は内部にリング状の空間Sを形
成するための凹部を有する一対のフェライト磁心、2
a,2b(以下、代表するときは2と記す)はそれぞれ
導電板をスパイラル状に加工して6ターンの平面コイル
とした一対のコイル、3は同じく導電板をスパイラル状
に加工して3ターンの平面コイルとしたコイル、4は充
填材である。一対の平面コイル2a,2bは、平面コイ
ル3を上下から挟み込むように配置され、平面コイル2
aと平面コイル2bとは図1(b)に示すように、外部
において電気的に並列接続されている。したがって、平
面コイル2と平面コイル3の巻数比は、6:3となる
が、この巻数比は自在に設計できることは言うまでもな
い。フェライト磁心1は薄形の円板状に形成され、その
一対の凹部同士が向い合わさって形成される内部空間S
内にコイル2a,2bとコイル3とが挟み込まれて、充
填材4により任意の厚さで絶縁され積層状態で固定され
る。
【0012】以上のように構成した第1の実施例の作用
とその効果を説明する。
とその効果を説明する。
【0013】本実施例は、2個の平面コイル2a,2b
を1個の平面コイル3の上下に配置し、その2個の平面
コイル2a,2bを並列接続して、2個の平面コイル2
a,2bに流れる電流を2等分し、1個の平面コイル2
aまたは2bに流れる電流による起磁力を減少すること
を目的にしている。このように起磁力を減少することに
よって、各コイルの厚さ方向に変化する磁束の大きさも
同時に減少できるので、コイルの表皮効果の影響を少な
くすることが可能である。
を1個の平面コイル3の上下に配置し、その2個の平面
コイル2a,2bを並列接続して、2個の平面コイル2
a,2bに流れる電流を2等分し、1個の平面コイル2
aまたは2bに流れる電流による起磁力を減少すること
を目的にしている。このように起磁力を減少することに
よって、各コイルの厚さ方向に変化する磁束の大きさも
同時に減少できるので、コイルの表皮効果の影響を少な
くすることが可能である。
【0014】以下に、コイルの表皮効果による損失の増
加を交流抵抗(コイルに実効値電流1Aを流した時の損
失と等価)で評価し、上記実施例の効果を説明する。計
算に使用した薄形トランスの形状と比較した巻線構造を
図2(a)〜(g)に示す。(g)は巻線部分を破断し
た斜視図、(a)〜(f)はその破断面Aの断面図であ
り、巻線の形状や構成を変えた6種類(以下、(a)〜
(f)構造と記す)についてコイル部のみを拡大して示
している。(g)の断面図において、1は内部にリング
状の空間Sを形成するための凹部を有する一対のフェラ
イト磁心(コア)、2は導電板をスパイラル状に加工し
て4ターンの平面コイルとした一次コイル、3は同じく
導電板をスパイラル状に加工して1ターンの平面コイル
とした二次コイルである。なお、空間Sは充填材で満た
されている。巻線構造において、(a)構造が前記論文
に記載された基本構造、(b)構造が本実施例による構
造、(c)〜(f)構造が起磁力を弱めることにより交
流抵抗の減少を狙った構造である。
加を交流抵抗(コイルに実効値電流1Aを流した時の損
失と等価)で評価し、上記実施例の効果を説明する。計
算に使用した薄形トランスの形状と比較した巻線構造を
図2(a)〜(g)に示す。(g)は巻線部分を破断し
た斜視図、(a)〜(f)はその破断面Aの断面図であ
り、巻線の形状や構成を変えた6種類(以下、(a)〜
(f)構造と記す)についてコイル部のみを拡大して示
している。(g)の断面図において、1は内部にリング
状の空間Sを形成するための凹部を有する一対のフェラ
イト磁心(コア)、2は導電板をスパイラル状に加工し
て4ターンの平面コイルとした一次コイル、3は同じく
導電板をスパイラル状に加工して1ターンの平面コイル
とした二次コイルである。なお、空間Sは充填材で満た
されている。巻線構造において、(a)構造が前記論文
に記載された基本構造、(b)構造が本実施例による構
造、(c)〜(f)構造が起磁力を弱めることにより交
流抵抗の減少を狙った構造である。
【0015】計算の条件を表1に示す。表中のWは平面
コイル3の導電板の幅、Dは同じく平面コイル3の導電
板の間隔、Hは導電板の厚さである。
コイル3の導電板の幅、Dは同じく平面コイル3の導電
板の間隔、Hは導電板の厚さである。
【0016】
【表1】
【0017】導電板のスキンディプスの値は周波数50
0kHzで93μmとなり、導電板の厚さHとほぼ等し
く、2MHzではHの半分に減少する。スキンディプス
の値が導電板の厚さ以下になると各巻線構造による表皮
効果の値が顕著になるので、計算を行う周波数は2MH
zとした。計算には市販の有限要素法のプログラム「マ
クスウェル」(Ansoft Corp.)を使用し
た。各巻線構造(a)〜(f)の交流抵抗を一次コイル
を例に取って計算し、直流抵抗で規格化した結果を図3
に示す。(a)構造に比べて本実施例の(b)構造で
は、直流抵抗の増加率(Rac/Rdc)を減少でき
る。しかし、それ以外の巻線構造では交流抵抗の増加率
を低減できないことが分かる。これは、(c)〜(e)
構造のように磁束を分散させたり、磁束の流れを妨げる
巻線を入れると漏れ磁束や一部に集中する磁束により、
渦電流損失が増加するためである。また、(f)構造の
ように導電板を分割しても電流はインピーダンスの低い
一次コイル2と二次コイル3の境界に集中して流れ、交
流抵抗を減少できない。従って、本実施例以外の方法で
は、交流抵抗(コイルの損失)を減少することはできな
い。
0kHzで93μmとなり、導電板の厚さHとほぼ等し
く、2MHzではHの半分に減少する。スキンディプス
の値が導電板の厚さ以下になると各巻線構造による表皮
効果の値が顕著になるので、計算を行う周波数は2MH
zとした。計算には市販の有限要素法のプログラム「マ
クスウェル」(Ansoft Corp.)を使用し
た。各巻線構造(a)〜(f)の交流抵抗を一次コイル
を例に取って計算し、直流抵抗で規格化した結果を図3
に示す。(a)構造に比べて本実施例の(b)構造で
は、直流抵抗の増加率(Rac/Rdc)を減少でき
る。しかし、それ以外の巻線構造では交流抵抗の増加率
を低減できないことが分かる。これは、(c)〜(e)
構造のように磁束を分散させたり、磁束の流れを妨げる
巻線を入れると漏れ磁束や一部に集中する磁束により、
渦電流損失が増加するためである。また、(f)構造の
ように導電板を分割しても電流はインピーダンスの低い
一次コイル2と二次コイル3の境界に集中して流れ、交
流抵抗を減少できない。従って、本実施例以外の方法で
は、交流抵抗(コイルの損失)を減少することはできな
い。
【0018】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
【0019】図4(a),(b)は、その構成を示す図
であって、(a)は部分断面図、(b)はコイルの電気
的な接続図である。この実施例は、第1の実施例の平面
コイル2a,2b,3からなるコイル部の内、中間の平
面コイル3を上下の平面コイル2a,2bで挟み込み、
上下の平面コイル2a,2bを直列接続して一方のコイ
ル部とし、中間の平面コイル3を他方のコイル部とした
薄形トランスを示している。これらのコイル部は、第1
の実施例と同様に一対の偏平なフェライト磁心1内の空
間Sに挾まれて充填材4により積層されて固定される。
であって、(a)は部分断面図、(b)はコイルの電気
的な接続図である。この実施例は、第1の実施例の平面
コイル2a,2b,3からなるコイル部の内、中間の平
面コイル3を上下の平面コイル2a,2bで挟み込み、
上下の平面コイル2a,2bを直列接続して一方のコイ
ル部とし、中間の平面コイル3を他方のコイル部とした
薄形トランスを示している。これらのコイル部は、第1
の実施例と同様に一対の偏平なフェライト磁心1内の空
間Sに挾まれて充填材4により積層されて固定される。
【0020】このように構成された第2の実施例におい
ては、各コイル部の損失を第1の実施例と同様の作用で
減少することができるとともに、コイル2a,2bを直
列に接続しているので第1の実施例より大きなインダク
タンスを得ることができる。
ては、各コイル部の損失を第1の実施例と同様の作用で
減少することができるとともに、コイル2a,2bを直
列に接続しているので第1の実施例より大きなインダク
タンスを得ることができる。
【0021】次に、本発明の第3の実施例を説明する。
【0022】図5(a),(b),(c)は、その構成
を示す図であって、(a)は部分断面図、(b)および
(c)はコイルの電気的な接続図である。この実施例
は、コイル部が4個以上の平面コイルを積層して形成さ
れる場合の一例として、5層の平面コイルで構成される
場合を示している。本実施例のコイル部は、平面コイル
3aを平面コイル2a,2bで上下から挟み込み、さら
にこのうちの一つの平面コイル2bと平面コイル2cで
もう一つの平面コイル3bを挟み込んで、平面コイル2
a,2b,2cを一方のコイル部とし、平面コイル3
a,3bを他方のコイル部としている。これらのコイル
部は、第1の実施例と同様に一対の偏平なフェライト磁
心1内の空間Sに挟まれて充填材4により積層されて固
定される。本実施例は、各コイル部における接続のし方
によって、図5(b)に示すように平面コイル2a,2
b,2cの組および平面コイル3a,3bの組毎に並列
接続した場合と、図5(c)に示すように上記各組毎に
直列接続した場合の2種に構成できる。
を示す図であって、(a)は部分断面図、(b)および
(c)はコイルの電気的な接続図である。この実施例
は、コイル部が4個以上の平面コイルを積層して形成さ
れる場合の一例として、5層の平面コイルで構成される
場合を示している。本実施例のコイル部は、平面コイル
3aを平面コイル2a,2bで上下から挟み込み、さら
にこのうちの一つの平面コイル2bと平面コイル2cで
もう一つの平面コイル3bを挟み込んで、平面コイル2
a,2b,2cを一方のコイル部とし、平面コイル3
a,3bを他方のコイル部としている。これらのコイル
部は、第1の実施例と同様に一対の偏平なフェライト磁
心1内の空間Sに挟まれて充填材4により積層されて固
定される。本実施例は、各コイル部における接続のし方
によって、図5(b)に示すように平面コイル2a,2
b,2cの組および平面コイル3a,3bの組毎に並列
接続した場合と、図5(c)に示すように上記各組毎に
直列接続した場合の2種に構成できる。
【0023】以上の第3の実施例の構成において、
(b)の接続による構成は第1の実施例に対応し、
(c)の接続による構成は第2の実施例に対応してお
り、それぞれ同様の効果が得られることは明らかであ
る。ただし、各コイル部を構成する平面コイル数が多い
分、その効果をより一層高めることができる。
(b)の接続による構成は第1の実施例に対応し、
(c)の接続による構成は第2の実施例に対応してお
り、それぞれ同様の効果が得られることは明らかであ
る。ただし、各コイル部を構成する平面コイル数が多い
分、その効果をより一層高めることができる。
【0024】なお、本発明の薄形トランスの形状は、上
記の実施例に限られるものではなく、数々の形状の場合
に適用可能であることは当然である。このように、本発
明はその主旨に沿って種々に応用され、種々の実施態様
を取り得るものである。
記の実施例に限られるものではなく、数々の形状の場合
に適用可能であることは当然である。このように、本発
明はその主旨に沿って種々に応用され、種々の実施態様
を取り得るものである。
【0025】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
薄形トランスによれば、平面コイルの厚さをスキンディ
プス程度として従来構造の平面コイルよりも、コイル部
の損失を小さくすることができ、スイッチング電源の小
形化、経済化が図られる利点が得られる。
薄形トランスによれば、平面コイルの厚さをスキンディ
プス程度として従来構造の平面コイルよりも、コイル部
の損失を小さくすることができ、スイッチング電源の小
形化、経済化が図られる利点が得られる。
【図1】(a),(b)は本発明の第1の実施例を示す
構成図
構成図
【図2】(a),(b)は上記第1の実施例の効果を明
らかにするためにコイルの損失を比較した巻線構造図
らかにするためにコイルの損失を比較した巻線構造図
【図3】上記第1の実施例のコイル損失が従来例と比較
して減少できることを示した説明図
して減少できることを示した説明図
【図4】(a),(b)は本発明の第2の実施例を示す
構成図
構成図
【図5】(a),(b),(c)は本発明の第3の実施
例を示す構成図
例を示す構成図
【図6】(a),(b)は従来例の構成を示す構成図
【図7】上記従来例の導電板の厚さと損失の関係を示す
説明図
説明図
1…フェライト磁心、2a,2b,2c…一方のコイル
部を構成する平面コイル、3,3a,3b…他方のコイ
ル部を構成する平面コイル、4…充填材。
部を構成する平面コイル、3,3a,3b…他方のコイ
ル部を構成する平面コイル、4…充填材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 導電板をスパイラル形状に加工した平面
コイルを少なくとも3個積層したコイル部と、このコイ
ル部を挟み込む一対の偏平なフェライト磁心とを備え、 前記3個の平面コイルの内、上下に配置された平面コイ
ルが中間に配置された平面コイルを挟み込む構造を有
し、前記上下の平面コイルを電気的に並列接続または直
列接続して一方のコイルとし、中間の平面コイルをもう
一方のコイルとしたことを特徴とする薄形トランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3173559A JPH0521244A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 薄形トランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3173559A JPH0521244A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 薄形トランス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0521244A true JPH0521244A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=15962798
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3173559A Pending JPH0521244A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 薄形トランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0521244A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000058346A (ja) * | 1998-08-10 | 2000-02-25 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 内燃機関用点火コイル及びその製造方法 |
| JP2001217126A (ja) * | 1999-11-22 | 2001-08-10 | Fdk Corp | 積層インダクタ |
| JP2009212370A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-17 | Denso Corp | トランス |
| JP2011018795A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 電磁誘導機器 |
| JP2017117908A (ja) * | 2015-12-24 | 2017-06-29 | Tdk株式会社 | コイル部品及びこれを用いた電子回路 |
| WO2018220627A1 (en) * | 2017-05-29 | 2018-12-06 | Thin Energy Ltd. | Thin transformer and method of production of same |
-
1991
- 1991-07-15 JP JP3173559A patent/JPH0521244A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000058346A (ja) * | 1998-08-10 | 2000-02-25 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 内燃機関用点火コイル及びその製造方法 |
| JP2001217126A (ja) * | 1999-11-22 | 2001-08-10 | Fdk Corp | 積層インダクタ |
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| WO2018220627A1 (en) * | 2017-05-29 | 2018-12-06 | Thin Energy Ltd. | Thin transformer and method of production of same |
| CN110914937A (zh) * | 2017-05-29 | 2020-03-24 | 稀薄能源有限公司 | 薄变压器及其制造方法 |
| EP3631822A4 (en) * | 2017-05-29 | 2021-03-10 | Thin Energy Ltd. | THIN TRANSFORMER AND METHOD OF MANUFACTURING THEREOF |
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