JPH05213643A - セメント混和剤 - Google Patents
セメント混和剤Info
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- JPH05213643A JPH05213643A JP1765492A JP1765492A JPH05213643A JP H05213643 A JPH05213643 A JP H05213643A JP 1765492 A JP1765492 A JP 1765492A JP 1765492 A JP1765492 A JP 1765492A JP H05213643 A JPH05213643 A JP H05213643A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/02—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2103/00—Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
- C04B2103/40—Surface-active agents, dispersants
- C04B2103/408—Dispersants
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- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、水硬性配合物であるコンクリー
ト、モルタル又はペーストの強度増進を可能ならしめる
セメント分散剤を提供する。 【構成】 フェノール骨格を有する化合物(A) とポリオ
ール(B) から成り、(A)/(B) が重量比で80/20〜99/
1であることを特徴とするセメント混和剤。 【効果】 フェノール骨格を有する化合物(A) とポリオ
ール(B) とを併用した本発明品が、化合物(A) のみの場
合に比べて、初期強度及び長期強度が著しく改善され
る。本発明によりコンクリートの早期型枠脱型を可能に
すると共に、コンクリートの耐久性を示す長期強度を高
めることも可能となる。
ト、モルタル又はペーストの強度増進を可能ならしめる
セメント分散剤を提供する。 【構成】 フェノール骨格を有する化合物(A) とポリオ
ール(B) から成り、(A)/(B) が重量比で80/20〜99/
1であることを特徴とするセメント混和剤。 【効果】 フェノール骨格を有する化合物(A) とポリオ
ール(B) とを併用した本発明品が、化合物(A) のみの場
合に比べて、初期強度及び長期強度が著しく改善され
る。本発明によりコンクリートの早期型枠脱型を可能に
すると共に、コンクリートの耐久性を示す長期強度を高
めることも可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセメント配合物の混和剤
に関し、更に詳しくは水硬性配合物であるコンクリー
ト、モルタル又はペーストの強度増進を可能ならしめる
セメント分散剤に関する。
に関し、更に詳しくは水硬性配合物であるコンクリー
ト、モルタル又はペーストの強度増進を可能ならしめる
セメント分散剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来コ
ンクリート硬化体の強度を高める方法として、水/セメ
ント比を下げる方法が一般に用いられている。しかし、
水/セメント比が小さくなるとワーカビリティーが著し
く低下するため、これを防止する方法として種々の分散
剤が使用されてきたが、分散剤の使用は初期強度の低下
を伴う。また、塩化カルシウム等の早強剤や、繊維等を
混入することにより初期強度を増進させる方法、強度促
進養生といった方法が知られているが、上記の様な方法
ではワーカビリティーの低下、塩素イオンによる鉄筋/
鉄骨の腐食、及び操作が煩雑化するといった欠点を有す
る。従って、早強剤や繊維等を混入することなく、或は
特殊な養生を使用せずに、またコンクリートの物性に悪
影響を与えずに短期/長期強度を増進させる剤の開発が
望まれていた。
ンクリート硬化体の強度を高める方法として、水/セメ
ント比を下げる方法が一般に用いられている。しかし、
水/セメント比が小さくなるとワーカビリティーが著し
く低下するため、これを防止する方法として種々の分散
剤が使用されてきたが、分散剤の使用は初期強度の低下
を伴う。また、塩化カルシウム等の早強剤や、繊維等を
混入することにより初期強度を増進させる方法、強度促
進養生といった方法が知られているが、上記の様な方法
ではワーカビリティーの低下、塩素イオンによる鉄筋/
鉄骨の腐食、及び操作が煩雑化するといった欠点を有す
る。従って、早強剤や繊維等を混入することなく、或は
特殊な養生を使用せずに、またコンクリートの物性に悪
影響を与えずに短期/長期強度を増進させる剤の開発が
望まれていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の従来方法
の課題を改善すべくなされたものであり、フェノール骨
格を有するセメント分散剤にポリオールを併用すること
により、コンクリート硬化体に悪影響を与えることなく
強度を増進させることを見出して、本発明を完成するに
至ったものである。即ち本発明は、フェノール骨格を有
する化合物(A) とポリオール(B) から成り、 (A)/(B)
が重量比で80/20〜99/1であることを特徴とするセメ
ント混和剤に関するものである。
の課題を改善すべくなされたものであり、フェノール骨
格を有するセメント分散剤にポリオールを併用すること
により、コンクリート硬化体に悪影響を与えることなく
強度を増進させることを見出して、本発明を完成するに
至ったものである。即ち本発明は、フェノール骨格を有
する化合物(A) とポリオール(B) から成り、 (A)/(B)
が重量比で80/20〜99/1であることを特徴とするセメ
ント混和剤に関するものである。
【0004】本発明によるコンクリート硬化体の初期強
度増進のメカニズムは、次のように推察される。セメン
ト、水及び必要に応じて砂、砂利、混和剤(材)とを混
合して成るセメント配合物中のセメント粒子は、水との
接触後、水和反応により徐々に硬化して強度が発現す
る。この際緻密なセメント水和物を形成すれば、組織が
緻密化し、強度が向上する。
度増進のメカニズムは、次のように推察される。セメン
ト、水及び必要に応じて砂、砂利、混和剤(材)とを混
合して成るセメント配合物中のセメント粒子は、水との
接触後、水和反応により徐々に硬化して強度が発現す
る。この際緻密なセメント水和物を形成すれば、組織が
緻密化し、強度が向上する。
【0005】本発明者らはセメント水和物を効率的に緻
密化すべく鋭意検討した結果、フェノール骨格を有する
化合物(A) とポリオール(B) とを併用することにより、
セメント硬化体の組織が緻密化し強度が飛躍的に向上す
ることを見出し、本発明を完成させるに至った。これは
ポリオール中の水酸基がセメントから出て来る液相中の
Ca2+イオンをトラップし(捕らえ)、過飽和状態を形成
し結晶形成が始まると急速に細かい核が形成され水和結
晶物を形成するためと推定される。
密化すべく鋭意検討した結果、フェノール骨格を有する
化合物(A) とポリオール(B) とを併用することにより、
セメント硬化体の組織が緻密化し強度が飛躍的に向上す
ることを見出し、本発明を完成させるに至った。これは
ポリオール中の水酸基がセメントから出て来る液相中の
Ca2+イオンをトラップし(捕らえ)、過飽和状態を形成
し結晶形成が始まると急速に細かい核が形成され水和結
晶物を形成するためと推定される。
【0006】以下、本発明の内容について詳しく説明す
る。本発明におけるフェノール骨格を有する化合物(A)
としては、下記の一般式(a) で表わされる化合物群から
選ばれる1種以上のフェノール又はその誘導体、或はこ
れと一般式(b) で表わされるメラミン又はその誘導体及
び尿素から成る群から選ばれた1種又は2種以上の化合
物を、アミノ系重合停止剤の存在下でホルムアルデヒド
により縮合或は共縮合させた縮合体が好ましい。
る。本発明におけるフェノール骨格を有する化合物(A)
としては、下記の一般式(a) で表わされる化合物群から
選ばれる1種以上のフェノール又はその誘導体、或はこ
れと一般式(b) で表わされるメラミン又はその誘導体及
び尿素から成る群から選ばれた1種又は2種以上の化合
物を、アミノ系重合停止剤の存在下でホルムアルデヒド
により縮合或は共縮合させた縮合体が好ましい。
【0007】一般式(a)
【0008】
【化6】
【0009】ここでX3は、水素、炭素数1〜3の低級ア
ルキル基、カルボキシル基又はそのアルカリ金属塩、ス
ルホン基又はそのアルカリ金属塩、水酸基、メトキシ基
から成る群より選ばれる。
ルキル基、カルボキシル基又はそのアルカリ金属塩、ス
ルホン基又はそのアルカリ金属塩、水酸基、メトキシ基
から成る群より選ばれる。
【0010】一般式(b)
【0011】
【化7】
【0012】ここでX4は水素、水酸基、−CH2SO3M1から
選ばれ、M1は水素又はアルカリ金属を意味する。X5は水
素、水酸基、−CH2SO3M2から選ばれ、M2は水素又はアル
カリ金属を意味する。X6は水素、水酸基、−CH2SO3M3か
ら選ばれ、M3は水素又はアルカリ金属を意味する。
選ばれ、M1は水素又はアルカリ金属を意味する。X5は水
素、水酸基、−CH2SO3M2から選ばれ、M2は水素又はアル
カリ金属を意味する。X6は水素、水酸基、−CH2SO3M3か
ら選ばれ、M3は水素又はアルカリ金属を意味する。
【0013】アミノ系重合停止剤はアミノ基と、スルホ
ン基、カルボキシル基、水酸基及びメトキシ基から成る
群から選ばれる官能基とを有することを特徴とする。本
発明で使用される化合物(A) の製造において、pH3〜12
の反応媒体中では、芳香族アミンへのホルムアルデヒド
の求電子付加反応は、芳香環より、むしろアミノ基への
付加反応が起こり易い。この場合、アミノ基しか有しな
い化合物ではアミノ樹脂となってしまうが、分子中にス
ルホン基やカルボキシル基、水酸基、メトキシ基等の官
能基を有する場合、アミノ基の窒素原子の電子密度の低
下を招き、ホルムアルデヒドの付加反応をモノメチロー
ル化反応の段階で抑制することができる。本発明で使用
される化合物(A) の製造に於ては、上記のアミノ系重合
停止剤の反応選択性により重合停止作用が発現するもの
と推定される。
ン基、カルボキシル基、水酸基及びメトキシ基から成る
群から選ばれる官能基とを有することを特徴とする。本
発明で使用される化合物(A) の製造において、pH3〜12
の反応媒体中では、芳香族アミンへのホルムアルデヒド
の求電子付加反応は、芳香環より、むしろアミノ基への
付加反応が起こり易い。この場合、アミノ基しか有しな
い化合物ではアミノ樹脂となってしまうが、分子中にス
ルホン基やカルボキシル基、水酸基、メトキシ基等の官
能基を有する場合、アミノ基の窒素原子の電子密度の低
下を招き、ホルムアルデヒドの付加反応をモノメチロー
ル化反応の段階で抑制することができる。本発明で使用
される化合物(A) の製造に於ては、上記のアミノ系重合
停止剤の反応選択性により重合停止作用が発現するもの
と推定される。
【0014】かかるアミノ系重合停止剤としては、下記
の一般式(c) 、(d) 、(e) 及び(f)で表わされる化合物
群から選ばれる1種以上の化合物が含まれる。
の一般式(c) 、(d) 、(e) 及び(f)で表わされる化合物
群から選ばれる1種以上の化合物が含まれる。
【0015】一般式(c)
【0016】
【化8】
【0017】ここでX1は、水素、炭素数1〜3の低級ア
ルキル基、カルボキシル基又はそのアルカリ金属塩、ス
ルホン基又はそのアルカリ金属塩、水酸基及びメトキシ
基から成る群から選ばれ、Y1はカルボキシル基又はその
アルカリ金属塩及びスルホン基又はそのアルカリ金属塩
から成る群から選ばれる。
ルキル基、カルボキシル基又はそのアルカリ金属塩、ス
ルホン基又はそのアルカリ金属塩、水酸基及びメトキシ
基から成る群から選ばれ、Y1はカルボキシル基又はその
アルカリ金属塩及びスルホン基又はそのアルカリ金属塩
から成る群から選ばれる。
【0018】一般式(d)
【0019】
【化9】
【0020】ここでX2は、水素、炭素数1〜3の低級ア
ルキル基、カルボキシル基又はそのアルカリ金属塩、ス
ルホン基又はそのアルカリ金属塩、水酸基及びメトキシ
基から成る群から選ばれ、Y2はカルボキシル基又はその
アルカリ金属塩及びスルホン基又はそのアルカリ金属塩
から成る群から選ばれる。
ルキル基、カルボキシル基又はそのアルカリ金属塩、ス
ルホン基又はそのアルカリ金属塩、水酸基及びメトキシ
基から成る群から選ばれ、Y2はカルボキシル基又はその
アルカリ金属塩及びスルホン基又はそのアルカリ金属塩
から成る群から選ばれる。
【0021】一般式(e)
【0022】
【化10】
【0023】ここで Zは、水素、炭素数1〜3のアルキ
ル基、−CH2SO3M5から選ばれ、M4とM5は水素又はアルカ
リ金属を意味する。 一般式(f) H2NSO3M6 ここでM6は水素又はアルカリ金属を意味する。本発明に
好ましく使用される水溶性のアミノ系重合停止剤として
は、スルファニル酸、メタニル酸、ナフチオン酸、 1−
ナフチルアミン− 6−スルホン酸(クレーブ酸)、 1−
ナフチルアミン− 5−スルホン酸(ローレント酸)、 1
−ナフチルアミン− 3,6−ジスルホン酸及びスルファミ
ン酸、 N−メチルスルホン化尿素、 N,N−ジメチルスル
ホン化尿素等のスルホン基を有する化合物又はそれらの
アルカリ金属塩が挙げられ、アルカリ金属塩としてはナ
トリウム、カリウム及びリチウム等が挙げられる。
ル基、−CH2SO3M5から選ばれ、M4とM5は水素又はアルカ
リ金属を意味する。 一般式(f) H2NSO3M6 ここでM6は水素又はアルカリ金属を意味する。本発明に
好ましく使用される水溶性のアミノ系重合停止剤として
は、スルファニル酸、メタニル酸、ナフチオン酸、 1−
ナフチルアミン− 6−スルホン酸(クレーブ酸)、 1−
ナフチルアミン− 5−スルホン酸(ローレント酸)、 1
−ナフチルアミン− 3,6−ジスルホン酸及びスルファミ
ン酸、 N−メチルスルホン化尿素、 N,N−ジメチルスル
ホン化尿素等のスルホン基を有する化合物又はそれらの
アルカリ金属塩が挙げられ、アルカリ金属塩としてはナ
トリウム、カリウム及びリチウム等が挙げられる。
【0024】本発明に用いられる化合物(A) の製造に当
っては、重合速度の制御、並びに重量平均分子量が 1,0
00以上の組成の分子量分布のMw/Mn(重量平均分子量/
数平均分子量)を 5.0以下に制御する剤として、アミノ
系重合停止剤を用いており、この方法によればその用
途、特に各種粉体の分散に最適な分子量を有するホルム
アルデヒド縮合物若しくは共縮合物を合成することがで
きる。
っては、重合速度の制御、並びに重量平均分子量が 1,0
00以上の組成の分子量分布のMw/Mn(重量平均分子量/
数平均分子量)を 5.0以下に制御する剤として、アミノ
系重合停止剤を用いており、この方法によればその用
途、特に各種粉体の分散に最適な分子量を有するホルム
アルデヒド縮合物若しくは共縮合物を合成することがで
きる。
【0025】ホルムアルデヒド縮合物若しくは共縮合物
の合成に用いられるホルマリンの使用量は、ホルムアル
デヒド縮合する全モノマー量に対して、 0.7〜5倍モ
ル、好ましくは 0.9〜2.5 倍モルが最適である。アミノ
系重合停止剤の反応性は、官能基の種類及び数量によっ
て異なる。官能基の種類としては、スルホン酸基、カル
ボキシル基、水酸基及びメトキシ基等が適しているが、
特にスルホン基及びカルボキシル基が好ましい。官能基
の数量としては、通常1個以上あれば重合停止作用を発
現するが、スルホン基の場合は1個〜2個、他の官能基
の場合は2個以上有している方が好ましい。
の合成に用いられるホルマリンの使用量は、ホルムアル
デヒド縮合する全モノマー量に対して、 0.7〜5倍モ
ル、好ましくは 0.9〜2.5 倍モルが最適である。アミノ
系重合停止剤の反応性は、官能基の種類及び数量によっ
て異なる。官能基の種類としては、スルホン酸基、カル
ボキシル基、水酸基及びメトキシ基等が適しているが、
特にスルホン基及びカルボキシル基が好ましい。官能基
の数量としては、通常1個以上あれば重合停止作用を発
現するが、スルホン基の場合は1個〜2個、他の官能基
の場合は2個以上有している方が好ましい。
【0026】本発明で用いられるアミノ系重合停止剤と
モノマーの合成比率(モル比)は、0.2 :1.0 〜5.0 :
1.0 が良い。重合停止剤の量がこの範囲外であっても重
合停止効果はあるが、一般にモノマーに対し 0.2モル以
下では十分な重合停止効果が発現しないため、分子量分
布のブロード化を招き、Mw/Mnが増大する。また、5モ
ル以上では縮合反応が制御され、縮合度が増大し難い。
本発明に用いられる一般式(b) で表わされるメラミン又
はその誘導体及び尿素から成る群から選ばれた1種又は
2種以上の化合物は、一般式(a) で表わされる化合物群
から選ばれる1種以上のフェノール又はその誘導体に対
して、0〜2倍モル用いることが好ましい。
モノマーの合成比率(モル比)は、0.2 :1.0 〜5.0 :
1.0 が良い。重合停止剤の量がこの範囲外であっても重
合停止効果はあるが、一般にモノマーに対し 0.2モル以
下では十分な重合停止効果が発現しないため、分子量分
布のブロード化を招き、Mw/Mnが増大する。また、5モ
ル以上では縮合反応が制御され、縮合度が増大し難い。
本発明に用いられる一般式(b) で表わされるメラミン又
はその誘導体及び尿素から成る群から選ばれた1種又は
2種以上の化合物は、一般式(a) で表わされる化合物群
から選ばれる1種以上のフェノール又はその誘導体に対
して、0〜2倍モル用いることが好ましい。
【0027】本発明に用いられる化合物(A) である縮合
物若しくは共縮合物を製造する際のpH領域は、pH3〜12
の範囲であるが、特にpH7〜9が好ましい。また、pH3
〜6の範囲で用いるアミノ系重合停止剤としては、N,N
−ジメチルスルホン化尿素及び N−メチルスルホン化尿
素が特に優れている。pH3以下ではモノマーの縮合速度
が著しく速くなるため、重合停止作用が発現し難い。一
方、pH12以上ではモノマーの縮合速度が低いため、所定
の分子量まで縮合するのに長時間を必要とする。本発明
での製造に用いられる化合物(A) の重量平均分子量は、
1,000 〜50,000であれば、セメント組成物用の分散剤と
して十分な分散性能を有するが、 3,000〜20,000が更に
望ましい。
物若しくは共縮合物を製造する際のpH領域は、pH3〜12
の範囲であるが、特にpH7〜9が好ましい。また、pH3
〜6の範囲で用いるアミノ系重合停止剤としては、N,N
−ジメチルスルホン化尿素及び N−メチルスルホン化尿
素が特に優れている。pH3以下ではモノマーの縮合速度
が著しく速くなるため、重合停止作用が発現し難い。一
方、pH12以上ではモノマーの縮合速度が低いため、所定
の分子量まで縮合するのに長時間を必要とする。本発明
での製造に用いられる化合物(A) の重量平均分子量は、
1,000 〜50,000であれば、セメント組成物用の分散剤と
して十分な分散性能を有するが、 3,000〜20,000が更に
望ましい。
【0028】本発明での製造に用いられる化合物(A) 中
の分子量 1,000以上の成分の重量平均分子量 (Mw) と数
平均分子量 (Mn) の比 (Mw/Mn) は、 5.0以下、更に好
ましくは 3.0以下が良い。Mw/Mnが 5.0以上では分子量
分布の幅が広すぎ、分散に適した有効成分の量が減少す
る。その結果、分散性の低下を招く。化合物(A) とは例
えば特願平3−137045、特願平3−169739、特願平3−
165642及び特願平3−165640に記載されている化合物を
示す。
の分子量 1,000以上の成分の重量平均分子量 (Mw) と数
平均分子量 (Mn) の比 (Mw/Mn) は、 5.0以下、更に好
ましくは 3.0以下が良い。Mw/Mnが 5.0以上では分子量
分布の幅が広すぎ、分散に適した有効成分の量が減少す
る。その結果、分散性の低下を招く。化合物(A) とは例
えば特願平3−137045、特願平3−169739、特願平3−
165642及び特願平3−165640に記載されている化合物を
示す。
【0029】ポリオール(B) とは分子内に2個以上の水
酸基を有する化合物であり、例えばグルコン酸、グルコ
ース等の単糖類、澱粉等の多糖類、セルロース、及びシ
ョ糖等が挙げられる。本発明のセメント混和剤中のポリ
オール(B) の量は1〜20重量部である。20重量部を超え
ると硬化遅延硬化が顕著になり十分な初期強度が得られ
なく、一方1重量部未満ではポリオール量が水和生成結
晶の核になるのに量が不足し、十分な初期強度増進効果
が期待できない。
酸基を有する化合物であり、例えばグルコン酸、グルコ
ース等の単糖類、澱粉等の多糖類、セルロース、及びシ
ョ糖等が挙げられる。本発明のセメント混和剤中のポリ
オール(B) の量は1〜20重量部である。20重量部を超え
ると硬化遅延硬化が顕著になり十分な初期強度が得られ
なく、一方1重量部未満ではポリオール量が水和生成結
晶の核になるのに量が不足し、十分な初期強度増進効果
が期待できない。
【0030】本発明のセメント混和剤の添加量は、セメ
ントに対し0.05〜4.0 重量%程度が最適である。また本
発明のセメント混和剤は、通常のセメント分散剤、例え
ばβ−ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド高縮合物
若しくはその塩等のナフタレン系減水剤、スルホン化メ
ラミン樹脂の水溶性塩等のメラミン系減水剤、リグニン
スルホン酸若しくはその塩等のリグニン系減水剤、或は
炭素数2〜8のオレフィンとエチレン性不飽和ジカルボ
ン酸との共重合体の無水物或は水溶性塩、(メタ)アク
リル酸系ポリマー、及びマレイン酸系ポリマーとの併用
も可能である。
ントに対し0.05〜4.0 重量%程度が最適である。また本
発明のセメント混和剤は、通常のセメント分散剤、例え
ばβ−ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド高縮合物
若しくはその塩等のナフタレン系減水剤、スルホン化メ
ラミン樹脂の水溶性塩等のメラミン系減水剤、リグニン
スルホン酸若しくはその塩等のリグニン系減水剤、或は
炭素数2〜8のオレフィンとエチレン性不飽和ジカルボ
ン酸との共重合体の無水物或は水溶性塩、(メタ)アク
リル酸系ポリマー、及びマレイン酸系ポリマーとの併用
も可能である。
【0031】本発明によるセメント混和剤のセメント配
合物への添加方法は、懸濁液又は粉末、粒状の何れでも
可能であり、その添加時期は、セメントとのドライブレ
ンド、混練水への溶解、一旦練り上がったセメント配合
物への添加も可能である。また、他のセメント添加剤
(材)、例えば空気連行剤、流動化剤、防水剤、膨張剤
(材)、グラスファイバー、フライアッシュ、高炉スラ
グ等との併用も可能である。本発明にかかるセメント混
和剤を配合したコンクリートは、通常のコンクリートを
硬化せしめる方法で硬化することが可能であり、水蒸気
養生やオートクレーブ養生等の方法を用いても硬化する
ことができる。
合物への添加方法は、懸濁液又は粉末、粒状の何れでも
可能であり、その添加時期は、セメントとのドライブレ
ンド、混練水への溶解、一旦練り上がったセメント配合
物への添加も可能である。また、他のセメント添加剤
(材)、例えば空気連行剤、流動化剤、防水剤、膨張剤
(材)、グラスファイバー、フライアッシュ、高炉スラ
グ等との併用も可能である。本発明にかかるセメント混
和剤を配合したコンクリートは、通常のコンクリートを
硬化せしめる方法で硬化することが可能であり、水蒸気
養生やオートクレーブ養生等の方法を用いても硬化する
ことができる。
【0032】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳述する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。実施例1 ここで使用した化合物(A) は以下のように製造した。攪
拌機付き反応容器にフェノール 1.0モル、メラミン 0.5
モル及びスルファニル酸 0.8モルを仕込み、0.1Nの水酸
化ナトリウム水溶液と水を加え、pHを5、固形分濃度を
40重量%に調整する。この溶液を70℃に昇温し、37%ホ
ルマリン 2.5モルを加え、更に還流下で10時間攪拌す
る。この縮合物を0.1Nの水酸化ナトリウム水溶液でpH8.
5 に調整した。ゲルパーミエイションクロマトグラフィ
ーによる重量平均分子量Mwは10,000であり、Mw/Mn(数
平均分子量)は 2.5であった。。表1に示す調合に基づ
き、60 l傾胴ミキサーを用い40 lのコンクリート材料と
所定のセメント混和剤を投入し、高速で2分間混練り
後、4rpm で定速アジテート(回転混合)しながら所定
時間にスランプを測定することによりコンクリート試験
を行った。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。実施例1 ここで使用した化合物(A) は以下のように製造した。攪
拌機付き反応容器にフェノール 1.0モル、メラミン 0.5
モル及びスルファニル酸 0.8モルを仕込み、0.1Nの水酸
化ナトリウム水溶液と水を加え、pHを5、固形分濃度を
40重量%に調整する。この溶液を70℃に昇温し、37%ホ
ルマリン 2.5モルを加え、更に還流下で10時間攪拌す
る。この縮合物を0.1Nの水酸化ナトリウム水溶液でpH8.
5 に調整した。ゲルパーミエイションクロマトグラフィ
ーによる重量平均分子量Mwは10,000であり、Mw/Mn(数
平均分子量)は 2.5であった。。表1に示す調合に基づ
き、60 l傾胴ミキサーを用い40 lのコンクリート材料と
所定のセメント混和剤を投入し、高速で2分間混練り
後、4rpm で定速アジテート(回転混合)しながら所定
時間にスランプを測定することによりコンクリート試験
を行った。
【0033】
【表1】
【0034】使用材料 セメント(C):普通ポルトランドセメント(比重3.1
7) 細骨材 (S):紀ノ川産(比重2.57) 粗骨材 (G):宝塚産(比重2.61) 水(W) セメント混和剤は表2で示す量で添加した。コンクリー
トの試験結果を表2に示す。
7) 細骨材 (S):紀ノ川産(比重2.57) 粗骨材 (G):宝塚産(比重2.61) 水(W) セメント混和剤は表2で示す量で添加した。コンクリー
トの試験結果を表2に示す。
【0035】
【表2】
【0036】(注)* :セメントに対する添加量、重量
%実施例2 実施例1と同様の処方で、モノマー組成を変えて、化合
物(A) を製造した。これを用いて実施例1と同様にコン
クリート試験を行った。その試験結果を表3に示す。
%実施例2 実施例1と同様の処方で、モノマー組成を変えて、化合
物(A) を製造した。これを用いて実施例1と同様にコン
クリート試験を行った。その試験結果を表3に示す。
【0037】
【表3】
【0038】(注)* :セメントに対する添加量、重量
%
%
【0039】
【発明の効果】実施例から、フェノール骨格を有する化
合物(A) とポリオール(B) とを併用した本発明品が、化
合物(A) のみの場合に比べて、初期強度及び長期強度が
著しく改善されている事は明らかである。本発明により
コンクリートの早期型枠脱型を可能にすると共に、コン
クリートの耐久性を示す長期強度を高めることも可能と
なる。
合物(A) とポリオール(B) とを併用した本発明品が、化
合物(A) のみの場合に比べて、初期強度及び長期強度が
著しく改善されている事は明らかである。本発明により
コンクリートの早期型枠脱型を可能にすると共に、コン
クリートの耐久性を示す長期強度を高めることも可能と
なる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 24/38 Z 2102−4G
Claims (3)
- 【請求項1】 フェノール骨格を有する化合物(A) とポ
リオール(B) から成り、 (A)/(B) が重量比で80/20〜
99/1であることを特徴とするセメント混和剤。 - 【請求項2】 フェノール骨格を有する化合物(A) が下
記の一般式(a) で表わされる化合物群から選ばれる1種
以上のフェノール又はその誘導体、或はこれと一般式
(b) で表わされるメラミン又はその誘導体及び尿素から
成る群から選ばれた1種又は2種以上の化合物を、アミ
ノ系重合停止剤の存在下でホルムアルデヒドにより縮合
或は共縮合させた縮合体である請求項1記載のセメント
混和剤。 一般式(a) 【化1】 ここでX3は、水素、炭素数1〜3の低級アルキル基、カ
ルボキシル基又はそのアルカリ金属塩、スルホン基又は
そのアルカリ金属塩、水酸基、メトキシ基から成る群よ
り選ばれる。 一般式(b) 【化2】 ここでX4は水素、水酸基、−CH2SO3M1から選ばれ、M1は
水素又はアルカリ金属を意味する。X5は水素、水酸基、
−CH2SO3M2から選ばれ、M2は水素又はアルカリ金属を意
味する。X6は水素、水酸基、−CH2SO3M3から選ばれ、M3
は水素又はアルカリ金属を意味する。 - 【請求項3】 アミノ系重合停止剤が下記の一般式(c)
、(d) 、(e) 及び(f) で表わされる化合物群から選ば
れる1種以上の化合物である請求項2記載のセメント混
和剤。 一般式(c) 【化3】 ここでX1は、水素、炭素数1〜3の低級アルキル基、カ
ルボキシル基又はそのアルカリ金属塩、スルホン基又は
そのアルカリ金属塩、水酸基及びメトキシ基から成る群
から選ばれ、Y1はカルボキシル基又はそのアルカリ金属
塩、スルホン基又はそのアルカリ金属塩から成る群から
選ばれる。 一般式(d) 【化4】 ここでX2は、水素、炭素数1〜3の低級アルキル基、カ
ルボキシル基又はそのアルカリ金属塩、スルホン基又は
そのアルカリ金属塩、水酸基及びメトキシ基から成る群
から選ばれ、Y2はカルボキシル基又はそのアルカリ金属
塩、スルホン基又はそのアルカリ金属塩から成る群から
選ばれる。 一般式(e) 【化5】 ここで Zは、水素、炭素数1〜3の低級アルキル基、−
CH2SO3M5から選ばれ、M4とM5は水素又はアルカリ金属を
意味する。 一般式(f) H2NSO3M6 ここでM6は水素又はアルカリ金属を意味する。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1765492A JPH05213643A (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | セメント混和剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1765492A JPH05213643A (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | セメント混和剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05213643A true JPH05213643A (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=11949846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1765492A Pending JPH05213643A (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | セメント混和剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05213643A (ja) |
-
1992
- 1992-02-03 JP JP1765492A patent/JPH05213643A/ja active Pending
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