JPH05215011A - 断熱ピストン - Google Patents
断熱ピストンInfo
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- JPH05215011A JPH05215011A JP4048892A JP4048892A JPH05215011A JP H05215011 A JPH05215011 A JP H05215011A JP 4048892 A JP4048892 A JP 4048892A JP 4048892 A JP4048892 A JP 4048892A JP H05215011 A JPH05215011 A JP H05215011A
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- Japan
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- piston
- ceramics
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- piston skirt
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2201/00—Metals
- F05C2201/02—Light metals
- F05C2201/021—Aluminium
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2251/00—Material properties
- F05C2251/04—Thermal properties
- F05C2251/042—Expansivity
Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ピストンスカートを熱膨張傾斜機
能材で製作し、ピストンヘッドとの接合を良好にし、変
形等が起こらず、隙間等が生じ難く、断熱性に富み且つ
安定で軽量な断熱ピストンを提供する。 【構成】 本発明は、ピストンヘッド1を緻密質のセラ
ミックスから製作し、ピストンヘッド1側に面するピス
トンスカート2をアルミニウム合金と少なくとも2種類
以上のセラミックスから成る複合材で製作し、セラミッ
クスの組織がピストンスカートの上部9から中間部6,
5を経て下部4へ熱膨張係数が傾斜変化しており、セラ
ミックスの組織に存在する間隙がアルミニウム合金で置
換されているものである。
能材で製作し、ピストンヘッドとの接合を良好にし、変
形等が起こらず、隙間等が生じ難く、断熱性に富み且つ
安定で軽量な断熱ピストンを提供する。 【構成】 本発明は、ピストンヘッド1を緻密質のセラ
ミックスから製作し、ピストンヘッド1側に面するピス
トンスカート2をアルミニウム合金と少なくとも2種類
以上のセラミックスから成る複合材で製作し、セラミッ
クスの組織がピストンスカートの上部9から中間部6,
5を経て下部4へ熱膨張係数が傾斜変化しており、セラ
ミックスの組織に存在する間隙がアルミニウム合金で置
換されているものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、セラミック製のピス
トンヘッドとピストンスカートを有する断熱ピストンに
関する。
トンヘッドとピストンスカートを有する断熱ピストンに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、断熱ピストンとして、ピストンヘ
ッドの頂面をセラミックスで製作し、ピストンスカート
をアルミニウム合金、鋳鉄等で製作し、ピストンヘッド
とピストンスカートとを結合して構成しているものがあ
る。
ッドの頂面をセラミックスで製作し、ピストンスカート
をアルミニウム合金、鋳鉄等で製作し、ピストンヘッド
とピストンスカートとを結合して構成しているものがあ
る。
【0003】従来、内燃機関用ピストンとして、実開昭
58−98455号公報に開示されたものがある。該内
燃機関用ピストンは、アルミニウム、鋳鉄等の金属より
なるピストン基部に、コバール、42アロイ等の熱膨張
率が3〜9×10- 6 /℃の金属体を介してセラミック
スを結合したものである。
58−98455号公報に開示されたものがある。該内
燃機関用ピストンは、アルミニウム、鋳鉄等の金属より
なるピストン基部に、コバール、42アロイ等の熱膨張
率が3〜9×10- 6 /℃の金属体を介してセラミック
スを結合したものである。
【0004】また、断熱ピストンの構造として、特開昭
63−255552号公報に開示されたものがある。該
断熱ピストンの構造は、燃焼室側にジルコニアコーティ
ング層を施し且つジルコニアコーティング層と線膨張係
数がほぼ等しい金属製薄板をサーメットホルダに被覆し
てピストンヘッドを構成し、該ピストンヘッドがピスト
ンスカートに空気層を形成し且つ断熱シール材を介在し
て取付けられている。更に、サーメットホルダの中央突
出部をピストンスカートの中央孔に嵌合し、リングによ
って互いに係止している。
63−255552号公報に開示されたものがある。該
断熱ピストンの構造は、燃焼室側にジルコニアコーティ
ング層を施し且つジルコニアコーティング層と線膨張係
数がほぼ等しい金属製薄板をサーメットホルダに被覆し
てピストンヘッドを構成し、該ピストンヘッドがピスト
ンスカートに空気層を形成し且つ断熱シール材を介在し
て取付けられている。更に、サーメットホルダの中央突
出部をピストンスカートの中央孔に嵌合し、リングによ
って互いに係止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、断熱ピ
ストンでピストンヘッドをセラミックスで且つピストン
スカートを金属で製作したものは、ピストンスカートの
金属として鋳鉄を用いると重量が重く、また、アルミニ
ウム合金を用いると重量は軽くなるが、アルミニウム合
金の熱膨張係数が大きいため、アルミニウム合金とセラ
ミックスとの間に細かく緩衝材を介在させる必要があ
る。更に、アルミニウム合金は耐熱温度が低いために、
高温下でアルミニウム合金のピストンスカートが変形を
起こし、ピストンヘッドとピストンスカートとの境界部
の間のシール性が下がり、ガス抜け等の問題が発生す
る。
ストンでピストンヘッドをセラミックスで且つピストン
スカートを金属で製作したものは、ピストンスカートの
金属として鋳鉄を用いると重量が重く、また、アルミニ
ウム合金を用いると重量は軽くなるが、アルミニウム合
金の熱膨張係数が大きいため、アルミニウム合金とセラ
ミックスとの間に細かく緩衝材を介在させる必要があ
る。更に、アルミニウム合金は耐熱温度が低いために、
高温下でアルミニウム合金のピストンスカートが変形を
起こし、ピストンヘッドとピストンスカートとの境界部
の間のシール性が下がり、ガス抜け等の問題が発生す
る。
【0006】そこで、この発明の目的は、上記の課題を
解決することであり、シリンダ内を往復運動するピスト
ンヘッドと該ピストンヘッドに取り付けたピストンスカ
ートを有する断熱ピストンにおいて、前記ピストンヘッ
ドを緻密質のセラミックスから製作し、前記ピストンス
カートをアルミニウム合金とセラミックスの複合材料で
製作し、前記ピストンスカートを前記ピストンヘッド側
の部分を低熱膨張のセラミックスで且つ下部になるに従
って高熱膨張のセラミックスになるように熱膨張傾斜組
織に形成し、高温下での変形、隙間の発生を防止する断
熱ピストンを提供することである。
解決することであり、シリンダ内を往復運動するピスト
ンヘッドと該ピストンヘッドに取り付けたピストンスカ
ートを有する断熱ピストンにおいて、前記ピストンヘッ
ドを緻密質のセラミックスから製作し、前記ピストンス
カートをアルミニウム合金とセラミックスの複合材料で
製作し、前記ピストンスカートを前記ピストンヘッド側
の部分を低熱膨張のセラミックスで且つ下部になるに従
って高熱膨張のセラミックスになるように熱膨張傾斜組
織に形成し、高温下での変形、隙間の発生を防止する断
熱ピストンを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、シリンダ内を往復運動するピストンスカー
ト及び該ピストンスカートに取り付けたピストンヘッド
を有する断熱ピストンにおいて、前記ピストンヘッドを
緻密質のセラミックスから製作し、前記ピストンヘッド
側に面するピストンスカートをアルミニウム合金と少な
くとも2種類以上のセラミックスから構成した複合材で
製作し、前記セラミックスの組織が前記ピストンスカー
トの上部から下部へ熱膨張係数が傾斜変化しており、前
記セラミックスの組織に存在する間隙がアルミニウム合
金で置換されていることを特徴とする断熱ピストンに関
する。
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、シリンダ内を往復運動するピストンスカー
ト及び該ピストンスカートに取り付けたピストンヘッド
を有する断熱ピストンにおいて、前記ピストンヘッドを
緻密質のセラミックスから製作し、前記ピストンヘッド
側に面するピストンスカートをアルミニウム合金と少な
くとも2種類以上のセラミックスから構成した複合材で
製作し、前記セラミックスの組織が前記ピストンスカー
トの上部から下部へ熱膨張係数が傾斜変化しており、前
記セラミックスの組織に存在する間隙がアルミニウム合
金で置換されていることを特徴とする断熱ピストンに関
する。
【0008】また、この断熱ピストンにおいて、前記セ
ラミックスの熱膨張係数の傾斜変化が熱膨張係数差で4
×10- 6 以上である。
ラミックスの熱膨張係数の傾斜変化が熱膨張係数差で4
×10- 6 以上である。
【0009】また、この断熱ピストンにおいて、前記セ
ラミックスのうち、一方のセラミックスがチタン酸アル
ミニウムであり、他方のセラミックスがジルコニア、酸
化マグネシウム、酸化アルミニウムの中の何れか1つ或
いはそれらの複合物から構成されている。
ラミックスのうち、一方のセラミックスがチタン酸アル
ミニウムであり、他方のセラミックスがジルコニア、酸
化マグネシウム、酸化アルミニウムの中の何れか1つ或
いはそれらの複合物から構成されている。
【0010】また、この断熱ピストンにおいて、前記ピ
ストンスカートを前記ピストンヘッド側に面する上部を
チタン酸アルミニウムとアルミニウムとの複合材料で製
作し、前記ピストンスカートの下部をアルミニウム合金
で製作し、前記上部と前記下部との中間部を、上部側が
チタン酸アルミニウムとジルコニアから成り且つ下部側
がジルコニアから成るようにセラミックスの組織が傾斜
変化している。
ストンスカートを前記ピストンヘッド側に面する上部を
チタン酸アルミニウムとアルミニウムとの複合材料で製
作し、前記ピストンスカートの下部をアルミニウム合金
で製作し、前記上部と前記下部との中間部を、上部側が
チタン酸アルミニウムとジルコニアから成り且つ下部側
がジルコニアから成るようにセラミックスの組織が傾斜
変化している。
【0011】或いは、この断熱ピストンにおいて、前記
ピストンヘッドの燃焼室側上面とピストンスカート側下
面に多孔質セラミックスを結合したものである。
ピストンヘッドの燃焼室側上面とピストンスカート側下
面に多孔質セラミックスを結合したものである。
【0012】また、この断熱ピストンにおいて、前記多
孔質セラミックスの表面に緻密なセラミックス薄膜が形
成されているものである。
孔質セラミックスの表面に緻密なセラミックス薄膜が形
成されているものである。
【0013】更に、この断熱ピストンにおいて、前記多
孔質セラミックスは反応焼結材をベースに酸化物を含む
複合材である。
孔質セラミックスは反応焼結材をベースに酸化物を含む
複合材である。
【0014】
【作用】この発明による断熱ピストンは、以上のように
構成されており、次のように作用する。この断熱ピスト
ンは、ピストンヘッドを緻密質のセラミックスから製作
し、前記ピストンヘッド側に面するピストンスカートを
アルミニウム合金と少なくとも2種類以上のセラミック
スから成る複合材料で製作し、セラミックスの組織が前
記ピストンスカートの上部から下部へ熱膨張係数が傾斜
変化しており、前記セラミックスの組織に存在する間隙
がアルミニウム合金で置換されているので、セラミック
スがアルミニウム合金の内部に編み目状に内包され、特
に、高温下においてアルミニウム合金中の転位の動きが
阻害され、従来発生していたような変形等は起こらず、
ピストンヘッドのセラミックスとの近傍の熱膨張係数差
を小さくすることができる。
構成されており、次のように作用する。この断熱ピスト
ンは、ピストンヘッドを緻密質のセラミックスから製作
し、前記ピストンヘッド側に面するピストンスカートを
アルミニウム合金と少なくとも2種類以上のセラミック
スから成る複合材料で製作し、セラミックスの組織が前
記ピストンスカートの上部から下部へ熱膨張係数が傾斜
変化しており、前記セラミックスの組織に存在する間隙
がアルミニウム合金で置換されているので、セラミック
スがアルミニウム合金の内部に編み目状に内包され、特
に、高温下においてアルミニウム合金中の転位の動きが
阻害され、従来発生していたような変形等は起こらず、
ピストンヘッドのセラミックスとの近傍の熱膨張係数差
を小さくすることができる。
【0015】また、この断熱ピストンにおいて、前記ピ
ストンヘッドの燃焼室側上面とピストンスカート側下面
に多孔質セラミックスを結合したので、ピストンヘッド
が断熱性に優れた構造となり、燃焼室が高温になっても
熱がピストンスカートに伝導し難くなり、ピストンスカ
ートの変形等が起こり難い。
ストンヘッドの燃焼室側上面とピストンスカート側下面
に多孔質セラミックスを結合したので、ピストンヘッド
が断熱性に優れた構造となり、燃焼室が高温になっても
熱がピストンスカートに伝導し難くなり、ピストンスカ
ートの変形等が起こり難い。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明による断熱
ピストンの実施例を説明する。図1はこの発明による断
熱ピストンの一実施例を示す断面図である。図1に示す
ように、この発明による断熱ピストンは、主として、シ
リンダ内を往復運動するピストンヘッド1と該ピストン
ヘッド1に固定したピストンスカート2を有している。
ピストンヘッド1は窒化ケイ素、炭化ケイ素等の耐熱性
に優れたセラミック材料で構成され、また、ピストンス
カート2はアルミニウム合金等の金属材料と少なくとも
2種類以上のセラミックスから成る複合材料で構成され
ている。
ピストンの実施例を説明する。図1はこの発明による断
熱ピストンの一実施例を示す断面図である。図1に示す
ように、この発明による断熱ピストンは、主として、シ
リンダ内を往復運動するピストンヘッド1と該ピストン
ヘッド1に固定したピストンスカート2を有している。
ピストンヘッド1は窒化ケイ素、炭化ケイ素等の耐熱性
に優れたセラミック材料で構成され、また、ピストンス
カート2はアルミニウム合金等の金属材料と少なくとも
2種類以上のセラミックスから成る複合材料で構成され
ている。
【0017】ピストンヘッド1は、燃焼室10を備えた
クラウン部18及びクラウン部18の中央付近から下方
に環状に伸びる取付部3を有している。ピストンスカー
ト2は、中央に取付孔部19を形成した上部9を有して
いる。また、ピストンヘッド1の取付部3の外周には、
メタルフロー金属が嵌入するための僅かな凹部22が形
成されている。ピストンヘッド1とピストンスカート2
とは、セラミックスから成る断熱部材13,14を介在
してメタルフローによって凹部22に嵌入される結合リ
ング12によって固定されている。また、ピストンヘッ
ド1のクラウン部18の下面7とピストンスカート2の
上部9の上面8との間には断熱空気層11が形成されて
いる。ピストンスカート2に形成された燃焼室側に形成
されたピストンリング溝は、ニレジスト等の耐摩環20
がピストンスカート2の上部9に埋め込まれて構成され
ている。
クラウン部18及びクラウン部18の中央付近から下方
に環状に伸びる取付部3を有している。ピストンスカー
ト2は、中央に取付孔部19を形成した上部9を有して
いる。また、ピストンヘッド1の取付部3の外周には、
メタルフロー金属が嵌入するための僅かな凹部22が形
成されている。ピストンヘッド1とピストンスカート2
とは、セラミックスから成る断熱部材13,14を介在
してメタルフローによって凹部22に嵌入される結合リ
ング12によって固定されている。また、ピストンヘッ
ド1のクラウン部18の下面7とピストンスカート2の
上部9の上面8との間には断熱空気層11が形成されて
いる。ピストンスカート2に形成された燃焼室側に形成
されたピストンリング溝は、ニレジスト等の耐摩環20
がピストンスカート2の上部9に埋め込まれて構成され
ている。
【0018】ピストンヘッド1とピストンスカート2と
は、次のようにして固定することができる。ピストンヘ
ッド1のクラウン部18の下面7とピストンスカート2
の上部9の上面8との間に断熱材15と断熱シール部材
16を介在させる。次いで、ピストンヘッド1の取付部
3をピストンスカート2の上部9に形成した取付孔部1
9に嵌合する。この状態で、ピストンヘッド1とピスト
ンスカート2とを、メタルフローによって互いに固定す
る。即ち、ピストンヘッド1の取付部3の外周とピスト
ンスカート2の上部9に形成した大径の取付孔部21と
の間に形成された穴部に、断熱材で且つ緩衝材となる部
分安定化ジルコニア等のセラミックスから成る断熱部材
13,14を介在させ、次いで、メタルフロー金属即ち
結合リング12を高周波コイル等で加熱し、該結合リン
グ12を塑性変形させて穴部に嵌入すると共に、取付部
3の凹部22に結合リング12を塑性流動で進入させて
硬化させ、ピストンヘッド1とピストンスカート2とを
固定する。このメタルフロー時に、ピストンヘッド1の
取付部3をピストンスカート2の上部9に形成した取付
孔部19に嵌入してメタルフロー荷重即ち押圧荷重がか
かるが、ピストンスカート2の上部9の取付孔部19近
傍が若干塑性変形を起こし、加工精度上の問題を吸収す
ることができる。
は、次のようにして固定することができる。ピストンヘ
ッド1のクラウン部18の下面7とピストンスカート2
の上部9の上面8との間に断熱材15と断熱シール部材
16を介在させる。次いで、ピストンヘッド1の取付部
3をピストンスカート2の上部9に形成した取付孔部1
9に嵌合する。この状態で、ピストンヘッド1とピスト
ンスカート2とを、メタルフローによって互いに固定す
る。即ち、ピストンヘッド1の取付部3の外周とピスト
ンスカート2の上部9に形成した大径の取付孔部21と
の間に形成された穴部に、断熱材で且つ緩衝材となる部
分安定化ジルコニア等のセラミックスから成る断熱部材
13,14を介在させ、次いで、メタルフロー金属即ち
結合リング12を高周波コイル等で加熱し、該結合リン
グ12を塑性変形させて穴部に嵌入すると共に、取付部
3の凹部22に結合リング12を塑性流動で進入させて
硬化させ、ピストンヘッド1とピストンスカート2とを
固定する。このメタルフロー時に、ピストンヘッド1の
取付部3をピストンスカート2の上部9に形成した取付
孔部19に嵌入してメタルフロー荷重即ち押圧荷重がか
かるが、ピストンスカート2の上部9の取付孔部19近
傍が若干塑性変形を起こし、加工精度上の問題を吸収す
ることができる。
【0019】この発明による断熱ピストンは、特に、ピ
ストンスカート2の構成に特徴を有するものである。即
ち、この断熱ピストンは、特に、ピストンヘッド1を緻
密質のセラミックスから製作し、ピストンヘッド1側に
面するピストンスカート2をアルミニウム合金と少なく
とも2種類以上のセラミックスから成る複合材で製作
し、セラミックスの組織がピストンスカート2の上部9
から下部4へ熱膨張係数が傾斜変化しており、セラミッ
クスの組織に存在する間隙がアルミニウムで置換されて
いることを特徴とするものである。
ストンスカート2の構成に特徴を有するものである。即
ち、この断熱ピストンは、特に、ピストンヘッド1を緻
密質のセラミックスから製作し、ピストンヘッド1側に
面するピストンスカート2をアルミニウム合金と少なく
とも2種類以上のセラミックスから成る複合材で製作
し、セラミックスの組織がピストンスカート2の上部9
から下部4へ熱膨張係数が傾斜変化しており、セラミッ
クスの組織に存在する間隙がアルミニウムで置換されて
いることを特徴とするものである。
【0020】この断熱ピストンは、言い換えれば、ピス
トンスカート2のうち、セラミックスのピストンヘッド
1との結合部材近傍即ち上部9を低熱膨張のチタン酸ア
ルミニウムとアルミニウム合金との複合材で構成し、ピ
ストンスカート2の中間部6,5を下部4になるに従っ
て傾斜状にセラミック成分を変化させた熱膨張係数傾斜
機能材で構成し、特に、低熱膨張のチタン酸アルミニウ
ムから高熱膨張のジルコニアに変化させ、中間部をジル
コニアとアルミニウム合金との複合材に構成し、該複合
材が下部のアルミニウム合金に連続して結合されるよう
に構成したものである。
トンスカート2のうち、セラミックスのピストンヘッド
1との結合部材近傍即ち上部9を低熱膨張のチタン酸ア
ルミニウムとアルミニウム合金との複合材で構成し、ピ
ストンスカート2の中間部6,5を下部4になるに従っ
て傾斜状にセラミック成分を変化させた熱膨張係数傾斜
機能材で構成し、特に、低熱膨張のチタン酸アルミニウ
ムから高熱膨張のジルコニアに変化させ、中間部をジル
コニアとアルミニウム合金との複合材に構成し、該複合
材が下部のアルミニウム合金に連続して結合されるよう
に構成したものである。
【0021】詳しくは、ピストンスカート2は、ピスト
ンヘッド1に接する上部9、上方中間部6、下方中間部
5及び下部4を連続して接合されており、上部9をチタ
ン酸アルミニウムAl2 TiO5 とアルミニウム合金と
の複合材で構成し、該上部9に接合した上方中間部6を
チタン酸アルミニウムとジルコニアZrO2 との傾斜組
成のセラミックスとアルミニウム合金との複合材で構成
し、上方中間部6に接合した下方中間部5をジルコニア
ZrO2 とアルミニウム合金との複合材で構成し、更
に、下方中間部5に接合した下部4をアルミニウム合金
で構成したものである。即ち、このピストンスカート2
については、上部9と下部4との中間部6,5につい
て、上部側がチタン酸アルミニウムとジルコニアから構
成し、下部側がジルコニアから構成するようにセラミッ
クスの組織が傾斜変化しているものである。
ンヘッド1に接する上部9、上方中間部6、下方中間部
5及び下部4を連続して接合されており、上部9をチタ
ン酸アルミニウムAl2 TiO5 とアルミニウム合金と
の複合材で構成し、該上部9に接合した上方中間部6を
チタン酸アルミニウムとジルコニアZrO2 との傾斜組
成のセラミックスとアルミニウム合金との複合材で構成
し、上方中間部6に接合した下方中間部5をジルコニア
ZrO2 とアルミニウム合金との複合材で構成し、更
に、下方中間部5に接合した下部4をアルミニウム合金
で構成したものである。即ち、このピストンスカート2
については、上部9と下部4との中間部6,5につい
て、上部側がチタン酸アルミニウムとジルコニアから構
成し、下部側がジルコニアから構成するようにセラミッ
クスの組織が傾斜変化しているものである。
【0022】この断熱ピストンにおけるピストンスカー
ト2については、セラミックスの熱膨張係数の傾斜変化
が熱膨張係数差で4×10- 6 以上にコントロールされ
ており、また、セラミックスのうち、一方のセラミック
スがチタン酸アルミニウムであり且つ他方のセラミック
スがジルコニア、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム
の中の何れか1つ或いはそれらの複合物で構成すること
ができる。
ト2については、セラミックスの熱膨張係数の傾斜変化
が熱膨張係数差で4×10- 6 以上にコントロールされ
ており、また、セラミックスのうち、一方のセラミック
スがチタン酸アルミニウムであり且つ他方のセラミック
スがジルコニア、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム
の中の何れか1つ或いはそれらの複合物で構成すること
ができる。
【0023】この断熱ピストンは、上記のような構造を
有しており、ピストンスカート2を次のようにして製作
できる。この断熱ピストンの製造方法において、まず、
平均粒径40μmのチタン酸アルミニウムAl2 TiO
5 の粉末と2μmのジルコニアZrO2 の粉末との混合
粉末に蒸留水を加え、ボールミルにて約24時間混合
し、スラリーを作製した。この時、チタン酸アルミニウ
ムとジルコニアとの混合比を0〜100%の範囲で異な
る混合粉末を10種類作製し、10種類のスラリーを作
製した。得られたスラリーを、チタン酸アルミニウムの
濃度の高いものから順に、径90mmのキャビティを有
する石膏型内に注入し、スラリーを石膏型に吸水固化さ
せた。
有しており、ピストンスカート2を次のようにして製作
できる。この断熱ピストンの製造方法において、まず、
平均粒径40μmのチタン酸アルミニウムAl2 TiO
5 の粉末と2μmのジルコニアZrO2 の粉末との混合
粉末に蒸留水を加え、ボールミルにて約24時間混合
し、スラリーを作製した。この時、チタン酸アルミニウ
ムとジルコニアとの混合比を0〜100%の範囲で異な
る混合粉末を10種類作製し、10種類のスラリーを作
製した。得られたスラリーを、チタン酸アルミニウムの
濃度の高いものから順に、径90mmのキャビティを有
する石膏型内に注入し、スラリーを石膏型に吸水固化さ
せた。
【0024】次いで、吸水固化したセラミック成形体を
石膏型から取り出して乾燥し、セラミック成形体の乾燥
後、乾燥セラミック成形体を所定の温度で焼成してセラ
ミック焼成体を得た。セラミック焼成体の気孔率は約5
0%であり、外形85mmの多孔体を得ることができ
た。この多孔体を機械加工し、真空炉内で800℃に加
熱されて溶湯になっているAl−Si合金溶湯に多孔体
を加圧浸漬し、多孔体の気孔内部へAl−Si合金溶湯
を含浸させた後、炉冷して多孔体を炉から取り出し、チ
タン酸アルミニウム、ジルコニア及びアルミニウム合金
から成る複合体を得ることができた。
石膏型から取り出して乾燥し、セラミック成形体の乾燥
後、乾燥セラミック成形体を所定の温度で焼成してセラ
ミック焼成体を得た。セラミック焼成体の気孔率は約5
0%であり、外形85mmの多孔体を得ることができ
た。この多孔体を機械加工し、真空炉内で800℃に加
熱されて溶湯になっているAl−Si合金溶湯に多孔体
を加圧浸漬し、多孔体の気孔内部へAl−Si合金溶湯
を含浸させた後、炉冷して多孔体を炉から取り出し、チ
タン酸アルミニウム、ジルコニア及びアルミニウム合金
から成る複合体を得ることができた。
【0025】更に、上記複合体を機械加工して所望の形
状のピストンスカート2に成形した後、該ピストンスカ
ート2を窒化ケイ素Si3 N4 から成るピストンヘッド
1に、高周波加熱によって結合リング12をメタルフロ
ーして嵌合結合し、図1に示すような断熱ピストンを得
ることができた。
状のピストンスカート2に成形した後、該ピストンスカ
ート2を窒化ケイ素Si3 N4 から成るピストンヘッド
1に、高周波加熱によって結合リング12をメタルフロ
ーして嵌合結合し、図1に示すような断熱ピストンを得
ることができた。
【0026】上記のようにして製作した断熱ピストン
を、ベンチ試験で試験したところ、約1000サイクル
後にも、各部に亀裂等は見られず、安定していることが
確認された。即ち、この発明による断熱ピストンは、安
定した軽量で断熱性に優れたピストンを提供できる。
を、ベンチ試験で試験したところ、約1000サイクル
後にも、各部に亀裂等は見られず、安定していることが
確認された。即ち、この発明による断熱ピストンは、安
定した軽量で断熱性に優れたピストンを提供できる。
【0027】次に、この発明による断熱ピストンの別の
実施例を図2を参照して説明する。図2はこの発明によ
る断熱ピストンの別の実施例を示す断面図である。この
実施例の断熱ピストンは、上記実施例の断熱ピストンと
比較してピストンヘッドの構造が相違する以外は、同一
の構成及び機能を有するので、同一の部品には同一の符
号を付して重複する説明は省略する。
実施例を図2を参照して説明する。図2はこの発明によ
る断熱ピストンの別の実施例を示す断面図である。この
実施例の断熱ピストンは、上記実施例の断熱ピストンと
比較してピストンヘッドの構造が相違する以外は、同一
の構成及び機能を有するので、同一の部品には同一の符
号を付して重複する説明は省略する。
【0028】図2に示すように、この断熱ピストンのピ
ストンヘッド1には、燃焼室側上面25に多孔質セラミ
ックス17とピストンスカート側下面26に多孔質セラ
ミックス23とが結合されている。また、多孔質セラミ
ックス17の表面には、緻密なセラミックス薄膜24が
形成されている。この多孔質セラミックス17,23
は、反応焼結材をベースに酸化物を含む複合材で構成さ
れているものである。従って、この断熱ピストンは、多
孔質セラミックス17,23を備えた構成により、断熱
性に優れた構造になり、従来のものよりも燃焼室が高温
になってもピストンスカート2へは熱が伝導し難くなっ
ている。
ストンヘッド1には、燃焼室側上面25に多孔質セラミ
ックス17とピストンスカート側下面26に多孔質セラ
ミックス23とが結合されている。また、多孔質セラミ
ックス17の表面には、緻密なセラミックス薄膜24が
形成されている。この多孔質セラミックス17,23
は、反応焼結材をベースに酸化物を含む複合材で構成さ
れているものである。従って、この断熱ピストンは、多
孔質セラミックス17,23を備えた構成により、断熱
性に優れた構造になり、従来のものよりも燃焼室が高温
になってもピストンスカート2へは熱が伝導し難くなっ
ている。
【0029】この断熱ピストンは、上記のような構造を
有しており、ピストンヘッド1を次のようにして製作で
きる。この断熱ピストンの製造方法において、まず、平
均粒径0.3μmのケイ素Siの粉末、チタン酸アルミ
ニウムAl2 TiO5 の粉末及び酸化ランタンLa2 O
3 の粉末をそれぞれ重量比で65:30:5の割合で配
合し、これにメタノール、解膠剤、有機バインダを加
え、ボールミルにて約24時間混合した。これをスプレ
ードライヤにて造粒粉に作製し、更にこれを成形原料と
して、CIP(冷間等方加工プレス)により、直径約8
0mm厚さ、10mmの円板状の成形体を得た。
有しており、ピストンヘッド1を次のようにして製作で
きる。この断熱ピストンの製造方法において、まず、平
均粒径0.3μmのケイ素Siの粉末、チタン酸アルミ
ニウムAl2 TiO5 の粉末及び酸化ランタンLa2 O
3 の粉末をそれぞれ重量比で65:30:5の割合で配
合し、これにメタノール、解膠剤、有機バインダを加
え、ボールミルにて約24時間混合した。これをスプレ
ードライヤにて造粒粉に作製し、更にこれを成形原料と
して、CIP(冷間等方加工プレス)により、直径約8
0mm厚さ、10mmの円板状の成形体を得た。
【0030】この成形体を最高500℃まで加熱するこ
とにより、脱脂後、窒素ガス中で最高1400℃まで加
熱して多孔質セラミックスであるセラミック焼結体即ち
反応焼結材を得た。更に、この焼結体を1000℃の大
気中での熱処理をした後、機械加工を施して所望の形状
に形成した。加工した焼結体の表面に、ポリシラザンを
塗布して所定の熱処理を行い、焼結体の表面のポリシラ
ザンを緻密な酸化物複合材即ちセラミックス薄膜24に
転化させた。上記の工程で製作したセラミック焼結体1
7,23を試験したところ、低熱伝導で、低熱膨張で且
つ高強度を有することが確認された。
とにより、脱脂後、窒素ガス中で最高1400℃まで加
熱して多孔質セラミックスであるセラミック焼結体即ち
反応焼結材を得た。更に、この焼結体を1000℃の大
気中での熱処理をした後、機械加工を施して所望の形状
に形成した。加工した焼結体の表面に、ポリシラザンを
塗布して所定の熱処理を行い、焼結体の表面のポリシラ
ザンを緻密な酸化物複合材即ちセラミックス薄膜24に
転化させた。上記の工程で製作したセラミック焼結体1
7,23を試験したところ、低熱伝導で、低熱膨張で且
つ高強度を有することが確認された。
【0031】更に、上記工程で製作したセラミック焼結
体17,23を、相対密度99%以上の窒化ケイ素から
成るピストンヘッド1の凹部27を形成した上面25と
凹部28を形成した下面26に、酸化物ソルダー剤を塗
布し、上記の凹部27と凹部28とに嵌め込み、これを
加熱してセラミック焼結体17,23とピストンヘッド
1とを接合して一体化し、図2に示すようなピストンヘ
ッド1を得た。なお、ピストンスカート2の製造方法及
びピストンヘッド1とピストンスカート2との結合方法
は、図1に示す断熱ピストンと同様である。
体17,23を、相対密度99%以上の窒化ケイ素から
成るピストンヘッド1の凹部27を形成した上面25と
凹部28を形成した下面26に、酸化物ソルダー剤を塗
布し、上記の凹部27と凹部28とに嵌め込み、これを
加熱してセラミック焼結体17,23とピストンヘッド
1とを接合して一体化し、図2に示すようなピストンヘ
ッド1を得た。なお、ピストンスカート2の製造方法及
びピストンヘッド1とピストンスカート2との結合方法
は、図1に示す断熱ピストンと同様である。
【0032】上記のようにして製作した断熱ピストンを
ベンチ試験で試験したところ、上記断熱ピストンと同様
に、約1000サイクル後にも、各部に亀裂等は見られ
ず、安定しており、しかも、断熱性に極めて優れている
ことが確認された。即ち、この発明による断熱ピストン
は、安定した軽量で且つ断熱性に優れたピストンを提供
できる。
ベンチ試験で試験したところ、上記断熱ピストンと同様
に、約1000サイクル後にも、各部に亀裂等は見られ
ず、安定しており、しかも、断熱性に極めて優れている
ことが確認された。即ち、この発明による断熱ピストン
は、安定した軽量で且つ断熱性に優れたピストンを提供
できる。
【0033】
【発明の効果】この発明による断熱ピストンは、以上の
ように構成したので、次のような効果を有する。この断
熱ピストンは、ピストンヘッドを緻密質のセラミックス
から製作し、前記ピストンヘッド側に面するピストンス
カートをアルミニウム合金と少なくとも2種類以上のセ
ラミックスから成る複合材で製作し、前記セラミックス
の組織が前記ピストンスカートの上部から下部へ熱膨張
係数が傾斜変化しており、前記セラミックスの組織に存
在する間隙がアルミニウム合金で置換されているので、
セラミックスがアルミニウム合金の内部に編み目状に内
包され、特に、高温下においてアルミニウム合金中の転
位の挙動が阻害され、従来発生していたような変形等は
起こらず、ピストンスカートの複合材とピストンヘッド
のセラミックスとの近傍の熱膨張係数差も小さく緩和さ
れ、両者間に隙間等も発生し難く、ガス抜け等の現象は
発生しないものである。
ように構成したので、次のような効果を有する。この断
熱ピストンは、ピストンヘッドを緻密質のセラミックス
から製作し、前記ピストンヘッド側に面するピストンス
カートをアルミニウム合金と少なくとも2種類以上のセ
ラミックスから成る複合材で製作し、前記セラミックス
の組織が前記ピストンスカートの上部から下部へ熱膨張
係数が傾斜変化しており、前記セラミックスの組織に存
在する間隙がアルミニウム合金で置換されているので、
セラミックスがアルミニウム合金の内部に編み目状に内
包され、特に、高温下においてアルミニウム合金中の転
位の挙動が阻害され、従来発生していたような変形等は
起こらず、ピストンスカートの複合材とピストンヘッド
のセラミックスとの近傍の熱膨張係数差も小さく緩和さ
れ、両者間に隙間等も発生し難く、ガス抜け等の現象は
発生しないものである。
【0034】また、この断熱ピストンにおいて、ピスト
ンヘッドの燃焼室側上面とピストンスカート側下面に多
孔質セラミックスを結合したので、ピストンヘッドの断
熱性が極めて優れた構造となり、燃焼室が高温になって
も熱がピストンヘッドからピストンスカートに伝導し難
くなり、ピストンスカートの変形等が起こり難く、両者
間に隙間等も発生し難く、ガス抜け等の現象は発生しな
いものである。
ンヘッドの燃焼室側上面とピストンスカート側下面に多
孔質セラミックスを結合したので、ピストンヘッドの断
熱性が極めて優れた構造となり、燃焼室が高温になって
も熱がピストンヘッドからピストンスカートに伝導し難
くなり、ピストンスカートの変形等が起こり難く、両者
間に隙間等も発生し難く、ガス抜け等の現象は発生しな
いものである。
【図1】この発明による断熱ピストンの一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】この発明による断熱ピストンの別の実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
1 ピストンヘッド 2 ピストンスカート 3 取付部 4 下部 5,6 中間部 9 上部 17,23 セラミック焼結体(多孔質セラミックス) 24 セラミックス薄膜 25 燃焼室側の上面 26 ピストンスカート側の下面
Claims (7)
- 【請求項1】 シリンダ内を往復運動するピストンスカ
ート及び該ピストンスカートに取り付けたピストンヘッ
ドを有する断熱ピストンにおいて、前記ピストンヘッド
を緻密質のセラミックスから製作し、前記ピストンヘッ
ド側に面するピストンスカートをアルミニウム合金と少
なくとも2種類以上のセラミックスから成る複合材で製
作し、前記セラミックスの組織が前記ピストンスカート
の上部から下部へ熱膨張係数が傾斜変化しており、前記
セラミックスの組織に存在する間隙がアルミニウム合金
で置換されていることを特徴とする断熱ピストン。 - 【請求項2】 前記セラミックスの熱膨張係数の傾斜変
化が熱膨張係数差で4×10- 6 以上であることを特徴
とする請求項1に記載の断熱ピストン。 - 【請求項3】 前記セラミックスのうち、一方のセラミ
ックスがチタン酸アルミニウムであり、他方のセラミッ
クスがジルコニア、酸化マグネシウム、酸化アルミニウ
ムの中の何れか1つ或いはそれらの複合物であることを
特徴とする請求項1に記載の断熱ピストン。 - 【請求項4】 前記ピストンスカートを前記ピストンヘ
ッド側に面する上部をチタン酸アルミニウムとアルミニ
ウムとの複合材で製作し、前記ピストンスカートの下部
をアルミニウム合金で製作し、前記上部と前記下部との
中間部を、上部側がチタン酸アルミニウムとジルコニア
から成り且つ下部側がジルコニアから成るようにセラミ
ックスの組織が傾斜変化していることを特徴とする請求
項1に記載の断熱ピストン。 - 【請求項5】 前記ピストンヘッドの燃焼室側上面とピ
ストンスカート側下面に多孔質セラミックスを結合した
ことを特徴とする請求項1に記載の断熱ピストン。 - 【請求項6】 前記多孔質セラミックスの表面に緻密な
セラミックス薄膜が形成されていることを特徴とする請
求項5に記載の断熱ピストン。 - 【請求項7】 前記多孔質セラミックスは反応焼結材を
ベースに酸化物を含む複合材であることを特徴とする請
求項5に記載の断熱ピストン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4040488A JP3033324B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 断熱ピストン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4040488A JP3033324B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 断熱ピストン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05215011A true JPH05215011A (ja) | 1993-08-24 |
| JP3033324B2 JP3033324B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=12581977
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4040488A Expired - Fee Related JP3033324B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 断熱ピストン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3033324B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2025102594A1 (zh) * | 2023-11-17 | 2025-05-22 | 滨州东海龙活塞有限公司 | 一种隔热活塞结构及其制备方法 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4040488A patent/JP3033324B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2025102594A1 (zh) * | 2023-11-17 | 2025-05-22 | 滨州东海龙活塞有限公司 | 一种隔热活塞结构及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3033324B2 (ja) | 2000-04-17 |
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Legal Events
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