JPH0521728A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH0521728A JPH0521728A JP3175410A JP17541091A JPH0521728A JP H0521728 A JPH0521728 A JP H0521728A JP 3175410 A JP3175410 A JP 3175410A JP 17541091 A JP17541091 A JP 17541091A JP H0521728 A JPH0521728 A JP H0521728A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 IIL(Integrated Injection Logic)の高
電流増幅率と該IILに必要なコレクタ・エミッタ間耐
圧とを維持しながら半導体装置の一層の高速化、高集積
化を実現する。 【構成】 縦型PNPトランジスタのコレクタ領域の一
部となる第1のP−型拡散層11と同時かつ同じプロセ
スでIILのベース領域の低濃度部分となる第2のP−
型拡散層12を従来と同じ程度の不純物濃度で形成し、
縦型NPNトランジスタのベース領域となる第1のP型
拡散層16と同時かつ同じプロセスでIILのベース領
域の高濃度部分となる第3のP型拡散層18を第2のP
−型拡散層12より高い不純物濃度で形成する。IIL
は、N−型エピタキシャル層9と低濃度の第2のP−型
拡散層12との間でエミッタ−ベース間接合が形成され
る一方で、高濃度の第3のP型拡散層18と複数の第2
のN型拡散層20との間でのみ各々ベース−コレクタ間
接合が形成される。
電流増幅率と該IILに必要なコレクタ・エミッタ間耐
圧とを維持しながら半導体装置の一層の高速化、高集積
化を実現する。 【構成】 縦型PNPトランジスタのコレクタ領域の一
部となる第1のP−型拡散層11と同時かつ同じプロセ
スでIILのベース領域の低濃度部分となる第2のP−
型拡散層12を従来と同じ程度の不純物濃度で形成し、
縦型NPNトランジスタのベース領域となる第1のP型
拡散層16と同時かつ同じプロセスでIILのベース領
域の高濃度部分となる第3のP型拡散層18を第2のP
−型拡散層12より高い不純物濃度で形成する。IIL
は、N−型エピタキシャル層9と低濃度の第2のP−型
拡散層12との間でエミッタ−ベース間接合が形成され
る一方で、高濃度の第3のP型拡散層18と複数の第2
のN型拡散層20との間でのみ各々ベース−コレクタ間
接合が形成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IIL(Integrated I
njection Logic,I2 L)を備えた半導体装置とその製
造方法に関するものである。
njection Logic,I2 L)を備えた半導体装置とその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】IILは、高速、高集積度、低消費電力
の点で注目を集めているバイポーラICの構成素子の1
つであって、例えば横型PNPトランジスタ(電流源す
なわちインジェクタとして機能するPNP部分)と該横
型PNPトランジスタによってベースが電流バイアスさ
れた逆動作型マルチコレクタNPNトランジスタ(II
Lのスイッチング素子としてのNPN部分)との1対の
相補型トランジスタを備えたものである。
の点で注目を集めているバイポーラICの構成素子の1
つであって、例えば横型PNPトランジスタ(電流源す
なわちインジェクタとして機能するPNP部分)と該横
型PNPトランジスタによってベースが電流バイアスさ
れた逆動作型マルチコレクタNPNトランジスタ(II
Lのスイッチング素子としてのNPN部分)との1対の
相補型トランジスタを備えたものである。
【0003】さて、半導体装置の1つとして、縦型PN
Pトランジスタと縦型NPNトランジスタとIILとを
各々互いの間に素子分離領域を形成しながら共通の半導
体基板上に同時並行的に形成したバイポーラICが知ら
れている(特開昭59−141261号公報参照)。縦
型トランジスタは、エミッタ−ベース間接合とベース−
コレクタ間接合とが基板の表面に沿って形成された横型
トランジスタとは違って両接合が基板の厚み方向に向か
い合った構造を有するものであり、横型トランジスタに
比べて動作速度等の面で特性が優れている。
Pトランジスタと縦型NPNトランジスタとIILとを
各々互いの間に素子分離領域を形成しながら共通の半導
体基板上に同時並行的に形成したバイポーラICが知ら
れている(特開昭59−141261号公報参照)。縦
型トランジスタは、エミッタ−ベース間接合とベース−
コレクタ間接合とが基板の表面に沿って形成された横型
トランジスタとは違って両接合が基板の厚み方向に向か
い合った構造を有するものであり、横型トランジスタに
比べて動作速度等の面で特性が優れている。
【0004】図6は、縦型PNPトランジスタと縦型N
PNトランジスタとIILとが共通の半導体基板上に形
成された従来の半導体装置のうちのIIL部分を示した
断面図である。以下、同図を参照しながら半導体装置の
従来例について説明する。
PNトランジスタとIILとが共通の半導体基板上に形
成された従来の半導体装置のうちのIIL部分を示した
断面図である。以下、同図を参照しながら半導体装置の
従来例について説明する。
【0005】同図中の1はP型半導体基板であって、該
P型半導体基板1の同一主面上に同図に示すIILと不
図示の縦型PNPトランジスタ及び縦型NPNトランジ
スタとの三者が素子分離領域により互いに隔絶された形
で形成されている。5は、縦型NPNトランジスタのコ
レクタ埋込み層となる第1のN+型埋込み層と同時かつ
同じプロセスで形成された第2のN+型埋込み層であっ
て、IILのNPN部分のエミッタ領域の一部となるも
のである。6は、縦型PNPトランジスタのコレクタ埋
込み層となる第1のP+型埋込み層と同時かつ同じプロ
セスで形成された第2のP+型埋込み層であって、素子
分離領域の一部を構成する下部分離領域となるものであ
る。
P型半導体基板1の同一主面上に同図に示すIILと不
図示の縦型PNPトランジスタ及び縦型NPNトランジ
スタとの三者が素子分離領域により互いに隔絶された形
で形成されている。5は、縦型NPNトランジスタのコ
レクタ埋込み層となる第1のN+型埋込み層と同時かつ
同じプロセスで形成された第2のN+型埋込み層であっ
て、IILのNPN部分のエミッタ領域の一部となるも
のである。6は、縦型PNPトランジスタのコレクタ埋
込み層となる第1のP+型埋込み層と同時かつ同じプロ
セスで形成された第2のP+型埋込み層であって、素子
分離領域の一部を構成する下部分離領域となるものであ
る。
【0006】9は、N−型エピタキシャル層であって、
IILのNPN部分のエミッタ領域の一部等となるもの
である。12,10は、縦型PNPトランジスタのコレ
クタ領域の一部となる第1のP−型拡散層と同時かつ同
じプロセスで各々形成された第2及び第3のP−型拡散
層であって、第2のP−型拡散層12はIILのNPN
部分のベース領域の一部となり、第3のP−型拡散層1
0は素子分離領域の一部を構成する上部分離領域となる
ものである。14は、縦型NPNトランジスタのコレク
タウォール領域となる第1のN+型拡散領域と同時かつ
同じプロセスで形成された第2のN+型拡散領域であっ
て、IILのNPN部分のエミッタ領域の一部となるも
のである。
IILのNPN部分のエミッタ領域の一部等となるもの
である。12,10は、縦型PNPトランジスタのコレ
クタ領域の一部となる第1のP−型拡散層と同時かつ同
じプロセスで各々形成された第2及び第3のP−型拡散
層であって、第2のP−型拡散層12はIILのNPN
部分のベース領域の一部となり、第3のP−型拡散層1
0は素子分離領域の一部を構成する上部分離領域となる
ものである。14は、縦型NPNトランジスタのコレク
タウォール領域となる第1のN+型拡散領域と同時かつ
同じプロセスで形成された第2のN+型拡散領域であっ
て、IILのNPN部分のエミッタ領域の一部となるも
のである。
【0007】17,18は、縦型NPNトランジスタの
ベース領域となる第1のP型拡散層と同時かつ同じプロ
セスで各々形成された第2及び第3のP型拡散層であっ
て、第2のP型拡散層17はIILのインジェクタ領域
となり、第3のP型拡散層18はIILのNPN部分の
ベース領域の一部となるものである。
ベース領域となる第1のP型拡散層と同時かつ同じプロ
セスで各々形成された第2及び第3のP型拡散層であっ
て、第2のP型拡散層17はIILのインジェクタ領域
となり、第3のP型拡散層18はIILのNPN部分の
ベース領域の一部となるものである。
【0008】20,100は、縦型PNPトランジスタ
のベース領域となる第1のN型拡散層と同時かつ同じプ
ロセスで形成された第2及び第3のN型拡散層であっ
て、第2のN型拡散層20はIILのNPN部分の複数
のコレクタ領域となり、第3のN型拡散層100はII
LのNPN部分のエミッタ領域の一部となるものであ
る。ただし、複数の第2のN型拡散層20は、各々前記
第2のP−型拡散層12と第3のP型拡散層18との双
方に接している。23は、縦型PNPトランジスタのベ
ースコンタクト領域となる第1のN+型拡散層並びに各
々縦型NPNトランジスタのコレクタコンタクト領域及
びエミッタ領域となる第2及び第3のN+型拡散層と同
時かつ同じプロセスで形成された第4のN+型拡散層で
あって、IILの複数のコレクタコンタクト領域となる
ものである。
のベース領域となる第1のN型拡散層と同時かつ同じプ
ロセスで形成された第2及び第3のN型拡散層であっ
て、第2のN型拡散層20はIILのNPN部分の複数
のコレクタ領域となり、第3のN型拡散層100はII
LのNPN部分のエミッタ領域の一部となるものであ
る。ただし、複数の第2のN型拡散層20は、各々前記
第2のP−型拡散層12と第3のP型拡散層18との双
方に接している。23は、縦型PNPトランジスタのベ
ースコンタクト領域となる第1のN+型拡散層並びに各
々縦型NPNトランジスタのコレクタコンタクト領域及
びエミッタ領域となる第2及び第3のN+型拡散層と同
時かつ同じプロセスで形成された第4のN+型拡散層で
あって、IILの複数のコレクタコンタクト領域となる
ものである。
【0009】以上のとおり、P型半導体基板1側の第2
のN+型埋込み層5、N−型エピタキシャル層9、第2
のN+型拡散領域14及び第3のN型拡散層100をエ
ミッタ領域とし、第2のP−型拡散層12及び第3のP
型拡散層18をベース領域とし、表面上の複数の第2の
N型拡散層20及び第4のN+型拡散層23を各々複数
のコレクタ領域及びコレクタコンタクト領域とする逆動
作型マルチコレクタNPNトランジスタが形成されてお
り、該NPNトランジスタはIILのスイッチング素子
として機能する。
のN+型埋込み層5、N−型エピタキシャル層9、第2
のN+型拡散領域14及び第3のN型拡散層100をエ
ミッタ領域とし、第2のP−型拡散層12及び第3のP
型拡散層18をベース領域とし、表面上の複数の第2の
N型拡散層20及び第4のN+型拡散層23を各々複数
のコレクタ領域及びコレクタコンタクト領域とする逆動
作型マルチコレクタNPNトランジスタが形成されてお
り、該NPNトランジスタはIILのスイッチング素子
として機能する。
【0010】また、第2のP型拡散層17をエミッタ領
域とし、第3のN型拡散層100をベース領域とし、第
3のP型拡散層18をコレクタ領域とする横型PNPト
ランジスタが形成されている。該横型PNPトランジス
タのベース領域及びコレクタ領域は各々上記マルチコレ
クタNPNトランジスタのエミッタ領域の一部及びベー
ス領域の一部と共通になっており、該横型PNPトラン
ジスタは該マルチコレクタNPNトランジスタに対する
電流源として機能するものである。つまり、該横型PN
Pトランジスタのエミッタ領域である第2のP型拡散層
17がIILのインジェクタ領域となっているのであ
る。
域とし、第3のN型拡散層100をベース領域とし、第
3のP型拡散層18をコレクタ領域とする横型PNPト
ランジスタが形成されている。該横型PNPトランジス
タのベース領域及びコレクタ領域は各々上記マルチコレ
クタNPNトランジスタのエミッタ領域の一部及びベー
ス領域の一部と共通になっており、該横型PNPトラン
ジスタは該マルチコレクタNPNトランジスタに対する
電流源として機能するものである。つまり、該横型PN
Pトランジスタのエミッタ領域である第2のP型拡散層
17がIILのインジェクタ領域となっているのであ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の半導体装置
では、N−型エピタキシャル層9と不純物濃度の低い第
2のP−型拡散層12とがIILのマルチコレクタNP
Nトランジスタにおけるエミッタ−ベース間接合を形成
していたので、該トランジスタのエミッタ注入効率が高
くなってIILの電流増幅率が大きくなる利点があっ
た。
では、N−型エピタキシャル層9と不純物濃度の低い第
2のP−型拡散層12とがIILのマルチコレクタNP
Nトランジスタにおけるエミッタ−ベース間接合を形成
していたので、該トランジスタのエミッタ注入効率が高
くなってIILの電流増幅率が大きくなる利点があっ
た。
【0012】ところが、該低濃度の第2のP−型拡散層
12と第2のN型拡散層20とが該マルチコレクタNP
Nトランジスタのベース−コレクタ間接合を形成してい
たので、N−型エピタキシャル層9を薄くした場合には
必要なコレクタ・エミッタ間耐圧が得られなくなる問題
が生じるため、該N−型エピタキシャル層9の薄膜化に
よる一層の高速化、高集積化を実現することができなか
った。すなわち、N−型エピタキシャル層9を薄くする
と、これに伴って該N−型エピタキシャル層9内の第2
のP−型拡散層12を浅く形成せざるを得なくなり、該
第2のP−型拡散層12の厚みで決まるマルチコレクタ
NPNトランジスタのベース幅が小さくなる。このよう
にマルチコレクタNPNトランジスタのベース領域が低
濃度かつ小ベース幅となると、該トランジスタのコレク
タ・エミッタ間が低い電圧でパンチスルー状態となって
IILが正常に動作しなくなるのである。
12と第2のN型拡散層20とが該マルチコレクタNP
Nトランジスタのベース−コレクタ間接合を形成してい
たので、N−型エピタキシャル層9を薄くした場合には
必要なコレクタ・エミッタ間耐圧が得られなくなる問題
が生じるため、該N−型エピタキシャル層9の薄膜化に
よる一層の高速化、高集積化を実現することができなか
った。すなわち、N−型エピタキシャル層9を薄くする
と、これに伴って該N−型エピタキシャル層9内の第2
のP−型拡散層12を浅く形成せざるを得なくなり、該
第2のP−型拡散層12の厚みで決まるマルチコレクタ
NPNトランジスタのベース幅が小さくなる。このよう
にマルチコレクタNPNトランジスタのベース領域が低
濃度かつ小ベース幅となると、該トランジスタのコレク
タ・エミッタ間が低い電圧でパンチスルー状態となって
IILが正常に動作しなくなるのである。
【0013】そうかといってコレクタ・エミッタ間耐圧
を上げるために該第2のP−型拡散層12の不純物濃度
を一様に高くする場合には、前記のエミッタ−ベース間
接合においてベース側の第2のP−型拡散層12の不純
物濃度がエミッタ側のN−型エピタキシャル層9より高
くなってIILの電流増幅率が低下してしまう。また、
前記のように該第2のP−型拡散層12と同時かつ同じ
プロセスで第1のP−型拡散層を縦型PNPトランジス
タのコレクタ領域の一部として形成する場合には、第2
のP−型拡散層12の高濃度化に伴って第1のP−型拡
散層の不純物濃度も高くなってしまうので、該縦型PN
Pトランジスタのアーリー電圧が低下してしまう問題も
あった。
を上げるために該第2のP−型拡散層12の不純物濃度
を一様に高くする場合には、前記のエミッタ−ベース間
接合においてベース側の第2のP−型拡散層12の不純
物濃度がエミッタ側のN−型エピタキシャル層9より高
くなってIILの電流増幅率が低下してしまう。また、
前記のように該第2のP−型拡散層12と同時かつ同じ
プロセスで第1のP−型拡散層を縦型PNPトランジス
タのコレクタ領域の一部として形成する場合には、第2
のP−型拡散層12の高濃度化に伴って第1のP−型拡
散層の不純物濃度も高くなってしまうので、該縦型PN
Pトランジスタのアーリー電圧が低下してしまう問題も
あった。
【0014】本発明は以上の事情に鑑みてなされたもの
であって、IILの高電流増幅率と該IILに必要なコ
レクタ・エミッタ間耐圧とを維持しながら半導体装置の
一層の高速化、高集積化を実現することを目的とする。
であって、IILの高電流増幅率と該IILに必要なコ
レクタ・エミッタ間耐圧とを維持しながら半導体装置の
一層の高速化、高集積化を実現することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、IILのベース領域を2層に分け、エミッタ
−ベース間接合を形成するベース部分の不純物濃度を低
く、ベース−コレクタ間接合を形成する他のベース部分
の不純物濃度を高くした構成を採用したものである。
本発明は、IILのベース領域を2層に分け、エミッタ
−ベース間接合を形成するベース部分の不純物濃度を低
く、ベース−コレクタ間接合を形成する他のベース部分
の不純物濃度を高くした構成を採用したものである。
【0016】具体的に説明すると、請求項1の発明は、
第1導電型のエミッタ層と、該エミッタ層との間でエミ
ッタ−ベース間接合を形成する第2導電型の第1のベー
ス層と、該第1のベース層より不純物濃度が高い第2導
電型の第2のベース層と、該第2のベース層との間での
みベース−コレクタ間接合を形成する第1導電型のコレ
クタ層とを有するIILを備えた半導体装置の構成を採
用したものである。
第1導電型のエミッタ層と、該エミッタ層との間でエミ
ッタ−ベース間接合を形成する第2導電型の第1のベー
ス層と、該第1のベース層より不純物濃度が高い第2導
電型の第2のベース層と、該第2のベース層との間での
みベース−コレクタ間接合を形成する第1導電型のコレ
クタ層とを有するIILを備えた半導体装置の構成を採
用したものである。
【0017】請求項2〜4の発明は、上記第1導電型の
エミッタ層と第2導電型の第1及び第2のベース層と第
1導電型のコレクタ層とを有するIILを備えた半導体
装置を製造するための方法に関するものであって、請求
項2の発明は、半導体基板上に第1導電型のエミッタ層
を形成する工程と、該エミッタ層へのドーピングにより
該エミッタ層上に第2導電型の第1のベース層を形成す
る工程と、該第1のベース層へのドーピングにより該第
1のベース層上に該第1のベース層より不純物濃度が高
い第2導電型の第2のベース層を形成する工程と、該第
2のベース層へのドーピングにより該第2のベース層上
に第1導電型のコレクタ層を形成する工程とを備えた構
成を採用したものである。
エミッタ層と第2導電型の第1及び第2のベース層と第
1導電型のコレクタ層とを有するIILを備えた半導体
装置を製造するための方法に関するものであって、請求
項2の発明は、半導体基板上に第1導電型のエミッタ層
を形成する工程と、該エミッタ層へのドーピングにより
該エミッタ層上に第2導電型の第1のベース層を形成す
る工程と、該第1のベース層へのドーピングにより該第
1のベース層上に該第1のベース層より不純物濃度が高
い第2導電型の第2のベース層を形成する工程と、該第
2のベース層へのドーピングにより該第2のベース層上
に第1導電型のコレクタ層を形成する工程とを備えた構
成を採用したものである。
【0018】請求項3の発明は、縦型PNPトランジス
タとIILとを共通の半導体基板上に形成する場合の半
導体装置の製造方法に関するものであって、上記IIL
の第1のベース層の形成を縦型PNPトランジスタのコ
レクタ層の形成と同時かつ同じプロセスで行う構成を採
用したものである。
タとIILとを共通の半導体基板上に形成する場合の半
導体装置の製造方法に関するものであって、上記IIL
の第1のベース層の形成を縦型PNPトランジスタのコ
レクタ層の形成と同時かつ同じプロセスで行う構成を採
用したものである。
【0019】請求項4の発明は、縦型NPNトランジス
タとIILとを共通の半導体基板上に形成する場合の半
導体装置の製造方法に関するものであって、上記IIL
の第2のベース層の形成を縦型NPNトランジスタのベ
ース層の形成と同時かつ同じプロセスで行う構成を採用
したものである。
タとIILとを共通の半導体基板上に形成する場合の半
導体装置の製造方法に関するものであって、上記IIL
の第2のベース層の形成を縦型NPNトランジスタのベ
ース層の形成と同時かつ同じプロセスで行う構成を採用
したものである。
【0020】
【作用】請求項1の発明によれば、低濃度部分である第
1のベース層がエミッタ層との間でエミッタ−ベース間
接合を形成し、高濃度部分である第2のベース層は該I
ILの動作時にはほとんど空乏化するので、従来同様に
エミッタ注入効率が高くなってIILの高電流増幅率が
維持できる。また、高濃度部分である第2のベース層が
コレクタ層との間でベース−コレクタ間接合を形成して
おり、該第2のベース層の介在によりベース−コレクタ
間接合のベース側への空乏層の広がりが抑制できるの
で、ベース幅を小さくしてもコレクタ・エミッタ間のパ
ンチスルーが生じにくく、高いコレクタ・エミッタ間耐
圧が得られる。
1のベース層がエミッタ層との間でエミッタ−ベース間
接合を形成し、高濃度部分である第2のベース層は該I
ILの動作時にはほとんど空乏化するので、従来同様に
エミッタ注入効率が高くなってIILの高電流増幅率が
維持できる。また、高濃度部分である第2のベース層が
コレクタ層との間でベース−コレクタ間接合を形成して
おり、該第2のベース層の介在によりベース−コレクタ
間接合のベース側への空乏層の広がりが抑制できるの
で、ベース幅を小さくしてもコレクタ・エミッタ間のパ
ンチスルーが生じにくく、高いコレクタ・エミッタ間耐
圧が得られる。
【0021】請求項2の発明によれば、低濃度の第1の
ベース層と高濃度の第2のベース層とでIILのベース
領域が構成され、エミッタ層と低濃度の第1のベース層
との間でエミッタ−ベース間接合が形成される一方で、
高濃度の第2のベース層とコレクタ層との間でのみベー
ス−コレクタ間接合が形成される。したがって、従来同
様にIILの高電流増幅率が維持できるだけでなく、ベ
ース幅を小さくしても高いコレクタ・エミッタ間耐圧が
得られる。
ベース層と高濃度の第2のベース層とでIILのベース
領域が構成され、エミッタ層と低濃度の第1のベース層
との間でエミッタ−ベース間接合が形成される一方で、
高濃度の第2のベース層とコレクタ層との間でのみベー
ス−コレクタ間接合が形成される。したがって、従来同
様にIILの高電流増幅率が維持できるだけでなく、ベ
ース幅を小さくしても高いコレクタ・エミッタ間耐圧が
得られる。
【0022】請求項3の発明によれば、前記IILの低
濃度の第1のベース層と縦型PNPトランジスタのコレ
クタ層とが同時かつ同じプロセスで形成されるので、該
縦型PNPトランジスタのコレクタ層が高濃度化するこ
とはない。したがって、この縦型PNPトランジスタの
アーリー電圧を低下させることなく該縦型PNPトラン
ジスタとIILとを共通の半導体基板上に形成すること
ができる。しかも、従来に比べて工程数が増えることは
ない。
濃度の第1のベース層と縦型PNPトランジスタのコレ
クタ層とが同時かつ同じプロセスで形成されるので、該
縦型PNPトランジスタのコレクタ層が高濃度化するこ
とはない。したがって、この縦型PNPトランジスタの
アーリー電圧を低下させることなく該縦型PNPトラン
ジスタとIILとを共通の半導体基板上に形成すること
ができる。しかも、従来に比べて工程数が増えることは
ない。
【0023】請求項4の発明によれば、前記IILの高
濃度の第2のベース層と縦型NPNトランジスタのベー
ス層とが同時かつ同じプロセスで形成されるので、従来
に比べて工程数を増やすことなく該縦型NPNトランジ
スタとIILとを共通の半導体基板上に形成することが
できる。
濃度の第2のベース層と縦型NPNトランジスタのベー
ス層とが同時かつ同じプロセスで形成されるので、従来
に比べて工程数を増やすことなく該縦型NPNトランジ
スタとIILとを共通の半導体基板上に形成することが
できる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例の半導体装置及びそ
の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
【0025】図1〜図4は、縦型PNPトランジスタと
縦型NPNトランジスタとIILとが共通の半導体基板
上に形成された本発明の一実施例に係る半導体装置の製
造工程断面図である。
縦型NPNトランジスタとIILとが共通の半導体基板
上に形成された本発明の一実施例に係る半導体装置の製
造工程断面図である。
【0026】まず、図1に示したように、比抵抗が例え
ば10〜20Ω・cmのP型(111)半導体基板1の
主面に例えばレジストをマスクにして燐を40keV、
1×1013/cm2 の条件でイオン注入した後、120
0℃、120分程度の熱処理を施すことにより、縦型P
NPトランジスタのコレクタ領域とP型半導体基板1と
を分離するためのN型埋込み層2を形成する。次に、例
えばレジストをマスクにして砒素を60keV、1×1
015/cm2 の条件でイオン注入した後、900℃、3
0分程度の熱処理を施すことにより、縦型NPNトラン
ジスタのコレクタ埋込み層となる第1のN+型埋込み層
4と、IILのNPN部分のエミッタ領域の一部となる
第2のN+型埋込み層5とを同時に形成する。さらに、
例えばレジストをマスクにしてボロンを40keV、1
×1014/cm2 の条件でイオン注入した後、1100
℃、180分程度の熱処理を施すことにより、縦型PN
Pトランジスタのコレクタ埋込層となる第1のP+型埋
込み層7と、素子分離領域の一部を構成する下部分離領
域となる第2のP+型埋込み層6とを同時に形成する。
この場合、不純物の拡散係数が砒素、ボロン、燐の順に
大きくなるので、埋込み層の深さは図示のように第1及
び第2のN+型埋込み層4,5、第1及び第2のP+型
埋込み層6,7、N型埋込み層2の順に深くなる。
ば10〜20Ω・cmのP型(111)半導体基板1の
主面に例えばレジストをマスクにして燐を40keV、
1×1013/cm2 の条件でイオン注入した後、120
0℃、120分程度の熱処理を施すことにより、縦型P
NPトランジスタのコレクタ領域とP型半導体基板1と
を分離するためのN型埋込み層2を形成する。次に、例
えばレジストをマスクにして砒素を60keV、1×1
015/cm2 の条件でイオン注入した後、900℃、3
0分程度の熱処理を施すことにより、縦型NPNトラン
ジスタのコレクタ埋込み層となる第1のN+型埋込み層
4と、IILのNPN部分のエミッタ領域の一部となる
第2のN+型埋込み層5とを同時に形成する。さらに、
例えばレジストをマスクにしてボロンを40keV、1
×1014/cm2 の条件でイオン注入した後、1100
℃、180分程度の熱処理を施すことにより、縦型PN
Pトランジスタのコレクタ埋込層となる第1のP+型埋
込み層7と、素子分離領域の一部を構成する下部分離領
域となる第2のP+型埋込み層6とを同時に形成する。
この場合、不純物の拡散係数が砒素、ボロン、燐の順に
大きくなるので、埋込み層の深さは図示のように第1及
び第2のN+型埋込み層4,5、第1及び第2のP+型
埋込み層6,7、N型埋込み層2の順に深くなる。
【0027】次に、図2に示したように、P型半導体基
板1上にIILのNPN部分のエミッタ領域の一部等と
なる例えば比抵抗1Ω・cm、厚さ2.5μmのN−型
エピタキシャル層9を形成したうえで、例えばレジスト
をマスクにしてボロンを80keV、2×1012/cm
2 の条件でイオン注入した後、1100℃、100分程
度の熱処理を施すことにより、縦型PNPトランジスタ
のコレクタ領域の一部となる第1のP−型拡散層11
と、IILのNPN部分のベース領域の一部となる第2
のP−型拡散層12と、素子分離領域の一部を構成する
上部分離領域となる第3のP−型拡散層10とを同時に
形成する。さらに、例えばレジストをマスクにして燐を
80keV、3×1015/cm2 の条件でイオン注入し
た後、950℃、30分程度の熱処理を施すことによ
り、縦型NPNトランジスタのコレクタウォール領域と
なる第1のN+型拡散領域13と、IILのNPN部分
のエミッタ領域の一部となる第2のN+型拡散領域14
とを形成する。
板1上にIILのNPN部分のエミッタ領域の一部等と
なる例えば比抵抗1Ω・cm、厚さ2.5μmのN−型
エピタキシャル層9を形成したうえで、例えばレジスト
をマスクにしてボロンを80keV、2×1012/cm
2 の条件でイオン注入した後、1100℃、100分程
度の熱処理を施すことにより、縦型PNPトランジスタ
のコレクタ領域の一部となる第1のP−型拡散層11
と、IILのNPN部分のベース領域の一部となる第2
のP−型拡散層12と、素子分離領域の一部を構成する
上部分離領域となる第3のP−型拡散層10とを同時に
形成する。さらに、例えばレジストをマスクにして燐を
80keV、3×1015/cm2 の条件でイオン注入し
た後、950℃、30分程度の熱処理を施すことによ
り、縦型NPNトランジスタのコレクタウォール領域と
なる第1のN+型拡散領域13と、IILのNPN部分
のエミッタ領域の一部となる第2のN+型拡散領域14
とを形成する。
【0028】次に、図3に示したように、例えばレジス
トをマスクにしてボロンを30keV、2×1013/c
m2 の条件でイオン注入した後、900℃、30分程度
の熱処理を施すことにより、縦型NPNトランジスタの
ベース領域となる第1のP型拡散層16と、IILのイ
ンジェクタ領域となる第2のP型拡散層17と、IIL
のNPN部分のベース領域の一部となる第3のP型拡散
層18と、素子分離領域の一部となる第4のP型拡散層
15とを同時に形成する。
トをマスクにしてボロンを30keV、2×1013/c
m2 の条件でイオン注入した後、900℃、30分程度
の熱処理を施すことにより、縦型NPNトランジスタの
ベース領域となる第1のP型拡散層16と、IILのイ
ンジェクタ領域となる第2のP型拡散層17と、IIL
のNPN部分のベース領域の一部となる第3のP型拡散
層18と、素子分離領域の一部となる第4のP型拡散層
15とを同時に形成する。
【0029】さらに、図4に示したように、例えばレジ
ストをマスクにして燐を80keV、4×1013/cm
2 の条件でイオン注入することにより、縦型PNPトラ
ンジスタのベース領域となる第1のN型拡散層19と、
IILのNPN部分のコレクタ領域となる複数の第2の
N型拡散層20とを同時に形成する。ただし、第3のP
型拡散層18上に形成される複数の第2のN型拡散層2
0は、いずれも第2のP−型拡散層12に達しないよう
にする。次に、縦型PNPトランジスタのコレクタコン
タクト、ベースコンタクト及びエミッタとなる各領域
上、縦型NPNトランジスタのコレクタコンタクト、ベ
ースコンタクト及びエミッタとなる各領域上、並びに、
IILのインジェクタコンタクト、コレクタコンタク
ト、ベースコンタクト及びエミッタコンタクトとなる各
領域上にポリシリコン膜(図示していない。)を形成し
た後、例えばレジストをマスクにして縦型PNPトラン
ジスタのベースコンタクトとなる領域上、縦型NPNト
ランジスタのコレクタコンタクト及びエミッタとなる各
領域上、並びに、IILのコレクタコンタクト及びエミ
ッタコンタクトとなる各領域上のポリシリコン膜中に砒
素を60keV、1×1016/cm2 の条件でイオン注
入し、この後950℃、60分程度の熱処理を施してポ
リシリコン膜から砒素を拡散させることにより、縦型P
NPトランジスタのベースコンタクト領域となる第1の
N+型拡散層25と、縦型NPNトランジスタのコレク
タコンタクト領域となる第2のN+型拡散層22と、該
縦型NPNトランジスタのエミッタ領域となる第3のN
+型拡散層21と、IILのコレクタコンタクト領域と
なる第4のN+型拡散層23と、該IILのエミッタコ
ンタクト領域となる第5のN+型拡散層24とを同時に
形成する。引き続いて、例えばレジストをマスクにして
縦型NPNトランジスタのベースコンタクトとなる領域
上、縦型PNPトランジスタのコレクタコンタクト及び
エミッタとなる各領域上、並びに、IILのインジェク
タコンタクト及びベースコンタクトとなる各領域上のポ
リシリコン膜中にボロンを30keV、2×1016/c
m2 の条件でイオン注入し、この後900℃、45分程
度の熱処理を施してポリシリコン膜からボロンを拡散さ
せることにより、縦型NPNトランジスタのベースコン
タクト領域となる第1のP+型拡散層28と、縦型PN
Pトランジスタのコレクタコンタクト領域となる第2の
P+型拡散層27と、該縦型PNPトランジスタのエミ
ッタ領域となる第3のP+型拡散層26と、IILのイ
ンジェクタコンタクト領域となる第4のP+型拡散層2
9と、該IILのベースコンタクト領域となる第5のP
+型拡散層30とを同時に形成する。最後に、例えばA
l(アルミニウム)等を用いた電極配線を形成して本半
導体装置を完成させる。
ストをマスクにして燐を80keV、4×1013/cm
2 の条件でイオン注入することにより、縦型PNPトラ
ンジスタのベース領域となる第1のN型拡散層19と、
IILのNPN部分のコレクタ領域となる複数の第2の
N型拡散層20とを同時に形成する。ただし、第3のP
型拡散層18上に形成される複数の第2のN型拡散層2
0は、いずれも第2のP−型拡散層12に達しないよう
にする。次に、縦型PNPトランジスタのコレクタコン
タクト、ベースコンタクト及びエミッタとなる各領域
上、縦型NPNトランジスタのコレクタコンタクト、ベ
ースコンタクト及びエミッタとなる各領域上、並びに、
IILのインジェクタコンタクト、コレクタコンタク
ト、ベースコンタクト及びエミッタコンタクトとなる各
領域上にポリシリコン膜(図示していない。)を形成し
た後、例えばレジストをマスクにして縦型PNPトラン
ジスタのベースコンタクトとなる領域上、縦型NPNト
ランジスタのコレクタコンタクト及びエミッタとなる各
領域上、並びに、IILのコレクタコンタクト及びエミ
ッタコンタクトとなる各領域上のポリシリコン膜中に砒
素を60keV、1×1016/cm2 の条件でイオン注
入し、この後950℃、60分程度の熱処理を施してポ
リシリコン膜から砒素を拡散させることにより、縦型P
NPトランジスタのベースコンタクト領域となる第1の
N+型拡散層25と、縦型NPNトランジスタのコレク
タコンタクト領域となる第2のN+型拡散層22と、該
縦型NPNトランジスタのエミッタ領域となる第3のN
+型拡散層21と、IILのコレクタコンタクト領域と
なる第4のN+型拡散層23と、該IILのエミッタコ
ンタクト領域となる第5のN+型拡散層24とを同時に
形成する。引き続いて、例えばレジストをマスクにして
縦型NPNトランジスタのベースコンタクトとなる領域
上、縦型PNPトランジスタのコレクタコンタクト及び
エミッタとなる各領域上、並びに、IILのインジェク
タコンタクト及びベースコンタクトとなる各領域上のポ
リシリコン膜中にボロンを30keV、2×1016/c
m2 の条件でイオン注入し、この後900℃、45分程
度の熱処理を施してポリシリコン膜からボロンを拡散さ
せることにより、縦型NPNトランジスタのベースコン
タクト領域となる第1のP+型拡散層28と、縦型PN
Pトランジスタのコレクタコンタクト領域となる第2の
P+型拡散層27と、該縦型PNPトランジスタのエミ
ッタ領域となる第3のP+型拡散層26と、IILのイ
ンジェクタコンタクト領域となる第4のP+型拡散層2
9と、該IILのベースコンタクト領域となる第5のP
+型拡散層30とを同時に形成する。最後に、例えばA
l(アルミニウム)等を用いた電極配線を形成して本半
導体装置を完成させる。
【0030】以上のとおり本実施例では、IILのNP
N部分のベース領域を第2のP−型拡散層12と該第2
のP−型拡散層12より不純物濃度の高い第3のP型拡
散層18との2層で構成し、N−型エピタキシャル層9
と低濃度の第2のP−型拡散層12との間でエミッタ−
ベース間接合を形成する一方で、高濃度の第3のP型拡
散層18と複数の第2のN型拡散層20との間でのみ各
々ベース−コレクタ間接合を形成している。しかも、縦
型PNPトランジスタのコレクタ領域の一部となる低濃
度の第1のP−型拡散層11と同時かつ同じプロセスで
エミッタ側の第2のP−型拡散層12を形成し、縦型N
PNトランジスタのベース領域となる高濃度の第1のP
型拡散層16と同時かつ同じプロセスでコレクタ側の第
3のP型拡散層18を形成している。
N部分のベース領域を第2のP−型拡散層12と該第2
のP−型拡散層12より不純物濃度の高い第3のP型拡
散層18との2層で構成し、N−型エピタキシャル層9
と低濃度の第2のP−型拡散層12との間でエミッタ−
ベース間接合を形成する一方で、高濃度の第3のP型拡
散層18と複数の第2のN型拡散層20との間でのみ各
々ベース−コレクタ間接合を形成している。しかも、縦
型PNPトランジスタのコレクタ領域の一部となる低濃
度の第1のP−型拡散層11と同時かつ同じプロセスで
エミッタ側の第2のP−型拡散層12を形成し、縦型N
PNトランジスタのベース領域となる高濃度の第1のP
型拡散層16と同時かつ同じプロセスでコレクタ側の第
3のP型拡散層18を形成している。
【0031】図5は、図4の半導体装置のIILコレク
タコンタクト領域23の形成位置における不純物濃度プ
ロファイルを示した概念図である。同図に示されるよう
に、エミッタ領域の一部を構成するN−型エピタキシャ
ル層9との間でエミッタ−ベース間接合を形成する第2
のP−型拡散層12(ベース領域下層)の不純物濃度を
従来と同じ程度に低くおさえる一方で、コレクタ領域の
一部を構成する第2のN型拡散層20との間でベース−
コレクタ間接合を形成する第3のP型拡散層18(ベー
ス領域上層)の不純物濃度を従来より高くすることがで
きる。
タコンタクト領域23の形成位置における不純物濃度プ
ロファイルを示した概念図である。同図に示されるよう
に、エミッタ領域の一部を構成するN−型エピタキシャ
ル層9との間でエミッタ−ベース間接合を形成する第2
のP−型拡散層12(ベース領域下層)の不純物濃度を
従来と同じ程度に低くおさえる一方で、コレクタ領域の
一部を構成する第2のN型拡散層20との間でベース−
コレクタ間接合を形成する第3のP型拡散層18(ベー
ス領域上層)の不純物濃度を従来より高くすることがで
きる。
【0032】したがって、本実施例によれば、第3のP
型拡散層18の介在によりIILのベース−コレクタ間
接合のベース側への空乏層の広がりが抑制できるので、
IILのコレクタ・エミッタ間耐圧を従来より高くする
ことができる。一方、エミッタ−ベース間接合の不純物
濃度分布は従来と同じであり、ベース−コレクタ間接合
のベース側の高濃度部分すなわち第3のP型拡散層18
はIIL動作時にはほとんど空乏化するので、従来と変
わらない程度の電流増幅率を得ることができる。すなわ
ち、本実施例によれば、一層の高速化、高集積化を図る
ためにN−型エピタキシャル層9を薄くすることがで
き、縦型PNPトランジスタ、縦型NPNトランジスタ
及びIILを一体化した高速、高密度かつ高耐圧の半導
体装置を実現できることとなる。しかも、縦型PNPト
ランジスタの第1のP−型拡散層11とIILの第2の
P−型拡散層12とを同時かつ同じプロセスで形成する
とともに、縦型NPNトランジスタの第1のP型拡散層
16とIILの第3のP型拡散層18とを同時かつ同じ
プロセスで形成しているので、従来に比べて製造工程数
が増えることはない。ただし、これら第1のP−型拡散
層11と第2のP−型拡散層12との形成を別々の工程
とすることも可能である。第1のP型拡散層16と第3
のP型拡散層18との形成についても同様である。
型拡散層18の介在によりIILのベース−コレクタ間
接合のベース側への空乏層の広がりが抑制できるので、
IILのコレクタ・エミッタ間耐圧を従来より高くする
ことができる。一方、エミッタ−ベース間接合の不純物
濃度分布は従来と同じであり、ベース−コレクタ間接合
のベース側の高濃度部分すなわち第3のP型拡散層18
はIIL動作時にはほとんど空乏化するので、従来と変
わらない程度の電流増幅率を得ることができる。すなわ
ち、本実施例によれば、一層の高速化、高集積化を図る
ためにN−型エピタキシャル層9を薄くすることがで
き、縦型PNPトランジスタ、縦型NPNトランジスタ
及びIILを一体化した高速、高密度かつ高耐圧の半導
体装置を実現できることとなる。しかも、縦型PNPト
ランジスタの第1のP−型拡散層11とIILの第2の
P−型拡散層12とを同時かつ同じプロセスで形成する
とともに、縦型NPNトランジスタの第1のP型拡散層
16とIILの第3のP型拡散層18とを同時かつ同じ
プロセスで形成しているので、従来に比べて製造工程数
が増えることはない。ただし、これら第1のP−型拡散
層11と第2のP−型拡散層12との形成を別々の工程
とすることも可能である。第1のP型拡散層16と第3
のP型拡散層18との形成についても同様である。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたとおり請求項1の発明
によれば、IILのベース領域を低濃度の第1のベース
層と高濃度の第2のベース層とに分け、エミッタ層と低
濃度の第1のベース層との間でエミッタ−ベース間接合
を形成する一方で、高濃度の第2のベース層とコレクタ
層との間でのみベース−コレクタ間接合を形成した半導
体装置の構成を採用したので、第1のベース層の作用で
従来同様にIILの高電流増幅率が維持できるだけでな
く、第2のベース層の介在によりベース幅を小さくして
も高いコレクタ・エミッタ間耐圧が得られ、一層の高速
化、高集積化を実現することができる。
によれば、IILのベース領域を低濃度の第1のベース
層と高濃度の第2のベース層とに分け、エミッタ層と低
濃度の第1のベース層との間でエミッタ−ベース間接合
を形成する一方で、高濃度の第2のベース層とコレクタ
層との間でのみベース−コレクタ間接合を形成した半導
体装置の構成を採用したので、第1のベース層の作用で
従来同様にIILの高電流増幅率が維持できるだけでな
く、第2のベース層の介在によりベース幅を小さくして
も高いコレクタ・エミッタ間耐圧が得られ、一層の高速
化、高集積化を実現することができる。
【0034】請求項2の発明によれば、半導体基板上に
IILのエミッタ層を形成したうえで該エミッタ層へ次
々とドーピングを行うことにより第1及び第2のベース
層並びにコレクタ層を順次各々の上に形成する半導体装
置の製造方法を採用したので、エミッタ層と低濃度の第
1のベース層との間でエミッタ−ベース間接合が形成さ
れる一方で、高濃度の第2のベース層とコレクタ層との
間でのみベース−コレクタ間接合が形成される。したが
って、従来同様にIILの高電流増幅率が維持できるだ
けでなく、ベース幅を小さくしても高いコレクタ・エミ
ッタ間耐圧が得られ、一層の高速化、高集積化を実現す
ることができる。
IILのエミッタ層を形成したうえで該エミッタ層へ次
々とドーピングを行うことにより第1及び第2のベース
層並びにコレクタ層を順次各々の上に形成する半導体装
置の製造方法を採用したので、エミッタ層と低濃度の第
1のベース層との間でエミッタ−ベース間接合が形成さ
れる一方で、高濃度の第2のベース層とコレクタ層との
間でのみベース−コレクタ間接合が形成される。したが
って、従来同様にIILの高電流増幅率が維持できるだ
けでなく、ベース幅を小さくしても高いコレクタ・エミ
ッタ間耐圧が得られ、一層の高速化、高集積化を実現す
ることができる。
【0035】特に、請求項3の発明によれば、上記II
Lの低濃度の第1のベース層の形成を縦型PNPトラン
ジスタのコレクタ層の形成と同時かつ同じプロセスで行
う構成を採用したので、縦型PNPトランジスタのアー
リー電圧を低下させることなく該縦型PNPトランジス
タとIILとを共通の半導体基板上に形成することがで
きる。しかも、従来に比べて工程数が増えることはな
い。また、請求項4の発明によれば、上記IILの高濃
度の第2のベース層の形成を縦型NPNトランジスタの
ベース層の形成と同時かつ同じプロセスで行う構成を採
用したので、従来に比べて工程数を増やすことなく該縦
型NPNトランジスタとIILとを共通の半導体基板上
に形成することができる。
Lの低濃度の第1のベース層の形成を縦型PNPトラン
ジスタのコレクタ層の形成と同時かつ同じプロセスで行
う構成を採用したので、縦型PNPトランジスタのアー
リー電圧を低下させることなく該縦型PNPトランジス
タとIILとを共通の半導体基板上に形成することがで
きる。しかも、従来に比べて工程数が増えることはな
い。また、請求項4の発明によれば、上記IILの高濃
度の第2のベース層の形成を縦型NPNトランジスタの
ベース層の形成と同時かつ同じプロセスで行う構成を採
用したので、従来に比べて工程数を増やすことなく該縦
型NPNトランジスタとIILとを共通の半導体基板上
に形成することができる。
【図1】 縦型PNPトランジスタと縦型NPNトラン
ジスタとIILとが共通の半導体基板上に形成された本
発明の一実施例に係る半導体装置の第1の製造工程断面
図である。
ジスタとIILとが共通の半導体基板上に形成された本
発明の一実施例に係る半導体装置の第1の製造工程断面
図である。
【図2】 図1に続く製造工程を示した第2の製造工程
断面図である。
断面図である。
【図3】 図2に続く製造工程を示した第3の製造工程
断面図である。
断面図である。
【図4】 本発明の一実施例に係る半導体装置の製造完
了状態を示した第4の製造工程断面図である。
了状態を示した第4の製造工程断面図である。
【図5】 図4の半導体装置のIILコレクタコンタク
ト領域の形成位置における不純物濃度プロファイルを示
した概念図である。
ト領域の形成位置における不純物濃度プロファイルを示
した概念図である。
【図6】 縦型PNPトランジスタと縦型NPNトラン
ジスタとIILとが共通の半導体基板上に形成された従
来の半導体装置のうちのIIL部分を示した断面図であ
る。
ジスタとIILとが共通の半導体基板上に形成された従
来の半導体装置のうちのIIL部分を示した断面図であ
る。
1…P型半導体基板
2…N型埋込み層(縦型PNPトランジスタのコレクタ
領域と基板との間の分離領域) 4…第1のN+型埋込み層(縦型NPNトランジスタの
コレクタ埋込み層) 5…第2のN+型埋込み層(IILのエミッタ領域の一
部) 6…第2のP+型埋込み層(素子分離領域の一部となる
下部分離領域) 7…第1のP+型埋込み層(縦型PNPトランジスタの
コレクタ埋込み層) 9…N−型エピタキシャル層[IILの第1導電型のエ
ミッタ層] 10…第3のP−型拡散層(素子分離領域の一部となる
上部分離領域) 11…第1のP−型拡散層(縦型PNPトランジスタの
コレクタ領域の一部)[縦型PNPトランジスタのコレ
クタ層] 12…第2のP−型拡散層(IILのベース領域の一
部)[IILの第2導電型の第1のベース層] 13…第1のN+型拡散領域(縦型NPNトランジスタ
のコレクタウォール領域) 14…第2のN+型拡散領域(IILのエミッタ領域の
一部) 15…第4のP型拡散層(素子分離領域の一部) 16…第1のP型拡散層(縦型NPNトランジスタのベ
ース領域)[縦型NPNトランジスタのベース層] 17…第2のP型拡散層(IILのインジェクタ領域) 18…第3のP型拡散層(IILのベース領域の一部)
[IILの第2導電型の第2のベース層] 19…第1のN型拡散層(縦型PNPトランジスタのベ
ース領域) 20…第2のN型拡散層(IILのコレクタ領域)[I
ILの第1導電型のコレクタ層] 21…第3のN+型拡散層(縦型NPNトランジスタの
エミッタ領域) 22…第2のN+型拡散層(縦型NPNトランジスタの
コレクタコンタクト領域) 23…第4のN+型拡散層(IILのコレクタコンタク
ト領域) 24…第5のN+型拡散層(IILのエミッタコンタク
ト領域) 25…第1のN+型拡散層(縦型PNPトランジスタの
ベースコンタクト領域) 26…第3のP+型拡散層(縦型PNPトランジスタの
エミッタ領域) 27…第2のP+型拡散層(縦型PNPトランジスタの
コレクタコンタクト領域) 28…第1のP+型拡散層(縦型NPNトランジスタの
ベースコンタクト領域) 29…第4のP+型拡散層(IILのインジェクタコン
タクト領域) 30…第5のP+型拡散層(IILのベースコンタクト
領域)
領域と基板との間の分離領域) 4…第1のN+型埋込み層(縦型NPNトランジスタの
コレクタ埋込み層) 5…第2のN+型埋込み層(IILのエミッタ領域の一
部) 6…第2のP+型埋込み層(素子分離領域の一部となる
下部分離領域) 7…第1のP+型埋込み層(縦型PNPトランジスタの
コレクタ埋込み層) 9…N−型エピタキシャル層[IILの第1導電型のエ
ミッタ層] 10…第3のP−型拡散層(素子分離領域の一部となる
上部分離領域) 11…第1のP−型拡散層(縦型PNPトランジスタの
コレクタ領域の一部)[縦型PNPトランジスタのコレ
クタ層] 12…第2のP−型拡散層(IILのベース領域の一
部)[IILの第2導電型の第1のベース層] 13…第1のN+型拡散領域(縦型NPNトランジスタ
のコレクタウォール領域) 14…第2のN+型拡散領域(IILのエミッタ領域の
一部) 15…第4のP型拡散層(素子分離領域の一部) 16…第1のP型拡散層(縦型NPNトランジスタのベ
ース領域)[縦型NPNトランジスタのベース層] 17…第2のP型拡散層(IILのインジェクタ領域) 18…第3のP型拡散層(IILのベース領域の一部)
[IILの第2導電型の第2のベース層] 19…第1のN型拡散層(縦型PNPトランジスタのベ
ース領域) 20…第2のN型拡散層(IILのコレクタ領域)[I
ILの第1導電型のコレクタ層] 21…第3のN+型拡散層(縦型NPNトランジスタの
エミッタ領域) 22…第2のN+型拡散層(縦型NPNトランジスタの
コレクタコンタクト領域) 23…第4のN+型拡散層(IILのコレクタコンタク
ト領域) 24…第5のN+型拡散層(IILのエミッタコンタク
ト領域) 25…第1のN+型拡散層(縦型PNPトランジスタの
ベースコンタクト領域) 26…第3のP+型拡散層(縦型PNPトランジスタの
エミッタ領域) 27…第2のP+型拡散層(縦型PNPトランジスタの
コレクタコンタクト領域) 28…第1のP+型拡散層(縦型NPNトランジスタの
ベースコンタクト領域) 29…第4のP+型拡散層(IILのインジェクタコン
タクト領域) 30…第5のP+型拡散層(IILのベースコンタクト
領域)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 田中 光男
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 第1導電型のエミッタ層と、 該エミッタ層との間でエミッタ−ベース間接合を形成す
る第2導電型の第1のベース層と、 該第1のベース層より不純物濃度が高い第2導電型の第
2のベース層と、 該第2のベース層との間でのみベース−コレクタ間接合
を形成する第1導電型のコレクタ層とを有するIILを
備えたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 第1導電型のエミッタ層と第2導電型の
第1及び第2のベース層と第1導電型のコレクタ層とを
有するIILを備えた半導体装置を製造するための方法
であって、 半導体基板上に前記エミッタ層を形成する工程と、 該エミッタ層へのドーピングにより該エミッタ層上に前
記第1のベース層を形成する工程と、 該第1のベース層へのドーピングにより該第1のベース
層上に該第1のベース層より不純物濃度が高い前記第2
のベース層を形成する工程と、 該第2のベース層へのドーピングにより該第2のベース
層上に前記コレクタ層を形成する工程とを備えたことを
特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 請求項2記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 前記IILの第1のベース層の形成は、該IILと共通
の半導体基板上に設けられる縦型PNPトランジスタの
コレクタ層の形成と同時かつ同じプロセスで行われるこ
とを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 請求項2記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 前記IILの第2のベース層の形成は、該IILと共通
の半導体基板上に設けられる縦型NPNトランジスタの
ベース層の形成と同時かつ同じプロセスで行われること
を特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03175410A JP3135615B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03175410A JP3135615B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0521728A true JPH0521728A (ja) | 1993-01-29 |
| JP3135615B2 JP3135615B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=15995610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03175410A Expired - Fee Related JP3135615B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3135615B2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-16 JP JP03175410A patent/JP3135615B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3135615B2 (ja) | 2001-02-19 |
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