JPH05214558A - プレス成形性及びスポット溶接性に優れた亜鉛系メッキ鋼板 - Google Patents
プレス成形性及びスポット溶接性に優れた亜鉛系メッキ鋼板Info
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- JPH05214558A JPH05214558A JP26722992A JP26722992A JPH05214558A JP H05214558 A JPH05214558 A JP H05214558A JP 26722992 A JP26722992 A JP 26722992A JP 26722992 A JP26722992 A JP 26722992A JP H05214558 A JPH05214558 A JP H05214558A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】プレス成形性及びソポット溶接性の優れた亜鉛
系メッキ鋼板を提供することを目的とする。 【構成】亜鉛系メッキ鋼板のメッキ層の表面に、Mo,
V,Cuの一種又は二種以上の金属酸化物皮膜あるいは
錫酸化物皮膜を上層として形成した。この上層はメッキ
層よりも硬質,高融点で電気抵抗が低いので、プレス成
形時にメッキ層表面とプレス金型との摺動抵抗を低下さ
せ、また、スポット溶接時における電極の損耗量を減ら
して連続打点性を向上させることができる。
系メッキ鋼板を提供することを目的とする。 【構成】亜鉛系メッキ鋼板のメッキ層の表面に、Mo,
V,Cuの一種又は二種以上の金属酸化物皮膜あるいは
錫酸化物皮膜を上層として形成した。この上層はメッキ
層よりも硬質,高融点で電気抵抗が低いので、プレス成
形時にメッキ層表面とプレス金型との摺動抵抗を低下さ
せ、また、スポット溶接時における電極の損耗量を減ら
して連続打点性を向上させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、亜鉛系メッキ鋼板の改
良に関し、特にプレス成形性及びスポット溶接性に優れ
た亜鉛系メッキ鋼板に関するものである。
良に関し、特にプレス成形性及びスポット溶接性に優れ
た亜鉛系メッキ鋼板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】亜鉛系メッキ鋼板は種々の優れた特性を
有するために、各種の防錆鋼板として広く使用されてい
る。この亜鉛系メッキ鋼板を自動車用防錆鋼板として使
用する際には、耐食性,塗装適合性等の特性の他に、車
体製造工程において要求される性質として、プレス成形
性及びスポット溶接性がある。
有するために、各種の防錆鋼板として広く使用されてい
る。この亜鉛系メッキ鋼板を自動車用防錆鋼板として使
用する際には、耐食性,塗装適合性等の特性の他に、車
体製造工程において要求される性質として、プレス成形
性及びスポット溶接性がある。
【0003】しかし、亜鉛系メッキ鋼板は、一般に冷延
鋼板に比べてプレス成形性が劣るという欠点がある。こ
れは、亜鉛系メッキ鋼板とプレス金型との摺動抵抗が、
冷延鋼板の場合に比較して高いことが原因であり、この
摺動抵抗が高いとビードとの摺動の厳しい部分で鋼板が
流入しにくくなり、鋼板の破断が起こり易くなる。
鋼板に比べてプレス成形性が劣るという欠点がある。こ
れは、亜鉛系メッキ鋼板とプレス金型との摺動抵抗が、
冷延鋼板の場合に比較して高いことが原因であり、この
摺動抵抗が高いとビードとの摺動の厳しい部分で鋼板が
流入しにくくなり、鋼板の破断が起こり易くなる。
【0004】亜鉛系メッキ鋼板のプレス加工性を向上さ
せる方法としては、一般に高粘度の潤滑油を塗布する方
法が広く用いられている。しかし、この方法では、脱脂
工程が必要となるためにコスト高となること、作業環境
が悪くなること等の問題を生じ、亜鉛系メッキ鋼板のプ
レス成形性の改善の要求は高い。
せる方法としては、一般に高粘度の潤滑油を塗布する方
法が広く用いられている。しかし、この方法では、脱脂
工程が必要となるためにコスト高となること、作業環境
が悪くなること等の問題を生じ、亜鉛系メッキ鋼板のプ
レス成形性の改善の要求は高い。
【0005】一方、亜鉛系メッキ鋼板は、スポット溶接
時に電極である銅と溶融した亜鉛が反応して脆い亜鉛−
銅合金層を生成しやすいため、銅電極の損耗が激しく、
冷延鋼板に比べて連続打点性が劣るという問題がある。
時に電極である銅と溶融した亜鉛が反応して脆い亜鉛−
銅合金層を生成しやすいため、銅電極の損耗が激しく、
冷延鋼板に比べて連続打点性が劣るという問題がある。
【0006】これらの問題を解決する方法として、亜鉛
メッキ層又は亜鉛合金メッキ層の上にSiO2,Al2O3 等の
酸化物皮膜を生成させ、溶接性の向上を図るもの(特開
昭55−110783号公報、以下先行技術1という)
や、亜鉛系メッキ鋼板の表面に電解処理,浸漬処理,塗
布酸化処理または加熱処理により、ZnO を主体とする酸
化膜を生成させ、溶接性、または加工性を向上させるも
の(特開昭53−60332号公報、特開平2−190
483号公報、以下先行技術2という)が知られてい
る。
メッキ層又は亜鉛合金メッキ層の上にSiO2,Al2O3 等の
酸化物皮膜を生成させ、溶接性の向上を図るもの(特開
昭55−110783号公報、以下先行技術1という)
や、亜鉛系メッキ鋼板の表面に電解処理,浸漬処理,塗
布酸化処理または加熱処理により、ZnO を主体とする酸
化膜を生成させ、溶接性、または加工性を向上させるも
の(特開昭53−60332号公報、特開平2−190
483号公報、以下先行技術2という)が知られてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した先行技術1に
おいては、以下のような問題点がある。即ち、先行技術
1では、亜鉛メッキ層または亜鉛合金メッキ層の上にSi
O2,Al2O3 等の酸化物皮膜を生成させた鋼板であるた
め、この酸化物皮膜の電気抵抗が高く、このためにスパ
ーク放電を起こし、逆に電極を損耗するという問題を生
じている。
おいては、以下のような問題点がある。即ち、先行技術
1では、亜鉛メッキ層または亜鉛合金メッキ層の上にSi
O2,Al2O3 等の酸化物皮膜を生成させた鋼板であるた
め、この酸化物皮膜の電気抵抗が高く、このためにスパ
ーク放電を起こし、逆に電極を損耗するという問題を生
じている。
【0008】また、先行技術2には、以下のような問題
がある。即ち、先行技術2では、各種の酸化処理によ
り、メッキ表面に ZnOを主体とする酸化物を生成させる
ことによって、プレス金型とメッキ鋼板との摺動抵抗の
低減効果が少なく、プレス成形性の改善効果は少ない。
がある。即ち、先行技術2では、各種の酸化処理によ
り、メッキ表面に ZnOを主体とする酸化物を生成させる
ことによって、プレス金型とメッキ鋼板との摺動抵抗の
低減効果が少なく、プレス成形性の改善効果は少ない。
【0009】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、プレス成形性及びソポット溶接
性の優れた亜鉛系メッキ鋼板を提供することを目的とす
るものである。
になされたものであり、プレス成形性及びソポット溶接
性の優れた亜鉛系メッキ鋼板を提供することを目的とす
るものである。
【0010】本発明において用いられる亜鉛系メッキ鋼
板は、母材である鋼板を溶融メッキ法,電気メッキ法,
気相メッキ法等の方法を用いて亜鉛系材料でメッキした
鋼板であり、亜鉛系メッキ層の組成は、純亜鉛の他に、
Fe,Ni,Co,Mn,Cr,Alの一種又は二種以上を含有する
単層又は複層のメッキ層からなる。
板は、母材である鋼板を溶融メッキ法,電気メッキ法,
気相メッキ法等の方法を用いて亜鉛系材料でメッキした
鋼板であり、亜鉛系メッキ層の組成は、純亜鉛の他に、
Fe,Ni,Co,Mn,Cr,Alの一種又は二種以上を含有する
単層又は複層のメッキ層からなる。
【0011】前記メッキ層には、SiO2,Al2O3 等の微粒
子を含有しても良い。また、亜鉛系メッキ鋼板として、
メッキ層の組成を変化させた複層メッキ鋼板や機能傾斜
メッキ鋼板を使用することも可能である。
子を含有しても良い。また、亜鉛系メッキ鋼板として、
メッキ層の組成を変化させた複層メッキ鋼板や機能傾斜
メッキ鋼板を使用することも可能である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、亜鉛系メッキ
鋼板のメッキ層の表面に、このメッキ層よりも硬質で融
点が高く、そして電気抵抗の低い皮膜を形成することに
よって、プレス成形性及びスポット溶接性が改善された
亜鉛系メッキ鋼板を得ることを基本的な思想とするもの
である。
鋼板のメッキ層の表面に、このメッキ層よりも硬質で融
点が高く、そして電気抵抗の低い皮膜を形成することに
よって、プレス成形性及びスポット溶接性が改善された
亜鉛系メッキ鋼板を得ることを基本的な思想とするもの
である。
【0013】特許請求の範囲の請求項1及び2に記載し
た本願の第1発明においては、上記した基本思想に基づ
いて前記の課題を解決するために、亜鉛系メッキ鋼板の
メッキ層の上に、Mo,V,Cu の一種又は二種以上の金属酸
化物皮膜を上層として形成するようにした。なお、この
上層としての酸化物の付着量は、金属換算で10〜1500mg
/m2の範囲とすることが望ましい。
た本願の第1発明においては、上記した基本思想に基づ
いて前記の課題を解決するために、亜鉛系メッキ鋼板の
メッキ層の上に、Mo,V,Cu の一種又は二種以上の金属酸
化物皮膜を上層として形成するようにした。なお、この
上層としての酸化物の付着量は、金属換算で10〜1500mg
/m2の範囲とすることが望ましい。
【0014】また、特許請求の範囲の請求項3及び4に
記載した本願の第2発明においては、亜鉛系メッキ鋼板
のメッキ層の上にSn酸化物皮膜を上層として形成するよ
うにした。なお、この上層としての酸化物の付着量は、
Sn換算で10〜1500mg/m2の範囲とすることが望ましい。
記載した本願の第2発明においては、亜鉛系メッキ鋼板
のメッキ層の上にSn酸化物皮膜を上層として形成するよ
うにした。なお、この上層としての酸化物の付着量は、
Sn換算で10〜1500mg/m2の範囲とすることが望ましい。
【0015】
【作用】亜鉛系メッキ鋼板のメッキ層の表面に、上記第
1の発明によって形成された金属酸化物皮膜、あるい
は、第2の発明によって形成されたSn酸化物皮膜は、い
ずれも、亜鉛系メッキ鋼板の亜鉛または亜鉛合金メッキ
層に比べて硬質でありまた高融点であるために、プレス
成形時におけるメッキ層表面とプレス金型との摺動抵抗
が低下し、亜鉛系メッキ鋼板がプレス金型へ滑り込み易
くなり、プレス成形性が向上する。
1の発明によって形成された金属酸化物皮膜、あるい
は、第2の発明によって形成されたSn酸化物皮膜は、い
ずれも、亜鉛系メッキ鋼板の亜鉛または亜鉛合金メッキ
層に比べて硬質でありまた高融点であるために、プレス
成形時におけるメッキ層表面とプレス金型との摺動抵抗
が低下し、亜鉛系メッキ鋼板がプレス金型へ滑り込み易
くなり、プレス成形性が向上する。
【0016】また、前記金属酸化物皮膜あるいはSn酸化
物皮膜は、亜鉛系メッキ鋼板の亜鉛または亜鉛合金メッ
キ層に比べて高融点であるため、スポット溶接時に銅電
極と溶融したメッキ層の亜鉛とが直接接触するのを防止
し、電極の銅とメッキ層の亜鉛との合金化を抑制するの
で、脆い合金層を生成することがなく、また、電極の損
耗量も少なくなる。
物皮膜は、亜鉛系メッキ鋼板の亜鉛または亜鉛合金メッ
キ層に比べて高融点であるため、スポット溶接時に銅電
極と溶融したメッキ層の亜鉛とが直接接触するのを防止
し、電極の銅とメッキ層の亜鉛との合金化を抑制するの
で、脆い合金層を生成することがなく、また、電極の損
耗量も少なくなる。
【0017】加えて、これらの金属酸化物皮膜は電気抵
抗が低いため、スパーク放電を起こすこともないので、
この放電による電極の損耗も少なくなって、連続打点性
が向上する。
抗が低いため、スパーク放電を起こすこともないので、
この放電による電極の損耗も少なくなって、連続打点性
が向上する。
【0018】また、第1及び第2発明におけるメッキ層
の上層としての酸化物(金属酸化物あるいはSn酸化物)
の付着量がいずれも金属換算で10mg/m2以下では、プレ
ス成形性やスポット溶接性の向上効果が顕著でない。逆
に、この金属酸化物あるいはSn酸化物の付着量が1500mg
/m2を越えると、上記した効果が飽和するばかりでな
く、例えば自動車の製造工程などにおいてリン酸塩を用
いて塗装の前処理として行われる化成処理における化成
処理性が劣るようになる。すなわち、この金属酸化物あ
るいはSn酸化物の存在によってリン酸亜塩結晶の生成が
抑制されて塗料の密着性や塗装後の耐食性が劣化してし
まう。
の上層としての酸化物(金属酸化物あるいはSn酸化物)
の付着量がいずれも金属換算で10mg/m2以下では、プレ
ス成形性やスポット溶接性の向上効果が顕著でない。逆
に、この金属酸化物あるいはSn酸化物の付着量が1500mg
/m2を越えると、上記した効果が飽和するばかりでな
く、例えば自動車の製造工程などにおいてリン酸塩を用
いて塗装の前処理として行われる化成処理における化成
処理性が劣るようになる。すなわち、この金属酸化物あ
るいはSn酸化物の存在によってリン酸亜塩結晶の生成が
抑制されて塗料の密着性や塗装後の耐食性が劣化してし
まう。
【0019】
【実施例】亜鉛系メッキ鋼板のメッキ層の上に Mo,V,Cu
の一種又は二種以上の金属酸化物皮膜を上層として形成
した本願の第1発明の実施例、及び、亜鉛系メッキ鋼板
のメッキ層の上にSn酸化物皮膜を上層として形成した本
願の第2発明の実施例を比較例とともに次の表1に示
す。
の一種又は二種以上の金属酸化物皮膜を上層として形成
した本願の第1発明の実施例、及び、亜鉛系メッキ鋼板
のメッキ層の上にSn酸化物皮膜を上層として形成した本
願の第2発明の実施例を比較例とともに次の表1に示
す。
【表1】
【0020】この表の「下層メッキ」の欄には、このメ
ッキの種類あるいはメッキの組成、及び、メッキ材料の
付着量をメッキ鋼板の上下面別に示した欄を設けてあ
る。
ッキの種類あるいはメッキの組成、及び、メッキ材料の
付着量をメッキ鋼板の上下面別に示した欄を設けてあ
る。
【0021】「下層メッキの種類」の欄において、“G
A”は合金化溶融亜鉛メッキ鋼板(10%Fe、残部Zn)で
メッキの付着量は表裏両面共に45〜60 g/m2、“GI”
は溶融亜鉛メッキ鋼板で付着量は両面共に90 g/m2、
“EG”は電気亜鉛メッキ鋼板で付着量は両面共に40〜
60 g/m2である。
A”は合金化溶融亜鉛メッキ鋼板(10%Fe、残部Zn)で
メッキの付着量は表裏両面共に45〜60 g/m2、“GI”
は溶融亜鉛メッキ鋼板で付着量は両面共に90 g/m2、
“EG”は電気亜鉛メッキ鋼板で付着量は両面共に40〜
60 g/m2である。
【0022】また、“ Zn-Fe”は電気 Zn-Fe合金メッキ
鋼板(15%Fe)で付着量は両面共に40 g/m2、“ Zn-N
i”は電気 Zn-Ni合金メッキ鋼板(12%Ni)で付着量は
両面共に30 g/m2、“ Zn-Cr”は電気 Zn-Cr合金メッキ
鋼板( 4%Cr)で付着量は両面共に20〜40 g/m2、“Zn
-Ni-Cr”は電気Zn-Ni-Cr合金メッキ鋼板( Ni-10%,Cr
-3%)で付着量は両面共に20 g/m2である。
鋼板(15%Fe)で付着量は両面共に40 g/m2、“ Zn-N
i”は電気 Zn-Ni合金メッキ鋼板(12%Ni)で付着量は
両面共に30 g/m2、“ Zn-Cr”は電気 Zn-Cr合金メッキ
鋼板( 4%Cr)で付着量は両面共に20〜40 g/m2、“Zn
-Ni-Cr”は電気Zn-Ni-Cr合金メッキ鋼板( Ni-10%,Cr
-3%)で付着量は両面共に20 g/m2である。
【0023】「酸化物層」の欄には、「生成方法」,
「組成」および「金属付着量」の欄をそれぞれ設けてあ
り、この「生成方法」の欄には酸化物層の生成方法を
“A”〜“D”の符号で示すとともに、その組成を「組
成」の欄に、また、「金属付着量」の欄には金属の量で
表した酸化物の付着量をメッキ鋼板の上下面別に示して
ある。
「組成」および「金属付着量」の欄をそれぞれ設けてあ
り、この「生成方法」の欄には酸化物層の生成方法を
“A”〜“D”の符号で示すとともに、その組成を「組
成」の欄に、また、「金属付着量」の欄には金属の量で
表した酸化物の付着量をメッキ鋼板の上下面別に示して
ある。
【0024】この「生成方法」の欄に符号“A”〜
“C”で示した生成方法は本願の第1発明に関する生成
方法であり、“A”は前記した溶融メッキ鋼板の種類が
“GA”のときにこのメッキ層を合金化するために金属
イオンを含む溶液を噴霧した後に合金化処理を行って酸
化物を生成させたもの、“B”はメッキ後に金属イオン
と酸化剤を含む溶液と接触させて酸化物を生成させたも
のであり、“C”はメッキ後に金属イオンと酸化剤を含
む溶液中で陰極電解処理を行って酸化物を生成させたも
のである。
“C”で示した生成方法は本願の第1発明に関する生成
方法であり、“A”は前記した溶融メッキ鋼板の種類が
“GA”のときにこのメッキ層を合金化するために金属
イオンを含む溶液を噴霧した後に合金化処理を行って酸
化物を生成させたもの、“B”はメッキ後に金属イオン
と酸化剤を含む溶液と接触させて酸化物を生成させたも
のであり、“C”はメッキ後に金属イオンと酸化剤を含
む溶液中で陰極電解処理を行って酸化物を生成させたも
のである。
【0025】また、“D”で示した生成方法は本願の第
2発明に関するSn酸化物層の生成方法であって、このSn
酸化物層は、硫酸錫溶液中で陰極電解処理を行って金属
錫をメッキ層表面に析出させ、その後に加熱処理または
酸化剤溶液と接触させることによってSn酸化物皮膜を生
成させるものである。
2発明に関するSn酸化物層の生成方法であって、このSn
酸化物層は、硫酸錫溶液中で陰極電解処理を行って金属
錫をメッキ層表面に析出させ、その後に加熱処理または
酸化剤溶液と接触させることによってSn酸化物皮膜を生
成させるものである。
【0026】「金属付着量」の欄に上下両面別に示した
金属付着量は、亜鉛系メッキ鋼板のメッキ表面に付着し
た金属酸化物皮膜をメッキ層と共に2mol/l の塩酸で溶
解し、金属イオンをICP発光分光分析法で定量してか
ら、酸化物に換算して求めたものである。
金属付着量は、亜鉛系メッキ鋼板のメッキ表面に付着し
た金属酸化物皮膜をメッキ層と共に2mol/l の塩酸で溶
解し、金属イオンをICP発光分光分析法で定量してか
ら、酸化物に換算して求めたものである。
【0027】なお、酸不溶性酸化物がある場合には、上
記同様に塩酸で溶解した後、残渣を濾過してから Na2B4
O7:Na2CO3:K2CO3 =4:3:3の組成を有する混合融
剤で溶融した後に再び塩酸で溶解してからICP発光分
光分析法で金属イオンを定量して求めた。
記同様に塩酸で溶解した後、残渣を濾過してから Na2B4
O7:Na2CO3:K2CO3 =4:3:3の組成を有する混合融
剤で溶融した後に再び塩酸で溶解してからICP発光分
光分析法で金属イオンを定量して求めた。
【0028】「摩擦係数」の欄には、得られた亜鉛系メ
ッキ鋼板の上下面別の摩擦係数が示してあり、図1はこ
の摩擦係数を測定した測定装置を示すもので、実施例及
あるいは比較例として得られた各供試体を試料2として
試料台3に載置・固定し、この試料2を固定した試料台
3を拡大図で示したビード1とローラ4との間で押し付
け荷重Nを加えた状態で引き抜き、この際の荷重Nと摺
動抵抗力Fとを用いてμ=F/Nの式から摺動抵抗係数
μを算出した。なお、図中、5,6はロードセル、7は
レールである。
ッキ鋼板の上下面別の摩擦係数が示してあり、図1はこ
の摩擦係数を測定した測定装置を示すもので、実施例及
あるいは比較例として得られた各供試体を試料2として
試料台3に載置・固定し、この試料2を固定した試料台
3を拡大図で示したビード1とローラ4との間で押し付
け荷重Nを加えた状態で引き抜き、この際の荷重Nと摺
動抵抗力Fとを用いてμ=F/Nの式から摺動抵抗係数
μを算出した。なお、図中、5,6はロードセル、7は
レールである。
【0029】この表に測定値を示した測定に際しては、
押し付け荷重Nを 400kgf、引抜き速度を100 cm/分と
した。
押し付け荷重Nを 400kgf、引抜き速度を100 cm/分と
した。
【0030】このような測定によって得られた摩擦抵抗
係数μが低ければ、プレス成形性が優れているといえ
る。
係数μが低ければ、プレス成形性が優れているといえ
る。
【0031】表1のスポット溶接性の欄にその試験結果
を示したスポット溶接性(連続打点数)についての試験
は、スポット溶接時に電極の銅と溶融した亜鉛との反応
によって脆い亜鉛−銅合金層を生成する程度と銅電極の
損耗の大きさとを溶接電極の損耗を測定することによっ
て把握するためのものであり、表1に測定結果を示した
試験は次のような条件で行ったものである。
を示したスポット溶接性(連続打点数)についての試験
は、スポット溶接時に電極の銅と溶融した亜鉛との反応
によって脆い亜鉛−銅合金層を生成する程度と銅電極の
損耗の大きさとを溶接電極の損耗を測定することによっ
て把握するためのものであり、表1に測定結果を示した
試験は次のような条件で行ったものである。
【0032】電極は先端径6mmのドーム形を使用し、加
圧力を 250kg、溶接時間は12サイクル、溶接電流は11.0
kA、溶接速度を1点/秒とし、ナゲット径が4√t(t
は板厚,単位はmm)を下回った打点数を電極寿命とし
た。
圧力を 250kg、溶接時間は12サイクル、溶接電流は11.0
kA、溶接速度を1点/秒とし、ナゲット径が4√t(t
は板厚,単位はmm)を下回った打点数を電極寿命とし
た。
【0033】化成処理性の欄は、前述したように、例え
ば自動車の製造工程などにおいてリン酸塩を用いて塗装
の前処理として行われる化成処理における化成処理性を
相対的に比較した結果を示してあり、○印はこの化成処
理性が優れていることを、また、×印はこの化成処理性
が劣っていることを示している。
ば自動車の製造工程などにおいてリン酸塩を用いて塗装
の前処理として行われる化成処理における化成処理性を
相対的に比較した結果を示してあり、○印はこの化成処
理性が優れていることを、また、×印はこの化成処理性
が劣っていることを示している。
【0034】表1の実施例1〜13は、本願の第1発明
によって亜鉛系メッキ鋼板のメッキ層の上に金属酸化物
皮膜を上層として形成したものであり、その実施例1〜
11は請求項2に相当する実施例である。
によって亜鉛系メッキ鋼板のメッキ層の上に金属酸化物
皮膜を上層として形成したものであり、その実施例1〜
11は請求項2に相当する実施例である。
【0035】この実施例1〜11においては金属酸化物
皮膜の付着量が金属イオンの量として 100〜1200mg/m2
の範囲にあり、金属付着量が2200mg/m2以上である実施
例12を含めて、摩擦係数μが比較例41〜45に比べ
て著しく小さいことからプレス成形特性が優れているこ
とが明らかである。
皮膜の付着量が金属イオンの量として 100〜1200mg/m2
の範囲にあり、金属付着量が2200mg/m2以上である実施
例12を含めて、摩擦係数μが比較例41〜45に比べ
て著しく小さいことからプレス成形特性が優れているこ
とが明らかである。
【0036】また、これら実施例についてのスポット溶
接性の試験の結果は、金属付着量が極めて少ない実施例
13の場合が1400点の連続打点数であることを除けば、
実施例5の複合酸化物層の場合が4000点、その他の実施
例の場合は全て5000点以上の連続打点数であり、比較例
と比べて著しく高い打点数が得られており、スポット溶
接性が格段に改善されていることが明らかである。
接性の試験の結果は、金属付着量が極めて少ない実施例
13の場合が1400点の連続打点数であることを除けば、
実施例5の複合酸化物層の場合が4000点、その他の実施
例の場合は全て5000点以上の連続打点数であり、比較例
と比べて著しく高い打点数が得られており、スポット溶
接性が格段に改善されていることが明らかである。
【0037】しかしながら、実施例12のように金属酸
化物皮膜の付着量が金属イオンの量として1500mg/m2を
超えると、摩擦係数μやスポット溶接性の改善効果は得
られるにしても、その改善の程度が飽和するばかりでな
く、酸化物質の存在によりリン酸塩結晶の生成が抑制さ
れて化成処理性が劣化するので、化成処理を要する場合
には適していない。
化物皮膜の付着量が金属イオンの量として1500mg/m2を
超えると、摩擦係数μやスポット溶接性の改善効果は得
られるにしても、その改善の程度が飽和するばかりでな
く、酸化物質の存在によりリン酸塩結晶の生成が抑制さ
れて化成処理性が劣化するので、化成処理を要する場合
には適していない。
【0038】また、実施例13のように金属に換算した
酸化物層の付着量が10mg/m2以下では、対応する比較例
45に比べて摩擦係数μが多少改善されていることから
プレス成形性については多少良好にはなるが、スポット
溶接性については向上効果は見られなかったので、スポ
ット溶接を行う用途にはあまり適していない。
酸化物層の付着量が10mg/m2以下では、対応する比較例
45に比べて摩擦係数μが多少改善されていることから
プレス成形性については多少良好にはなるが、スポット
溶接性については向上効果は見られなかったので、スポ
ット溶接を行う用途にはあまり適していない。
【0039】次に、表1の実施例21〜32は、本願の
第2発明によって亜鉛系メッキ鋼板のメッキ層の上にSn
酸化物皮膜を上層として形成した実施例であり、その実
施例21〜30は請求項4に相当する実施例である。
第2発明によって亜鉛系メッキ鋼板のメッキ層の上にSn
酸化物皮膜を上層として形成した実施例であり、その実
施例21〜30は請求項4に相当する実施例である。
【0040】これらの第2発明の実施例21〜31にお
いては、比較例41〜45に比して摩擦係数μが低くて
プレス成形性に優れているばかりでなく、全て4500点以
上という比較例と比べて極めて高い連続打点数が得られ
た。
いては、比較例41〜45に比して摩擦係数μが低くて
プレス成形性に優れているばかりでなく、全て4500点以
上という比較例と比べて極めて高い連続打点数が得られ
た。
【0041】しかしながら、実施例31のようにSn酸化
物皮膜の付着量が金属イオンの量として1500mg/m2を超
えると、比較例に比べて摩擦係数μやスポット溶接性の
改善効果は得られるにしても、その改善の程度が飽和し
て他の実施例とあまり相違がないばかりでなく、酸化物
質の存在によりリン酸塩結晶の生成が抑制されて化成処
理性が劣化するので、化成処理を要する場合には適して
いない。
物皮膜の付着量が金属イオンの量として1500mg/m2を超
えると、比較例に比べて摩擦係数μやスポット溶接性の
改善効果は得られるにしても、その改善の程度が飽和し
て他の実施例とあまり相違がないばかりでなく、酸化物
質の存在によりリン酸塩結晶の生成が抑制されて化成処
理性が劣化するので、化成処理を要する場合には適して
いない。
【0042】また、実施例32のように金属に換算した
Sn酸化物層の付着量が10mg/m2以下ではSn酸化物層を有
しない比較例に比べて摩擦係数μおよびスポット溶接性
についての向上効果は見られない。
Sn酸化物層の付着量が10mg/m2以下ではSn酸化物層を有
しない比較例に比べて摩擦係数μおよびスポット溶接性
についての向上効果は見られない。
【0043】
【発明の効果】本発明による亜鉛系メッキ鋼板は、その
メッキ層の表面に形成された金属酸化物皮膜が亜鉛また
は亜鉛合金メッキ層に比べて硬質であるために、プレス
成形時におけるメッキ層表面とプレス金型との摺動抵抗
が低下して亜鉛系メッキ鋼板がプレス金型へ滑り込み易
くなるので、プレス成形性が向上する。
メッキ層の表面に形成された金属酸化物皮膜が亜鉛また
は亜鉛合金メッキ層に比べて硬質であるために、プレス
成形時におけるメッキ層表面とプレス金型との摺動抵抗
が低下して亜鉛系メッキ鋼板がプレス金型へ滑り込み易
くなるので、プレス成形性が向上する。
【0044】また、金属酸化物皮膜が高融点なため、ス
ポット溶接時に銅電極とメッキ層の溶融した亜鉛とが直
接接触することがないので、電極の銅とメッキ層の亜鉛
との合金化を抑制することができる。
ポット溶接時に銅電極とメッキ層の溶融した亜鉛とが直
接接触することがないので、電極の銅とメッキ層の亜鉛
との合金化を抑制することができる。
【0045】さらに、この金属酸化物皮膜の電気抵抗が
低いためにスパーク放電を起こすことないので電極の損
耗が少なく、これらの効果があいまって連続打点性を向
上させることができる。このように、本発明によれば、
産業上有用なプレス成形性及びスポット溶接性に優れた
亜鉛系メッキ鋼板を提供することができる。
低いためにスパーク放電を起こすことないので電極の損
耗が少なく、これらの効果があいまって連続打点性を向
上させることができる。このように、本発明によれば、
産業上有用なプレス成形性及びスポット溶接性に優れた
亜鉛系メッキ鋼板を提供することができる。
【図1】本発明による亜鉛系メッキ鋼板の摺動抵抗を測
定した摺動抵抗測定装置の断面を示す概略図である。
定した摺動抵抗測定装置の断面を示す概略図である。
1 ビード 2 試料 3 試料台 4 ローラ 5,6 ロードセル 7 レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 豊文 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 亜鉛系メッキ鋼板のメッキ層の上に、M
o,V,Cuの一種又は二種以上の金属酸化物皮膜を上
層として形成したことを特徴とするプレス成形性及びス
ポット溶接性に優れた亜鉛系メッキ鋼板。 - 【請求項2】 前記上層としての酸化物の付着量が、金
属に換算して10〜1500mg/m2 の範囲であることを特
徴とする請求項1記載のプレス成形性及びスポット溶接
性に優れた亜鉛系メッキ鋼板。 - 【請求項3】 亜鉛系メッキ鋼板のメッキ層の上に、錫
酸化物皮膜を上層として形成したことを特徴とするプレ
ス成形性及びスポット溶接性に優れた亜鉛系メッキ鋼
板。 - 【請求項4】 前記上層としての錫酸化物の付着量が、
錫換算で10〜1500mg/m2の範囲であることを特徴とする
請求項3記載のプレス成形性及びスポット溶接性に優れ
た亜鉛系メッキ鋼板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26722992A JPH05214558A (ja) | 1991-12-10 | 1992-10-06 | プレス成形性及びスポット溶接性に優れた亜鉛系メッキ鋼板 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32579991 | 1991-12-10 | ||
| JP3-325799 | 1991-12-10 | ||
| JP26722992A JPH05214558A (ja) | 1991-12-10 | 1992-10-06 | プレス成形性及びスポット溶接性に優れた亜鉛系メッキ鋼板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05214558A true JPH05214558A (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=26547769
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26722992A Pending JPH05214558A (ja) | 1991-12-10 | 1992-10-06 | プレス成形性及びスポット溶接性に優れた亜鉛系メッキ鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05214558A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008184618A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-14 | Jfe Steel Kk | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
| JP2008184619A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-14 | Jfe Steel Kk | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板 |
| JP2009235430A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Jfe Steel Corp | 亜鉛系めっき鋼板およびその製造方法 |
| JP2016176101A (ja) * | 2015-03-19 | 2016-10-06 | 株式会社神戸製鋼所 | プレス成形用表面処理鋼板およびプレス成形品 |
| CN117165888A (zh) * | 2023-08-11 | 2023-12-05 | 马鞍山钢铁股份有限公司 | 一种具有优异脱脂和磷化性能的锌系镀层钢板及其制造方法 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6063394A (ja) * | 1983-09-17 | 1985-04-11 | Nippon Steel Corp | 溶接性に優れた亜鉛メツキ鋼板 |
| JPS63186883A (ja) * | 1987-01-28 | 1988-08-02 | Nippon Steel Corp | スポツト溶接性に優れた亜鉛系めつき鋼板 |
| JPH03191091A (ja) * | 1989-12-19 | 1991-08-21 | Nippon Steel Corp | プレス性、化成処理性に優れた亜鉛系めっき鋼板 |
| JPH04176878A (ja) * | 1990-11-10 | 1992-06-24 | Nippon Steel Corp | プレス成形性、化成処理性に優れた亜鉛系めっき鋼板 |
| JPH04325664A (ja) * | 1991-04-26 | 1992-11-16 | Nippon Steel Corp | スポット溶接性に優れた亜鉛系表面処理鋼板の製造法 |
-
1992
- 1992-10-06 JP JP26722992A patent/JPH05214558A/ja active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6063394A (ja) * | 1983-09-17 | 1985-04-11 | Nippon Steel Corp | 溶接性に優れた亜鉛メツキ鋼板 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008184618A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-14 | Jfe Steel Kk | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
| JP2008184619A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-14 | Jfe Steel Kk | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板 |
| JP2009235430A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Jfe Steel Corp | 亜鉛系めっき鋼板およびその製造方法 |
| JP2016176101A (ja) * | 2015-03-19 | 2016-10-06 | 株式会社神戸製鋼所 | プレス成形用表面処理鋼板およびプレス成形品 |
| CN117165888A (zh) * | 2023-08-11 | 2023-12-05 | 马鞍山钢铁股份有限公司 | 一种具有优异脱脂和磷化性能的锌系镀层钢板及其制造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980609 |