JPH05213836A - シクロプロピルアミン類 - Google Patents

シクロプロピルアミン類

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JPH05213836A
JPH05213836A JP4194644A JP19464492A JPH05213836A JP H05213836 A JPH05213836 A JP H05213836A JP 4194644 A JP4194644 A JP 4194644A JP 19464492 A JP19464492 A JP 19464492A JP H05213836 A JPH05213836 A JP H05213836A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式 【化1】 式中、Xはフツ素または塩素原子を表わす、で示される
化合物及びその塩。 【効果】 本化合物は強力な抗バクテリア作用を有する
或る種の7−アミノ−1−(置換シクロプロピル)−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン
酸類の製造中間体として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規なシクロプロピルアミン類
に関し、さらに詳しくは式
【0002】
【化2】
【0003】式中、Xはフツ素または塩素原子を表わ
す、で示される化合物及びその塩に関する。
【0004】本発明により提供される上記の化合物は強
力な抗バクテリア作用を有する、式I
【0005】
【化3】
【0006】式中、X1およびX2は、同一もしくは相異
なることができ、そして水素またはハロゲン、とくに塩
素またはフツ素を表わし、R1、R2およびR3は、水
素、メチル、塩素またはフツ素を表わし、あるいは基R
1〜R3は決して同一ではなく、R4およびR5は、それら
が結合する窒素原子と一緒になつて、5員もしくは6員
の複素環式環を形成し、前記複素環式環は環員として、
原子または基−O−、−|S−、−SO−、−SO
2−、=N−R6または−CO−N−R6をさらに含有す
ることができかつC1−C4−アルキル、フエニルまたは
シクロヘキシル(前記フエニルおよびシクロヘキシルは
塩素、フツ素、臭素、メチル、フエニル、ヒドロキシ
ル、メトキシ、ベンジルオキシ、ニトロまたはピペリジ
ノにより一、二または三置換されていてもよい)、2−
チエニル、ヒドロキシル、1〜3個の炭素原子のアルコ
キシ、アミノ、メチルアミノまたはエチルアミノにより
炭素原子上で一、二または三置換されていてもよく、R
6は水素、分枝鎖状もしくは直鎖状のアルキル、アルケ
ニルまたはアルキニル基(前記アルキル、アルケニルお
よびアルキニル基は1〜6個の炭素原子を有し且つ1個
または2個のヒドロキシル、アルコキシ、アルキル部分
に1〜3個の炭素原子をもつアルキルアミノもしくはジ
アルキルアミノ基、シアノ基またはアルコール部分中に
1〜4個の炭素原子をもつアルコキシカルボニル基によ
り置換されていてもよい)、フエニルアルキル基(フエ
ニル基において置換されていてもよくかつ脂肪族部分中
に4個まで炭素原子を有する)、フエナシル基(ヒドロ
キシル、メトキシ、塩素またはフツ素により一または二
置換されていてもよい)または6個までの炭素原子をも
つオキソアルキル基を表わすか、あるいはさらに基CO
7、CNまたはSO28を表わし、そしてR7は水素、
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル(1〜4個の炭素原
子を有しかつアミノ、アルキル部分中に1〜3個の炭素
原子をもつアルコキシカルボニル、カルボキシルおよび
1〜3個の炭素原子のアルコキシおよびハロゲン、例え
ば、塩素、臭素およびフツ素からなる系列からの1個ま
たは2個の置換基で置換されていてもよい)、1〜4個
の炭素原子のアルコキシ、アミノまたはアルキル部分中
に1〜5個の炭素原子をもつアルキルアミノもしくはジ
アルキルアミノを表わし、そしてR8は直鎖状もしくは
分枝鎖状の1〜3個の炭素原子のアルキルを表わす、の
7−アミノ−1−(置換シクロプロピル)−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸類および
それらの製薬学的に有用な水和物類、酸付加塩類および
アルカリ金属、アルカリ土類金属およびグアニジウム塩
類の製造中間体として有用である。
【0007】したがって、上記式(I)の化合物は、人
間および獣の医薬のための活性化合物として適し、獣医
学はバクテリアの感染の治療または予防のための魚類の
処置を包含する。
【0008】式(I)の好ましい化合物は、各記号が次
の意味を有するものである:X1およびX2は、同一もし
くは相異なることができ、そして水素、塩素またはフツ
素を表わし、そしてR1、R2およびR3は、水素、メチ
ル、塩素、またはフツ素を表わし、基R1〜R3のすべて
は決して同一ではなく、R4およびR5は、それらが結合
する窒素原子と一緒になつて、5員もしくは6員の複素
環式環を形成し、前記複素環式環は環員として、原子ま
たは基−O−、− きかつC1−C3−アルキル、シクロヘキシル、フエニル
(前記フエニルは塩素、フツ素、臭素、メチル、フエニ
ル、ヒドロキシル、メトキシ、ベンジルオキシ、ニトロ
またはピペリジノにより一または二置換されていてもよ
い)、2−チエニル、ヒドロキシル、アミノまたはメチ
ルアミノにより炭素原子上で一または二置換されていて
もよく、R6は水素、分枝鎖状もしくは直鎖状のアルキ
ル、アルケニルまたはアルキニル基(前記アルキル、ア
ルケニルおよびアルキニル基は1〜4個の炭素原子を有
しかつ1個または2個のヒドロキシルにより置換されて
いてもよい)、フエナシル基、5個までの炭素原子をも
つオキシアルキル基または基COR7を表わし、そして
7は水素、直鎖状もしくは分枝鎖状の1〜3個の炭素
原子のアルキル、1〜3個の炭素原子のアルコキシ、ア
ミノまたはアルキル部分中に1〜5個の炭素原子をもつ
アルキルアミノもしくはジアルキルアミノを表わす。
【0009】式(I)のとくに好ましい化合物は、各記
号が次の意味を有するものである:X1およびX2は、同
一もしくは相異なることができ、そして水素、塩素また
はフツ素を表わし、そしてR1、R2およびR3は、水
素、メチル、塩素またはフツ素を表わし、基R1〜R3
すべては決して同一ではなく、そしてR4およびR5は、
それらが結合する窒素原子と一緒になつて、5員もしく
は6員の複素環式環を形成し、前記複素環式環は環員と
して酸素原子または基=N−R シクロヘキシル、フエニル(前記フエニルは塩素、フツ
素、臭素、メチル、フエニル、ヒドロキシル、メトキ
シ、ベンジルオキシ、ニトロまたはピペリジノにより一
または二置換されていてもよい)、2−チエニルまたは
ヒドロキシルにより炭素原子上で一または二置換されて
いてもよく、R6は水素、分枝鎖状もしくは直鎖状のア
ルキル基(1〜3個の炭素原子を有しかつ1個または2
個のヒドロキシルにより置換されていてもよい)、フエ
ナシル基、4個までの炭素原子をもつオキシアルキル基
または基COR7を表わし、R7は水素または1もしくは
2個の炭素原子のアルキルを表わす。
【0010】さらに、式(I)の化合物は、式(II)
【0011】
【化4】
【0012】式中、X1およびX2は前述の意味を有し、
そしてX3はハロゲン、好ましくは塩素またはフツ素を
表わす、の1−(置換シクロプロピル)−7−ハロゲノ
−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボ
ン酸類を、式(III)
【0013】
【化5】 式中、R4およびR5は前述の意味を有する、のアミン類
と、適当ならば酸結合剤の存在下に、反応させる方法に
よつて、得られることが発見された(方法A)。
【0014】また、本発明による式(I)の化合物は、
式(IV)
【0015】
【化6】
【0016】式中、X1およびX2は前述の意味を有し、
そしてピペラジニル基はC1−C4−アルキル、2−チエ
ニル、置換されていてもよいシクロヘキシルまたは置換
されていてもよいフエニルにより炭素原子上で一、二ま
たは三置換されていてもよい、の7−(1−ピペラジニ
ル)−3−キノロンカルボン酸類を、式(V)
【0017】
【化7】R6X (V) 式中、R6は前述の意味を有するが、水素であることは
できない、そしてXはフツ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒ
ドロキシル、アシルオキシ、エトキシ、フエノキシまた
は4−ニトロフエノキシを意味する、の化合物と、適当
ならば酸結合剤の存在下に、反応させることによつて、
得ることができる(方法B)。
【0018】さらに、本発明による式(I)の化合物
は、ピペラジニル基がC1−C4−アルキル、2−チエニ
ル、置換されていてもよいシクロヘキシルまたは置換さ
れていてもよいフエニルにより炭素原子上で一、二また
は酸置換されていてもよい、式(IV)の7−(1−ピペ
ラジニル)−3−キノリンカルボン酸類を、式(VI)
【0019】
【化8】B−CH=CH2 (VI) 式中、BはCN、CO−R9またはCOOR10を表わ
し、R9はメチルまたはエチルを表わし、そしてR10
メチル、エチル、n−プロピルまたはi−プロピルを表
わす、のミカエル受容体(Michael acceptor)と反応させ
る方法によつて、得ることができる(方法C)。
【0020】2−メチルピペラジンおよび7−クロロ−
6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−1−(1−メチルシ
クロプロピル)−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸
を方法Aに従う反応の出発物質として使用すると、この
反応の過程は次の反応式で表わすことができる:
【0021】
【化9】
【0022】ヨウ化エチルおよび6−フルオロ−1,4
−ジヒドロ−1−(1−メチルシクロプロピル)−4−
オキソ−7−(1−ピペラジニル)−3−キノリンカル
ボン酸を方法Bに従う反応の出発物質として使用する
と、この反応の過程は次の反応式で表わすことができ
る:
【0023】
【化10】
【0024】例えば、6−フルオロ−1,4−ジヒドロ
−1−(1−メチルシクロプロピル)−7−(1−メチ
ルピペラジニル)−4−オキソ−3−キノリンカルボン
酸およびギ酸/酢酸無水物を方法Bに従う反応の出発物
質として使用すると、この反応の過程は次の反応式で表
わすことができる:
【0025】
【化11】
【0026】例えば、6−フルオロ−1,4−ジヒドロ
−1−(1−メチルシクロプロピル)−4−オキソ−7
−(1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボン酸およ
びメチルビニルケトンを方法Cに従う反応の出発物質と
して使用すると、この反応の過程は次の反応式で表わす
ことができる:
【0027】
【化12】
【0028】方法Aに従う出発物質として使用できる式
(II)の1−シクロプロピル−6,7,8,9−トリハ
ロゲノ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリン
カルボン酸は、次の反応式に従い調製することができ
る:
【0029】
【化13】
【0030】この反応式に従い、ジエチルマロネート
(2)を対応するフッ化ベンゾイルまたは塩化ベンゾイ
ル(1)でマグネシウムエチラートの存在下にアシル化
して、アロイルマロネート(3)を生成する〔オーガニ
カム(Organicum),第3版、1964、438ペー
ジ〕。
【0031】水性媒質中において(3)を触媒量の硫酸
またはp−トルエンスルホン酸で部分的に加水分解しか
つ脱カルボキシル化すると、エチルアロイルアセテート
(4)がすぐれた収率で得られる。このアセテート
(4)をトリエチルオルトホルメート/酢酸無水物でエ
チル(2,3,4,5−テトラハロゲノベンゾイル)−3
−エトキシ−アシレート(5)に転化する。(5)と対
応する置換シクロプロピルアミンとを、溶媒、例えば塩
化メチレン、アルコール、クロロホルム、シクロヘキサ
ンまたはトルエン中で反応させると、わずかに発熱性の
反応で所望の中間生成物(6)が得られる。
【0032】環化反応(6)→(7)は約60〜300
℃、好ましくは80〜180℃の温度において実施す
る。
【0033】使用できる希釈剤は、ジオキサン、ジメチ
ルスルホキシド、N−メチルピロリドン、スルホラン、
ヘキサメチルリン酸トリアミドおよび、好ましくは、
N,N−ジメチルホルムアミドである。
【0034】この反応段階のために考えられる酸結合剤
は、カリウムt−ブタノラート、ブチル−リチウム、リ
チウム−フエニル、フエニル−マグネシウムブロミド、
ナトリウムメチラート、水素化ナトリウム、炭酸ナトリ
ウムおよび炭酸カリウム、とくに好ましくはフッ化カリ
ウムまたはフッ化ナトリウムである。10モル%過剰量
の塩基を使用することは有利であることがある。
【0035】この合成の出発物質として必要なハロゲン
化ベンゾイルは、次のようにして調製される:フッ化
3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオロ−ベンゾイル(沸
点97℃/20mbar;nD 20=1.5148)およびフッ
化5−クロロ−2,3,4−トリフルオロベンゾイル(沸
点66−70℃/20mbar;nD 20=1.4764)は、
塩化テトラクロロベンゾイルをフッ化カリウムとともに
高温に加熱することによって並列して得られる。
【0036】
【化14】
【0037】2,4,5−トリフルオロ安息香酸をクロロ
スルホン酸中で塩素化すると、3−クロロ−2,4,5−
トリフルオロ安息香酸が得られ、これを粗生成物として
塩化チオニルと反応させて塩化3−クロロ−2,4,5−
トリフルオロベンゾイル(沸点94℃/20mbar;nD
20=1.5164)を生成する:
【0038】
【化15】
【0039】最後の工程において塩基性または酸性の条
件下に(7)のエステルを加水分解すると、1−(置換
シクロプロピル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3
−キノリンカルボン酸類が得られる。
【0040】出発物質として必要なシクロプロピルアミ
ン類のあるものは既知である。
【0041】使用する1−アミノ−2,2−ジフルオロ
シクロプロパンは、次のようにして製造された:
【0042】
【化16】
【0043】a)2,2−ジフルオロシクロプロパンカ
ルボン酸 20.8gの2,2−ジフルオロビニルシクロプロパンを
220mlの水中に導入する。96gの部粉末状のKM
nO4をよく撹拌した乳濁液中に、温度が35℃を越え
ないようにして少しずつ添加する。この混合物を1時間
撹拌した後、MnO4を濾過する。NaHSO3を母液
に、変色が起こるまで、添加する。次いで、この混合物
を希H2SO4で酸性化する。この混合物をEt2Oで抽
出し、そして有機相を分離し、乾燥し、そして濃縮す
る。
【0044】b)1−アミノ−2,2−ジフルオロシク
ロプロパンカルボン酸塩酸塩 18gのジフルオロシクロプロパンカルボン酸および3
2.7mlのSOCl2を2時間沸騰させる。その後、過
剰の塩化チオニルを蒸留する。10gの残留物を42m
lのトルエン中の19.5gのMeSiN3の溶液に滴々
添加する。この混合物を66−80℃に、それ以上の気
体が発生しなくなるまで、加熱する。
【0045】60mlの濃HClを室温において添加す
る。2相をそれ以上の気体が発生しなくなるまで振盪す
る。水相を分離し、そして真空濃縮する。収量:5.1
g1−アミノ−2,2−ジクロロシクロプロパンカルボ
ン酸塩酸塩は、2,2−ジクロロシクロプロパンカルボ
ン酸から同一方法により得られる。
【0046】出発物質として使用するアミン類(II
I)は、既知であるか、あるいは文献から知られている
方法により得ることができる〔米国特許第4,166,1
80号およびジヤーナル・オブ・メデイシナル・ケミスト
リー(J. Med. Chem.)26、1116(198
3)〕。対応する2−シクロヘキシル−ピペラジン類
は、2−アリール−ピペラジン類から接触水素化により
得られる:例えば、2−シクロヘキシル−ピペラジン
(ワックス状、誘因71−73℃)。述べることのでき
る例は、次の通りである:モルホリン、ピペリジン、チ
オモルホリン、ピロリジン、ピペラジン、N−メチルピ
ペラジン、N−エチルピペラジン、N−(2−ヒドロキ
シルエチル)−ピペラジン、N−ホルミルピペラジン、
2−メチルピペラジン、1,2−ジメチルピペラジン、
シス−およびトランス−2,5−ジメチルピペラジン、
シス−およびトランス−2,6−ジメチルピペラジン、
2−エチルピペラジン、2−プロピルピペラジン、2−
プロピルピペラジン、2−イソプロピルピペラジン、2
−イソブチルピペラジン、2−ピペラジノン、1−メチ
ル−2−ピペラジノン、1−エチル−2−ピペラジノ
ン、2−シクロヘキシルピペラジン、2−フエニルピペ
ラジン、2−(4−クロロフエニル)−ピペラジン、2
−(4−フルオロフエニル)−ピペラジン、2−(4−
ブロモフエニル)−ピペラジン、2−(4−メチルフエ
ニル)−ピペラジン、2−(4−ビフエニル)−ピペラ
ジン、2−(4−メトキシフエニル)−ピペラジン、2
−(4−ベンジルオキシフエニル)−ピペラジン、2−
(4−ヒドロキシフエニル)−ピペラジン、2−(4−
ニトロフエニル)−ピペラジン、2−(3−ニトロフエ
ニル)−ピペラジン、2−(4−ピペリジノフエニル)
−ピペラジン、2−(3,4−ジメトキシフエニル)−
ピペラジン、2−(3,4,5−トリメトキシフエニル)
−ピペラジン、2−(3,4−ジメトキシ−6−メチル
フエニル)−ピペラジン、2−(2−チエニルフエニ
ル)−ピペラジンおよび3−アミノピロリジン。
【0047】出発物質として使用する式(V)の化合物
は既知である。述べることのできる例は、次の通りであ
る:ヨウ化メチル、臭化メチル、ヨウ化エチル、臭化エ
チル、塩化エチル、塩化2−ヒドロキシエチル、塩化3
−ヒドロキシブチル、臭化n−プロピル、ヨウ化n−ブ
チル、臭化i−ブチル、塩化sec−ブチル、塩化n−
ペンチル、塩化3−メチルブチルおよび臭化n−ヘキシ
ル。
【0048】ホルミル/酢酸無水物、酢酸無水物、プロ
ピオン酸無水物、塩化アセチル、塩化クロロアセチル、
塩化ジクロロアセチル、臭化ブロモアセチル、塩化ブチ
リル、塩化4−クロロブチリル、塩化イソブチリル、N
−(tert−ブトキシカルボニル)グリシン4−ニト
ロフエニルエステル、N−(tert−ブトキシカルボ
ニル)−L−アラニン4−ニトロフエニルエステル、N
−(tert−ブトキシカルボニル)−L−ロイシン4
−ニトロ−フエニルエステル、N−(tert−ブトキ
シカルボニル)−L−バリン4−ニトロ−フエニルエス
テル、塩化3−メトキシプロピオニル、クロロ炭酸メチ
ル、クロロ炭酸エチル、クロロ炭酸n−ブチル、炭酸ジ
エチル、塩化シアン、炭酸ジフエニル、臭化ジメチルカ
ルボミル、塩化メタンスルホニル、塩化エタンスルホニ
ル、塩化プロパン−1−スルホニルおよびギ酸。
【0049】本発明に従って使用できる式(VIII)
の化合物は既知である。述べることのできる例は、次の
通りである:アクリロニトリル、メチルビニルケトン、
メチルアクリレートおよびエチルアクリレート。
【0050】方法Aに従う(II)と(III)の反応
は、希釈剤、例えば、ジメチルスルホキシド、N,N−
ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸トリスアミ
ド、スルホラン、水、アルコール、例えばメタノール、
エタノール、n−プロパノールまたはイソプロパノー
ル、グリコールモノメチルエーテルまたはピリジンの中
で好ましくは実施する。これらの希釈剤の混合物を使用
することもできる。
【0051】すべての通常の無機および有機の酸結合剤
を酸結合剤として使用することもできる。これらは、好
ましくは、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸
塩、有機アミンおよびアミジンを包含する。とくに適当
なものとして述べることのできる例は、次の通りであ
る:トリエチルアミン、1,4−ジアザ−ビシクロ〔2,
2,2〕−オクタン(DABCO)、1,8−ジアザ−ビ
シクロ〔5,4,0〕−ウンデク−7−エン(DBU)ま
たは過剰のアミン(III)。
【0052】反応温度は実質的な範囲内で変化させるこ
とができる。一般に、この反応は約20〜200℃、好
ましくは80〜180℃の範囲内で実施する。
【0053】この反応は通常の気圧のもとに実施できる
が、また過圧のもとで実施することもできる。一般に、
この反応は約1〜100bar、好ましくは1〜10barの
圧力のもとに実施する。
【0054】本発明による方法を実施するとき、カルボ
ン酸(II)の1モルにつき1〜15モル、好ましくは
1〜6モルのアミン(III)を使用する。
【0055】(IV)と(V)との反応は、希釈剤、例
えば、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、N,N−ジ
メチルホルムアミド、ヘキサメチル−リン酸トリスアミ
ド、スルホラン、水、アルコール、例えば、メタノー
ル、エタノール、n−プロパノールまたはイソプロパノ
ール、グリコールモノメチルエーテルまたはピリジンの
中で好ましくは実施する。これらの希釈剤の混合物を使
用することもできる。
【0056】すべての通常の無機および有機の酸結合剤
を酸結合剤として使用することもできる。これらは、好
ましくは、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸
塩、有機アミンおよびアミジンを包含する。とくに適当
なものとして述べることのできる例は、次の通りであ
る:トリエチルアミン、1,4−ジアザ−ビシクロ〔2,
2,2〕−オクタン(DABCO)、1,8−ジアザ−ビ
シクロ〔5,4,0〕−ウンデク−7−エン(DBU)。
【0057】反応温度は実質的な範囲内で変化させるこ
とができる。一般に、この反応は約20〜180℃、好
ましくは40〜110℃の範囲内で実施する。
【0058】この反応は通常の気圧のもとに実施できる
が、また加圧下に実施することもできる。一般に、この
反応は約1〜100bar、好ましくは1〜10barの圧力
のもとに実施する。
【0059】本発明による方法Bを実施するとき、化合
物(IV)の1モルにつき1〜4モル、好ましくは1〜
1.5モルのアミン(V)を使用する。
【0060】(IV)と(VI)との反応(反応C)
は、希釈剤、例えば、ジメチルスルホキシド、N,N−
ジメチルホルムアミド、メタノール、エタノール、イソ
プロパノール、n−プロパノールまたは、グリコールモ
ノメチルエーテルまたはこれらの希釈剤の混合物の中で
好ましく実施する。
【0061】反応温度は実質的な範囲内で変化させるこ
とができる。一般に、この反応は約20〜150℃、好
ましくは50〜100℃の範囲内で実施する。
【0062】この反応は通常の気圧のもとに実施できる
が、また加圧下に実施することもできる。一般に、この
反応は約1〜100bar、好ましくは1〜10barの圧力
のもとに実施する。
【0063】本発明による方法を方法Cにより実施する
とき、化合物(IV)の1モルにつき1〜5モル、好ま
しくは1〜2モルのアミン(III)を使用する。
【0064】実施例の中に列挙した化合物に加えて、具
体的に述べることのできる新規な活性化合物は、次の通
りである:8−クロロ−6−フルオロ−1,4−ジヒド
ロ−1−(1−メチルシクロプロピル)−4−オキソ−
7−(1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボン酸、
6−クロロ−8−フルオロ−1,4−ジヒドロ−1−
(1−メチルシクロプロピル)−4−オキソ−7−(1
−ピペラジニル)−3−キノリンカルボン酸。6−クロ
ロ−8−フルオロ−1−(2,2−ジフルオロシクロプ
ロピル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−7−(1−
ピペラジニル)−3−キノリンカルボン酸、6,8−ジ
フルオロ−1−(2−フルオロシクロプロピル)−1,
4−ジヒドロ−4−オキソ−7−(1−ピペラジニル)
−3−キノリンカルボン酸。1−(2,2−ジクロロシ
クロプロピル)−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソ−7−(1−ピペラジニル)−3−キノリ
ンカルボン酸。8−クロロ−6−フルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−1−(2−メチルシクロプロピル)−7−(3
−メチル−1−ピペラジニル)−4−オキソ−3−キノ
リンカルボン酸、8−クロロ−6−フルオロ−1,4−
ジヒドロ−1−(1−メチルシクロプロピル)−7−
(3−メチル−1−ピペラジニル)−4−オキソ−3−
キノリンカルボン酸、6−クロロ−8−フルオロ−1−
(2−フルオロシクロプロピル)−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−7−(1−ピペラジニル)−3−キノリン
カルボン酸、1−(2−クロロシクロプロピル)−6,
8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−7−
(1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボン酸、6,
8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−1−(1−メチル
シクロプロピル)−4−オキソ−7−(3−フエニル−
1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボン酸、8−ク
ロロ−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−1−(1−メ
チルシクロプロピル)−4−オキソ−7−(3−フエニ
ル−1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボン酸、
6,8−ジフルオロ−1−(2,2−ジフルオロシクロプ
ロピル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−7−(3−
フエニル−1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボン
酸、8−クロロ−6−フルオロ−1−(2,2−ジフル
オロシクロプロピル)−1,4−ジヒドロ−7−(4−
メチル−1−1−ピペラジニル)−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸、6−クロロ−8−フルオロ−1−
(2,2−ジフルオロシクロプロピル)−1,4−ジヒド
ロ−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−オキ
ソ−3−キノリンカルボン酸、7−(4−アセチル−1
−ピペラジニル)−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒド
ロ−1−(1−メチルシクロプロピル)−4−オキソ−
3−キノリンカルボン酸、6,8−ジフルオロ−1,4−
ジヒドロ−4−オキソ−7−〔4−(3−オキソ−ブチ
ル)−1−ピペラジニル〕−3−キノリンカルボン酸お
よび1−(2,2−ジクロロシクロプロピル)−6−フ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−7−(1−ピ
ペラジニル)−3−キノリンカルボン酸。
【0065】本発明による化合物は、毒性が低く、グラ
ム陽性およびグラム陰性の微生物、とくにエンテロバク
テリアセアエ(Enterobacteriacea
e)に対して;およびなかでもまた種々の抗生物質、例
えば、ペニシリン類、セフアロスポリン類、アミノグリ
コシド類、スルホンアミド類およびテトラサイクリン類
に対して抵抗性である微生物に対して広い抗バクテリア
スペクトルを示す。
【0066】これらの有用な性質のため、本発明による
化合物は化学療法的に活性な化合物として医薬におい
て、および無機材料および有機材料、とくにすべてのタ
イプの有機材料、例えば、ポリマー、潤滑剤、塗料、
皮、紙および木材、および食品および水を保存するため
の物質として使用することができる。
【0067】本発明による化合物は、非常に広いスペク
トルの微生物に対して活性である。それらの助けのため
に、グラム陽性およびグラム陰性のバクテリアおよびバ
クテリア様微生物を防除すること、およびこれらの病原
体により引き起こされる病気を予防、軽減および/また
は治癒させることが可能である。
【0068】本発明による化合物は、とくにバクテリア
およびバクテリア様微生物に対して活性である。それら
は、それゆえ、人間および獣の医薬において、病原体に
より引き起こされる局所的および全身的な感染の予防お
よび化学療法のためにとくに適する:グラム陽性コッキ
(cocci)、例えばスタフィロコッキ(Staphylococc
i)〔スタフィロコッカス・アウレウス(Staphy. aur
eus)およびスタフィロコッカス・エピデルミス(Stap
hy.epidermis)〕およびストレプトコッキ(Streptoc
occi)〔ストレプトコッカス・アガラクチアエ(Strep
t.agalctiae)、ストレプトコッカス・ファエカリス
(Strept.faecalis)、ストレプトコツカス・ニユー
モニアエ(Strept.pneumoniae)およびストレプトコ
ッカス・ピオゲネス(Strept.pyogenes)〕;グラム
陰性コッキ(cocci)〔ネイセリア・ゴノルヘアエ(Ne
isseria gonorrheae)およびグラム陰性棒状バシリ(r
od-shaped bacilli)、例えばエンテロバクテリアセア
エ(Enterobacteriaceae)、例えば、エシエリヒア・
コリ(Escherichia coli)、ヘモフイリス・インフル
エンザエ(Haemophilus influenzae)、シトロバクテ
ル(Citrobacter)〔シトロバクテル・フレウンデイ
(Citrob.freundii)およびシトロバクテル・ジベル
ムス(Citrob.diverms)、サルモネラ(Salmonell
a)およびシゲラ(Shigella);およびさらにクレブシ
エラエ(Klebsiellae)〔クレブシエラ・ニユーモニア
エ(Klebsiella pneumoniae)およびクレブシエラ・
オキシトカ(Klebs.oxytoca)〕、エンテロバクテル
(Enterobacter)〔エンテロバクテル・アエロゲネス
(Ent.aerogenes)およびエンテロバクテル・アグロ
メランス(Ent.agglomerans)〕、ハフニア・セラチ
ア(Hafnia Serratia)、〔セラチア・マセセンス
(Serr.mascescens)、プロテウス(Proteus)〔プ
ロテウス・ヌラビリス(Pro.nurabilis)、プロテウ
ス・レトゲリ(Pro.rettgeri)プロテウス・ブルガリ
ス(Pro.vulgaris)〕、プロビデンシア(Providenc
ia)、エルシニア(Yersinia)およびアクチネトバク
テル(Actinetobacter)属。抗バクテリアのスペクト
ルは、さらに、次のものを包含する:シュードモナス
(Pseudomonas)属〔シュードモナス・アエルギノサ
(Ps.aeruginosa)および〔シュードモナス・マルト
フイリア(Ps.maltophilia)〕ならびに厳格に嫌気性
バクテリア、例えば、バクテロイデス・フラギリス(B
acteroides fragilis)、ペプトコツカス(Peptococc
us)属、ペプトストレプトコツカス(Peptostreptococ
cus)およびクロストリジウム(Clostridium)の代表
的なもの;およびさらにマイコプラズマ(Mycoplasm
a)〔マイコプラズマ・ニユーモニアエ(M.pneumonia
e)、マイコプラズマ・ホミニス(M.hominis)および
マイコプラズマ・ウレアリチクム(M.urealyticu
m)〕およびマイコバクテリア、例えば、マイコバクテ
リウム・ツベルクロシス(Mycobacterium tuberculos
is)。
【0069】病原体の上のリストは純粋に例示であり、
そしていかなる方法でも制限的に解釈すべきではない。
本発明による化合物により予防、軽減および/または治
癒できる病気の述べることのできる例は次の通りであ
る:耳炎;肺炎;腹膜炎;腎孟腎炎;膀胱炎;心内膜
炎;骨髄炎;気管支炎;関節炎;局所感染;および敗血
病。
【0070】本発明は、無毒の、不活性の製薬学的に適
当な賦形剤に加えて、本発明の1種または2種以上の活
性化合物を含有する製剤、あるいは本発明の化合物の1
種または2種以上から成る製剤、およびこれらの製剤の
調製方法を、包含する。
【0071】本発明は、投与単位形態の製剤をも包含す
る。このことは、製剤が個々の部分の形態、例えば、錠
剤、糖剤、カプセル剤、丸薬、坐薬およびアンプル剤の
形態であり、それらの活性成分の含量が個々の投与量の
数分の1または多数倍であることを意味する。適用単位
は、例えば1、2、3または4の個々の投与量あるいは
個々の投与量の1/2、1/3または1/4を含有す
る。個々の投与量は、好ましくは1回の投与で与えられ
かつ通常1日量の全部、半分または3分の1に相当する
量の活性化合物量を含有する。
【0072】無毒の、不活性の製薬学的に適する賦形剤
とは、すべての種類の固体、半固体または液体の希釈
剤、充填剤および配合助剤であると理解すべきである。
【0073】錠剤、糖剤、カプセル剤、ピル、丸薬、坐
薬、溶液、懸濁液および乳濁液を好ましい製薬学的配合
物として述べることができる。
【0074】錠剤、糖剤、カプセル剤、ピル、および丸
薬は、1種またはそれ以上の活性化合物に加えて、次の
普通の賦形剤を含有することができる:(a)充填剤およ
び増量剤、例えば、デンプン、ラクトース、スクロー
ス、グルコース、マンニトールおよびシリカ、(b)結合
剤、例えば、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸
塩類、ゼラチンおよびポリビニルピロリドン、(c)湿潤
剤、例えばグリセロール、(d)崩壊剤、例えば、寒天、
炭酸カルシウムおよび重炭酸カルシウム、(e)溶解遅延
剤、例えば、パラフイン、および(f)吸収促進剤、例え
ば、第四アンモニウム化合物、(g)湿潤剤、例えば、セ
チルアルコールまたはグリセリンモノステアレート、
(h)吸着剤、例えば、カオリンおよびベントナイト、お
よび(i)潤滑剤、例えば、タルク、ステアリン酸カルシ
ウムおよびステアリン酸マグネシウムおよび固体のポリ
エチレングリコール、または(a)〜(i)に記載した物質の
混合物。
【0075】錠剤、糖剤、カプセル剤、ピルおよび丸薬
は、不透明剤を含有してもよい、普通の被膜または外殻
を有することができ、そして活性化合物の1種または2
種以上のみを、あるいはそれらを優先的に、腸管のある
部分に、必要に応じて遅延した方法で、開放するような
組成物であることができ、使用できる組成物を埋め込む
物質の例はポリマーの物質またはワックスである。
【0076】本発明による錠剤の例 各錠剤は次の成分を含有する: ラツカード・シエル(lacquered shell)は、次の成分
を含有する: ポリ−(O−ヒドロキシプロピル− O−メチル)−セルロース15cp 6.0mg マクロゴル(Macrogol)4000rec. INN(ポリエチレングリコールDAB) 2.0mg 酸化チタン(IV) 2.0mg 10.0mg 1種または2種以上の活性化合物は、必要に応じて1ま
たは2種以上の前述の賦形剤と一緒に、マイクロカプセ
ル封入された形態であることもできる。
【0077】坐薬は、1種または2種以上の活性化合物
に加えて、普通の水溶性または水不溶性賦形剤、例え
ば、ポリエチレングリコール、油脂、例えば、カカオ油
脂、および高級エステル(例えば、C14−アルコールと
16脂肪酸とのエステル)またはこれらの物質の混合物
を含有できる。
【0078】軟膏、泥膏、クリームおよびゲルは、1種
または2種以上の活性化合物に加えて、慣用の賦形剤、
例えば、動物性および植物性の油脂、ワツクス、パラフ
イン、デンプン、トラガカント、セルロース誘導体、ポ
リエチレングリコール、シリコーン、ベントナイト、シ
リカ、タルクおよび酸化亜鉛、またはこれらの物質の混
合物を含有することができる。
【0079】粉剤およびスプレーは、1種または2種以
上の活性化合物に加えて、慣用の賦形剤、例えば、ラク
トース、タルク、シリカ、水酸化アルミニウム、ケイ酸
カルシウムおよびポリアミド粉末、またはこれらの物質
の混合物を含有することができ、そしてスプレーはさら
に慣用の噴射剤、例えば、クロロフルオロ炭化水素を含
有することができる。
【0080】溶液および乳濁液は、活性化合物に加え
て、普通の賦形剤、例えば、溶媒、可溶化剤および乳化
剤、例えば、水、エチルアルコール、イソプロピルアル
コール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコー
ル、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3
−ブチレングリコール、ジメチルホルアミド、油、こと
に綿実油、落下生油、トーモロコシ胚油、オリーブ油、
ヒマシ油およびゴマ油、グリセロール、グリセロール−
ホルマール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリ
エチレングリコールおよびソルビタンの脂肪酸エステ
ル、またはこれらの物質の混合物を含有することができ
る。
【0081】非経口的投与のためには、溶液および乳濁
液は、血液と等張である無菌の形態であることもでき
る。
【0082】坐薬は、活性化合物に加えて、賦形剤、例
えば、液状希釈剤、例えば、水、エチルアルコールまた
はプロピレングリコール、懸濁剤、例えば、エトキシル
化イソステアリルアルコール、ポリエチレンソルビトー
ルエステルおよびソルビタンエステル、微結晶質セルロ
ース、アルミニウムメターヒドロキシド、ベントナイ
ト、寒天およびトラガカント、またはこれらの物質の混
合物を含有できる。
【0083】前述の配合物は、染料、防腐剤、およびに
おいおよび芳香を改良する添加剤、例えば、ペパーミン
ト油およびユーカリ油、および甘味剤、例えば、サツカ
リンを含有することもできる。
【0084】治療学的に活性な化合物は、好ましくは、
前述の製剤中に、合計の混合物の約0.1〜99.5重量
%、好ましくは約0.5〜95重量%の濃度で存在すべ
きである。
【0085】前述の製剤は、本発明による活性化合物に
加えて、他の製薬学的に活性な化合物を含有することも
できる。
【0086】前述の製剤は、既知の方法に従い、通常の
方法で、例えば、活性化合物と賦形剤の1種または2種
以上と混合することによつて調製される。
【0087】活性化合物または製剤は、局所的に、経口
的に、非経口的に、腹腔内におよび/または経直腸的に
または非経口的に、例えば、静脈内にまたは筋肉内にて
投与することができる。
【0088】一般に、人間の医学および獣医学におい
て、本発明による1種または2種以上の活性化合物を約
0.5〜約500、好ましくは5〜100mg/kg体
重の量で24時間ごとに、適当ならば数回の個々の投与
で投与することは、所望の結果を達成するために有利で
あることが証明された。個々の投与量は、好ましくは、
約1〜約250mg/kg体重、とくに3〜約60mg
/kg体重の活性化合物の1種または2種以上を含有す
る。しかしながら、前述の適量から逸脱しなければなら
ないことがあり、とくにそのことは処置を受ける患者の
性質および体重、病気の性質および重さ、医薬の調製法
および投与法、および投与の時間または間隔に依存す
る。
【0089】こうして、ある場合には前記量よりも少な
い量の活性化合物の1種または2種以上で十分であり、
一方他の場合には前記量を超えなくてはならないことが
ある。特定の必要な最適な適量および活性化合物の投与
法は、この分野に精通する者により、その専門分野の知
識に基づき、容易に決定することができる。
【0090】新規な化合物は慣用の濃度で、飼料、また
は飼料配合物または飲料水と一緒に配合して投与するこ
とができる。グラム陰性またはグラム陽性のバクテリア
による感染はこれにより予防、軽減および/または治癒
することができ、そして成長の促進および飼料の利用の
改良はこれにより達成することができる。
【0091】最小阻止濃度(MIC)の値を下表1に記
載する。
【0092】
【表1】
【0093】さらに、本発明の化合物(後記実施例17
の化合物)の経口投与後の血中濃度を、シプロフロキサ
シンと比較した。すなわち、CF1−マウスに体重1k
gあたり5mgの供試化合物を経口投与し、投与の30
分後、1時間後及び2時間後に各マウスから:血液を採
取し、その血液試料中に存在する薬物の量をバイオアツ
セイにより測定した。その結果を下表2に示す。
【0094】
【表2】 表2:マウスに5mg/kg経口投与後の血中濃度(mg/l) 血中濃度(mg/l) ────────── ┬──────── ────── │30分後 1時間後 2時間後 ─────┬────┬───── 実施例17の化合物 │ 0.66 │ 0.28 │ 0.16 ────────── ┼────│────│────− シプロフロキサシン │ 0.1 │ 0.05 │ 0.02 ────────── ┴─────────────−− 次の実施例により、本発明を説明する。
【0095】
【実施例】実施例A 7−クロロ−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−1−
(1−メチルシクロプロピル)−4−オキソ−3−キノ
リンカルボン酸
【0096】
【化17】
【0097】25.2gのエチル2−(2,4−ジクロロ
−5−フルオロベンゾイル)−3−エトキシ−アクリレ
ートを、30mlのEtOH中に導入する。30mlの
EtOH中の5.7gの1−アミノ−1−メチルシクロ
プロパンを、冷却しながら、滴々添加する。この混合物
を室温においてさらに1時間撹拌し、次いで70mlの
氷−水を添加する。沈殿を吸引濾過し、水性エタノール
で洗浄し、そして乾燥する。
【0098】収量:25.4gのエチル2−(2,4−ジ
クロロ−5−フルオロベンゾイル)−3−(1−アミノ
−1−メチルシクロプロピルアミノ)−アクリレート、
融点81−82℃。
【0099】25gのこの化合物を2時間140℃で、
100mlのジメチルホルムアミド中の10gのK2
3とともに加熱する。次いで、この混合物を氷の上に
添加し、そして沈殿を単離し、水で洗浄する。
【0100】収量:21.1gのエチル7−クロロ−6
−フルオロ−1,4−ジヒドロ−1−(1−メチルシク
ロロプロピル)−4−オキソ−3−キノリンカルボキシ
レート。融点218−219℃。
【0101】21.1gのこの化合物を75mlの酢
酸、57mlの水および7mlの硫酸の混合物中で15
0℃に1.5時間加熱する。その後、氷で冷却しなが
ら、120mlの水を滴々添加し、そして沈殿を吸引濾
過し、そして水で洗浄する。
【0102】収量:18.2gの7−クロロ−6−フル
オロ−1,4−ジヒドロ−1−(1−メチルシクロプロ
ピル)−4−オキソ−3−キノリンカルボキシレート。
融点301−303℃。
【0103】実施例B 7−クロロ−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−1−
(2−メチルシクロプロピル)−4−オキソ−3−キノ
リンカルボン酸
【0104】
【化18】
【0105】エチル2−(2,4−ジクロロ−5−フル
オロベンゾイル)−3−エトキシ−アクリレートを1−
アミノ−2−メチルシクロプロパンと、実施例Aと同様
にして反応させる。
【0106】次の段階が得られる:2−(2,4−ジク
ロロ−5−フルオロベンゾイル)−3−(1−アミノ−
2−メチルシクロプロピル)−アミノ−3−アクリレー
ト(収率91%;融点80−85℃)、エチル7−クロ
ロ−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−1−(2−メチ
ルシクロプロピル)−4−オキソ−3−キノリンカルボ
キシレート(収率84%;融点185−188℃)およ
び7−クロロ−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−1−
(2−メチルシクロプロピル)−4−オキソ−3−キノ
リンカルボン酸(収率79%;融点218−220
℃)。
【0107】実施例C 6,7,8−トリフルオロ−1−(2,2−ジフルオロシ
クロプロピル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−
キノリンカルボン酸
【0108】
【化19】
【0109】30mlのCH2Cl2中の6gのエチル3
−エトキシ−2−(2,3,4,5−テトラフルオロベン
ゾイル)−アクリレート(既知)および12mlの水中
の2.4gの1−アミノ−2,2−ジフルオロシクロプロ
パン塩酸塩を、氷で冷却しながら、一緒にする。20m
lの水中の1.6gのNaHCO3の溶液を、強く撹拌し
ながら、滴々添加する。引続いてこの混合物を2時間撹
拌し、相を分離し、そして有機相を水で洗浄し、乾燥
し、そして濃縮する。6.2gの粗製2−(2,3,4,5
−テトラフルオロベンゾイル)−3−(2,2−ジフル
オロシクロプロピルアミノ)−アクリレートが残る。
【0110】収率:92%。
【0111】3.7gのこの化合物を22mlのジメチ
ルホルムアミド中で0.7gのNaFとともに2時間沸
騰させる。その後、この混合物を氷の中に注ぎ入れ、そ
して沈殿する生成物を単離する。
【0112】収量:3.0g(86%)のエチル6,7,
8−トリフルオロ−1−(2,2−ジフルオロシクロプ
ロピル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリ
ンカルボキシレート。融点118−120℃。
【0113】4.5gのこの化合物を14mlのAcO
H、11mlの水および1.3mlの硫酸の混合物の中
で150℃(浴)に2時間加熱する。冷却後、この混合
物を氷の中に注ぎ入れ、そして沈殿を単離する。
【0114】収量:3.0g(86%)の6,7,8−ト
リフルオロ−1−(2,2−ジフルオロシクロプロピ
ル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカ
ルボン酸。融点238−240℃。
【0115】実施例1
【0116】
【化20】
【0117】3gの実施例Aの生成物および2.6gの
無水ピペラジンを75mlのピリジン中で8時間沸騰さ
せる。その後、この混合物を真空濃縮する残留物を45
mlの水とともに撹拌し、そしてpHをHClで5に調
節する。沈殿を吸引濾過し、水で洗浄し、そして100
℃で真空乾燥する。
【0118】収量:6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−
1−(1−メチルシクロプロピル)−4−オキソ−7−
(1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボン酸。融点
269−271℃。
【0119】次の7−位置において置換された7−フル
オロ−1,4−ジヒドロ−1−(1−メチルシクロプロ
ピル)−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸が、実施
例1と同様にして得られる:
【0120】
【表3】
【0121】実施例8
【0122】
【化21】
【0123】3.4gの実施例1からの生成物および3.
9gのメチルビニルケトンを25mlのエタノール中で
6時間沸騰させる。この混合物を熱時濾過し、そして、
冷却後、沈殿を吸引濾過する。
【0124】収量:3.2 gの7−フルオロ−1,4−
ジヒドロ−1−(1−メチルシクロプロピル)−4−オ
キソ−7−[4−(3−オキソブチル)−1−ピペラジ
ニル]−3−キノリンカルボン酸。融点158−160
℃。
【0125】実施例9
【0126】
【化22】
【0127】3.1gの実施例1からの生成物および3
mlのギ酸を30mlのジメチルホルムアミド中で8時
間沸騰させる。冷却後、沈殿を吸引濾過し、水およびメ
タノールで洗浄し、乾燥する。
【0128】収量:2.0gの6−フルオロ−7−(4
−ホルミル−1−ピペラジニル)−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−3−キノリンカルボン酸。融点297−2
99℃(分解)。
【0129】実施例10
【0130】
【化23】
【0131】3.4gの実施例1からの生成物、2.3g
のω−クロロアセトフエノンおよび2.1gのトリエチ
ルアミンを50mlのエタノール中で9時間沸騰させ
る。この混合物を真空濃縮し、そして残留物を水ととも
に撹拌する。沈殿を単離し、乾燥し、そしてトルエン中
に溶解する。
【0132】収量:1gの6−フルオロ−1,4−ジヒ
ドロ−1−(1−メチルシクロプロピル)−4−オキソ
−7−[4−(2−オキソ−2−フエニル−エチル)−
1−ピペラジニル]−3−キノリンカルボン酸。融点2
15−218℃。
【0133】実施例11
【0134】
【化24】
【0135】3.4gの実施例1からの生成物、3.9g
のクロロアセトンおよび5.8mlのトリエチルアミン
を50mlのエタノール中で6時間沸騰させる。次い
で、この混合物を濃縮し、残留物をMeOH中に溶解
し、そして生成物を水で沈殿させる。
【0136】収量:2.0gの7−フルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−1−(1−メチルシクロプロピル)−4−オキ
ソ−7−[4−(2−オキソ−プロピル)−1−ピペラ
ジニル]−3−キノリンカルボン酸。融点188−19
0℃(分解)。
【0137】実施例12
【0138】
【化25】
【0139】3gの実施例Bからの生成物および2.6
gのピペラジンを75mlのピリジン中で8時間沸騰さ
せる。この混合物を濃縮し、そして残留物を45mlの
水とともに撹拌する。pHをHClで5に調節する。沈
殿を吸引濾過し、水で洗浄し、そして乾燥する。1.9
gの6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−1−(2−メチ
ルシクロプロピル)−4−オキソ−7−(1−ピペラジ
ニル)−3−キノリンカルボン酸が得られる。融点11
0−120℃。
【0140】次の7−フルオロ−1,4−ジヒドロ−1
−(1−メチルシクロプロピル)−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸が、実施例12と同様にして得られ
る:
【0141】
【表4】
【0142】実施例16
【0143】
【化26】
【0144】0.4gの実施例Cからの生成物および0.
54gのピペラジンを2mlのジメチルスルホキシド中
で2時間沸騰させる。その後、ジメチルスルホキシドを
留去し、そして残留物を水とともに撹拌する。沈殿を吸
引濾過し、洗浄し、そして乾燥する。
【0145】収量:0.2gの6,8−ジフルオロ−1−
(2,2−ジフルオロシクロプロピル)−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソ−7−(1−ピペラジニル)−3−キノ
リンカルボン酸。融点204−206℃。
【0146】次の7−位置において置換された6,8−
ジフルオロ−1−(2,2−ジフルオロシクロプロピ
ル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカ
ルボン酸が、実施例16と同様にして得られる:
【0147】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/495 AFC 31/535 31/54 C07D 215/56 401/04 8829−4C (C07D 401/04 215:00 241:00) (72)発明者 ハンス−ヨアヒム・ツアイラー ドイツ連邦共和国デー5620フエルベルト 15・エルスベーカーシユトラーセ46 (72)発明者 カルル・ゲオルク・メツツガー ドイツ連邦共和国デー5600ブツペルタール 1・パールケシユトラーセ75

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 式中、Xはフツ素または塩素原子を表わす、で示される
    化合物及びその塩。
  2. 【請求項2】 1−アミノ−2,2−ジフルオロシクロ
    プロパン塩酸塩。
  3. 【請求項3】 1−アミノ−2,2−ジクロロプロパン
    塩酸塩。
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